「……ふむ」

投票結果を見て、それだけ一言。そのまま処刑室へと向かう。

「…………、」

歌声が聞こえる。応援が聞こえる。笑い声が聞こえる。


ルールに従え。やるべき事は普段と何も変わりがない。
空気を圧縮し刃と化させ、その刃を受刑者の足へ。……避けられなければ、大きく裂傷が入り。自ら動く事は難しくなるだろう。

……もう、笑い声は聞こえない。
声を出そうとした様な、詰まった血と空気の音も。
始まった歌もいつの間にか、その終わりを余韻を残して告げていた。

「…………、」

男はいつも通り、蘇生室への運搬装置と清掃装置を申請する。
そのまま処刑室に暫く留まる事だろう。

>>31　アマノ
一同が処刑室を出るまでここに居るつもりだったのだが。
ミズガネの亡骸を抱きかかえて途方に暮れているあなたを見つけると。そちらに近寄っていく。

「……。装置に乗せろ、と言いたい所だが」
「お前の体力と気力があるなら、連れて行くか？蘇生室まで」

ふと思い浮かんだ提案。

>>33　アマノ


「なら、さっさと乗せろ。……あいつの事だ、すぐ戻ってギャンギャン吠えてくるだろうよ」

そうして装置が去っていくのを見送って。掛けられた礼の言葉に「ん」と短く了承の意を返した。

「…………。」

ロールキャベツ^foodと牛乳^drinkを注文し、ついでに外部のラジオを付けてみる。
今やっているのは宇宙駱駝^animalの特集らしい。

>>a35
「……宇宙ラクダ？今の時代にラクダは必要はされないんじゃないのか。
　まずラクダってどんな生物だったか……足にこぶがある……」

>>45>>46　ルヘナ、レヴァティ
「つまりラクダはヤマとウマのキメラで、背中にこぶがある……？
　ヤマってあの山か？だとすると相当な大きさになるだろう……」

ラジオに集中しているのか、情報を流したのが誰なのかを確認していない。

「……何だ、随分騒々しいな」

ロビーに向かおうとして廊下の騒ぎに目を留める。
ちなみにレヴァティの罠に関しては知らないし今の所気付いても居ない。

>>67 な囚人
「…………。


聞きながら、今近付くのは危険と察して立ち止まる。