生物学者 アマノは、メモを貼った。 (a42) 2022/07/23(Sat) 8:47:07 |
【人】 生物学者 アマノああ────いた。 [指定場所に車を飛ばし、きょろ、と辺りを見渡せば見慣れた赤髪が見えた。 今朝も見たばかりなのにな。 なんだか久しぶりな気すらして。] どこに行く予定なんだ? 明日明後日の休暇申請しておいた方が? [端末1つで申請できるからすぐできるけどなと肩を竦めた*] (280) 2022/07/23(Sat) 8:54:39 |
【人】 生物学者 アマノ["いってらっしゃいのキス"ぶりのキスに目元を綻ばせれば、とんでもない言葉が飛んできた。] な、なんで、お前の、家。 [理由がさっぱり、欠片もミクロもわからなかった。*] (285) 2022/07/23(Sat) 9:06:16 |
アマノは、バルハンwhereだろうが、のランダムが抜けてた…… (a43) 2022/07/23(Sat) 9:58:39 |
【人】 生物学者 アマノ>>294 ……そうなの? なら、いいんだけど。 ["そうなのねー"とか。 確かに親子の会話として想像できる範囲──その出典は映画とか小説とか──だけど、現実感覚としては遥か遠い。 そうは言っても、いざ会ったら罵倒されるんじゃないかという懸念が常に心の隅をちくちくと刺してきていた。] ────く、はは、お前、どんだけパン好きなんだよ。 俺もだいぶ覚えたけどな。 [バタールだの塩パンだの、なんでどいつもこいつもそんなにパンを食べたがってたんだか。 ああバーナード、元気にしてるのかな、ちらりとそんな事も思いつつ、ラサルハグが口走った"雨水"は何かの聞き間違いだろうと丁重にスルーした。] "旅行"とは違うけど……うん、こういうのすごく久しぶりだ。 [窓を少し開ければ頬に当たる風。夜の大気の匂い。 あの宇宙船の生活では得られなかったもの。*] (297) 2022/07/23(Sat) 10:24:54 |
【人】 生物学者 アマノ【〜1年後〜】 [俺達の見慣れた、あの繊細な刺繍入りの白服に愛用の黒いヴェール。 窶れた頬に薄く紅を刺して棺に横たわるチャンドラは、でも、ただ眠っているようにしか見えなかった。 その日は抜けるような青空で。 建物外に広がる庭園は今が盛りとばかりに数々の花が咲き誇り、そこにチャンドラが立って微笑んでくれるなら、それはここに居る誰より似合いの光景のように思われた。 でも今日、俺達は、彼女を見送らなくてはいけなくて。] ありがとう。 ────おつかれさま、チャンドラ。 [彼女だけに伝わるくらいの声で小さく告げながら、1人1人、彼女の棺へと花を手向けていく。 可憐な白いリシアンサスは、華やかすぎるバラよりも、香りの主張が強い百合よりも、彼女にとてもよく似合っていた。 俺は、神など信じないし、ゆえに祈りはしないけど。 でも、チャンドラの魂が辿り着くのは花が咲き緑が揺れる穏やかな場所であれば良いと、切に思った。] (320) 2022/07/23(Sat) 12:19:52 |
【人】 生物学者 アマノ[その場に居るのは、帰還後そこそこの頻度で見るようになった顔も居れば、かなり暫くぶりな者も居て。 その1人がバーナードだった。] ────……? お前、なんか、疲れた顔してないか? [見慣れない黒い服なんて着てるからか?と訝しがりながらも見やれば、へらりと笑うその顔にも、以前には無かった陰が落ちている気がして。 ふわふわとしたくせ毛は相変わらずなんだけどなと見下ろせば、後頭部に不自然な傷があるのに気がついた。 ────それは、"意図的に切り、再び塞いだ"みたいな。しかも、複数回。 怪我の治療としてではなく、移植縫合に近い、人為的でしかない傷跡。] お前……母星に帰ってるとか言ってたよな? >>262 何、されてた────? ["調査とか研究とか"と言っていたか?コレはそんなもんじゃないだろう。 チャンドラの伝手で入った研究機関での活動という二足の草鞋を履き始めていた俺は、その傷跡が"何によるものか"くらい、理解できるようになっていた。] (321) 2022/07/23(Sat) 12:21:31 |
【人】 生物学者 アマノ[バーナード君、久方ぶりの馬鹿ゲットおめでとう。 そんな茶々を入れている場合じゃない。] ────もう"終わった"のか? いや、そんな事ないな、 "あいつら"は容易には離さんだろお前の事。 [自問自答は秒で終了。 "使う道"、"使う道理"がある限り、あいつらは何度だってバーナードの体を切り刻むだろう。 俺達が眠っていた4年ちょっとの間、"命を切り売りする星"や"搾取する星" >>3:18 と、そんな文化から脱却を図ろうとする研究機関の対立構造はそこそこ大きなものになっていて、政治も強く絡み始めた結果、実験体らにある程度の人権が認められるようには >>266 なりつつあった。 幸い俺の得意とする微生物分野の研究はそれほど先には進んでおらず、研究機関には歓迎の諸手を挙げて出迎えられた。 バーナードの表情を見ることなく、俺はその場で各方面に連絡を入れ始める。 どこだ、どこからだ、あの星に一番圧力をかけられるルートは。] (323) 2022/07/23(Sat) 12:23:19 |
【人】 生物学者 アマノ[お前が"そんな"だとな、チャンドラに怒られるんだよ。 "馬鹿な子供が馬鹿な真似をしないように止めるのも、大人の仕事" >>4:81 なんだから。] バーナード、お前、俺のものになれ。 [言い放ったら、それは語弊がありすぎたようでおかしな声を挙げられてしまったから、慌てて言い直す。] いや、俺はラサルハグのものだけど。 っじゃなくて、そういう意味じゃなくて! 俺の居る研究所の所属になれと言っている。 ["お前には使い道があるからな"なんて言い方、嫌な響きも甚だしくて言ってる自分に吐き気がしてくるのだけど。 でも、"助けてやりたい"と告げたところで素直に頷くバーナードではないように思われたから、あえてそんな風に言ってやる。 たとえそれが小型宇宙船1隻分のコストがかかったとしたって、安いものだ。*] (326) 2022/07/23(Sat) 12:25:17 |
【人】 生物学者 アマノ>>343 ────誰かの助手席とか、初めてだ。 [いや、タクシーとかは別にしてだぞ? 楽しいものだなと目を細め、ちらりと傍を見るとラサルハグも常になく楽し気に瞳が輝いている。] お父さん、亡くなられてたのか。 [言い淀んでいる風ではなかったから、ぽつりとそう返した。先に、「母さんに」と言われていたから薄々気付いてはいたものの。] ────聞かせて欲しい。 お前のこと、もっと知りたい。 知ってても知らなくても、お前のこと好きなのは変わりないけど、それでも。 [もう10年くらいの付き合いになるのにな。 ラサルハグとそんな話をしたのは本当に、今日が初めてだったんだ。*] (346) 2022/07/23(Sat) 15:42:58 |
【人】 生物学者 アマノ………………。 [お父さんが亡くなったのは事故か何かで……?と問う前に、淡々と、でも穏やかな口調で、ラサルハグの家族の歴史が語られていく。 そういえば奴は大学でいつでも一番安い定食だったな、とか。教本も先輩から譲り受けたのを使っていたか────とか。 人の身なりにそう気づく俺ではないが、思い返せばいつも似た風な出立ちだったようにも思う。] (353) 2022/07/23(Sat) 16:43:27 |
【人】 生物学者 アマノ正直、な。 お前が心から納得して船を降りるのなら、俺も無理矢理宇宙に引きずり出そうとかは思ってなく、て。 ただ、その義足を理由にして諦めると言うなら、それは違うだろ、って────腹が立った。 俺、怒りすぎてたよな。 …………すまん。 [ラサルハグがあまり素直に己の事を語るものだから、俺も釣られてしまったんだろうか。 常になく、思うことが素直に口から零れていた。 だから強がることもせず、] ────正直、すごく緊張はしてるけど。 変に格好つけようとかは……思わないようにする。 [まあ、腹は括ったよ、と、小さく笑い。 うっすら空に赤みが増えてきたら、”朝っぱら”はもうすぐだ*] (354) 2022/07/23(Sat) 16:44:39 |
【人】 生物学者 アマノ[こんな突然に、手土産もなく申し訳ないと頭を下げる俺に、気にしないでとラサルハグによく似た蒼い瞳が細められる。 昨日の深夜に決まった訪問だったと言うのに食卓には絵に描いたようなこの地方の──つまり俺の故郷でもある──朝食が用意されていた。 懐かしい、と言う感覚とも少し違うのだけど、実家の家政婦が良く作っていてくれた献立。記憶の中のそれよりも、今日の食事は数十倍も美味しかった。」 ────この茄子、すごく美味しいです。 [味噌汁と漬物に使われていた茄子があまりに美味しかったから呟けば、庭で育てているのだと。 食後には、気に入ったなら持って帰れば良いと家庭菜園を案内してくれた。 いつの間にか、ラサルハグの姿は消えていた。] (368) 2022/07/23(Sat) 17:29:54 |
【人】 生物学者 アマノ────心配、ですか。 ラサルハグがまた宇宙に行くのは。 [別に、このタイミングを狙ってたじゃない。 けれど、ぽつりと言葉が落ちて行った。] あいつ、最初はもう飛ぶ事を諦めてました。 それを俺が「飛びたい気持ちが残っているなら飛べ」と怒鳴りつけてしまって。 今の義足がハンデなのなら、ハンデにならない義足を俺が作ればいいだろ、って……。 [でもそれは俺のエゴかもしれなくて。 悩んでます。 少し俯きがちに呟くように言った俺に、彼女のふわりとした微笑みは崩れなくて。 纏う雰囲気も顔立ちも全然違うのに、俺はどこか、チャンドラを思い出していた。 *] (370) 2022/07/23(Sat) 17:31:07 |
【人】 生物学者 アマノそう、ですか。 [馬鹿なんだからと言いつつ、彼女はとても嬉しそう。 仕方ないわねと、それは諦観でも悲嘆でもなく、ちらりと見た瞳は憧憬に近かったように思えた。] ────俺、ラサルハグが好きです。 学生の頃から。ずっと。 [意図せず”例の動画”と似た言い回しになったことには気付かない。 でもその口調は全く異なり、緑の庭に静かに落ちた。] (390) 2022/07/23(Sat) 20:46:36 |
【人】 生物学者 アマノ最初は、あいつの右脚になろうと思いました。 …………でも、それはあいつに失礼な話で。 今は共に歩きたいと思っています。 置いていかず、置いていかれず、いつでも横を見たら互いが見える距離と速度で。 [縁側に前屈み気味に腰を下ろし、決意するようにぽつりぽつりと呟いたら、”貴方、良い子ね”と、いう声と共に頭を撫でられた。 カサついて節ばった、働き続けた女性の手。 それでも俺は、サロンだのネイルだので磨かれた、綺麗に整っているだけのあの母親の指よりも余程に綺麗だと思った。 いつの間にかラサルハグも近くに居たが、どこから聞かれていたとしても、まあ構いやしないさ。*] (391) 2022/07/23(Sat) 20:47:45 |
【人】 生物学者 アマノああ、と……正直、"お母さん"というものが俺にはよく、わから…なくて。 両親は存命だけどいつの間にか勘当されていたし。 それ以前からもずっとそんな風でした。 だから俺には、"家族"というものの在り方も理想もわからない。 けど、ラサルハグは誰より大事にしたい。 そしてラサルハグが大事にしている人やものも、大事にしたいと思っています。 [伝わっただろうか。伝えられただろうか。 失礼な言葉になっていやしないかと、常の己の口の悪さを省みても今更なのだけど。] (405) 2022/07/23(Sat) 22:01:44 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新