人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:人


【人】 X『教皇』 カルクドラ

──回想:不思議な『恋人』──

[ 正直戸惑うなというのが無理な話だった。
 逆に言えば、人はまず見た目から判断する証左でもある。
 無礼な行動、言動だったことは事実だが
 真実を探ることは無礼では無いと思っている。>>0:395]


  普通……か。
  
  何を以て普通と言うのか分からないけれど
  確かに僕は、他の人達より普通に近いかもしれないね。
 
(33) 2022/12/14(Wed) 1:22:29

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 親は子を愛するが故に
 子が“証持ち”であることを秘匿し
 子は親を守る為、自ら洋館に来る道を選んだ。

 その際、子は親に
「あなたの息子は死んだことにして下さい」と
 告げて去った。
 実際のところ、死んだら死んだで真偽はさておき
 子殺しと後ろ指をさされ、
 証持ちの子が生きているとしても、
 嫌がらせや迫害を受けることは少なく無い。


 証持ちというシステムは、やはり誰も幸せになれないと
 少年は大いに悩み、苦しみ成長を遂げていった。
 館に来てから、思い通りにならぬ厳しさと
 一人になった現実に潰され、箍が外れ
 素行が悪くなった経緯がある。]

 
(34) 2022/12/14(Wed) 1:22:47

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ そこがあくまで聖職者“ごっこ”でしか無い。>>0:396
 
この身に宿る魂が、清廉潔白な聖人君子でないことは
 男自身が一番理解している。


 その後、再度話をする機会があった時。
 妹さんと、お兄さんと話がしたい、と言えば
 話をさせて貰えただろうか。

 あのまま──何も分からぬまま
 終わらせたくはなかったから。*]
 
(35) 2022/12/14(Wed) 1:23:05

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:ユグ ──

[ 南国果実はどうやらアリスの元に行くらしい。>>0:430
 誕生日前の少女に向かうのは妥当だろう。
 アリスのことになると穏やかな笑顔が戻るが
 「先生」の名が出ると、表情が固まること数回。]


  ……そうだね。ついて行くだけなら。
  でも、選ぶのはユグが選ぶんだよ。
  彼だって、可愛い教え子が選ぶ方が喜ぶだろうから。


[ 断りたかった本心に対し、
 大人げない姿を見せたくないプライドと
 優しい彼の気遣いを無下にしたくない。
 二つの要因が競り勝った。>>0:431
 
 ユグの猛追は続き、勢いに負けた感じで頷く>>0:432
 いざとなれば用事を思い出した、と途中で抜けても良い。
 フォルがいれば助け舟を出してくれるかもしれない、と
 悠長に考えていた。

 フォルは同じ年に洋館に来た、言わば同期である。
 (彼の方は以前から遊びに来ていたが)
 略称で呼ぶ程度には仲は悪くない。
 居合わすことがあれば、きっと察してくれるだろうと。]
 
(38) 2022/12/14(Wed) 1:27:31

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 『教皇』が『死神』を殺害した現場を
 『吊るされた男』は見ていない。

 何せその時、既に死んでいるのだから。

 『吊るされた男』の死は、『死神』だけでは無く
 『教皇』自身も甚く悲しみ、涙で頬を濡らしていた。

 とはいえ、この先更に泥沼化する対立を
 見ることが無かったのは 『吊るされた男』にとって
 幸せだったのかもしれない。*]

 
(39) 2022/12/14(Wed) 1:28:12

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ アリスの誕生パーティーの合唱の話題が出れば
 人数が多い方がアリスも喜ぶだろう、と
 強制はしないものの背中を押し、何なら一緒に選ぼうか、と
 こちらでは協力を申し出る。>>0:433

 アリスでは無く『愚者』呼びになり、
 彼が不安に感じることと言えば、即座に思いつく。]


  ……ゼロのことか。
  大丈夫だろう、さすがに。


[ 箱庭崩壊の幕を開いた
 少し前まで祈祷室の常連だった『悪魔』の姿が過る。]
 
(40) 2022/12/14(Wed) 1:28:24

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ ユグとゼロの関係はあの通りではあるが
 男とゼロの仲は悪くは無い。
 寧ろ素行の悪い男と生真面目委員長気取りの
 組み合わせにしては、上手く嵌っているとも言える。


 程度の差はあるとはいえ、この洋館に居る者全て
 魂が過去に縛られていると言えよう。、
 何せ魂の縁だけで一つ屋根の下に集まっているのだから。



 ユグの背中をぽんと軽く叩き、もう一度
 「大丈夫」と呟き、祈祷室を後にした。

 その後、結論としては
 売店に同行したものの、フォルの接客にうまく乗り
 ホリックゼリーを推し>>0:539
 ユグが微妙そうな反応を見せれば>>0:565
 角の立たないラベンダーとブルーローズの
 ハーブセットをお勧めしたのだった。**]
 
(42) 2022/12/14(Wed) 1:30:35
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a5) 2022/12/14(Wed) 1:36:40

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ アリスの誕生日パーティーは恙無く終了した。
 有志による祝いの合唱は、アリスの歓喜を受け
 オルガンの演奏も間違えること無く無事終了。
 ほっと胸を撫で下ろした。
 
 多くの者から祝福を受けたアリスの嬉しそうな表情は
 あまりにも純粋で眩しく、心から喜んで貰えたのだろうと
 思えた。

 来年には更に成長した姿を見られるのだろうと、
 まるで親のような思いを抱きつつも
 次の瞬間には、明日から平穏な日々に戻り
 寂しくもある、など考えている間に
 末っ子の楽しい記念日は終了した。*]
 
(177) 2022/12/14(Wed) 20:39:55

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 『世界』の帰還 ──

[ パーティ―の翌日。
 日課である神への祈りを捧げてから
 余韻が残ったまま中央へと向かう。
 通り掛かる人達に挨拶を交わし
 昨日の話に花を咲かせていた。

 平穏な日常が始まる──はずだった。

 ヴェルトの帰還は、まさに青天の霹靂。
 信じられない思いと、待ちに待った時がついに訪れた
 喜びと感動が交互に沸き起こる。
 数年前にはどこかで死んだ扱いになっていたものの>>2
 信じることも出来ず、いつの日か戻ってくると信じていた。

 七年も経てば変わって見えただろうか。
 少なくとも当時少年だった男からすれば
 憧れの恩人は当時の記憶のままに見えた>>4

 
 今すぐ会いたい。話したい。
 この期間、ヴェルトさんは何をしていたの?
 僕は大人になったんだ。
 ヴェルトさんの知っている生意気な子じゃなくなったよ。
 話したいことが山ほどあるんだ。
 立派になったと褒めてもらえるだろうか。


 淡い期待と希望を抱え、駆け付けようとしたものの、
 生憎すぐに彼は姿を消してしまった。]
 
(178) 2022/12/14(Wed) 20:41:22

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ やがて洋館の玄関ホールに召集が掛かり
 証持ち達が一堂に会することになった。

 改めてヴェルトの姿を見るが、遠くから見た時とは何か──
 いや、先程からそうだったのかもしれない。
 恩人への盲目で気付けなかっただけで、

 七年も経てば大人になるのは当然だ、と
 自らに言い聞かせていると、恩人が口を開いた。>>5


 
同時に。



 魂が鈍器で殴りつけられたような
 脳に直接染み込むような
 通常の理解と違う感情が入り込む。
 ]
 
(179) 2022/12/14(Wed) 20:42:17

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 

   
( この人、ヴェルトさんではない……? )

 
 
(180) 2022/12/14(Wed) 20:42:38

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 同時に、瞬時に悟ってしまう。
 恩人の姿をした『箱庭の神』が降臨したことを>>6>>7

 
 毎日祈りを捧げていた神。
 神が降臨したとあらば、畏れ多く平伏し
 感涙し言葉を失うものだと信じていた。

 しかし、いざ神を眼前にしてみると
 そのような感情は欠片も湧かずにいた。
 ヴェルトの外見だからなのか。
 あまりにも急すぎて脳の処理が追いつかないのか。



 しかし神について思案する時間も無く 、
 神の本心から嬉しそうな様子も>>8
 全て真実であると理解出来てしまう。



 
心臓近くの
黄金の波紋
が、熱を帯びた気がした。
]
 
 
(181) 2022/12/14(Wed) 20:43:37

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 唐突な神による二択の提言が出ると>>9>>10
 言葉を失ってしまう。

 この世界はあまりにも不平等で不幸>>0:616
 証持ちが誕生するだけで
 自分自身も周囲も不幸になる現実>>34


 なら、一度この世界を壊す提言も、納得出来なくはない。


 同時に、自分達の選択で世界を滅亡させることは
 あまりにも重過ぎる。

 男のことを思い、泥を被った両親も。
 様々な土地で今を生きる、何の罪も無い普通の人間も。
 人間だけではない、動物達まで
 自分達以外全ての命が、大地が、刈り取られて行く。

 破壊されたものは何であれ
 簡単に戻すことは出来ない。
 戻すことが出来たとしても
 同じものをもう一度
 完全に作り直すことは出来ない。]

 
(182) 2022/12/14(Wed) 20:44:31

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 提言した期限の短さに絶句し>>11
 去っていった神に、声を掛けることも何も出来ないまま
 暫くホールに残り、ぼっと考え込んでいた。**]
 
(183) 2022/12/14(Wed) 20:44:46
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a27) 2022/12/14(Wed) 20:51:35

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:ゼロという名の  ──

[『悪魔』が洋館に来たのは五年前。
 男が洋館に来て二年後のこと。
 『恋人』─クリスタベルと同時に来たのだから
 当時のことはよく覚えている。

 クリスタベルと上手く会話出来なかったことを
 引き摺っていた頃、同時に来た彼ならば
 何か知っているだろうかと聞こうとした矢先、
 先に彼が呟いた。]


  僕の名はカルクドラ。名前で呼んでくれていいよ。


[ 洋館に来て早二年、たったの二年。
 『教皇』と呼ばれる>>0:514ことは
 未だ違和感が拭えずにいた。
 勿論、呼び方の強制まではしないが。

 少しの間続いた沈黙に首を傾げていると>>0:515]
 
(256) 2022/12/15(Thu) 0:18:44

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  …………は?


[ 彼の言葉の、笑顔の意味が理解出来なかった。
 少なくとも自ら選んでいる気は無い上に
 何か嫌味な雰囲気を感じ、言い返そうと思った時]

  
  八つ当たり? 何の?
  ……よく分からないけど、うん。


[ この場では相手のペースに乗せられたままで
 終わったのだが、実際彼は再び祈祷室に訪れた。

 特に追い返す理由も無いので、普通に茶をして
 与太話をして、時には荷物持ちが欲しいから、と
 買い出しにつき合わせたりもした。
 
最後は、彼がすんなり納得したかは不明。
ちなみにお駄賃は幾らか渡していた。


 男もまた、彼に嫌悪感は特に感じなかった。
 噂に聞く行動や評判に、過去の自分自身を
 思い出すこともあり、何か近いものを
 感じたのかもしれない。]
 
(257) 2022/12/15(Thu) 0:19:52

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ だからこそ、目に見えて祈祷室に立ち寄らなくなると
 偶然洋館内で見つけた時には、チャンスとばかりに
 肩を掴んで引き留めて]


  最近来ないけど忙しいの?
  そろそろ来ないと用意しておいた君の好物が腐るよ?


[ と、冗談を含ませた笑みを浮かべ問うたこともあった。
 彼が来ない理由を聞き出せても聞き出せなくとも
 「そろそろ僕が寂しくて寂しくて仕方がないのでは?
 久々においで」と、冗談交じりに誘っていたことだろう。*]
 
(258) 2022/12/15(Thu) 0:20:33

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
── 『悪魔』という名の ──


[ 経典によると『教皇』は『悪魔』のことを
 快く思っていなかったとされている。
 『愚者』を殺し>>0:156
 『吊るされた男』と対立した者。

 時に言い争っている様子が記されてもいた。


 .

 .
 .


 .


 しかし経典後半部分(箱庭混沌時)の記録によれば
 彼らが共に行動する姿が、幾度と見られたとか>>0:515
 
 理由までは、未だ解明されておらず。**]

 
(259) 2022/12/15(Thu) 0:20:49
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a40) 2022/12/15(Thu) 0:27:13

【人】 X『教皇』 カルクドラ

──回想:南の香り──

[ アリアは五年前に洋館に来た。
 思えばこの五年前は四人も新顔が増えていた。
 クリスタベルとゼロにはろくに出来なかった分
 アリアとヒナギクには、初めての後輩ということもあり
 余計張り切って先輩面をしていただろう。]


  僕も最初来た時は戸惑ったよ。
  西地域には、留学で来たことがあったけど
  人も物も建物も多過ぎて、田舎の南出身者には
  目が回りっぱなしだったよ。

  うん、賑やかでいろいろな人がいて退屈が無くて。
  ……僕もそう思う。


[ 彼女が初めて訪れた際>>0:633入れた紅茶は
 甘味とまろやかさに特化したバナナ味のミルクティー。
 これが南地域の名産品のあることには気付いただろうか。
 同郷であることが判明したならば、
 故郷の話で盛り上がったかもしれない。]
 
(360) 2022/12/15(Thu) 19:08:25

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 彼女自身は祈祷室にあまり訪れる方では無かったが
 男の方も、ハーブや香草を貰う為
 彼女の元を訪れることが多々あった。

 眠れず悩んで来る子がいたり
 急に体調不良者が発生した時の為
 祈祷室にも薬は常備してあるが、
 それらは大半、彼女に調合してもらったものだ。

 より良い睡眠、リラックス、メンタル改善効果もある
 スペシャルブレンドの数々は、彼女に監修も受けていた。
 売店で売り出せば小遣い稼ぎになるかもしれない、と
 笑って話していたこともあっただろうか。*]
 
(361) 2022/12/15(Thu) 19:08:55

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 人を好きになるのに理由は要らない、とは
 使い古された良い人の言葉であるが

 なら、人を嫌いになるのに
 理由は要るのだろうか?

 何をした訳でも無い。された訳でも無い。
 それでも、苛立ちを覚えてしまうのは
 何の理由があるのだろうか。

 相手の何が悪い訳でもないけれど、どこか苦手。
 生理的に苦手。
 そのような人が居ることは、珍しくないだろう。
 ただ、表に出さないだけで。


 少なくとも、今の僕は
 タナトスのことが“苦手”なのだと思う。

 前世からの因果、なんて陳腐な理由を盾にして。
 過去の行いを、認めたくなくて。

 過去の『教皇』デセスパールの行いに『僕』カルクドラは関係ない。]




 
  ──なら、何故僕は今でも
    タナトスを避けようとしている?]

 
(362) 2022/12/15(Thu) 19:12:54

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:君の僕の思い出の場所 ──

[ 男が館に来た時、既に『死神』が居たことを知った。
 『死神』の証持ちは誕生し難いはずだが
 最初に感じた正直な感想は
「何故いる?」
だった。

 彼が男に会わないように注意したのと同じく
 男も彼に会わないようにした。>>86
 全員が集まる会合等では、なるべく離れた席に座り
 目を合わせることもせずにいた。

 まるで子供のような意地の張り合いを続けていた。
 それは、七年経った今でも変わらぬまま。]
 
(363) 2022/12/15(Thu) 19:21:30

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 当時のことを謝り、赦してもらえるのだろうか、
  
  
自分が彼にしたことを思えば
  僕が彼の立場ならば、きっと赦さないだろう。



 今の自分には関係ないから、少しずつ修復していきたい。

  
箱庭の『教皇』は僕ではない。
  修復も何も、一からやり直せば良いのではないか。



 だが、どの顔で彼に向き合える?
 それ以前に、彼を前にすると
 魂がざわつき、否応無しに苦しくなるんだ。

 
その苦しさは、何の苦しさなのだろうな?
]

 
(364) 2022/12/15(Thu) 19:22:18

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 倉庫──綺麗に改装されたばかりの祈祷室で
 男は部屋の整理をしていた。
 全体が水色ベースで空、もしくは海を思わせる雰囲気。
 その時洋館に訪れていた女性──
 シャルレーヌだったかチェレスタだったか。
 彼女に貰ったシオンの花を飾ろうとした頃、扉が開いた。

 不在時以外は基本施錠していないので、
 扉が急に開くことは珍しくない。
 しかし、来客の姿が予想外過ぎて
 花を思わずテーブルの上に落としてしまう。>>89。]


  …………。


[ 小さく狭い空間で
 舞い落ちる花びらのみが揺れ動いていた。]
 
(365) 2022/12/15(Thu) 19:22:45

【人】 X『教皇』 カルクドラ

[ 声は出なかった。

 何故君がいるんだ。
 何の用?

 肯定的な反応を必死に探しても出てこない。
 存在しない訳では無い。
 きっと、胸の奥の見えない奥深くに隠れてしまっている。
 時間をかけて探し出せば見つかるはず。

 なのに、なかなか出て来ない。]

 

  …………。


[ 回答を探している間に、掛けられる声>>90

 暫しの間沈黙が続く。

 今までごめん。
 ありがとう。
 そうだね。  
 うん。
 ……。
 …………。

         ]

 
(366) 2022/12/15(Thu) 19:23:20

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 

     ……そうだね。

 
 
(367) 2022/12/15(Thu) 19:24:00

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ たった一言を探し出し、発するまでに
 数時間掛かったかと思うほどに、数秒の経過を長く感じた。

 怒りの表情、声色は無く共に硬いまま。
 他の人達に当たり前に見せている
 普段の柔らな表情や声は窺えなかっただろう。

 彼はその後どうしただろうか。
 男からは「出て行け」と言った類の言葉は出なかったが
 碌に目を合わせることは無かった──出来なかっただろう。*]
 
(368) 2022/12/15(Thu) 19:24:38
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a58) 2022/12/15(Thu) 20:05:54