人狼物語 三日月国


239 【身内】ミッドナイト・カマイユ【RP】

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[ ――一緒に、
 そういう下心もないではないが。
 
 二人揃って翌日休み、というわけでもない。
 ここの所すれ違う生活が多かったものだから。

 おやすみを告げて隣に眠る、それすらも
 久しぶり、になるだろうか。 ]

【人】 瑞野 那岐

[ガーリックブレッドに
 ルッコラの効いたサラダパスタ。
 スープは定番のミネストローネ。
 
 どれもローストチキンと相性のいいものだ。
 二人の腹に収まっていくのを眺めつつ、
 グラスが何度か活躍する頃には
 すっかり取皿も空になっていて
 客足も途絶えていただろう。

 閉店後には従業員用のバックヤードに移動してもらい
 主の居なくなったテーブルを拭き上げていく。
 戦場だった厨房も、
 朝訪れた時のように磨きがかかっていた。]
(5) 2023/12/24(Sun) 14:03:06

【人】 瑞野 那岐

[サンタの帽子を脱いで元の姿に戻り、
 小さな箱を抱えて、待ち人の元へと向かう。

 お待たせしました、と声を掛け外に出れば、
 白い粉雪が舞っていた。]


  ああ、やっぱり、雪が降ったんですね。


[空を見上げて呟くように零し、
 冷えるという彼を見上げて頷いた。

 イブから年末にかけては降りやすいとは聞くが
 まるで神がタイミングを見計らったように
 イブの日に雪が降らせるのは偶然か、どうか。]
(6) 2023/12/24(Sun) 14:03:21

【人】 瑞野 那岐

 
  
  いいですね、温かそうで。


[隣で端末を弄る彼に軽く同意する。
 喋る度に白い息が空気に溶け込んでいく。

 どうやら風呂だけでなく、今日はこたつもあるらしい。
 こたつとシャンパンというミスマッチさに
 ふ、と眉尻を下げて笑う。]


  それと、デザートもまだだったでしょう?
  タルト、ありますよ。


[手にしていた小さな箱を軽く掲げてみせる。
 自宅についてからと考えてはいたが、
 誘いをかけられたら中身をネタばらしを少し。]
(7) 2023/12/24(Sun) 14:03:42

【人】 瑞野 那岐

[明日もクリスマス当日が残っている為、
 午前中にはランチの準備に
 店には向かわないといけないだろう。
 
 それでも一般的なサラリーマンたちよりは
 夜更かしできる店で良かったと思う。

 アスファルトを白く染めていく雪を眺めながら
 ゆっくり、帰路を踏みしめていく。*]
(8) 2023/12/24(Sun) 14:03:54

【人】 瑞野 那岐

[雪が降ると手を伸ばしたくなるのはどうしてか。
 冷たいと分かっていながらも、
 降りてくる雪に手を伸ばして結晶を水に変えていく。

 もっと降るという言葉には苦笑を零して]


  積もる程は、困りますけどね。
  

[都内の交通機関は天候で麻痺しやすい。
 積もる程になれば道はすぐに凍ってしまうだろうから。
 鍋の提案にも軽く相槌を返しつつ、
 流れで食べ物の話になったなら。]
(12) 2023/12/24(Sun) 15:50:08

【人】 瑞野 那岐

 

  うちのサンタクロースたちの
  渾身の作ですから。


[と、同僚を誇らしげに自慢しただろう。]
(13) 2023/12/24(Sun) 15:50:19

【人】 瑞野 那岐

[そんな夜気の寒さを抜けて彼の家に赴けば、
 冷えた頬を彼の唇が温めてくれた。]


  ただいま。


[お邪魔します、というより、いつの間にか
 ただいま、と口にするようになった玄関。
 
 冬の生地の厚いジャケットを脱いでも
 室内は暖かさが残っていた。]

  
  先にいいんですか?
  じゃあ、お言葉に甘えて。


[と断りを入れたものの、体力仕事の料理人。
 冬でもほんのりを汗をかくくらいには汚れているので
 早く汗を洗い流したい。──彼と居るのならば尚更。]
(14) 2023/12/24(Sun) 15:50:32

【人】 瑞野 那岐



  クローゼット、触りますね。


[軽く頭を下げて自室でもないのに増えてきた
 自身の着替えを手にするべく足を運び
 勝手知ったる様子で準備をしてから浴室へと向かう。

 ジョークの言える人間ならば、
 一緒に入ります?なんて言葉も交わしたかもしれない。
 そう考えて、一度。
 浴室の前で足を止めて振り返ったけれど。]


  …………。


[構えてしまえば妙に気恥ずかしくなって、
 口を閉ざし、ぱたりと扉を閉じた。*]
(15) 2023/12/24(Sun) 15:50:48

【人】 瑞野 那岐

[汗と汚れを洗い流して、頭からシャワーを浴びる。
 鏡が曇っていくことに浴室の温まりを感じて、
 ほっと息をついた。

 サンタの帽子でついていた前髪の癖も
 濡れてしまった今ではなくなって。

 キュ、とシャワーを閉じてから張ってある湯船に
 身を浸せばじんわりと身体の芯から温まる。
 
 帰り道に彼が話していた旅館のことを
 自然と思い出した。

 初夏の緑が鮮やかだった時期の景色も
 美しかったが冬場の寒空の下
 雪が降る中で温度差を楽しむ露天風呂も
 さぞかし景観がいいことだろう。]
(21) 2023/12/24(Sun) 21:08:16

【人】 瑞野 那岐

 

  『次に旅行に行くなら、
   景斗さんが話していた方の温泉に行きたいです。』


[帰り道にはそう応えた。
 始めてのドライブで桜の咲く頃に聞いた話。
 そちらの実現はまだ叶っていない。

 湯船の中で肌を撫でればちゃぷん、と水気が跳ねる。
 旅行にノリ気だった彼の表情を思い出して笑う。
 
 社会人になってからは旅行という旅行には
 あまり行く機会がなかったから擽ったい。

 こうして彼と過ごす時間が
 少しずつ、少しずつ増えていくのだろう。]
(22) 2023/12/24(Sun) 21:08:39

【人】 瑞野 那岐

[クリスマスの夜を、誰かと過ごしたことが
 ないわけではなかったけれど。

 数年ぶりの『恋人』と過ごすクリスマスというのは
 いささか久しぶりな気がして。
 あまり変わらない日常のようになっている現状に
 少しばかり気後れてしまう。

 かといって仕事上がりではどこかに寄ることもできず
 申し訳程度のタルトぐらいしかない。
 一つだけ用意しているものは、なくはないけれど。

 そんなことを少し頭の片隅で考えながら、
 少し火照ってきた身体が熱さを訴えて
 湯船から身体を起こした。]
(23) 2023/12/24(Sun) 21:08:49

【人】 瑞野 那岐

 
  ……あ。

[そして、脱衣所に来てから気づく。
 パジャマの上下は用意したものの、
 その下に履く下着の準備を忘れていたことに。
 
 ぽたぽたと髪から落ちてくる水気を拭い、
 タオルを肩に掛けたままの状態で
 そっとリビングへと続く扉を開けて顔を覗かせる。]
(24) 2023/12/24(Sun) 21:09:14
 

  景斗さん、
あの……お願い、が。

  下着、取ってもらえませんか?


[肌を見られたことがないわけじゃない。
 けれど、見せるタイミングでないものを
 見せるのは少し躊躇い、視線が床に落ちた。*]

[ 緩やかに弧を描く目線に、少量の熱が滲む。
 陽の光をあまり浴びない体は、白い。

 その肌に紅を差すように、
 色を付けるのが好きだけど、

 今はすっかり綺麗になってしまった。

 邪な物思いをしてしまうのも仕方がない、と思う。
 これで誘っているわけではない、
 本当にうっかり、というのがたまらないので。 ]

 ごめん、つい見ちゃった

[ 邪な目線に反応があれば、そう返して ]

 あったまった?風邪引く前に
 服着て、髪の毛乾かさないと

 ……あったかいね

[ 温かな唇に、盗むような口づけをしたら
 浴室を出ようとする。 ]

[ 明日も大勢の客が、押し寄せてくるだろう
 そんな日を前に、このまま欲望をぶつけるわけには
 いかない。

 ほどほど済ませられる自信があれば
 良いのかも知れないが。そちらについてはの
 自信はないと声を大にして言える。 ]

 那岐くんが出たら
 俺も風呂に入るよ

 そしたら ゆっくりしよう

[ 浴室への扉越しにか、そう声を掛けて
 自分の着替えを取りに戻ろう。* ]

[リビングを覗いたら目の届く場所には居なかった。
 物音のする気配して声がすれば、
 問い掛けに、はい、と小さな声で頷く。]


  ありがとうございます。


[渡された下着を手を伸ばして受け取った後も
 暫し佇んでいるままの様子に
 思わず小首を傾げようとすれば。

 ストレートな報告に眉尻が下がった。
 好意を含む相手への男性ならば分かる反応、
 その反面で微かな照れ臭さが邪魔をして。]

 

  もう何度も見てるで……、
ん、



[反応を返す前に唇が覆われる。
 感情を伝え合うようなキスは、嫌いじゃない。
 軽く伏した瞳が彼の目元を、口元を移す。

 応えるように甘く食んで、
 吹き掛かる吐息を飲んで。

 離れていく唇を惜しむように溜息が溢れる。]

[薄っすらと瞼を持ち上げていけば、
 入れ替わるようにと伝える声はいつも通りのもの。]


  
──……、はい。



[もっと、とねだりそうになる自身が浅ましく思えて
 まだ湿り気を帯びた耳朶を染めながら、
 扉を閉めた後。

 扉を背にして、そっと熱の孕んだ唇を、撫でた。]

【人】 瑞野 那岐

[冬の寒さは応えるから、トレーナーでは足りない。
 触り心地のいい前開きの、いわゆるもこもこした
 フリース素材の生地のナイトウェアを着て。]


  お先にいただきました。
  お風呂、温かいですよ。


[浴室に向かう彼を見送りつつ、
 風呂上がりの補給にキッチンへと向かう。

 冷蔵庫を開ければ、先程の箱が入っていた。
 これは後で二人で食べるとして、
 今はブラックコーヒーを手にリビングへと戻る。

 先程も見たが部屋の中央に鎮座するこたつは
 二人で入っても十分な広さだ。
 足先を入れれば、素足がほんのりと熱に晒される。
 暖かい、と、無意識に声が漏れた。**]
(26) 2023/12/25(Mon) 1:37:03
 何度でも、見たいものだよ

[ こういうやり取りをしている時。
 愚かなまでに、ただの男になる。

 素肌を晒す恋人相手に、なんて
 皆そんなものだろう。

 惜しまれるようなため息に、
 後ろ髪引かれながら。

 浴室を後にした。

 すっかり温まった体が冷えるのは
 良くない。 ]

 おかえり、じゃあいってこよう

[ 着替えとタオルを手にソファから立ち上がり
 風呂の方へ向かう。

 最近気に入りらしいもこもこした
 ナイトウェアを纏った彼がこたつの魔力に
 引き寄せられていくのをそっと笑いながら。

 シャワーを浴びて、湯船に体を沈めていく。 ]

 ふー………

[ 現役を離れてもう何年も経っている。
 日頃衰えぬように鍛えているとて、
 魅せるための所作など、もうずっとしていない。 ]

[ それを補うための稽古であり、
 あの日の漆黒に夢を馳せた彼の、
 彼らの願いの果に、年末の大舞台があるのだと
 思えば、熱も入る。

 ――結果、恋人とすれ違う生活をしている
 というのは頂けないが。

 寝てても構わないのに、
 眠たげな様子で帰りを待ってくれていた
 日なんか、たまらなくなった。

 そういうすれ違いがあと数日の間は
 続くのだろう。 ]

 
――堪える……


[ すぐそこに、居るのに。
 
 そして彼は強く願えば嫌だとは言えないだろう
 とそれも分かっているのに。

 格好つけていたいのも、また事実で。
 明日もまた通常通り、出勤は8時半だというのも
 変えようのない事実。 ]

【人】 瑞野 那岐

[ここ最近は時間が噛み合わなかったせいか、
 彼の家に来ること自体を控えていた。

 それでも、会いたい、と言葉を飾らずに
 伝えてくれる彼に気持ちが傾かないはずもなく。
 もらった合鍵を使って彼の居ない部屋で
 待つこともしばしば合った。

 夜でも胃に凭れないような夜食を作り、
 温めるだけの状態で待っているつもりが
 うとうとと船を漕いでしまった日も。

 ”待たせる”という行為が返って
 気を使わせてしまうのではないかと。

 やはりしばらく来るのは控えると口にした日もあったが
 『もう少し』、その一言に引き摺られて
 結局、自分の意志も弱いまま。]
(30) 2023/12/25(Mon) 21:40:23

【人】 瑞野 那岐

[だから、店の中だけでも。
 お風呂から上がって寝るまでの少しだけでも。
 こうしてゆっくりと時間を過ごせるのは久々だった。

 とはいえ彼の方はまた朝から出かけるという。
 もう時計の針は天辺で揃いそうになっている時間。
 あまり、夜更かしもさせられないだろう。

 こくん、コーヒーを喉に流し込んで息をつく。
 大人になって時間を作るのはこうも難しいのかと、
 改めて物思いに耽けていれば、やがて
 浴室から物音が聞こえ始めた。]


  シャンパンを一人で先に飲むのは
  さすがに、待ってますよ。


[グラスの代わりに置かれたマグカップは
 幾分か減っていたけれど。]
(31) 2023/12/25(Mon) 21:40:36

【人】 瑞野 那岐

[髪はしっかりと乾かしてきたのだろう。
 寧ろ、中途半端に乾かした自身のほうが
 まだ少し湿り気が残っているかもしれない。

 そういう細やかさに
 身だしなみを気にかける仕事なのだと
 ふとした瞬間に気付かされながら。]
  
  
  ええ、足が温かいです。
  背中まで温まれないのが残念。


[こたつの感想を笑い混じりに応え
 彼がボトルを取りに行くなら
 自分も腰をあげようとして軽く制止が掛かる。]
(32) 2023/12/25(Mon) 21:41:08

【人】 瑞野 那岐

[遠慮なく準備を任せながらせめてもと
 テーブルを片付けて伏せたままのグラスを寄せる。
 
 ボトルの扱いは彼のほうが慣れているだろう。
 注ぐのを任せながら、誘いの声がかかれば]


   はい、いただきます。
   せっかくのイブだし。
  
   こたつで寝たくなる気持ちは分かりますけど、
   オレじゃベッドまで運べませんよ。


[双眸を細めて頷き、独り言のような声に笑う。]
(33) 2023/12/25(Mon) 21:41:22

【人】 瑞野 那岐


[互いに夜着に着替えて
 こたつにシャンパンとタルトと飲み干したマグカップ。
 
 始めての恋人とのクリスマス。

 ……そう語るにはさすがにリラックスが過ぎている
 かもしれないが、それも悪くないと思える。]


  乾杯。


[カチリと、音を鳴らし合わせれば
 音だけは鐘の音が響くように綺麗に。

 タルトは切り分けるつもりだったけれど
 そのまま食べたいというのなら、どうぞ。と
 愉しそうにフルーツを見つめる彼を促しただろう。*]
(34) 2023/12/25(Mon) 21:41:34
 




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