人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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鈴掛 未早は、メモを貼った。
(a1) 2022/10/17(Mon) 0:26:41

【人】 鈴掛 未早


 
―― 回想:1st day


[ 帰ってきた家は静まり返っている。

 今日も母さんは仕事でいない。
 生きている時間が違うというやつだ。
 「よくあること」でしょ? たぶん。

 なんだか気力がなくて、
 適当にカップ麺作って食べて
 そのまま自分の部屋に戻って、
 倒れ込むようにベッドへ身を投げ出した。
 勢いでヘッドボードから降ってきた
 紙の束…… 楽譜が顔面に直撃して呻く。

 片付けはどうにも苦手だ。
 部屋のそこかしこに置きっぱなしになって
 もう散乱しているに近い楽譜の数々は
 部活で使っていたものからもっと前のものまで。

 片付けなきゃなって思うけど、
 ただそれだけの行動がいつまでも起こせない ]
 
(209) 2022/10/17(Mon) 22:51:41

【人】 鈴掛 未早



  
『 未早ちゃんの演奏は、今までで一番良かったよ 』


 
(210) 2022/10/17(Mon) 22:52:14

【人】 鈴掛 未早


[ 数え切れないくらい耳にした言葉だ。
 悔しくて泣いていた子供の頃から、
 どこかで諦めがついてしまった最後の方まで。
 コンクールの結果発表が終わると、
 あの人はいつもそう言って慰めをくれた。

 講師というには少し若く見える、
 人好きのする雰囲気を持った青年の姿を、
 あの頃の私を知る人物なら知っているかもしれない。

 私が師事していた「先生」は、そういうひとだった。
 母の知り合いの、当時音大生だったそのひとが
 色々あって破壊的にお金に困っている時に、

 「それならこの子にピアノを教えてくれない?
  ちょうど何か習い事をさせたいと思ってたの」

 なんてアルバイト的に教えさせたとかなんとか。
 さすがにそんな最初の頃の記憶は
 遠すぎてぼやけて思い出しがたくなっているけど ]
 
(211) 2022/10/17(Mon) 22:52:36

【人】 鈴掛 未早


[ 音楽が好きだった。

 知らなかった曲も、練習すれば上達して
 弾けるようになっていく達成感が好きだった。

 人前に出るのが苦手な子供にとって、
 たびたび出るコンクールの舞台は荒療治的だったけど
 今でも付き合いがあるような友人に
 出会うことが出来たのもその場を通じてだったし。

  でも、一番にはなれなかった。
  きらきらした光は、いつだって他の誰かの上
  私でもすごいと思うぐらいの、雲の上。

  私はピアノが好きだし、
  ミスなく弾きこなすことはできたけれど、
  人の心に響かせることは、できないらしかった。
]
 
(212) 2022/10/17(Mon) 22:53:00

【人】 鈴掛 未早


[ 知ってる人も多いだろうし、
 音楽に限った話でもないのだけど
 芸術の道に進むのはとにかくお金がかかる。

 持ってないことをわかってしまっていた私は、
 進みたいと言い出す勇気を持てなかった。
 持つより先に、とある事情から
 それは許されないことになって、時が流れて今に至る。

 どうしようもないことだ。
 どうにだってならないことだった。 ]
 
(213) 2022/10/17(Mon) 22:53:35

【人】 鈴掛 未早


 [ 私もあのひとも年を重ねて、
  音大生の小遣い稼ぎ、には収まらないほど
  たくさんのものを浪費させてしまった。

  水をやったところで芽吹くことのない土に
  限りある余暇を費やす価値なんてないじゃない?

  …… ああ、だから、あのとき母に
  その話を出されてしまったらもう、>>0:365
  私には何も言えなくなってしまった。

  もう潮時なんだって、
  厄介払いなんじゃないかって、思って、だって、 ]

 
(214) 2022/10/17(Mon) 22:54:54

【人】 鈴掛 未早


   [ 才能が、希望があると思うならきっと、
    それでも「続けなさい」って言うものでしょ?

    
どこかの誰かの親御さんが奇跡を信じたように

    …… 親心ってそういうものなんじゃないの ]

 
(215) 2022/10/17(Mon) 22:55:35

【人】 鈴掛 未早


 [ 私の趣味より人の命の方がずっと大事。
  火を見るより明らかで、当たり前のこと。

                 だけど、 ]
 
(216) 2022/10/17(Mon) 22:58:24

【人】 鈴掛 未早



[ ―― もし私に、特別な才能があったなら ]
  

 
(217) 2022/10/17(Mon) 22:59:23

【人】 鈴掛 未早



   [ …… ああもう、目を閉じて、
       今は考えるのをやめてしまおう。 *]

 
(218) 2022/10/17(Mon) 22:59:43

【人】 鈴掛 未早


 
―― 2nd day


[ そのまま落ちて、真夜中に目が覚めて
 あーーー…ってなりながらシャワー浴びて
 二度寝したらやっぱり時間はいつも通りで ]


  おはよ、秋ちゃん


[ 風紀委員のあいさつ運動は相変わらず
 その中に混ざっている秋緒ちゃんの表情が>>138
 あれっいつも(風紀委員してる時)と違うなって
 それは思った。長い付き合いだしそこはね? ]


  …… 体調悪い? 薬いる?

  もし持ってなくて、必要になったら
  いつでも連絡してくれていいよ 行くから。


[ ぱっと見て受けた印象をそのまま口にして
 その場で必要とされるなら箱ごとパスしたと思う。
 よくある市販の、半分優しさでできてるやつ。

 そうでなくても言葉の通り、
 必要になったらメッセくれれば行くから。という気持ち ]
 
(240) 2022/10/17(Mon) 23:53:24

【人】 鈴掛 未早


[ 確かにお見通しだった…というか、>>1:530
 夏実の話題振って地雷を踏んでキレられた人の声とか、
 秋緒ちゃんが嫌いそうな感じで話の種にしてるのは
 たまーに聞こえてくることがあるから。
 わざわざ踏みに行くような真似はそりゃしないよね

 それほどにマイナスの感情を持っている相手とも
 わりかし近くにいる方といえる私なのだけど
 秋緒ちゃんに突っぱねられたことは
 覚えている限りない…と思う、から、
 それがちょっとだけ嬉しい……っていうと変だけど
 実はそう思ってる。私は秋ちゃんのことも好きなので。

 ちなみに昨日、
 夏実からそれっぽいメッセージは来た>>1:529
 どっちにしたって勝手に突っ込んだコメントして
 秋緒ちゃんの方が嫌な思いするのは避けたいから
 それなりのコメントしかしないと思うよ、私
 逆に秋緒ちゃんにそこを追及することも、たぶんしない *]
 
(241) 2022/10/17(Mon) 23:53:55

【人】 鈴掛 未早


[ 時間は何もないように過ぎていく?

 クラスメイト二人姿が見えなければ
 それが世良と聖奈、
 つまりあの日そこにいた二人だと思って
 どうしたんだろう、って思ったりはするけど
 私は便乗したりはできないな

 優等生的振る舞いは、
 実はただ怒られるのが嫌いなだけなんだけど


 昼休み、購買でメロンパン買って
 お昼にするかーって今日は気まぐれに
 裏庭の花壇を眺められるいい場所に陣取った **]
 
(247) 2022/10/18(Tue) 0:20:05
鈴掛 未早は、メモを貼った。
(a35) 2022/10/18(Tue) 0:20:20

【人】 鈴掛 未早


 
―― 回想:1dayお昼休み



  まつ毛1cmはさぁ、
  もう逆にそれ専用のお手入れが必要じゃん>>63
  凝ったメイクしなくて済むとして、
  効果と手間でいうとどっちが強いんだろう


[ ビューラーでまぶた挟んで悶絶したりも
 マスカラ塗る必要もなくなりそうなのは、
 正直確かに魅力的ではあるんだけど

 主食×主食っていうのはその通りだから
 きっとちょっと返す言葉もなくなってしまう。
 でもおいしいんだよな、炭水化物とソースの味 ]
 
(459) 2022/10/18(Tue) 23:07:19

【人】 鈴掛 未早



  カレーパンの代わりに魂はそりゃ嫌だわ


[ 事態は思った以上にオオゴト>>64
 それはその通り。だって幽霊、いたし。

 ちゃんと考えたほうがいいのかも
 それもそう。だって本当に叶うかもしれないし。 ]


  でも突然言われたって困るんだよな


[ だから聖奈も筆箱を食べかけたのかもしれない。
 かもしれない。
 私がそう思うだけで、本当なんて聖奈しか知らない。

 溜息を吐いた。ああ、何も考えたくないなって
 それを口に出すことは絶対しないと思うんだけど ]
 
(460) 2022/10/18(Tue) 23:07:41

【人】 鈴掛 未早



  逆にいつまでも決まらないやつだ


[ 何でも良いから永遠に決まらないとか、
 ファミレスの注文でよくあることだよね。
 聖奈が即断即決出来る子だったら知らん。

 呑気にそう思う私は、その悩みの本質を
 まるでちっとも掬えてやいないんだ *]
 
(461) 2022/10/18(Tue) 23:08:31

【人】 鈴掛 未早


[ 人の気持ちなんてわからない
 わかることなんて、きっとできない
 私も、誰も彼も。

 願っても時間は戻らない。
 過去に戻れても変わらない。

 ひとつだけではどうしても足りない。 ]

 
(480) 2022/10/18(Tue) 23:31:50

【人】 鈴掛 未早


[ 私に特別な才能があれば。

 ピアノを辞めることもなくて、
 今でもずっと――――――――、

 欲しいものはあった・・・はずなのに
 悔しくても虚しくても好きに囲まれていた、
 あの花束のような日々をまた抱きしめたかった
 それだけなのに、
戻らないとわかってしまっていた
]

 
(481) 2022/10/18(Tue) 23:32:21

【人】 鈴掛 未早



  [ きっと、
   願いを叶えることに、救いはない。

   …… どうせ私には、―も―――んだから *]


 
(482) 2022/10/18(Tue) 23:33:35

【人】 鈴掛 未早


 
―― 回想:グラウンドの邂逅


[ 時は大変遡ってあの日の夜
 おいしい苺のミルフィーユの神様は
 人好きのする笑顔で名乗ってくれた>>1:526 ]


  あまりに美味しそうだったから… と、

  三年の鈴掛です。よろしくね


[ ならばとこちらも返す所作は、
 それなりに優等生然として見えるかも。
 軽く頭を下げてみせて、 ]


  …… たしかにそうとも言えるかも


[ 「運命共同体」と言われれば>>1:527
 それもそうだねと苦笑する。
 部の宣伝も抜かりない良い後輩、
 料理部女子が可愛がるのもわかる……かもしれない

 機会があれば遊びに行ってはみたいけど、
 卒業までに機会があるかは若干怪しいところだった *]
 
(483) 2022/10/18(Tue) 23:57:37