【人】 3年 櫻井 快人[話の途中に現れた天音にも、よ、と簡単な挨拶をして。>>46 報告を受けた小鳥遊と犬鳴のこと以外、この2日で部内の人間関係がガラリと変わっていることには当たり前だが気づいていない櫻井です。 これ取り残されてるメンツによっては後が面倒なやつだぞだがそこは櫻井なので大丈夫ですご心配なく。 なんとなく、皆でどこかでランチという流れ>>48に櫻井も、手元の飲みかけのコーヒー牛乳の紙パックをチラリと眺めやった。 因みに女子3名に男子1人囲まれた状態になっているのだが、そこは櫻井、性別にあまり意味を見出さない人種なので、気にしておりません。>>67 内2人が彼氏持ちということも知らないので!(知ってたらどうにかするのかはそれはまた別のお話。) 中庭へ行く流れっぽいのでついていく。] (73) 2020/11/15(Sun) 14:57:32 |
3年 櫻井 快人は、メモを貼った。 (a22) 2020/11/15(Sun) 15:02:16 |
【人】 3年 櫻井 快人 手練手管、なぁー…… [聞き様によっては突飛な問いに、その単語を繰り返す。>>105] いらないんじゃないか、そういうの。 むしろ、素のままの高藤の方が、きっと可愛い。 [恋する者は、輝いているのだ。 真っ直ぐな好意を向けられていて、一分一秒惚れ直さずにいられる奴は、なかなかいないだろうと思う。 向けられる本気って、わかるものだから。 逆を言えば、本気を向けられていないこともね。 ]まだまだ付き合いたてなんだから。 少なくとも今の高藤に、菊波が惚れたのは 間違いないんだし。 [中身が空になった紙パックが、ずぞっと音を立てる。**] (118) 2020/11/15(Sun) 18:44:37 |
【人】 3年 櫻井 快人 ……そっか。 [理不尽に投げ返された質問に、山田はいっそ生真面目なほど真面目に答えを出した。>>170>>173>>174 きっとそれは、口にする気は決してなかった言葉だ。 なのに一生懸命になって、言葉にして紡いだ。 だから最後まで黙って聞いたし、少しだけ、咀嚼する為の時間を要した。] ま……甘えても、いいと思うけどね、僕は。 甘えるのがうまくいかないことも、あるけどさ。 [だが、高藤のように甘えてみせるのが上手な人間もいれば、そうでない人間もいる。 櫻井自身、甘え方が上手かと言えば、そうでもないと思う。ただ、なんだかんだ甘やかされるにのっかっているだけで。] でもね、山田。 誰かの特別になりたいって気持ちは、捨てないで。 諦めなくていいよ。 それは、人間として、ごくまっとうな願いだから。 [ 僕は、随分前に諦めて捨ててしまったけど。 誰かの特別になることを諦めた時に、初めて人は誰の特別にもなれなくなる。 わかっていたけどさ、楽だったから、その方が。 だから、諦めさせないように、ちゃんといつか、“特別”になれるように。 大丈夫、君は特別なんだよって。 僕とは違って。 ] (193) 2020/11/15(Sun) 22:25:07 |
【人】 3年 櫻井 快人 それがほんとに山田の幸せなら、僕はとめないけども。 “良い子”にならなくたって、良いんだよ。 別に。 そうじゃなくても、山田は山田だし、ちゃんと山田を 好きな人はいる。 [映研の皆だって、きっとそうだ。 けれど、櫻井自身の幸せに言及されて、それには返答ができずにいた。 多分自分は、誰かを幸せにしようとしている自分のことが好きなナルシストなんだろう。 だから、そういう時が、幸せで、 そう、信じていて ]うーん、そうだな、それじゃ。 (194) 2020/11/15(Sun) 22:25:35 |
【人】 3年 櫻井 快人 試しに僕と、付き合ってみる? [何でもないことのような口調と同時、ざぁと、風が吹いた。 一瞬流れた前髪の隙間から覗いた眼は、険のあるものではないが、決して恋をしているそれでもない。] (195) 2020/11/15(Sun) 22:25:55 |
【人】 3年 櫻井 快人 山田が、本当に特別にしてほしい相手を見つけるまで。 あるいは、特別にしたい相手を見つけるまでの間だけ。 [君が、本当の恋に出会うまで。 本当の、倖せに、出会うまで。 ちくり、胸の奥が痛む。 *]臆病な僕は、初めから置き去りにされる未来を覚悟しないとたったの一歩すら踏み出せない。 (196) 2020/11/15(Sun) 22:26:12 |
【人】 3年 櫻井 快人 ……泣かないでよ。 [キラキラとした雫が、目の前の女の子の眦から零れ落ちる。>>217 それはとても綺麗で尊いものだけど。 櫻井は、涙と言うものに滅法弱かった。 預けていた上体を起こし、再び隠れてしまった眉を、すぃと寄せる。 その呟きが聞こえたか否か、ぐっと服をひかれる気配に、一度だけその握りしめる手をちらりと見やった。>>221 押し殺した嗚咽が聞こえる。 嗚呼、こんな顔を、させたいわけじゃない。 細い声が、やたら静かに感じる空気をそっと震わせた。 山田はここでも一生懸命だった。 何のために? 思い至った瞬間、がつんと鈍器で後頭部を殴られたような錯覚に襲われる。] (238) 2020/11/16(Mon) 8:42:53 |
【人】 3年 櫻井 快人[付き合うなら、相手を好きになるのは櫻井からしてみれば当たり前のことだった。>>223 仮にいつか離れていく相手だったとしても、今隣を赦されているのが自分なら、その間は本気になって大事にしてきた。 それが、誠意だと思っていた。] それは…全然我儘なことじゃ、ないよ、山田。 [それだって、ごくごく当たり前の願いだ。 だけど…だけど君は。] 君は……残酷だね。 優しすぎるよ。 [ふは、と零れ落ちたのは、苦笑。 今まで、付き合った女の子は6人。男は2人。 その中で、残される僕のことを想った人は、たったのひとりだけだった。 その一人すら、僕は何でもないことのように誤魔化して、送り出してしまったのだけれど。 その事実を、突き付けられたような気がして。 けれど、山田の思いやりに似た気持ちは、冷え切った身体を湯船に沈めた時のような、痛みを伴うほどの痺れを胸の内に呼んだ。] (239) 2020/11/16(Mon) 8:43:14 |
【人】 3年 櫻井 快人[そ、と伸ばした掌が、山田の頭に柔らかく乗る。] 特別ってね、頑張って、なるものではないよ。 自然と、なるものだ。 [特別にしてあげるのは、そう難しいことではなかった。 多少なりとも好意のある相手なのだから。 それを特別な感情へと昇華させるのは、容易かった。 けれど、自分が誰かの特別になるのは…ひどく難しい。 他人の心を変えることは、できないのだから。 だから、諦めたのに。 そういうものだと、己を納得させたのに。] それでも山田は、僕を特別にしてくれるの? [頭を撫でた手が、顔の横に垂れた髪の先を掬う。 するり、指に絡めた毛先が、ひどく触り心地良くて、つい前髪の裏で目元を細めた。] (240) 2020/11/16(Mon) 8:43:31 |
【人】 3年 櫻井 快人 わかった、僕の負けだ。 一緒に、倖せを、探そうか。 [もしかしたら…もしかしたら。 この人は、僕を置き去りにしないかもしれない、なんて。 ささやかな期待を胸に抱いた。 そのささやかな期待が櫻井にとって、どれほどの勇気を必要とするものだったのか。 それは、いつか知ってくれれば良い。知ってくれる時が来たら良い。 いつか、笑い話にできるようになった時に。 願いを無音のまま唇に乗せ、掬った毛先に口付けた。**] (241) 2020/11/16(Mon) 8:43:55 |
【人】 3年 櫻井 快人[僕の人生なんて、間違いだらけなんだけどな。>>247 だけど、君にとっての僕が、そうなら…… それでも、いいかもしれない、なんて。] ああほら、また泣く。 [溢れんばかりの言の葉と共に零れ落ちる雫を、親指の腹で掬う。>>248 その涙がもう、哀しいだけのものではないのには気づいていたけれど、 やっぱり僕は、涙に滅法弱いのです。 だからほら、ちょっとでも君に笑ってほしくって。 ちょっと気障ったらしいことを、やってみたのだけれど、君は思ったよりも鮮やかな色を見せた>>249ので、つい、悪戯心が湧いてしまう。 だから、これは、出来心。 少しだけ顔を寄せて、囁く。] (267) 2020/11/16(Mon) 20:28:23 |
【人】 3年 櫻井 快人[そう言ったら、君はどんな表情を見せてくれるんだろう。 君の本当に嫌がることは勿論したくないけれど、このくらいの意地悪は、許してくれるかな。 怒られたら、素直にごめんって言おう。 なんて。 こんなことをやっているの、真っ昼間の中庭なんだけどね。**] (268) 2020/11/16(Mon) 20:29:04 |
【人】 3年 櫻井 快人[思わず零れちゃった呟きは、今度は意地悪のつもりは本気で微塵もなかったのだけど。 本心だからこそタチが悪いと言われたら、言い訳のしようがない。 お巡りさん、僕です。 だけど、あんまり可愛いので、ちょっと衆人環視に晒すのがもったいないので、君からの抵抗がなければそっと頭を撫でるふりをしながら抱き寄せてしまおうと思います。 可愛いので。] ちょっと、落ち着くまでこうしてよっか。 ……時間、大丈夫? [櫻井自身はTSUTAYAというのは口実でしかなかったので、暇だからよいのだが。 講義とか、約束とか、大丈夫だったかな、と、今更ながら心配になったもので。*] (308) 2020/11/16(Mon) 22:58:10 |
【人】 3年 櫻井 快人[きっと僕は、君の頭の中のジェットコースターを覗くことができたなら、またついからかってしまったと思うので、覗くことができなくて本当に良かったと思う。>>314>>316 代わりに声になった言葉はひとつ残らず拾うつもりだから、だからその吐息みたいな囁きにも、僕もだよ、と同じく吐息で答えた。 引き寄せるまま、素直に預けられた体温に、自然と浮かんだ笑みは、君には見えていなかったかもしれないけれど。] じゃぁ、構内デートだねぇ、 [なんて呟いてみれば、君がどんな反応をしたのか、僕はしっかり見ていた。 その後、そのままとりとめのない話をしたかもしれないし、そんな場面を誰かに見つかったかもしれない。 見つかってもそっとしておいてもらえたかもしれないし、そうでなかったかもしれない。 その前にだんだん寒くなってきて室内へ移動したかもしれないけれど、いずれにしても。 暫くの間、僕と君は二人っきりの世界を満喫することにしたのでした。*] (324) 2020/11/16(Mon) 23:51:35 |
(a32) 2020/11/16(Mon) 23:56:32 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新