人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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視点:


 ―とある少年のXX―

[それからというもの
 それこそ親のように妹の面倒を見てきた。
 無論学生の身分であったので、
 都合のつかないこともあったけれど。
 時間と予定が許す限り、甲斐甲斐しく世話を焼いた。
 
 ――妹優先してて疲れない?
 
 そんな言葉を同級生にかけられることもあったけれど、
 寧ろ、浮かんだのは疑問だった。
 妹の面倒を見るのは兄の役目だし、当たり前のことだ。
 何故この人はそんな当たり前のことを聞くのだろう?
 どういった回答を求めていたのかは知らないが、
 思ったまま話すと何とも言えない顔をされたのを覚えている。

 今にして思えばわかる。
 彼らがゲームに漫画に、スポーツに、と遊んでいる間、
 "彼らたちがやりたいこと"の代わりに、
 妹の世話をしている自分は、親の都合でとんでもない
 我慢を強いられているように見えたのだろう。
 事実、得体のしれない何か、と思っていた頃は、
 学校で妹の話が出ても乗り気でなかったのだから仕方ない]

[毎日、できることが増えていく。
 話す言葉が増えていく。
 少し目を離した隙に迷子になったり、
 夜にトイレに起こされたり、遊びに行ったり、
 要求が通らないと腕の中から海老反りで逃げようとしてみたり
 かと思えば足元でもじもじしてみたりして、
 少しずつ成長していく様を見ているのは楽しかった。

 高校にあがってから、気の置けない友人たちもできた。
 学食のテーブルに写真を表示した携帯を置いて、
 一人は弟の、自分は妹の話をして、
 一人っ子の友人を、羨ましがらせるのが日常になった。]


 「いいなァ、妹。オレも妹か弟欲しい」
 「うちは弟だからあんまり気にしないが、
  女の子の扱いって難しくないか?」
 「それはオマエだけ、オマエがいっとうがさつなの」

 まあ、間違いなくうちの妹は鴨居に頭ぶつけたら泣くね。

 「で、泣いてないよ、っていうんだろ〜? 可愛いなァ」

 おまえは我が家には立入禁止やからね、絶対に。

[何でだよ!? と吠える友人を笑いながら、
 あることないことを理由にわざとらしく拒絶する。
 おれよりでかいからだとか、真顔が怖いからだとか、
 チャラいとか、女癖悪いとか、色々。
 本当は誰より真面目で誠実な男だと知っているけど。
 じゃあおれはいいよな! と朗らかに笑うもうひとりにも、
 おまえは弟を鴨居にぶつけるド級のがさつ野郎だから駄目と
 理由をつけてやれば、抗議の声は二倍になった。
 友人同士のとりとめもない話に当たり前に組み込む程、
 兄妹で過ごすことはそれこそ、彼女が成長するまでは、
 ――当たり前に続くものだと疑ってもいなかった]



 「お母さん離婚するから。
  真里花は連れてくけど、アンタは、来ないわよね」


[飲み物を取りに一階に降りたときだった。
 リビングに居た母は、なんでもないようにそう言った。
 返答に窮した息子をどう思ったのか、
 考えておいて、と話を切り上げて自室に引き上げる母を
 無言で見送り、そのまま暫く立ち尽くしていた。

 青天の霹靂とはまさにこういうことを言うのだろう。
 母の実家は飛行機の距離だ。恐らく実家に帰るのだろうし、
 そうなれば、滅多なことでは会えなくなる。

 流石に高校三年にもなれば、親の性格ぐらい把握できる。
 わざわざ来ないだろうと断定して問いかけるくらいだ、
 大きい息子が居ると邪魔なんだろう。
 此方としても、成人を目前に控えて、
 わざわざ母についていく理由はない。

 ――でも、妹は?]

[なんとか自分の部屋まで戻って、携帯を開く。
 返事をしそびれていたメールを眺めて、少し、躊躇ってから。
 そっと、通話ボタンを押した。

 コール音の後に、聞き慣れた声がする。
 深夜に差し掛かる頃にも関わらず、声音は平常だった。]


 ……おや、が、
  『うん、』

  親が、離婚する、って、妹連れて、出てく、って

  『――うん、』

  アンタは来ないだろ、って、そんなの、
  そんなの……、すぐ決められることじゃないのに、

[支離滅裂で、要領を得ない言葉の数々にも、
 丁寧に相槌を打ちながら聞いてくれる声は暖かかった。

 言葉がつかえて、沈黙した自分に代わり、
 こんがらがった思考を解すように、ひとつひとつ、
 丁寧に現状と今後を並べる声音に耳を傾けて、目を閉じる。
 どうしてこんな選択を強いられるのだろうか。

 尊敬してずっと習いたかった先生と――自分の夢か、
 自分に懐いて、何かあれば両親より先に自分を頼る妹か、

 そのどちらを選ぶのか、或いは選ばないのか、なんて。]


 『まあ、考えるだけなら選択肢はたくさんあるよな。
  迅はさ、どうしたい?』

 ……おれ、は、 …………、

 『まずさ、たしかにオマエの話を聞く限り、
  妹ちゃんは母親よりオマエな感じだし、
  離れたらすごく寂しがるだろうし悲しいだろうけど、
  でもそれで責められるべきはオマエじゃなくて親だよな?』

 ――そう、かな。

 『いやそうだよ、そもそも親の都合で離れるワケだし。
  だから、オマエの母親が、妹ちゃんにしっかりと
  誠意を尽くしてこういう事情だったんだゴメンなって
  やんなきゃいけないの!
  オマエに責任があるとしたらそれからの話だって。

  向こうに進学してちょいちょい顔を見せてやるのか、
  こっちに残って連絡取ったり会いに行ったりしてやるのか、
  そこでも親御さんはさ、オマエがやりたいことをそれこそ
  全力で応援する義務があるだろ』


[義務、と鸚鵡返しにして、数拍。
 先程閊えて出てこなかった言葉が、漸く形を得た。]

 ……まず、相談してほしかった、
 『うん、』

 妹、の、真里花の、面倒みるのは嫌じゃないし、
 好きだけど、……あの人に、言い訳にされるのは嫌で、

 ……マリの、ことも、真里花がどうしたいかとか、
 あの人聞いてないし、聞くつもりもないし、

 『……うん、そーだな』 

 真里花だって、考えてるのに、ちゃんと言えばわかるのに、
 確かに小さいけど、こまい頭で考えとるのに、

 なんも聞かんで、勝手すぎるやろ……

 『うん、それ、そのまま言いなよ。
  アンタは自分勝手すぎる、ってさ。
  妹ちゃんの代わりに、迅が戦ってやりな』

[うなずく。言葉にも音にも出来なかったそれは、
 正しく伝わったらしい。小さな笑い声混じりの吐息が落ちて、
 がんばりな、と友人がそっと背を押してくれた]



 ……おれはついていかない。こっちで進学する。

[一晩経って、腹は括った。
 洗い物をしていた母は振り向きもせず、水を止めもせず、
 ああそう、と短く応じただけだった]

 ただ、真里花にはちゃんと話して。
 言えばちゃんとわかる年齢だよ。

 どうして離れ離れになって、一緒に暮らせないのかぐらい――

 「わかったわかった。アンタも早く準備しなさい、遅れるよ」

[結局最後まで此方を見もしないままで。]

【人】 菊波 空

[じっくり家族温泉を堪能して、予約時間も近づくころには着替えまで終わらせる。
先にいって待っていてくれた杏音>>51と合流。ぎゅっと手を握って]

 卓球はちょっと熱が抜けてからのほうがいいな。
 まぁ、行きたいとこっていうか喉渇いた。瓶牛乳とかあるかな。

[同じだけ風呂に入っていたので水分を欲してしまうもの、売店まで自然と向かうことになり、そこには他のお客さんの姿>>39 >>42もあった。]

 つい見ちまいそうになる人たちだな。

[とはいえ不躾に視線を向けるわけにもいくまい。
売店にて、瓶牛乳が売られていたのを確認。どれを買うか考えて]

 …フルーツ牛乳にしよ。

[あとは雪見大福を一つ購入。杏音も買い物を終えたらともに売店近くにあるソファーへと]
(66) 2021/01/02(Sat) 21:13:57

【人】 菊波 空

 冬にアイスって贅沢だよな。それも温泉のおかげ…ってことで一つずつ食べようか。

[冬とはいえ、逆上せかけた体に冷たいものは欲したのと杏音と分け合えるものを選んでなアイスであった。
ソファーでくつろぎながら、フルーツ牛乳による甘味で色々な意味でリラックスタイムである*]
(67) 2021/01/02(Sat) 21:15:25

【人】 菊波 空

 本当な、それどころじゃない。

[倒れるというのに苦笑を浮かべながら同意、理由が理由で確実に黒歴史になるやつだ。
悩んで買い物をしているのを見守って、ソファー>>68にともに座ると、買ったものをテーブルに置いて、熱を逃がすように胸元を軽く緩めるようにして軽く着崩して]

 どーも……ひゃっ…っ…

[気を緩めていたため油断していた。
ひんやりとした感触に変な声をあがる。て、]

 この悪戯っ子め!…ありがとな。いただくぞ。

[楽し気に笑う杏音>>69を、ついジト目で杏音をみつつ、パピコを受け取って、蓋を取り、はむっと含み吸い上げるようにしてソーダの爽やかな味を味わう]
(72) 2021/01/02(Sat) 22:06:06

【人】 菊波 空

 まあそうだけど、さっきの和牛の鉄板焼きを考えると急に自分たちらしくでいい感じだ。

[高級食材だとかは縁遠い生活。今日だけの夢のお時間。
フルーツ牛乳の蓋を開け、隣で温泉の作法?に悩んでいると知らない菊波はごくりと一口。柔らかな甘みと冷たさが口に広がり]

 といっても、こういうとこで食うアイスとか飲む牛乳とかすげー美味しく感じるよな。
 これはこれで贅沢だ。

[小さな幸せを恋人と満喫中する。そんなお時間*]
(73) 2021/01/02(Sat) 22:08:58

【人】 菊波 空

[自慢げに笑み>>74を浮かべる自慢の彼女]

 ああ、うまいな。
 今年の夏もガリガリ君と一緒にお世話になったしな。

[みにょーんって伸ばしつつ食べる杏音に、同意して]

 昔からずっと残り続けている商品は贅が凝ってるとか関係なくうまい。

[ありがたやありがたや。と、ここでする必要があるかどうかわからない感謝の気持ち。]

 そういうとこなんの気もなく言える杏音には恋人として敵わないと思う次第であります。

[冗談めかした変な敬語をいいながらも、牛乳瓶をカチンと音をたてて乾杯して、豪快に飲む恋人の姿を、おー。っと眺めたが、俺も、と残ったフルーツ牛乳を片手に腰に手をあててごくごくごくと飲み干す。
ぷはーっと息を吐き出し、杏音をみて笑みかける]
(76) 2021/01/02(Sat) 22:55:12

【人】 菊波 空

 そういや、ずっと他の客に会わないなーって思ってたがいたな。

[ほんのちょっとだけ奇妙にも思っていたし、同時に二人だけの世界を味わえるような気持ちもあったわけだが]

 いあー、どういう関係か探ろうとはおもわんが美男美女だったな。

[なんて、ソファーに座りなおし、くつろぐ時間の世間話をしつつ手で軽くぱたぱたと首元を仰ぐようにして、自分も雪見大福をもにゅもにゅする*]
(77) 2021/01/02(Sat) 22:59:32

【人】 菊波 空

 はいよ、そんな恋人がいて俺は幸せ者だからな。

[偉そうにいう恋人>>81にこちらもまた大袈裟に、ははーと崇めるように手を合わせてみせて、そんなノリよい恋人との小気味いい一時]

 おお、世界一可愛い杏音が俺の好みだってばれてしまったか。

[にこーっとわらって好みはそれぞれ>>82という杏音に、お道化たようにして笑みかけながら、常よりも大人っぽい浴衣姿の杏音に素直に見惚れてもいた]
(86) 2021/01/02(Sat) 23:54:17

【人】 菊波 空

 こんにちは、いい温泉だったからじっくり楽しんでおいで

[挨拶をするいいこ>>80と会釈するそのお連れさん>>85へと、恋人>>83とともに、挨拶を交わす無精髭の男は軽く頭を下げて挨拶を返す。

その隣で、内心悶えている後輩がいるのは察していたが、あえて口にはしない先輩である*]
(87) 2021/01/02(Sat) 23:56:09

【人】 菊波 空

[ジト目で>>91睨まれて、苦笑を浮かべながらも牛乳瓶を返し、アイスのごみを一緒に捨てにいく]
(99) 2021/01/03(Sun) 1:02:45

【人】 菊波 空

 卓球もいいが、少しだけ部屋で休んでいかないか?

[当然一緒に過ごすつもりだが、そのうえで自分の意見としてはまだ火照った体が少しマシになるまではのんびりしたいなーという気持ちの上で答えた*]
(100) 2021/01/03(Sun) 1:03:49

【人】 菊波 空

[なお、おじさん呼びをしそうになった同じお客さん>>90には、ついつい笑って過ごせてしまうだろう。

その見た目で、杏音と横に並ぶことで年の差犯罪臭を感じる人もいるらしいぐらいだ。と老け顔なのも合わせて見た目の自覚はあったしな。

そしてそんないい子に慕われてとても大事にしている風な男性>>85が格好よくなくてなんなんだろうな。なんて内心聞いていたらいうのだろう。俺の恋人もきっと同意してくれるはず―――なんてことはともかくとして]

 杏音がそういってくれる限り俺は自分がかっこいいって思えるぞ。

[本音とともに杏音>>94に答える。
下心満載なんだって構わないさ。かっこいいと思えるようになったのは杏音のおかげだ。
とはいえかっこいいと思ってはいなかったもののその前から自分自身もこんな見た目が気に入っているからこんなだけどな**]
(101) 2021/01/03(Sun) 1:10:00
菊波 空は、メモを貼った。
(a12) 2021/01/03(Sun) 1:16:58