人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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視点:


到着: ミア

【人】 ミア




         覗き込んでいた。


 
(97) 2020/05/15(Fri) 23:58:36

【人】 ミア



  虚ろな顔と、色の無い瞳だった。
  いのるきもちも無いくせに、指先は十字を切っていた。
  身体の後ろから眩しい光が射してくるから、
  私の、ほそくて、おおきな影がのびるよう。

 
(98) 2020/05/16(Sat) 0:01:21

【人】 ミア





     薔薇の香りと、そうじゃない 赤のにおいと、



 
(99) 2020/05/16(Sat) 0:02:06

【人】 ミア



  きみ、如何してこんな時に来てしまうのだろう。
  きみがやって来てしまうように、
  きみを " 迎える " ひとがいるって、
  ただそれだけの話なのに。
 
  いっそ同情すらしたかもしれない。
  返事もしない そのひとへ。

 
(100) 2020/05/16(Sat) 0:02:35

【人】 ミア




       いつかのはなしだ。

         いつの はなし、だったか、


 **
(101) 2020/05/16(Sat) 0:02:51
ミアは、メモを貼った。
(a17) 2020/05/16(Sat) 0:04:15

【人】 ミア



 [ ─── 多分、今回のおしごとのはなしだ。 ]


 [ そう 思い出しながら、
  埃を払っていた。最低限。
  屋敷の庭、たくさんの薔薇に、隠れるように。

    趣味じゃ無いけれど、高揚感に似たそれは、
    感覚がへんになるから、どうしようもない。 ]

 
(139) 2020/05/16(Sat) 11:40:18

【人】 ミア



 [ ……正面から入るには、
  多分、いろいろなものが足りない。

  学の無いやつにだって、
  それ位分かっていた、と、思う。
  豪奢な装いとか、そもそもの、立場とか、
  そういうもの。感覚的に。

  赦されていないと、彼処の門は潜れないような。 ]

 
(140) 2020/05/16(Sat) 11:40:50

【人】 ミア



 [ "家のひと"と。
  会話したことが無い、訳では無けれど。 


  ( 一番最初の、泥棒騒ぎがはじめましてだった。
    ─── 二階の窓を越えたときに、
         掃除中の、メイドの叫びがあった思い出。 )



  真っ赤なのか、真っ黒なのか、
  とにかくそんな"お願い事"をされる時だって、
  あのひとたちとは 多分、
  わかり合えないんじゃ無いか、そんな気さえする。

  ……だからって窓から入るなという話でもあるけれど、
  客人でも、無いならば。
  一番入りやすいのが其処だっただけで。

        ほんとう。たぶん。 ]

 
(141) 2020/05/16(Sat) 11:42:01

【人】 ミア



 [ 片手で回した帽子は、自分のものでは無かった。
  戦利品、なんて良いものでも無い。
  そもそもそんな趣味も無い。
  だけれど、足元に寄る犬たちはそれが気にかかるよう。
  
  " 証拠みたいな…… "とか、
  通じてるのか、通じていないのか、それだけ溢して、
  お仕事帰りの掌は、撫でるのを諦める。

  来客を報せる鳴き声と共に、身を、持ち上げた。 ]

 
(142) 2020/05/16(Sat) 11:43:24

【人】 ミア



 [ 如何せん、生まれは"端の方"、
  親も名前も知らないやつだったもので、
  礼儀も 優雅も 高貴も 踏みつける他無く。

  要は、すこぅし絨毯に埃が舞った。

  ……素足で降りようとしただけ認めて欲しい。
  窓枠の向こうに置いてきた靴は、飛沫を踏んでいるし。

  荒れた茶の向こう、碧の瞳が部屋の主を捉え、 ]

 
(143) 2020/05/16(Sat) 11:44:05

【人】 ミア



    ─── きた。

 [ ただいま と言うには距離の遠い。
  頼まれごとの終わったしるしをもう一度指先で回し、
  
     "いる?"って、依頼主の所在を聞くだけ。 ]

 
(144) 2020/05/16(Sat) 11:44:30

【人】 ミア



 [ ……そう言えば、意図的か、どうなのか、
  今回はどうにも急の話だったから、
  目の前の相手には 何にも言わずに出て行った、と。

    手帖 を、視界に収めつつ、

  気付くのは その 直ぐ後。 ]

 
(145) 2020/05/16(Sat) 11:45:27
ミアは、メモを貼った。
(a28) 2020/05/16(Sat) 11:54:16

【人】 ミア



  良いものか 悪いのもか、
  知った時には もう、冷たくて、戻れない。

  なにひとつ汚れることの無いすがたと、
  汚れていないところを探す方が難しい自分と。

  ひと夜にひとつ、なんて、
  そんな美しい言葉で表現できるものじゃあない。


         なくとも、


 
(196) 2020/05/16(Sat) 18:48:57

【人】 ミア




        「 いきるためなら 」



 
(197) 2020/05/16(Sat) 18:50:04

【人】 ミア



 [ その瞬間の 私は、
  きっと 泥にまみれて、地を這いずるような姿をして、
  それでいて、美しくない、顔をしていた。


     嗚呼 "ゆめにでそうな" 名も知らないきみ!


       夜なんて来なければ良いと、
       思ってしまうよな なにかは 押し込んで、 ]


*
(198) 2020/05/16(Sat) 18:51:37

【人】 ミア




   [ おんな の頭に似合わない其れを、机に放る。 ]


 
(199) 2020/05/16(Sat) 18:52:22

【人】 ミア



    ……今回は、そんなに、
        ここ、あけてない気がするけど、

 [ 書いている、のは理解すれど、
  何をしているのかは、正直、分かっていなかった。

  何をしたか……は、さておき、
  何処へ行ったか、どういう相手、だったのか。
  乏しく少ない言葉に合わせて、紙の上を滑るのを見るだけ。

  習慣なのか、仕事の締めなのか、
  そういうものだけは分かっているから、声をあげている。
  
  多分、読み上げろと言われても首を振るだろう。
  読める言葉は生活に必要な最低限と、
  "最低限"を教えられた相手につけられた 名前だけ。 ]

 
(200) 2020/05/16(Sat) 18:53:25

【人】 ミア



 [ ─── 次は?と、聞こうとしていた。
  中より 外、の方が歩きやすいうまれ故か。
  
  礼は、流している。
  汚れていない金糸へ、視線を遣って、逸れた。
  あいた指先が荒れた毛先を伝う。……仕方ないって。
  
  でも、だから、音も無く、
  シャワールーム何処だっけな、とか、
  脳内地図を辿りつつ、扉へと。 ]

 
(201) 2020/05/16(Sat) 18:54:14

【人】 ミア



   それ 苦いから嫌い……。
   水で良いよ。あと お腹空いた。

   それより服が無い。

 [ えらいひとたちの食べ物は、遠慮しておいた。
  紅茶 は、まだ良いとしても……スープとかは濃すぎるし。
  まずマナーのひとつも覚えられない。
  
  味の共有出来るものは、
  パンとか、そういうものだろう。食べ方はどうあれ! ]  

 
(202) 2020/05/16(Sat) 18:55:30

【人】 ミア



 [ そんなだから、求めることだって少ないけれど、
  今回ばかりは服の依頼。

  何時だったか、赤に染まったまま、
  屋敷をさも当然の顔して歩いた時とか、
  シャワーまでは辿り着いても、タオル一枚だけとか、
  そういうはなし で、怒られたからで……。

  多分、足りない。今でも、色々。 ]

 
(203) 2020/05/16(Sat) 18:55:50

【人】 ミア



 [ あまりに異質だったのだろう。
  自我を持ち始めた頃から、そんなの分かりきっている。

  ちぃさな要求だけ残した後、扉は開きっぱなし。
  行きがけにすれ違った使用人達の、
  微妙な距離感も無視して、去っていた。

  ……烏の行水もいいところだから、
  戻るのだって、早いだろうけど。

  その頃には きっと、
  諸々用意されているのだろうと思うのは、
  信用、と言うべきか、 経験則か、 さて。 ]

 
(204) 2020/05/16(Sat) 18:56:57

【人】 ミア



 [ はじめて、は、夜だった。
  " 夢 "を見ていた 夜だった。

  喉を通るような 水が ほしくて、

  水瓶ごと抱えて、其処に居た。
  定まらないような地面は、真白の寝床だ。
  端の客室、床には砕けた硝子があれど、
  気にする余裕が 多分、無かった。 ]


 
(265) 2020/05/17(Sun) 0:08:51

【人】 ミア



 [ 行儀以前の話で、
  ただ、ほしくて、ほしくて、
  硝子の音は聞こえたけれど、それだけで、
  
  傍から見たら もう、浴びていたのだと思う。
  "気がついたら"寝床も自分も濡れていた。

  ……薔薇の香、が満ちるのに、何か、
     "なにか" を、覚えつ、 ]


 
(266) 2020/05/17(Sun) 0:09:46

【人】 ミア



 [ 盛られたことは無くても、
  垂れ流された水しか口にしていなかったから、 ]


 
(267) 2020/05/17(Sun) 0:10:13

【人】 ミア



     「 いきかえった ? 」

 [ ……荒れたにんげんと部屋に
  如何して来たかも知らないそのひとが、
  何を思ったかは知らないし、
  感想どころか 疑問を投げた そういう。

   流石にあの時は苦笑していた。
   申し訳ない って 思う時も ある。 ]

*
(268) 2020/05/17(Sun) 0:11:33

【人】 ミア




 [ 割らないようにしているのは、ちぃさな まなび。
     おかえり の 返事は、見当たらないまま。 ]


 
(269) 2020/05/17(Sun) 0:12:29

【人】 ミア



    ……やっぱり高そう。

 [ あの時はこういう格好では無かったけれど。
  
  何処かのにんげんから、
  服のお陰、小間使い程度になった装いで。
  袋の分も貰っておこう、
  なるべく、できるだけ、使い捨てにならなければいい。

  硝子をなぞる。
  冷たさが、ふんわり、茹で上がった身体に丁度いい。 ]

 
(270) 2020/05/17(Sun) 0:12:59

【人】 ミア



 [ ─── 水、が。綺麗な其れが、
  喉を通った感覚が、好きだった。

  別に、普段不機嫌という顔ではなくても、
  何時も通りの、何時かと同じの薔薇の香に、

  柔く目を細め、硝子を置く。 ]

 
(271) 2020/05/17(Sun) 0:13:41

【人】 ミア



 [ 茶髪の、毛先。拭いきれなかった雫を垂らし、
  たべものを 見ていた。

  ─── 贅沢品がたくさん!

  数日分じゃないんだろうなあ……というのは、
  やっぱり 仕方ないことだと思う。
  これらにだって舌が吃驚することが多いのだから、
  うまれ というのはひどく残酷だ。

  有難がるべきなのだろう、けれど、
  居づらさの方が、未だ、 ]

 
(272) 2020/05/17(Sun) 0:14:08

【人】 ミア



 [ パンの食べかただって、聞いたことはあっただろう。
  あったけれど、少なくとも今はそれだけの話だった。

  

    盗んだ時も まともに手に入れた時も、
    わたしのもの って抱え込むのは、
    こういう場所では、
    悪癖 と 言われるのだろうか。



  まあるい其れを口に咥えて、
  物理的にも、習慣的にも、話すことが特にないから、
  暇そうに伸びた指先が、手帖を手繰る。 ]

 
(273) 2020/05/17(Sun) 0:15:06

【人】 ミア



   ……そういえば、これ
      何に使うの?使ってる の?

 [ 一口齧った後。
  付けて何になるのだろう。ただ、疑問。 ]**

 
(274) 2020/05/17(Sun) 0:15:28

【人】 ミア



 [ また、咥えていた。
  自分の話す番では無いから。

  ……身なりが良いだけのすがたは、
  果たして犬とどう違うというのか。

  犬の方が躾られている分、
  金持ちの道楽で飼われている側の方が、
  余程動物じみている。 ]

 
(319) 2020/05/17(Sun) 15:44:20

【人】 ミア



 [ 道楽以外に何があろう。
  学の無い誰かにだって、その程度理解出来ていた。

  溝のにんげんを拾う話は、
  " 趣味の悪い趣味 "だって、
  端に住む奴は誰だって知っている。
  
  語られる 未来 なんて興味は無いけれど、
  どうせ 毎夜の夢に呪い殺されるか、
  いのちを踏もうとして、逆に潰されるか、
  飼い殺されるか、多分、どれかなのだろう。 ]

 
(320) 2020/05/17(Sun) 15:44:35

【人】 ミア




   [ "生活"に慣れることが少し恐ろしくもあった。 ]



 
(321) 2020/05/17(Sun) 15:44:58

【人】 ミア



     そう。

 [ 聞いておいて、興味の無い反応。
  手帖に伸びた指先は、
  今度は手元の食器へ向かっていた。

  曇りひとつ無い刃物。
  ナイフの使い方だけは、教えられずとも、器用だった。
  ─── 握る、方が慣れているけれど、

  こればかりは、そう、使っていたから、
  金属音を立てずに、片手を添えて、
  崩された卵を割る。

       柔い 感触、白と黄が漏れ出た。 ]

 
(322) 2020/05/17(Sun) 15:45:16

【人】 ミア



 
 ( 貴族は こんな使い方だけ知っているんだな、 )



    [ ……何処ぞの小娘に言われたくないだろうが。 ]

 
(323) 2020/05/17(Sun) 15:46:06

【人】 ミア



 [ 文字の並びを見る気は無かった。
  頼まれごとのはじまりだって、そうだった。

  何かを書き連ねてる暇があったら
  パンひとつ、果物ひとつ、くすねるほうが、
  よっぽど生きられるものだし。

  それに、 ]

 
(324) 2020/05/17(Sun) 15:46:22

【人】 ミア




   あんなの 整理したって、意味ないし……

 [ 仕事の中身は 伝えども、
  あんなの の 中身を、語ったことは無い。 ]


 
(325) 2020/05/17(Sun) 15:46:36

【人】 ミア



    でもさ、
    ─── 忘れちゃいけないなんて、
    面倒くさいね、"えらいひと"って。

 [ これ、使わないと忘れるみたいなものかな。

  そう続けて、お行儀悪く、
  帽子にしたみたいに、ナイフを宙に放った。

  ─── ここまで表情ひとつ変えていなかったし、
  宙で柄を持ち直すのだって、手元が狂うことは無い。

  ……忘れなさそうだなあ、正直に 思う。 ]

 
(326) 2020/05/17(Sun) 15:47:29

【人】 ミア



   一日中そればっかって、疲れそうだし飽きそう。

 [ まず、外に出る方が珍しい相手だ。
  何処かに招待されている、とか、聞いたことはあれど、
  断りを入れることだって、恐らくはあった筈で。

  ─── 他にすること無いの?
  とか、生きるために一日を過ごしていた誰かは、
  ただ、漠然と 疑問に思っていた。


    果物の汁を舐め取る癖は、
        気付いていようが直らない。 ]**

 
(327) 2020/05/17(Sun) 15:48:19

【人】 ミア



 [ 頭の良い武器なのだろう。
  頭の悪い奴の感想は、大概頭が悪かった。

  乗り込んで直接殴れれば
  そんな面倒くさいこと 考えなくてすむのに、とは、
  失うものを知らない立場の戯れ言だ きっと。 ]

 
(403) 2020/05/17(Sun) 22:50:44

【人】 ミア



    「 ……帰ってこないと駄目なの? 」

 [ 読めない紙を手渡されて、読めないと正直に答えて、
  ひとつ、ひとつ、内容を反芻している時だった。

  ……よく分からないうちに拾われて、
  飼われてしまったのならそうするべきだろうけど、
  帰巣本能なんて賢いものは遠いし、
  何より そんな 戻れるかなんてちっとも知らない。
  飼われているにしたって!

  "死んだ"時だって、
  引き摺られた跡に赤が伸びていた。
  犬の牙じゃあない ─── そういうことだ、つまり。 ]


 
(404) 2020/05/17(Sun) 22:51:54

【人】 ミア



   兎ができるよ。

 [ 単に行儀の問題か、敬意も何にも無いのか、
  銀の切っ先を 林檎と異なる赤色へ向けて。

  ……反抗したら如何するんだろう。
  と 僅かに思えど、
  これまで一度もしなかったし、
  多分、これからも、しない。不思議なこと!


    とはいえ、
    したら したで、死ぬだけだろう。自分が。 ]

 
(405) 2020/05/17(Sun) 22:52:31

【人】 ミア



  ………… でも、それより外に出れば良いのに。
  あのひとたち さっき言ってたよ。
  なんとかさんから招待状が来てるって。

  多分えらいひとでしょ?

 [ あのひとたち。
  今度切っ先が示すのは 扉の向こう。

  お行儀良く座るのに飽きたにんげんは、
  ずる、と 滑っては、肘掛けに凭れる体勢。
  いよいよ犬じみている。

    ─── 違い。そう言えば 首輪も無かった。 ]

 
(406) 2020/05/17(Sun) 22:53:24

【人】 ミア



 [ オレンジのひとつを手に取り、
  遊ぶよに一度放って、また 手に取る。

  寝転がりながらするものじゃあないけれど、
  文字を綴るよりこっちのほうが断然やりやすい。
  縁に切っ先を刺し、くり抜いて、
  ……嗚呼 途中から胡座に変わった! ]

 
(407) 2020/05/17(Sun) 22:53:45

【人】 ミア



   いかないの?
   ……"あぶない"なら、
   いい人連れて行けば 盾にはなるかもよ。

 [ 白すぎる いろを、見上げつつ。
  毒は食べたこと無いかも、とか、なんの冗談だか。 ]

 
(408) 2020/05/17(Sun) 22:54:18

【人】 ミア



 [ 薔薇の飾り切りが 軈て、机を彩る。
   良い出来映え!─── 満足そうに わらっていた。

  成程確かに こういうものは、
  何かしらで残したくなるのだろうか なんて、
  ぼんやり 思って。 ]

 
(409) 2020/05/17(Sun) 22:55:37

【人】 ミア




         ( かわいそう。)



 
(432) 2020/05/18(Mon) 1:26:58

【人】 ミア



 [ ─── 胡座のまま、思っていた。
  口に出さないだけ偉い。きっと。

  なんだかかわいそう。
  相手というより、周りの、顔も知らない誰かに対して。
  街で見かけるような"えらい"人だけが悪いような、
  そういう話じゃあ ないような気もして。

  ぶとうかい。
  踊って何が楽しいんだとかいう段階なので、
  問いかけた本人も碌なことを考えちゃいない!
  薄っぺらい身体は盾にすらならないだろう。 ]

 
(433) 2020/05/18(Mon) 1:27:43

【人】 ミア



   [ おんならしくなくてよかったわ。とは、
      来たばかりの頃の 囁き声だ。 ]


 
(434) 2020/05/18(Mon) 1:28:10

【人】 ミア



  この辺りに住んでる人なら、
  皆 えらいんじゃないの。
  お金があって、良い服を着て、仕える人が居て、
  パンは一日何個も食べられるし、

  ─── なんだって手に入る。

 
(435) 2020/05/18(Mon) 1:28:37

【人】 ミア



 [ 銀色片手に、指折り数える。
  別に、恨みは無いけれど、
  ……何処か嫌味っぽいのは仕方ない。

  碧は頁を走る白い手元を見て、
  "こんなこと書くの?"─── 不思議そうに。

  頁の色も、傾いた陽で別のものに変わりつつあった。
  いぬでも だれでもない奴は、
  命令が無いから、まだ 此処に居る。
  何処か落ち着き無く。 ]

 
(436) 2020/05/18(Mon) 1:28:47

【人】 ミア



 [ 痕跡を残す、ということに、
  躊躇いがあるのかもしれない。

  残さないように 遺さないように、
  這いずって、踏みつぶして、此処に居るからか、
  唯一読める 自分の名前が、
  増えていくことに対する 奇妙な感覚。

  銀の先でメモの真似事をしても、
  なんの達成感も得られないまま、
  宙ぶらりんで止まる。 ]

 
(437) 2020/05/18(Mon) 1:29:38

【人】 ミア



    ……… 、

 [ 赤のこびり付いた毛先を認めれば、
  なんの躊躇いも無く、銀で刈り取った。

  かみは、おんなのいのち だと、
  何処で聞いたのだったか。 ]**

 
(438) 2020/05/18(Mon) 1:29:57
ミアは、メモを貼った。
(a63) 2020/05/18(Mon) 1:31:06