[ オープンショルダーを見た男の気持ちは、
残念なことに乙女心を抱える大咲には察せないまま。
先程彼の中の獣性を抑えて焦らしたばかりだというのに
そっと髪へ触れてくる指先への警戒心さえ欠片もなかった。
前も髪、触っていたような。
好きなのかな、なんて思いながら ]
ふふ、夜綿さんの好みになりたくて、気合い入れてるので。
そう思って貰えてるなら嬉しいです。
[ もっとシンプルで大人びた服が好きなら合わせよう、とか
色々考えてもいたけれど。
元から自分が好きなかわいい服がちゃんと彼の好み通りなら
それは運命と言っても良いような、浮かれすぎであるような?
いつもと変わらないジャケットでも何でも構わない。
約束した通り、私の思う貴方に似合う服で、
貴方をコーディネートして私の夜綿さんに出来るので。 ]