厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a31) 2023/03/07(Tue) 19:44:27 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[……いつかの夜のテーブル席、彼女と栗栖の賑やかな会食>>1:549>>1:572のことは覚えている。 なにせあのテーブルに、さりげなくかつ堂々とサーブしに行った当事者だ。具体的な会話は聞かずとも、雰囲気の良さが確かにあったな、と覚えている。 勿論、あの時の料理を、ふたりとも美味しく食べてくれていたということも! それでも、速崎が自分の中の「好き」に辿り着いただけの時点であれば、この記憶に映る色合いは何も変わらなかった。 葉月に対して「付き合えない」と伝えようという意志は確かにあっても。 それはイコール、栗栖に対してもそれを伝える、ということではなかったのだから。 けれども今は、もう、言ってしまった>>165。 貝沢その人が、今この店に来ているか否か>>103にもちゃんと気が回っていないまま――。 あの思い出がこれからどんな色合いになるのか、この時の速崎璥には、まだ判らない。**] (178) 2023/03/07(Tue) 20:11:33 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a36) 2023/03/07(Tue) 20:15:17 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[その後の栗栖の反応>>180>>181には――後から思えば、速崎にとって意外なことがひとつ含まれていた。 この時自分からぶちまけてしまった涙と情緒の所為で、当初は何も深く考えられなかったのだが……] ……そうだったん、だ。 そう、だね。うん。 [「好き」への答えよりも前に告げられた、『大丈夫』の答え合わせと、お礼>>181。 どうすれば『大丈夫』なのかも、「ありがとう」の言葉そのものも、今の栗栖と同じ立場にいた過去の自分にはできなかったこと。 目を合わせたまま微笑むその人の言葉に、否応なく、滲んでいた涙がぼたぼたと墜ちていく。 この時、速崎の手元には何の食材もなかった。その意味では、ここで涙を落としても大丈夫なはずだ。] (349) 2023/03/08(Wed) 9:43:32 |
【人】 厨房担当 ゲイザー―――…、そ、っか。 [「ゲイザーとは付き合えない」>>185。 栗栖からそう告げられた時――不思議と、すとんと腑に落ちた気がした。 これは、直前の言葉からある程度予想できた答えだったから、でもあったけれども。] うん、それじゃ、無理だよね。 『特別』になりたい人が、いるんじゃ、私とは無理だ。 正直に、言ってくれて、ありがと。 クリス、さん……ううん、クリリン。 [皆に分け隔てなく言える「好き」ではなく、「恋人に」「なれたら良いな」と、そう明確に伝えてくれた。 栗栖から視線を外さずに、迷いなく、その返答を受け入れる。] (351) 2023/03/08(Wed) 9:44:17 |
【人】 厨房担当 ゲイザー私の「好き」――恋心は、すぐには、消せないと思う。 そんなヤツでも、いいんなら。 私も、あんたとは友達になりたいし、友達でいたい。 [軽口を飛ばし合える程度に親しい「店員とお客様」ではない、かといって恋人でも「特別な好き」でもない、友達。 泣き笑いのままでその望みを口にしながら、ふっと零す。] 正直に言うと、私――… クリリンに告る気は、なかったんだよ。 こんな私でも、恋、できるんだって。 そう気づけただけで十分だった。嬉しかった。 ……流れとか勢いとかで、言っちゃったけどさ。 [一瞬だけ目を逸らしたのはばつの悪さからで、けれどもその「言っちゃった」ことに正面から向き合ってくれた人へと、再び目を合わせる。] (352) 2023/03/08(Wed) 9:44:44 |
【人】 厨房担当 ゲイザーだから、あんたが別の誰かに恋してたって、 全然気にしない心算だったし、 実際、あんまし気になったりとかしなかった。 ……だから、さ。 友達として、あんたの恋、応援させてよ。 誰と付き合いたいとか、そういうのは聞かないけど。 [こう栗栖に告げた時、自然と笑うことができた。 そしてこの時、速崎が頭の中にぼんやりと思い描いていたのは、「やっぱりカッチだったりするのかなあ」程度の、確証のない想像だったのだけれど――] (353) 2023/03/08(Wed) 9:45:07 |
【人】 厨房担当 ゲイザー( 別に「友達」として応援したとか そういう訳じゃ、なかった? じゃあ、なんであんなこと突然…… ) [皆様方もお察しの通り、速咲璥は 下手したら店長に怒られるレベルで 、オーダー対応どころか店内への目配りもできていない。故に、あの時葉月が店にいたかどうかもよく把握していないのだが、速崎なりに認識している限り、あの時は、いなかった。 実際彼の来店>>173は、丁度速崎から告白したタイミングだ。] ( 本人いないとこで、かっこいいとかベタ褒め。 ) [速崎自身もそういう返しをしていた訳だが、それは置いて。 そこで妙な違和感がこみ上げてくる。 あの二人は仲直りの後、これまで、どんな感じでいた――――?>>145] ( ………………まさか ) (355) 2023/03/08(Wed) 9:46:49 |
【人】 厨房担当 ゲイザー( Triskele…… )Tris ......tan. Sir Tristan. [意味がわかるとアウティングになりかねない単語を紡ぎかけた口を止め、別の語に言い換える。 あの『アーサー王伝説』、そして『トリスタンとイゾルデ』の登場人物の名。 詳細は省くがこの物語群も相当な人間関係で、けれども基本的には異性愛の関係性の暗喩で済むだろう、と。] ...don't wanna be Sir Lancelot or Iseult of the White Hands I just wanna be your friend, sincerely... [過った可能性のあまりの可能性に、今度は速崎の言語野がバグった。 全く以て聞き取れなくても問題ない呟きを真顔で零した後、(本当の咳払いはキッチンではできないので)咳払いするような素振りをひとつ。] (356) 2023/03/08(Wed) 9:47:44 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a62) 2023/03/08(Wed) 9:55:42 |
【人】 厨房担当 ゲイザー( 名残のやつ>>0……ホントは、 蒸し物や煮物がベストだけれど。 ) [栗花落には既に、イカ墨のリゾット>>230の具やトマト煮込み>>317と言う形でブロッコリーは供されている。 (「春のたまごふわふわ」>>285>>286>>287でも使われているが、こちらは高野に出されたものだ) キッチンやカウンターの状況、注文リストのメモに目を遣りながら、速崎は既に出してきたパン粉とハーブとを見やり] ( うん、ブロッコリー主役でやるなら、 ここはやっぱり、煮込みとは変化つけよっか。 ) [当初の考え通り、香草焼きで。 名残野菜の身の詰まった硬さについては、カットする大きさでカバーしようと。] (394) 2023/03/08(Wed) 16:11:00 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[ブロッコリーは小房に分け、一口で難なく食べられる程度の小ささに切り分ける。 硬い芯も本当は捨てるに惜しい部位なれど、水分の抜ける焼き物であることを考慮して、今回はできるだけ切り落としていく。 蕾の割合が多めの小房がひとつ、ふたつ、みっつ……たくさん! これをフライパンに入れ、下味程度の塩と水を入れ、蓋をして蒸しておく。 それから、他の具材も。 香草焼きならブロッコリー単体でも(速崎は)無限にいけるが、食感や色味の変化も欲しいところ。 アスパラガスやたけのこは主役食材として何品か出されている>>211>>212>>281からパスとして――。 ここで選んだのは、赤と黄のパプリカ、ブラウンマッシュルーム。 パプリカはブロッコリーの小房より少し小さめ程度に、四角くカット。マッシュルームは元々小さめのサイズのものを選び、石突を切り落とした上で、そのままの丸形で出すことに。] (395) 2023/03/08(Wed) 16:13:58 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[こうして、予め蒸したブロッコリーと他の野菜類を、グラタン用の深皿に移して詰めていく。 ここで用いたグラタン皿は、内側が白、外側は黄色。 皿の外側には浮彫という形で、花弁のまとまったダリヤの花のモチーフが描かれている。 蕾ながらも緑の花畑めいたブロッコリーの中に、パプリカの四角い赤色と黄色、マッシュルームのまん丸い薄茶色が入り混じる、野菜の盛り合わせ。 この上に振りかけるパン粉は、粉チーズと、パセリやオレガノ、タイム、黒胡椒を含むハーブソルトと混ぜ合わせたもの。 ハーブソルトの中には唐辛子が含まれているものもあるが、今回用いたソルトには含まれていないことを確認済み。 この上にさらにオリーブオイルを掛けてから、オーブンに投入。 焼き上がれば、皿の真ん中あたりのパン粉が、ほんのり狐色に焦げている。] (396) 2023/03/08(Wed) 16:16:25 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[……と、カウンターで注文を待っていた栗花落にも、先程の自分と栗栖とのあれやこれやは見聞きされてしまったかなと思い、笑顔のままで眉をへにゃりと下げた。 あの時栗花落が、葉月が駆け出した後の扉を閉めようとしてくれた>>188>>206ことには気づいていないまま。] さっきのは見なかったことに〜…とは、言いません。 ゲイザーにも、あんな暗くて、未熟で、ダメなとこ、 あるんだなーって、笑って受け流しちゃってください。 [苦笑いを明るい笑みに変え、「ごゆっくり」と言い残してから、速崎は別のオーダーの準備に向かった。 さてこの香草焼きは、葉月が店に戻ってきてから>>369>>370>>371栗花落に届けられたもの。 その葉月の告白>>293に対して速崎が何を答えたかは、これから語ることにしよう。*] (398) 2023/03/08(Wed) 16:22:26 |
【人】 厨房担当 ゲイザー― 再起動前 ― 応援してもらって別にいいでしょ。 [とまあ、その自論だけははっきり真顔で伝えた上で>>359。 バグからの回復後、「友達」としての栗栖>>360からの言葉に、はっとして目を見開く。 葉月本人だけでなく、自分自身も、彼のことを見くびっていた――そのことを突きつけられた時、まるで頭でも打たれたように、くらりと眩暈が過った。 それでも、栗栖から顔を背けずに、言葉の続きを聞く。] ……うん。 [口に出さないことも多いから、どれだけの者が気づいているかは知れないが――。 「貧乏だから可哀想」の件に限らず、速崎には、頭のどこかで「他者を自分より低く見る」きらいがある>>0:3>>1:409。大咲の試作品の件は、あくまで商品としてのクッキーへの指摘だけだったけれども。 この背景については、語る機会があれば、またどこかで。] (404) 2023/03/08(Wed) 19:15:58 |
【人】 厨房担当 ゲイザー―――そうだったん、だ。 [その事件>>1:4>>1:6>>1:24>>1:25>>1:26があった日、速崎に何があったのかは置いて、その現場を速崎は見聞きしていなかった。 結末だけ>>1:115>>1:130に触れていた耳は、事の次第をここで漸く知ることになる。] そうだったん、だね。 ……私が、テンちゃんにできなかったこと、 ハヅキんには、できたんだ。 [ふっと昔の心残りの名がここで零れたが、それはここでは些細なことだろう。 ただ、明らかにドスの入った声ではっきりと告げられたことに、目は逸らさないまま、苦しげな息をひとつ吐く。] (406) 2023/03/08(Wed) 19:16:55 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[それから「友達自慢」の意図を知らされれば>>362、別の意味で気恥ずかしくなり――。] ……マジ、バカな勘違いしてごめん。 恋愛脳のバグだって笑ってくれて、いいよ。 [思い返す。「怖かったら」というのは、「傷つけた相手に謝るのが」怖ければ、ということだろうと>>143。 だからこそ、葉月を引き合いに出してその勇気と根性を伝えたのだと。 速崎はそう理解し直して、ひどく苦い笑みを浮かべた。] うん、じゃあ、ちょっと肉作ってくる。 私のお任せでやっちゃっていいね? [その鶏肉の何かを手がけるのには、少し時間が掛かるが――。 ともあれ、この程度の事で、との言葉に気の抜けた笑みを零しながら、キッチンの仕事に戻っていった。*] (407) 2023/03/08(Wed) 19:17:34 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[それから告げられたのはオーダー……ではなく「好き」の告白。 言われた直後こそ、不意打ちを受けたようにきょとりと瞬いたものの、すぐに、ああ、と理解して。 身体ごと真っすぐに葉月に向き直り、落ち着いた態で、紡がれる言葉に耳を傾ける。] ハヅキさん。 ……ううん、ハヅキん、でいっか。 [「こたえてくれなくて大丈夫」とは言われたが、それでも答える。 ちゃんと真剣に向き合っていることを示すように、「さん」で一度呼びはしたけれど――やっぱり「なんでもない」今まで通りの呼び方がいい、と。] ありがと。ちゃんと、教えてくれて。 [眼鏡越しの葉月の両目を覗き込むように見つめて――見つめる目ごと緩める形で、表情を笑みの形に崩した。] (409) 2023/03/08(Wed) 19:19:38 |
【人】 厨房担当 ゲイザー知ってたよ、前から。 ハヅキんの顔に、仕草に――助けてくれたことに、 「好き」がすごく出てたから。 [「助けてくれた」はかなり抽象的な言い回しだが、これについては少し後に説明されることになる。] それでもさ、ただ「好きっぽく見える」だけなのと、 ちゃんと言葉にして伝えてくれるのって、違う。 思いをはっきり言葉に出すのって、勇気要るもの。 それも、ついうっかり……とかじゃない、 ちゃんと自分で心に決めて、口に出すのってさ。 (411) 2023/03/08(Wed) 19:20:23 |
【人】 厨房担当 ゲイザー私は別の人が好きかも、とか、 私にフラれるかも、って思ってたんでしょ? そう思った上で「好き」を伝えに来たハヅキんは、 ものすごく勇気あると思う。……うん、勇者だ。 [璥という人間が栗栖に対して行ったそれは、「好きでいるだけ」を良しとした者の事故的な吐露でしかない――少なくとも、この時の璥はそう思っている。 けれど自分の心と、葉月祐一という人の心のかたちは違う、と。 「関係ない」、「伝えたかっただけ」、とその人は言ったものの、そこに至るまでにどんな心の旅路があったか>>174>>175>>176>>238>>275は判らない。 判らないなりに、自分とは異なる苦悩があったのでは、と考える。] ってか、あのスターゲイジーパイを がっつり食べてくれた時から既に、 ハヅキんは勇者だったもんな。あっははあ。 [星を見つめる魚のパイを葉月と栗栖に食べて貰った夜を思い出しながら、気楽で他愛ない調子で笑い声をあげて――。] (412) 2023/03/08(Wed) 19:24:10 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新