人狼物語 三日月国


51 【完全RP】ポムペッシュ・フェーリンコロニー【R15】

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視点:


【見】 3-A 矢川 誠壱


[ そんな顔って、どんな顔だよ。

俺は普通にしてるはずだ。
ちゃんと、友達の顔をして、
特別になれなくたって、
友達でいられるならいいって。
この感情に名前をつけられないのは
どうしてか、なんて考えたくない。

笑ってるだろ、ちゃんと。
差し出した手を取られたら、
自分の中で引いた線をもう一度なぞって。

カッとなって、なんにもうまく
整理できないままここにきてしまったから。

ちゃんと、見直そうって、
もういっかい、向き合おうって思ってた。

もう一度繰り返された「サイアク」に
ずく、と疼くように痛んだ胸をおさえて。
口角を引き上げて、謝ろうって、

そう、思ったのに。]
 
(@76) 2020/12/01(Tue) 17:02:57

【見】 3-A 矢川 誠壱




   ───え、?


[ 唇に触れた、何か。
それはもちろん自分の指じゃない。
だって、いま、雨宮の体が、
すぐ近くにあって。

言われた言葉が右耳から左耳、
抜けて、理解が遅れる。

キス、した、うん、いま、

なんで、と問うよりも早く、
ぽそ、と落とされた言葉は、
静かな廊下の中に響くことはなく。
きっと、自分にだけ聞こえる声。
そっと、降りてきた。]

 
(@77) 2020/12/01(Tue) 17:03:16

【見】 3-A 矢川 誠壱



[ ぎゅ、と心臓が掴まれたように痛い。
ぐわ、と押し寄せる何かが腹奥から、
脊椎を通って、迫り上がる。
顔がぶわぁ、と紅潮するのがわかった。]




    ま、って
  雨宮、   もっかい言って。



[ 握った手が震える。
声も少し、震えてしまった。

彼がもう一度言ってくれるのならば、
W好きWが聞こえたその瞬間、
背を折り、下から掬い上げるようにして
その唇を塞いでしまおう。]

 
(@78) 2020/12/01(Tue) 17:03:43

【見】 3-A 矢川 誠壱




   ───…


[ いますぐ、認めていいだろうか。
この苦い思いも全て、恋だと。
わからないけれど、名付けても。]
 
(@79) 2020/12/01(Tue) 17:04:25

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 好きな人だと認めてしまえば、
あとは早かった。
すとん。と心に落ちた気持ちは、
しっかり恋という枠に嵌まった。

名付けるのがきっと怖かった。
だから、誤魔化していたのかもしれない。
雨宮が言ってくれたからこそ、
ちゃんと、向き合えた、なんて
カッコ悪くて言わないけど。

あれから、バーベキューに参加するのは
できなかったけれど、キャンプファイヤーには
こっそり隅の方で参加していただろう。
ゆらゆら燃える火を見つめていた。]

 
(@80) 2020/12/01(Tue) 20:38:11

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ いつから、だとか
なんで、だとか
きっかけ、だとか

そんなものは覚えていなくて。
ただなんとなく。ただひたすらに。
特別な人だったからだと思う。

ただの友達の枠組みに入りたくない、
そんな気持ちはずっとあったのに、
それを恋だと決めつけるのは嫌だった。
もっとずっと深い気持ちだと思ってた。
だけど、蓋を開けてみればそこにあるのは
どす黒い独占欲にまみれた靄で。
苦くて、痛くて、知りたくなかったと、
こんなもの、晒したくなかったと思ったのに。

それでも、掬い上げてくれたから。]

 
(@81) 2020/12/01(Tue) 20:38:23

【見】 3-A 矢川 誠壱




   ────おはよ、



[ 朝。
アラームの音に微睡から少しずつ、
すこしずつ、意識がはっきりしていく中。
まず目に入るのがW恋人Wである幸せは、
こんなにも甘やかで、温かいのかと
頬がだらしなく緩んだ。

認めて、自覚すればあとはあっという間。
好きだなあ、と仕草ひとつ、
表情一つを見るたびに思うのだ。]



    今何時?



[ そう尋ねてあくびを一つ。
ふ、と目線を遣って、ちょいちょい、と
手招きをすれば少しこちらに
顔を寄せてくれるだろうか。
寄せてくれないならば、仕方ない。
ぐい、と布団から乗り出して、キスを一つ。]
(@82) 2020/12/01(Tue) 20:39:01

【見】 3-A 矢川 誠壱


[ 悪戯した子供みたいな笑みを浮かべ、
目を逸らして、伸びをする。

さあ、林間学校も終わりだ。]


   掃除して、朝飯食って、帰るんだっけ?


[ 日程を確認して、またひとつ、
あくびを噛み殺した。]*
 
(@83) 2020/12/01(Tue) 20:39:25

【見】 3-A 矢川 誠壱


 
[ ギリギリアウトはセーフである。(?)

いつもは思いっきりアウトなのだから
ギリギリアウトはセーフなのである。

などとしょうもない持論を展開して
いる暇はない。バスに乗り遅れて、
ここに取り残されるのは
流石に己とて本意ではないのだ。

キスをしたら存外可愛らしい反応が
返ってくるものだから気分は上々。
掃除するかあ、と呟きながら起き上がる。
いや、その前にまず着替えて…
などと回らない頭を回してみると、
声が大きく上がるから動きを止めた。

ぐい、と押し付けられた箒を
成り行きで受け取る。

きょとん、としてそれから眉尻を
下げて、くつくつ笑ってしまった。
笑い事ではないのだから、怒られて
しまうかもしれないのだけれど。]

 
(@84) 2020/12/02(Wed) 8:47:24

【見】 3-A 矢川 誠壱




   ごめん、
   次から気をつける



[ と謝って、まずはそう、着替えよう。
それから掃除を始める。
「朝飯終わるかもしんないから食ってきていいよ」
と雨宮には伝えるけれど、行っただろうか。
部屋を綺麗にして荷物をまとめれば、
遅ればせながら朝食会場へ向かっただろう。

ばたばたしつつもなんとかバスに乗り込めば、
あとは学校へと帰るだけだ。

小さな振動に揺られながら思い出す。
鞄の外ポケットに入った雪の結晶。
そういえば、雪の結晶って、
幸運のモチーフになるんだっけ。

そっと取り出して見つめる。
ほんとに、幸せを持ってくるなんてな。
ふ、と頬を緩めてもう一度仕舞った。

これをくれた彼女の上にも願わくば
どんな形であれ、幸せが注ぎますように。]*
(@85) 2020/12/02(Wed) 8:47:42

【見】 3-A 矢川 誠壱



[ 恋とは難儀なものである。


結ばれたとて、そこがゴールではない。
ひとつのチェックポイントになるだけで
そこからまたひとつ、またひとつ、
何かと起こるいろんな出来事の中で、
ときにぶつかったり、一緒に乗り越えたり、
そんな日々を過ごしていく。
今まで知らなかったいろんな感情に
名前をつけて、それをぶつけたり、
ぶつけられたりして、ときには
言い合いになって、眠れない夜もある。
暖かさに、安らぐ昼の微睡もあれば、
愛しさに、胸が締め付けられる朝もある。

それが恋であり、愛であると知った。]

 
(@88) 2020/12/02(Wed) 20:50:53

【見】   矢川 誠壱



[ あのとき、ひとりの後輩に
言われたことがきっかけで
やっと知ることのできた感情。
あのとき彼女が知り得たことと、
その先の未来を己は知らない。

いつだか、ひとりの後輩と
自分たちは全く難儀な恋に
身を置いているな、と話したことがある。
あのとき彼女が選んだ答えを
己は聞かなかったし、今も知らない。

きっとこれからも知ることはないだろう。]

 
(@89) 2020/12/02(Wed) 20:52:12

【見】   矢川 誠壱




   すみませーん、


[ 呼びかけたカウンターの奥。
出てくる影はあっただろうか。

最近オープンしたというおはぎやさん。
思い出す。思い出してくださいね、と
言われたからじゃない。
忘れたこともなかったのだから。

だが、そこに見えた姿が
思い出した人と重なったなら、
少し驚いて、それから笑うだろう。

「ひさしぶり」
「最近どう?」
「あれからどうなった?」
「相変わらず難儀だよな」
「俺はさ、」

何一つ口にすることはない。]
 
(@90) 2020/12/02(Wed) 20:52:30

【見】   矢川 誠壱




   このきな粉のやつ、ふたつと
   こっちのあんこのやつも、ふたつで


[ そういって指した左手の薬指に
光る銀色のシンプルな輪っか。

語るつもりはない。
彼女には彼女の日々があって
俺には俺の日々があって

それはきっとどんな形であれ、
かけがえないもののはずだから。

比べることはない。
ここにいる彼女はきっと、幸せなのだろうから。

会計をするとき、首筋に光る
年季の入ったネックレスが目に入った。

目尻を下げて微笑み、お釣りを受け取る。]

 
(@91) 2020/12/02(Wed) 20:53:02

【見】   矢川 誠壱




    またきます


[ とひとこと残して、店を出る。
歩く足取りは軽かった。

自宅のドアを開く。
なかから聞こえた「おかえり」は
もう聞き慣れたものだけれど、
何度聞いたって嬉しいし、愛しい。]


    ただいま、おはぎ買ってきたよ


[ コーヒーを淹れて、おはぎを皿に出す。
春の陽気差し込む窓辺には、
小さな折り鶴と、雪の結晶が肩を並べて
穏やかな休日の昼を微睡んでいた。]**

 
(@92) 2020/12/02(Wed) 20:53:14

【見】 会社員 矢川 誠壱

  ──少し先の話



[ 教師になると言われた時は、
正直目が点になってしまった。
たしかに教員免許を取れる課程ではあるが…]


   雨宮が、先生…?


[ 頭をぐるりと巡らせて、想像する。
真面目な顔をして挨拶して、授業して
不真面目な生徒を叱って、諭して、嗜めて?

ほんとに?理科室でコーヒー淹れるわ
授業はサボるわ、タバコは吸うわ、の
あの雨宮が?]


    ふ、っく、くくく……


[ 眉根を寄せて、噴き出した。
そのまま静かに顔を伏せて肩を震わせる。
我慢できなくて笑っていたら怒られた。]

 
(@93) 2020/12/02(Wed) 22:11:19

【見】 会社員 矢川 誠壱




   いやだって、ふりようのお前がさ。
   要が聞いても笑うぞ、絶対。


[ そういってWふりよう仲間Wの
友人の名前を出せば、余計に笑えた。
ひとしきり笑ってしまった後、
ふう、と息を吐いて、微笑みかける。]



   でもまあ、雨宮は、向いてるよ。

   優しいし、人のいいとこ引き出したり
   伸ばしたり、上手いなあって思うし。

   あと、親身になってくれるし、
   …慕われる、先生になるよ、お前は。


[ そういって、くるり、視線を動かして
「でも」と落として、少し迷う。
続けるべきか、カッコ悪いしな、
でもまあ、今更かなあ、なんて。
んー…と詰まった後、またそちらを見つめ。]
(@94) 2020/12/02(Wed) 22:11:48

【見】 会社員 矢川 誠壱



   女子高生に囲まれて、きゃーきゃー
   言われてる未来が見える気がする。

   …それだけ、ちょっと癪だなって。


[ 羨ましいとかじゃない。
なんか、ムカつくなって。
いつだか、彼が己にいった言葉が
ふと過ぎったから、両手のひらで口元に
蓋をして、目を逸らす。
ふう、と息を吐くと、
「こんな気持ちだったの?」と
籠った声で小さく呟いた。
聞こえたかどうかは分からない。

ふ、と頬を緩めて、両手を下ろす。]

 
(@95) 2020/12/02(Wed) 22:12:08

【見】 会社員 矢川 誠壱



   牽制、しなきゃだな


[ と笑った。
どういう意味?と聞かれても
「なんでもない」と答えるだろう。

そうして、彼の着任のその日の朝。
呼び止めて、渡すのだ。
ちゃんとつけといてよ?と笑って、
こっそり買っておいた
銀色に輝く輪っかを。]**

 
(@96) 2020/12/02(Wed) 22:12:34