人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

[Roll/Set/Observer_Nunki]

男になにか付与された。
だけど気づかない。
なにか変わった気がするけれど、男は何も気づくことはない。

「……夜が、明けたかな」

東の空に日が昇り、宿に柔らかな光が差し込んだ。
この宿に集まってはじめての、今までとは違う朝を迎えた気がする。

今日は誰も”死んでない”


だって皆ここにいる。

「良かった……これでブラキの……
 皆の……心は守れたかなぁ……」

ほー……っと息をつく。
宴の後の片付けもなにもしてないけど、それはもう少し後でも構わないだろう。
これでもう、何もかも悔いはない。

ひとつだけあるとすれば。

「……キファに会いたかったな……」


という想いだけだ。
(0) 2021/04/29(Thu) 22:20:33

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>ブラキウムへ置き

「ほら、誰も死ななかっただろう?」

一緒にいるはずの貴方へ、微笑んだ。
全部終わったんだ、全部。
(5) 2021/04/29(Thu) 23:29:06

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>7 キファ

い”
……っつ、………キファ?」

目の前にキファが居る。
なんで??
もうこれは夢なのかな……痛かったけど……。

「俺には会いたくないんじゃなかったの」

あんな伝言頼むくらいだし。
どこ探しても居なかったし。
もうどこかに行ったものだと……

ヌンキは、混乱している。
(9) 2021/04/30(Fri) 0:01:19

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>8 ブラキ

「どういたしまして」

照れくさそうに笑う貴方に手を伸ばす。
いつものように、優しく撫でた。

「俺の方こそ、信じてくれてありがとう」

完全に信じたわけじゃなかったはずだ。
不安でいっぱいだったはずだ。
でも、ついてきてくれた。

それだけで十分だったのだ。
(10) 2021/04/30(Fri) 0:06:15

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>23 サダル

「……? サダル?
 サダルなんで生きて……えぇ????」

意味がわからない。
サダルは死んだはず。
一体どういう事なんだろう。

もう一体何をいってるのかもよくわからない。
俺は十分頑張ってきたのだけど。
もう、ゆっくり休んでもいい頃合いでは?

そう思っていたらなんか勢いよく顔面にぶつけられた。

い”
……っ」

何を隠そうこの男、ルヴァと全く関わってこなかったため。
気分を売り買いというものがそもそもよくわかっていない。
なんだかよくわからないまま気分の餌食になってしまうことだろう……。

「え、いや。
 ちょ、ちょっと、今のなに……
サダル!!!


助けて欲しい。
(28) 2021/04/30(Fri) 0:34:35

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>33 キファ

「そう、か。
 ラサルハグは死者が見えてたから代筆してきたのか……」

それならそう言えばよかったのに。
なんで言わなかったんだろうと思いつつも考えるのをやめた。
多分、彼は近そうで遠くて、一生理解できそうもない。
……いや、多分。
俺の一生はもうここで終わるのだろうけど。


「思い出すって……何を?」

キファが何を言ってるのかわからないけれど。
でも、あの時抱きしめられたような気がしたのは、きっと気のせいではなかったのだ。
抱き寄せられた貴方の手が暖かい。
嬉しいはずなのに、涙が出そうなくらい胸が痛い。

(40) 2021/04/30(Fri) 10:39:09

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>33 キファ(続き)

こんな苦しいしか、俺にはきっと与えられない。

言えば楽になるよ。
サダルに押し付けられた気分が強く俺に囁いている。

言いたい。
『貴方が好きです』
と、たった一言。

でも。

「言えるわけない……かな……」


だって。
俺はこの人を傷つけたくも困らせたくもない。
俺の願いは最初から

サダルと幸せになってもらうことだったんだから。

ヌンキは愛の告白をしたい気分に抗う。
愛する貴方の為に。
(41) 2021/04/30(Fri) 10:40:17

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>47 >>49 >>50 キファ

「ちょっ……」

なんだかドスの聞いた声が聞こえた気がする。

「えぇ……」

言う前から全部知られてるじゃないか。
なんだそれは。
これはただの死刑宣告というやつだ。

キファはきっと。
ここで区切りをつけて新しい恋をしろとでも言うのだろう。
数日前にも言われたことなのだ、簡単に予想がつく。

だけど。
今の自分にそれは何よりも苦しい言葉だ。
(51) 2021/04/30(Fri) 12:32:06

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>47 >>49 >>50 キファ

「確かに俺は……君に比べたら何分の1も生きてない。この生命は。
 でも俺は……君よりも何千万回も多く、同じ人生を歩んだよ」
              
プログラム

それは知ってはならなかった自分の運命。
何度も何度も迎えた絶望の終わり。
今回だけは与えられたレールとは全く違う人生を歩んだけれど、結局やった事は同じ横恋慕。

ただの一度も、想いを伝えたことはない。

でも……。

「恨むなんて無理だ。後悔も……するつもりなかったよ。
 けど、俺は……サダルのことも好きだから」

勿論、キファへの好意とサダルへの好意はその種類が違うのだけど。
それでも二人が好きで、幸せになってほしかったから。
言いたくなかった。

「……キファが好きだよ、世界中の誰よりも」


(52) 2021/04/30(Fri) 12:33:06

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>47 >>49 >>50 キファ

言った言葉は本心だ。
けれどもやっと言えたのは嬉しいのに、ただただ苦しくて、辛い。
心がじゃない、体が。
体全体が悲鳴を上げている。


それはきっと、自分にとっては
最悪の凶器の言葉
だったのだ。

もう殆ど透き通ってしまった手を隠すようにポケットにつっこむ。

「これで満足かな?……ね、早く、サダルの所に行きなよ」

早く突き放してしまわなければ。
彼女には知られてはならないと思うから。
自分でもちょっと、強引だと思いながらも震えた言葉を言うだけ言って顔を背けるのだ。
(53) 2021/04/30(Fri) 12:35:12

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>54 >>55 >>56 キファ

わかった、わかったから!


早く行ってほしい。
できるだけ、遠くに。
俺がどうなろうとわからない場所に。

だけどそれは叶わない。
あなたは聡くて、見逃してくれはしない。

手を引き出されればそこにあるはずの指が、手のひらが、透き通っていてそこに手があるのか、目を凝らしてみても分かりづらいほどだろう。

「……NPCって、何?           
N P C

 それってキファ達と違って、
俺みたいに父に逆らえない人たち
のことかい?」

ヌンキは単語として理解しているわけではなかった。
情報を記憶として受け取ったがために漠然と、自分がどのような人物かを理解してしまっていた。

(69) 2021/04/30(Fri) 15:49:10

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>54 >>55 >>56 キファ

ヌンキの物語に誰かを本気で愛する事は書かれていない。

ヌンキの物語に誰かと誰かを結びつける事は書かれていない。

ヌンキの物語に誰かに愛される事は書かれていない。

ヌンキの物語に誰かに告白をする事は書かれていない。


            
ウィルス

それら全てはヌンキにとって毒でしかない。


「……キファにだけは、見られたくなかったのにな……」


それでもこの恋心を無くしたくないと願った俺は、
馬鹿なのでしょうか。
馬鹿なのかもしれないけれど、大事なものだったのです。
(70) 2021/04/30(Fri) 15:51:41

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>73 >>74 キファ

見られた物は仕方ないのだけど、見られたくなかった。
こんな顔をみたいわけじゃなかった。
笑った顔がみていたかったのに、俺のせいで歪ませてしまった。

「―――うん、しってるよ」

嫌われてるとは、思っていない。
ついちょっと前までは嫌われたのかもしれないって少しだけ思ってたけれど。
でも、その言葉は今の俺にとっては残酷な言葉だ。

最初から望んでなどいなかったのに、そんな風に思ってしまう自分も嫌だけれど。

(78) 2021/04/30(Fri) 18:00:11

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>73 >>74 キファ

「わからない……わからないけど。
 命令に従えない俺は、必要ないって言われてきたから……そういうことなんだと思う」

”orion”がプログラムを乱すウィルスを駆除しようとするのは当たり前のことだ。
今まさに、ヌンキはウィルスの解析が進められ、駆除しようとされてる最中なのだろう。

だけどそれは、当の本人には決してわからない情報だった。

「俺、相当父上に反抗してしまったから。
 何か呪術でもかけられてしまったのかもしれないな……」

そしてきっと、無になるのだろう、なぜだかそんな風に思ってしまった。
(79) 2021/04/30(Fri) 18:00:37

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>106 >>107 キファ

「え、ブラキ? ブラキなら皆と一緒に朝を迎えたけど……」

いつの間にかブラキウムは居ない。
あの子はあの子で色んな人に会いに行ったのだろう。
皆が帰ってきたのだから。

「完全無欠って……」

自分にとっての完全無欠のハッピーエンドとはなんだろうか。

キファと結ばれること?
     
―――――――違う。


じゃあメレフ?
     
―――――――それも違う。


二人共、それぞれ大事な人がいる。
形は少しずつ違えど、俺の想いはどっちもあってはならない物だ。
もう誰かの恋路の邪魔にはなりたくないのに、結局怒らせたり、悲しませたりしてしまった。

でも、前より後悔してないんだ。

なんでかな。

でも、誰かを傷つけるだけの俺なら、居なくなったほうがマシだと思う。

マシだと……―――
(116) 2021/04/30(Fri) 23:58:11

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>106 >>107 キファ

違う。


メレフが言ったんだ。
簡単に愛は受け取れるんだと。
例え恋じゃなくたって、そばにいてくれる人はいるんだ。

ハマルもいる、ブラキもいる。
きっとカウスもどこかにいる。

俺が居なくなったら、悲しんでくれる人が確かにいるんだ。

心のどこかで、キファとサダルとはお別れになるんだろうなと確信してしまった。
それでもきっと二人は、俺が居なくなることをよしとはしない。

……それなら、消えない努力をしてみようか。

「わかった、行ってみるよ。キファ」

              

   
――例えそれが、自分の毒を消し去るものだとしても。
(117) 2021/05/01(Sat) 0:00:28

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>130 >>131 >>132 キファ

「い”……ったいよ、キファ」

本当はそんなに痛くない。
でもそんなふうに言って、笑う。
ちょっと笑顔が不格好なのは許して欲しい。

「……うん」

   
これは、行ってこいに対しての。


「……うん」

   
これは、嫌いになったりはしないに対しての。


「…………うん……っ」

   
俺は、人形じゃ、ないんだ。

   
ちゃんと、人間なんだ。


ラサルハグが書き忘れていた言葉を、今もらった。
俺と、皆とは住む世界が違う。
何人ここで一緒に居られるかはわからない。

(139) 2021/05/01(Sat) 1:06:22

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>130 >>131 >>132 キファ

忘れるかもしれないけど。
忘れたくない。
でも、例え忘れたとしたって

「君にもう一度……」

会うことができたなら。
きっとまた、君に”恋”をするよ。


貴方の耳元にすこし透けた顔を寄せ、呟く。
貴方の髪の毛に、愛おしい慕情を込めて唇を寄せた。

「さようなら、キファ。
 どうか……どこに居ても元気で」

       ――これが騎士と仙女の、別れの時だった。
(141) 2021/05/01(Sat) 1:08:34

【人】 侵されし者 ヌンキ

「さて、ブラキを探さないと……」

キファにブラキウムを探せ。
完全無欠のハッピーエンドに辿り着く事を僅かにでも思うのなら、と。

ブラキウムが何が出来るのかはわからないけれど、キファの言葉は信じられる。
何が俺の中から消えたとしても……消えない努力をしてみようと思った。

だからヌンキは、探しびとを探して歩く。
体は少しずつ、薄く透明になりながら――――――

/*全体向け白置きです。
ブラキちゃんとはいいタイミングで最後にお会いする形がいいかなとおもったり、おもったり!
(145) 2021/05/01(Sat) 1:26:50

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>148 メレフ

「! メレフ」

肩を叩かれ、振り向く。
自分よりも高いところにある貴方の顔を見上げた。

「あぁ……これか。
 皆を驚かせてしまうね……」

困ったように笑う。
靴などである程度隠れているからわかりづらいが、もう手足は殆ど見えないレベルだ。

「これをどうにかしたいならブラキを探せってキファに言われたんだ。俺にはよくわからないけど、ブラキには呪いを解く力があるのかな」

ブラキがウィルス駆除ができるAIだということをヌンキはわかっていない。
自分がウィルスに侵されているということすら、わかっていない。
ただ漠然と呪いか何かにかかっていて、自分は消えてしまうのだと理解しているようだ。

「なんとかしろと言われても、俺にはどうすることも……
 ―――あれ?」

なんか、透明になる速度が遅くなっているどころか……止まった、気がする。
こんな芸当ができるのは、目の前の貴方だけだろう。
一体何を、という目を貴方に向けた。
(156) 2021/05/01(Sat) 2:18:54

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>158 メレフ

「えーと……うん。
 ちゃんとお別れしてきた」

吹っ切れた、とは言い難い。
         愛
まだこの身に巣食う毒はあるのだから。

「メレフの魔法か。
 ありがとう、自分ではこういうのはできないから」

ヌンキが扱える魔法は精霊魔法だ。
精霊の力を借りて剣に付与して戦う。
魔術が少し使えるからと言っても所詮騎士。脳筋なのだ。

それはそれとして、今頃”orion”ではウィルスがいきなり検索できなくなり焦っているところだろう。現場の人達にはもう少し頑張ってもらうしか無い。

「良いのかい?
 俺、君にはいつも貰ってばかりだ。”等価交換”の名が泣いてしまうよ」
(179) 2021/05/01(Sat) 10:52:17
ヌンキは、ホワイトボードを見てスペースヌンキになってるいる。
(a67) 2021/05/01(Sat) 16:33:29

【人】 侵されし者 ヌンキ

「なんの暗号なんだろう……」

     
NPCにはわからない――――
(213) 2021/05/01(Sat) 16:34:32

【人】 侵されし者 ヌンキ

なんだろうか。
なんだかよくわからないけど皆が少し変わってしまった気がする。
ホワイトボードの暗号にしてもそうだけど。

きっと、キファと同じ、住む世界が違う人達なんだろうなと、そう理解した。

少しさみしいね。
(222) 2021/05/01(Sat) 17:32:53
ヌンキは、ホワイトボードから離れた。
(a80) 2021/05/01(Sat) 17:33:26

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>228 ハマル

「わ、ハマル!」

突進してきたハマルを抱きとめて驚いた顔。
驚きはしても倒れ込んだりはすることはない、それなりに鍛えてる騎士なので。

「……え?」

そういえば、ホワイトボードにはハマルもなにか書いていた。
この子もまた住む世界が違う住人なのだ。
そう思うとやっぱり寂しいなと思う。

でも……。

「うん……そうだね。
 ハマルはずっと一緒にいてくれた」

ハマルはこう言うが、きっととても難しいことだ。
彼は一体どんな魔法を使おうとでもいうのだろう。

「どこに行っても帰ってきてくれないと、ハマルの羊が見られないから待ってるよ」

それでも、待てと言われれば待とうと思った。
(234) 2021/05/01(Sat) 19:28:47
侵されし者 ヌンキは、メモを貼った。
(a93) 2021/05/01(Sat) 19:48:34

侵されし者 ヌンキは、メモを貼った。
(a94) 2021/05/01(Sat) 19:50:33

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>238 カウス

「カウス!」

少しばかり存在が薄くなってしまった騎士が振り向く。
手足を注視しなければまだ気づかないかもしれない。
足は服や靴で隠れているが、手は騎士にしては珍しくポケットに突っ込んだままだろう。

「よかった、カウスも生き返れたんだね。
 事件は終わったけどお手柄……になるのかなぁ、これは」

結果的に犠牲者は0で解決となり、快挙であることは違いないのだが。
それが自分の手柄家というと微妙な話しだ。
だって、皆が頑張ったからこの結果となったにすぎないのだから。

ただ。

”騎士”であることは設定だと知っている貴方とはかなり違う反応を見せたことは間違いない。
(249) 2021/05/01(Sat) 21:54:06

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>244 ハマル

「……?
 言ってる意味はよくわからないけど」

ヌンキは現実の世界というのを知らない。
ハマルを動かす人間が居るのを知らない。
ヌンキは自分のことをこの世界で生きている人間だと思っているのだ。

だから、貴方の言っていることはよく理解をすることができない。

ただ、どこか違う世界から来た人間なのだと信じている。

「もしお互い記憶がなくなってしまったとしても。
 きっとまたハマルと友達になれるよ。
 だから、君の羊達に会えるのを楽しみにしてる」

また会おうと自信を持って言ってくれたのは貴方が初めてだ。
だからきっと、彼には何か方法があるのを知っているんだろう。

そしてそれを実行しようとする強い意思。

「ハマルはつよい子だね」

ハマルの意思に免じて、少しの寂しいは我慢しよう。
そう思ったのだ。
(250) 2021/05/01(Sat) 22:03:54

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>259 ハマル

「あぁ、約束だ」

小指を差し出されれば、その小指に自分の指を絡ませた。

この先はお互い自分の物語に戻る。
それでも、ハマルであればきっと何か切り開いてまた来てくれるんだろう。

ハマルは約束を必ず守ってくれる子なのだから。

「俺ももう少し……生きる努力をするよ。
 君との約束を守るためにね」

見通しの立たない未来への道だが、乗り越えなきゃともに強くなんてなれない。
自分たちは、”一緒に”行こうと、最初に約束したのだから。
(266) 2021/05/02(Sun) 1:30:53

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>262 カウス

「……?」

きょとん、と首を傾げた。
だって、自分が騎士なのは必然、これまでも、これからもだ。
ノブレス・オブリージュもまた、大事にしなければならない俺の財産だ。

「自由になれという意味かな。
 そういうわけにはいかないよ、俺は正当な意味を持って自由にならなきゃただの逃げになってしまうからね。それに……騎士でなければ、君との約束を果たせない」

次の【宝物庫】が現れてしまったら、その時は必ず助ける。
それが貴方と交わした約束だ。
それを違える気はないよと笑った。

RPでもなんでもなく、自然に思って口にしているのだ。
それもまた、一つの違和感となってしまうかもしれない。
(267) 2021/05/02(Sun) 1:40:16
ヌンキは、どこかで一筋の涙を流して静かに笑った。
(a110) 2021/05/02(Sun) 8:21:34

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>270 カウス

「あぁ、任せてくれていい。
 しっかり約束は果たして見せよう」

元来持ち得ている自信をもった笑みを浮かべた。

「君は、……キファ達みたいにどこかに行ってしまうんだろう?
 やむを得ない事情があるのは察しているから気にすることはない」

声が少しだけか細くなた。
騎士は貴方の無力に気づいたようで気づかない。
ただ、住む世界が違う人なのだと理解しているだけ。

感じている一抹の寂しさは、隠す必要もないだろう。
(280) 2021/05/02(Sun) 8:36:37

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>271 メレフ

「そうなのかな……。
 俺は何も言うつもり無かったんだけど、サダルと……
 何よりキファが許してくれなかった」

それが余計に己の体を毒で蝕んだが、後悔をしている様子はない。
存在が薄くなってしまった顔で、静かに、少しだけ悲しそうに笑った。

「俺はここで父上の呪いで死んでも仕方のない事をしたというのに、キファも君も俺を生かそうとするんだね。でも……そのお陰で少しだけ、消えない努力をしてみようと思ったんだ。

 ……だから、ありがとう。
 何か君に返したいのに……何も返せないのが少し悔しいな」
(282) 2021/05/02(Sun) 8:50:06