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【人】 高野 景斗[ 冬には冬でしか味わえない空気と景色がある。 とは言え雪道を走らせるのは危険が大いに 伴うので、よく晴れた日に限られるわけだが。 バイク乗りはこうして言い訳をして、 四季折々に愛車を走らせる。 これからの使い道次第で、気に入ってくれる と口では言って>>39いるが 既にお気に召していることは、 そこに収まっていることで、知れただろう。 冷たい、と大げさに足を引かれたなら わざと、あたためてよ、と逃げる足を 追いかけたりもして ] 一人暮らし初めてすぐの頃、 それで風邪引いちゃって、 それからは気をつけてるよ。 [ その時を思い出し僅かに、目を細めて遠くを見る。 ちょうど人気絶頂とか言われていた頃だ 親の死に目にも会えないと思えと、言われるほど 忙しい芸能生活の中、体調不良で 落としていい現場など、一つもありはしなかった。 ] (42) 2023/12/26(Tue) 18:27:43 |
【人】 高野 景斗 うとうとしてきたら、電源切ってしまえば 自然とベッドに向かうからね [ まだまだ良いところばかり見せているせいか 見えているせいか意外そうに問う姿に今は大丈夫 と告げて。 ] (43) 2023/12/26(Tue) 18:27:55 |
【人】 高野 景斗[ 苺と生クリーム。 クリームのほうになんらかの秘密があるのか 普通のよりも少しさっぱりとした口当たり。 確かにこれなら二人でも、綺麗に食べきる ことができるだろう。 急ごしらえのように購入したシャンパンだったが それも美味しく飲めているようで、なにより どこで買ったかという問いには、 近所の酒屋で、と答えた。 グラスで三杯弱。 それでもあまり強くないと自称する通り ほんのりと酔いが回ってきたのか頬が桃色に 染まって。 熱を感じるのか、グラスでそれを冷やして。 これを見たくて、つい、を重ねてしまうのだと 一体誰に言い訳しているやら。 ] (44) 2023/12/26(Tue) 18:28:11 |
【人】 瑞野 那岐[こたつで風邪を引くことは 既に経験済みだったらしい。] そうしてください。 景斗さん自身と、 あなたを待っているファンのためにも。 [こたつの中で軽く肩を竦めて見せる。 彼自身、裏方に回ったは言っていても 続けているラジオ番組もあれば、 表舞台に復帰を願う声も少なからずあるだろう。 誰かに求められるような仕事に携わるのは 世間ではほんの一握りだ。 そんな彼がしている仕事を楽しみにしていた 自身の経験と、もう一つは恋人としての忠告。] (45) 2023/12/26(Tue) 21:13:41 |
【人】 瑞野 那岐[電源切ってと言われても、 実際にその場を見てしまえば甘やかしてしまうだろう。 そうしたら寒くなりません?と、 軽く合いの手を入れつつ、ひとまず。 今のところは眠気が来そうにないことを確認して。 タルトにはいちごだけでなく キウイとマスカット、それにラズベリーも載っていた。 緑と赤の組み合わせ、いわゆるクリスマスカラーだ。 食べるのはほとんど彼に任せることになっただろう。 けれど、奨められたなら自身もと、 フォークで果物を口に運んだ。 シャンパンの弾ける泡と果汁が絡む。 美味しいという言葉は自然と溢れていた。] (46) 2023/12/26(Tue) 21:13:55 |
【人】 高野 景斗[ 以前、初めて彼がこの部屋に泊まりに来たときのこと。 撮影前日しこたま飲まされたと、話した。 こちらは、笑い話や裏話のつもりでいたことが、 彼を酷く心配させてしまったというのに。 俺というろくでもない男は、それを喜んでしまった。 思いを傾ける相手だからこそ、心を配る 思われていると実感したために。 食生活や体を心配することも、そう だとあのとき気づけたからこそ 夏場でも冷えがちだった指先やつま先は 冬である今も、凍えることはなくなったことに 深く感謝をしている。 ] 那岐くんのことも、心配させたくないからね [ 教育の賜物というやつだろうか。 ] (47) 2023/12/26(Tue) 21:53:11 |
【人】 高野 景斗[ 彼と比べれば酒には強い方ではある ――と言ってもワクとまでは言えないので それなり、酔うこともごく偶にあるが 今日の所は、呑みよりも、食と時間に 傾いているので。 タルトはほとんど、自分が食べてしまう ことになったかもしれない。 那岐くんもどうぞ、とタルトを乗せた フォークを口元へ近づけたりしているから そこそこは酔っているのだろうけど。 Madam March Hareでもいつもと 同じくらい、は飲んできた。 ] (48) 2023/12/26(Tue) 21:53:27 |
【人】 瑞野 那岐[彼が自身を蔑ろに癖が時々あると、 気づいたのは増えた会話の中からだった。 今だって彼の為にと告げた言葉はきっと、 彼にとっては、きっと。 俺の為にという意味も含まれているのだろう。 大切にされていると思う。 それは言葉の端々に感じられても、 時々念を押すように言ってしまうのは何よりも 自身で、自身を、大事して欲しいからに他ならない。 いくら傍に居ても気づけないこともある。 そういった時に、彼は堪えることを選びそうだから。] (49) 2023/12/26(Tue) 22:30:50 |
【人】 瑞野 那岐[彼自身がそのことに気づくまで、 懇切丁寧に伝え続けることになるだろう。 今はそれが俺の為だとしても。 向けられた一口分のタルトを 首を近づけてフォークごと口に含む。 甘さで誤魔化されたような気がしなくもない。 けれど、 彼から与えられる甘さは癖になるから 今はその味を堪能する為に言葉を呑んだ。] (50) 2023/12/26(Tue) 22:30:59 |
【人】 高野 景斗[ 僅かながらの変化は知られているだろうし そう指摘されたとしても、分からないって 顔をしてたかもしれない。 それでも近頃は、彼が大事にしてくれるから だけではなく己を気遣うようには なってきた。 根気のいる事だと思う。 生き方を変えていく、に近いことだ。 その変化の兆しは少しずつは見え始めている 疲れていると自ずから口にしたり、 早めに休むようにしたりすることで。 ただそれが常人にとっては当たり前のことだと 気づくのはもう少し、先のことかもしれない。 ので出来の悪い教え子には もう少し付き合ってもらうだろう。 ] (51) 2023/12/26(Tue) 22:57:17 |
【人】 高野 景斗 好きだよ、那岐くん [ ねだられるままに言葉を口にする。 これまでねだられたもののうち、 一番多いのが、言葉で、次が多分行動。 物をねだられた事は、ほとんどない。 わりに、欲がないではなくこうして 欲しがるものが、言葉や行動だというのなら 欲しいままに差し出したくなる。 こっち、と導かれるように指先が 手の甲を撫でるから、 誘われるままに弱いと言う耳の側で ] 世界で一番。 [ 続きを紡ごう。 ] (52) 2023/12/27(Wed) 18:19:06 |
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