人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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視点:人


【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 千葉が何も知らないことを知ってるよ。>>27
  きっと今のが精一杯だったんだろ。
  オレが秋獅ノしたこともそうだった。跳ね除けられたのも同じ。

  自分がされるのは当然としか思えなかったけど、
  する側になると苦しいものだ。

  でもさ、全然違うとも思った。
  オレの言葉は秋獅ノ全然寄り添おうとしてなかった。
  不思議だ、今ここにいる二人のほうが縁は薄い筈なのに。

  普通の人間ってこういうものなの。お前だからなの?
  オレ、旧校舎探索の時自分だけ叶えられないのが嫌で
  他の人だけ行方不明になったらとかもやもや考えてたよ。

  結局さ、困ってるのは自分なんだね。
  そんな奴が受け取っていい言葉に思えなくて、
  応えたくてもその道が見つけられなくて。

  繊細な千葉を丁重に扱うには、あまりに自分が弱すぎた。>>28
(63) 2022/10/19(Wed) 3:21:53

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 重ねられた温度がある呪詛に返したのは拒絶。
  秋獅フほうが余程優しい言い方とやり方だった。

  なのに、未だ諦めきってないみたいに言葉を残す。>>29

  返事を出来ずにいるこちらに
  次があると、その三文字が最後に語る。>>30 ]

……っ

[ なんでそこまで自分と全然違う奴に寄り添おうと出来る?
  なんで追い出されても最後までそんな風に言葉を掛けられるんだ?
  なんでオレたちはこんなに違うんだよ?
  なんでオレはお前に何を貰っても傷つけるだけなんだよ!?

  似た思いを別のことでさせていたとも知らずに>>26
  切れそうなくらい唇を噛みながら心の中で叫ぶ。

  雪崩みたいに罪悪感が押し寄せてきて
  もうそれだけで死にたいくらいになってた。 ]
(64) 2022/10/19(Wed) 3:22:15

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ また頭まで隠れ、目を閉じながら思った。]



[ ────もしかして

  呪いが届かないんじゃなくて、
  オレが届く前に叩き落としたのかな。* ]
(65) 2022/10/19(Wed) 3:22:32

【人】 帰宅部 津崎絵音


── 二日目夜/自室 ──



[ 家では殆ど自室から出ないようにしている。

  母親の泣き声は聞き飽きたし、父親は最低限しか帰ってこない。
  広い家の殆どが無意味と化して多くの部屋が埃を被っている。
  ま、つまり息子もろくに掃除してないってことなんだけど。

  一切気にならないわけじゃないんだ、出来ないだけ。
  一定以上の負荷を腕に掛けられなくても出来ることはある。
  ただ、他の部分が問題だった。
  休日、友人達との予定が無いとベッドから起き上がるのも難しい。

  多分オレの心の状態は、母親と似ているのだろう。 ]
(66) 2022/10/19(Wed) 3:22:50

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 昨日の秋獅ノ続いて今日は千葉。
  有意義なんてふざけたこと考えやがって、オレ。

  千葉なんて、幼馴染未満どころか友人でもない
  似た願いを恐らく持っていない未来を見ている眩しい奴。
  わざわざ言外の苦痛を察し会いに来てくれた優しいあいつに
  あまりにも恩知らずで酷いことをした。

  自分のしたこと言ったことを思い出し続ける苦痛を
  甘んじて受け入れていた時のこと。

  何かの予感でもあったのだろうか。
  ふ、と明かりを落とした室内で目を開けスマホを手に取った。 ]
(67) 2022/10/19(Wed) 3:23:27

【人】 帰宅部 津崎絵音



……どうして

[ 寂しい闇の中、一人呟いた。

  少しづつ書かれていたらしいメッセージは
  既に全て送られており、避けることは出来なかった。

  連絡が来ただけでも信じられなかったというのに、
  その内容は── ]
(68) 2022/10/19(Wed) 3:23:41

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ もうこれじゃ、どっちが年上なのか分からない。
  望んで墜ちてきたつもりだったけど、
  ここまで落ちぶれていたなんて。

  同じ部分を持っても、やはり違う人間だった。
  彼女の気持ちを、心の動きを汲み取り切れない。

  分かったのは、
  無意味な死体に閉じ込められている少年を
  白瀬秋獅ェ、殺すことを許さないつもりでいること。>>2:469 ]
(69) 2022/10/19(Wed) 3:24:33

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ 勇気を出した秋獅フ言葉に、一切返事しなかった。

  出来るわけが無いんだ。……今は、まだ。

  そうしてオレはいつも通りに、
  思考と自己否定を止められないままに、朝を迎える。* ]
(70) 2022/10/19(Wed) 3:25:07

【人】 帰宅部 津崎絵音

── 三日目早朝/自室 ──



……簡単に言ってくれる

[ 一睡もしてない無趣味野郎は、スマホの通知に気づくのが早い。

  自分の中にあるものを一刀両断されたような気がして、
  ついつい言い返すようなことを呟いた。

  だが、個人で行ったやり取りを思うと、
  秋獅ニ千葉に思い知らされた自分を顧みると反論は出来ない。

  
オレだって応えたかったよ。


  だって千葉も秋獅焉A
  “止めるのが正しいから”“誰かが消えるのは間違ってるから”
  それだけで言ってるわけじゃない。

  自分一人で抱えるにはでかすぎる荷物を持って、
  誰かの気持ちの為に生きることがどれ程難しいか。 ]
(71) 2022/10/19(Wed) 3:26:35

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ ああでも、お陰で思考が進んだ気がする。
  結局天ヶ瀬にはオレは絶対勝てないのかもしれないな。

  ハッピーエンド砂の城でもトゥルーエンド安楽でもない何かに
  繋がるようなものがあるとすれば──

  立ち上がりカーテンを開き、明けても無い空を見上げた。* ]
(72) 2022/10/19(Wed) 3:27:21

【人】 帰宅部 津崎絵音

── 出弦高校/敷地内 ──



[ シャツのボタンを全て閉じ、マスクもピアスも外して

  ネクタイは結局無いままなのを含め、
  素の自分の姿で登校した。

  時刻は丁度昼休みが始まる頃、堂々たる遅刻だ。 ]
(78) 2022/10/19(Wed) 3:46:42

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 校舎の前に立ち止まればじっと見上げる。

  1年の教室が並ぶ辺りをゆっくり順番に眺め、
  そのどれが彼女のものかも知ろうとしてなかった自分に
  また嫌気が差してきた。
 
  それから見つめてたのは2-C教室の窓。
  時間通りにも遅刻しても、“今のオレ”は踏み込む気のない場。

  ごめん、千葉。 ]
(79) 2022/10/19(Wed) 3:47:16

【人】 帰宅部 津崎絵音



────……


[ 旧校舎へと歩む最中、口遊むのはアヴェ・マリア。

  幼い頃、クリスマスに両親と教会に行った時
  必死に着いていきながら歌った祈りの曲。

  あの時聴いた荘厳なパイプオルガンの音より
  発表会の熟練したものとは言えないピアノのほうが、俺は。
  なんて仮にもプロを目指してた奴が言うには
  変なのかもしれないけど、本当。
  
  フェンスの前で立ち止まり、スマホを取り出した。 ]
(80) 2022/10/19(Wed) 3:47:34

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ ごめん、千葉。

  あんなことを言ったのに、結局送るよ。 ]
(81) 2022/10/19(Wed) 3:48:08

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 知られると特に天ヶ瀬に怒られそうなのだが、
  今も少しこのまま一人独りってしまいたくなる。

  魅入られてるのかな、とか少し思ったけど
  救ってくれるかもしれなかった神様に責任を押し付けちゃいけない。

  救いは自分の中で受け止められて意味を成す。
  だから、オレにとってはやっぱり彼女は神様だ。

  勝手に歩き出さないように側の木に背を預けるように座って
  目を閉じ、教会音楽を小さく唄い続けている。* ]
(82) 2022/10/19(Wed) 3:49:52

【人】 帰宅部 津崎絵音


[ オレがこのまま生き続ける為に、
  どこかに閉じ込められている少年を彼女から奪わない為に。
  
  こう願ったらどうかと思ったんだ。
  随分荒療治で、最初望んだような解決には至らないんだけど。

  津崎絵音から、
  ピアノに関わる全ての記憶を二度と戻らないよう消して下さい。


  そうだね、
  これもお前らにとって正答じゃないんだろう?
  一人で出す答えなんて、結局様変わりしないよ。
** ]
(83) 2022/10/19(Wed) 3:53:22
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a4) 2022/10/19(Wed) 4:00:59

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 繰り返し口遊み続けていた歌は、近付く足音に途切れる。

  すぐ気づいたとも。
  この辺は手入れがあまりされてないし、
  オレは来てほしくて送ってしまったのだし。


  それにしても早いな。時間も、足音の速度も。
  これじゃ飯食う余裕もあげられなかったんじゃないか。
  気力すら奪っていたとも知らずにそう思った。>>164 ]
(232) 2022/10/19(Wed) 20:46:30

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 現れた千葉は日常の姿のまま、
  全力疾走という非日常を纏っていた。>>167

  息が整うまで何も言わずその姿を見つめる。
  お前上履きのままじゃん。なんて普段みたいに突っ込めない。
  全部オレのせいだもんな。 ]

…………、すみません、専務
日差しを避けてきたらこんな時間に

[ そう思うとどんな顔をしたらいいか分かんなくて
  口で巫山戯けながら顔は微妙な表情になってしまった。

  もう擦り過ぎかこの冗談。
  社長扱いまで拾って訳分からなくなったし。
  
  そんなに急がなくてもバックレなかったのに。
  ──いや、それは100%保証は出来ないことか。

  睨めあげる表情は慣れたもの、怒ってはないと知っている。
  なのに気まずそうにしてしまうのは
  どんな気持ちで今の時間まで待ち、走ってきたのか
  思い至ってしまったから。 ]
(233) 2022/10/19(Wed) 20:46:50

【人】 帰宅部 津崎絵音



ん、ありがとうな

[ 千葉の格好は見慣れたままの筈なんだけど。
  背筋が伸びる様と、受動的な言い方を言い換えた様子に>>168

  やっぱり千葉も何かあったのかなと思った。
  別にオレや秋獅ンたいな暗いことじゃないとしても、多分。
  それを知れないのは何となく、寂しいことだが
  資格を得られなかったのは自分のせいだ。
 ]

……ま、多分大体は分かっちゃってると思うんだけど

オレが願おうとしてたのは
最初からいなかったことにしてもらって
世界から、皆の記憶から消えること

[ 周囲を無意味に眺めつつ思考し、話し出しは遅れた。
  結論からだとちょっと意味がわからないだろう。
  どこから話すのが聞き手にとって良く、自分の心が許せるものか。

  地雷を踏み抜く覚悟までは悟る由もなく、
  平静を保てる範囲で出来る限り相手に開こうと試みる。 ]
(234) 2022/10/19(Wed) 20:47:55

【人】 帰宅部 津崎絵音



昨日お前が保健室を出て行った後、
それこそ死ぬほど後悔して……ちょっと他の奴らとも色々あってさ

情けない無意味な奴より、
そんな奴に言葉を尽くして呼びかけてくれる奴らの思いが
願いに反映されるべきなのかなって思った

そう出来る選択もあるのかもって、考えた

[ 生きたくなったからって言えなくて悪いと思う。

  でもそれは、内側にあるものを一人で抱えてる限り
  どうしても言えない言葉だった。だから ]
(235) 2022/10/19(Wed) 20:48:44

【人】 帰宅部 津崎絵音



んで、今思ってるのは
世界から自分を消すのを諦める代わりに

オレの中からトラウマに関わるものを消しちゃおうかなって
二度と戻らないように、……記憶を完璧に

[ 正直オレ個人としては消えるより恐ろしい選択なんだよね。

  病んだ植物を根こそぎ引っこ抜いた後には
  それはもうでっかい穴が空いて、
  気づかないでいるなんて出来ないんだろうし。
  
  その津崎絵音は今のオレと同一人物といえるのかな、って。 ]

そうして戻ってきたオレが、お前にとって受け入れられるものなら

……これからも仲良くしてくれる?

[ 新たな苦しみを獲得する代わり、
  恐怖や躊躇いは忘れてそうなその津崎絵音と
  今のオレとじゃ成し得なかった親しさになってくれたら。

  千葉が頷いてくれたら勇気出るかもって思って
  見送ってほしくなったわけ。* ]
(236) 2022/10/19(Wed) 20:48:59

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 秋獅ェ相変わらずオレが消えることそのものは否定してないのは
  ちゃんと理解している。でも、結局同じことなんだよ。

  日常の継続を重ねる呪詛祝福で望んだのは別の誰か
  友人でもない奴の為に必死になれるいい奴だよ。


  お前が覚えていようとした過去の「絵音くん」も
  確かにオレだった存在で、オレが殺そうとした対象なんだから。

  消えるだけでいいならもうとっくに自殺しているんだ。

  だからそれもまた、諦めてないと言えるだろう。
  自分ばかりが相手の生を望み終わろうとすることへ
  思うことが生まれる一端になっても、おかしくないだろ。 ]
(240) 2022/10/19(Wed) 21:07:33

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ それに勇気を出したことには変わりないだろう?
  幼い頃上の学年の教室までやって来た時みたいに、
  一人で頑張ったんだろ?

  なんて聞くことも出来ないんだけど。

  メッセージを見た時諦めていたことが叶いそうで
  生きていてほしいと再び強く感じたのは事実だけど、
  人質に取られたなんて、思ってないんだ。
  あの時祈りは突っ撥ねられただけだと
  まだ思ってるのもあるけどさ。


  オレを覚えていることと秋獅フ未来じゃ、
  あまりにも価値が釣り合ってないんだから。 ]
(242) 2022/10/19(Wed) 21:08:17

【人】 帰宅部 津崎絵音


  
[ 「最初からいなかったことに」
  「白瀬秋獅セけは覚えているように」
  その両立は二つ願っていることになり否定されるのでは?
  なんて疑問も願いを変えた幾つかな理由の一つではある。

  秋試ゥ身に願わせることは更に有り得ないと思った。
  タイミングがズレたら終わりな以前に、
  消えゆくかつての兄のような相手を覚えている為に願うなんて
  そんな悲しいことがあっていいだろうか。

  本当に生きてくれるのなら、
  その未来の為にでも使ってくれたらいい。

  具体的なものは彼女ではないから思いつけないし、
  結局どうするかは秋試汨謔ネんだけど。* ]
(244) 2022/10/19(Wed) 21:08:35
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a37) 2022/10/19(Wed) 21:17:20

【人】 帰宅部 津崎絵音


[ 世界や皆が嫌いなんじゃない。
  自分が嫌いだから、耐えられなくて消えたかった。

  だから、誰かの希望は応援したい。
  自分が見る事ができない未来が、明るいものだといいと思える。

  千葉は>>270
  少し目つきが鋭いけどごく普通の奴で、話していて楽しくて。
  真っ直ぐな志と思い遣りを持っていて。
  それだけでもさ、充分なんだけど。

  ────文化祭の時、
  視線は自分には出来なくなった指の動きに集中していたけど
  耳が聴いていた低音は、メンバーの奏でる音を支えるようで
  頼もしくて、かっこよくて。印象に残っていた。

  伝えるでもなくただ労っただけの自分に向けられた表情
  直向きに語られた未来への思い、
  憎しみを抱くこともなく、純粋に尊ぶべきものと思えた。

  お前はずっと優しかったし、
  オレはお前が思ってるよりずっとお前のこと好きだよ。

  男同士でそんな言葉使うなと無関係な誰かに言われたら
  好意を性愛だけのものとしてくれるなと返したい。  
(296) 2022/10/19(Wed) 23:46:23

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 質問にはすぐに返されない。言葉に詰まったようだった。>>272
 
  本当は分かってるんだよ。
  沢山言葉を尽くしてくれて、息を切らして来てくれる
  そんな温かい人間の千葉郁也が
  自分の中身に空洞を作り生きる選択に、
  思うことが何も無いわけないんだ。

  寄った眉間の皺の奥の頭の中で、何を思っていたのか。>>271
  分かるようで分からないけれど、
  そーいうの全部認識しながら無視して、
  自分の都合をまた押し付けて、頷かせようとしたのかも。

  オレって千葉相手にも酷い奴なんだなぁ。
  これは死後地獄行き確定か。
  消滅すれば逃れられたというのに。 ]
(298) 2022/10/19(Wed) 23:47:37

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ だからやり返されないといけなかったのかもな、って。

  実のところ最初の踏み込みとなった短い問いだけで>>273
  肩を跳ねさせ表情を変え硬直したオレの思考は停止し、
  冷静に思うことも出来なかったのだけど。 ]

ぁ……

[ 無意味な音だけが漏れる。それは話を止めるに至らない。
  維持してくれていた心地良い距離感が、変わる。
  段々身体が震えていく、止められない。

  友人のように悪意無く、
  それでいて浅慮に告げられることはない。
  こうなってしまっても千葉は千葉。

  だからこそ苦しくなる。
  一度語る肯定に続いた、「でも、好きなら」

 それが的外れでは無いからこそ突き刺さる。
 ]
(299) 2022/10/19(Wed) 23:48:29

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ そんな心が痛みに襲われているオレを余所に、
  
  千葉は最後まで一生懸命に寄り添うような言葉を紡ぎ、
  相手の選択そのものは否定せずに思いを伝えた。>>274

  二日前拒まれ怯んだ身だから分かる。
  誰にでも出来ることじゃないだろ、これ。

  ああでも、だからこそ思ってしまう。
  なんでこんなにオレと千葉は違うんだろうって、
  オレみたいなのが千葉が語るみたいに
  なれるわけないじゃん、って。

  いつの間にか握り込んでいた両拳。
  右のほうが痛くて仕方ないのに、力がうまく抜けなくて
  なんだか呼吸が浅く早くなってきて、
  自分がどんどん冷静じゃなくなってきてるのが分かるのに

  抑えられなかったオレは──── ]
(300) 2022/10/19(Wed) 23:48:50

【人】 帰宅部 津崎絵音


何も知らないくせに勝手なことを言うなよ!

手を治したって、二年もブランクがあるんだぞ!
昔みたいに弾けるようになるなんて限らないだろ!

あの頃みたいになれなくて結局折れたら、
他の原因で怪我したり病気になってまた弾けなくなったら、
二度も同じ目に遭わされたら、
また周りに失望されて見捨てられて哀れまれたら!

そういうことにずっとずっと怯えながら
これからも一人で生きていけって言うのかよ!
今でも全部忘れられなくて、ろくに眠れないのに!


[ もしかしたら、
  一生懸命になってる千葉より聞き手のほうが
  言ってることが分かったのかもしれないから。

  最初は激情を乗せ責めるようだった怒鳴り声は、
  感情的になっても自分が間違っているとを忘れられなくて
  最後には泣き叫ぶみたいな情けなさに変わっていた。 ]
(301) 2022/10/19(Wed) 23:49:15

【人】 帰宅部 津崎絵音



……っ
ごめん、本当にごめん

[ 全て自ら吐き出しきってしまった後に我に返り
  惨めさに頭を抱えて俯いた。

  昨日の後悔の上を行く言葉を浴びせ、醜態を晒し
  こんなことの為に呼んだわけじゃないのに。
  ピアノに触れ希望を語られると、どうしても。 ]

違う、違うんだ。千葉は悪くない

知らないのはオレが喋らないからだし、
多分正しいことを言ってるってことは分かるんだ、でも……

[ ただ、それに耐えられる精神状態じゃないだけで。
  オレは千葉よりずっと弱いだけで。

  ああ、どうしてこんな風にしか接せなくなったんだろう。* ]
(302) 2022/10/19(Wed) 23:50:35

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 吐き出したのは自分の中にあった全て。

  だから、何も求めてないつもりだったオレも
  望んで独りで抱えていたくせに、それが辛くて。
  それぞれの形で呼びかけようとしてきた二人に、
  せめてどこかで覚えていてもらいたくなっていたのかもしれない。

  不思議なものだ。それが嫌で仕方なかったのに。


  だとしたらまあ、
  よくもこの期に及んで他人に責任を押し付けられたものだ。
  皆が言うから?一体皆の何のつもりなんだか。
  友人以下と昔親しかった先輩だろうが。


  散々に自分勝手に振る舞った人間が、
  誰かの為だけで自分の願いを諦めるわけもなかった。* ]
(312) 2022/10/19(Wed) 23:58:52

【人】 帰宅部 津崎絵音


[ 何も見えないように頭を抱え、オレがまた逃げる前の千葉は
  驚くでも他の奴みたいに同情を浮かべるでもなく、
  顰めたままの顔でいた。>>328

  経験の無い反応の上、心が乱れきっていたから
  もう今度こそ駄目なのかもしれないって思った。
  こんなに手を尽くしても恩知らずに怒鳴り散らしてくる奴は
  嫌われて当然だろうな、と。

  ちょうどいい距離では自分を繕えていた。
  そのオレは多分、暇潰しの話し相手程度にはそう悪くもなく
  変に千葉を困らせるようなことも無かった筈。

  踏み込まれたくない、知られたくない
  その拒否感にはきっと、
  そうなれば自分を嫌いになるかもしれないこともあった。>>327

  プライドとは無関係の、個人の弱さ。 ]
(363) 2022/10/20(Thu) 3:09:32

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 酷いことを言われ自分は知るわけもなかった事情で否定されて、
  何も知らないことを認めた上で>>329
  それでもまだ、なんで
  まだ伝えることを諦めずにいられるの、見捨てないの。>>330

  消えることは考え直した上で新しい願いを受け入れてほしがった。
  なら分かったって言って黙って見送れば、
  死ぬことは止められて相手の言う通りにして
  全て解決とだって、出来るはずじゃん。 ]

でも、だってオレは……

[ 駄々を捏ねる子供みたいだね。
  どうにかして否定しようとしてしまう。
  でもろくに続きが出てこなくて割り込むのを諦めた。

  千葉の言葉の一つ一つに響き過ぎるくらいの力がある。
  自分の未来を降って湧いた機会になんて託そうとしてない
  その強さが表れている気がした。

  同じようにはなれない。
  でも、強さを見せつけられてるんじゃなく
  助けようとしてくれているんだ、と。
  漸く受け止められた気がする。
 ]
(364) 2022/10/20(Thu) 3:10:58

【人】 帰宅部 津崎絵音


[ 不意に右手に触れた感触に少し身を強張らせ、
  けれど抵抗はせずに恐る恐ると抱えを解き見上げた。

  いつもと逆だ。なんて少し日常じみた思考が戻って来る。

  オレは弱いから、千葉にはなれないから
  縋ってしまってもいいのかな。
  常にいっぱいでパンクしてバグを引き起こす頭は
  またピアノに触れ一生懸命になったら整理出来るのかな。
  ……消えたらよかったと後悔せずに生きられるかな。 ]


──千葉、

[ 距離を取ることを許してくれていた気遣いの千葉にとって
  こうやって否定されながらも呼びかけ続けるのは、
  あまり自己を肯定出来る行いではないのかもしれない。
  それでも、止めないでいてくれたのかもしれない。

  消滅へ希望を見出すことは普通の人間にとって間違いだと
  分かっていながら望んだオレには
  多分そういう言葉じゃないと響かない。 ]
(365) 2022/10/20(Thu) 3:11:19

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 不思議だな。
  何もかも吐き出し最悪の醜態を見せてしまった後でも
  落ち着いた今は、お前の側は息がしやすいや。 ]

……自分が言ったことの責任取れよな

卒業したらはいさよならなんて許さねぇぞ

[ なんて、千葉は昨日からその先の未来の話をしてくれていたのに
  オレがガキでしかない屁理屈と揚げ足取りで否定したのに。
  
  隠したがり逃げたがりは中々、冷静に素直になるのは難しく。
  未だ残る不安を今は秘めておこうと、
  態と憎まれ口を叩くような言い方で、果たした心変わりを示した。

  挑発する笑みでも浮かべられたらより良かったけど、
  まあ、意図した表情変化の不得意さはお互い様。 ]
(366) 2022/10/20(Thu) 3:11:43

【人】 帰宅部 津崎絵音



進路、一緒に悩もうか
……オレはまず三年に上がれるかなんだけどな

[ もし本当に元の道に戻れるなら
  そうでなくとも、千葉の道の応援をして
  乗れる相談があれば一緒に悩みたいと思う。

  多分サボってきた勉強よりは役立つよ。
  いいだろそれくらいの役目はオレにくれたって。

  いつも怯えていた、何も信じられなかった。
  未来にはまだ不安が残っているけど
  千葉が変わらないことは信じられるよ。 ]

じゃあ、行ってくる

[ 少しだけ目線をフェンスの向こう側にやり、
  また千葉を見た時、自然に笑っていた。

  着いてきてとか情けないしさ、
  自分で決めて自分で歩き出すところを見送ってほしい。* ]
(367) 2022/10/20(Thu) 3:12:07
帰宅部 津崎絵音は、メモを貼った。
(a46) 2022/10/20(Thu) 3:15:25

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 拒んでしまった筈の約束を
  まるで変わらず生きていたみたいに語られて。>>396

  何だか凄く、安心させられた。 ]

こっちも卒業までに出来るのか分からないな
千葉に半端なもの聴かせたくない

[ こいつがあの動画を見てしまったからって言うより、
  オレの持ち合わせたプライドの問題と
  きっと、過去じゃなくて現在の音を褒められるようになりたくて。

  他人の生き方に干渉させることで
  重みを幾つか分け与えてしまった責任は
  気持ちを取り戻したことを、演奏で証明出来たらと。>>274 ]
(499) 2022/10/20(Thu) 20:05:26

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 進路について一緒に悩んで、勉強を一緒にする。>>397

  それはもう、
  ただの暇つぶしの話し相手ではないだろう。>>394
  オレもやっとそう自分を認められそうだよ。

  ボロボロで願いを隠すことも出来なくなったオレがもし、
  千葉が覚悟を持たない内に醜態を晒したら
  取り返しがつかない方向で関係は変化して
  そのまま独り消えてしまう可能性もあったのかもしれない。

  生きてて良かったと思えるのは未来のこと
  今はただ、こうしていられることを喜ぶだけ。

  心の問題が絡む出席日数は、難しい問題で
  ついつい、一時苦い顔にもなってしまったけど。
  その後すぐ「頑張ります」って千葉に宣言した。

  怠慢を正し気力を取り戻していったら、
  そうした目に見えない傷も治していけるのかもしれない。

  安堵するような笑みが崩れない行く先があるといい。 ]
(500) 2022/10/20(Thu) 20:05:40

【人】 帰宅部 津崎絵音


そうか

[ ついでみたいに切り出された、でも大切なこと。
  返事は短く促すように、
  でも少し声色が嬉しそうになっていた。
  
  ずっとずっと悩み続けてた千葉が決めた願い。
  聞く権利を得られたのなら、知りたい。
 
  ちゃんと顔を上げて、向き合って、その目を見て
  ────確かに聞き遂げた。 ]

……それ、最高の願いだな

[ やっぱり熱心に思考を語ることは無かったけど
  心からの祝福を込めて、そう返した。

  誰かを救い、強い意思で自身の決断も出来る奴。
  これから歩む先をファン1号として見ていたいと強く感じた。

  こちらも同じく片手を挙げ、千葉に背を向け歩き出す。>>398
  投げやりな思いや恐ろしさも無い今は、
  フェンスの穴を潜り、旧校舎へ、その奥へ
  迷いなく一歩一歩進んでいく。* ]
(501) 2022/10/20(Thu) 20:05:54

【人】 帰宅部 津崎絵音

── 旧校舎 ──



[ 草木が生い茂る敷地にある旧校舎は、
  やはりどこか自分達が通う校舎より暗く感じたけれど
  昼間と夜では見え方がかなり違う。

  幽霊が出る場所というよりは、
  ただ忘れ去られた物寂しさと過去を彷彿とさせられた。
  オレはきっと、この場所みたいになりたかったんだな。

  歩みに合わせ軋む床の音だけが聞こえる空間は静かだ。
  やはり、あの時と同じで何も起きる気配が無い。“今は”

  映画やゲームといったフィクションだと、
  幽霊は一つの建物内の特定の位置や部屋に出たりする
  所謂地縛霊ってやつ。

  ただ一度出会い、二度目もそうだったとして
  彼女がそれだとも限らなく解き明かすつもりも無いけど、
  足は自然と月夜に出会った二階の廊下を目的地とした。 ]
(502) 2022/10/20(Thu) 20:06:12

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 気がつけばその突き当たり、まさに邂逅の地へと立っていた。
  ──途中までしか記憶が無い。

  この先のことを思うばかり、無心で歩んで来たのか
  はたまた、選択の期日を伝えグラウンドに皆を送ったように
  今度はその膝元まで連れて来られたのか?……なんて。

  いつにも増して睡眠不足に苛まれているせいで、
  ファンタジーじみた思考になっているみたいだ。

  白く、淡く光る人影は記憶のままにその場所に>>1:n1
  ただ違う点が彼女の側に備え付けられた>>476
  死者には不必要で、ある意味では必要なものたち。
  お供えだって、すぐに分かった。

  ならその椅子はなんだろう?彼女と対話する為のもの?

  そこまで想像に難くないけれど、
  オレはそこに座らない、オレは対話を求めない、オレは]
(503) 2022/10/20(Thu) 20:06:25

【人】 帰宅部 津崎絵音



……神様、

[ 自然、思考もなく膝をつく姿勢になっていた。
  
  彼女は可笑しそうにしている。旧き学び舎に佇む幽霊を
  救いの主のように呼び敬意を示す生者の様に、なのだろう。

  愚かだろうか、狂っているだろうか。

  それでも、
  何かに縋らないと生きられない人間もいる。
  あなたにとって、望ましかろうとそうでなくとも。


  相変わらず床に足をつけることもなく、
  白昼夢じみて宙で揺蕩いこちらを見下ろす彼女は

  やはりひどく優しい声で、
  ──願いは決まったのかと問い掛けてくる。 ]
(504) 2022/10/20(Thu) 20:06:46

【人】 帰宅部 津崎絵音




オレは、オレの願いは……

 喉が乾く、  
  鼓動が激しくなるのが分かる、  
  独り温め続け、  
  諦めた願いが再び頭を過る。 ]
(505) 2022/10/20(Thu) 20:07:45

【人】 帰宅部 津崎絵音



交通事故で後遺症を負った右腕が、
また満足にピアノを弾けるようにして下さい

[ はっきりとそう告げ、祈りの形に手を組み頭を垂れた。

  願いを大きく捻じ曲げて尚、
  奇跡を望むオレにとって彼女は神様であった。 ]
(506) 2022/10/20(Thu) 20:08:04

【人】 帰宅部 津崎絵音


[ 脳裏に響く声が問い掛ける。
      ──「本当にそれでいいの?」

  訪れる人間達の心が読めるなんて可能性も、
  非現実的な力やこちらへの呼び掛け方を思うと
  充分ありそうなのは事実。

  でも、それはどっちだって構わない。
  多分試されているんだ。オレが理解するべきなのはこれだけ。 ]

……はい

[ 母親の心の病が、無かったことにならなくても。
  かつてのように弾けるまで何年掛かろうとも。
  再びの挫折を味わう時が来ようとも。

  選んだんだ、その道を。
  跳ね除けた約束を結び直したんだ。
  殺そうとした少年の自分と生きていくんだ。 ]
(507) 2022/10/20(Thu) 20:08:19

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 答えはすぐに返らず、オレは床を見つめ続ける。

  不意にやけに肌寒くなった気がして、
  思わず顔を上げ少し驚く──すぐ側まで彼女が降りてきていた。

  「あなたの居るべき場所に戻ったら、動かしてみて」
 
  そんなこちらの様子など意に介さず語る様は
  あの日の再現のようでいて、
  語る内容は、この邂逅の終わりを示している。>>1:n5 ]

っ、ありがとうございます……!

[ そして、願いが受け入れられたことも。
  感極まる思いに胸を締め付けられながら、再び頭を垂れた。

  もし心変わりしなくても。
  あなたはこんな風に優しくオレを消してくれたのかな。

  何かをされた感覚はあまりないのに、
  願いを叶えてくれたことを、少しも疑う心が生まれない。

  色々気になること言いたいことはあったけど、
  彼女を自己を救済する神聖のようにしか見ずに
  心惹かれ強く願いながら、結局生きることを選んだオレは
  
  ────その資格は無いだろうと、思うんだ。* ]
(508) 2022/10/20(Thu) 20:08:50

【人】 帰宅部 津崎絵音

── 陽の下で ──



[ ふわふわと夢うつつの心地と重たい身体を引き摺って、
  一度は今のオレとして別れを告げたつもりでいた校舎を見上げた。

  時刻は、午後始めの授業が終わったくらい。
  多分千葉が帰った頃には授業中だったんじゃないか?>>405

  並び植えられた木々の前に設置され、
  座れば校庭を眺められるベンチに腰を下ろした。

  出席日数をどうにかする為に頑張ると誓ったばかり。
  でも今日は許してくれるな、千葉専務。
  もしもの時の為にマジで住所教えとこうかな。 ]
(523) 2022/10/20(Thu) 21:44:45

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 頭のどこかが熱にでも浮かされてる気がして。>>0:16
  座ってすぐ、マスクに阻まれない世界の空気を直に吸い込んだ

  生きてる。
  降って湧いた非現実的願いを叶える機会は、恐らく失われた。

  そして……掌を上にした両手を、恐る恐ると顔の前に。

  握っては閉じ、一つ一つ指を動かしたり両手で同じ動きをさせたり
  強く強く、拳を作ってみたり。
  誰かが見てたら不審でしかないくらい飽きもせず繰り返して。 ]

あー……

[ 気と息を抜くような声と共に身体を横に倒し寝転がった。

  治ってる。治ってると思うよ。彼女をオレは信用してる。
  でも二年間駄目だったことが急に元通りになったから
  頭が中々ついていかなくて、その癖身体だけ疲労を訴えてきて
  今は喜ぶどころじゃないみたいだ。

  これからのこととか考える前に、
  日常みたいにスマホを取り出してしまった。 ]
(524) 2022/10/20(Thu) 21:45:03

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ 結局それどころじゃなくて
  最初しか発言しなかったグループの全体メッセージ。
  ある一つを見て小さく笑った。

  副会長、いや元副会長。見た目のままの人だな。
  男らしいとは思うけど別に怖いと感じたことはない。声はでかい。
  頼もしそうな人だと思っていた。
  それに、こういうことを躊躇わず発言出来るのは、
  生徒会の器だったのかもしれない。

  誰かの胸に刻まれたそれを、オレは後から見たけれど
  多分願いについて言っているんだろう内容は
  この日々が終わればもう関係がないわけではなくて。

  そうありたいなと思う。
  腕が治ったことは当然のものでも奇跡でもないと
  闇に浮かぶ白い姿と共に覚えておこう。
  きっと、一生忘れられない。 ]
(525) 2022/10/20(Thu) 21:45:44

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ それから個人メッセージを開く。

  やっぱりなんかムカつくんだよな。
  でもそれで許される何かを持ってるっていうか、
  悔しくなっても憎めない感じ、狡いな。

  結局願いは聞けないままでいる。
  ただ、こちらのような取り返しがつかない何かではない筈のそれは
  間違ったものなんかじゃ無いんだろうと勝手に思ってる。

  論す側で未来を語る側の、聡い奴だから。
  オレが天ヶ瀬に出来ることってのは
  本人が書いているとのだけなんじゃないかな。 ]
(526) 2022/10/20(Thu) 21:45:59

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ オレのターンとやらが来るのかは、ちょっと分からない。
  無機質な電脳の文字だけで読み取っていいのなら、
  三人がかりだった「絵音くん」に対し
  あの時彼女は自分一人で願いを諦める可能性を提示してきた。

  裏にある事情や心情を測るにはやはり距離が遠い。
  ただ、解決した故の選択肢では無かったことだけは分かる。

  天ヶ瀬と比べれば短文で
  何かを伝えるというよりはこちらへの返事が多くを占める。
  その中で、追加で送られたメッセージが

  身勝手で酷いかつての兄貴分に一つ許しを与えてくれていた。 ]
(527) 2022/10/20(Thu) 21:47:27

【人】 帰宅部 津崎絵音




[ 破滅を選ばなければそれで良し、それで終わり
  なんてことは現実世界では有り得ない。

  死に損ないが、同じ願いを持っていた彼女に対して
  生きることを強いる以上に出来ることはあるのか

  恐らく、祈りを押し付けて消えるよりはマシだろう。]


[ 通知があれば鳴るように設定を変え、
  木の葉が風で擦れる音を聴きながら今は一時目を閉じる。* ]
(528) 2022/10/20(Thu) 21:52:59