203 三月うさぎの不思議なテーブル
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私が欲しかったのは、辛い時にそばに居てくれるチエなの
チエでいいんじゃなくて、チエが良かった
[言い切る声は、怒っているように聞こえただろうか。
うまく怒れているかわからない]
あはは、そんな気構えなくていいよ。座ってて。
珈琲はインスタントだし、他のはパックだし。
オッケー、紅茶ね。砂糖入れる?
[手伝いと言ってもケトルでお湯沸かしてカップに注ぐだけだ。
そうしながら好みを聞いて、両手にカップを持って
ローテーブルの方にいこう。
テーブルにカップを置いて隣に座り。]
――。
[そうしてじゃーん、と言う声と共に
長方形の見慣れたパッケージが取り出される。
それを見て、ぱちぱちと瞬きして。]
それと……確かに、私と同じようにはまだ作れないけど
もし
最初から料理がすごく上手だったら
私、きっと君に片想いしなかった
[初めて、お客様ではなくなった日のことを覚えている
沙弥は店を愛し過ぎていて、抜け出すことの出来ない深みに既にいた。
厨房という私の世界と、私の世界に共に立つ人たちと、私の料理を私の代わりに食べてくれる人たちと。
“救い”に満ちていて、とても狭いうさぎの穴。
お客様ではなくなったピンクのうさぎは、調理担当ではなかった。
フリルのブラウス。襟の飾り。
私の世界の端っこを通り過ぎ、ひらりとホールを舞う]
私には料理しかないけど
チエの心には、他にも好きなものがあって
自由に愛しているように見えたから
ふっ、あはははは。
[思わず噴き出してしまった。
いや、何故かと言うとだね。]
……実は、私もこれ。
[笑みを堪えつつ。
置いたままだったビニール袋の中から
もうひとつ、ポッキーの箱を取り出してテーブルに乗せる。
適当にさっきコンビニで買ったお菓子…って
これだったりするんだなあ。]
いやあ、考えることは一緒だね。
[あははは、とけらけら笑い転げながら。
まあ別に被って困るものじゃないし、いいか?]
[目で追う。可愛らしい服装を。
好きなもので詰まった買い物袋を。
賄いに出てくる肉料理。
私の世界を出入りして、掠めて、外の匂いを運んでくる。ひらり。
この子の好きなものはどういうものだろう。
私もそういうものを知りたい。
ぬいぐるみを作り出したいなら、見てみたい。
お茶に心を込めたいなら、教えたい。
可愛いものを好きな君に、可愛いと言われてみたい]
…それじゃあ、
[ぱり、と自分の買ったポッキーの箱を開けて。]
せっかくだし、します?
ポッキーゲーム。
[に、と悪戯に笑って首を傾ける。**]
そのままの君がいい
料理、上達したいならして欲しい
しなくてもいいなら、そんなにできなくていい
今のチエの作る食べ物、私、好き
君が好きなことを愛していてほしい
[だから傍に来て欲しいけど、いなくても良いと思った。
愛されたいと思っているけど、 **]
[そうだよ?仕返しです。
俺は玲羅に何かされたら、必ずやり返してる気がする。
こう見えて相当な負けず嫌いです。
だからなんだろうか……
君との会話が楽しくてたまらないのは。
『いっしょ』だと。
言葉にしてくれる君に、胸が満たされる。
君は俺を不安にもさせて。そうして俺を満たしてくれる。]
[所在無げにラグに座ってたら、笑われた。
パックもインスタントも十分ご馳走だと思う。]
お砂糖2杯?
……あ、甘い物あるから、1杯にしとく。
[実はちょっと自信ない。
それくらい飲み慣れて無いけど、お願いした。
紅茶が目の前のローテーブルに置かれて。
ポッキーを取り出したら、瞬く玲羅。]
[しばしの間。それから彼女が吹き出して
。
そして取り出されたのはもう一つのポッキー。]
あっははははは。あはは。何それ!!
[俺も可笑しくて吹き出して。
2人で思いっきり笑い合った。
涙出るかと思った。同じ事考えてるなんて。]
ほんとっ……くふふっ……、通じ合ってますなぁ。
[笑いの発作に見舞われながらも、返事をして。]
[玲羅がポッキーの封を切って。
さあ。ゲームの始まりです。]
俺。ゲームのルール良く知らない。
[あの時は、玲羅が実演してくれたんだっけ。
俺は玲羅の手元の袋から一本ポッキーを抜き取って。]
だから玲羅が俺に教えて?
[口に咥えて、小首を傾げてみせた。**]
[眠そうだという声に、
項垂れるように、こくんと首を揺らす。
朝の眠気を追い払うには、
夜にやってくる微睡みよりもしつこい。
テーブルにはまだ片付けきれていない
昨日の名残りがあっただろうか。
もう一度目を擦ってから、
目の中の異物感にようやく気づく。
目の奥の乾いた感触。
そうだ、昨夜はコンタクトを外す暇もなく――、]
[スプリングを軋ませて二人分の重みを受けたベッド。
シーツの上で投げかけられた質問に。
癖になっていた
手の甲で口元を覆う仕草がまた出てしまった。
熱が引かない頬を腕で隠して。
答えにくい質問に、息を呑んで。]
いや、……じゃない、
[そう応えたのは俺も、同じ。
その時の彼の反応はあまりにも羞恥が酷くて、
顔を見ることすら出来なかったけれど。
続けられた言葉に、
盗み見るように移した視線の先。
悪びれることもない笑顔を見てしまったら、
もう、断ることも出来ない。]
[進められていた酒を呑んで、
理性を少し、忘れた後なら良かったのに。
コーラに入った炭酸じゃ、酔えなくて。]
…………、
[目を擦っていた手を下ろして、
渡されたカップを無言で受け取る。
しっかりと記憶に残っている昨夜のこと。
思春期でもあるまいし。
こんな朝を何度か迎えたことはあったはずなのに。
跳ねた寝癖の下で、また耳朶が赤く染まった。
言葉を返さないのは、寝起きのせいだと思われたい。
乾いた喉に、熱々のコーヒーを一口含ませる。
苦味があっても、ホットの場合は
熱さで、苦さを忘れてしまうから。]
[ベッドの上で足を畳んだまま、カップを傾ける。
隣に腰を下ろした彼が、指先で首筋をつつく。]
……ん?
[横目に小さく反応を返したら。
指摘の声に
、今の姿を鑑みる。
シーツ以外には必要最低限のものしか
身に着けていない現状。鎖骨に残る――……、
引きかけた熱がまたぶり返しそうになって。]
ッ、 …………だめ、
です
[もう一口飲んだら、熱を悟られないように
カップをテーブルへ置いて洗面所へ逃げ込んだ。*]
[ビニール袋からポッキーを出した瞬間
彼が盛大に笑い始める。
いやここで被るとは思わなかったよねほんとにね。]
あははははは。
まーじで以心伝心じゃん。
はははっ、おっかし〜〜………ふっ、 くく……!!
[なんだか変なツボに入ってしまい
二人して一頻りげらげら笑い転げる。
ようやく笑いの波が収まって、目尻に滲んだ涙を軽く拭い。
さあゲーム開始だ、と言わんばかりに封を切った。]
ルールはねえ、シンプルに
二人で両端から食べ進めて行って、
先に口を離した方が負け。簡単でしょ?
……ン、いーよ。
[誘うように小首を傾げる彼ににんまり笑い、
向き合うと床に手をついて距離をつめ。
ぱくり、と躊躇なく片方の端を咥える。
なお君が負けず嫌いなのは何となく察しております。
何故なら私も負けず嫌いなので。
カリカリとポッキーを食べ進めていく間
じいっと彼の方を見つめたまま
その表情を窺っていたけれど、
向こうの反応はどうだったかな?**]
[2人でゲラった
後。
戦いの火蓋は切って落とされた。
ねえ。玲羅。俺思ったんだけど…………
これ。ポッキーゲームじゃなくて、にらめっこじゃない?
それくらい互いの視線が逸れないし。
君は距離を詰めてくるのに。
俺も距離を離そうとしないし。
ポッキーが短くなるにつれ、俺は可笑しくて。
吹き出したくなるのを堪える始末だった。]
[
カリッ
と。音がして、最後のポッキーが齧られて。
互いの唇が触れたけど。
君はその時どんな顔をしてたかな?
俺はもう笑いを堪える事が出来なくて。
声をあげて笑いながら、君を抱き締めた。]
あっはははははは。玲羅。君、負けず嫌いでしょ?!
[笑いながら。身を乗り出していた君を抱き締める。
少しだけ腕を引いて、抱き寄せたなら。
肩口に顔を寄せて、抱き締めた。]
[微かに、笑いの名残で、胸が上下してる。
鼓動が何時もより少しだけ速い。
でも俺の何時もを君はまだ知らないか。
抱き寄せて。抱き締めて。耳元で囁いた。]
[それからもう一度力を込めて抱き締めて。
唇が触れる箇所。耳元に小さく口付けると。
抱き締める腕の力をゆるめた。
顔が見えたら、もう一回。
今度はゲームじゃなくて、キスがしたいな。**]
― 後輩と惚気 ―
[まあ、喩えスカウトしたところで
栗栖が芸能界に行くことはないだろうと思ってはいるけど。
彼が目標を持って勉強していることは知ってるので。
しれっとジョークを交える高野に
そういう奴だよ君は…と言う視線などを向け。
グラスを片手に惚気話は続く。]
へー、俺心狭ぁって思うんだ高野君も。
聞きたいなそのエピソード。
[みっともなく縋る高野も
いまいち想像つかないのでちょっと見たいような。
いや勿論後輩には幸せになってくれと
思っているので別に他意はないです。
ただ単にレアな姿にちょっと興味があるだけです。
ともあれ後輩が聞いてくれるのをいいことに
つらつらと一方的に惚気話を聞かせ。]
ふふー、ありがとぉ〜。
高野くんも幸せになんなよぉ〜。
[祝福にはへにゃりと笑い、礼を返す。
心の中の賛辞は伝わらずとも
向けられる温かな親愛は伝わってくるから。
気安い友人としての距離感。
それが喩え互いの深くに踏み込むことがないものでも、
幸せを願っていることは確かですとも。]
[で。]
え、なによぉ〜〜その反応。
なんかあるでしょぉ〜。
恥ずかしがり屋とか自分で言うなって。
[本当に話したくなさそうなら遠慮するが
単に照れているだけなら嫌よ嫌よもなんとやらで。
いいから聞かせろとつつき、
ぽつぽつと話し出すなら耳を傾けたことだろう。**]
[ 今でさえ甘やかすのが上手なのに、更に向上されては
大咲もいよいよ彼がいなくては駄目になってしまう。
「こうおねだりすれば多分応えてくれる」と分かっても
いざ実行するのは、案外勇気だっているもので。
そんな行動も"可愛い"と甘やかされるなら
今後の必殺技のレパートリーにも乞うご期待。なんて。
こうやってひとつひとつ、知っていく。
メンズ服を見ることの楽しみ
試着した姿を恋人へ見せることへの、少しのそわそわも。
逆に知られていくこともあるのだろう。
例えば、自覚していない反芻の癖、だとか。
]
……職業病ですっ
[ 料理人の顔になってる、と触れられれば
ライバル心を燃やしているのが途端に気恥ずかしい。
彼がうさぎ穴から出て行くことはないと思っていても、
それはそれとして
美味しい、と感じた店の味は知っておきたいものだ。
真似をするつもりも、味を寄せるつもりもない。
ただ"自分の料理"を磨くには不可欠の工程では、ある。
自分の味しか感じられなければ
そこからずっと成長出来ないままなのだから。 ]
[ 一説によれば、恋は病であるらしい。
相手のことを愛おしく想う感情と同時、
その人になら傷付けられても良いと思う矛盾。
相手の未来が幸福であることを祈るこころと、
隣にいるのが自分でなければ嫌だと厭う相反。
"クッキーを美味しいと言って食べてくれるだけで良い"
────……否、今はもう、"良かった"としか言えない。
あの時は、彼に他の想い人や恋人がいても
自分のお菓子を食べて貰えるだけで十分だと思っていた。
幸せプラス。ほんの少しの、なにか、でいられれば。
そんなちいさな欲は、恋を知って 愛を覚えて、
プラスじゃなくて 彼の心全てを占めたいに 変わり。 ]
[ 知らないところがあるなら、全部知りたい。
見せていない部分があるのなら
その秘密事の種を、自分の前でだけ、咲かせて欲しい。
──…きっとこれは、名前を付けるなら独占欲。
だから、単なる店員と客の間柄だった時は見れなかった
彼の欲へ喜んでしまうのだ。
たとえそれが、空腹の獣めいた欲の色でも。 ]
[ 電話口の向こうの母は、そんな欲とは縁遠そうだった。
母と子というよりも 人と人。
求めた愛の形と、差し出せる愛の形が当て嵌まらない。
──ただそれだけのこと。
一応は娘である自分にも、その価値観は理解出来ないが
やっぱり、彼のように怒りを抱くことはないままだ。 ]
ね、意味分かんないですよねぇ。
でもおかげで手放す決心、つきました。
ずっと。曖昧にしておくつもりだったんですけど。
どんな答えが来て、いったんは傷付くことになっても
それ以上に大事にしたい人が、今は隣にいるから。
案外傷付きもしなかったですよ。
こんな風に、私の代わりに怒ってくれるような、
やさしい恋人と生きていく方が良いって思えましたし。
[ へにゃ、と笑って、「頑張ったね」の肯定へ頷きを。
過去の清算も済み 後は、と口を開きかけて。 ]
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