人狼物語 三日月国


153 『Override Syndrome』

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 女子大生 マユミ

 
[ 先生から貰った、チケットの入った封筒。>>18
  開けて中身を確認する。
  勿論、ちゃんと鼠ランドのペアチケットが入っている。

  先生は友人と行くことを勧めた。
  恋人と行くと別れるというジンクスがあることは、
  私も知っている。
信憑性はあまりないと思っているけれど。


  言われなくても、慶人を誘おうとは思わなかっただろう。
  火事から半年経過した今、
  彼との間柄は非常に微妙なものへと変わっていた。 ]

 
(58) 2022/06/12(Sun) 19:23:52

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 法学部のイケメン彼氏の存在、
  私だって羨ましいと思わなかった訳ではない。
  "亜結実"であったときは、口をきいたこともなかったが、
  二人の仲睦まじい様子は、何度も目にしてきた。


  彼は顔だけが良い男ではなく、
  人柄も信用に足る人物だと、実際接してみてよく分かった。
  辛い思いをしたからと、煮え切らない態度の私に対して、
  不満を露わにすることなんて一度もなかった。

            「いずれ迷いもきっと晴れるから、
             それまでずっと傍にいる」


  そう言って私の心を支えようとしてくれた。


          
……恋人に成りすます詐欺師相手に。 ]

 
(59) 2022/06/12(Sun) 19:25:08

【人】 女子大生 マユミ

 
 
 
 
 
           
[ その優しさが、私は怖かった。 ]

 
(60) 2022/06/12(Sun) 19:25:26

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 抱きしめられれば、体は震え。
  唇を寄せられれば、涙が滲んだ。


  そんなに近づかれたら―――……
見破られてしまう!
 ]

 
(61) 2022/06/12(Sun) 19:26:04

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 何度もエデンにアップロードされた、
  真結実の幸福体験を味わった。
  
本当に、本当に幸せで。



                   
羨ましかった、

                   
妬ましい程に。
 ]

 
(62) 2022/06/12(Sun) 19:26:45

【人】 女子大生 マユミ

 
[ けれど実際同じ幸せを現実で喰んでみれば、
  同じものであることを疑ってしまう程、
  味わいが異なる。

  だって、現実で幸せを享受するには、
  その幸せを掴み取れるだけの"価値"がなくてはいけない。
  イケメンの彼氏に見合う、イイ女でなければいけない。
  皆に慕われるほどの、徳がなければいけない。


  それを持たない人間が手にすれば、
  分不相応な幸福は
から
に変わる。



         
見限られ失う怖さだけが、舌に残った。 ]

 
(63) 2022/06/12(Sun) 19:28:05

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 私は一度も幸福体験を、
  エデンにアップロードしたことがない。
  真結実は生きていた頃、定期的に投稿していたのに。


  
それは、"今の真結実わたし"が幸せでない何よりの証拠。 ]

 
(64) 2022/06/12(Sun) 19:28:43

【人】 女子大生 マユミ

 
[ こんなことではいけないと、
  アプリを起動して、イヤホンを付ける。
  "船越真結実"は、
  きらきらした人生を謳歌する素敵な女性。
  彼女は生きている。
  変わらず、幸福であるべき人間として。
  だって、この国に生きる全ての人間に、
  幸福を追求する権利があるのだから。>>0:n0

  味覚が麻痺するまで、
  幸福体験をオーバードーズすればいい。 ]

 
(65) 2022/06/12(Sun) 19:29:26

【人】 女子大生 マユミ

 
 
 
 
 
         
[ 
を食らわば皿まで。

           
You might as well be hung for a sheep as for a lamb. ]

 
(66) 2022/06/12(Sun) 19:29:50

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 現実と仮想の境目が曖昧になるほど、私は過食を続けた。

  
幸せになる事って、

  
実はそんなに難しい事ではないのでは?

  
ただ耳から流れ込む多幸感の海に、耽溺するだけでいい。

  
現実で幸せを掴もうとするより、

  
ずっとずっと確実で効率がいい。



  
私にだって、簡単に出来てしまうじゃない! ]

 
(67) 2022/06/12(Sun) 19:30:39

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 寝食を忘れて、ただただ耳だけを傾けた。
  邪魔をされるしうるさいから、
  スマホの通知機能をオフにした。



             
もう私には不都合は何も見えない。 ]

 
(68) 2022/06/12(Sun) 19:31:12

【人】 女子大生 マユミ

 
[ とは言え、今の私は実家で生活している身。
  家族が当然その異変に気付いた。
  ろくに食事もしなければ、自室から出てくることも
  少なくなった娘からスマホを取り上げて、
  「兎に角、病院に行きなさい!」と母が一喝。

  口答えするのも億劫で、適当な服に着替えた。
  意識はしていなかったけど、
  真結実なら絶対に選ばない暗い色の服ばかり。
  本当はメイクも面倒だったのだけれど、
  流石にすっぴんでの外出は躊躇われた。
  ファンデーションにフェイスパウダーを重ね、
  雑にチークをはたいて色付きのリップを塗った。
  目の下のクマもコンシーラーなど使う事無く放置。

  先生に貰ったペアチケット、そのままだったな……。
  そう思って、チケットをバッグの中に忍ばせた。
  私は使わないから、返した方がいいかもしれない。 ]

 
(69) 2022/06/12(Sun) 19:32:12

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 受付では、一瞬びっくりされたようだった。
  それが、死んだ姉の様だったからなのか、
  生き残った妹らしくなかったからなのかは分からない。


  診察を待つ間、
  ついバッグの中にスマホを探してしまうけれど、
  スマホは取り上げられたままだった。

                  
……落ち着かない。


  玩具を取り上げられた子供のように、母を疎んだ。
  やがて名前が呼ばれれば、診察室へ。 ]



               
―――――……。



[ 濁ったように虚ろな瞳が捉えた相手に、
  かける言葉を今の私は持たなかった。 ]**
 
(70) 2022/06/12(Sun) 19:33:07

【人】 医者 サキ


[ 今日も変わりなく、時間が過ぎていた。
  
お大事に
、と何万と言ってきたフレーズを
  また1つ積み重ねる、日常。

  そんな日常に薄くヒビが入ったのは、
  次のカルテを持ってきた看護師が
  どうにも落ち着かない様子を見せたその時だった。 ]

 
(71) 2022/06/12(Sun) 23:08:07

【人】 医者 サキ



   そうしたら次の方を───…
何かありました?



[ 尋ねれば、
  「船越さんの娘さんなんですけど…」

  と歯切れ悪くカルテを渡される。

  船越真結実。ここ半年見てきた名だ。
  半年前、久しぶりに持ってきた時だって
  こんなに驚いた様子はなかったのに。
  …驚いているのは、それだけの何かがあったのか?


  考えを纏めるのが精一杯、深く尋ねている暇はなく。
  呼んできますと言って看護師は待合室へ出ていった。

  少しして、入ってきた彼女の姿を見て。
  俺は思わず、持っていたペンを床へと落とした。 ]

 
(72) 2022/06/12(Sun) 23:09:49

【人】 医者 サキ



     ……っ
ッ、!



[ 形だけはこちらを向いているのに、
  まるで掴めない遠くの何かを
  見ているような、
ろいの瞳。


  しばらく、言葉が出なかった。
  言葉になり損ねたものが  
なんで、

  喉奥でつっかかって、押し返されて、
  胃の腑に帰っていく。  
どうして、


  カラカラと、落ちたペンの回転する音が
  虚しく時の進みを知らせていた。

  ───俺はその瞳を、知っている。

  同じだ。
  …10年以上前、嫌という程見せつけられたそれと。 ]

 
(73) 2022/06/12(Sun) 23:11:37

【人】 医者 サキ



   …とりあえず、こっちおいで。
   座りな、…ね。


[ ただ手招きすればいい距離だというのに
  どことなく落ち着かなくて、立ち上がって。
  この歳の子に話すには随分と幼い言葉を向けた。

  歩く様子が無ければ近づいて誘導したけれど、
  とにかく椅子につくまでは
  その様子をじわりと滲む目で見守って。 ]
 
(74) 2022/06/12(Sun) 23:12:54

【人】 医者 サキ

 
[ ───色濃い隈、…食欲不振か。
  化粧で顔色は多少誤魔化せても、
  若干痩けた顔の形までは隠しきれていない。

  ……でも、内科の仕事じゃ、ないだろうな。
  もし、この子の病気がOS*なら。
  精神科…心療内科の仕事だ。


  手が震える。声も。
  俺の管轄じゃないと分かっているのに、
  身近な人間であるという情が。
  助けられるんじゃないかと、淡い希望が。


  …見捨てられない。 ]

 
(75) 2022/06/12(Sun) 23:15:10

【人】 医者 サキ



   ……色々と聞きたいことはある、けど。
   先に1つ、聞かせてほしいんだ


   君は、………
"船越真結実"で、間違いないか?



[ じ、と虚ろな瞳に焦点を合わせ、
  あくまで、柔らかく。
  震えている以外は、優しい声で、尋ねる。

  これからの何もかもを、
  分けてしまうのはきっとここだ。 ]**

 
(76) 2022/06/12(Sun) 23:16:14
医者 サキは、メモを貼った。
(a2) 2022/06/12(Sun) 23:18:04

【人】 会社員 ツグアキ



[ もう、今更どうでもいいのだけれど。

  どうせ研究するなら、対象を
  脳にすればよかったとだけはつくづく思う。

  忘れたいことを綺麗さっぱり消し去るような
  奇跡の仕組みがあれば

  脳に血糊の手型がべっとり張り付いて
  離れないこの靄に

  覆われることもなかっただろうに。  ]
 
 
(77) 2022/06/13(Mon) 13:46:12

【人】 会社員 ツグアキ


[ 結論から言えば俺の論文の出来は
  かなりよろしく、ぱっとしない後継の
  箔付にぴったりだと見染められたと
  いうだけの話。

  今思い出しても笑いが止まらない。

  それは取引、などという対等なものではなく
  強要、恫喝、脅迫を、
  礼儀正しい体裁と言葉で包みかくした
  結論ありきの交渉だった。

  なんのことはない。
  俺は多額の金と引き換えに
  未来とプライドを売り渡した、

  売り渡さざるを得なかった、だけの話。 ]
 
(78) 2022/06/13(Mon) 13:46:56

【人】 会社員 ツグアキ



[ 持ち得る者、の無敵感。チート。
  相手には有った居場所>>0:122
  俺にはなかった、だけの話。  ]


 「敷かれたレールを踏み外してはいけないよ。
   踏み外したら最後、
    二度と戻って来れないからね。」>>0:6
 
 
(79) 2022/06/13(Mon) 13:48:07

【人】 会社員 ツグアキ


─── 光の丘診療所

[ 病院の名前は知識としては知っている。
  Override Syndromeという病状も知ってはいる。

  だからこそ俺が今この病院の待合室に
  座っていることだけがひどい違和感。

  落ち着かない気持ちを無理矢理
  落ち着かせるように柔らかな椅子に背を預け
  持ってきた本を開く。

  変わらぬ穏やかな表情のまま
  口角の位置はゆるやかに弧を描いている。
  ただ、ページを捲る指先は小刻みに震える。 ]
 
(80) 2022/06/13(Mon) 13:51:45

【人】 会社員 ツグアキ




  蟾蜍。
それが、自分だ。
  世間がゆるすも、ゆるさぬもない。
  葬むるも、葬むらぬもない。
  自分は、犬よりも猫よりも劣等な動物なのだ。
  
  蟾蜍。
  のそのそ動いているだけだ。
**
 
 
(81) 2022/06/13(Mon) 13:52:38

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 真結実を知る人間にとっては、
  違和感を覚えざるを得ない状態だったようだけれど、
  私自身にはそんな感覚は一切なく。
  
"真結実"であろうとする気概さえ、今の私にはない。


  先生を見ているようで、追い求めているのは楽園の先。
  その表情の色にさえ頓着せずに、
  ペンが落ちて転がる音を落胆と共に拾っていた。>>72

  座るよう促されれば、言われるがまま腰を下ろす。>>74
  優しい声に、安堵することはない。
  
私が聞きたいのは、幸福の音。唯それだけ。 ]

 
(82) 2022/06/13(Mon) 18:33:39

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 病院へ行けと言った母の示す"病院"とは、>>69
  『東雲医院』のことだったのだろうか。
  私の状況を鑑みれば、
  素人だって内科が適任とは思わないだろう。

  それでも私にとって病院とは、『東雲医院』だったから、
  母の考えがどうであれ、
  ここに来る他なかったのだけれど。

  瞳は診察室を確かに映している筈なのに、
  私が見ようとしているのは本来見えないもの。
  先生も同じく、私ではない別のものを想起しているとは、
  気付くはずもない。 ]
 
(83) 2022/06/13(Mon) 18:34:30

【人】 女子大生 マユミ

 
[ そんな、心ここにあらずな私ではあっても、
  "船越真結実"であるかどうかを確認する質問には、>>76
  流石に意識を現実に引き戻された。 ]


   先生は、私が"船越真結実"ではないと?
   私に"真結実"は荷が重いと、
   役者不足だとそう仰るのですか?


         [ 柔らかい声が痛かった。
           優しい声が怖かった。
           その奥に嘘を糾弾する本音があると、
           私は勝手に捉えていたから。 ]**

 
(84) 2022/06/13(Mon) 18:35:41
女子大生 マユミは、メモを貼った。
(a3) 2022/06/13(Mon) 18:37:13

 




情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

生存者 (4)

カナ
0回 残----pt

 

サキ
19回 残----pt

 

ツグアキ
0回 残----pt

 

マユミ
22回 残----pt

 

犠牲者 (1)

???(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

イヴ(3d)
0回 残----pt

 

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.12 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa