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未國 聖奈は、メモを貼った。 (a13) 2022/10/15(Sat) 11:15:59 |
【人】 未國 聖奈── 探索の夜 ── 旧校舎の探索の夜。 クラスメイトがいるなら「未早じゃん」>>35なんて声かけて 誰かと来たの?って周りを見たかもしれないけれど 多分あたしが仲良しの3A女子は見当たらなかった こういうの来るタイプだった?って あたしもちょっと思ったよ でもまあいいじゃん、楽しんでるなら。 それから例えばかなちゃんの友だち。>>52 律儀に挨拶してくれるなら、どうもどうも、って こっちもやけにかしこまったりもして。 「 3Aの未國だよ かなちゃんとは…幼馴染?っていうやつ 」 すいません、って謝る彩葉ちゃんには いーのいーの全然気にしないで、って笑っておいた 心からそう思ってるってこと、多分表情で伝わったかな (122) 2022/10/15(Sat) 12:13:47 |
【人】 未國 聖奈幽霊がいるかどうか、半信半疑だった ホラー映画もお化け屋敷も怖いもの見たさで便乗して ぎゃーぎゃー叫んで出てくるタイプ。 でもこの旧校舎に幽霊が出るなんて、ねえ?って あたしたぶん、どこかで信じてなかったんだ だから、面食らった いるんだもん、幽霊 >>n1 「 ………ヒッ 」 小さく叫んで一歩後ずさって 大木とかにぶつかったらごめんって小声で謝って。 まだかなちゃんと手を繋げてたなら、 ぎゅっとその指先に力を込めた 淡く白く光る人影、やさしい声 ……怖かったのは、最初だけ。 怖くないって言ったらうそになるけど その幽霊が話し始めてからは、 言葉にしっかり耳を傾けていた (123) 2022/10/15(Sat) 12:14:11 |
【人】 未國 聖奈その時のあたしの顔を見る人がいたならば ひどく呆然としていた、が正しい表現になるだろう 呆然として、唖然として、 ただ何も言わずに立ち尽くして そして気づいたらグラウンドにいたんだから…… 「 ……ゆめ。じゃないよね 」 あたしは誰かに同意を求める。 返事が返ってきてもこなくても。 それが、ゆめじゃないことくらいあたしが一番分かってる。 (124) 2022/10/15(Sat) 12:14:25 |
【人】 未國 聖奈── 朝 ── 鯖スタンプを送り付けたその翌日、 あたしは腑に落ちない顔をしながら通学路を急ぐ 毎朝必ずかなちゃんと登校するわけではなくて 朝練あったころは当然別々だったし、 今も別に待ち合わせなどはしないで学校に行くよ もちろん会った日には嬉しそうに一緒に行くはず そもそもあたしはチャリ通だったけど かなちゃんはどうやって通学してたんだろう。 ……で、今日は一人の日だったから。 ぼんやりしながらチャリを漕いでた (125) 2022/10/15(Sat) 12:22:38 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a14) 2022/10/15(Sat) 12:24:16 |
【人】 未國 聖奈あれ、いまこれはぐらかされたかな スタンプの馬鹿話し始めたら、 昨日のコト、随分と流れちゃった気がするけど あたしだって、どこまで話していいのか なんだかちょっと、わからなくって。 (175) 2022/10/15(Sat) 15:30:13 |
【人】 未國 聖奈 あたしあれからちゃんと考えたんよ 願い事がないことが幸せだっていう大木の話とか あたしの間近でたくさんのちいさな願い事を抱えた あたしの大好きな大好きな妹君のこととか。 いつだって何かから隠れたがっていた赤髪のこととか。 考えて考えて考えて考えて 考えて考えて考えて考えて ……ああ、そっか、って 気づいたことは、ある ……… けど。 それが願い事… ってのも、なあ (176) 2022/10/15(Sat) 15:30:38 |
【人】 未國 聖奈「 ………でも そんなに怖く、なかったね サダコみたいなヤバイのじゃなくてよかった 」 その“でも”が、どこにかかるのか それはあたしにもわからないし あたしがちいさな悲鳴をあげたことを もしも小鳥遊に聞かれていたとしたら、 怖がってたじゃないかって言われる局面だけど。 「 三日間、かあ 」 一生に一度の願い事。 長くて短い三日間になりそうだね、って あたしは小鳥遊に、苦笑いしながら言った。 * (177) 2022/10/15(Sat) 15:31:20 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a19) 2022/10/15(Sat) 15:33:36 |
【人】 未國 聖奈── ぼんやり1st day ── ──────── 1st day. そう、もしこれが何かの小説の舞台なら 今日はこんなモノローグから始まるんだろう>>n9 朝から小鳥遊にとびきりのぼんやり≠見せたあたしは きっとその日一日中ぼんやりし続けていたと思う 例えば休み時間の教室では 移動教室なのに忘れてぼんやりしていたり お昼ご飯の中庭では パンの代わりに筆箱食べようとしていたり 下校のときの昇降口では 上履きのまま家に帰ろうとしていたり それを誰かに見られてたって え?あ、ほんとだ… なんて上の空な返事。 昨日の面々はどうしていただろう?って 時折グループチャットを開いてみたりもしたかな だから今日に名前を付けるなら「ぼんやり1st day」。 どうしようかな。このまま、 2nd dayも3rd dayも、ぼんやりが続いたら。* (178) 2022/10/15(Sat) 15:44:03 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a21) 2022/10/15(Sat) 15:45:26 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a23) 2022/10/15(Sat) 17:14:39 |
【人】 未國 聖奈あたしは小鳥遊の抱えていることを知らない あんたが胸元に隠している何かも あんたが抱えている時限爆弾も それが願い事に繋がるのかどうか、さえも。 ……それでも。 (219) 2022/10/15(Sat) 19:13:17 |
【人】 未國 聖奈「 願い事、叶えてもらわなくてもいいけど 叶えてくれるなら。叶えて欲しいじゃん? せっかくのチャンスなんだから 」 あたしは知らないなりに、わからないなりに、 自分の気持ちすら、定まらないなりに、 それをチャンス≠ニ呼んだ。 (220) 2022/10/15(Sat) 19:13:39 |
【人】 未國 聖奈「 あはは、だめだよ 人間離れしてたとしたら 大木が叫んで追い返しちゃう 」 大声だしたら逃げちゃうんじゃない?って 昨日大木と話してたんだ。 そんなふうに、笑って。 * (221) 2022/10/15(Sat) 19:13:52 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a25) 2022/10/15(Sat) 19:14:58 |
【人】 未國 聖奈「 選択!? 」 ガタン。 今、大木選択って言った? 時計を見る、時間割を見る、ああ、マジだ。 あと数分で、次の授業が始まってしまう。 「 ごめん、ありがと、大木。 すっごいぼーっとしてた 」 机の中から次の授業の教科書とノートを出しながら あたしは大木に感謝する。 ゆっくり長話はできそうにないけれど ほんの少しなら、話、できたんじゃないかな 机の中漁りながらだったから、片手間だけどね。 (253) 2022/10/15(Sat) 21:35:49 |
【人】 未國 聖奈■■■は、■■■で在りたい ■■の■■■■を、 願い、欲せる■■になりたい いまの■■■は… ただ、■■を■■するだけの■■だ ■■■がほしい ■■がほしい ■■■の■■■を、知りたい。 * (256) 2022/10/15(Sat) 21:36:46 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a31) 2022/10/15(Sat) 21:38:05 |
【人】 未國 聖奈── → 放課後・大木と。── あたしはたぶん校内の目立たない場所に大木を呼んで 昼間の続きを、話してる。 ここだったら少し声が大きくなろうと、 誰にもきっと、気づかれないでしょ。 「 ……で。 大木は考えて、なんか答え、見つけた? 」 出るような出ないような、って言ってた答え 昨日の今日でさ、何か見つかったかなって。 あたしは、あたしのことを棚に上げたまま大木に尋ねた。* (271) 2022/10/15(Sat) 22:28:33 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a34) 2022/10/15(Sat) 22:29:57 |
【人】 未國 聖奈「 うん… そんな真剣に悩んでるわけじゃないんだけどさ 昨日のあれ、衝撃的だったなあ、って。 」 一緒に食べよ、って隣を空けて 並んでパン食べてくれるなら、改めて言葉にして。 お願いごとの話はともかく、さあ。 だってあたしたち幽霊見たんだよ?って。 「 幽霊とか信じてなかったんだけど まじ、居るんだねえ。びっくりした。 トイレの花子さん的な七不思議かと思ってた 思わず叫んじゃったもん、昨日。 」 未早もちょっと変な声出してたっけ‥ あそこにいた人がみんなざわざわしてたから 誰が何を騒いでたのか、ちょっと把握しきれてない (387) 2022/10/16(Sun) 8:37:12 |
【人】 未國 聖奈「 なーんもビッグイベントなく 高校三年間を終えるのかって思ってたけど まさかここにきて、こんな体験するとは あたし、思わなかったなあ 」 え?未早にとっては 幽霊よりもあたしが筆箱食べてた方が衝撃的だった? じゃあ未早の出弦高校ワンツーは決まりだね。 * (388) 2022/10/16(Sun) 8:37:28 |
【人】 未國 聖奈「 あたしもぐるぐる悩んでる 願いが無い、っていうこと 大木が、それは幸せなんだよって そういってくれたこと 幸せなんだろうし、毎日楽しいし 高校生活は充実してるし あわよくば、みんな幸せになれ、って思ってるよ みんなの願い事が叶いますように、って そんなお願い事でもいいかなって思っちゃうくらい 」 他人のしあわせを願い 、欲すること は簡単でそれはどこかあたしの性にも合っていて。 (395) 2022/10/16(Sun) 8:47:28 |
【人】 未國 聖奈「 でも、それでいいのかな、って あたしは、ぐるぐる悩んでる。 」 大木の感じてる孤独感とはまた違うのかもしれないし 孤独感がある、なんて口にされてないから あたしはそれを知ることはない だけど、きっとどこかで似たようなことを思ってた ……思ってるような、気がしていた。 ** (396) 2022/10/16(Sun) 8:47:46 |
未國 聖奈は、メモを貼った。 (a46) 2022/10/16(Sun) 8:51:34 |
【人】 未國 聖奈大木の言葉を黙って聞いた ── 寂しい、仲間外れ、 別にそんなことないってわかってる、って あとから付け足された言葉。 「 わかる気がするんだ、それ。 ただの偽善だったりおせっかいかもだけど なんかさ、そこまで追い詰められてるひとが 近くにいるのに、何も出来ないっていうか 助けたがりだからさ、…寂しいよね。 あたしの力じゃ、どうしようもないのかなって 」 あたしは知らない、 一番大切な妹分が、本当にお願いしたいことを。 あたしはわからない、 隠れんぼの得意な彼が、何から隠れているのかを。 あたしは察せない、 姉を避けるようにする後輩の、心の奥底を。 あたしは聞けない、 昨日あの場所にいたみんなが、 本当は、何を願ってあそこにいたのかを。 (409) 2022/10/16(Sun) 10:36:40 |
【人】 未國 聖奈──── ああ、だからかな 「 あたし、だからすこし嬉しかったよ 大木も同じように、思ってたこと 仲間がいた、…って変な言い方だけど。 」 それじゃいけないんだろうな。 仲間がいて、安心してちゃ、だめなんだろうな。 (410) 2022/10/16(Sun) 10:37:16 |
【人】 未國 聖奈「 ……って、考えちゃうのも あたしたち、ただのお節介なんだろうなぁ。 なにかできる、力になれる、っていう ただの思い上がり。 …だとしたら、やっぱり ……………… 寂しいね。」 あたしは、力無く笑うことしか出来ない。* (411) 2022/10/16(Sun) 10:37:40 |
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