人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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「仲間外れが嫌とかではなくてだな、……まあいいか。
 そういうことにしておくよ」

 イクリールに何かしら返答をしようとして、やめる。

「色々用意するのなら案をいくつか出そうか。
 俺自体はこの通りの非力だからな、
 実働はお前達に任せることになるが……まあ、
 適材適所という言葉もある。役割分担は大事だろ」

自分にできる範囲であなた達の力になろうとする。

「ルヘナさん……ありがとう」

「私……」

何かを言いかけて、やめた。

「大丈夫よ。意味なく傷つくようなことはしない。
 『保険』よ、『保険』」

心の中の本音を飲み込んだ。

>>スピカ

「俺は寧ろお前に礼を言いたいと思っているよ、スピカ。
 誰かしらが思い至って動かなければこの流れは起きず、
 お前がいなければきっと俺は引き返していただろう」

 
だから、ありがとう。


 小さく伝えて、それから何かを言いかけたスピカに首を傾げる。
 聞き直そうとしたが、続く言葉を聞けば頷いた。

「それがわかっているならいい。どんどん周囲に頼れ」

>>中庭

「悪いなブラキウム、結局朝の報告は行けずじまいだった」

 改めて小さく謝罪を乗せてから、
 ブラキウムが周囲に語り掛けるのを遮らないよう口を閉じる。
 彼が語る内容は直接聞いていたものだ、自分は知っていた。

 そうして聞いているうちに、
 顔と名前を覚えていてくれたことに思い至り、
 少し喜ばしく思う。


 そして、話題がシェルタンへと投げかければ
 そちらに視線を移し、
 ……目を逸らさぬよう、意識して見つめた。

ブラキウムの事を知っている。重要な事、些細な事、そのどちらも。

「……へえ」

無関心、というわけではない。
だが、人目がないとは言えないので、
リアクションを抑えただけだ。

「まあ、そちらはシェルタンさんに任せるとして。
 親交もあるようですしね」

ルヘナに頷いた。


「……なるほど、な」

 受け止める。隠し事も視線も全部。
 今更怖気づいてたまるものか。

「うん、”最高”じゃん?
 そもそも『なかったこと』にするってことだろ。

 ……ンな大役、オレが任されていいのかわかんないけど」

ルヘナに感謝した。

スピカに頷き返す。微笑みを乗せて。

スピカに感謝した。

「わたしも……あまり手伝えることはないかもしれないし、
 抜け出すのにだって限度はあるわ。
 それでも、できることはあるはずよ。」

早く抜け出さずとも出歩けるようになるといいのだけど。
そう言って、少しだけ寂しげに微笑んだ。

「相談……というほどのことじゃなくてもいいの。
 わたしに話せることだったら、いつでも聞くわ。
 だから、シェルタン、スピカ、ルヘナ。
 それに、ブラキウム。
 どうか、一人で抱えこまないでね。」

わたし、みんなのことが好きよ。
だから、少しでも力になりたいの。
そう言って、イクリールはやはり『みんな』に微笑み掛けた。
恐れるものなど、何も無い。

>> 俺の小さな友達

「……サルガス、」

 昨日背に抱えた友人が、自分達を認識している。
 そのことが嬉しいし声をかけもしたいのに、
 どうしても足が動かなくて。

 ただあなたを見つめている。

サルガスに「いっぱい楽しいこと、してやるぜ」と笑った。

いつものようにサルガスに笑い掛けた。彼等は確かにそこに居る。

>>中庭 サルガス

 そんな顔をしなくていいのに。
 そんな声をしなくていいし、
 お前にそんな思いをさせたかったわけでもないはずなのに。

 
今でも正直分からないが、きっとそのはずで。


「いや、いいんだ。俺が好きでやったことだし、
 メレフやシェルタンにもお前を頼まれていたんだから。

 ……悪い。秘密会議、できなかったな」

スピカに微笑んだ。

スピカに手を差し出した。

ルヘナの顔を見た。

ルヘナの手をおずおずと握った。

>>中庭 サルガス

「サルガス、お前が望むのならきっとできる。俺にも、俺達にも。
 ……現に今、こうして俺達を見て『くれている』だろ?」

 こうして言葉を語り合うことができる時点で、
 『いなくなった』子供達の救いになるのだと。
 そう、笑って見せる。
 自分が返せる答えはこれしかないけれど。

 そばに行く資格があるのか、躊躇っているけれど。

 小さな友達が、少しずつ成長して行っている姿を、
 とても眩しそうに見ている。

自分の名前を考えた。

「乙女座」の名を冠している。

>>中庭 サルガス

 差し出された手を取ろうとして、一度止まる。
 昨日は自然とルヘナ自身から差し出されていたはずの、
 
震えた手が一瞬躊躇って、

 ……ほんの数秒だけではあるが、そっと握り返して。

「……俺には、もったいない言葉だよ……ありがとう」

 なんとか、絞り出すようにそれだけ。
 感謝の言葉を絞り出した。

ルヘナの手を、しっかりと握った。

ルヘナのためならもっともっと頑張れる。

メモを貼った。

ラサルハグは、ルヘナの頭を撫でた。
(t5) 2021/05/30(Sun) 5:48:18

ラサルハグは、ルヘナの頭をそれはもうすっごくすごーーーく撫でた。
(t6) 2021/05/30(Sun) 5:48:41

ラサルハグは、ルヘナの頭をわしゃわしゃわしゃーーーっ!!!
(t7) 2021/05/30(Sun) 5:49:03

ラサルハグに撫でられた。

にそれはもうすっごくすごーーーく撫でられた。

ラサルハグにそれはもうすっごくすごーーーく撫でられた。

ラサルハグに頭をわしゃわしゃわしゃーーーっ!!!

ラサルハグを文句を言いたげに見ている。

メモを貼った。

ルヘナを庇うつもりだ。

ルヘナを支えようとした。

ラサルハグは、メレフのとある話を耳にした。とある時間帯のことだった。
(t8) 2021/05/30(Sun) 13:27:03

ラサルハグは、考え込んだ後、子供達についてまとめられた情報を隈なく洗い始めた。
(t9) 2021/05/30(Sun) 13:28:18

ラサルハグは、有象無象の中から"口の軽い子供"を見繕った。
(t10) 2021/05/30(Sun) 13:29:02

ラサルハグは、席を立つ。どこかへ移動する。ヒールが、廊下で高らかに唄っている。
(t11) 2021/05/30(Sun) 13:30:02

ラサルハグの横を通り過ぎた。少なくとも、お目当てではないだろうから。

ラサルハグは、横を通り過ぎる時にシェルタンを一瞥した。私は貴方も見守っているよ。
(t12) 2021/05/30(Sun) 13:49:23

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

>>メレフ

カウンセラーとして異動してきた大人は屋上にいた。
片手には何かを入れた紙袋を持ち、空いたもう一方の手は
有象無象の子供達の中から声をかけて連れ出した"比較的口の軽い子"の小さな手を握っている。


腫れ物扱いされる自分達大人ではあるが、幼い子供一人言うことを聞かせて連れてくるなど非常に容易い。
忌避していた大人に手を引かれてやってきた子供は忙しなく視線を、空いた手を、歩くのを止めた足を動かして居心地を悪そうにしている。

「ごめんね。急に呼び出して。貴方の力がどうしても必要だったんだ。

……メレフって子を知っているかな?高等部Bクラスのお兄ちゃん。
その子がね、『宿題』をしなくちゃいけないのだけれど、貴方にも手伝ってもらいたいんだ。×××、貴方は良い子だから。きっとお兄ちゃんお姉ちゃんたちの力になれる。大丈夫。

それにメレフが頑張ればすぐ終わるさ。きっとね


コートが地につくのも躊躇わず膝をつき、子供と目線を合わせて柔らかく言葉を紡ぐ。
(@1) 2021/05/30(Sun) 13:50:29

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

>>メレフ >>@1

その一方で、大人はメレフの自室に手紙を出していた。
ほっそりとした文字が簡潔に並べられている。


やんちゃさんのメレフへ

『宿題』を出します。
他の子に迷惑をかけたくないのなら屋上まで来るように。


愛を込めて カウンセラー・ラサルハグ
(@2) 2021/05/30(Sun) 13:51:44
ルヘナの手を握っている。

水面に手を伸ばす。

 夕方の屋上

「……レヴァティ。」

ぽつり、『いない子』の声が転がった。
イクリールは、レヴァティの事だって知っている。
直接話した事こそ無いけれど、
周囲の所感を聞き、その行動を見てきた。

魘される子どもには、その声は届かないかもしれない。
けれど、傍に居る事はできる。
それが許されるなら。

たとえそうでなかったとしても、或いは。
たとえ立場が違えども、同じ事をしただろう。

ルヘナもまた、スピカの手を握っていた。

 夕方の屋上 レヴァティ

「あら……ごめんなさい、レヴァティ。
 無理に起こしてしまったかしら。うなされていたものだから」

未だ微睡みの中にはあるけれど、
確かに自身の声を認識していた彼に、声の主は僅かに瞠目した。
いつかの朝食の席では、『見えないもの』を
『見えないもの』として、扱っていたように見えたから。

「それからもうひとつ、ごめんなさいね。用はないの
 ただ……こんなところで寝ていたら、
 風邪をひいてしまうと思って。」

既に、陽はとっぷりと暮れている。
まだ冬は遠いけれど、秋風はやっぱり冷たくて。
或いは既に手遅れなのだろうが。

握った手を離そうとしない。

カストルとポルクスから花束を受け取った。

屋上には行けない。

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

>>83 メレフ

「来てくれたんだね、嬉しいよ」

少年の姿を捉えると大人の水色の瞳がゆうるり細くなった。

呼びつけた生徒が何を隠し持っているか気づいているのか、そうでないのか。カウンセラーは穏やかに言葉を続ける。昼休みに教師と生徒が楽しげに雑談をするかの如く。

「メレフ。貴方の事は他の先生から聞いているよ。
他の先生によくない事をしたそうだね。


……ああ、責めている訳じゃない。心配なんだよ。どうしてそんな事をしてしまったのかと」

微笑みながら続ける。
罪なき部外者の子供の手を握ったまま。
(@3) 2021/05/30(Sun) 15:41:42
 夕方の屋上 レヴァティ

「そう。
 なら、よかったわ。嫌な夢、忘れたいなら聞くけれど…
 …うぅん、でも、そうね。おだいじにね」

イクリールは、向けられた背を覗き込む事は無い。
話したくない事を無理に暴き立てようとはしない。
本当に話したくないのなら。

「……そうね。夜になる前には戻らないと
 『みんな』に…『せんせい』に心配をかけてしまうもの。」

それでもまだ、暫くは その場に留まっている。
何をするでもなく。

メモを貼った。

暫くその場にいる皆の様子を眺めてから、中庭を離れていく。

 夕方の屋上 レヴァティ

「とさつごっこ?」

ただ何となくそこに居て、
ただ何となく、夕暮れの空を眺めていたイクリールは
唐突なレヴァティの言葉をなぞり、首を傾げた。

「………うぅん…むずかしい話はあまり、得意ではないけれど…
 殺してしまった子は…悪気はなかったのかもしれないわ。
 殺してしまったのは、どうしてかしら。
 ただ間違えてしまっただけではないのかしら。
 それとも、その子のことを嫌いだったの?
 嫌いなら、どうして嫌いだと思ったのかしら」

イクリールにしては珍しく、うんと悩み
少しずつ、訥々と言葉を返していった。

「それもわからないのに、許すとか、許さないとか
 そんなことを決めてはいけないわ。
 他のみんなは違うかもしれないけれど、
 わたしはそう思うのよ。」

悩み考えるイクリールは、レヴァティの様子には気付かない。

ルヘナを見送った。名残惜しそうに。

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

>>87 メレフ

「そう。でも私は子供達が好きだよ。勿論メレフもね」

間髪入れずにそう答える。その表情は微塵も変わらず涼やかなもの。

「文句はどうだったかな。きっと言っていたかもしれない。

……ねえ、メレフ。
"人を傷つけてはいけない"って教わらなかった?
何を考えて動いたのか私は分からないけれど、それはいけない事だよ」

やるにしても、もっと上手くやらなくては。
(@4) 2021/05/30(Sun) 17:28:31
 夕方の屋上 レヴァティ

「……そうかしら。
 ううん、レヴァティがそういうなら、きっとそうなのね。」

その声色は、自分に言い聞かせるようなものではなく
ただ純粋に、そう納得しただけのようで。
それから、慌てた様子のレヴァティに目を瞬かせた。

「…ねえ、レヴァティ。
 たとえ悪気がなくとも、よくないことはよくないことよ。
 殺してしまったことも、『なかったこと』にはできないわ。
 それはきっと、たしかなことよ。
 それでも、それがよくないことだと、正しいやりかたを
 知らなかったことが悪いことなんて」

そんなの、あんまりよ。
きっと、誰も教えてくれなかっただけなのに。

「一度許されないことをしてしまったひとは、
 いつまでもずっと、
 許されないままでなければならないのかしら」

昏くなりつつある空は遠く、暮れる夕陽を眺めてぽつりと零す。
その手帳はきっと、レヴァティにとって大切なものなのだろう。
ただそれだけの事だ。イクリールはそう結論付けた。

ラサルハグは、小さな子供の手を握り続けている。子供は酷く戸惑っている。
(t13) 2021/05/30(Sun) 17:30:25

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

>>89 メレフ

「おとな[わたし]が貴方を傷付けたとしたら、それはきっと愛なんだよ」


何の疑いもなく答える。まるでそれは枝から離れたリンゴが地面へ落ちるのと同じくらい、常識であるのだと言う口ぶりで。

「わたし[おとな]は子供達を愛している。だからどれだけ穢れても、どれだけ傷ついても、どんな道に進んでも。支え、教え、癒し、守り、子供達を見守るよ。全ては貴方たちを愛しているが故に」


ええ、そう。他の大人も、きっとそう。
何の疑いもなく答える。頷いた拍子に髪に留められた星の冠が歪に輝いた。

(@5) 2021/05/30(Sun) 17:53:27

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

>>@5 >>89 いけない子

「そう、『宿題』をしなければいけないね。
人を傷つけてはいけないと、きちんと理解してもらう為に」


コツン、コツンと。ヒールを響かせ。
小さな子供の手を引き、ぐいと前へ差し出した。続くようにもう片方の手で握っていた紙袋も少年の目の前へ。

「紙袋の中には鞭が入っている。他の先生から借りたんだ。

今からこの子を
貴方の手で
三度打ちなさい。


この子は私が後ろから捕まえておくから。
終わるまで、人を傷つけることが悪い事だと反省するまで帰らせないよ。

逃げてもいいけど、そういう素振りを見せたなら反省する気がないと判断して
メレフが他の先生にしたことをこの子に刻む事にする。貴方の目の前で」
(@6) 2021/05/30(Sun) 17:57:12
ラサルハグは、小さな子を掴む手に力を込めた。
(t14) 2021/05/30(Sun) 17:58:48

森でキノコを食べている。

メモを貼った。

ラサルハグに別れを告げた。

カストルとポルクスの好きなように、自分の髪を触らせた。

ラサルハグは、愛おしそうにメレフを見た。
(t15) 2021/05/30(Sun) 19:17:55

ラサルハグは、唄うように言葉を紡いだ。「おいで」
(t16) 2021/05/30(Sun) 19:18:23

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

>>90 メレフ

鞭の入った紙袋を手放し、小さな子供の真後ろへ。
両肩を抱いてただ微笑んでいる。子供が逃げぬよう確かにその手に力を込めながら。

そう、ただ微笑んでいるだけ。
笑みの形に口元を歪めながら唇を震わせる。

「いいよ」

大人は動かない。
少年はカウンセラーの顔を狙えばいとも容易く傷をつけることが出来るだろう。

「でも、それが浅はかだと言うしかない。
一人でいったい何が出来る?ボロボロのその体で?
体を動かす前に。少し待って、考えて、周りを見て、上手く立ち回る事を覚えなさい」

(@7) 2021/05/30(Sun) 19:18:45
ラサルハグは、微笑んでいる。
(t17) 2021/05/30(Sun) 19:18:56

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

>>90 メレフ

この状況下でも、大人は変わらず穏やかに言葉を紡ぐ。

「さあメレフ、選ぶんだ。

感情のまま私を傷つける?
反省して『宿題』をする?

どちらでもいいよ。だから、ほら──」

(@8) 2021/05/30(Sun) 19:19:20

【見】 わるいおとなの ラサルハグ




「メレフ。早くしなさい」



 
(@9) 2021/05/30(Sun) 19:21:01
約束を忘れていない。

そっと目を伏せた。ああ、ついに。

どうすればいいのかわからない。

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

>>96 メレフ

「良い子だね、メレフ」

大人は微笑みながら見守っている。
小さな子供の真後ろにいる為子供の表情を窺い知る事はできない。

けれど選んだ子供は"口が軽いだけのさして目立った点などない一般的な感性を持つ子供"だ。
大の大人に拘束され、今から傷つけられると宣告されている子供の反応など簡単に予想がつく。

「三度打ったら、すぐに解放しよう。貴方も、この子も。
その頃には分かってくれる筈だよね」

"いっそ、自分が傷付けられれば良かったのに"?
だからこそ大人はこの仕置きを考えたのだ。

覚悟の決まった者は自分のことなど顧みないでしょう?
この方がより心に響くでしょう?
(@10) 2021/05/30(Sun) 19:41:18
  夕方の屋上 レヴァティ

「……そう。レヴァティがそう言うなら、そうするわ。
 ごきげんよう、レヴァティ。どうか元気でね。」

立ち去る背中を追う事は無い。
寂しくなった屋上に、びゅうと一つ、冷たい風が吹いた。

「…わたしにだって、ゆるせないことはきっとあるわ。
 まだ知らないか、それがとっても少ないだけで。
 だれにだって、ゆるせないこと、ゆるしたいことがあって
 きっと、それだけでいいのにね。」

一人ぼっちのイクリールは、寂しげに微笑んだ。
この世界は、どうにも上手く行かない事ばかりだ。
きっと、誰が悪いわけでもないのに。

中庭を掘り返す。

彼らから貰った花束を、さっき掘ったばかりの穴に放り込む。

レヴァティを見送った。たとえそれが届かずとも

「カストル」

スピカは、
カストル
に見えるもの

探して歩き回っている。

様子がおかしいのはもともとだが、
これは話が違う。
自分の手に負えないものだろうと、
見て見ぬふりはできないと思っていた。

だって、全てを受け止めるって決意をしたから。

それを手向けとした。

教員棟に足を運んだ。何度も。

信じている。悪意に満ちた世界の中でも。

一筋の光明を見つけ出すのは、そう難しくないことを。

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

きっと、メレフとのやりとりがどのような形であれ終わった後。

教員棟の一室で、大人である自分もまた"とある連絡"を受けていた。

"×××を見てあげるように?"

……その子は確か…………」

星の冠に触れて、小さく頷く。

「分かった。私に出来ることはないけど、子供達はきっと"見るようになる"のだろうね」
(@11) 2021/05/30(Sun) 19:59:15