人狼物語 三日月国


194 【身内RP村】賽来蓮迦-鬼ノ哭骸-

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【人】 混沌

 

[ 混沌から八卦が生ず。

  世界は太極。混沌状態から始まったとされる。 ]

 
(0) 2023/01/09(Mon) 20:03:54





到着: 月迦嶺鬼

【人】 月迦嶺鬼



かえせ 
かえせ

ちぎりは 
きれぬ

われらは 
きれぬ


かえせ 
かえせ

われのみこを
なく 
なく
 なくした
うばわれた


ああ いとわしく 
いとわしい


 
(1) 2023/01/09(Mon) 20:33:20


到着:

【人】



 少し昔話をしましょう。

 これはむかし、むかしの
 今や知る者も少なくなった話……。


(2) 2023/01/09(Mon) 20:45:07

【人】 月迦嶺鬼



 人は脆い

 人は弱い


 その生気さえ我に比べれば
 一滴の雫のようだ

 
(3) 2023/01/09(Mon) 20:49:45

【人】 月迦嶺鬼



 さて、今回の巫子はどんな者か

 山に捧げよ 神の贄
 供物となれ 人を救いたければ


 さあさあ 宵の刻
 迎えにいこうぞ

 
(4) 2023/01/09(Mon) 20:52:02

【人】 月迦嶺鬼



[ 雪の中、白が覆い隠す中。

  愉快そうに舞う姿。
  深紅の髪が靡き、揺れる。

  山は礼を重んじる。
  捧げる謳を
  神聖なる舞を

  与えよ、さすれば山は鳴動する。 ]

 
(5) 2023/01/09(Mon) 20:52:29

【人】 月迦嶺鬼



[ 生贄は吹雪の日に祭壇に一人で。
  神への捧げ物の扱いは丁寧に。
  純潔でなければならぬ。
  若く健康でなければならぬ。

  一つでも成せない場合には
  山の怒りが襲い掛かり
  鬼の恨みが喰らうだろう。

  これは契りである。違えるな。 ]


 
(6) 2023/01/09(Mon) 21:00:04

到着: 御供三樹

【人】 御供三樹

 
[ 
   ​─────とん、

            りん、  しゃん
                      ]

 
(7) 2023/01/10(Tue) 0:07:49

【人】 御供三樹

 
[  迷い 惑いて 血濡れた祭壇こそ
  吹雪の中に埋もれてしまえと
  何人の人間が虚しく空へ願いを口にしたのだろう


  叶わない 敵わない
  無く 泣く 巫子の命をもって
  数年の安寧を得るしかしようがない ]

 
(8) 2023/01/10(Tue) 0:08:49

【人】 御供三樹

 
[ ─────ああ、だって
にたくはない。

  いくつになっても もうじき迎えを目にしようとも
  真夜九つを何度でも迎えて
  一刻一刻を生きながらえていたいのだ


  けらけら。けらけら。 ]

 
(9) 2023/01/10(Tue) 0:09:41

【人】 御供三樹

 
[ もはや名も無き天鬼山の麓のこの村に
  生き長らえるは件の村長と理解している大人たち

  さぁ、それから


           子を産むための女と
           捧げられるための子ら


  ひとりで歩いてゆける年齢でなければならぬ
  ひとの営みなど覚えさせてはならぬ
  いずれ鬼様のもとへ還るとしても
  健康にたらふく食わせておかなければ


  全ては我らが生き長らえるため

  何も知らない なにもしらない
  子を また捧げよう

  違えてはならない 契りを深く笑みに刻みつけて ]

 
(10) 2023/01/10(Tue) 0:09:48

【人】 御供三樹

 
[ 女は嘆く
  私の子を選ばないでくださいと
  子は揺らぐ
  母を悲しませてはいけないと

  失いたくない者たちに
  今宵槍玉にあげられたのはひとりの
みなしご
 ]

 
(11) 2023/01/10(Tue) 0:09:56
到着: 神立

【人】 神立



  鬼の伝説なんて嘘っぱちの噂話だって?
  あぁ、噫、嘆かわしき人間よ。

  梅雨の露草から落ちる一雫程の
  生命しか持たぬ貴様らに
  あの御方の何もかも理解りはしないさ


 
(12) 2023/01/10(Tue) 0:11:36

【人】 御供三樹

 
[ 供物になるべく見捨てられなかったみなしごが
  成るべくして捧げ物へ選ばれた
 
  吹雪に覆われ一寸先もあやしい宵の刻
  こてりと教えられたとおりに首を縦に振って
  祭り上げられるために歩いてゆく

  吹雪と同じような銀の髪が
  びゅうと風に吹いて揺れた ]
 
(13) 2023/01/10(Tue) 0:14:02

【人】 御供三樹



   ……掛けまくも畏き月迦嶺鬼様
   天鬼の山の大神等

   天鬼の山の麓より
   契りによりて我が身を捧ぐ

   吹雪 禍事 祓い給えと申す事を 聞こしめせ
   かしこみ かしこみ お頼み申す


 
(14) 2023/01/10(Tue) 0:14:52

【人】 御供三樹

 
[ 雪に溶けてしまいそうなほどの白
  己の身につける着物さえも白く
  この世界の全ての色すらも錯覚するほどに

  その錯覚がなんと恐ろしいものか
  一時でもその色を見失ったことを恐れるが如く
  山の祭壇に佇む自らの未だ透き通った目に映るのは
  白を染めるような深紅 ]
 
(15) 2023/01/10(Tue) 0:14:58