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【人】 行商人 テレベルム蜜のこもった瓶の飾りを見つめ、目をぱちくりさせて。 白いふわふわ は白く、ふわふわして、 テレベルムの髪の横で囁くように揺れている。「……」 今日も目立つ男が居るのはインク屋の横。 背もたれがない椅子に、傍らには白紙のキャンバス。 表に他国の商品の数々を並べつつ頭を悩ませて趣味の絵を描いていた。 今日もテレベルムの蜜は無事です。にゃ。 (0) 2022/03/26(Sat) 21:09:00 |
【人】 行商人 テレベルム>>+11 ラサルハグ 「見てもらった方が、商品も俺も嬉しい」 あなたが買わずとも他人が買ってくれる可能性があがる。 視線を集めることは商売にとって有利である、これも商業ギルドの長から習ったことだ。 「その髪の色は特徴的で、描くのが楽しかった。 昨日の描いた絵なら持って行ってくれると、絵もうれしがる。 ラサルハグのその赤は目立って綺麗だった。 インクやなら、赤のアネモネやポピーの色が売っているから参考にしてくれ。 …………? 白いふわふわ が気になるのか、邪魔ならしまう」『うるさい! オレが邪魔だって言うのか、この高貴な妖精王の使いであるオレが!? お前の病気を完璧に治してやってるのは誰だと思ってるんだ! 明日には完治するんだ、もっとオレを敬って丁寧に扱え! チャーミングで可愛い白いふわふわとあがめるんだ!』 「可愛いと言われないと、大人しくならない奇妙な奴なんだ」 (18) 2022/03/27(Sun) 2:37:04 |
テレベルムは、白いふわふわを適当な袋に押し込めようとする。白いふわふわは抵抗した。 (a2) 2022/03/27(Sun) 2:38:12 |
【人】 行商人 テレベルム>>+12 ラサルハグ 『使い魔じゃなくて俺が飼い主だが!? 俺はこいつにじゃなくてこいつの親頼まれて!』 「気が向いたから世話をしてくれているんだそうだ、嬉しいことだな」 『いつでも逃げて放っておいてやっても良いんだからな!! カ〜〜! 頭お花畑!!』 「ありがとう、ラサルハグ。 興味がなければ絵も色もわからないことばかりだろう。鏡、のようなものだと思ってくれ。 他人から見えたお前たちの色だ。俺は色をみる目だけはあるんだ」 いつかラサルハグ色変わった?と聞く頃にはすでにお爺ちゃんになっている可能性があるやもしれない。 そんな不思議な会話が交わされるような交流があるかはわからないが。 『こういうやつなんだよ! 無視すんな、しまうな! 俺をもっと丁寧に扱え。 ふんっ、それにしても赤いお前は賢いな! 教養もあって俺の声も聞ける、うんうん。 気に入った、すごいやつという名誉をやろう!! どうだ光栄だろう』 両手に丁度乗るぐらいの小さなキャンバスを包装して貴方へと渡す。とても満足げな様子は、作品を褒められた子供のよう。 「お金はいい、リボンはいるか? 気分が上がる」 『話を聞けよテレベレム』 (20) 2022/03/27(Sun) 17:55:51 |
【人】 行商人 テレベルム>>+13 ラサルハグ 「……?」 何故照れているかわからないが、頷いた。大丈夫だ。 「店の前に居るだけで、十分、目立つ。 きっとこの後あのイケメンは誰だったのかと話しかけてくる客がいる。 其れで儲かる。大丈夫だ」 人を見る目はあるんだ、と無表情で笑う。無問題。 「本来は、描いてほしいものがあれば描くんだ。 白いキャンバスに興味を持った客の望みを聞く。 その分の代金は貰うしついでに商品も買ってもらったりする。 この祭りの間に少しは稼げたから、余裕を持っている」 「それに……感謝の気持ちのような物だから、気にするな。 もし申し訳ないと思ったら、向こうで綿菓子が買えるぐらいのお小遣いをくれ」 『欲が無いっつーよりこの後頼まれたらラサルハグの顔でも描いて売るつもりだぜ! イケメンの顔は金になるからな! 大体は自画像だったり、あ、猫かいてるぞ猫! オレがいなくてもなんだかんだでもうけてやっていける奴なんだ! 』 (22) 2022/03/28(Mon) 19:14:10 |
テレベルムは、キンウに、にゃ。をしかえした。 (a4) 2022/03/28(Mon) 19:44:42 |
テレベルムは、某所とある時間、 白いふわふわ が霧散するのをみた。 (a5) 2022/03/28(Mon) 19:52:09 |
テレベルムは、白いふわふわは白いふわふわだ。 (a10) 2022/03/28(Mon) 20:51:04 |
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