【人】 3回生 スノウ[ただ実際に約束の時間を過ぎても >>122リリスがやって来ないのに気付くと 少し心配な気持ちが出て来た。 例えば、実は迷子になってるんじゃないかとか。 アルマジロは大きいけど、見失ったりしない訳ではないし。 この子に乗ってバザーの中を移動するのは 流石に危ないし、移動も嫌がるだろう。 僕から探しに行ってすれ違うのも嫌だから 制服の内ポケットに手を入れると 白いツバメのような形をした紙を1枚取り出す。 その紙に魔力を込めてから、ふっ、と息を吐きかけて飛ばすと 一度大きく空中に舞い上がってから ある方向に向きを変えると、そちらに向かって 滑空するように飛んでいった。 こちらは魔道具。 魔法を使わずとも、魔力を送る事で起動するもの。 内容は、込めた魔力と同じものを辿ってくれる、物探しの魔道具である。 ──先ほど、リリスには僕の懐中時計を渡していた。 だから彼女がそれを落としたりしていなければ 自動的に懐中時計に向かって、ツバメは飛んでいってくれる。 この魔導具の便利なところは、方角や距離を 大雑把に術者に教え続けてくれるところ。] (128) 2023/06/26(Mon) 21:06:30 |
【人】 3回生 スノウ……あれ、離れてる。 やっぱり迷子になったのかな。 [リリスの元に辿り着いたか、あるいは探索の途中で 今僕が居るところからリリスが離れている事がわかった。 迷子になってしまったのだな、と思って 僕の方から探しに行くことにした。 小走りになって探して行ったのは リリスが心配だったから。 彼女もマーリン寮の立派な1回生だから あまり心配し過ぎなのも如何なものとは思うけれど。 ツバメが示してくれた所は 懐中時計がある所なのは間違いない。 そこにリリスも居てくれたら良かったのだけど。 さて、息を切らして辿り着いた時に 彼女はちゃんと居てくれただろうか]* (129) 2023/06/26(Mon) 21:07:55 |
【人】 天狗 1回生 ヨシツネ―→大図書館― 彼女を最初に案内したのは、和菓子倶楽部>>0:118のブース。 手作りされた菓子の数々は、様々な趣向が凝らされている。 その中でも特にオススメなのは…。 「これが、琥珀糖。 寒天と砂糖を混ぜただけの簡単なものなんだけど、これがとんでもなく難しい。 けど、その見た目は『食べる宝石』と言われるほど人気があるんだ。」 小さく、半透明をしたゼリー状の菓子。 着色料によって無数に色を変え、光を反射して煌めく。 熟練した者の手によるものならば、まさに宝石に見まごう程。 今、自分達の目の前に並ぶ物も、その域に近いと言っていいだろう。 販売員を呼んで、その内のいくつかを金を払って注文する。 「これ、君の分。」 差し出したのは四つ。 アメジストを思わせる、薄紫色のもの。 サファイヤに似た、深い混色。 ルビーに似たもの、エメラルドに似たもの。 並んでいた中でも、特に出来の良いもの。 自身も和菓子を作る趣味があると、目利きが効く。 「他にも、見ていくかい?」 そう言って、彼女に倶楽部の中を案内しようとする。 そっと、後ろから手を忍ばせながら。 (130) 2023/06/26(Mon) 21:14:59 |
【人】 宝石人 リリス−2日目・魔導書バザー− 攻撃のための魔法は好きではありません。 もしここでそんなものを使って、悪意を持って傷つけたと判定されて追い出されるのだけは避けたかったからです。 だからリリスは物陰に回り込んだ後、光魔法の応用で自分の光を消し、影に紛れて例の人を撒いたのでした。 もしかしたら、まだ近くには 『宝石人の子、見なかったかい?』 『保護の条件が嫌だったのかなあ』 なんて話している人がいたかもしれません。 ああ言う人は少し怖いです。 自由を知る前のリリスなら、是非そうしてくださいと身柄を預けたかもしれません。 でも、自分で生きてきたくてここに来て生活を始めていたリリスにはもうそんなのは窮屈でしかなかったのです。 自分のことは自分で決める。 そうして生きていきたいと考えていたのですから。 カチコチカチコチ。懐中時計を見るともう約束の時間を過ぎてしまっています。 そろそろ大丈夫かな、と物陰からひっそり姿を現しました。 まだ、自分の光は抑えています。慌てていたから辺りは見覚えのない本ばかりが並んでいて、リリスはどうしようかと途方に暮れました。 そんな時です。 (132) 2023/06/26(Mon) 21:32:38 |
【人】 宝石人 リリス「遅れて、ごめんね。来てくれて嬉しい…。」 やっと、リリスの光が戻ってきます。 ふわふわ、ふわふわと、安心したように。* (134) 2023/06/26(Mon) 21:33:27 |
【人】 3回生 スノウ──2日目・魔導書バザー─ [>>132ツバメの方向に小走りで向かっていると 人の声が聞こえてくる。急いでいたから断片的だったけど 何かを探す風な感じと「宝石人」という言葉は聞こえた。 >>0:292リリスと初めて会った後の話。 知識としての宝石人というものをもう一度確認した事があった。 宝石人の涙や死した後の身体が魔石となること。 その事実が広まり、言葉が悪いが──乱獲──されて その数を大きく減らした事。 そしてリリスはキャメロットに生徒として入学したと思うけど、同時に保護もされているのだな、と思う。 もしも彼女にキャメロットの保護がなく、外に出ていたならば捕獲されない保証はどこにもないだろう。 ……それを見た上で。 初めは彼女にとっては大変だろうが、そんな事もあるだろう、と思っていた。 それは宝石人をどこか、魔石を生み出す希少種と、捉えていたからだと思う。] (135) 2023/06/26(Mon) 22:00:44 |
【人】 3回生 スノウ[交流する中で、そして今は勿論 リリスがそんな扱いを受ければ憤慨することは間違い無いけれど でもそう言うことは、あるのだ。 それを良しとしてはならないのも間違いはない。 僕は睨むだけに留めて 直ぐにツバメの方を追って行った。 案内されたのは本が多くある物陰だった。 リリスは迷子になってるんじゃなくて、逃げてたんだと もうこの段階では予想がついていた。] (136) 2023/06/26(Mon) 22:01:07 |
【人】 3回生 スノウ──リリス!良かった、大丈夫だった? 怖かったね。 [>>133彼女を見つけるとこちらに駆け寄って来たので 強く抱きしめて迎え入れた。 頭を擦り寄せてくる彼女を優しく撫でて やはり嫌な思いをしたのだとわかる。 勿論キャメロットにいる以上 本当の意味で害されることはないにせよ 嫌な思い、怖い思いなどすることはあるだろう。] 良いよ、気にしなくて。 リリスを見つけられて良かった。 [>>134リリスの光が戻って来て ……さっきまでその光を隠していたのだと気付いて…… 僕は少し眉を顰めながら、彼女の頭を撫でる。 こんな事ばかりではないにせよ リリスにもきっと助けになってくれる友達ができると 思っていても、少し不安になる。 彼女自身が強くなるまで、……僕はそばにいれるだろうか。]* (137) 2023/06/26(Mon) 22:01:57 |
【人】 オーク フォボス― 2日目:頼りにされると張り切る様 ― >>123一週間でと言われると眉尻を下げてしまう。 嬉しいけど家族は大切にしてほしい。 とてもとても悩ましい。 くっころ状態になるのはきっと前もっては分からないだろう。 だからきっと一週間になってしまうのだが、それまでには多分フォボスがかなりフォボス基準のいい女にだらしないことは発覚しているだろうからその意味でも早い方がいいかもしれない。 だが、本心はゆっくりしてほしいでは間違いない。 将来の夢が自分と一緒にいたいを聞くと破顔してしまうのはしかたないし、幸せにしたいと言われるとどうしようもなくおろおろとしてしまう。 子どももいっぱい欲しいし魔法生物もたくさん飼いたい。 タリィを幸せにしたいと思うけど半分ほど入れ替わった本質が邪魔をしそうなのと、あまりに一気に幸せになりすぎてわけがわからなくなってしまう。 (138) 2023/06/26(Mon) 22:28:02 |
【人】 オーク フォボス「一度食べてみたら、おいしくなかたら、 もーたべないよ?」 >>124いざと言う時、何でも食べれたほうがいい。 隷属されていた時からこっそり草は食べてたから少しだけ楽しみなだけでそれをいうとまた心配されそうな気はする。 何でも食べた。食べれるものはなんでも。 ――師がくれるご飯では足りなかった。 今は美味しいものがいっぱいで幸せだ。 腹いっぱいなのは幸福だった。 大地の匂いと言われると照れてしまう。 小鳥が巣のかわりにしようとするのもそのせいだろうか。 そーかも? と首を傾げて応えてそれは今度また寝てたらわかるかもしれない。 (139) 2023/06/26(Mon) 22:28:13 |
【人】 オーク フォボス 星座についてはツッコミが不在で牧草ロール座だ! とはしゃいで喜んでしまう。 きっとライトカウも喜んでくれるだろう。 すぐに落ち込んですぐに元気になってくれる。 タリィはいい女、喜怒哀楽がはっきりしてるのすごくいい。 見守られていることにはあんまり気づいていない。 にこにこされてると気づいたら、どうしてと首を傾げそう。 それより顔が赤くなるのが可愛くて抱きしめてしまう。 「やっぱり今度、オレも狩ってくる!」 そんなことを言ってフライドクラーケンを一つ頼む。 メニュー表を指差しながらあれこれと。 マンドラゴラスティックなるものは安全なのかとちょっと心配だった* (140) 2023/06/26(Mon) 22:28:23 |
【人】 宝石人 リリス−2日目・スノウと一緒− 実は、一時期は"魔法生物"という言葉にも拒否を示していました。 人によっては、魔法生物も宝石人も"研究対象"と一括りにしてしまうからです。 魔法生物を愛でて大切にする人は沢山います。 同じように希少な研究対象として、涙を提供するように言われ、同種がいたら番うように言われるのは嫌でした。 リリスはヒトとしてこの学院に入学し、保護されているのです。 決して、研究対象として保護し観察され実験されているわけではないのです。 でも、場合によってはその方がマシである事も知っています。 家族で捕らえられてしまった時は悲惨でした。 涙を無理やり流すために辛いことを見せられ、両親は体を痛めつけられました。 そして、最期には。 (141) 2023/06/26(Mon) 22:34:51 |
【人】 宝石人 リリスリリスがこの学院に保護されたことは幸運なのです。 運良く発見され、保護され、両親の最期の願いを叶えることができる立場を得たのですから。 今は宝石人の"所持"は禁止され、ヒトとして人権が認められる立場となっているはずです。 それでも、宝石人を、リリスをヒトではなく"希少種"としか見ないヒトも確かにいるのです。 その多くが、善意の元協力しようとしてくれます。 その協力が欲しいのではなくて、ヒトとして一人前に生きていきたいのに。 (142) 2023/06/26(Mon) 22:35:16 |
【人】 宝石人 リリス「うん、ちょっと、怖かった。 こう言うの減った。だけど、たまにまだ居る。 …悪いヒトじゃ、ないはず。」 悪意を持って接してるわけじゃない。 だけどリリスを同等のヒトとして見ていないのです。 頭を撫でられて、スノウの温もりに暖められて、だんだん気持ちが落ち着いてきます。 すー、はあ、と深呼吸をしました。 肺いっぱいにスノウの香りを取り込みます。 「あっ、そうだ、お料理の本買ったよ。 生活魔法の本と一緒に。 わたし、お料理覚えたい!」 そして、明るい話題に変えようとします。 あんまり気にしていたらいつまでも引きずってしまいそうで嫌でした。 せっかくのグランドです。 楽しみたいでは、ありませんか?* (143) 2023/06/26(Mon) 22:35:36 |
【人】 3回生 スノウ料理?へぇ、良いじゃないか。 僕も料理をする訳じゃないから…… 一緒に勉強してみようかな。 [悪い話題はおしまい。 リリスが見つけて来たのは料理の本に、生活魔法の本。 彼女がこのバザーで得るものがあったなら 僕はとても嬉しかった。 本来、ここは楽しい場所なのだから。 料理は初心者なので 僕が彼女を手助けしたりは出来ないけど 横で一緒に学んだりは出来そうだ。 2人で詰まるのであれば、その時は料理が出来る生徒を探してみよう。] (146) 2023/06/26(Mon) 22:54:51 |
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