人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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【人】 田中 天美


[自分たちには時間がある。
 それは憂いではなく、楽しいことなのだと伝えるように]*
 
(235) 2023/03/14(Tue) 6:06:13

【人】 緑山 美海

これはこのキャンプ場で働く1人の従業員のお話だ。

朝早く出勤し、受付に行き、帳簿を確認する。それがその人のルーティーンであった。
その日の宿泊客の名前や人数を把握する、それは当たり前のこと。

受付の帳簿、普段は個人情報を守る為に閉じたままになっているそれが、珍しく開きっぱなしになっていた。
『誰かがそのままにしたのかな、後で注意しなきゃな』と思いつつ、視線をやれば。

”緑山” の名前の横に チェックアウトを表すレ点が印されていた。
(236) 2023/03/14(Tue) 8:39:50

【人】 緑山 美海

数日前に自身が受付を担当した、仲睦まじい夫婦。
その人たちの幸せそうな笑顔と左手の薬指に煌めく指輪が、何故か記憶に残っていた。

『楽しんで頂けたのだろうか』
受付をした時の光景を思い出しながら、そのことを考える。

あれだけの大荷物だ、きっと早くから準備をしていたに違いない。
お客さんの笑顔を見るのが好きなその人は、帰る時にも会話をしたかったな、と。

少し名残惜しい気持ちを抱いたが、人には人の都合があるし仕方がないと諦めた。
奥から同僚の1人が出てくれば、声を掛ける。

「あのご夫婦、もう帰ったんですね」

『あれ?今日は私が担当なんだけど、チェックアウトの受付なんてしたかな』『どのご夫婦ですか?』

「ほら、お揃いの赤い髪をしたご夫婦」
「紅葉みたいに綺麗な髪をしてたろ、目立つから記憶に残ってたんだよな」

同僚は不思議そうな顔で首を傾げ、口を開く。
(237) 2023/03/14(Tue) 8:43:16

【人】 緑山 美海

『そんなお客さん来ましたっけ?』


「············え?」












───受付の机上には、薄い茶封筒の中に入った宿泊費とホトケノザだけが残されていた。*
(238) 2023/03/14(Tue) 8:45:06

【人】 黒崎柚樹


 ────……ん……。

[目覚めて見上げた天井は、丸太が組み合わさった、もういくらか見慣れたもの。
武藤の部屋でも私の部屋でもなかったことには、さして驚きはしなかった。

いくらか身体が重いのは、昨日、ボート漕ぎとか魚捕りだとかの慣れないレジャーをそれなりしたのもあるけれど、それ以上に、あれから更に(2)1n4回、身体を繋げ続けたのが大きかったのだと思う。

どうにも気持ちが昂ぶってしまって、もっともっととねだったのは、私の側。

ごめん、武藤。きっと疲れてるよね。
でももう、けっこう良い時間になっているようだから。]

 ……武藤、おはよう。朝だよ。

[このキャンプは、やっぱり、"鍵を返して"おしまいなのだろうから。
なら、ちゃんと後片付けしてからチェックアウトしないとね?]
 
(239) 2023/03/14(Tue) 16:08:39

【人】 黒崎柚樹


[朝食は、ありものを全片付けようとした結果のホットサンド。]

 ……合わせてもだいじょぶかな……。

 カレーは懐が深いから、きっといけるよね?

[と、冷蔵庫内、1食分にも満たないくらいに残っていたカレーと、昨夜の残りのわさび風味のポテトサラダ、それと、とろけるチーズをぎゅうぎゅう詰め込んで焼いてみた。

わさびがカレーの味と喧嘩しないかなというのが心配だったけど、どうだろう。全然気にならなかった。良かった。

卵も数個残っていたからオムレツに。
ちまちま残っていた野菜も全部刻んで炒めて混ぜて、丸い形のスパニッシュオムレツ風にした。

あとは……と、残ってたジュース出したり、ココアも作ってしまったり、果物全部並べたり。

ちょっとばかり無節操かつ盛り沢山な献立だったかもしれないけれど。]
 
(240) 2023/03/14(Tue) 16:09:21

【人】 黒崎柚樹


[────そして最後、出立前に身支度を調えておこうとした私は、自分のドラムバッグを開いて幾度も瞬いた。]

 …………え……。

[だって、無かったよ?朝には。
朝に私、寝間着から一度部屋着には着替えていて。その時には、こんなの無かった。]

 武藤ごめん、洗面所使わせて15分くらい!

[言い置いて、色々引っ掴んでバスルームに駆け込んで。

15分どころか(21)20n30分くらいかかってしまったかもしれない。]
 
(241) 2023/03/14(Tue) 16:10:06

【人】 黒崎柚樹


[次に武藤の前に立った時の私は、春色の淡いピンクのブラウスに先週買ったばかり──武藤にもまだ見せてない──透け感のある淡いグレーのプリーツスカートを身に纏っていた。

ブラウスの下は、しっかり、"寄せて上げる"系。
ごくごくごくごく、うっすら、胸の膨らみが、あるかなあるよねあるといいなくらいの効果でしかないものの。一応。

薄く色づけた瞼や唇も、なんだかすごく久しぶりな気がしたお化粧だった。]

 えと…………、かわいい……かな……。

[現実世界ではもういくらか慣れた格好ではあったけど、今は、なんでかひどく恥ずかしくて。

もじもじしながら、でもこの格好で帰るねと、武藤を見つめて微笑んだ。]

 ────それじゃあ、帰ろうか。*
 
(242) 2023/03/14(Tue) 16:11:05

【人】 鈴木 深江


[天美とともに在れば>>230
 過去も、今も、この先だって、
 楽しいに決まっている。

 言外の思いは伝わらずとも、
 思っている事は同じだ。

 その確信がなくとも良い。
 結局大事なのは、今この瞬間だった。]
 
(243) 2023/03/14(Tue) 17:54:37

【人】 鈴木 深江

[はしゃいで騒いで楽しんで、
 こちらに飛び込んできた身を受け止めて共に沈んだり
 用意周到を褒められ得意げにしたり

 施設に同じ感想を抱いたり
 共に心地よさに身を沈めたり

 永く過ごしてきたと思えぬほどに、
 今の一瞬一瞬が大切だと思えている。]

 肌の病かぁ、そら浸かっとかんと。
 狐の毛並みもきれいになるんかな?

 ふふ、天美が贅沢病なったら
 まずは俺以外の飯しばらく禁止にしよな。
 
(244) 2023/03/14(Tue) 17:55:12

【人】 鈴木 深江

[温泉に着く頃には陽が落ち始め、
 空には夜が訪れかけていた。

 夕闇のグラデーション、
 そこに浮かぶ三日月は細く、
 何かの爪痕のようにも見える。

 あれが狐の爪痕だといいな。
 そうしたら、
 天美が死んでも、
 空を見上げたらいつでもきっと、
 思い出せる。

 だめだな、まだ感傷的が続いている。
 けれどきっと、
 明日にはまた能天気に戻れるだろう。

 でも自分たちには時間があるのは本当だ。
 無限に見えて有限の。時間制限が。]
(245) 2023/03/14(Tue) 17:55:26

【人】 鈴木 深江


 ……
 
(246) 2023/03/14(Tue) 17:56:18

【人】 鈴木 深江

[悩んだときはどっちもだと笑う天美に返すのは>>234
 ゆるりとした微笑だ。]

 それもそうだ。

[ぺたんとふれた肌はすべすべだ。
 毛並みもよくなっとるといいなともう一度笑って、

 時間があるから。永い、時間があるから。
 こうしてどちらも選べるのだと教えてくれる手を掴み、それに着いていく。

 今日も楽しいぞという宣言通りに>>230
 今日も本当に楽しかった。]
(247) 2023/03/14(Tue) 17:56:32

【人】 鈴木 深江


 帰ったら山菜のあく抜きして、
 明日にでも食おうな。

 そんで、その後はさぁ、

[そうして明日の予定を立てる。
 キャンプ場を出た後の予定も。

 一度家に帰って、それからどうしよう?
 また別のところに旅行に行こうか。
 次は海かなという話もしながら、
 きっと夜は更けていく。

 キャンプ場をあとにするのが惜しい気持ちはあれど、
 また来たくなれば来ればいいし、
 二度と来れないとしても思い出す事はできる。]
(248) 2023/03/14(Tue) 17:56:55

【人】 鈴木 深江

[好きだと言葉にするわけではない。
 愛していると伝えるわけでもない。
 なんなら天美と恋人という関係ですらない。

 これはその感情を言葉にしてしまえば、
 何かの形に当てはめてしまえば、
 それを失う怖さが加速するのが解っているからだ。

 けれど大事で、
 唯一無二のこの狐と過ごすこの時間を。
 ここが夢でも現でも>>=16
 在る限り大事にしようと、ずっと、これからも。

 湯に映った揺れる狐の爪痕と星影の中、
 吐いた息が湯気に揺らして散っていくように。
 様々に折り重なる事象の結果は、今日も当たり前にある。*]
(249) 2023/03/14(Tue) 17:57:23

【人】 大学生 寿 達也

― その後 ―


え、特賞!?


[授業が終わり、スマートフォンを見れば着信記録がついていた。
誰だろうとこちらから電話をし直すと何かの事務所に繋がって。
あちらから言われた内容に、思わずスマートフォンを取り落としそうになった。
大手のフィルムメーカーが主催している写真コンクール。
一般募集されてはいるけれど、プロも出品ができるということでなかなかレベルの高いコンクールに、要と行ったキャンプでの写真を出品したのだ。
もちろん公序良俗に反するようなものではなく、河原の裸足の要を写したものだけれど。
よくて入賞できれば、程度で送ったものだったのに、まさか第一席を受賞するなんて。
驚いている自分をよそに、電話は続いていた]
(250) 2023/03/14(Tue) 17:59:30

【人】 大学生 寿 達也


 場所のデータが破損してる?


[写真をどこで撮ったか記載されていなかった、と言われ慌てる。
この受賞報告もその不備を改めてほしいというお願いだったようだ]


 あれ……そういえば、あのキャンプ場……。


[詳しい場所を言おうとして、地図を思い出そうとするが、なぜか場所が思い出せない]


 えっと、山梨の……


[なぜだか思いだしきれず、咄嗟に過去に行ったことのある場所の名前を挙げたが、相手は記録さえ取れればいいらしく、納得するとあっさりと電話を切ってしまった。
しばらく余韻に浸っていたが、はっと我に返ると]
(251) 2023/03/14(Tue) 17:59:53

【人】 大学生 寿 達也



 そうだ、薫さん、薫さん!!


[慌てて写真部の部室に向かって走り出す。

あのキャンプの後から、自分は恋人を名前で呼ぶことにしている。
それまで、あの綺麗な人を自分の大事な特別な人だと皆に教えるようなことは、どこか引け目もあったし申し訳ないような気もしていて、二人きりの特別な時でないと呼べなかったのだけれど。

でも、誰にどう思われても構わない。

もう迷わない。

例え自分が彼にふさわしくない日が来たとしても、自分はまた彼に追いつくように走るから。
そしてあの人はきっとそんな自分をずっと見つめて、そして待っていてくれる。そう信じている*]
(252) 2023/03/14(Tue) 18:00:11

【人】 武藤景虎

 
 んん……、

[かけられた声に薄く目を開くと、見慣れた自分の部屋ではなかったけれど。

此処どこだっけとはさすがにもう思わない部屋のことを確認するより先、腕の中の体温を確かめるように抱き寄せて、目の前にある顔に唇を寄せた。]

 おはよ、柚樹。

[疲れてないから大丈夫と伝えるように、ぐりぐりと頭を押し付けると、チェックアウトと朝ごはんと片づけという夢の中なのに現実を突き付けられたので体を起こす。>>239]
(253) 2023/03/14(Tue) 18:04:14

【人】 武藤景虎

[今朝のホットサンドは昨日までの食事の残りを詰め込んだものらしい。
それから野菜の入った彩りのあるオムレツ。

今までの余りといっても全部美味そうだったし、喜んでいただきますをして。]

 やっぱカレーは万能だな……。
 ポテサラのおかげでボリューム感あるし。

 うん、オムレツもいっぱい野菜入ってるから
 いろんな味がして美味い。

[飲み物や果物も使い切っておこうということで、二人ですべて平らげれば結構な満足感を得られたんじゃないかな。

これから帰るだけって言っても、柚樹の作るものは食べておきたいし、いくらか覚える名残り惜しさと共、大事に噛みしめておいた。]
(254) 2023/03/14(Tue) 18:04:55

【人】 武藤景虎

 
 うん?別にゆっくりでいいが。

[髪もセットしたし装飾品も全部付けたから、オレの方は洗面所はもういいよと柚樹が駆け込んでいく>>241のを首を傾げて見やって。

鞄の中身を整理していたら、半年前は確実に入っていなかったものが内ポケットに入っていることに若干頬が赤くなったが、今回それは使わなかったのでそっと見なかったことにした。

それから、今年の正月に買ったピンクがかったワイシャツが出てきて、いつから入ってたのだろうと不思議には思ったのだけど。

そんなことがあったからか、戻ってきた柚樹を見れば一瞬驚きはしたものの、ああ、と納得がいって。

久々に見た気のする最近は見慣れたはずの装いに上から下まで視線を巡らせる。]

 うん、すげえかわいい。
 スカート買ったんだ?似合ってるな。

[そっと頬に指を触れさせると、微笑みを返した。

せっかくだからお揃いっぽい色のシャツにしとくねと着替えたから、コテージを出る時間はまた少し遅れてしまったかもしれない。]
(255) 2023/03/14(Tue) 18:05:46

【人】 武藤景虎

[それから、帰ろうかとコテージを出ると、手を繋いで管理小屋へと向かった。

鍵を受付に渡したところで視界がぼやける感覚がして。
―――繋いだ手を強く握りしめた。]
(256) 2023/03/14(Tue) 18:07:06

【人】 武藤景虎

 
 んん……、

[目を覚ましたのは呼びかける声が聞こえたからだろうか。きっとそう。

聞こえてくるのは聞きなれた鳥の囀りと、バイクの走り去る音。
うっすらと感じる一筋だけ遮光カーテンの隙間から差し込む光。

目に映ったのは見慣れた部屋の壁紙、
肌に感じるのは馴染んだ寝具、

―――それから、誰より大切なひとの顔と、腕の中の体温。]

 ……おはよ、柚樹。

[どちらからともなく顔を寄せて唇を重ねると、伸ばしていた腕を曲げて体を抱え込む。]
(257) 2023/03/14(Tue) 18:08:41

【人】 武藤景虎

[触れ合う肌の感触と熱さに、ああ、昨日もそのまま寝たんだっけ……?と寝ぼけた頭で思ってから、一瞬びくりと肩を揺らして。

そっと絡めた脚を柚樹の太腿の間に押し付けたら、また朝から発情でもしてんのかと思われたかもしれない。
それもあるけどそうじゃなくて、と重なった太腿を緩く滑らせる。

……よかった、"昨晩の"オレはちゃんとしていたらしい。
脚の間におかしな痕跡が残っていないのを確認して小さく息を吐いた。]

 ────ただいま。

[一緒に帰ってきたのだから、おかえりもあるのか。
でもやっぱり、ただいまの方かな。

柚樹が確かに此処にいること。
はっきりと思いだせる"昨日"の記憶と、その間にあった存在しない数日間の記憶。

話したいことがたくさんあるけど、今はこの温もりを感じていたくて。

胸元に顔を埋めて鼻先を摺り寄せると確かめるように強く抱き寄せた。]*
(258) 2023/03/14(Tue) 18:09:23

【人】 黒崎柚樹


[履けなかったスカートを履けるようになったのは、武藤のおかげ。

似合ってないと思われるに違いない、女装って笑われるに違いない……と高校時代からずっとスカートを遠ざけてきた私に、「オレは他から見た時にどうこうは知らない」と言い切ってくれたのが武藤だった。

似合うスカート探しの旅にいくらでも付き合うから、と。

そうして勇気を出して買った最初のスカートは、地味なシルエット、地味な色のロングスカート。

いや、最初はも何も、未だにそんな感じのものばかりで、ふわふわした素材や淡い色のものは未だほとんど持ててはいない。

この淡めのグレーは自分的にはものすごい挑戦で、透ける素材のプリーツも勇気を出さなければ買えなかった。

でも、武藤と、暖かい季節のお出かけも楽しみたかったし、寒い時期に一張羅のごとく着続けていた、魔女の服みたいな厚手の黒いスカートはいくらなんでも……と思って。

夢の世界がお披露目というのもなんだか不思議な感じだったのだけど、案の定、武藤は言葉を尽くして褒めてくれた。]
 
(259) 2023/03/14(Tue) 20:06:34

【人】 黒崎柚樹


 ……?。
 そのシャツも、武藤の荷物に"増えてた"んだ?

[武藤も着替えると言いだして、いそいそとピンク色のシャツに着替えていて。 >>255

それはお正月のデートでお互い、買ったものだった。
違うお店のものだし素材感も違うけれど、全く同じ色合いの春色のシャツ。

お揃いっぽい服を買うのは初めてで、ましてやこんな甘い色合いのものなんて……と、買う時は相当に気恥ずかしくなっていた事を思い出す。

────でも、うん。良いよね。

ふふ、と笑いながら、私たちはコテージを後にして、そして…………。]
 
(260) 2023/03/14(Tue) 20:06:49

【人】 黒崎柚樹


 …………ぁ…………。

[帰って、きた。

まだほんのりと肌寒い、朝の空気。
よく知るシーツの肌触りと、よく知るにおい。武藤の部屋のにおい。

────そっか。私、武藤の部屋に泊まって。

もぞりと身体を動かしたら、常通り、私を腕枕するように寝ている武藤も覚醒しつつあるみたいだった。]

 ……武藤?おはよう……?

[おそるおそる、声をかけてみて。]
 
(261) 2023/03/14(Tue) 20:07:05

【人】 黒崎柚樹


 …………へ、……あ、の……。

[起き抜けの武藤の奇行には慣れているけれど、目覚めて早々、いきなり足の間を(手ではなく足でとはいえ)まさぐってくるのは、さすがにどうかと思う。

一人焦り、一人納得している風な武藤の挙動を呆然と眺めているうち、その理由に気付いて顔を赤くしたわけだけど。

ええ、そうですね、危険日でしたよね。

危険日なのに──いや危険日だから──、私は例によって、沢山したがって。
武藤はそれに応えてくれたんだよね。

…………ああ、もう。]

 ……う、ん……おかえり…………。

[そんなだったから、何に対しての挨拶だか解らないまま、とりあえず"ただいま"への返事はしてしまったわけだけど。

────……あれ?]
 
(262) 2023/03/14(Tue) 20:07:29

【人】 黒崎柚樹


 武藤、さっきまで、キャンプ場に居た……?

[先刻からちらちらと脳裏に流れ続けている夢の残滓。

夢というには鮮烈に、食べたものの献立や味、切なさや苦しさとか、全部、早回しの動画のように流れていく。

問うたら当然、YESの返事しか無いのだろうし、そうなると武藤はきっと、私以上に色々覚えて帰ってきているのに違いないのは想像に難くなく。]

 あの……あ、の……。

[武藤にぎゅうぎゅう抱きつかれながら口籠もる。

"こっち"の私も"あっち"の私も。

それはもう、"ゆうべはお楽しみでしたね"と言われることしかしていない。しかも、"お楽しみ"なんて言葉では生ぬるいレベルで、まあ、そこそこ、激しく……?]
 
(263) 2023/03/14(Tue) 20:08:07

【人】 黒崎柚樹


 ………………。
 ………………。

 お手数……おかけしました…………?

[2種類の、"昨夜の記憶"を持つ私。

いずれにしても、そう言うしかなかったのだった。]


 
(264) 2023/03/14(Tue) 20:08:40