【人】 フィアンメッタ「あの世に連れて行かれる、か。」 それもいいかもしれないな。 あの日、セシリーを引き止められなかった 臆病者で出来損ないの私には 息をしている権利なんて、ないのだろうから。 五年前からずっとそう思っている。 幾度か機会もあったはずだけど 霧夜の酒場に訪れたことはなく。 それも私が臆病だという証明になっているのには 目をそらし続けていた。 (63) 2022/05/20(Fri) 11:30:42 |
【人】 フィアンメッタ ギルドで回してもらった仕事で 隣国に行く機会だってあったし 逆に隣国からの冒険者だっていたから 王女様の顔立ちとか知ってる人がいて。 どんな人?って聞いたら 言葉で説明を交えつつ 絵に描いて教えてくれたことがあった。 まあ、そんな伝聞の情報しか持ってない私は 前にきいた人と雰囲気が似てる、くらいの ふわっとした印象しか持たなかったから。 会話の内容でも聞こえない限り 気のせいかな、で済ませた。 (132) 2022/05/20(Fri) 23:00:29 |
【人】 フィアンメッタ「…私はフィアンメッタ。 此処のギルドには世話になってる。 仕事、一緒に行く人いないとか 困ったことあったら…声かけていいよ。 他の人より暇してるから、私。 まあ、困ってたら、の話だけど。」 あまり顔色は変えずに。 でも、安心させるかのように少しだけ笑って。 よほど相手の背が低くない限り見上げる形で 喋ってたから、頼りがいはなかったかもね。 余計なお世話だとか、そう思われるなら あまり引き止めずその場を離れたけど、 さて、どうだったかな。* (135) 2022/05/20(Fri) 23:04:29 |
【人】 フィアンメッタ「安心して、ちゃんと伝わってるから。 キンウはここより遠くから来たとか?」 元気のいい感謝の言葉はちゃんと伝わった。 確かに少しばかり流暢さには欠けるけど 表情とかで嫌がってない、って解れば十分。 なんとなく言語の使い方を見ていると 不慣れに見えるし遠くから来たのかなとか 推測を口にしてみたけど 別に深追いするでもなく。 「ダンジョン……? ……ああ、そこ。合ってるよ。 身軽な人がよく薬草摘みにいってる場所。 いいよ、案内する。」 私は木登りとかそういう類のことが そんなに得意じゃないから身軽とは言えない。 だからその手の仕事は一人じゃ あまり受けないようにしてるけど。 案内くらいならできるし。 (147) 2022/05/21(Sat) 0:25:18 |
【人】 フィアンメッタ「……本当はダンジョンに行きたいとか?」 言いかけた言葉が気になったから軽くききつつ。 案内するって言ったし 別に今すぐギルドにいかないと、 というわけでもなかったから キンウについていって、花屋の前を通りかかった。 (148) 2022/05/21(Sat) 0:26:36 |
【人】 フィアンメッタ「東方の…日輪の国か、 聞いたことくらいはある。 ここは色んな人が集まる場所だしね。 随分と長旅してきたんだ? でも地図に載るような国なら 十分じゃないかな。」 国名くらいは知っている。 ただ、肌色のことまでは知らない。 故に褐色肌の彼女を見ても生まれの違い、 程度にしか思わないし、説明されたところで、 負の感情を持つこともない。 戦争とかあったのでは、なんて ちらりと思ってはみるけれど 先ほど会ったばかりの人に言う話題でもないし。 当たり障りのない事しか言わない。 (263) 2022/05/21(Sat) 22:17:16 |
【人】 フィアンメッタ「私はね… WリスペタWって呼ばれてる場所にいた。 まあ、外の人から見たら普通の集落。 多分地図には載ってない。 ちょっと山奥にある、田舎だよ。 何処にあるか分からない神語りの里 、って通り名の方が有名かもね。」 古の神が残した遺物が保管されているとか 神々の逸話が語り継がれている里。 神の子孫が私たちなのだと信じている人々の 集まる閉鎖的な集落。 表向きは。 きっと宗教に詳しい人なら 聞いたことくらいはあるのではないだろうか。 神の言葉を預かることが出来る そんな血族がその力を守ってきた里。 そちらの面を知る人は少ないだろうけれど。 (264) 2022/05/21(Sat) 22:20:12 |
【人】 フィアンメッタ いつのことかもわからぬ昔の話。 滅 国を預言して見せた女性がいた。その人は国のために、人のために。 破滅の使者 と呼ばれようと国家転覆の疑い をかけられようとそれに臆せず、未来を示してみせて 多くの命を救ったのだとか。 ―――――そんな、事実とも分からぬ話。 (266) 2022/05/21(Sat) 22:23:08 |
【人】 フィアンメッタフェラーリス家はその人の血を引いている。 ……なんて眉唾物だけれど。 事実は定かではない。 ただ、フェラーリス家には何世代かに一度 未来を視る力を持つ子が生まれる。 それは揺るがない事実。 (267) 2022/05/21(Sat) 22:23:47 |
【人】 フィアンメッタ「此処に来たのは五年前。 来た時は結構苦労もしたよ。 知らない土地に一人って 割と心細かったりするから。 キンウのことほっとけなかったのは そのせいもあるかもね。」 ふふ、と淡く笑みを浮かべて。 彼女がどこまで知っていたかさておき 私からは軽くしか里については話さなかった。 (269) 2022/05/21(Sat) 22:24:46 |
【人】 フィアンメッタパーティに憧れている、という話には、 「ふーん……。 何処かに長く住むつもりはないの? プロテアは住んでる身としては 結構いい場所だと思うけれど。 私もそんなに強くはないから 大人気ってわけでもないけれど… キンウがパーティ探しするなら付き合うよ。 ほら、既にここに一人いるわけだし。」 なんてね、 って冗談でも済むような狡い返し方をしつつ。 私としても仕事にありつけるから この提案は別に冗談のつもりもなかった。* (270) 2022/05/21(Sat) 22:25:49 |
フィアンメッタは、メモを貼った。 (a27) 2022/05/21(Sat) 22:28:21 |
フィアンメッタは、メモを貼った。 (a28) 2022/05/21(Sat) 22:28:55 |
【人】 フィアンメッタ*** 騎士団と言うのは思ったより 雑務もこなしているらしい。 食事処でぼんやり客を待っていたある日のこと。 貴族のインコを探しているけど 手がかりもなく困っている。 助けて欲しい、といった相談を貰った。 翼を持つ動物なんて、下手したら 国外に出て自由を掴み取っている可能性さえある。 諦めたら…? と言いそうになったが流石にそれは出来ない。 収入の一つでもあるわけだし 何より、エアハートと名乗る依頼人は 困ってます!と表情とオーラが主張していた。 それに疲れているのか、顔色が悪いように見えた。 占いが万能でないと分かっているなら 断る理由もないし。 (272) 2022/05/21(Sat) 23:17:20 |
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