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【人】 悪の科学者 清平 一華― プールサイド ― [>>2:528 彼の言う、言葉は飾るほど伝わらないに応えるのなら。] 私は他人の持論なんて知ったこっちゃないから、そういうの言われたって賛同するつもりはないけど…… そーゆー人だっての、持論を聞く前からなんとなく分かってたから 言ってることダイレクトに伝わってくるのは…… 最初は仕事着仲間としての親近感から 話して、ラーメン食べて……打ち解けて、もっと飾らない言葉を聞きたくなって そうなったら、あとはスーツ脱がせるしかと [そういう理由でこのプールに呼び込んで。 こうして薄布同士で近くにあって――ただ、見上げてみても、なお。] (5) 2020/08/01(Sat) 1:11:29 |
【人】 悪の科学者 清平 一華こうして私服姿にして会って―― 似合うも―― 綺麗も―― 飾らぬ言葉で言ってもらえたのに …――でも、全部言わせた手応えが、私には無い [さらに秘められたものがあるとして。 それは聞いて心地よいものかはわからないけれど。 でも――彼について知りたいと思う心もまた、飾って仕舞っておくことはできなかった。**] (6) 2020/08/01(Sat) 1:11:47 |
【人】 悪の科学者 清平 一華― プールサイド ― [洞察力は特に自信は無いし、彼は世間的には気難しいタイプだろう。 だから両方どころかどちらでも無く――彼のことだけ分かる、としか言いようがなかった。 だから勘というわけでも見抜いたのでもない、彼を理解して交流を重ねる上で、足りてないものがあるという飢餓感が近いかもしれない。] …? [ただのその不明分の中身は分からないので、手荷物をあまり持ち込まないプールサイドで袋を渡されるとは思っていなく。 開けていい?となんて聞かずすぐに開ければ――紫の薔薇が漂う円筒が。] え、誕…っ? [今日が誕生日なのは教えたと知られたの中間ぐらいで伝わっているが……祝ってもらえる発想はほぼ無かった。 驚いて彼を見上げれば――>>32] (45) 2020/08/01(Sat) 7:59:18 |
【人】 悪の科学者 清平 一華[今日が誕生日なのは教えたと知られたの中間ぐらいで伝わっているが……祝ってもらえる発想はほぼ無かった。 驚いて彼を見上げれば――>>32] あのとき… あなたにも五代目にもプールの話を振ったけれど 教え子さんとの交流も理由になったけど…… 私も、一番来てほしかったのは、あなたよ ありがとう、プレゼントは嬉しく頂戴する [なんて答えると。 しゃがみ込んでハーバリウムをプール際すれすれに置いて。 次いで、ざぶんとプール内に自身が飛び降りれば――プールの縁に両腕を畳んで敷いて、その上に自分の頭を載せて。 ハーバリウムが、本当に間近に見えるような感じで寛いでみせて。] …帰るのは止めようがないけど 祝ってくれるなら、私の希望ひとつ聞いてほしい 頼んだ飲み物が来るまで、一緒に見ない? [プールサイドの器具の配置から、このハーバリウムをできるだけ近くで見ようと思ったら、顔の高さまで持ち上げるか、サイドテーブルに置いて変な姿勢で覗くか――あるいはこのようにプールに入って見るか。 その中で、最も一緒に見るを重きを置けるもの……という解釈で、そういう願いを口にした。 ハーバリウムの正面に陣取っていた身を体半分横にずらして。 温かな水と、暖かな内の灯火に見を漂わせながら、限り有る時間を使うことにした。**] (46) 2020/08/01(Sat) 8:00:39 |
【人】 悪の科学者 清平 一華― プールの後 ― [いったん自室に戻り、トランクを開けて、唯一入っている荷物――持ち出した研究資料を少し読み返す。 記載されている成分と数値を確認、記憶すると、トランクを閉じて部屋から出る。 >>2:414 >>2:428 約束して待ち合わせていたドラッグストアで詩桜と会えば。] やー、待たせてごめーん さ、買い物買い物 [狙いは、約束していた虫よけスプレー。 棚に並ぶいくつかの商品を手に取り、書かれている成分とその量を確認し、見比べて――] この中ではこれかしらねー このへんの蚊ならまず寄って来ないわ、ドクターとして保証する 数ヶ月前に蚊について研究したからね 蚊がいちばん嫌がる配合にいちばん近かったやつだから効果覿面よ [なんてお墨付きをつけて彼女――新しい友人?に勧めた。 資料に書いてあったのは、まさにその研究の結果であった。] (94) 2020/08/01(Sat) 20:40:33 |
【人】 悪の科学者 清平 一華― 回想:「蚊」の研究 ― [怪人のモチーフとして蚊が用いられることはある。 高い機動性、及び隠密性に加え、吸血行動。 そしてそのためにエキスを注入する行動――これに対する拒否反応が痒みになる―― 所属していた組織でもこのコンセプトは採用されて、屈強な素体に蚊のDNAを組み込み、新たな怪人を生み出すこととなった。 その際、蚊の強い部分を余すこと無く発揮させる一方、弱点はできるだけ潰さなければならない――どれだけ強かろうが、蚊そのものだと殺虫剤で秒殺されるからである。 そのため殺虫剤はもちろん蚊取り線香などの成分を分析し、これに対する抵抗力を付与する工程が必要になるのだ。 その中にはもちろん虫除けスプレーの分析も含まれており、その結果を参照すればこの近辺の蚊に対して特に有効なスプレーは何か……という転用ができたわけである。 さて、このような様々な工程を経て、新たな怪人が誕生することになった。] (96) 2020/08/01(Sat) 20:41:23 |
【人】 悪の科学者 清平 一華 その名も、 モスキート怪人 ちょう しゅう か 【 長 州 カ 】 …――なお、登場時のインパクトもあって最初は活躍を見せたが、結局は必殺の吸血は阻まれて…「刺してないですよ」と言い残して爆散した。 余談であるが、苦労した割に実入りの無い敗戦だったにも関わらず、前線指揮幹部からは好評だったらしく――【モス怪人:長州ガ】【スキッド怪人:長州ィカ】とか妙なシリーズ化が組まれることになった……ナニコライカコラ。**] (98) 2020/08/01(Sat) 20:44:03 |
【人】 悪の科学者 清平 一華― プールサイド ― [彼が隣に来てくれること自体が稀有な話で。 ワガママを聞いて貰うだけ考えていたから、そうして貰えるだけでも、彼の優しさを満面に受けられるつもりだったのに。] …………。 [ 口下手だから何も言えず、暗さと水中からの赤いLEDで隠せてしまったけれど。 彼が、水を跳ねさせないようそっとプールに入ってきたことが。 水中だから姿勢変更は苦痛はないにしても、ハーバリウムの位置に合わせて屈んでくれることが。 ――彼の気遣いで温水を浴びなくて済んだ代わりに、さらに優しさをぶっかけられた。 ] (147) 2020/08/02(Sun) 6:58:04 |
【人】 悪の科学者 清平 一華私の仕事は1年単位なことが多いからちょうどいい これが崩れる前に結果を出そうって思えば研究ももっと頑張れる――大切に、いつも見えるところに飾るわ それぐらいは欲張りでも何でもないわよ、気にしないで ……まぁ薔薇の数だけじゃなくて、もしも色まで5つだったら、ちょっとやりすぎかなと思ったけど [青桃赤緑黄とかさぁ。 先日までと違って、今度はそういうのと戦うかもしれないし――なんてまでは言わなかったけれど。 ――え、並び方が変? 今はこうなのよ。 なので紫が5本ということに根拠があるとは思わず。] (149) 2020/08/02(Sun) 6:58:11 |
【人】 悪の科学者 清平 一華 ……私は、ちゃんと喜んであげられていたのかな 真剣に受け取ったのは初めてだったし [なんて言いながら、改めてハーバリウムを見つめれば。 その薔薇は、様々なLEDの光を撥ねて――色付いて、煌めいて、ときには妖しく、あるいは儚くその表情を見せた。 この花を好きとは言ったけれど、こういう風に見られる、こういう風に成れる、こういう風に思われるものとは知らなかった。] …………。 [しばらく無言で見つめて。 先に口を開いたのはどちらだったか。] (151) 2020/08/02(Sun) 6:59:01 |
【人】 悪の科学者 清平 一華…本当だったら、来てほしかったなんて言ってないわ 仕事着のように、あなたがそういう人だって分かってたつもりだけど ちょっとだけ、不安だったから … …――私は、そのままの自分でいられていない だって、あなたのことを考えるようになったから 願いは叶えられていないけれど、それが私にとって「よければ」だから [ハーバリウムから視線をずらし、彼を見やれば、照れ隠しか微笑んでいるようだ。 そのまま見つめて――すぐにハーバリウムに視線を戻せば。] (152) 2020/08/02(Sun) 6:59:13 |
【人】 悪の科学者 清平 一華弱点は放置せず改良していきたいけれど…… 今は…お互い口下手でいいわ だから……………。 [口下手だから。 代わりに少しだけ彼のほうに身を寄せて、ハーバリウムを眺めたまま頭も彼の方に倒し気味で。 こうしていられる時間を区切ってねだった2人の世界を、もう少し――もっと、できるだけ。**] (153) 2020/08/02(Sun) 7:00:31 |
【人】 悪の科学者 清平 一華― プールサイド ― …――(改造)人間は、弱点は一つも無いようにと自分に言い聞かせて、それを目指してた 実際、そうできたと思ってた かと言って、長所を伸ばすのを怠ったつもりも無い でも、それでも――良い結果は得られなかった 私に足りないものは何だろうって、もがいてた 試行錯誤と迷走を繰り返しても、死力を尽くしても、見えるもの届くものは無かった …――そうか、 人間は、弱点あるほうがいいのか [LEDとは違う、白い光が、闇の中で見えた気がする。 彼を見つめ上げて……眼鏡を外した、素の自分の瞳で彼を捉えれば。] (265) 2020/08/02(Sun) 17:56:19 |
【人】 悪の科学者 清平 一華その理論に納得できる根拠は無いけど あなたを信じることはできる 教師だからとかでなく、固有の男性の言葉として [届けられたカクテルグラスを手にし、彼からもらった言葉とともに飲み干して。 甘美な味と、蕩かしにかかる酔いに身を浸せていけば。 彼から…ささやくような願いが。] …………。 連絡先交換はもちろんオーケー、私もしたい 今は交換できないのも事実だから後でというのも筋が通っている (267) 2020/08/02(Sun) 17:56:58 |
【人】 悪の科学者 清平 一華 その……なんだ 先程も言ったとおり、お互い口下手なのは認識している だから言われないだけでそこらへんは察しているつもりなのだが…… このプールに参加したときと、知りたくて訊けなかったときと同じなのだ 誕生日プレゼントを渡すために、プールに来てくれた そして、連絡先を交換するために、後で顔を合わせる その…用件だけなのか、と 私はそれでも喜んで、こうしてカクテル来るまでと区切ってでも、あなたに隣にいてもらったわけなのだが…………… そして、この後、またあなたと会う 連絡先を交換するから それは私はとても嬉しい 私にとってはそれは名目だ けれど、あなたにとってはそれは目的なのではないかと――不安で …――それが、先程訊けなかったことで、口下手だからそこは察しようって一度は決めた部分だ (269) 2020/08/02(Sun) 17:59:08 |
【人】 悪の科学者 清平 一華でも、また同じ思いをした 連絡先交換ぐらいで、そう思ってしまう――私の弱さは取り繕えないものなのかもしれない 人間、弱点がある方が可愛いのなら あなたがそう言うから……わたしはそこを弱いままにする だから、訊きたい (270) 2020/08/02(Sun) 17:59:58 |
【人】 悪の科学者 清平 一華[>>288 十歳下の友人からの、結婚式の招待状。 伝えてあった住所は、表向きそこに住んでいることにしている場所。 ポストが溜まると不審がられるので、時折回収している。] そっか… ホント、はえーよ [あの五代目がなぁ…とかつてを思い返す。 そして式には参加したいのだが… 『 ごめーん、行けるかはわからん でもおめでとう 5.5代目にもよろしく 』 ――なんて返信。**] (294) 2020/08/02(Sun) 20:44:59 |
【人】 悪の科学者 清平 一華― >>363 Ifかもしれない話 ― [組織は壊滅したものの、手掛けた怪人の性能とDr.ブルーメの名は業界内で知れ渡ったらしく、再就職にはさほど時間がかからなかった。 師が遺したラボを引き継いでではなく、これからは自分の力で築き上げていくことになる。 かつての経験と、研究の実績と――彼からの天啓を胸に。] 来週から、副指揮官兼任、だと…? [幹部会議にて。 もちろん怪人製作も行うが、これまでは送り出した後はモニター越しにデータを拾うだけだったが――これからは前線でより濃いメンテナンスと指揮の補助をもと命じられた。 怪人とは何かしらモチーフにしたものがあるため、長所短所が表れやすい。 脳筋の指揮官に任せるよりかは、自分が見たほうが性能を発揮しやすいのは確かだが――もちろん仕事も増える。] (434) 2020/08/03(Mon) 22:42:14 |
【人】 悪の科学者 清平 一華中継!? 地上波っ!? [秘密結社は存在こそ秘密なのだが、世界征服を目指す以上は何かしらのメディア戦略は必要なのである。 世間により名前を広め、組織を大きく育てていくことは必須で――総帥のマネジメント力が特に問われる部分だ。 戦闘員や幹部が奇抜な格好をしているのも、見た目のインパクトが要るからである。 その究極とも言えるのが、TVによる中継だ。 結社による悪事、正義の味方との戦闘――本来なら明るみに出ないものを放映すれば国中に広くアピールできる。 もちろん多額の放映権料も魅力で、地上波が噛むか噛まないかで結社の活動資金力はとても大きな差がつく――世界征服のためには最短の近道と言ってもいい。 この国に秘密結社は数多くあるが、地上波で中継されるのはほんの一部だ。 ただどこの組織もすぐ壊滅するので枠の独占が無く、来年こそはとどこも息巻いて活動している――そしてついにうちが勝ち取ったのだ。 一方で、悪の秘密結社と言えどもスポンサー様の頼みは無碍に出来ない。 (もちろん秘密厳守で)秘密基地を開放して幹部会議などを撮影されるし、ドクターとしても毎週ごと怪人を生み出す際にカメラが入るのは面倒なのだが……ぎりぎり了承できるレベルだったのだが。] (435) 2020/08/03(Mon) 22:42:42 |
【人】 悪の科学者 清平 一華………………そういう事情なら、仕方が無いわね やればいいんでしょ、やれば [スポンサーからの意向で、『女幹部』を出せと。 適任者が他にいないので自動的に決定になった。] (436) 2020/08/03(Mon) 22:42:58 |
【人】 悪の科学者 清平 一華― 第○話、「敵との邂逅〜麺と向かって〜」 ― [そしてどういうわけか撮影は生中継スタイルになった。 徹夜して作業するのに慣れた身としては午前8時頃に合わせて動くのは大変だ……夜食にラーメン食べている余裕もなかった。 そんなわけでラーメン食わせろと注文をつけた結果、番組中なら可ということになった――適役の幹部のプロモーションを兼ねて、正義の味方側と面通しさせたいらしい。 そんなわけで行きつけの店にて白衣姿で博多ラーメンを食べていたら――隣にひとりの客が座ることになった。] …――っ! [『驚いたフリをする』なんてカンペに従ったわけではなく、本当に驚いた。 その横顔は、知っている人物で――自分にとっても、大事な人にとっても教え子にあたって。] 頼むなら豚骨ラーメンにしなさい キレイにおっきくなりたいんでしょ? [そういう話をされたか、気にする仕草を見てしまったか――何にしても、そういうことならと語り始めた。] (439) 2020/08/03(Mon) 22:43:30 |
【人】 悪の科学者 清平 一華豚骨には美容と潤いをもたらすコラーゲンがたっぷり入っている ラーメンは体に悪いとか、体に毒だとか言われてるけど…… だからいいのよ、悪いからいいの 『薬も過ぎれば毒になる』って言葉の通り、「毒」は薬がとても多く含まれている状態だし、逆に「薬」は毒にもなれない程度しか入っていない コラーゲンはサプリとかでも摂れるけれど、結局は薬の範囲から出られない――善いものじゃ効果は出ないのよ 睡眠薬で死のうと思ったら致死量まで何千錠と飲まないといけない……薬は善いものかもしれないけど、人を変えることはできないの でもラーメンは違う だって毒だからリミッターかけずにこってりとしたもの作ることができる……薬よりはるかに多く摂ることができる だから毎日ラーメン食べていれば胸もばいんばいんよ それに豚骨から滲み出すのはコラーゲンでなく、アミノ酸、ミネラル、グルコサミンやコンドロイチンも含んでいる 女にとって必要な栄養が多く詰まっていて、美味しく食べられて、お腹いっぱいになって、しかも数百円で済む …――こんな素敵なもの、他にある? (442) 2020/08/03(Mon) 22:44:10 |
【人】 悪の科学者 清平 一華…どこまで喋ったっけ あぁそうそう ラーメンは毒よ でも、悪いものでなければ、人体を改造することはできない 悪を排除すれば人間にとって正しい? なれない、だって毒には甘美な誘惑がある、恍惚がある、至福がある……リピート欲(※中毒)もある …――「悪」がなければ人間は幸せになれない だからラーメンは国民食になれたのよ 悪こそが正しい、その証明 [ずず、と丼を両手にスープを全部飲み干す。 毒、多すぎる薬を一滴残らず取り込んで。] (444) 2020/08/03(Mon) 22:45:29 |
【人】 悪の科学者 清平 一華…………なんてね 偉そうなこと言っちゃったけど、そんな大層なことでもないわ もっとラーメン好きになってほしいだけ 善とか悪とか言ったけど、結局はこの世に人間は2つでしか分けられない ラーメンを美味しいと思う人と、まだラーメンを知らない人――それだけよ 聞いてくれてありがとう ずっと誰かに語りたくてね――こんな格好してる通りね あなたが来てくれて嬉しかったわ お礼にあなたのは奢らせて、それじゃバァイ [そうして店を出て――怪人と戦闘員を動かして悪事を働くことにする。 それからすぐに邪魔が入ることになるだろう――きっと、いつもより毒を孕んだ生気溢れるヒーロー(ヒロイン?)が。**] (445) 2020/08/03(Mon) 22:46:02 |
【人】 悪の科学者 清平 一華ー プールサイド ー [連絡先の交換というのは他の人はたぶん当たり前のようにやっていることだ。 そして目の前の彼にとってはかなり勇気のいることだろう。 彼は弱気が無い人ではない、 むしろとてもある人だ。 彼の教鞭を通じて勇気を受け継いだ教え子は数多くいることだろう……もしかしたらいつかその中の誰かが正義の味方として立ちはだかってくることさえ考えられる。 けれど、彼本人は……勇気はあるが、 勇気の消費量について少し違うようで……連絡先交換についてはとびきり多く必要とした…そういうことだろう。] …………。 [それが分かっていて我儘を言った。 彼がそういう人だって理解しているのに……ほんの少しの不安だって、不確定要素がどちらかぐらい予想はつけられたはず。 なのに彼の意図を汲み上げないで、全部を言ってもらった。 彼から伝えてほしかったから。 ーーしかも、「好き」という言葉まで出るとは予想しなかった。] (490) 2020/08/04(Tue) 16:08:45 |
【人】 悪の科学者 清平 一華…ーー私も、完壁な人よりも、大事なものを守り通す堅さのある人の方が好き 正確には…完壁よりも堅いあなたの方が、 私は好き [ただ、彼を気遣って、彼に気遣われても、 変われるものは無く。 進めるためには、我儘を言うのは有効だ…彼なら応えてくれるから。 でも彼に応えさせることに平静でいられるわけではない一一悪事ならば気兼ねなくできるのに。 それでも一一と、彼の胸元に自分の頭を預けて。 初めて、しっかりと彼に触れて。] (491) 2020/08/04(Tue) 16:09:12 |
【人】 悪の科学者 清平 一華― プールサイド ― [察する汲み取る、という理性的な行為がおそらく他人の仕草なのだ。 そういう単語抜きに、自然と相手に伝わる間柄……そういうのが善いのだろう。 甘え合うのも弱まり合うのも、きっと想うあまり勝手にそうなっただけのもので。 仕事着を脱いで、(ラーメン食べて)、自分を顕にする――あのときから、自分たちはそうなろうとし続けて、やっと辿り着いた。 最初から、求めあっていたのかもしれない。] そう言われようと思ったのは初めてよ……、ヴェレ [応えて彼の名前を呼ぶ…が、それはファーストネームではなくて。 ファミリーネームの先頭だけ呼んだのは、きっと何かの意図と、"ジャン"以上に親愛を込められる根拠があるのだろう。 あとで訊かれれば答えるし、今はそれよりも大事なことがある――とは、預けた頭の上に傾けて見上げる瞳が語ること。] (539) 2020/08/05(Wed) 2:33:25 |
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