[――そんな。夢を。
　　　　　　　　断ち切った手のひら>>67。]
　

　

[ユグ僕は、あの日の『吊るされた男』ではない。
　だから、迷っても、何も見えなくても。
　もう、自暴自棄で命を絶つことは、ないだろう。
　ここまで生きてきた。今更、惑わない。

　ユグ僕は、あの日の『吊るされた男』ではなく。
　ユグ僕は、昨日の盲目的な子供でもなく。
　ひとつひとつ、変わっていっているから。
　また少し違う未来を見つけたいと思っている。
　そんな思いを込めて、あなたの手を取ったのだ>>243。]

……それでも、世界が滅びるとなったら。
きっと悲しむ人がいるでしょうね。

[意見は様々、あったように思うが。
　おおよそ、強く滅ぼしたいという意見は聞いていないから、ゼロに言ったような結果>>2:164になる気がしている。
　それでも、過半数であったかは数えていないから――

　先生の傍、手を引きながら、少しだけ表情を曇らせた*]