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【人】 杓谷 薫お風呂を沸かして、華蓮さんを優先した後は先におもちゃを片付けて、口も濯ぐ。 一応ね。華蓮さんを汚いと思わないけど、じゃあ自分のお尻にキスされた後とかごっくんした後にキスしやすいかと言われれば違うからだ。 自分も身を清めた後は料理。ピカタは鶏肉を処理して卵液に潜らせて焼くくらいだから、味付けを決めれば簡単にできて。 夕飯はそれはもう美味しかった! 「華蓮さんお料理上手ですね! ふふ、また一緒に作りましょ。」 ニコニコしながら夕飯を食べるけど、これを食べ終わったら今日はもう終わりなんだろう。 それが少し、寂しい。 寂しいが次がある。お互いの耳にあるイヤリングがそれを証明してくれてるようで、それはとても嬉しかった。 昨日今日で、あんなにしたのにまだ足りないって思ってしまう。 好きだ。好きだなあ、本当に。 でも、その日はもうそれ以上体を重ねなかったはずだ。 仕事の大切さはわかる。連絡先も交換してるし、次回には合鍵を用意しとこう。 そんな決意を胸に秘めながら、彼女を送るために夜道を歩いて。 (0) 2023/06/26(Mon) 6:19:48 |
【人】 杓谷 薫「…いつでも連絡くださいね。 私からすると、毎日会いたいってなっちゃいますから。」 流石に我ながらそれは鬱陶しそうだ。 だから、手を繋いで歩きながらちょっとだけ笑う。 送るのは駅までか、それとももう少し先? 繋いだ指先を絡め合わせて、少しだけ力を込めた。** (1) 2023/06/26(Mon) 6:20:04 |
【人】 杓谷 薫手を繋いでゆっくり歩く。 駅を過ぎてもそこで止まらず、歩いていくと華蓮さんの家…意外と近かったんだ。 「本当、思ったより近かったんですね。 良かった、…待ってますから。」 また連絡をくれる。その言葉を信じて笑顔を見せた。 少し寂しいけれどまた次があるんだもの。 いつか、私に惚れてもらえるように頑張りたい。 でも、嫌われないようにも気をつけなくちゃ。 親指で華蓮さんの手の甲をすりすりと撫でてから、離す前にと顔を寄せてキスしようとしたけれど。 (4) 2023/06/26(Mon) 19:35:19 |
【人】 杓谷 薫「…ずっとみていたんですよ、華蓮さんの事。 綺麗な人だなあって思っていました。 魅力的な人。大人の女性。 でもいつも一人で、時々寂しそうな目をするから。 放って置けない気がして。 もし私の体がネックじゃ無ければ隣にいられるのにって。 私の体がネックではなくなったなら 私の気持ちを沢山注ぎたいのにって。そう思ってた。」 それは、華蓮さんに対しての答えになるだろうか。 一目惚れに近いけどまた違う。 諦めばかり覚えていた私が、仕事を失う覚悟でそれでも手を伸ばしたくなった人。 手が届けばこんなに可愛らしくて、エッチで、もっといろんな顔が見たいって欲が湧いた。 私だけの色に染まれば良いのにって。 真っ直ぐに華蓮さんを見つめて、少しだけ真面目な顔をする。 繋いだ手を口元に引き寄せて、指の付け根にキスをした。 (5) 2023/06/26(Mon) 19:35:37 |
【人】 杓谷 薫「華蓮さんが、魅力的な人なのは大前提ですよ。 それに、好きだって言って華蓮さんが受け止めてくれるから。 …拒絶する人だったら、言えません。」* (6) 2023/06/26(Mon) 19:35:52 |
【人】 杓谷 薫「…………………………………え?」 一瞬、耳を疑った。 だって今好きって。好きになってる かもしれない だけど好きって確かに言ってくれた!疑問符がたっぷりの間を取って出た。次いで、かあっと頬が熱くなる。 真っ赤になってしまったし、両手で顔を押さえながら目を潤ませてしまった。 嬉しい。とても嬉しい。だけど。 「…んんんんんん、ぎゅーってしたら きっと歯止め効かなくなります! 嬉しいですけど、嬉しいから! だから今日は綺麗に帰ります…っ!」 嬉しいってキスしたら、絶対にそれじゃ終われない。 だから私はキスはせず、ぎゅっと華蓮さんを抱きしめるだけ抱きしめた。 甘い香りが鼻腔を擽る。下半身が反応してしまいそうで、比較的早く解放して。 (9) 2023/06/26(Mon) 21:50:39 |
【人】 杓谷 薫「次会う時までに合鍵、作っておきますから。 …愛してますよ、華蓮さん。」 けれど耳元にそんな決意を秘めた囁きを落とす。 にこ、と笑ってから背を向けて走り出した。 走って、走って。自宅に着いて中に入るとズルズルとその場に崩れ落ちる。 「はあ、やばかった…!」 華蓮さんの、無意識なのか計算なのか無防備な好意は私に取っては過剰に効いてしまう。 その日、私は華蓮さんを思いながらなかなか眠れなかった。* (10) 2023/06/26(Mon) 21:51:03 |
【人】 杓谷 薫そしてそれから、会いたいと言うメッセージはなるべくやめておいたけど。 おはよう、おやすみは欠かさない。 時々下着姿の写真なんか送って、華蓮さんもください♡なんてお願いのメッセージを送ったりしてしまいつつも叱られたらたぶんやめるだろう。 次に会えたのはきっと、プライベートより仕事中で。 バーカウンターの中で仕事をしながら、彼女の姿が見えたら頬を染めつつ店員の対応を取る。 「いらっしゃいませ。…いつもの席でよろしいですか?」* (11) 2023/06/26(Mon) 21:51:22 |
【人】 杓谷 薫下着写真が届かなかったのは残念だけど仕方がない。 自分で撮って送るなら…とも思ったのだけど。 送られたら送られたで仕事にならないかもしれないし。 耳元には鈴蘭が揺れている。それがとても、気持ちに元気を与えてくれる。 声が聞きたい、会って触れたい。そんな思いを毎日抱えながらも。 香蓮さんにいつもの席を薦め、ドリンクとお通しを差し出した。 店長には華蓮さんとのことは伝えてある。 仕事をきっちりこなすなら問題ないと伝えられていた。 だから今はあくまで店員の顔。 だけど…そっと、コースターと共に鍵を差し出した。 デートの時に話した、ペンギンのキャラクターのキーホルダーがついている。 (15) 2023/06/26(Mon) 23:06:23 |
【人】 杓谷 薫「こちらも、どうぞ。 …他の方には内緒ですよ。」 唇の前に人差し指を出して、ウインク。 私の分にはポムポムしたあの子をつける予定で、華蓮さんの鍵をもらえたらすぐつけるつもり。 ソーセージの盛り合わせを作ったり、他のお客様の注文を受けたりしながら。 「…今日は。どうされます?」 なんて、頃合いを見て今後の予定を尋ねてみる。 夜の仕事の私と違って、朝に起きて仕事を始める華蓮さんだから、夜更かしできない時もあると覚悟してるもの。** (16) 2023/06/26(Mon) 23:06:40 |
【人】 杓谷 薫ぱああ…!と、顔が期待に満ちた笑顔になってしまう。 ちなみに、写真を受け取った時もそんな顔だった。ニコニコニマニマしてしまって、仕事にならなくなる所だった。 そして今はまさに仕事中。 「そ、それじゃあ…仕事の後、どうですか? また一緒にお話ししましょ…けふん!」 咳払いが入ったのは、マスターの厳しい視線に気付いたからだ。 知っているし理解はしているものの、仕事中は仕事しろというのは解る。 だからアイコンタクトで謝罪を示すと、他の客のところにも注文を聞きに行った。 酒を準備し、調理をし、洗い物をし、片付けもする。 早く仕事終われ…と思っていたけど、カウンター席の女性客に絡まれた。 『お姉さんみたいな人が恋人なら良いのに〜!』って、確か前にも酔われてそんな事を言っていた。 思わず苦笑いして、首を横に振る。 (19) 2023/06/27(Tue) 11:11:53 |
【人】 杓谷 薫「申し訳ありませんが、私の心はすでに 他の方への専売状態になってますから。」 『え〜、どんな男!?』 「…魅力的な女性ですよ。」 さらりとそう言ったけど、今度は好奇心を刺激されたのか女同士?ビアン?タチネコ?なんて聞いてくるから、お冷を出しつつそこから離れて他のスタッフに交代して貰う。 ふう、と小さくため息をついて。 「お騒がせして申し訳ありません…。」 お店全体にいうようで、目の前の華蓮さんに頭を下げていた。 まだまだ、閉店までは時間がかかりそう。** (20) 2023/06/27(Tue) 11:12:15 |
【人】 杓谷 薫こういう時に男性の部分があるとちょっと困る。 " お楽しみ "ウインクの可愛らしさも相まって、ちょっと破壊力が高い。 これも私が華蓮さんとの関係に慣れてきたら大丈夫になるんだろうか。 顔を赤くしてちょっと前屈みになる私を見てマスターが呆れてため息をついている。 …本当すいません。 でも、前屈みついでに下の冷蔵庫の在庫をチェックする事にした。 集中集中、仕事に集中。 そうこうしているうちに店が閉まる。 だけど、私はマスターに最終締め作業を任されてしまった。 仕事中に気を緩ませすぎ、との事でマスターまで帰った店の中。 (23) 2023/06/27(Tue) 19:06:38 |
【人】 杓谷 薫「本当にすいません…、待たせちゃって。」 床を掃除して、テーブルを拭いて遅めの時間。 店の中には他に誰もいない。 店の入り口も鍵を閉めてあるし、鍵は今いる私とマスターしか持ってないから…という油断から、仕事着のまま華蓮さんをギュッと抱きしめた。 鼻先を首筋に埋める。甘くて良い香りに、思わずそのまま唇を寄せてしまう。 「イヤリング、着けててくれて嬉しいです。 仕事とかで嫌な事、ありませんでしたか?」 そんなふうに、いつもだったらお店の中でカウンター越しに聞くだろう話を、華蓮さんを抱きしめながら尋ねる。 カウンターに座ったままなら、無意識にカウンターに押し付けるようにして。* (24) 2023/06/27(Tue) 19:06:54 |
【人】 杓谷 薫「…正直にいうと、入りませんでした。 まだまだ私、華蓮さんにドキドキしすぎてしまって。」 そこは正直に答えておく。だって、ドキドキしてしまうのは仕方がない。 まだ華蓮さんの事を知らない頃ならよかった。 その肌の温もりを、甘い声や香りを、あの甘美な夜を知ってしまった後では、なかなか耐えることができないでいる。 我ながら中学生男子だろうか…。 「華蓮さんの方は、嫌なことなかったみたいで何よりです。 んんん、華蓮さんをチャージできると やっぱり元気になりますね…。」 こうして抱きしめてるだけでも華蓮さんをチャージできる。 やる気が出てくるし、気持ちが落ち着いてくるのだけど、やっぱり熱が凝ってくるのも確か。 ちゅ、と耳元にキスをする。 背後から抱きしめながら豊かな胸に手を伸ばししたから掬い上げるようにして揉み始めた。 ここには今誰もいない。 入り口のの明かりは落としているから新規の客は来ないはず。 それでも外で走る車のライトが時折入り口近辺を照らしていた。 (27) 2023/06/27(Tue) 21:03:17 |
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