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【人】 狩人 レーヴタント一通り客の対応を終えて、店じまいをする。 パンパン、と手を鳴らして、よしと零した。 くるりと、踵を返して。 さて、遅くなったが祭りを楽しもうか。 屋台で食べ物を買って食べたり、飲んだりして チャイvilとか、ワインvilとかね。 そうしていれば、 テオの所属している劇団のテントが見えてきた。 そろそろ開演なのだろう。 テントの中へと飲み込まれていく人々は、 期待に満ち溢れた表情をしていた。 チケットを購入して、自分もまた天幕をくぐる。 隅の方の席に座れば、始まるのを待っていた。 (7) 2021/10/23(Sat) 18:58:47 |
【人】 狩人 レーヴタント どこかの友人のように、結婚を迫られることはない。 自由気ままな狩人の一族だ。 それでも、血を、技を、繋いでいくには、 いつか番を探さなければいかない。 だけど、結ばれるなら、 互いに想い合った相手だったらいいと思う。 そう、物語に耳を傾けながら、 小さくいつかの未来を想って、微笑んでいた。** (10) 2021/10/23(Sat) 18:58:54 |
【人】 狩人 レーヴタント公演を見終わった後。 テオに一声かけたりしてから、劇団の天幕を後にした。 陽が落ちてくれば、身体を包んでいた眠気と倦怠感は、 一切なくなり、動きは身軽になったことを確認すれば、 自分の店の場所へと戻り、後片付けをする。 「 ふんふん、荷物は全部、 飛空艇で送ってもらうとして、売り上げは〜 」 本日の売り上げは、上々。 重くなった袋を自分の手荷物に収めれば、 それを背負った。 昼間ではないのに、眩しそうに白亜の神殿を見上げる。 次に創造主の姿を見るとしたら、 故郷に視察に来たときかな。戦場でないことを祈ろう。 (32) 2021/10/24(Sun) 22:39:38 |
【人】 狩人 レーヴタント「 また会える日を、楽しみにしとるよ〜 」 くるり、と槍を回せば、それもまた背に背負い。 とん、と軽く大地を踏みしめて、軽く跳ねるように 夜の道を歩き始めた、 闇夜だって、迷わず歩めるように 夜道を照らす、焔を灯して、明日は何をしようかな。 なんて、当たり前の日常に戻っていくんだ。 年に一度、特別な日。 創世祭は終わってしまったけれど、 俺たちは、いつもの日常に戻っていくんだ。 それが一番、幸せなことだって、 今の俺は、ちゃんと理解はしていないのだけど。 (33) 2021/10/24(Sun) 22:39:40 |
【人】 狩人 レーヴタント― 友の恋路をささやかに ― 「 まいどー そーなんよー美味しいよ〜 」 友と大人しい娘の会話を>>36 すべて聞いていたわけではないが、 にんまりと、微笑めば、ひょいひょい、くるりと あっと言うまに、ステーキをもう一皿用意した。 ラクの言葉通りに、三等分したものを、 さらに切り分けて、サイコロ状にしておいたのは、 友の恋路をささやかに応援するためさ。 命短し 恋 せよ乙女。そんな歌を歌っていた歌王を知っている。 短い生の種族の者たちが、恋をして、愛し合って、 その短い時間を懸命に生きる様は、美しいと思う。 魔族と歌王、生きる時間は違うけれど、 俺たちの3分の一の時間しかないとしても、 きっと、愛する人との時間は一生の宝だと思うから。 (44) 2021/10/25(Mon) 19:06:14 |
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