68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
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| >>84 ヌンキ 「きっと似合う。 そのバンダナの飾りの辺りとかイイと思うぞ」 ……強情なあなたのことだ。 きっと、相当なことでも無いと それをキファに告げることは無いのだろう。 ──これはもしもの台本。例えばの話だ。 その時きっと、キファは。 『ようやく認めたのだな』 そうやって。不器用に、微笑むのだろう。 → (106) 2021/04/23(Fri) 19:58:01 |
| >>84 ヌンキ 「ではな」 鋭く、聡く。……そして今、 少しばかり恋に盲目なキファは。 あなたの慕情に気付かない。 あなたの胸中を、決意を、知ること無く。 『がんばり団』の同朋として、 気さくに別れを告げるのだった。 (109) 2021/04/23(Fri) 20:07:47 |
真っ直ぐ前を見て歩いていた少女は、進む先から声をかけられ。
、、、、、、、、、、、、
それでようやく気がついた、という顔をして、
その人物の姿を目に映す。
かつてその手で命を摘み取った、一番槍だった彼女を。
「ごきげんよう。
――ねえ、あのひとがどこにいるのか、知らない?」
顔色ひとつ変わらない、淡々とした問い。
『あのひと』が誰を示すのか、考えなくたって分かるはずだ。
「そうかしら」
ぱち、と瞬いて首を傾げた。さらり、揺れる髪。
「――そう、探してるのよ。
知らないのなら……もういいかしら。
わたし、あんたに構ってる暇、ないの」
「……見つかるかしら」
手を引く。これは目の前の女性だからではない。
ただ、この手に触れていいのはたったひとり、それだけのこと。
けれど、その動きは緩慢で。
捉えようと思えば、簡単にその手を掴むことが出来るだろう。
今の彼女は、夢から覚めたばかり。
『仮想世界』のことも『テスト』のことも、
それから自身への『課題』も未だ認識できてはいない。
……ついでに言うのなら、少女の餓えは未だ満たされず。
これまでよりもいっそう強く、その心を蝕んでいる。
まるで、バグのよう。
| (a70) 2021/04/23(Fri) 23:15:26 |
| (a72) 2021/04/23(Fri) 23:27:54 |
強く握られた痛みに、わずかに顔を顰めて。
引かれるままに、駆けていく。
「……? どこに、行くの?
――ええ、やっと……やっと、見つけたの。
…………見つけて、もらった……――、?
アピール
、って、なんのこと……?」
きっと息を切らしながら。手を引く彼女はきっと、今度は――
少女の歩調を気にしてくれはしないだろうから。
「ああ……これ、そうね、そうだったかしら」
掴まれたのとは反対側の手でそっと首元に触れ、
歪に抉れた痕を指先でなぞる。
「でも、これだけは特別。あのね、」
――お揃いなの。
ひそやかに、淡い想いを打ち明けるように。
まるでふつうの女の子みたいに、少女は微笑んだ。
今の少女の興味の対象は、ただひとり。
それ以外は眼中に無い。少女
のデータ
はそういうふうに壊れた。
| >>ハマル
さて、ここはどこだろう。 星見杯亭の会議室だろうか。或いは談話室、 或いはバルコニーだって良い。
キファは、ハマルを見つければ話しかけて来るのだろう。 会合、四日目。ゲイザーと乙女の戦いを始める少し前の、 いとまのこと。
「おぉ、ハマルよ。 そういえば、吾の占いを見てみたいと言っていたな。 ……今、ちょうど出来るぞ。やるか?」 (125) 2021/04/24(Sat) 0:45:30 |
遠くなる意識の前、竪琴の音を聴いた気がする。
青年は結局返事が出来なかったことを思い出した。
「はァ。上手くいかないもんですねェ」
手を握って、開いて。
掌が覚えている感触を辿る。
(ああ、そうかァ。僕はニアを殺したんだった。
──で、胸をナイフで一突き。)
あの現場はどう、映っただろう。
あれを見た、遺してきた人間はどう思っただろう。
青年にはもう知る術はないけれど。⇒
| >>126 ハマル では、談話室のテーブルを囲もう。 一方に座り、そしてあなたにもう一方への着席を促す キファは携帯しているタロットカードを広げると、こう問うた。 「なに、簡単だ。 何を占いたいか決めて、このばら撒かれたカードの中から 念を込めて一枚引けばいい。 それを吾に渡せば、そこから吾が暗示を読み取ろう」 ……キファは、あなたが何故元気がないのか知っている。 シトゥラから、ハマルと連絡を取り合っていたことを 聞いていたからだ。 でも、それを一言目から伺うほど非礼じゃない。 だから敢えて、こう問うのだ。 キファは占い師のプロ。 人を占うとは即ち、人の心を視ることである。 「さて、何について占いたい?」 (127) 2021/04/24(Sat) 1:18:49 |
「 」
青年は誰かを呼んだ。
「──僕は、欲しかったんですよ。あの子の、全部が。
僕が、一番になりたかった。
僕が、守りたかった。でも出来なかった。
ふたりで一緒に居るには、あまりに僕たちは歪だった。
ずっとふたりで一緒に居ることなんて、出来なかった。
気付いたら、手遅れだったんですよ」
誰に言うでもなく、空間に落ちる声。
「僕の選択は、間違っているんでしょうね。
そんなこと、誰より知ってますよ。
でも、僕は“そうしたかった”」
──青年は、笑って。
自身の薬指の痕に口付けた。
「誰を、何を失くすことになっても。」
| >>メレフ
乙女たちの戦いの、後のことだ。 キファはぼろぼろの姿で、会議室に姿を現した。
頬に痣、首元に軽いやけど跡。片手の人差し指に骨折。 『子供達にはあまり見せたくない姿だな』、 と気丈に笑っていた。
キファは、『階段から落ちた』と皆に説明している。 だけれど、見るものが見れば、それは喧嘩の跡であることが すぐに分かるだろう。
例えば、傭兵として戦闘に身を窶すあなたなら。 (128) 2021/04/24(Sat) 1:29:13 |
| >>129 メレフ 「喧しい」 ぴしゃり。 キファは目を細めてあなたを睨んだ。 だけど、言う程剣呑な語調ではない。 「誰にやられたかなんて、言って堪るか。 全く、おまえが護衛を請け負ってくれれば 吾もこんなことにならんかったのに」 冗談を言う余裕も、今は有るらしい。 「なあ、おまえは。死ぬのが怖いと思うか? 長命の知り合いは、少ないが居る。 死ぬのを恐れる人間も、逆に死を乞う人間も知っている」 「おまえはどっちだ」 (131) 2021/04/24(Sat) 2:02:07 |
| >>130 ハマル 「……ふ。その問いを聞くということは、 事件の解決に興味があるということか。 良かろう」 少女は快諾すると、 ハマルから引いたカードを見せてもらう。 IV 皇帝tarot (1)1d2→ (132) 2021/04/24(Sat) 2:04:50 |
| >>130 ハマル 「 4番目、皇帝の正位置。 逆位置はあの高慢ちきちきちんちくりんも引いたが、 こちらは正位置だ」 レグルスのことである。 「暗示するキーワードは 支配、安定、成就・達成、男性的、権威、 行動力、意思、責任感の強さ、軸 」 → (134) 2021/04/24(Sat) 2:17:37 |
| >>130 ハマル 「このカードは、積極性や統率を表す。 今おまえは、積極的な決断と行動を必要とされる状況に居る。 それを乗り越えることで、成功が到来すると吾は読む。 強い意志の力で、一見困難に見えることでも 突き進むことができるだろう。 だがな。こんなに強くて立派な皇帝だが、 弱みを見せることが出来ない分、 常に孤独と戦っている面もある。 どうか、そういう不安から目を逸らすな。上手く発散せよ」 一息に語ると、ふぅと息を吐く。 「……と、まあ纏めると、 『積極的に行動せよ』『仲間には頼れ』 こういう感じだな」 → (136) 2021/04/24(Sat) 2:21:59 |
| >>130「ハマル。おまえに、仲間はいるか。吾以外に名を挙げてみよ」 少し、意地の悪い質問だった。 ……キファは、自分の占いを信じている。 だからこそ今、ハマルに『弱みを見せる不安』を 詳らかにさせようとしているのだ。 キファはハマルを、慰めたい。 キファは二日目から、変わってしまった キファにとって今は、サダルが一番だ。 いつだって、誰かを裏切ろうと思えば裏切れる。 そのつもりでいる。 でも。狂信的な愛が、 キファのただの善意まで捻じ曲げてしまう訳じゃない。 今のキファは、前のキファが居たからこそ。 このように形作られている。 (137) 2021/04/24(Sat) 2:24:13 |
| >>135 メレフ 「エエ!? 厭だが……」 キファは躊躇う。最もだろう。 キファがこんなんになったのは、 元は自室に人を招き、助けを呼べない状況になったが故だ。 でも、それと同じくらいあなたの提案は魅力的だった。 「……まぁ。隠してはおきたいが。 その。あんまり傷だらけだと、可愛くないだろ。 ”そういう”時にも……綺麗な躰を見せたいし……」 もじもじ。 「変なコトしたら魔法の力でサダルをで呼ぶからな! 吾は反省ができるいいお嫁さんなのだ!」 たぶんキファの頭の中は今ピンクだ。 → (138) 2021/04/24(Sat) 2:33:15 |
| >>135 メレフ そういう訳で、ずりずりとメレフの自室に 連れて来られてしまうのだろう。 治療か何かを受ける為、ぴんと背を伸ばしながら、 キファはいとまに為されるメレフの話を聞いている。 「ふん。好いた人間の為ならば、か。 おまえの中では、その好き人(んちゅ)と”お嬢”に、 同程度のプライオリティがあるという訳だな。 んで、そのお嬢っていうのは何なんだ。 何時から仕えている? 吾らのことだ。もう隠す仲ではあるまい」 (139) 2021/04/24(Sat) 2:41:03 |
| >>140 ……キファの顔の傷は、綺麗に姿を隠した。 ”おぉ”と声を洩らす。 キファは肌の露出が少ない。 これで少なくとも日常生活に於いては、 ”喧嘩をした”と疑われることもないだろう。 「さんきゅ〜〜! さっすが呪術ギルドの傭兵! ……やっぱおまえも魔術が使えるんじゃないか。 歳の隠蔽を説いた時から、分かっていたが」 ところで。 キファは、”お嬢”のことを魔女だと思っていた。 永きを生きる存在だと。 キファは、あなたの話を聞く。 きっとこの会話は、同じ永きを生きる 二人にしか届かない。 → (173) 2021/04/24(Sat) 15:40:58 |
| >>140 メレフ 「……”お嬢”はもう、死んでいたのだな」 (174) 2021/04/24(Sat) 15:53:42 |
| >>140 メレフ 「不老不死の禁薬が無いのも納得だ。 そんなものがあるならば、 おまえはもうとっくに使ってる。 ──200年か。長い、な。 吾が"死なない"ために生きてきた時間を、 おまえは、"蘇らせる"ために生きてきた」 道士は、ぽつぽつと語る。 「吾はそれを、憐れだとは思わない。 おまえの理由を許容する。 おまえもそう言ってくれたから」 (175) 2021/04/24(Sat) 15:55:01 |
| (a88) 2021/04/24(Sat) 17:03:48 |
| キファは、は満足すると、ゲイザーを自分の部屋の外に棄てた。 (a90) 2021/04/24(Sat) 17:08:20 |
| >>152 ハマル 「…………」 キファは悩んだ。 果たして、これを告げるべきか。 これを告げたら、ハマルはこの事件に関わることになるだろう。 ……キファは、それに積極的でない。 ハマルはまだ小さい。危険に晒したくない。 ”彼”もそれを懸念したのだろう。 でも、告げる理由はある。ハマルはシトゥラの、 自分がすべてを託したシトゥラの、仲間であるからだ。 シトゥラ亡き今、これを次に告げるべきはハマルだ。 だから、こう続ける。 「……わかった。言おう。 あまり公言はしてやるなよ?」 → (183) 2021/04/24(Sat) 17:18:05 |
| >>152 ハマル 「さて、これくらいか。 この情報の扱いは慎重に。だが、好きにせよ」 一頻り得ている情報を告げたところで、問うた。 「なあ、ハマル。 おまえは、何故事件を追っている?」 想像は、付いた。 ……彼は、”あの時手を差し伸べられなかった”ことを 酷く悔いていたから。 「……なあ、ハマル。 おまえはシトゥラを助けられなかったことを、 悔いているのではないか?」 あなたの出方を、待つ。 キファはあなたの『弱み』を、引き出そうとしている。 (184) 2021/04/24(Sat) 17:32:00 |
| >>177 メレフ 「 サダルは死なぬ。 吾らは、吾らが死なぬように生きる 」 それが前提だ。 それは、彼女の中で決定事項であった。 だが、サダルは定命である。 同じ道士や術でも掛けぬ限り、いつかは死ぬ。 人は、いつか死ぬのだから。 でも、それも悪くはないなと思った。 この会合が終わったら、 ”人間をやめること”を提案してみよう。 本題に戻ろう。 → (189) 2021/04/24(Sat) 18:01:51 |
| >>177 メレフ もしも、サダルが死んだら。 サダルのいない世界で。 自分は生きていられるだろうか? 否、否。 答えは今、彼自身が明示してくれた。 自死? まさか! 「吾はおまえと同じように。 彼奴を蘇生させる、手段を探す 200年、300年。どれ程掛かってもいい」 例え、それがサダル自身の望みじゃなくても。 "サダルがキファに"望むことは、 『キファが望むことをすること』なのだから。 「その時は」 「一緒に探そう、メレフよ。吾らで探し出して見せよう。 ”好いた人間を、蘇らせる術”を」 (190) 2021/04/24(Sat) 18:04:27 |
| (a94) 2021/04/24(Sat) 18:09:01 |
| キファは、永きを生きている。でもまだ、”人”であった。 (a95) 2021/04/24(Sat) 18:09:38 |
少女に与えられた役割は「餓狼」。
強すぎる承認欲求。倫理観の著しい欠如。
それは今、壊れて。ただひとりへの渇望へ成り代わっている。
ゆえに少女はただひとりにしか興味を向けられず、
――目の前の人物が誰なのか、その目にはっきりと映すまでに
とてもとても時間がかかった。
「メ、サ……?」
少女の体から力が抜ける。
進めなくなった足がもつれる。転ぶ。
膝を擦りむいて血が滲み、タイツが少し破れた。
「……わたし、え、あれ……?」
目の前の彼女を見上げて、少女は問いかける。
その小さな唇も、地面を掻く細い手もひどく震えている。
あの日、穴に飛び込んだ兎は。
餓えた獣の役割を与えられた、
ただの『村人』になりたかった女の子は。
歯車の狂った、機械仕掛けの甘い夢から――
いっとき、目を覚ます。睫毛がふるりと震える。
薄紫を驚愕と悲嘆と絶望に染めて――
少女はその手で犯した罪を、正しく理解した。
(→)
「わたし……ひとを、……あんたを、……ころし、」
ナイフのグリップの太さ。さくり、突き立てる感触。
そこからくるりと軽く捻れば人は簡単に死ぬ。
人の命を摘み取る瞬間を、この汚れ切った手が覚えている。
薄寒いほどの無感動を、心が覚えている。
「…………めさ、……」
少女はかつて殺したひとを見上げて、名を呼んだ。
それ以上は、なにも。かける言葉を持たない。
後悔も懺悔も何もかも、今となっては意味をなさない。
目に映れば、理解する。……それだけの話。
少女に届いたのは
■■
。祝いは、届かなかった。
| >>192 >>193 メレフ 「くくく。吾は神秘主義者故な。 魔法の可能性を、信じている」 キファは己の頬をぺたぺた触ってみた。 痛い。メレフがしてくれたことは傷の隠蔽に過ぎない。 が、今はその痛みが生を実感させてくれる。 「おや残念。吾が一緒なら、 おまえの研究の手助けをしてやれると 思ったのだが──」 → (198) 2021/04/24(Sat) 18:36:24 |
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