人狼物語 三日月国


40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】

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視点:


【人】 木原 敦久

── 朝・ロビー ──



  ……っくしょい!


[鼻を啜りながら、ロビーのソファで
眠気覚ましに買った缶コーヒーを傾ける。
身に纏っているのは浴衣ではなく、ジャケットとスラックス。
そして傍らには荷物と、あとはチェックアウトするのみ。

くしゃみの原因は十中八九、
明け方中庭でうとうとしてたせいだろう。
椿の間に戻って内風呂で温まったけど遅かったらしい。

それでもまだ少し寝足りなさはあるけど
帰りの電車で睡眠をとるつもりだから、問題ない]
(108) 2020/08/19(Wed) 1:15:28

【人】 木原 敦久

[さて『美雲居』の彼女が
ロビーを訪れるのはいつだろう。
チェックアウトの時か、それより前か。
どちらにせよその姿を見つけたなら]


  おはよう
  そこの黒髪ロングのお姉さん
  昨日俺が渡したやつ、まだ持ってる?


[昨日のように呼び止め、問いかけようか。
まだ持ってるようなら]
(109) 2020/08/19(Wed) 1:16:33

【人】 木原 敦久


  ──それを使う気ないなら、
  今ここで破り捨てて
  あんたのその手で

  それ言うために待ってた


[彼女の詳しい事情は、何ひとつ知らない。

ただ知っているのは、
”名前”を教えなかったことと>>2:*233
あの時の彼女の顔と曖昧な反応と>>2:-143
部屋を出ていく直前の問いかけだけ>>2:191
(110) 2020/08/19(Wed) 1:18:28

【人】 木原 敦久

[一夜明けた今、いらないお節介をしたと思う。
負けず嫌いで、計算高くて、食えない女
そんな彼女は活き活きとして見えたから。

籠の中から自ら出る気概があるなら
多少危ない橋でも手を貸したくなった。
活き活きと生きる彼女が見たいと思った。

だけど、彼女自身にその気がないのなら]


  投げ出すことを諦めてるあんたに
  それは必要ないものだ
  違うか?


[静かに見据えて、答えを待った*]
(111) 2020/08/19(Wed) 1:22:18

【人】 木原 敦久

[差し出された紙を、すぐには受け取らず>>133


  返すのも破り捨てるのも、同じだろ
  ならあんたの手で破りなって言ってんの
  今 ここで


[これから先行こうとする道が何であれ
選択肢がある以上、彼女自身の手で選んだものなのだと
嫌でも自覚させるように。

それがどんなに酷なことだとしても]


  少なくとも
  あんたが”選んだ”って事実と覚悟が
  この先あんたをもっといい女にするはずだ


[それでも返すってことなら、しかたない。
せめて彼女の目の前でバッサリ破り捨てるつもりで
紙へ左手を伸ばし]
(136) 2020/08/19(Wed) 18:43:47

【人】 木原 敦久

[指先が、スカッと空を切った]


  ぁあ゙?


[どういうつもりだ。
怪訝な顔で彼女を見れば、合った目の奥。
再び灯った光に目をみはる]
(137) 2020/08/19(Wed) 18:44:06

【人】 木原 敦久



  ──……ふ
  そうこなくっちゃ


[堪えきれず頬が緩み
こちらもつられて、くしゃりと笑えば>>135

伸ばした掌で、ぽん、と軽く頭をなでた。
褒めて励ますように]
(138) 2020/08/19(Wed) 18:52:00

【人】 木原 敦久


  別に、返すも返さないも
  あんたに渡した時点で、あんたのもんだしな

  でもくれるんならもらっとく


[紙の代わりに受け取ったビニール袋。
ゴソリと音を立てた中身を覗けば]


  ……ってこれ8個も入ってるじゃん
  一人で食べるには多すぎ


[職場に持ってくには少なすぎる。
目敏い人が見ればわかる痕を首や耳につけてる時点で
あまり余計な詮索はされたくないし。
一人で食べるか誰か呼ぶか、なんてぼやきながら]
(139) 2020/08/19(Wed) 18:52:27

【人】 木原 敦久



  ──で、
  結局名前は教えてくんないの?


[にっこりと笑って、もう一度訊いてみようか*]
(140) 2020/08/19(Wed) 18:52:34

【人】 木原 敦久

[頭を撫でた慈しむ掌。>>157
それは恋とは違うものの、確かにひとつの愛情があって。
黙って受け取ってくれたことを、密かに心の中で感謝する]


  簡単に言うなよなー
  三十代の脂肪燃焼の悪さ舐めんなよ


[からから笑う額を軽く小突き>>158
もう一度尋ねたその答えは
少しの間を置いたあと>>159
(165) 2020/08/19(Wed) 22:30:43

【人】 木原 敦久



  ほんと、食えない女


[最初と変わらない感想を。>>159
能面みたいな張りついた微笑ではなく
くるくると表情を変える彼女を見れただけで
自分にとっては十分おつりがくるというもの]


  こちらこそ、楽しかったよ
  ありがとな


[踵を返す彼女の後に続くように
自分もソファに置いたままだった荷物を取り上げ
チェックアウトしよう。

手続きを済ませて入口を出れば、
いい天気の中、タクシーに乗り込む着物姿が遠目に見えた]
(166) 2020/08/19(Wed) 22:31:21

【人】 木原 敦久

[足を止めて眺めて、ふと]


  ……かぐや姫みてぇだな


[生憎夜ではないけれど
お供のうさぎを残して、美しい雲居に隠れるように。
去っていく彼女の姿を眩しげに目を細めて見送った。

奇しくもその連想ゲームの答えのような>>-364
一通のメールが届くのはもう少しあとの話**]
(167) 2020/08/19(Wed) 22:31:29