47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】
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……週明けに学園長に報告してからだ
[踵を返し、扉へ向かう。 自分自身にも防御魔法は施して在った。 不老不死理論第一節から第伍節迄、それなりに強固な物。 害なすものは容易にこの身を冒せぬ筈で。] (16) 2020/10/31(Sat) 22:33:02 |
| [ドアノブに手を掛けた時 それは気配もなく背後に迫って来ていた。
ばさり、と重たい布が落ちる音。] (17) 2020/10/31(Sat) 22:33:44 |
| [咄嗟に振り返れば、小さな其奴と目が合った。**] (18) 2020/10/31(Sat) 22:34:17 |
| [目蓋を持ち上げ、二度、三度、瞬いた。
冷たく硬い床の上で身体を起こし 小さな頭を斜めに傾けると 緩く編まれた三つ編みが背を撫ぜる。]
……?
[どうして自分は 柔らかなベッドの上に居ないのだ?
寝心地が無駄に良いからつい眠り過ぎて 本を読む時間が減ってしまうのだけれども 言いつけを守って夜はそこで寝ていた筈だ。] (22) 2020/11/01(Sun) 18:35:15 |
| [ボーーーーン……、と予鈴がひとつ響く。
いけない。 どうしてこんな場所で寝ていたかはさておき 授業に向かわなければならない。
教科書は――枕にしていたみたいだ、 ちゃんと近くに在る。 両腕でしっかり抱えると資料室を出た。] (23) 2020/11/01(Sun) 18:35:31 |
| [様々な方向から視線を受けるが 初日で慣れたことだ。 気にすることなく黒外套の裾を揺らす。]
……?
[中途、同窓生に雰囲気が良く似た 教員らしき隻眼の男を見たが――、
もしかしたら親戚か。
その程度の認識で、 時間も愛想も無ければ挨拶は省略される。
周囲より頭一つ、二つ分小さな体躯は 人と人の隙間を縫うように進み 目的地に届くまで止まることがなかった。] (24) 2020/11/01(Sun) 18:35:55 |
| [講義室の最前列、中央。 どの授業でもその席に座ることにしていた。 歳上に囲まれるから、身長的な問題で。
今日は何と、既に座るものが在る。
空いている席は彼の左右だけのようだが 長机の上には彼の荷物がはみ出している。
どうしよう、……悩んだ挙句。]
すまない、隣良いだろうか
[出来れば譲って欲しいがそこは我慢して ボーイソプラノで声を掛けた。 彼に見覚えがないけれど 彼の方には、きっとあっただろう。] (25) 2020/11/01(Sun) 18:36:03 |
| [職員室の廊下に飾られている成績優秀者の写真。 その入学当時の姿のままのエガリテ=ヒューゲルが リアン=キースリングに話しかけているのだから。**] (26) 2020/11/01(Sun) 18:36:08 |
── 修道院 ──
[寝台へと仰向けに倒され、身動きを封じられる。
まるで捕食される寸前の動物のような状態に、脈が早くなるのを感じた。
これ以上は危険だ、と本能が告げる。
一刻も早く逃げ出さなくてはならない、と。
そのくせ、奇妙に昂ぶる自分がいる。
恐怖と隣り合わせの快楽、それはまるで危険な遊びのようで]
貰われるだけなのは、いや。です
だって、私の持ち物は私だけ
それしかないのに、貰われたら
私には何もなくなってしまいますから
だから、その代わりに何かを……
[不明な関係。
愛情や友情で繋がっているわけではきっとない。
どこまで委ねて良いのか、許して良いのかもわからない状態。
けれどそれが逆に面白いと思えてしまうから]
[胸の先を弄られるたび、喉奥からくぐもった声が漏れる。
鳥の鳴き声にも似た、声というよりは音のようなもの。
仰向けに体を好きにされる、この状態は確かに夢の中で見た。
思えばあの時、猫であった自分も微かに喉を鳴らしていたと苦笑を浮かべ]
失った時間を埋めるため……ですか?
……っ、それならば、私では不足かと
私は私にしかなれません
男性や、他の誰かの代わりには
どうあがいても、なれませんから
[胸に関する何かがあったのは理解できる。
その様子から、根の深さも容易に想像は出来はする。
では、彼女が求めているのはこの胸なのだろうか、と。
擦り寄る膝頭から逃れるよう腰をくねらせ、僅かな抵抗を試みながら]
……猫?
あぁ、それ。夢の中で不思議でした
なぜ人間は猫を吸いたがるのだろう……って
あとなぜ、お風呂に入れたがるのだろうって
[聞こえた単語にぽつり。
人間は猫を吸う。それは夢で体験した、吸われた。
けれど今の自分は人間の姿。
吸われることはないだろうと、ぼんやりと彼女を見て*]
―― 修道院 ――
代わりの何か、ね――。
[...は小首を傾げた。
我が身はカザリを捕えて離さない。
瞳で制し、身分で制し、動きで制し、熱で制する。
腰が動くに合わせて器用に膝頭をあててやり、
僅かな抵抗が翻り絡めて攻勢に繋げていく]
何もなくなるわけではないわ。
それに私には貴女が丁度良いの。
個を持ち我があるようでいて、
与えられるものを望む貴女が。
[...は苦々しい記憶に眉間に皺を寄せた。
それでいて口元には自嘲気味の笑みを湛えている]
男はダメよ、あれは奪うだけだもの。
自分勝手なのよ。
貴女がカザリだから良いのよ?
[...は夢の中で猫をかいぐりするように、
カザリの胸の飾りをかいぐりしていく。
既に隠しようがない程に主張するそこを摘まみ、
捏ねてあげていった]
それでも言葉が疑わしいなら……。
私が貴女に悦びを教えてあげるわ。
快と楽……愛されることを覚えさせてあげる。
それはきっと新しい景色よ。
これまで貴女が見たこともないもので……。
[...は飾りを摘まんでいた指先を離した。
指先はシャツの上をなぞり腹へ移る。
シャツの裾を指先で捉えれば摘まみあげて捲りあげた。
布地はあっさりと捲れることはない]
……本当に、胸って。
[胸にひっかかって捲れないとはこれ如何に。
大きな双子の丘を乗り越えさせて露わとしてしまおう。
それにしてもカザリは妙な事をいう。
まるで同じ夢を見ていたかのようだ]
夢? あなたも猫が出る夢を見るの?
猫を吸うのはね、落ち着くためよ。
それに洗い立ての方が良い香りがするもの。
でも不思議よね。
温かいお風呂に入ると気持ち良いのに、
猫はどうしてかお風呂を嫌がるもの。
[...はカザリの胸の飾りへと唇を近づけた]
吸うのは良いことよ。
こんな風にね?
[ぼんやりと見つめるカザリへと、悪戯っこのように目を細めた。
...が目の前の飾りへと吸い付いた。
羽付きネズミの断末魔よりも軽やかな音を立てて、
華麗に色づきに華を添えよう*]
── 修道院 ──
私が、丁度良い……?
[都合の良い言葉だと思う。
選ばれたと勘違いしてしまう言葉。
期待を──希望を抱いてしまうだ、と。
向けられる言葉も熱も、退屈を埋めるためのもの。
決して選ばれたわけではないのだ、と自分に言い聞かせようとしたけれど]
私が、私だから……
[有るか無しかの虚勢はあっさりと破れた
自分だから良い、そう言われてしまえばそれ以上逆らうことはできない。
逆らえば、なによりも自分が自分を蔑ろにすることになる。
先端をつままれ捏ねられる度、短い悲鳴のような声が自然と上がる。
視線を動かせばシャツを押し上げる小さな突起が二つ、自分の目からも明らかで]
[彼女の指が腹部をなぞり、布地をめくり上げていく。
布越しの感触なのに、指が通ったところがぽおっと熱い。
快と楽、その先にあるのはきっと欲。
愛されてもえられるのは愛ではないはず、と
自分自身へ言い聞かせようとしても、鼓動は言うことを聞いてはくれず]
────ぁ、
[捲られる瞬間、布地が胸の先を擦った。
それだけでびくんと体が跳ねる。
ごくりと唾を飲み込み、何もなかったように取り繕い]
猫が出る夢、では……
正確には、夢の中で私が猫でした
洗われて、顔を埋められて
木の実──マタタビに酔いました
お風呂は自分の匂いが消えてしまう
だから嫌だと暴れましたが……
[夢の内容を伝えるうち、近づいてくる唇
その位置も、仕草もまるで夢の再現のようなのに]
[ただ、与えられるものだけが違う。
ちゅっと響く音を耳に聞きながら
波が過ぎるまで手でシーツに皺を作り]
────んぅ、あっ
……同じ、夢……を?
あぁ、でも……きっと、一緒ではないかと
私は、満月の晩だけは違いました……から
[吸われた方とは反対側の蕾が、吸って欲しいと尖って主張する。
とくりとくりと早まる鼓動は夢の中とは違う、と朧げに思いながら、彼女の頭を胸の方へと引き寄せて*]
―― 修道院 ――
[...は唇で主張を食みながら舌先で其れを擽っていた。
音を立てて吸うは耳に覚えさせるため。
堪えている波はどうやって起こされているのかを教え、
覚えてしまえば――]
こちらも、ね?
[...は誘われるままに反対側の蕾へも唇で吸い付いた。
音の立て方も先と同じもの。
けれど先よりも少し強めに吸っては歯で軽く食んでしまう。
そちらの色づきがすっかりと唾液に濡れた頃に顔をあげて、
舌なめずりをして見せた。
カザリは借りてきた猫の様に大人しい。
大人しいのに求めてくる]
私がカザリを愛してあげるわ。
それが貴女が私の嫁になる代わり。
同時に貴女には権利もあげる。
[...は唇で微笑の弧を描く。
足りなかろう。不足すれば疑いを持つだろう]
愛とは想い、貴女には私を想い愛する権利をあげるわ。
そうするかはカザリ次第だけれど――。
[...は自身の頬に手を触れ、小指を唇で食んだ]
でもね、相思相愛は良いものよ。
少なくとも一日の66%は私を想ってくれていいわ。
[人間の睡眠時間を8時間としよう。
残りは16時間である、つまり全部だ。
...は濡れた尖りを指で摘まむ。
質問が返らぬように頷いてくれるだろうと謎の自信を持っていた]
それにしても不思議なものね。
私は夢では猫の飼い主なの。
強情な子だけれど食べ物でつったら浴室まで来るのよ?
[...はにんまり笑みを浮かべて尖りを扱くように摘まむ]
――それも同じ。
満月の夜にだけ、私は魔砲を使えるの。
その魔砲でね、大きな猫と戦うのよ。
本当は猫娘なんだけれどね?
彩りどりの光が煌く世界。
あの世界はとても明るくて、眩くて、素敵だわ。
ねぇ――その猫は飼い主のこと、愛しているのかしら?
[...は小首を傾げ問いかける。
別段愛してなくとも構わないけれど、
その時は私が一方的に愛しているだけというお話**]
── 修道院 ──
[愛してあげるその言葉に操られるように頷く。
左を吸われれば、右が欲しい。
右を吸われれば、左が欲しい。
どれだけ与えられても物足りない。
一つ満たされれば次は二つ、三つ、温もりを貪っていき]
……想い、愛するけん……り
[滔々と語る唇に瞳が吸い寄せられる。
道理の通らない言葉、けれどそれで良いとさえ思えるから]
愛するのに権利がいるならば
貴女を愛せるのは私だけ……?
それならば────
[それが良い、とこくりと頷く。
愛するのも愛されるのも互いだけ、自分だけのものが手に入るのなら。
だれにも縛られない自由を手放しても構わない、と]
[恐る恐る、伸ばした指先で彼女の唇に触れる。
夢の世界を引き継いだような鮮やかな赤を見つめ]
……夢の世界がつながっていた
そういうことでしょうか
私は、満月の夜は人の姿に……
鮮やかな色彩の服を着て
ヒトと戦って……というか、
あれは戦い?だったのでしょうか
遊んでもらっている感覚でしたが
[今思えば戦いなのだろうけど、あの時の自分からすればあれは遊びの一環だった。
どうなのだろうかとうーんと小さく唸り]
飼い主──とは思っていませんが
嫌いではない。そう思っていましたよ
信頼できる、居心地が良い相手
それを愛と呼ぶならば
[愛していたのかもしれない。
夢の中の自分のことはわからない、と苦笑い。
伸ばした指先で彼女の唇をなぞっていく**]
―― 修道院 ――
[一つ愛を与えよう。
頷き受け入れた貴女は一つを二つにも三つにも求めてくる。
未知は人の心を魅了し引き寄せる。
愛を知らぬ者にとって、愛は猛毒となるのだ。
頷くカザリ。
...は薄く笑みを浮かべる]
愛させてくれてありがとう。
[...は唇に触れる感触に目を瞑る]
貴女は私だけの特別で、
私は貴女だけの特別よ。
[色のない世界、つまらない世界。
出られぬであろう人生の監獄に於いて未だに夢を抱いている]
同じ夢を見ていたのかもね。
もしそうだとしたらそれは素敵なことね。
[...は唇をなぞるカザリの指先を食んだ。
柔らかな唇で味わい、舌先で舐めていく。
唇を開き解放すると寂しそうにしていた尖りにまた吸い付いて、
たっぷりと時間をかけて愛を植え付けていく]
私は聞き分けの悪い猫に教えてあげていたのよ。
遊んであげればあの子は他の人間にちょっかいをかけないもの。
[...は頭を擡げると今度はカザリの瞳を覗き込んだ]
私たちの心はずっと求めていた。
色のないこの世界に色を求め。
信頼できる相手を求め。
居心地が良い相手を求めていた。
[...は目元を細めて笑みを浮かべた]
そうして見つけていたのよ。
夢を見始めた頃からずっとね。
だからね、此方でも私が貴女を愛してあげる。
私たち二人だけが見える彩りある世界を魅せてあげる。
[...は微笑みを湛えたままに唇を重ね合わせた。
其れは誓いの口づけだ。
約束をたがえることがないように。
此処に神に誓いましょう。
その証を貴女に刻みましょう]
沢山愛してあげるね、カザリ――。
[その言葉は既に色づいたものであった*]
── 修道院 ──
[同じ夢を見ていたのかもしれない。
どこか知らない世界で繋がっていたのかもしれない。
色鮮やかな世界と、色のない世界。
どちらが夢で、どちらが現か
考える程にわからなくなっていく。
あぁ、それでも
どちらの世界でも彼女はここにいるから]
……私こそ
愛してくれて、ありがとう
[瞳を瞑る彼女
向こう側へ渡ってしまいそうで少し怖い。
眠ってしまわないように
向こう側へ行ってしまわないように
赤く濡れた唇を指の腹で辿り]
案外──
あちらの私たちにとっては、こちらが夢
そういうこともあるかもしれませんね……
[そうだったら良いのに、と瞳を細くする。
くすり、悪戯を思いついたように指先で彼女の舌をくすぐり、あそび]
……まぁ、
猫じゃらしもネズミのおもちゃも
嫌いじゃありませんでしたけど
遊んであげていたのは、私の方かと
勧誘しようとすると、貴女が来る……ので
遊んでって、言われているようで
[単純に遊びに来ていると思っていた、とぽつり。
胸の先から彼女の唇が離れれば、次をねだるように視線を絡め]
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