―　校舎外　―


［　あの後、テンプレ不良達との追いかけっこは
　　隠れ鬼へと変わって今は息を潜めている。

　　場所は校舎裏の近く

　　とりあえず此処でやり過ごしたいと
　　荒い息を整える。



　

［　聞こえてきた声は聞き覚えのあるもので>>59　］


　


［　隙間から除けば新の姿が見えて混乱する。
　　咄嗟に息を殺してみたものの
　　流石と言うべきかと思ってしまう
　　勘の良さで
　　こちらに向かってくる新に
　　
　　ああもう仕方ねーなと新の前へと姿を出し
　　腕を掴もうと手を伸ばす。　］
　

［　抑えた声で告げてその腕を引っ張ったけれど
　　素直に付いてきてくれたか。

　　何より今は隠れることが優先だ。

　　隠れる場所はどこかの壁と物置ボックスの間
　　死角になっている場所だけれど
　　さらに念の為にビニールシートを被っている。

　

　



［　二人でその場所に隠れることが出来れば
　　しーーーっと人差し指を口元に当てるポーズを取る
　　それでも新が声を出そうとするのなら
　　
　　　］*
　

　

　　


［　静かに大きい声をだして
　　勢いよく新の口を手で塞ぐ
　　そのまま、足音が去るのを待って




　　
　　　　　　　　　　　　

　　話し声が聞こえる。
　　近くまで来ていることがわかり

　　体制を整える。

　　けれどどうやら諦めて帰るようだった。
　　あれだけ疲れてた様子なら
　　大人しく帰るだろう。　］
　

［　足音が遠のけば
　　緊張が解けて
　　ゆっくりと新の口を塞いでいた手を退ける。　］


　　　巻き込んで悪かったな
　　　

　　　足を突っ込んだっていうか
　　　　が正しいかな〜

　　　お詫びに
　　　ジュース1本くらいは奢からさ
　
　　　つーかなんでこんなとこにいたんだよ
　　　サボりか？


［　自分に正直に行動しすぎだろ。と軽く笑う。　］
　

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　




　　処世術っての？
　　俺、学んだんだよ。
　　だから新も笑えばいいのに勿体無い。
　　　
　　>>57　
　

　　　　行こうぜ、新


　［　先に立ち上がり
　　　新に向かって手を差し出す。
　　　


　　　
　
　

　

　―　校舎裏付近　―


［　隠れている時、風磨の視線を感じれば>>80
　　そうだよな訳がわからないよなと
　　苦笑いを返し。


　　だからこの距離は本来ではあり得ない近さ。
　　状況が状況なだけに意識はしていなかったけれど
　　これはきっと後で赤面ものだ。

　

　　　はは……、なんつーか
　　　俺の証明、だったのかな
　　　俺から喧嘩吹っ掛けたとかじゃねぇから
　　　そこは誤解するんじゃねーぞ？

　　　へーへーー
　　　昼飯を奢らせていただきます　　　

　　　サボりじゃなかったら迷子かよ
　　　こんなところまで？　
　　　それこそねーだろ

　　　理由、聞かねーのな……？
　　　


　


　

［　本当に
　　お前はいつでも、痛いところを突いてくるのが上手だな。
　　そんなクリティカルヒットばっか狙うの
　　ヒットマンすぎるだろ。　］

　

　

　

　

［　楽しそうに笑って新を追い抜かす。

　　


　　
　　
　

　ー　校舎裏〜少し離れた公園近く　ー


　　俺、もうちょい周り見て
　　安全か確認してみるわ
　
［　学園に戻る新と逆方向を指差しして
　　途中で別れる。
　　一応見回れそうなところは見ておかないと。　］


［　アイツらはテンプレ不良だから
　　治安の悪そうな場所や人気のない場所に生息するだろ
　　そんな生息地を気にしてみつつ
　　この先の公園まで見て、何もなさそうなら帰ろうと
　　足を進める。　］
　

［　そこで見つけたのは水澄の姿>>67　］


　　　水澄！！
　　意識はあるか？

　　誰にやられた？！

　　


［　駆け寄って、水澄に呼びかける。
　　まずは状態の確認と連絡。

　　水澄に上着を掛けて
　　スマホに澪と新、柚杏に
　　メッセージを送る。



　　水澄の状態
　　そして保健室に連れて行くから
　　先生に連絡をしてほしいと言うことを

　　そして、
　　新にだけ公園近くの現在地の地図をつけて
　　此処にこれるか？　と。　］*
　

　ー　少し離れた公園の近く　ー

　　
　　大丈夫だから、もう大丈夫だからな
　　

［　水澄に呼びかけながら
　　怪我の状態を確認しながら
　　ハンカチで血を拭っていく。　］


　　　ごめんな、俺のせいだったら
　
　　　　　　　　　　　


［　あの不良達だったらという考えが拭えない。
　　それでもまずは水澄が優先だから。
　　その時くらいに水澄からの声が聞こえる>>94
　
　　俺、笑顔には詳しいんだぜ。
　　
　

　　　　レストラン……不良……
　　　　わかった、先生には伝えておく

　　　　こんな怪我して無理するな

　　　　俺がもっと早く合流できていたら
　　　　こんな目に遭わなかったかもしれないだろ
　　　　だから謝らせてくれ


［　やはり悔やまれる。

　　だから今はできることをやっていこうと
　　移動の準備をする。　］
　

　　　　ん？　なんで新？
　　　　ああ、今呼んでるから此処に来ると思うぜ

　　
［　水澄の言葉で
　　気付いてたの言葉には反応するが>>95
　　そのまま静かに聞き続け。　］


　　　　水澄さ、新と話したほうがいいぜ
　　　　少し休んどきな

［　水澄の目を手で覆って
　　出来る手当は済ませていく。
　　
　　新を呼んだけど時間が経ち過ぎても
　　体が冷えてしまうから
　　運べるところまでは行ったほうがいいかと
　　もう少し待ってから
　　水澄を背に乗せて運ぼうとするはずだ。　］
　

［　新と合流出来れば
　　水澄を渡して、保健室まで運んで欲しいと
　　お願いして俺は一足先に保健室まで走る予定だ。　


　

　ー　六花学園〜保健室　ー


［　学園に着けば澪とは合流できたかな。

　　状況を聞いて>>96
　　保健室の手配と先生への連絡は
　　一緒に行こうとするだろうけど



　　そうして保健室での準備を済ませ
　　水澄がくれば休ませられる体制を
　　整えておくつもりだ。　］**
　

　ー　少し離れた公園の近く（新が来る前）　ー


　　俺も
　　
　　水澄も澪も柚杏も……新もさ


［　欠けちゃいけないんだ、って
　　水澄の自然な笑顔を見て>>105

　　

　ー　少し離れた公園の近く（新が来た後）　ー


［　水澄を新に預けて保健室へ行った>>117

　　



　　

　　水澄の想いは俺の思ってた通りだった
　　>>117
　　そして勘違いしていることに気が付いて
　　

　　それを勘違いして水澄がその想いを
　　諦めるなんて違うって思ったし>>118
　　と思ったけれど。

　　
　
　

　　………。

　　
　　（俺だって）


　　

　

　　これ以上は聞けなかった。
　　風を切るように学園へと走り出す。


　　みんな強いな。


　　　　　　　　　　　
　

　―　保健室　―
　　
［　おそらく水澄達が来る少し前>>128

　　一足先に保健室に着いて
　　澪の姿を見つければ>>114　　］

　　　
　　お、おい　澪……

　　　　　　　　怪我……したのか？

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　

［　澪の状態を知れば駆け寄って
　　心配気に眉を落として慌てて
　　様子を確認しようとする。　］