【人】 大富豪 シメオン─ Bar passion ─ [その金貨の重さは女の可能性の先にある『美』の価値。 そして同時にそれは挑発でもある。 明らかに見合わぬ対価にお前はどうやって贖うのか、と。 憂うその眼差しは音を濁らせたりはしない。 だが、それこそがこの女の落とし穴ではないだろうか。 心惑わされても変わらぬ音に大したものだと感嘆しつつも、それ故にそれは技であって『美』ではないと男には感じられる。] (81) 2022/11/21(Mon) 20:01:08 |
【人】 大富豪 シメオン[チャリと金貨の音。 男は声なく告げる、それでは足りないと。 女の価値はこの程度ではないと、値を吊り上げていく。 曲の一つが終わるたびに。 音の一つが響くたびに。 今の女には釣り合わぬ枚数の金貨が積まれていく。 男は決して容赦することなく、女の可能性、未だ聴けぬ『美』に相応しいだけの枚数を重ねていく。*] (82) 2022/11/21(Mon) 20:04:39 |
影街の魔女 ブランシュは、メモを貼った。 (a18) 2022/11/21(Mon) 20:06:04 |
【人】 画術師 リュディガー[>>56 扉の奥から、不機嫌そうな声が聞こえてくる。まあ、これは想定内。まずこの男の機嫌の良い顔などほとんど見た事がない。] えー?いいじゃん、別に。自分に施術してもらうんじゃ、『絵』を描けないし…… ちょっと軽めの痣を消すとかニキビの治療するとか、そういうのなら誰かに見られたって大丈夫だろ?もちろん、お客様からも許可取るし、なんならおれからチップ出してもいいからさあ……一度でいいんだよ、お願い〜 [プライベートの侵害である、というのは正論なのだが。それでも譲れないものはあるのだ。「画術師は、一度『描きたい』と思ったテーマに執着するものである」と祖父から教わったし、実際そうであると思う。] (83) 2022/11/21(Mon) 20:11:16 |
【人】 画術師 リュディガー[彼の「施術」を間近で見たのは、一度だけである。 モデルショーに出る予定だった姉が、前日に酷い吹き出物を患ってしまい、大慌てで治療法を探し……辿り着いたのがココだった。 「一人じゃ不安だから」と呼び出され、おれは隣で大人しく見ていただけだったのだが。 カンバスの上に筆を走らせて、そこに『美』を生み出すように。姉の肌が美しく整っていくさまにとても感動したのだ。 うっかり見惚れてしまい、あの日の光景を『描けなかった』事は、未だに後悔している。]* (84) 2022/11/21(Mon) 20:18:45 |
【人】 画術師 リュディガーーー回想/数刻前ーー >>14 あ、ついでにこっちはリュート弾いてたお姉さん>>24に。……こちらも凄く『綺麗』だったよ。 [もう一枚、丸めた画用紙をバーテンに手渡す。 歌姫へ贈ったもの程、華々しくはないが……美しい調を模した魚達が浮き上がる『絵』である。 度々家族に連れられ、ここの舞台を観てきたが。チップのオマケに自身の『術画』を渡すのが、慣習のようになっていた。 なお署名は入れていない。なんとなく、「ナナシの誰か」から渡す方が粋な様な気がしているから。] (85) 2022/11/21(Mon) 20:21:41 |
【人】 画術師 リュディガー[『術画』といえば、] (少し前に行った舞台で「怪人」の姿を見るとは思わなかったな。あの時はすぐに消えちゃったから、『絵』を渡しそびれちゃったんだよなあ〜) [>>34 高らかに歌い上げていた男の姿を思い出す。圧巻のパフォーマンスに飲み込まれながらもこっそりと描き上げた『絵』は、とりあえず自由帳に挟んでしまっておいてある。 神出鬼没な「怪人」なので、渡す機会があるかは謎であるが。] (86) 2022/11/21(Mon) 20:22:23 |
【人】 画術師 リュディガー(そういやあ、今日は珍しくシメオンのじーさんを見かけてないな。 あのじーさんの事だし、どっかで美女引っかけてるんだろうな〜。次はどんな美女に手ェ出してることやら。) [実家のツテで多少は面識のある、富豪の男を見かけなかった事を今更考えていた。強欲に生きる彼について思う事は「お盛んなこって」程度である。 先ほど、少しだけ関わりのあった女性達に声をかけているとは露知らず。>>30>>59>>41>>53]* (87) 2022/11/21(Mon) 20:23:05 |
【人】 奏者 イルムヒルト[少しだけ、曲調が変わる。 其の1曲の後半だけ。少しだけ普段と違うもの 己の中に新たに芽生えた憤怒を。或いは――…… 混ぜたのは確かに魂をもかき乱す、音*] (89) 2022/11/21(Mon) 20:26:24 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネ――ベランダ―― [男が紫煙をくゆらせ恐ろしく黒い珈琲を口に含んではこの世のものとは思えない程に苦々しいものを飲んだような顔をしていると真っ黒な梟が飛来してきた。 >>75黒き梟はいつも決まって同じ位置にとまり要件を伝えてくる。 梟が言語を語る光景は初見であれば物珍しさに瞳を輝かせようものだが残念なことに男は珈琲の苦味を口内に残したままの表情であった。 言葉が終われば男は口を開く] これはこれは梟殿。 毎度完璧なる執事の様な振る舞い大変素晴らしい。 予約でありますが……。 [脳内に浮かぶ空白に男は超絶苦い珈琲を口に含んでいる時以上に苦々しい表情を浮かべた] (90) 2022/11/21(Mon) 20:33:48 |
画術師 リュディガーは、メモを貼った。 (a19) 2022/11/21(Mon) 20:33:50 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネブランシュ様に言伝を。 大体いつも通りの具合です。 来られたい日取りをお伝えください、と。 [言伝の内容で好きな時間に来られたしということは伝わるだろう。 彼の魔法店「ヴンダーカマー」の店主には世話になっている。 主に使用する魔薬の抽出を依頼するのだが対価に>>50「寿命」を求められたあたり男は自分のことを棚にあげながらも怪しいと言わざるを得なかったがそこは処世術。 努めて笑顔のままに『寿命よりも余程に若さを保たせますよ』と引き込んだのが付き合いの始まりであったか*] (91) 2022/11/21(Mon) 20:33:51 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 数刻前の ― ああ、「名無し」さん。 来てくださったのね? 今日は魚さんなのね。綺麗……。 [画用紙を開けば、魚達がふわり、ふわりと天に浮かぶ その光景に女は小さく笑みを零す。>>85 この素敵な「おまけ」が時折、女の演奏後 届けられるようになってから時間は割と経つ。 女は演奏後にそれを開いて 絵という調べを感じるのを、心地よくも嬉しく感じていた。] 次はどのような調べを、 見せていただけるのかしら。 [お会いしてみたいけれど、名もなきそれを心待ちにするも事実 そっと懐にしまい込み、リュートの弦を調整することにして 大富豪がやってきたのは、その折に*] (92) 2022/11/21(Mon) 20:40:54 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネ――店内―― [男は末恐ろしい程黒い珈琲を二度口に含む。 >>83何度言っても理解してくれないこの野郎ことリュディガーは一体いつになったら理解してくれるのかと不毛な思考を脳内で広げる] ちょっと軽めの痣やニキビが『美』を損なう。 軽めだから大事ないのではないんだぞ。 誰しもが不安なんだ。 少しの痕が尾を引くようにな。 [男は右手で自身の顔右半分を覆いそこにある瘢痕をなぞる] お前さんの姉もそうだったんだろう。 不安だから同席を求めた。 来店したときの表情と吹き出物が消えたときの表情。 俺はどちらも覚えているよ。 [この世の終わりを迎えたかのような表情は吹き出物を消し去り終われば晴れやかな春うららかな日々のような表情へと変化した] (93) 2022/11/21(Mon) 20:41:57 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネ許可を取れる客がいるなら構わんさ。 チップを出す出さないはお前さん次第だ。 だが、見つからないだろうとは思っている。 [以前から仮に許可が得られるならば許可しようとは伝えてあると記憶している。 一等星を目指している星たちには描かれることは未だ荷が重かろうし、食いものにされた星であれば尚の事拒むだろう。 リュディガーだけの伝で連れてくることが出来れば宜しいと単純明快な解答を伝える] 見たいなら自分の身体を使えば良いだろうに。 お腹の方ならば見えるじゃないか。 うちはその辺りで差別も区別もしないからな。 [男女の差別区別はしないと暗に口にしているがこの男、リュディガーのことを男と思っている。 そのための野郎呼ばわりであり姉に関しても男と二人きりは怖いから弟を連れてきたのだろうと認識していた*] (94) 2022/11/21(Mon) 20:49:56 |
【人】 踊子 リリー初めてだったの。 まず真っ先に触れるのが、私の髪でも目でも無く 踊りの不自由さだった人なんてね。 ……彼、私に 「もっと自由に踊っても良いんじゃないか」って、 そう言ったのよ。 [ 機嫌を損ねた、なんてことはない。 何故ならば彼の指摘は至極真っ当なもので、 ──女も自覚していることだったから。 マスターに声を掛け、飲み物を二人分注文すれば 女は彼女へと一つを差し出した。 依頼の報酬は事前に渡してあるから、 これはあくまで、友人と飲みたいだけ。 ] (96) 2022/11/21(Mon) 20:52:01 |
「邪毒」 スカリオーネは、メモを貼った。 (a20) 2022/11/21(Mon) 20:52:47 |
【人】 踊子 リリーイルムヒルトは、どう? もっと自由に──何も気にすることなく、 なにかを奏でてみたくなる時は、あるかしら。 [ 小首を傾ぎ、彼女の瞳を見つめる。 この街で生き、共に美を披露する身であるが故に 彼女が見せる反応次第では、当然 深入りするつもりはないけれど。* ] (97) 2022/11/21(Mon) 20:53:18 |
【人】 大富豪 シメオン─ Bar passion ─ [何か一つを極めるということは、様々なことに通じるという。 男にとってそれは剣であったが真理とは得てしてそういうものなのだろう。 故に、男は女に圧をかけ続けた。 まるで覚醒を促す様に、女の音の先がもうすぐそこまでであるかの様に、それを見透かす様に。] (98) 2022/11/21(Mon) 20:54:17 |
【人】 大富豪 シメオン[男は口の端をくいと上げた。 それと共に金貨を積み上げていた手が止まる。] ……届いたな…… [その呟きは満足そうだった。 そう、確かに届いた。それは一瞬だったかもしれないが、しかし可能性は確かに現実となった。 女神へ捧げるに相応しい『美』が確かにあった。] まさか本当に届くとは。 [いつかは届くという確信はあった。 だが、今この瞬間に届いてみせるとは男ですら慮外のことだった。*] (99) 2022/11/21(Mon) 20:56:05 |
【人】 画術師 リュディガーけち。 [>>93 悪態をついたものの、向こうが正しい事は分かりきっている。そして自分がどれだけ無神経な事を言っているかも。 己だって姉のひどく焦燥した顔も、無事に施術が終わって安堵しきった顔も。ちゃんと覚えている。 だが、だからこそ。] ……だって、 『綺麗』だったから。 [あの魔法が施される瞬間を、どうしたって描き残したいと思ってしまうのだ。] (100) 2022/11/21(Mon) 21:10:25 |
【人】 画術師 リュディガー[>>94続いた言葉に、きょとんとする。] ……許可が取れそうな客? そっか、その手があったか。 [施術を施す瞬間に、立ち会いを許してくれそうな相手。幾人か、心当たりはある。とりあえず何人かに声をかけるか……と思っていた時に、もう一言続き。] おれの腹ァ?手入れとかする必要無くね……? [確かに自分に施術するとして、その辺りなら問題ないか、とも思うのだが。あいにく美容には興味があまり無いのである。……元より手入れの必要のない部分に施術されたところで、おそらく望む光景は見られないだろう。] (101) 2022/11/21(Mon) 21:22:21 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a21) 2022/11/21(Mon) 21:23:58 |
【人】 奏者 イルムヒルト そうね。 私は……自由と、いうより。 何方かというと。 ―――――私は、私を奏でたい。 私を、探してるの。 私だけの、”美”を。 [リリーは、どうかな。と その言葉に何か刺さるものが、あったのかしらと 貴女のことを、聞きたがる*] (103) 2022/11/21(Mon) 21:28:36 |
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