人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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視点:


【人】 サラリーマン 葛西 聡


 はぁ…ぁ。シコってねよ。


[思い切り深い溜息の後に、ぼそり、低く呟いた声は
ドア越しの相手にも聞こえたかもしれない。

あいつの知る「葛西さん」のイメージがぶち壊れそうなことを、
わざわざ聞こえるように言ったのは子供じみた腹癒せだ。

なんだよ俺のみたいな顔してたくせに、がっかりだ。
やっぱり面倒でも女なのかなぁと
映画の終わりにヒロインを抱き寄せる主人公を見て
今夜口説けば抱けそうな女の事を考えるけれど
億劫になって、投げ出した。*]
(154) 2020/10/23(Fri) 17:53:42
── 修道院 ──

[温めていない水は冷えたまま
 彼女のいう通り、それは当然だろう。
 真夏でもない限り、木桶の水が自然と温まることはない。

 かといって湯を持ち込めば良いかといえば、それはまた別の話であり]


  温めたものであれば
  今度は逆に冷えてしまいますが


[湯を沸かせる調理場からこの部屋までの道のりは長い。なにより敷き詰められた石畳の床はシン、と冷えて温もりを奪うもの。
 湯を運んできたところで、どうせ部屋に着く頃には冷めてしまう。

 非効率なことならば、はなからしないほうが良いでしょうとため息まじりにぽつり]

[時間つぶしのやりとりの最中にも、手を止めることはない。
 また、口角を上げた笑みに反応することも
 
 フォークより重たくとも本は持てるでしょう。なんて心の中で言い返したとして、彼女の服を脱がすのも、着せるのもどうせ自分の役目なのだから。

 従者であるかといえばそれは違う。
 自分は彼女専属のモノではない、ただその役を多く任されているだけ。
 身寄りがないということはそういうこと。
 『万一』が起きた時に責任を取らせやすい、そんな位置だと自覚はあった。

 媚びれば良いのかもしれない、そうすればもっと生きやすくなる。
 湯も、薬も、目の前の相手に強請ればよい。そのはずなのに]


  構いませんよ
  温めたところで翌日にはまた水仕事ですから


[湯に浸かるのは嫌いではない。
 とはいえ彼女が来る前は、水浴びで身を清めるのが当たり前だった。
 慣れていることだと口の端をわずかに歪ませて]

[寝巻きを脱がせ替えの服を手に取る

 傷一つないキメの細かい肌。
 この肌ならもっと華やかな色──
 あの夢のような色が合うだろうかと思い浮かべたところで]


  ええ、ハロウィン
  洗濯物が増える日で……

  は、い??


[楽しそうな笑い声に混じり、予想外な言葉を聞いた。
 突飛な提案、けれど彼女ならばきっと出来るだろう。

 長い長いため息を一つ、リボンを結きつつ]


  室内だけ、でしたら……
  それ以上は叱られてしまいますから


[着替えは終わり。
 脱がせたばかりの衣服をくるくると丸め*]

―― 修道院 ――

[従者の名はカザリと言う。
 生まれた時から此処に居て不幸にも瘤に宛がわれた。
 他に成り手がいなかったのかもしれないが、
 少なくとも一番身の回りの世話を任せている。

 ...はカザリに完全に満足はしていなかった。
 視線を瞳から落とせば大きな膨らみがあろうか。
 更に視線を落とせば自身の足元が見える。
 見事なる絶壁がそこにあり凡その満足していない理由であった。

 ...は落としていた視線を挙げる。
 反対に満足している点は何だろうか。
 それはやはり何かと口答えをしてくれることだろう。
 他の従者であれば口を噤むことも言ってくれる。

 今もそうだ。
 普通のツッコミだがそれすら得られぬ場所が此処である]


  あら、それなら冷めないように考えれば良いのよ。
  例えば冷めにくい入れ物を用意するとか。


[夢の中ではそうしたものが出てきていた。
 中に入れたものの温度がそのままの筒とかだ。

 ...は会話を楽しんでいた。
 時間は有限だが無限にある]

  そんな事言うんだ?
  なら、余計にいけないわ。
  決めました。


[...は着替えの最中に手を合わせた。
 軽やかな音を立てると微笑を浮かべた]


  明日また水仕事でも今日は私のお風呂のお供よ。
  新しい石鹸を出しましょうね。
  ヴェネツの良い香りのを送ってくれたのよ。


[まるで猫のようにアマノジャク。
 嫌がると言うよりは否定的な反応をするとどうしてかその反対を行くようになったのは夢を見始めてからだろうか。

 ...は衣装を身に纏うとくるりとその場で一回転した。
 ダンスを踊るように優雅な動きにあわせて、
 スカートの裾が柔らかく翻りやがて重力に従い脚を隠した]

  またため息。
  いーのよ、叱ると言っても表面上だけだもの。
  それよりも聞いていて?

  貴女も変装するのよ。


衣装を丸めるカザリに対して宣言すると、
 用意してもらった水で顔を洗い始めた。
 冷たいなどと悲鳴をあげることもない。
 そんなことはもう慣れてきたことだった*]

── 修道院 ──

[物心ついた時にはこの石造りの建物にいた。
 持っていたのは『カザリ』という名と、それが刻まれた銀のプレートだけ。
 どこの誰が産んだものなのか、記すものはどこにもなかった。

 とはいえ今の時代、捨て子はそう珍しいものではない。
 どの街にも一つや二つ孤児院は存在するし、貧民街に行けば親のない子同士で身を寄せ合って生活していたりもする。
 ありふれた存在──ただ、その中で少しだけ他とは違っていたのが、捨てられたのがこの修道院だったということだ。

 訳ありの子女ばかりが送られてくるこの場所。
 この修道院は、文字通り世間とは隔絶された場所にあるのだから。
 孤児院や貧民街、花街。そういった場所ではなく、手間をかけ此処に捨てた。
 それはきっと、必要があれば探せるようにするためで──]


  そう仰られても
  私は此処で養われている身ですから

  お嬢様方とは違う
  ……そういうものでしょう?


[幼い頃には迎えが来ることを夢見ていた。
 けれど結果として、迎えは来ずに此処にいる。

 『誰か』自分を捨てたものにとって、必要となる時は来なかったのだろう。
 だからこれは八つ当たりだと、よくわかっているけれど]


  ……石鹸もお風呂も
  そう望まれるのでしたら

  あぁ、でも洗うお手伝いだけで
  水浴びをと言われるならばそうしますが


[夢の中、異なる姿の彼女もお風呂にこだわっていた。
 やはり夢は夢、あれは記憶の整理だったのかもしれない。
 
 くるりと舞う彼女を視線で追いかけて]


  変装……は、構いませんが
  採寸はどうすれば?


[仕立て屋をここに呼ぶのだろうか、と顔を洗う彼女の後ろで首を傾げた*]

【人】 サラリーマン 葛西 聡

 何か変わるんですか、ね。


[忘れる事が出来ないと。
自己完結で終われた片思いを終えて
恋を始めることになるのではないのだろうか。
今迄俺が如何だろうとただ想って気にせず居られたのに
思い出しては意識するようになるのだから。

変わらない方が良いと思うよ。多分ね。
俺と恋愛始めようなんてのがそもそも不毛だ。
なんせ一方的に搾取する気しかない。

そう……
一方的に搾取してやりたかったのである。
繰り返す。
一方的に搾取してやりたかったのである。

しかし悪人にもなり切れず、手に入れる努力もせず
『手放した方があいつのため』なんて
楽でちょっと気分がいい方に逃げた訳だ。

うん、これだけですでに我ながらクソだな。]
(189) 2020/10/24(Sat) 1:38:03

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[別に何もかもをあけすけにして全てを曝け出すことが
恋愛だとは思わないが。
それでも入れる入れない拘る前にちょっとくらいは
『俺』を知ったほうが良いと思うよ、お前。

そしたら幾らでも次に行けるから。
間違いない。

ゲイなだけで「一緒にいると襲われる」と思う事を
「普通」だと受け入れる環境で生きてきて
未だ人間好きになれてワンチャンあるんじゃねぇかなんて
期待できるガッツがあんならいい男なんて幾らでも居そうだ。

性的指向の対象と同じ性別なだけで
「理性で抑えきれない程欲情するんじゃないか」
なんて意識過剰に性的な目で見られる事は
割と普通じゃない。

俺だって周りにいる女から
二人きりになったら犯される、なんて言われることが
普通だと思う位言われ続けたら
ストレスを感じるし女なんて信じられなくなるだろう。

それなのになんで俺の事好きだと思っちゃったの?
……そこまで考えて不毛だなってやめた。]
(190) 2020/10/24(Sat) 1:39:30

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[好きになったことがなかったなんて
吠えていたのは聞こえている。
どうせなら其のままで居りゃよかったのに。

なんで俺だったのかがわからない。
あれかな、ムキになるタイプなのかな。
日々の諸々が何某かのアプローチだったんだとしたら
全部躱し続けた自覚がある。

なるほど、どMか。
やばいじゃんそんなの敵わない恋程熱くなっちゃうじゃん。

次はもっとましな男捕まえて
片思い拗らせる前に良い恋愛しろよって
送り出したつもりでいたが、何か間違えたかもしれない。

他人事みたいに考えながらエンドロールを放置して
スマホで登録してる有料サイトで適当なお供をさがす。
何のって、ナニのだ。

ちょっと始まりがイレギュラーだったが今日は休日だ。
なら一発抜いてすっきりして二度寝しても何の問題もない。

まぁいいや、しらね。
週明けのあいつがなんかよそよそしくなっても
週明けの俺に対応は任せよう。任せた。]
(191) 2020/10/24(Sat) 1:41:00

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[気に入りの女優のを流して適当に飛ばしてたら
画面の上の方に新着受信の通知が出る。

なぁ、週明けにって言い出したのはお前じゃなかったか?
このクソ早漏野郎。]
(192) 2020/10/24(Sat) 1:41:33
サラリーマン 葛西 聡は、メモを貼った。
(a9) 2020/10/24(Sat) 1:51:18