人狼物語 三日月国


181 忘却の前奏曲、消失の1ページ

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視点:


到着: 惜別ハツナ

【人】 惜別ハツナ



 「 ハツナちゃんって、太陽みたいだよね 」>>0


    そーかな、ありがとう。
   
(そんなこと、ないのに。)



[ いつだって私は笑ってそう返してた。
  でもね、言われるたびに
  複雑な気持ちになってたんだ。 ]


 
(5) 2022/10/20(Thu) 23:27:50

【人】 惜別ハツナ



[ 太陽はいつも空高くに昇って、
  眩しく輝いてる。

  眩しすぎるから直接見てもらえない。
  あまりに熱くて遠いから直接触れてもらえない。 ]


 
(6) 2022/10/20(Thu) 23:28:32

【人】 惜別ハツナ




   
太陽はね、ひとりぼっちなんだよ。



  
(7) 2022/10/20(Thu) 23:29:07

【人】 惜別ハツナ



[ いつもは、明るくふるまってるから
  みんな、私には悩みなんてないだろうって
  そう思ってるんだろうし、そう振舞ってた。

  
そんなこと、あるわけないじゃない?


  私にだって悩みくらい、あるよ。
  でもそれは胸に秘めて過ごしてた。

       
言ったって、仕方ないと思って。 ]*


 
(8) 2022/10/20(Thu) 23:29:48

【人】 惜別ハツナ



[ 胸に秘めた本音を、吐き出したい日は、
  いつも屋上に行って、歌を歌ってた。
  
誰もいなさそうな時間を見計らってね。


  太陽みたいにキラキラした曲じゃなくて、
  陽だまりに憧れるような、羨むような、影のある歌。


  決まって太陽に手を伸ばしながら、口ずさんで。
  多分他の人が聞いたら、評価に困るような上手さ。
  カラオケならきっと80点くらいかな?


  聞くに耐えないってほどじゃないけど
  誰かに聞かれるのは……恥ずかしいな。

  
だって今の私、いい顔してないもん。 ]


  
(9) 2022/10/20(Thu) 23:31:15

【人】 惜別ハツナ



[ そんな私の歌を、
  君は聴いたこと、あったんだっけ? ]


      [ あったなら、聞いてたの?なんて
        困ったように笑ってしまったかな。 ]


  
(10) 2022/10/20(Thu) 23:32:06

【人】 惜別ハツナ


***

[ 人に囲まれてたって
  惜別ハツナはほんとの意味ではひとりぼっち。
  そう思ってたから、教室で隅の席にいる
  君のことは、前から気になってた。

  
もしかしたら、仲間だったりしないかなって。


  だから、君と話すチャンス、
  じつはこっそり伺ってたんだよ? ]


 
(11) 2022/10/20(Thu) 23:44:00

【人】 惜別ハツナ



[ チャンスが巡ってきたのは
  移動教室があった日の事。
  理科の授業で、実験があるから
  実験室に移動になったんだ。

  その日は休んでる人が何人かいて。
  上手く座らないと、四人掛けの広い席に
  一人で座ることになったりする。

  上手く座ればいいのに、
  結局こういうのって、
  仲良し同士で固まって座るから。

  
一人になる人が現れちゃうんだ。 ]


 
(12) 2022/10/20(Thu) 23:44:41

【人】 惜別ハツナ



   ね、ここ座ってもいいかな?

  
(13) 2022/10/20(Thu) 23:45:10

【人】 惜別ハツナ



[ 君の席の隣に行って、
  そう聞いた時、君はどんな反応したかな。

  ダメって言われても
  でもここ空いてるよね、とか言って
  座るつもりだったんだけどね。


  だって、チャンス、逃したくなかったもん。 ]

  
(14) 2022/10/20(Thu) 23:45:39

【人】 惜別ハツナ



   そういえばさ、来週は遠足だよね。
   朝日くんはもうおやつ、買った?

   なーんて、気が早すぎるかな。


[ 君の隣に座った私は
  ありきたりの話題を振って。
  話すチャンス伺ってたくせに、
  話題の方は実は考えてなかったの、
  ちょっと笑えちゃうよね。

  あとはそう……好きなもの聞くとか
  それくらいしか思いつかなかった。 ]**

 
(15) 2022/10/20(Thu) 23:46:19

【人】 惜別ハツナ



[ 同じことばかり繰り返す先生の熱弁に>>17
  いい加減皆うんざりして、
  黒板じゃなくて時計ばかり見るようになる時間が
  四限目だと私は思う。
  それか、食堂や売店に駆け込むために
  廊下の方見てるとか。

  まあ、私は時計や廊下じゃなくて
  君の方をちらちら見てたわけだけど。

  どこか遠い場所で何かを考えてるのかな。
  君の横顔を遠目に見て思うのはそんなこと。 ]


  
(26) 2022/10/21(Fri) 11:29:25

【人】 惜別ハツナ



[ 四限が終われば、私は色んな子からの誘いを断って
  お弁当を持って屋上に行った。

  太陽だって陰るときくらいある。
  でもそれを他の人に見られないように。 ]



   聞いてたの?
   君なら、邪魔されたなんて思わないよ。

   流石に初めて聞かれたあの時は
   びっくりしちゃったけど
   もう、何度も聞かれてるしね。


[ 少し疲れが見える顔で笑って。
  
  太陽の陰りを傍で見られるのは君だけだ。
  太陽の夜想曲の意味を知っているのも、君だけ。


  君といるこの時は、
  私は地に足をつけていられる気がする。 ]


  
(27) 2022/10/21(Fri) 11:31:36

【人】 惜別ハツナ



   お昼、食べよ?
   うたってたから余計お腹すいちゃった。

   さっきの発音の話、くどかったよねー。


[ なんて、
恋人
を誘って。
  この二人だけの時間が、私は大好きなんだ。 ]*

 
(28) 2022/10/21(Fri) 11:32:59

【人】 惜別ハツナ


***

[ 私は独りが嫌だったんだ。
  誰にも見てもらえないのは
  ここに居ないのと、同じな気がして。

  だから、誰かに見て欲しかったし
  太陽みたいだ、なんて言われたくなかった。

  皆に聞いてみればいい。
  惜別ハツナってどんな子?って。
  太陽みたいに明るくて優しい子、って
  当たり障りのない答えしか返ってこないから。

  それが何よりの証明。
  私が真の意味での仲良しがいない、証。 ]

  
(29) 2022/10/21(Fri) 11:33:47

【人】 惜別ハツナ



[ それでも、君みたいに
  独りでいいとは思えなかった。 ]



    [ だから、私は皆に囲まれて微笑み続けた。
            ひとりぼっちであり続けた。 ]


  
(30) 2022/10/21(Fri) 11:35:27

【人】 惜別ハツナ




[ 私も陽だまりに入れてもらいたかったんだ。
  空に昇るんじゃなくて、地に立ちたかった。 ]



  
(31) 2022/10/21(Fri) 11:35:52

【人】 惜別ハツナ



[ ダメって言われるとか、
  誰かが座るから、とか言われるのは予想してたけど
  私の言動を予想されてるとは思わなくて。

  ぶっきらぼうな答えに普通なら
  気を悪くしたり、嫌ったりするのかな。
  君の謝罪だって耳に届いてたけど
  それがなくたって私は気を悪くなんてしなかった。 ]



   アタリだよ、よくわかったね。


[ もしかして朝日くん、エスパー?なんて
  冗談ぽく笑って、機嫌よさそうに隣に座った。 ]

 
(32) 2022/10/21(Fri) 11:37:17

【人】 惜別ハツナ



[ 君は私の言葉を当てて見せたけど
  私は君の言葉を当てて見せることはできなくて。 ]


   所用の、腹痛……?


[ 遠足にはいかない、って言われて
  一瞬戸惑ってしまった。
  別に休むことを咎めたいわけじゃないよ。
  仮病は立派な病気だって、お母さんは言ってたし
  私もそう思うから。


  ただ、そう―――――。 ]

  
(33) 2022/10/21(Fri) 11:37:53

【人】 惜別ハツナ



[ 遠足にはいかない、で
  会話は終わってもおかしくなかった。

  でもどうやら君は私が話しかけたのが
  不思議みたい?>>25
  そんなに不思議なこと、あるかな? ]


   どうして、って……。
   君と話したいから、それだけだよ?

   話したい人と話すことに理由っている?


[ まさか、ドッキリとか思われてるとは知らずに。
  会話が続いたのが嬉しくて、
  私は言葉を連ねていく。  ]

 
(34) 2022/10/21(Fri) 11:41:02

【人】 惜別ハツナ



   でも、そっかぁ。
   君が遠足に来ないなら、
   私も頭痛の予定を入れて休んじゃおうかな。


[ この言葉、君にはどう聞こえた?
  冗談に聞こえちゃうかな。
割と本気なんだけどね。


  私、遠足は嫌いじゃないよ。
  でも……凄く疲れるんだ。
  どのグループに入るか考えたり、
  入った後の会話だって、
  皆が楽しいって思いそうな話題を選んで。

  どれだけ気を回しても、結局会話の行きつく先は
  誰かの陰口悪口で、そんなの、聞きたくなかった。]


  
(35) 2022/10/21(Fri) 11:42:45

【人】 惜別ハツナ



   そうしたら、二人だけの遠足に行けるよ?


[ にこっと笑って紡いだ言葉には
  裏なんて何もない。ただの私の我満。

  仮初の平穏を自ら壊して
  望む平穏を手にしようとする、わがままなんだ。]*


 
(36) 2022/10/21(Fri) 11:43:19

【人】 惜別ハツナ



   人が多い場所が嫌になること、
   元親君もあるでしょ?

   だからここは好きだよ。
   元親くんも、そう思わない?


[ 屋上に住み着いてた理由は
  きっと二人とも似てると思う。>>38

  誰かといても気疲れしてしまうけど。
  でも、君といるときは違う。
  
君もそうだといいな、と思ってる。 ]


 
(47) 2022/10/21(Fri) 23:48:40

【人】 惜別ハツナ



   ふふ、でもあれで授業終わるなら
   それはそれでいいのかも。
   聞き流してても別にいっか、って思うし。


[ 
好きな人を見てても咎められないしね。

  開いたパンの袋を差し出されて、
  君の言葉に甘えるように分けてもらって。

  メロンパン、美味しいなって思うけど
  君はいつもこれで、栄養大丈夫かなって
  少し心配だったりする。 ]

 
   ありがとう、じゃあ私からも、おすそ分け。
   好きなの取っていいよ?


[ お弁当箱に入った小さめのおにぎり。
  ラップに包んであるそれの具は鮭と昆布。
  いつも、自分でお弁当を作ってる。
  だから、君に分ける分を増やすくらい、
  何でもないんだ。 ]


  
(48) 2022/10/21(Fri) 23:49:43

【人】 惜別ハツナ



[ 君との時間が好き。
  君のことが好き。

  私、何度も何度でも伝えてるはずなんだけどな。


  それでも、なんとなく、
  君からかくしごとの気配を感じる気がして。
  気のせい、なのかな。


  
ねぇ、君は太陽が翳る夜の隣で何を考えてるの? ]


  
(49) 2022/10/21(Fri) 23:50:14

【人】 惜別ハツナ



[ やっぱり足りないのかな。
  周りにもっと強く言うべきかな。


  
私と元親君のことはほっといてよ、って。


  釣り合わないとか、
  そんなくだらないこと言われてるのは知ってる。


  本当に、くだらない。
  じゃあ、私に釣り合う人って、誰?
  どうせ具体例の一つもあげられないくせに。


  釣り合うかどうかなんて、周りが決めることじゃない。
  私が、君と一緒にいたいかどうか。

  
そして、君が私といたいかどうか、
それだけなのに。


  
それが周りに伝わらないのがもどかしい。 ]


  
(50) 2022/10/21(Fri) 23:51:54

【人】 惜別ハツナ



[ 君の考えてることも分からないまま

  促されるままに、携帯の画面を見て。 ]


   ほんとだ、ラッキーだね。


[ ニコッと笑って、画面から君へと視線を移し。 ]


   だって、二人の時間、増えるもん。
   教室戻ってもうるさいだろうし、
   五限は此処にいようよ。

  
(51) 2022/10/21(Fri) 23:52:29

【人】 惜別ハツナ



[ 君以外に聞いてる人なんていないのに
  まるで内緒話をするみたいに囁いた。

  君の返事がどうであれ、
  昼休みは二人の時間なのは間違いないから。 ]


   そういえばさ、さっき何考えてたの?
   授業中、考え事してるみたいに見えたよ?


[ そんな風に、君の心に触れようとするんだ。
  恋人のこと、もっと知りたいもん。 ]*

  
(52) 2022/10/21(Fri) 23:53:14

【人】 惜別ハツナ


***

[ 目に見える孤独と、目に見えない孤独。
  私達は同じなんじゃないか、って。

  引き寄せられる理由はそれで十分。


  想定外のリアクションをしてしまった私は
  君を困らせてしまったけど、
  私もとまどったんだからそう、お互い様。

  遠足に行かないことを咎めようなんて思わないけど
  それは想定外だったもん。

  そっか、嫌なら行かなきゃいいのかって
  割と真面目に思っちゃった。 ]


  
(53) 2022/10/22(Sat) 0:30:38

【人】 惜別ハツナ


 
   物好き……のつもりはないけどな。
   

[ 物好きだ、って言われる理由が、
  この時の私にはよくわからなくて。

  話したい人に話しかけただけ。
  その人がどんな人なのかは、
  私が話してみて確かめればいい。

  私は、そういう人だったから。 ]


  
(54) 2022/10/22(Sat) 0:31:02

【人】 惜別ハツナ



[ そして、話してみて、君のイメージは
  周りが積み上げ塗り重ねようとしている
  イメージからは遠いんだって。

  そう、思ったんだよ。


  同じだね、って。
  私が君に興味を持つ理由が、
  またひとつ、増えてく。   ]


  
(55) 2022/10/22(Sat) 0:31:48

【人】 惜別ハツナ



[ 先生が話し始めるまえに、
  何か言えればよかったのに、
  咄嗟に言葉ってなかなか出てこない。

  先生が話し始めたタイミングで
  ようやく口を開こうとすれば。

  
言い逃げされちゃったんだ、君に。 ]


  
(56) 2022/10/22(Sat) 0:33:33

【人】 惜別ハツナ



   ……その言い方、
   君にはいいことがあるみたい。



[ 
拗ねたように小さく呟いて、

  視線が移ってしまったのを確認すると
  私も授業に戻ってしまう。

  君の気を悪くさせちゃったかな。
  そう思いつつ、君と話す次の機会を考えてた。 ]

 
(57) 2022/10/22(Sat) 0:34:01

【人】 惜別ハツナ



[ まさか、観客のいないコンサートに
  初めてのお客さんが来るなんて、思ってもみなかった。

  神様の悪戯だとしたら……
  私は感謝したいな、お客さんが君だったから。 ]


  
(58) 2022/10/22(Sat) 0:34:41

【人】 惜別ハツナ

  
 

   
……疲れちゃったな。


   
太陽、なんかじゃないのにな。



  
(59) 2022/10/22(Sat) 0:35:14

【人】 惜別ハツナ



[ あの日は、歌い終わった後、
  屋上のフェンスの向こう側を見つめながら
  小さく呟いたりして。

  太陽からは程遠い、何処か疲れた顔で
  帰ろうかな、って振り返って。

  
夜に朝日を見ることになるなんて、ね? ]

 

   聞いてたの?
  
   誰か来るなんて思わなかったから
   びっくりしちゃった。
   言ってくれたらよかったのに。


[ そうやってちょっと困ったように笑って見せて。

  この間、言い逃げされた会話の続きを、
  私はここでしようと口を開くんだ。 ]

 
(60) 2022/10/22(Sat) 0:36:00

【人】 惜別ハツナ



   ね、サボったら、私にもいいことあるって
   そう言ったら、君は一緒にサボってくれるの?

   ……いいことがあるかどうか、 
   決めるのは私でしょ?


[ さっきとは一転していたずらっ子のように
  君に問いかけてさ。

  また君を困らせちゃうことになるのかな? ]**

  
(61) 2022/10/22(Sat) 0:36:34

【人】 惜別ハツナ



[ 
君に渡したいものがあって。

  何処だろう、って探してた時の事だったかな。
  屋上かな、って思い当たって向かったころには
  女子たちは帰るとこだったんだろうね。
  すれ違いざまにこちらを見られた気がするけど
  そんなのどうでもよかったから、
  その時は深く考えずに。


  屋上への扉を開いた時、
  金網にもたれかかる君の姿が真っ先に目に映る。>>67

  何処か疲れてるみたいにも見えて、
  気になったから、私は聞いたんだ。
  今思えば、
  すれ違った女子と君の様子を結び付ければ
  何があったのか、予想できたかもしれないのに。 ]



   何か、あったの……?


[ 君が話したくないのなら、それでもよかったけど
  私は君の傍を離れる気は、なかった。

  元々君を探してたわけだし、ね。 ]*

 
(79) 2022/10/22(Sat) 18:17:26

【人】 惜別ハツナ



[ 君は知ってるかな。
  私が他の女子になんて呼ばれてるか。
  私が覚えてる限り
  WハツナちゃんWかWハツナさんWで。


  
ハツナ、って呼ぶのは君だけだってこと。


  私が呼ばれたことないだけで、
  私のいない場所でハツナって
  呼んでる子はいるんだろうね。>>62


  何が言いたいかって、
  君に余計なお世話を吹き込んだ女子たちと
  惜別ハツナは友情を育んだ覚えなんて微塵もないし
  あの子達のW思いやりWは
  私の事なんて考えてないってこと。 ]


  
(80) 2022/10/22(Sat) 18:18:27

【人】 惜別ハツナ



[ 私も言われたことあるよ。
 
  
「ハツナちゃん、なんで朝日君と付き合ってるの?」


  ってね。だから私はいつでもこう答えてた。 ]


   私が、元親くんのことを好きだから。

   私が、傍にいたいと思うから。



        
それ以上の理由がいる?


  
(81) 2022/10/22(Sat) 18:19:27

【人】 惜別ハツナ



[ なんで?にはこう答えれば
  そんなに押しの強くない子は黙る。
  この答えがつまらないって思う子たちは、
  君のことを侮辱し始めるんだ。

  もしかしたら、君がW忠告Wを聞かなかったから
  イライラしてたのかもね。>>67


  「でもさ、いつも暗くて気持ち悪いじゃん、あいつ。
  なんで、あんなやつと―――――。」
 


  
(82) 2022/10/22(Sat) 18:20:22

【人】 惜別ハツナ



   ……ほのかちゃんたちってさ。
   ××ってアイドル好きだったよね。
   なんであんなアイドル推してるの?

   イケメンからは程遠いし、
   歌だってあれ口バクでしょ?
   ダンスだって下手だし。

       ねぇ、いいところ一つもないよね?


  
(83) 2022/10/22(Sat) 18:20:45

【人】 惜別ハツナ




   どうして、好きなの?
   あんなアイドル応援するのやめちゃえば?

            ―――――趣味悪いよ?



  
(84) 2022/10/22(Sat) 18:21:11

【人】 惜別ハツナ



 
私の好きな人を侮辱するなんて、許さない。

  同じ気持ちを少しでも味わえばいいと思って。
  出来る限りの悪口を言い連ねて。


  女子の面倒な部分を凝縮したようなやり取り。
  結局私も女だから。>>63
  君に幻滅されちゃったら嫌だなって思う。


  だから、こんなこと、君が聞いてるかもしれない所で
  言いたくはなかったのに。

  
  教室の空気が凍り付いて、
  私は再び口を開く。作り笑いを浮かべて。 ]


  
(85) 2022/10/22(Sat) 18:22:01

【人】 惜別ハツナ




   ……って言われたら嫌でしょ?
   だから、これ以上元親くんのことで何か言うの、
   やめてもらえるかな。



  
(86) 2022/10/22(Sat) 18:22:46

【人】 惜別ハツナ



[ 身勝手な感性で、私の恋人を侮辱する人に
  容赦するつもりなんて欠片もなかった。


  ただ、これは多分逆効果だったんだ。
  私に直接言われなくなっただけで、
  陰で言われるようになっただけだったから。


  人を見る目がない?>>71
  いくらでも言わせておいてあげるよ。


  
人を見る目がないのは貴方の方だって。

  私は自信をもって言い切るだけだから。 ]**

  
(87) 2022/10/22(Sat) 18:24:26

【人】 惜別ハツナ


***

[ 人が多い場所にうんざりすることがあるだけで
  一人になりたいのか、と言われると……。

  ずっと独りは、さびしいよ。
  私は、君といたいんだ、って。
  もし君が口に出してたらすぐさま言ってただろうね。

  答え合わせは先送りになっちゃったけど。 ]



   そこはほら……
   テスト勉強はちゃんとするから
   それで許してもらえばいいかなって。

   
……おいしい?



[ おにぎりでそうそう失敗なんてしないけど
  なんとなくいつも聞きたくなってしまうから 
  今日も渡した鮭おにぎりの感想を聞いたりもして。]

  
(88) 2022/10/22(Sat) 18:27:12

【人】 惜別ハツナ



   確かに、不良みたい。
   二人とも不真面目だね。


[ 冗談めかした言葉にくすくす笑って。
  実験室でもこんな会話したな、なんて
  思ったりもしてね。

  この提案、君に頷いてもらえると
  思って言った節があるから、
  もしかしたらちょっとずるいかも? ]


  
(89) 2022/10/22(Sat) 18:27:37

【人】 惜別ハツナ



[ 五限は二人だけの時間に決まった。
  だったらゆっくり食べててもいいよね、って
  のんびりお弁当をたべながら
  君に質問してたわけだけど。

  返ってきた答えに私は
  そっか…ってちょっと考えて。
  信頼してくれてるんだから
  軽々しく言葉を返したくはなくて、
  少し考えてから、言葉を紡ぐ。  ]


  
(90) 2022/10/22(Sat) 18:29:59

【人】 惜別ハツナ



   自分に自信持って、って
   軽々しく言うつもりはないけどさ。


   私は元親くんのことが好きで
   ここにいるんだよ。
   こうやって二人でいるの、好きなの。


  
(91) 2022/10/22(Sat) 18:30:26

【人】 惜別ハツナ



   
君がいてくれて、本当によかった。


   だから、できたらそこだけは、
   ネガティブにならないで欲しいな、って。


[ ……なんて、ただのわがままなんだけどね、って
  自分の身勝手さにちょっと苦笑いしちゃった。 ]


  
(92) 2022/10/22(Sat) 18:31:46

【人】 惜別ハツナ



   ……それ、開いた?


[ 話が一段落したら、
  ココアの方を指さして、聞いてみる。
  もしまだなら、私が試してみようかと思って。
  こういうのって、なんとなく他の人がやったら
  簡単にあく、とかあるから。


  え、一口欲しかったとか
  そんなつもりは…
少ししか、ないよ?  ]*


  
(93) 2022/10/22(Sat) 18:32:10

【人】 惜別ハツナ


***

[ 行きたくなくても行かなきゃいけないものは
  そりゃあ、あるとは思うし、全てからは
  きっと逃げられない。>>72
 
  でもさ、少しくらい、いいかなって
  逃げ道がないって思ってるよりは
  気が楽になるのかな、とも思うんだ。
  休んじゃいけないって思ってる人にとっては尚更。


  私は知ってるだけだよ。
  みんなが言ってることが正しいとは限らないって。
  みんなの印象付けが適当だって、知ってるだけ。


  だから、私はそれを鵜呑みにしたくない。
  ただ、それだけなんだ。
  かっこいいとか言われるようなことじゃないよ。 ]

  
(94) 2022/10/22(Sat) 20:10:35

【人】 惜別ハツナ



[ その時の君には逃げられちゃったのに、>>73
  そこで話が終わらなかったのは……

  私にとっては幸運だったけど。
  君にとっては……どうだったのかな。 ]


  
(95) 2022/10/22(Sat) 20:10:50

【人】 惜別ハツナ



[ みんなの前では秘めた本音。
  それをみんなに聞かせないのは
  冗談だと思われて真面目に受け取ってくれないか
  好意的に受け取っては貰えないと思ってたから。

  そう、君みたいな反応されるとは
  思ってもいなかったんだよ。    ]


  
(96) 2022/10/22(Sat) 20:11:20

【人】 惜別ハツナ



[ 否定されないとはいえ、
  屋上で歌ってるってだけで
  なんとなく恥ずかしかったから、
  言い訳みたいなことをこぼしてしまったわけだけど。

  君が謝るようなことじゃなかったから、
  謝らないでよ、なんて慌てて首を振る。 ]

   
   邪魔じゃないよ。
   そもそもここ、私の場所じゃないもん。


[ そうして私の願い通り、君はとどまってくれた。
  ちょっと強引だったかな?
  そうだとしても後悔はしてないよ。

  この機会を逃したら、次はないかも。
  そう思っちゃったんだ。      ]


  
(97) 2022/10/22(Sat) 20:13:56

【人】 惜別ハツナ



   いいこと、あるんだよ。

   さっきのも聞こえてたなら>>59
   知ってるかもしれないけど

   ……疲れるなあ、って思うから。

   それが避けられるのなら、
   私にとって、いい事。


[ いいこと、の中身を明かして、
  君の答えを待てば、承諾の意志が返ってきて
  嬉しい、って気持ちをそのまま顔に出すんだ。 ]

  
(98) 2022/10/22(Sat) 20:14:43

【人】 惜別ハツナ



   わかってくれて、嬉しい。
   だって君、さっき言ってくれたもんね。
   
太陽も休んでいいって。



   
私は、君とサボりたい休みたいよ。


   心配しないで、もし何かあったって
   君のせいにしたりなんてしないから。
   だってこれは私が決めたことだし。


[ 満面の笑みで言い切ると。 ]

 
(99) 2022/10/22(Sat) 20:16:06

【人】 惜別ハツナ



   それで……二人だけの遠足、何処に行く?
   とりあえずおやつ!買いに行こうよ!

   君はどんなお菓子が好き?


[ なんて、サボりの計画を練り始めるんだ。 ]**

  
(100) 2022/10/22(Sat) 20:16:55

【人】 惜別ハツナ



[ 全部は言ってくれなかったんだって。
  君の態度を見ればなんとなくわかる。 ]


   ……眩しいもんね。
   私も、日陰に行きたくなるときあるもん。


[ 君の隣に行って、同じように金網にもたれかかって。
  君に渡したかったものを見せるんだ。 ]

  
(116) 2022/10/23(Sun) 3:44:01

【人】 惜別ハツナ



   交換日記、持ってきたんだ。
   言葉にできないことでも文字にすると
   言えること、あるでしょ?


[ って言って、渡したのは
  シンプルな見た目のノート。 ]

  
(117) 2022/10/23(Sun) 3:44:40

【人】 惜別ハツナ



   君のこと、もっと知りたいんだ。
   難しく考えずに、書きたいこと書いてほしいな。


[ それに、形として君との思い出を残したくて。 ]

  
(118) 2022/10/23(Sun) 3:45:12

【人】 惜別ハツナ



[ そんな、取り留めのない内容が綴られたノート。

  交換日記の提案、君なら付き合ってくれるって
  そう思って渡したけど、
  どれくらいやり取り続いたかな。 ]*

  
(119) 2022/10/23(Sun) 3:47:53

【人】 惜別ハツナ



[ 君がどこから聞いてたのか
  私にはわからなかったけど。

  君がフォローしようとしてくれてるのは伝わったよ。
  でも、今、君がそれを言ったら、
  悪者が君になりそうで。>>103>>104

  嫌なんだよね、君が傷つくのは。
  君のフォローに縋るように、
  私の本意じゃないんだよね?って
  女子たちが目で訴えかけてくる。


  貴方達が散々馬鹿にしてた人のフォローを
  当てにするなんて、プライドはないの?って。 ]


  
(120) 2022/10/23(Sun) 3:53:49

【人】 惜別ハツナ



   そうだね。
   気分悪いこと言ったね。  

   でも、お互い様だよね???


  
(121) 2022/10/23(Sun) 3:54:08

【人】 惜別ハツナ



[ 私は、君のフォローに縋ったりしないし
  周りにも縋らせない。


  
ごめんね、君の善意を無駄にして。


  にこっと笑って、話を勝手に終わらせると
  私も自分の席へ戻った。

  目の前で大切な人が傷つけられるの
  黙って見てるほど、私は大人にはなれないよ。]**


  
(122) 2022/10/23(Sun) 3:54:55

【人】 惜別ハツナ


***


  そうだね、満点って言わなくても
  90点とか?取れたらいいよね。

  暖かい味、か。
  
……また持ってくるね。



[ 私だって、
  並外れた記憶力とか持ってるわけじゃない。
  でも、一応努力はしてるから。
  80点くらいは取れるし。

  君の言葉の意味。  
  冷たい味のするものって何だろう、って思ったら 
  心配になってきちゃった。
  作ってから時間のたったものとか……。
  手作りじゃない、物とか。
  そこまで、考えてしまったから。
  君の感想に満足したかしてないかで言えば
  満足はしたよ。でも……。


  
同時に、君に深い部分に触れた気もして。 ]

  
(123) 2022/10/23(Sun) 4:57:10

【人】 惜別ハツナ



[ 私の両親は、共働きで家に帰ってくるのが遅い。
  私が自分でお弁当を作ってるのも
  両親には時間がないから。

  
……家でも私はひとりぼっちだった。 ]


 
(124) 2022/10/23(Sun) 4:57:34

【人】 惜別ハツナ



[ だからね、
  君の住む世界のこと知ったって、
  私は何ともないのに。

  むしろ、知ってる側の人に近いんじゃないかな。 ]


  
(125) 2022/10/23(Sun) 4:58:03

【人】 惜別ハツナ



   それは……されたとしても
   
私は平気かな。



[ 私が何か言われたところで、>>108
  私にかまうほどの余裕、両親にはたぶんない。
  心配されないとは言わないけれど。 ]

  
(126) 2022/10/23(Sun) 4:58:41

【人】 惜別ハツナ



[ 私の言葉、届かなかったのかな。
  なんで、何も言ってくれないんだろう…。

  ムリかも、って素直に言ってくれるだけ、
  私は喜ぶべきなのかもしれないね。>>110

  ……でも、ちょっと、もやもやしちゃうな。
  君にとって、私は負担だったり、するのかな……。]


  
(127) 2022/10/23(Sun) 5:03:19

【人】 惜別ハツナ



   え、いいの?
  

[ 開けて欲しい、って君に頼まれたんだって 
  私は受け取ったから。
  君の奮闘の効果もあったのか、
  思いのほか簡単に開いて。
  ココアをひとくち貰ったんだ。 ]

  
(128) 2022/10/23(Sun) 5:03:56

【人】 惜別ハツナ


***


[ 君のことを嵌めた?>>113
  まあ、そう言われても仕方ないのかな。

  でも、休んでいいって言うのは
  君が言いだしたことだから、ね? ]

 
(129) 2022/10/23(Sun) 5:32:41

【人】 惜別ハツナ



[ ゲームセンターとかはそうだね、
  露骨すぎるし、見つかった時洒落にならない。
  だから私が思い浮かべてたのも、公園とかだった。]



   チョコ…
   私ポッキー好きだよ。

   あとは……チョコボールとかも。


[ 私があげたのはチョコのお菓子だったけど
  君が好きなのはチョコレートそのもの。
  きっとどこかでチョコの箱にイラストを
  描くのを発見して。

  「え、これ君が書いたの?上手いね!」

  なんて目を丸くして褒める日も来るだろうね。 ]

 
(130) 2022/10/23(Sun) 5:33:19

【人】 惜別ハツナ



[ 何度も話していれば、
  少しずつ距離縮められたかな、なんて。
  きっとこれは気のせいじゃないよね。 ]


   だってルール守らないから
   サボるんでしょ?


[ なんて、君の言葉に笑っちゃうくらいには
  打ち解けられたと思ってるよ。 ]*

 
(131) 2022/10/23(Sun) 5:33:33

【人】 惜別ハツナ


[ 信じてるなら、大切なら
  言ってほしいのにな。>>132

  君の言葉の意味を掴みかねて、
  でも聞かなかったのは、
  君が教えてくれそうになかったから。
  それ以上は聞けなかったんだよ。 ]

  
(140) 2022/10/23(Sun) 18:40:53

【人】 惜別ハツナ



[ 君に言ってないことはあるよ、いっぱい。
  でもどっちかというと、
  私は君のことを知るために提案したから。
  私に必要だったのかって言われると…
  どうだろうね?
  本当に伝えたいことは、私は言葉に出してるから。
  
君が好き、って何度も言ってるもん。


  でも、提案してよかったと思ってるよ。 ]

 
(141) 2022/10/23(Sun) 18:41:53

【人】 惜別ハツナ



[ やり取りを続けていくうちに、
  私の話も出来たと思う。

  なんでいつもお弁当作ってるのかとか
  親があまり家にいないこととか、ね。 ]

  
(142) 2022/10/23(Sun) 18:42:46

【人】 惜別ハツナ


***

[ あの時の言葉は
  君に向かって言ったつもりはまったくなくて。
  ただ、君が悪者にならないようにしたかっただけ。

  でも、君にも同じことが言えてしまうと、
  私は配慮することも出来てなかったんだ。 ]



   うん…そうだね。
   でもそれを言うなら元親くんも、じゃない?


[ ここで両親のことを聞かれないことが
  君の置かれえている環境を物語ってたのに。
  そこまで気が回らなかったんだよ。

  どうして君が後ろ向きなのか、>>136
  その原因を知らなければ、
  きっとこのすれ違いは続いてしまうのに。
  なんて言えばいいか分からなくて
  口に出せないんだ。 ]

 
(143) 2022/10/23(Sun) 19:14:02

【人】 惜別ハツナ


***

[ 二人とも公園がいいって思ってたのは
  打ち合わせを重ねていけばわかること。
  同じだ、って思うことが増えていくのは
  やっぱりうれしくて。

  チョコボールはピーナッツの方が好きだよ、って
  当たり前のように君に伝えたし、
  君のイラストを見ていつも描いてるの?とか
  色々聞いてたんだよ。


  そんな風に何度も二人きりになってたら
  心惹かれるのは自然なこと。  ]


 
(152) 2022/10/23(Sun) 22:01:05

【人】 惜別ハツナ



[ それでも、遠足の日までは、
  W朝日くんWって呼んでたんだ。

  本当は君の事、元親くんって呼びたくて
  そう呼べるように、私はあることを決意して。 ]


  
(153) 2022/10/23(Sun) 22:02:13

【人】 惜別ハツナ


[ そうして、二人だけの遠足の日。
  君と私は事前に決めてた公園に
  二人で来てたんだ。

  お弁当、君は何を持ってきてたっけ。
  私はね、サンドイッチを作ってきたんだ。
  卵サンドとか、ツナサンドとか
  イチゴジャムが挟んである甘いのも。
  楽しみだな、って思ってたら
  ちょっと作り過ぎちゃったから
  君に分ける分だってあったんだよ。
  いる?って聞いてみたりもして。  ]
 
(154) 2022/10/23(Sun) 22:02:36

【人】 惜別ハツナ



   なんか、わるいことしてるみたい。
   
……あ、わるいことしてるのか。



[ 食べながら言ったのはそんな言葉。
  くすり、と笑ってから、
  でもこんな日があるのもいいなって思ったから ]

  
(155) 2022/10/23(Sun) 22:02:54

【人】 惜別ハツナ



   わるいことかもしれないけど
   今すごく楽しいな。

   いつも通りの遠足だったら
   ここまでじゃなかったと思う。


[ なんて、付け加えて。 ]

  
(156) 2022/10/23(Sun) 22:04:22

【人】 惜別ハツナ



[ おやつを食べるときは
  二人じゃきっと食べきれない量の
  お菓子を広げることになったんじゃないかな。
  
だっていっぱい買い過ぎちゃったんだもん。


  君はチョコボールとか持ってきてくれたのかな?
  私はといえば、明示のThe chocolateを君に見せて
  チョコ好きって言ってたよね、って渡すんだ。
  
なんだかバレンタインみたい。 ]


  
(157) 2022/10/23(Sun) 22:05:16

【人】 惜別ハツナ



   こんなにあったら食べきれないね。
   ……残った分はさ、
   明日とか明後日とか。
   お昼休みにこっそり食べようよ。

   きっと屋上ならだれも見てないよ。


[ お菓子、先生の前では流石に食べられないし
  他の子の前でだって、いい顔はされないかなって。
  それに、先生に告げ口されたら面倒でしょ?

  だから、そんな提案をしたんだ。

         
君との秘密を増やそうと思って。 ]


  
(158) 2022/10/23(Sun) 22:05:50

【人】 惜別ハツナ



[ そうして、楽しい時間もあっという間に終わって
  そろそろ帰ろっか、って
  どちらかが言いだしたあたりで。

  私は、ちょっといいかな、って。
  君の方を見て、想いを伝えるんだ。 ]

  
(159) 2022/10/23(Sun) 22:06:39

【人】 惜別ハツナ

   

   私はね。
   太陽みたいってずっと言われてて
   
……みんなといるの、疲れちゃうなって

   思うことがあってね。

   でも、君と…元親くんといるときは
   私は私でいられたし、すごく楽しくて。


  
(160) 2022/10/23(Sun) 22:07:36

【人】 惜別ハツナ



   元親くん。

   私ね……君のことが好きだよ。


  
(161) 2022/10/23(Sun) 22:07:55

【人】 惜別ハツナ



[ つっかえたり声が震えたりはしなかった。
  でも、手の震えは止められなくて
  それを隠すように、後ろで手を組んで。

  怖かった。君との時間が楽しかったからこそ。
  だって、何も言わずに、
  友達のまま、君と話し続けることだって
  きっとできたはずだから。 ]


  
(162) 2022/10/23(Sun) 22:12:55

【人】 惜別ハツナ



[ それでもそれをしなかったのは
  友達じゃ知り得ないことまで
  君のことを知りたいって思ったから。

  誰よりも君の近くにいたかったから。 ]


  
(163) 2022/10/23(Sun) 22:13:18

【人】 惜別ハツナ



[ いいよね、って一応聞く素振りだけは見せたけど
  
君がダメって言っても行くつもりだった。


  だって、口約束で言ったって
  たぶん君は自炊しないんだろうし、
  ちゃんと食べて欲しいって思うし、
  私がしたいって思ってすることなら
  別にいいよね?って思ってたんだ。

  まさか君の脳内にも似たようなこと言ってる
  私がいるとは思いもしなかったけどね。   ]


  
(164) 2022/10/23(Sun) 23:21:48

【人】 惜別ハツナ



   「……うん、そうだね。
    でもダメって言われないよ。>>148

           
聞かなくても、わかる。」


 
(165) 2022/10/23(Sun) 23:22:10

【人】 惜別ハツナ



[ 勿論、聞いてみたし、 
  案の定、ダメとは言われなかった。
 
  多分普通ならダメって言われるんだと思う。
  両親がダメって言わないのは
  きっと私を一人にしていることが
  後ろめたくて、代わりに自由をくれてるんだ。


  自由より何より、
  私は大切な人との温かい時間が欲しかったのに。 ]

  
(166) 2022/10/23(Sun) 23:22:44

【人】 惜別ハツナ



[ だから、私が一般論から遠い場所にいるって。
  それを知られて、君が何も言わなくなったら
  私はもとからあまりなかった遠慮が
  全くなくなっていくんだよ。    ]

  
(167) 2022/10/23(Sun) 23:23:28

【人】 惜別ハツナ



[ 翌日が休日の日とか
  泊ってもいいかなって、聞くことすらあったよね。
  
  それが叶うかは君次第だけど、
  夜ご飯をいっしょに食べて
  君に家まで送り届けてもらうことも
  日常の一部になっていくんだ。


  だから、君の家のキッチン、
  いつの間にか私が使いやすいような
  調味料の配置になってたりとかさ。
  そんな変化だってあったかもしれないね。 ]


  
(168) 2022/10/23(Sun) 23:24:11

【人】 惜別ハツナ



[ 誰も祝福しない道でも
  私と君が幸せなら、それでいいんじゃないかな。

  私は、そう思っていたんだ。


  どうせ君以外の他の人には
  太陽の孤独なんてわからないんだから。 ]


  
(177) 2022/10/25(Tue) 16:39:44

【人】 惜別ハツナ



[ 冷凍食品っぽい唐揚げと、卵焼きが入った
  簡素なお弁当に、何も思わなかったわけじゃない。

  でも、その時は忙しかったのかな、とかさ。
  いい方に理由付けして、突っ込まなかった。>>170
  そこまで聞けるほどの関係じゃなかったし。

  君に分けたサンドイッチが
  君の心を少しでも温かくしたのなら
  それだけで私は嬉しくなるんだ。  ]


 
(178) 2022/10/25(Tue) 16:40:19

【人】 惜別ハツナ



[ これが普通になっちゃいけないって感覚
  この時の私には、まだあったんだ。

  今日みたいな日は、
  真面目な日常にたまに混ざる
  不真面目な非日常くらいでちょうどいい。

  でもそれは、私だけじゃなくて、
  
君だってこれが普通じゃダメなんだよ。

  私だけの話じゃない。>>171 ]


  
(179) 2022/10/25(Tue) 16:40:54

【人】 惜別ハツナ



[ 貰ったチョコボール、美味しかったな。>>173
  誰が買っても味は変わらないはずなのに
  そこに、気持ちがこもるだけで、特別に感じる。

  私は君といたいって想いでいっぱいだったから
  君の戸惑いには言葉にされてから
  やっと気づくことになるんだ。  ]

  
(180) 2022/10/25(Tue) 16:41:31

【人】 惜別ハツナ



[ この一幕に唯一不幸せなことがあるとすれば
  君の心を私は理解していなかったこと。>>174

  そして、仮に言葉にされたとして
  よくわからない、ってことなんだ。

  人の価値、なんて関わる人によって違うのに。
  私は、君と関わりたいと思って近づいたのに。

  無価値なわけ、ないのにな。


             
……分からないよ。  ]


  
(181) 2022/10/25(Tue) 16:42:19

【人】 惜別ハツナ


***



[ 君を振り回してる自覚はあった。
  でも、嫌って言われないから嫌じゃないんだと。
  都合のいいようにとらえていたんだよ。


  私といることが幸せだって。
  そう感じてくれてると思いたかったし、
  私は君といる時間が幸せだった。


  幼い頃には、こんな感覚当たり前だったのに。
  いつしか私の手から離れた幸せの時間。   ]


  
(182) 2022/10/25(Tue) 16:45:23

【人】 惜別ハツナ



[ そう、小学校一年生くらいまでは
  仕事で多忙のお父さんはともかく、
  お母さんは家にいるのが当たり前だった。
  
当たり前、だったのに。


  友人の連帯保証人になったせいで、
  借金を返さなければならなくて。
  そのために身を粉にして働いてるのが
  今の私の両親の現状。

  私が顔も知らない人のために
  私が受け取るはずだった温かい時間は、壊れた。 ]


  
(183) 2022/10/25(Tue) 16:46:01

【人】 惜別ハツナ



[ 
私の家、普通じゃないから。

  人恋しいって思うのはきっと仕方ないでしょ?
  泊まってもいい?って両親に聞いてみたって
  お友達と仲良くしてね、ってそれだけ。

  
恋人の家に、とは言ってないけど

  
言ったとして止められたのかすら怪しい。 ]



   
しないよ。放任主義、ってやつなのかな。


   
……私にかまってる時間、ないんだよ。



[ 直球の質問には、そう返して。 ]

  
(184) 2022/10/25(Tue) 16:47:08

【人】 惜別ハツナ



   君だって、…………ううん。
   
なんでも、ない。



[ 普通から離れているのは君だってそう。
  でも、私はそれを聞くのをためらってしまう。

  だって、もし、聞いたことで
  この時間が終わってしまうのなら、……。

  私は聞かなければよかったって思ってしまうから。
  聞かないのは君のためじゃない。
私のため。


              
わがままだな、私は。 ]


 
(185) 2022/10/25(Tue) 16:48:06

【人】 惜別ハツナ



[ ひとりぼっちの二人が寄り添う晩御飯の時間も
  そこから帰るのも、私達の日課になった。

  夜とはいえ別に一人でも大丈夫、って
  言ったことはあったけど
  私だって離れがたいから。
  強く断ることはしなかったんだ。 ]

  
(195) 2022/10/25(Tue) 23:34:02

【人】 惜別ハツナ



[ 静かな夜道。
  街灯と月明かりが、私達を照らしていた。
  昼よりずっと心地いい夜の時間。

  守るように車道側に立ってくれる
  君に優しさに甘えきって、
  その立ち位置が当たり前になってた。 ]


   どうしたの?


[ どこかいつもと違う気配を感じて
  私はほんの少し首をかしげて
  君の言葉の続きを待てば。 ]

  
(196) 2022/10/25(Tue) 23:35:36

【人】 惜別ハツナ




   
[ 欲しかった言葉が聞こえたんだ。 ]



  
(197) 2022/10/25(Tue) 23:36:06

【人】 惜別ハツナ



[ 嬉しかった。
  ほんとうに、嬉しい。


  
だって私……ずっとさびしかったから。


  君がずっといてくれるのなら
  私、きっとどんなことだって耐えられる。

  それくらいに、君との時間が大切で。
  何よりも君が大切だったから。   ]


  
(198) 2022/10/25(Tue) 23:36:52

【人】 惜別ハツナ



[  君の言葉を全部聞いてから
   私も同じ思いを返そうと思っていたのに。 
 
   続く言葉をすべて聞く前に>>189
   無粋な音が、私達の邪魔をする。>>190 ]


  
(199) 2022/10/25(Tue) 23:37:59

【人】 惜別ハツナ



[ つられて振り返れば、
  そこに見えたのは車。
  運転している人は酔っ払ってるのか
  その運転は明らかに普通じゃない。

  こっちへ、向かってきてる……?>>191 ]


  
(200) 2022/10/25(Tue) 23:38:37

【人】 惜別ハツナ



[ 迫ってくる白いライト。

       
ふ、と思考が止まって私は動けない。 ]


  
(201) 2022/10/25(Tue) 23:39:24

【人】 惜別ハツナ



[ 君の行動の意味を理解したのは
  鈍い衝突音が響き渡った後。  ]


  
(202) 2022/10/25(Tue) 23:40:08

【人】 惜別ハツナ



   
あ、……
う、
そ……



[ 目の前に広がる光景に
  私は理解が追い付かない。

          
ううん、理解したくない。 ]


 
(203) 2022/10/25(Tue) 23:41:26

【人】 惜別ハツナ



[ でも、倒れてる君を見た誰かが
  悲鳴を上げたから。
  急に思考がクリアになって
  私はポケットに入れていたスマホで
  慌てて救急車を呼んだ。 ]


  
(204) 2022/10/25(Tue) 23:42:00

【人】 惜別ハツナ



[ 私は君に付き添う事になったけど。
  この時後悔することになるんだ。

  君の家族のことを
  ちゃんと聞いておかなかったことに。 ]


  
(205) 2022/10/25(Tue) 23:43:40

【人】 惜別ハツナ



[ 私と君が運ばれた後に残された、
  突き飛ばされた衝撃で落とした鞄。
  色とりどりのペンに、
  水玉模様のシャーペン。
  陽だまりみたいな色のペンケース。
  鞄に入ってたものが
  ばらばらに地面に散らばっていた。 ]


  
(206) 2022/10/25(Tue) 23:44:36

【人】 惜別ハツナ



[ その中には、君との思い出をつづった交換日記も。
  開いたページには、こんなことが書いてあるんだ。]


  
(207) 2022/10/25(Tue) 23:45:04

【人】 惜別ハツナ




   
綴られた物語が、消えてしまうとも知らずに。



  
(208) 2022/10/25(Tue) 23:46:47