62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
心配しないで大丈夫ですよ。
ジャケットありますから。
シャツの袖がなくなって、外から見たらわかりません。
[要にだったら幾らでも投資できるけれど、自分にかける金なんて最低でも構わないと思ってしまう。
荷物のように縛られて、転がされている要の唇を、親指で撫でる。
ああ、ここに猿轡を噛ませたらどうだろう。ボールギャグとか。
いや、先輩の関西弁が聞こえなくなるのは物足りない。
縛って視覚的に刺激を与えらるのはいいけれど、彼を辛い思いをさせるのは嫌だ。
縛りはあくまでもエッセンス。
愛されている故の拘束と苦痛を感じとれる人に、感じ取れる範囲で、がセオリーでありマナーであり。
ちょっとの責めでも泣いてしまいそうな相手が、調教すると快感にむせび泣くようになるのがたまらないのだから。
要はその才能の階があるから、その淫らな才能の蕾を花開かせたい。自分の手で]
[身じろぎをしながら締め付けられる縄で感じている息を吐く要。
その美しい肢体と痴態を見ているだけで興奮を覚える変態の自分をごまかすためにも彼の口に剛直とコンドームをノルマ的に押しつけたのだけれど。
やはり完全に手が使えないのは難しそうだ。それに縄という邪魔もある。
分かってはいたけれど、ぎこちなくて不器用な様子に、こちら側の不慣れさが見えて嬉しくなる。
本当に抱かれる側は経験がほとんどないのだな、と思わされて]
………ありがとうございます。
大変だったでしょ。
[ようやく先端部分にだけ、息子にかぶせられた帽子。
彼の顔の傍で自分の手でコンドームをちゃんと嵌める。
そして、薄い膜に覆われたそこを、彼の頬に擦り付けて。
そうすると、まるで彼が望んで頬ずりをしているようだ。
興奮しているのか、彼が無意識にか腰を揺らしているようなのが見える。
それに我慢できなくなって、彼を強く抱きしめた]
手がしびれたり、痛みを覚え始めたら言ってくださいね。
[彼の腕がだるくならないように、自分の両腕でがっしりと抱きしめたまま、彼をベッドに座り込んだ自分の脚の上に座らせる。
二の腕を枕にして体を支え、その唇にキスをして。
大切に、大事に抱かれている様は宝物を見つめるかのように愛しそうで。
舌をすり合わせ、鼻先を擦り合わせ、何度も優しく唇をついばむ]
いたた………っ
[張り詰めすぎた熱杭に、要の太腿が当たって痛みを覚える。
要の臍の下あたりの紐を引っ張って、あえて割れ目に食い込ませたり、屹立をぎりっと締め付けたりもして。
そうした後はふっと緩めて、まるで飴と鞭の使い分けのようにする。
そろそろ限界かな、と確認すれば、彼の手の拘束を外した]
大丈夫ですか?
[そう確認して彼の両方の手首を見る。
両腕は赤くはなってはいるものの、痣にはなってないようで。
よかった、と息を吐くが今度は彼の手を上に回させて、そちらで緩く縛り、ベッドヘッドにくっつける。
完全に固定されていなくて、緩めたらベッドヘッドのバーを上下させて自由度が増しているのがコツだ。
とはいっても、逃げれるはずもないのだが]
綺麗に洗えたか、ちゃんと見てあげないとね?
[そういうと、足を大きく開かせて、綺麗な色の蕾を目の前にさらけ出させる。
こすれて赤くはなってはいても、切れてもないし、格別ひどい痛みもなさそうでほっとした。
そのまま誘われるように、そこに舌をはわし、皺を伸ばすようにして丁寧に舐め清める。
そのまま続けて悪戯にその上の屹立もしゃぶり、喉の奥にまで飲み込むようにしてからずるっと引き出して。唾液交じりにしてから強く吸い上げる。
彼が放つことができないように、根本をきゅっと締め付けて、だけれど。
縄の隙間に見える彼の両方の胸の粒を両手で抓んで引っ張る。
左右均等にするのは、彼の見た目を美しくバランスよく整えるために必要なのだから。
甘い声がもれれば、それを繰り返し。
彼の太腿が感じて震えるようになれば、忠実なる騎士はお姫様の華を散らすべく、その肉槍を深々と突き入れようか*]
[分からなくたって困るやろう。と言ってやりたい。
恋人の願いは叶えたいちゅう気持ちは純情やけど。
性欲も存分に含まれており、其れを好ましく思う自分がいた。欲望の視線に曝されて火照り、唇を撫でる親指に甘く噛みつくのは閉じぬ聲の表れゆえ。彼に紡ぐ言葉を封じらても瞳はきっと雄弁。やけど、与えたがりの優しさは、此方を甘やかす。大切に大事にされて、肌は赤い束縛を形に宿した。
言葉で行動で煽り、攻めて
攻められ甘い声を漏らすことのなんと愉しきことか。嗜虐と被虐は紙一重であり、彼の執着こそが肌を焦がし、それに応え
願いを叶えようと唇は膜で熱を覆おうと試みるが]
ほんまに、大きすぎるんよ
[それが叶わず、手伝いを願い。
彼の言葉には拗ねるようにそう返したが、実際拗ねているのではない事はすぐ知れただろう。まじかで薄い膜を纏う姿を見れば自然と息が上がり、咥内に唾液が溜まった。其れは此方の腹を鳴らす魅惑の食材だ。しゃぶりつきたい、とは聊か品がないが頬にと擦り付けられた熱は薄膜越しにも伝わり、彼が見たがる景色を想像させ。
笑みながら此方からもすりっと頬を寄せた。]
[やらしい子、やけど
可愛らしいて恰好いい。彼を誉める言葉はいくつも浮かぶ。けれど、そのどれもが足りていない。抱きしめられるだけで心が満たされ、息は甘く。優しい言葉に、んっと頷けば彼の脚の上にと座らされた。
大切に大事に宝物を見つめるような瞳は
妙な恥ずかしさを呼ぶ。
激しい性交よりも、彼のぬくもりが羞恥を擽る。
鼻先を擦り合わせて、何度も優しく啄まれて溶けそうで
恋人という言葉の破壊力を知る程、瞳は潤み、息は上がり]
やぁ、サイズ間違えて買ったん?
[彼の痛みに大丈夫かと問い掛けながらもそんな揶揄いを。
太腿にと当たった其れは張り詰めんばかり、薄皮が窮屈そうで、次からはもう一つ大きいサイズの方がええんちゃうんと問うが、臍の下の紐を引っ張らればひゃんっと甘い声が溢れ、快感に目を瞑るしかなかった。お尻の部分が強調されている感覚に性的な興奮を覚え。
屹立を締められれば苦しさに喘ぐが
その後すぐに与えられた緩みにはもの足りなさを覚え。
支配される、その悦びを感じて知ってしまう。
あかん。と思うのは知らない感覚のせい
縛られ支配されて、臀部どころか
屹立、急所を握られて、――興奮するなんて初めてや]
…… ん ぁ 、ぁ あ ん
[その癖、彼は優しく慈悲深い。
その深さが時に飢えを与えると彼は気づいているのだろうか。手首に痣がついていないことに安堵する姿は可愛いく愛おしいのに一度火がついた被虐の心は燃えて、喘ぎ声ばかりを紡ぎ。
何かを強請る前に、]
… っ、ほんまに
ちゃんと 見てや …奥までっ ぁ
[再び縛り付けられた手は軽く動く
だが、その動きは制限され、逃亡は叶わないと分かる程度のもので。むしろ軽く動くせいで身を捩りやすく、身体が動くたびに縄が食い込み、快感を呼んだ。もう大概、彼が欲しいて仕方ない。
はよう、はようと強請りたがる声を封じ
代わりに、足を開く彼が蕾をチェックするのなら
腰を上げて、其処を見せびらかそう。
――ずらされた縄が、肉体を締め付ける。]
[初めてを失ったばかりの地は
赤みを帯びて、抱かれた証を宿す。傷はないが、開かれた証拠は一生残るものだろう。其処に柔らかな感触で触れられれば身を捩り、甘い声を発して悶えるばかり。やぁ、やんっと鳴いて啼いて。
皺を伸ばされた其処がひくひくと口を開き
雄を受け止めた感触を思い出し]
っ 、ぁ あ! 寿っ ん
[やぁ、なんでイカせてくれへんの。と
屹立をしゃぶり、愛撫する彼に泣き。いかせてやと強請るのは強い快感に耐えきれなくなったせい。喉の奥に触れるのが気持ちよく自然と腰が浮いて、けれどそれ以上は動けず縛られ、締め付けられ。
また、ないた。
其れだけでも快感の波は雄大なのに。
新しく覚えたばかりの胸への、快楽によりのぞけって
赤い縄に縛られた肉体を善がらせた。
彼の目にはどんな風に見えているのだろうか。
そんな事を考える余裕もなく、息も絶え絶えで、唇から唾液を垂らし。堪忍と甘い声で漏らすが、痛い程に勃ちあがった屹立が彼に興奮をしらせ、気持ちよさに濡れる目が彼に、もっとと訴える]
…っ 堪忍、 …はよぅ… はよ…ぅ
[きて。暗い洞窟で騎士の助けを待つ姫のように。
とははしたなすぎて言えないが、震える太腿の奥、蕾の部分に宛がわれた雄の形に息を飲み。歓喜の音を鼓動で鳴らした。大事な宝物のように扱われ、優しさと意地悪にくるまれ乱れた身は待ち望むものに悦びを持ち、蕾が先端の形にと広がっていく。
惜しむのは生でないことぐらい]
っ ―――!!!
[深々と突き入れられた其れに
身体がのぞけり、びくっと身体は跳ねた。赤い縄をぎちりっと浮かばせるその身は痕を残しつけられて、彼の執着と支配を浮かび上がらせる。愛しい人に、それも最上級の恋人に抱かれているという自覚が、声すら奪い。開いた眼から、涙を流し、何度も息を求め
ぱくぱくと唇は動いた。
あまりの気持ちよさに逸物はのぞけり。
――彼の屹立に抱き着く如く、肉壁は絡まりを見せて
薄皮一枚に戸惑い]
……やぁ、寿 っ
もっと、強う、抱いて
もっと っ 強う
[彼が感じられるように。
封じられた手を動かし、抱きしめようとするのはオネダリを伝えたいから。もっと強く、強く、薄皮一枚が感じられないぐらい、強く彼を感じたいと流す涙は溢れ、シーツを濡らす程に大粒であり。
此方の乱れをよくあらわしていた*]
[コンドームのサイズが違っているとか、そういうことを考えたことはなかった。
それなら、彼が自分にかぶせにくかったというのもわかったような気がして。
漏れることを考えたら、きついくらいの方が良いのかなと思ったけれど。
試着とかもできるのだろうか、とふと思った。
今は自分のムスコのサイズより、彼の方だ。
早く、と。欲しい、と、むせび泣くようにして腰を上げて、奥まで見せつけてくる要。
彼が露出狂の気があるというのは知っているけれど、変質者めいたわけではなく、節度は守っていたのだからこれは、いわゆる痴態だろう。
縄の与える甘い痛みに酔っているのかもしれない。
焦らせば焦らすほど、与えられた時のご褒美は旨い。
それを知っているからこそ、自分へのご褒美の果実をも育てていく。
だって、彼という果実は美味しくて。
そしてその果実は熟せば熟すほど甘いのだから]
エッチなお姫様ですね。
[クスクスと笑いながら、彼の中に突き入れたものはあっという間に彼の中に受け入れて飲み込まれていく。
電流が流れたかのように彼の体が跳ねて、そして適度に緩ませてある赤い縄がぎりぎりと自分の屹立をも擦っていく。
はくはく、と動く唇は声をも漏らさず、息のみを求めて。
目を見開いたまま涙を流しているから大丈夫なのかと不安になって彼を見つめていたのだが、一瞬、イってしまっただけのようだ]
激しく抱かれるのが好きなんですか?
わかりました。
[彼が狂ったようになっている姿を見るのも嬉しいと思ってしまう。
それは、彼が自分を求めている証拠だと思うから。
同じ様なことを、彼も自分に感じていたことなど気づくべくもなく。
彼のしなやかな脚を纏うしっとりした質感の肌。それに口づけて軽く歯を立て、痕を残し。
それは情交が終わった後には消えてしまう程度のものだけれど、独占欲だと彼は気づいただろう。
膝裏を下から持ち上げるかのようにしながら足を開かせ。
彼が望むように一突きを重く押し付けていく]
貴方のせいですからねっ
[ちゃんと言い聞かせておかないと不名誉なことを言われそうで怖い。
自分はちゃんと優しく、思いやり溢れる大人の抱き方をするはずだったのに。要が強く激しくなんて言うから……っと責任転嫁して、次第に動かし方がエスカレートしていく。
もともとサイズが合っていないのだ。
それなのに激しく動かしたらどうなるか]
あ………っ
[調子にのって彼の奥から入り口まで律動を繰り返し、蠕動をする彼の中に煽られて、腰をねじ込むように奥へと突き刺したら。
びゅくっ……と安心しきって放出した瞬間に、ずりっと滑る感触がして]
要さん………ごめんなさい、破けました。
[慌てて破れて、とろっ……と中から白いものが流れるゴムを自分から引きはがして。
中途半端に達してしまったので気持ちが悪い。
うう〜っと子供のように唇を噛んで少しばかり考えてから、にこりとほほ笑む]
破けたし、中に出してしまったのだからもう仕方ないですよね。
約束通り、抜かずにもう2発行きます? 生で。
[ね?と甘えるようにまだ固さが残り、自分の精液でぬるついたそこを彼の屹立にこすりつけるようにして。
涙の痕が残る彼の目の端を舐めた*]
[そんなお姫様は嫌い――?
と唇は問いかける。嫌いやないやろと甘い声は嬌声に消え、彼の熱源を受け止めた身体は跳ねた。身体中が彼を求めて蜜壺と化した穴にと神経が集う。縄で縛られた身体は喘ぐたびに、擦れて熟れて快楽の虜となる。
其れなのに、足りない。
薄皮が隔てる其処が欲しいと啼き]
…っ ん ぁぁ!!!
[そうや。と頷く間もなく
脚にと落ちる口づけに身体を跳ねさせ、歯の感触にまた肌を彩らせた。情交が終わった後には消える花の儚さよ。されど、痕が消えようとも交わる熱は消えず、膝裏を下から持ち上げるようにし
深く、重く突きさす彼に
また混じる熱を増して、喘ぐ声を高くした]
っ はぁ
…そうや ――俺のせい
[くくっと喉の奥から嗤う声を発し
嬌声まじり、彼に笑気を届けよう。俺以外、誰が自分をそうするんや。と乱れの中での素面が言う。すぐに激しい波に侵され、喘ぎ声をあげ、笑い声は消えていくが、それでも彼に思いは伝わっただろう。
強く激しく、縛りつける程の執着を。
俺という存在を刻んで、愛してや
――激しく揺れるたびに跳ねて、喘ぎ。
屹立を飲む壁は、彼を強く締め付ける。足りない、と
薄皮を恨むように、吸い付いて、飲み込んで]
……っ、え ぁあ
[イきそうになった瞬間。
突如、腹の中に違和感を感じた。彼が精液を放ったのだと一度味わった体内は言う。けれど、コンドームを彼はしていたはずで。そのうえ、動きを中途半端に止められたものだから、戸惑って、視線を彷徨わせ。
突然と現実に引き戻された事に、迷い。
臀部に感じる熱と彼の言葉に
漸くゴムが破けた事を理解した]
[とろとろと流れる白いものを含むゴムが視界の端に写る。
思わず喉を鳴らしたのは、彼の愛撫のたまものと言えるかもしれない。やらしい雄の匂いや、と鼻を鳴らし、それからどうするんやろぅと持て余す熱を逃がすために息を大きく吸って吐いていたが
子どものような仕草をしたと思った彼が
にっこりと微笑むのを見たのち]
……はぁぁ んそっかぁ
ん ぁ
[甘えるような顔を見せる彼の頭を撫でたいが
生憎手はふさがっており、ぎちっと音をたてるばかり。途中で引き戻されたからか、理性もある程度戻ってきて、それが彼の笑みに笑みを返させた。屹立に当たる雄により、身体が締まるのが分かる。
すっかり欲しがりになった肉体と心が飢えを訴える。
眼の端にと舌を届かせる彼に笑い
此処にもと舌を出して唇を舐めれば]
それやったら仕方ないなぁ ――?
[ふふふと愉しげに嗤い。
精液でぬるついた其れに此方からも雄を擦りつけよう。その際、また縄がすれて痕を残す。そのたびに感じて、癖になりそうやなと思うものの。彼の顔に既に癖になっとったわと自問自答。
えろう、男前に惚れてもた。]
仕方ないさかい
ナカに、沢山だしてや
―― 生で、寿をちょーだい
[自由の利かぬ身体の代わり
微笑みを浮かべ、誘いをかけよう。お尻の中、愛されたがる其処を意識するように。性欲に忠実ながら此方を気遣い思うてくれる彼に。
おいでや、と優しく甘く呼びかけた*]
| 連絡先、ありがとう。 大切にするよ。…… [ 連絡先をもらって、ランチを、と 尻尾高く気分をよくしていたけれど、 彼女の断りを聞いてすっと それは落ち着きを取り戻す。 勿論、駅まで送ると言ったけれど 断られてしまった。 ]
(2) 2021/03/25(Thu) 23:50:15 |
| …………アンジー、ありがとう。 また、遊んでほしい…です。 何かあれば今日行けなかった鉄板焼き、 連れて行けるから。 ウィリアム、ビリー、……圭汰でもいい。 また、名前を呼んでね。 [ 別れ際にぎゅっと抱きしめられただろうか。 仕事は入れてないけれど、 通知の大半である叔父のことが 頭を掠めてしまう。 彼女のことは本当になにも聞かなかった。 名前を聞けただけでも上々なのだけれど。 彼女を離して、軽く手を振り 彼女のことを見送れたら、暫くそこに 彼は立っているだろう。 彼女の背中をじっと見つめて。 ]*
(3) 2021/03/25(Thu) 23:50:45 |
| [ 叔父に 『お見合いはしません』 と内容を読むわけでもなく 流動的に返事をしていると、 誰かから、連絡。 彼女からの初めてのメッセージ。 ] 惚れさせる、………… [ おもむろに、足が動くのは 彼女が行った方向。 段々と小走りになっていたと思うけれど、 やっぱり、わからない。 人を束縛していいのか。 どこからが束縛なのか。 両親はそれで離婚をしたから。 ]
(6) 2021/03/26(Fri) 0:23:10 |
| [ でも、そんなことを考えても意味がなくて。 駅の中に行けば大量に流れる人。 どこにいるのか分からない。 駅員に聞いてみて、その人を探す。 特徴的な綺麗な髪をしているから、 覚えている人は覚えていた。 ] っ、…ふ…………! [ 向かいのホームに、 それらしき人を見つけた。 気づいてくれるか分からないけれど、 階段を駆け上がり 息が荒い状態で電話をかけてみた。 ]
(7) 2021/03/26(Fri) 0:25:11 |
| [ 彼女が取ってくれたなら、 様子を見つつ急いで向かいのホームへ。 彼女が電話を取らなかったなら、 急いで駆け下りて どうか電車に乗りませんように、と 祈りながら彼女のもとへと。 ]*
(8) 2021/03/26(Fri) 0:26:27 |
| ────叔父という人 『兄さん、この子預かって』 [ そんなことを言った妹のことを 20年ほど経った今でも鮮明に覚えている。 フランス人と結婚して、離婚して、 子供を授かっておきながら、 自分で育てるつもりはないと言った。 血の繋がった妹ながら 『一生うちの敷居を跨げると思うな』 と、言い放ったことも記憶に新しい。 それが、甥である圭汰だった。 母親と違ってとてもいい子に育って、 叔父さん、叔父さんと慕ってくれた。 ]
(9) 2021/03/26(Fri) 10:37:46 |
| [ そんな圭汰がここ最近、 携帯の電波が繋がらないようにしている。 そんなときが増えてきた。 月に2回くらいは、一昼夜。 繋がらなくなる前、 決まって私は圭汰とお見合いの話をしている。 圭汰にはいずれ後を任せたい。 だから、それ相応になる女性に出会わせたい。 しかしそれを圭汰は嫌がる。 決まって、嫌ですと言われてしまう。 ]
(10) 2021/03/26(Fri) 10:38:27 |
| [ 何を言わずとも良い学校を目指して、 周りに何も言われないようにと営業部へ。 実力もあって、周りからも今は慕われている。 なのに、浮ついた話のひとつも聞かない。 だから、心配でお見合いを何度も セッティングしようとしていた。 故にあの時は驚いた。 ]
(11) 2021/03/26(Fri) 10:39:08 |
| [ 圭汰とまた連絡が取れなくなった。 お見合いを言い出したからだったか。 でも、連絡が取れないと不安になって ずっとメッセージを送っていた。 返事がないまま、人と会う約束があって、 The Lapisの近くを通った時。 圭汰らしき若い男がそのホテルから出た。 隣には圭汰よりも少し若い女性がいた。 そこで納得したのは、 圭汰はきちんと自分のことを分かっていて 自分の道を作って行こうとしていた。 そして私は過干渉をしすぎていた。 ]
(12) 2021/03/26(Fri) 10:39:45 |
| [ 連絡が来たと思えば、内容を読んでいない返事。 『お見合いはしません』 それを見て、また顔を上げると 既に圭汰はもういなくて。 うまくいったかどうかは分からないけど 帰ったら話を聞いてみようか。 そう思いながら私も目的地を目指す。 ]
(13) 2021/03/26(Fri) 10:40:26 |
| [ 育ての親だから、仕方ないのだけれど 圭汰が両親から与えられなかった分の 愛情を妻と一緒に与えようと 粉骨砕身の思いで育ていた。 本当に可愛い子だった。 でも、子供というのはいつか巣立つのだ。 だから、親はそれを待つしかない。 それに気付くのが私は妻よりもとても遅かった。 圭汰には悪いことをしてしまったな、と 私は約束が終われば仕事に身が入らずに やめてしまったけれども、 偶にはこんな日があってもいいのでは。 ]*
(14) 2021/03/26(Fri) 10:41:12 |
| [
彼が話すより前に、彼女の告白が聞こえる。 いい子じゃないからどうした。 今の彼ならそういいそうな。
彼女のいうことは人間として普通なのでは。 だって、彼だって浮気されて別れたことがある。 喧嘩だってする。 今の彼と彼女は喧嘩をするような…
]
いいから、そこで待ってて!
[
電話越しに、珍しく声を上げた。 急いで階段を駆け上がれば見送ったはずの背中を 抱きしめられたなら、嫌と言われるほどに 強く、抱きしめただろう。 彼女が行ってしまえば、 人が格段と減ったホームでへなへなと 荷物を落として座り込んだかも。
]*
(17) 2021/03/26(Fri) 14:37:04 |
|
…………離したら、どこかに行くでしょ?
だからやだ。やだよ、アンジー。 喧嘩するとか普通でしょ、それくらいなら 会っていく中で絶対するし、 浮気されないような人でありたい。
……まだオレら出会ったばっかりで 性格の相性は分からない。 オレは、そう思った。 良い子じゃなくても、 それは理由にならない。
[
夢話?確かにそうかもしれない。 でも確かに、離したくない人は 彼の腕の中にいて。 彼は息を整えながら、 ゆっくりと思いを伝えた。
]*
(19) 2021/03/26(Fri) 14:56:58 |
[もし彼にそんなお姫様は嫌い?と訊かれていたら、どんなお姫様でも、このお姫様が好き、と答えていたと思う。
本当だったら、彼の許可を取らずに、そのまま犯した方がそれらしかったかもしれない。
でもどこかで自分たちの根底は主従で、自分はこのお姫様に奉仕したいという気持ちの方が強い。
いや、要がいやらしいのにどこか可愛いから、言わせたくなるのかもしれないのだけれど。
まるでさかりのついた犬のように、この躰に夢中になっている。
もっとも、雌犬のようにこのお姫様を俺によがらせたいのだけれど]
やはり、生の方がいいですね。
[足を開かせた彼の蕾に、自分の精液で滑る先端を押し付ける。
ずっ…!!と楽に入った瞬間、ダイレクトに彼の肉圧が伝わってくるのが心地いい。
そうとう企業努力と技術の進歩で開発されているだろうコンドームだけれど、少しの摩擦や膜を通した違和感は、どうしても存在してしまうから。
奥に引き入れようとする蠕動も、みっしりとしている熱いものが感触を確認しているかのように自分を食んでいるのも先ほどとは違っていて。
既に癖になっている。この躰と、生での行いに。
このまま生で種付けを自分たちのセックスの基本にしてしまいそうで、怖い。
彼の体のためにこの癖を治さないといけないのに。
しかし、ずず……とゆっくり引き抜いて、そしてぱん!と音が出るくらい激しく突いて。
あー、キモチイイ。
そうじっくりと彼の体を味わう。
あんまり体をそらせさせると、縄が首を擦れて傷を作るかもしれないし、と少し考える仕草をする]
どうしようかな……。
正常位って好きだけれど、同じのばかりすると飽きちゃうかな?
[繋がってゆっくりと腰を回しながら彼を抱きしめる。
彼の頬に手を添えて、滑らすように唇を自分の唇で覆うようにしてキスをした。
ああ、こうして触れ合っているのだけでもキモチイイ。
頭を撫でて、抱きしめてくれるその腕が欲しくなってきて、しゅる、と彼の腕を繋いでいる服の袖だけをほどいていく。
そちらを見れば、綺麗な手首がうっ血しているかのように赤くて]
ああ、要さんの肌が………。
ごめんね?
[手首痺れてない?と彼の手首をさすりながら口づける。
こっちも外そうか、と彼の赤い縄を引っ張れば、ぱらり、と縄がほどける。
上半身の赤い縄が、白いシーツに広がるように落ちて。
―――白い肌を飾る胸の粒。それを取り囲むように残るその縄の痕に………とんでもなく発情した。
彼の中にある自分の質量も熱量も増えて、彼は自分の慾にわかっただろうか。
それをごまかすかのように、ゆるゆると動かしていた腰を、奥めがけて一息に突いた]
痕がえっろい。
要さんの肌に痕つけていいのは俺だけですからね
[中も外も。ひくひく、と躰を震わせる要を抱き上げて、自分の上にのせてしまう。
くたッとした体での座位は体格差がそれほどない自分たちでは少し辛いかもしれない。
少し待ってあげようと、彼が自分から腕を回してくれるようになるまで待とうか。
そして、彼が抱きしめてくれるようになれば、彼の後頭部を掴むようにして、飽きもせずその唇を味わって。
ああ、そうか。
縛られる姿にそそられるのは、縛られたそれが自分の物だと錯覚できるからだ。
でも、今はこの腕が、俺を縛ってくれる。
そう思えるのが嬉しくて、彼の腰を掴むと揺さぶった*]
| 合わないって分かったら…………
その時は仕方ない。 別れようか。…だって、良くないよね。 傷つくことはないよ? 良い経験になったんだから。
それに、他の子たちと違うから お互いの同意のもとで別れるんだ。 オレが納得して付き合って、 オレが納得して別れる。 ……何も心配しなくていいからさ。
[
今までは、仲がいいと思っている中で 別れを切り出されたりしたから、 傷ついていたけれど、 この場合また違うから。
合わないって分かったら、 お互いにも別れるほうがいい。 震える声の彼女の頭をそっと撫でて、 落ち着かせてみても大丈夫だっただろうか。
]*
(21) 2021/03/26(Fri) 20:56:17 |
|
どうかな。結構そういう仮定考えるのは… 得意ではないんだけれど、 体の相性が良くなくて、……んー……
多分好きになったと思う。
今までの人たちとローラちゃんの決定的な違いは その場の雰囲気を、楽しんでくれていたこと。 多分の話ばかりはあれだけど、… オレは結局のところオレの願望を無視して 女性自身の願望を叶えている人がいいんだよ。
[
君の願望は素敵な人と一晩、だったけれど。 なんて、呟いてみて。
頭をふられたので撫でるのはやめて、 彼女がまだ質問をするなら誠実に答えただろう。
]*
(23) 2021/03/26(Fri) 21:16:48 |
| …………あははっ。 大丈夫大丈夫。お見合いなんてそんなもの。 自分のこと可愛がるって大変だから。
[
色々と彼女も考えたのだろうと思うと ちょっと気が抜けて笑ってしまった。 そして、彼女は少し回答に困る 大切な質問をしてくれた。
彼も結局のところそれへの答えがない。 でも、ひとつ言えるのは…
]
どうだろう。オレは君が好き。 今はもう多分じゃない。 だから、オレと付き合って。 あと、今から鉄板焼きに行こう。
[
チェックアウト前の彼とは違うといいけれど 彼女に何か影響与えられたら、 色々と結果は悪くてもあまり気にしないだろう。
あと、単に最後はお腹すいてきたから。
]* (25) 2021/03/26(Fri) 21:58:36 |
| ……ん。 とりあえず改札でようか。 アンジー、いつでもいいから返事を聞かせて。 そういえば、オレ君の年齢さえ… 知らないんだけど、それは教えてくれる? [ 体勢を戻して、彼女の手を取れば 立ち上がったことだろう。 残念ながら、鉄板焼きはこの駅が最寄り。 今度はエスカレーターにでも乗って 下に行けたら良いのだけれど。 鉄板焼きのお店には連絡を入れて 予約も入れたから大丈夫。 なのでその道中は彼女に質問をしたかも。 ]*
(27) 2021/03/26(Fri) 22:29:28 |
[奉仕されている、大事に大切にされ
愛されているという実感が身体を火照らせる。彼は唯一無二の騎士様だ。何処までも甘やかされて溶けそうな程の熱を宿らせ、鳴いた。欲しがりは互いに同じ。
獣のように交わってよがって
破けた、ゴムを理由に更なる深みへ誘いかける。
けど彼だってそうしたかったはずだ。生の方がいいという言葉がその証拠。言葉に薄く笑い、生の屹立の形、大きさ、固さを味わい。身をよじり、歓喜で迎えひときわ大きくのぞけった]
やっん、はぁっ、ん
ん、生、…すきっ、すきや
…寿が、おる、
[お腹の中におる。と啼く声は白濁を纏い入る熱を悦び。
奥にと進む形にそって壁が蠢くのを感じれば、薄皮に隔てられていた熱の量に喘ぎ。みっしりと食い飲み、身を悶えさせては縄に絞められ更に感度を増していった。もっともっと、自分に落ちてほしい。のめり込んで、夢中になってや。
媚肉が願いを込めるごとく、締めては喘ぎ
癖を宿す。彼じゃないといや、
彼がええ。
気持ちエエの、もっと、]
[寿ぃと鳴き声を漏らす頃には
肉体はよがり、彼の縄の痕を体に宿しては、路を作る。そうして彼のものであることを刻まれるのがこれ程気持ちいいと知ってはのめり込み。彼をのめり込ませるはずが、ミイラ取りのように陥りて
激しい突きに曝されて喘いでいたが
不意に抱き締められ]
ふ、え?
…ぁ、
[大好きなキスに蕩ければ
縛っていた腕をほどかれ、突如、自由を与えられて惑う瞳をさらけ出した。が、自由になった手がしたいことは一つ。赤くなった其れを案じる声に柔く笑い、落ちるキスにくすぐったさを覚えつつも
息を整えて]
[すきやと。笑みを浮かべ
彼がほどく、縄に隠されていた肌をさらけだそう。自由になった手で彼の頭をなで、誇らしげな顔を見せるのは彼の執着の証を宿す故。ふふふ、と蠱惑の笑みを深めようとして、自らの胸を囲うような紐痕をなぞった瞬間、]
っ、ぁ!!!
[突如大きいなった熱にのぞけり
彼にとしがみついた。彼の興奮を伝えるそれはまだ大きくなるのかと思うほどの質量を誇り、中を変えていく。喘ぎ声をもらし、息をこぼし、快楽の涙を溢しても。俺だけという言葉に
手を伸ばし、しがみついていた手を
頭部へと添えて
やさしゅう一度なで]
当たり前やろ?
…自分が痕つけるんも、
[俺だけや。と髪の下、後ろ首に爪をたて
抱き締めよう。囲いのなか、逃がさへんで。彼に囲われ、囲い返し唇はキスを悦び受け入れる。自由になった熱源は天をむき、彼の腹部にとあたるだろうか。彼の上に乗った腰を自ら揺らし
なぁ、と合間の誘い声は甘く]
おちんぽ、食ってええ?
[もっと気持ちいいのがほしいんよ。
もっと彼を感じたいんよ。そんな思いを込めて彼のものを意識して締め付けながらゆっくりと腰を少しあげよか。ぐちゅっ、と鳴るのは彼の熱が纏う白を壁が擦り、塗りたくる音で。
快感に笑う声ととも、こちらから
キスをして、彼の上で
はしたなく]
| 17歳だったら、流石にアウトだね。 ……でも、君なら話さなそう。 卒業か、おめでとう。 よければお祝いさせて? [ 大学の卒業式は、この時期にある気がする。 だからいいって言われたら 卒業式覗きに行ってお祝いしたいけど そんなこと、許されなさそうだから とりあえず卒業祝いを鉄板焼きで してあげたらいいなと思いつつ。 ランチが済んだら、 もう一回この駅まで来て 本当は離したくないけれど まだ付き合ってもいないから 彼女を家に返さなきゃと彼は思った。 ]
(29) 2021/03/26(Fri) 23:06:54 |
| [ 好きだけれどそれを押し付けるのは下手。 だから、小さく呟いた言葉が 彼女に届かなければいいのに、と 心のどこかで思っていたような。 仕事は叔父の場所だけれど、 家は1人で暮らしているから邪魔もない。 チェックアウトなんて煩わしいものも。 ただ、彼女のことが知りたいだけなのに。 手段を選ばないという選択肢が出てこない。 ]*
(30) 2021/03/26(Fri) 23:13:47 |
[抱きしめるのも、抱きしめられるのも好きだ。
緊縛が好きな自分の性癖の基礎は、抱きしめられることへの渇望なのかもしれない。
抱きしめたくても抱きしめられなかった、あの騎士とお姫様ごっこのあの初恋の子。
離れる時に迷って迷って我慢して、結局抱きしめられなかったあの後悔がきっかけなのかもしれなかったのだけれど。
あの時の胸がツキンと痛むような感触は、彼にこう抱きしめられると、癒されていく気がする]
エッチな踊りですね。
………踊り子さんに触ったらダメですか?
[気持ちよくさせてあげるから、触りたい。
そう、自分の上で淫らな舞を披露するお姫様に言いながら、彼の尻たぶを揉んで。
口寂しいから、そのまま彼の胸に唇はちゅぱちゅぱ吸い付こう。
なるべく左右均等になるように、そう彼の体を美しいまま育てるのだ。
要は脚を大きく開いて、ずっぽりと肉杭を蕾に串刺しにされて受け入れている。
随分と慣れたようで、体重で強引に受け入れさせているだけではないことは、蕩けるような彼の表情でわかる。
見える彼の屹立の先端は反り返りすぎて彼の腹にぶつかりそうだ。
挿れた瞬間は縮こまってしまうその箇所は、男を受け入れることに慣れて、もっと欲しいと飢えをアピールする時は雄々しくなっていて。
それはやはり、受け入れさせられていても、彼が雄である証拠だろう]
せっかく、ドライの練習したのだから、このまま俺のメスになります?
[ぺろりと彼の胸の粒に悪戯しながら、そんなことを言って。
そしてそのまま。まだ残る赤い縄の痕を舌先でなぞっていく。
彼の尻から手を離し、二人の腹の間で遊んでいる彼の屹立に両手を添えた。
たぷ、たぷ、と揺れて動く袋部分を優しく揉んで。
裏筋を親指で擦りあげながら、そのまま割れ目からカリ部分から、とゆるゆる優しく擦っていく。染み出た銀色の液をそこに塗り伸ばすようにしながら。
メスイキさせるのもいいけれど、でもちゃんと出してあげなかったら逆流するとかも言うし。
それは彼の体に負担がかかっておまる。
ちゃんとご主人様のこういうところの管理をしてあげるのも騎士の仕事だろう。
きゅう、と物欲しげに蠢く淫らな花に、心配しないでとばかりに腰を回してかきまぜて宥めた]
ほら、その程度でいいんですか?
小食ですね。
もっといっぱい、おちんぽ食べていいんですよ?
[そう彼の下で彼を煽る。自分は腰を振る彼を見るだけだからすごい楽だ。
でも、どうしても悶々としてしまう。
ああ、自分も動きたい、貪り食いたい。思うさまに突き入れて、啼かせたい。
そう自分の上で踊る彼から目を離せずにいつつも我慢して。
今の自分は待てを命じられた犬と同じ。
それを紛らわせるためにも、手の中の彼の屹立をお守りのように優しく握りしめて。
にゅるにゅるくちゅくちゅと、その音が彼を追い立てる風になるように、と思いながら。
我慢しきれなくなって動いてしまう腰をなだめていた*]
[抱きしめるぬくもりが暖かい。
抱き着くのも好きだが抱きしめてくれるのも堪らない。互いに身体をくっつけることで囲いを作り、閉じ込めて。抱きしめて抱きしめられるのを好むのはきっとはっきりしないのを苦手とする理由と同じだ。
あの頃の思い出を胸に今も抱いている。
――浮気やろか、いや
そんなものではないか。幼い頃の恋心などは]
…っふ やぁん
踊り子やないで?僕は、お姫様やもんっ
[なぁ、と触りたがる彼に笑い
その額へとキスを落とそう。淫らな舞で誘いかけ、尻たぶを揉む彼に喘ぎ声を返そう。唇が胸にと吸い付けば、のぞけり。中で肉棒を締め付ける。
均等に愛してくれるのが、彼らしい優しさ
美しいまま、熟れていく身は抱かれる事を歓喜していやらしさ、淫らを覚えていく。きっともう誰もだけやしない。そもそも、彼という相手を手に入れた以上、抱く事はないのだが。
だって、その方がらしい]
…っあああ!!!
[男を、いや
彼を受け入れる事こそが自分らしいのだと
雄を飲みこんで尚、勃起する熱棒が、悦ぶ肉花がいう。抱かれたい、もっと抱いてや。と甘い声を発するように、男の身でありながら、彼に押し倒され、組み敷かれ、喘ぐのを好んでしまった。
それぐらい、彼が魅力的なのだ。
だからこそ自分の雌に。
という言葉には嗤い]
…はっ ん
――俺の雄になるんやったらな。
[考えてもええ。なんて返し。
ああ、もう俺の雄やな。とその癖の強い髪を乱すように撫でた。赤い紐の痕をなぞる舌先にもあえやかな声を返し、感じ入る足を震わせ、もっとと押し込んでしまう。慣れない上下での挿入を自ら行えば、何度か彼の肩から手がすべり落ちてしまいながらも確実に快感を得て。
揺れて動く袋部分を揉む手に喘ぎ、
――雄を意識する。
彼と自らの性を。
だからこそ、雌イキをしてみたかったのだが]
っ ぁ、っ ん
やぁ …… んもっとほしぃ
なあっ お姫さまの踊りは相手が必要やろ。
[手と手を取って舞踏会で。
此処には優雅な曲も翻るスカートもないが。代わりに喘ぎ踊るたびに動く赤い紐の痕がある。繋がった場所は手と手ではなく逸物と花だが、ベッドの上という舞台は広く。愛撫された熱源が銀色の液をワインのように零した。熟れた花は、欲しがりな口のよう。
眼と眼のやり取りは蠱惑の笑みを宇阿部
お守りのように握る屹立へと自らの手を伸ばし
――此処やないで。と取り、彼の手と自らの手を絡めて
腰に導こう。彼が動きやすいように。
腰を振って、愛しやすいよう。
リードするように
彼の肉棒をゆっくりと花から引き抜いては、先端と蕾をキスさせ
一気、下ろせば一層甲高い声をあげ
彼を誘うか*]
| どんな振袖と袴を着るの? [ そんなことを聞いていたら、 鉄板焼きのお店に着いたはず。 最中で眉間にシワが寄ったのが目に映った。 あぁ、聞かれた。 ホテルの前でも本当はあんな表情をしたかった のかもしれないと思うと、 また苦笑いをしてしまったかも。 彼女への卒業祝いは、 デザートになっていたと思う。 肉、魚介、スープなどのランチコースが 彼女の前で作られていったような。 ]
(32) 2021/03/27(Sat) 22:25:43 |
| 見に行きたいな。 桜に包まれる君の晴れ姿。 [ 多分、そんなことを言った。 いつのタイミングだっただろう。 コースの途中、それとも最後。 はたまた、柄を聞いた時か。 とにかく、彼自身が目を丸くしたはず。 心の中で秘めるつもりだった言葉だから。 ]*
(33) 2021/03/27(Sat) 22:26:21 |
そうでしたね。じゃあ、舞姫?
俺はとっくに貴方の雄でしょう?
[お姫様と踊り要素を合体させてみたと、からかうように自分の上で体をくねらせる彼を見ながら微笑んで。
もっと欲しい、とむせび泣きながらも、嬌声を上げて喘ぎ、思う様に嬲られているのを彼は喜ぶ。
彼から頭を撫でられながらも、彼にわかっているでしょう?と己の立ち位置を伝えよう。
自分は彼の騎士であり雄であり。
快楽には弱い癖に抱かれることに不慣れな極上な体の彼を貪るのが自分だ。
ああ、じっくりと、ゆっくりとこの躰を味わいつくそう。
抱きしめる喜び、抱きしめれる悦び、支配される歓びを自分が教えるのだ]
お手を、姫。
エスコートしてあげなければ、ね。
[腰に手を回して、と導かれて、彼の意図を把握する。
彼が自力で体を引き上げては落とすという一人遊びを行っている。
その衝撃に耐えがたいとでも言うような、高い甘い声を上げるものだから、自分の方が耐えられなくなる]
混ぜて?
[その遊びに自分も入れて、と子供が遊びに誘う時のように、彼のウエストに当てた両手をがしっと掴み、彼が自分で動かせないようにしてしまう。
その代わり、要の腰を引きあげておろして、を繰り返してやる。
たぶん、一人よがりにしても彼は感じない。体の向きや擦る場所など、些細なことでも感じ方は違うだろう。
色っぽい彼が息を噛み殺すようにして誘う抱き方ではなく、可愛い声でやぁやぁと啼くような抱き方がしたい。
リードされるよりする方が好きなんだ、と。
少しばかり生意気な後輩は、調子に乗って先輩に反抗する。
ベッドのスプリングを利用するように、自分の上で要を躍らせるのが楽しい。
ぎしっぎしっ、と高級ホテルのベッドは存分に揺らしても二人の体重を受け止めてくれる。
要の黒い髪が乱れ、汗が飛び散る様は絵のようで。
あまり美しいので彫像を抱いてるような錯覚を受けるけれど、この匂いも息遣いも熱も、全部が彼が生き物だと当たり前に教える。
少しずつ薄くなっていく縄の痕に、自分に刻んだものが消え失せるどこか怯えのような気持ちもあって、かといって心のままに動けば、彼の肌に歯型のような傷すら残してしまいそうで怖い。
そんな自分の気持ちを殺すかのように、彼の胸に顔をうずめるようにして、気持ちを静めた]
――俺の愛も忠誠も貴方に捧げますよ、お姫様
[自分の小さな声を、相手が聞き取れたかどうか。
確認する前に、腰を跳ねさせ彼を下から思い切り突き刺した。
跳ねさせすぎて外れないよう腰を腕で抱きしめるように気を付けながらも、でもその動きを止めない。
この体位だと自分の盛り上がった上腕の筋肉は彼が手を置くのにちょうどいい。
もっと鍛えて、彼が惚れなおすような体に仕上げようか、と彼がM字になるように脚を大きくはしたなく開かせるように仕組みながらも、奥の敏感な箇所をこね回す]
自分のちんぽに触らないで、中だけでイって?
[それは彼にとっては悪魔のささやきだったのだろうか。
もう彼は、屹立に触れずにお尻だけでイけるはず。
中途半端に達してしまう、と泣いてしまうかもしれない。
ぐっと一瞬強く彼の太腿を握りしめて、あぁっと低い声が漏れる。
ぞくっ……体が呼応するかのように震え、そのまま彼の中に白いモノを解き放っていた*]
| [ 写真を見せてもらえれば、 綺麗、と小さく呟いただろう。 似合っている、という言葉は それよりも大きめの声でしっかりと彼女に伝えて。 桜が咲き始めようとする時期に 多くの大学は卒業式を迎える。 ] いいの?……じゃぁ、正装していくよ。 とは言っても、この服と変わらないかもだけど。 [ やっぱり、あの発言をしたのは 彼女が写真を見せてくれた少し後だったよう。 彼女の返事に更に目を丸くしていれば、 顔なじみの料理長に変な顔、なんて言われたような。 それに目を瞑っても、料理は美味しかったし、 彼女には最後にcongratulationsと チョコペンで書かれていたプレートが 差し出されたはず。 ]*
(35) 2021/03/27(Sat) 22:51:33 |
[舞姫にはパートナーが必要だ。
其れも極上の。此方は不慣れ、快感に弱い躰を宿していてもまだ抱かれ慣れていない身はリードを欲しがっている。暗闇を先行する騎士を欲しがるように。じっくりと、そして確実に。主従関係のまま、支配され。
手を取り、二人踊りだす。
混ぜてという言葉に
頷き、そうして彼のリードに身を任せ]
っああ !!!
[やぁ、と鳴く声は彼の耳に届くだろうか。
誘いをかけたときの余裕は消え、些細な快楽の種すら見逃さない彼に溺れていく。其れは自ら望んだ快感。身体の奥を侵す熱杭にのぞけり、望む世界に涙を流す。其れは生理的なものであるとともに。
歓喜でもあり。
身体を支えられず
手を伸ばし、しがみつき
――善がり、消えゆく赤を残滓とした。愛も忠誠もと紡ぐ声を快感の中に聞く。胸に顔をうずめる彼を見つめる目は熟れて濡れて、揺れ。
確かなものを取らず、だが伸ばした手で
縋る手でその頭を撫で。]
……もっとちょーだい
[愛や忠誠だけでは足りない
自分自身が欲しいんや。なあ、逞しい男に抱かれ、微笑む顔は悦に濡れてすぐに感じ入り、快感に飲まれていく。この身は彼に抱かれ、完成する。大きなベッドを鳴らす音の合間、喘ぐ声は大きく。
二人の性を違わせる。
同じ雄同士、されど、自分は雌にとなる。
彼が更に鍛えるのなら、その差異はもっと広がるだろう。こね回せれ、足を開かれ、受け止めて。
―――中、で という言葉に]
っ ぁ !!!!
[うん。と頷くのはきっともう正気ではないから
快楽という波にのまれ、イクと答え]
っ イク、イク …ナカ で
― いき …た っ♡
[ぁ。と鳴いて啼いて求めるのは
彼の精液。ぐっと握り締められた太腿分、快楽を導く棒を強く穿たれ、ひときわ大きくのぞければ、小さな死を体内は迎えた。きゅっとナカがしまる。奥から先端を飲むように。でもどこかもどかしい。
そんな快感を与える最中に、白が入り込み]
……あああ 、あつぃわ……
[あかんっと啼いて。その髪を抱き。
二度目、わずかながら意識を手放せばくたあと彼に倒れ込むだろう。寿とうわごとのように彼を呼ぶのは、満ちるからこそ*]
要さん、かーわいいなぁ……。
[自分の腕の中でくたっと倒れ込んでしまった彼がものすごく可愛い。
それこそ自分の大事なお姫様を守らなきゃというような庇護欲にそそられる。
昔のお姫様と騎士は純愛で、こんな風な欲の対象にすることはあり得なかったそうだけれど。
先輩であり、恋であり、全ての情熱を注げる対象の方が、尊くはなくても生きてる感覚を持たせてくれると思う。
もっとも、自分なんて出会いたい人に出会えたと、彼を抱くことで気づけたのだから。
イってしまって、とろんとどこか眠そうな彼の額にキスをする。
それでも自分の名前を呼んでくれるのが、彼の中に自分が満ちていることを察して嬉しくて]
ちゃんとナカだけイけましたね………薫
ご褒美あげなきゃ。
[少しだけ砕けた言葉遣いをするのは意図的に。
年上の恋人を甘やかしたいという気持ちの表れ。
そしてさりげなく呼ぶ彼の名前に、一人だけドキドキしている。
耳元で囁いて、彼をそのままゆっくりとシーツの上に倒す。
そして、そのまま彼の許可を取らずに押し倒すようにのりあげた。
やはり、正常位が好きだ。
ぺろ、と自分の唇を舐めて、いまだ繋がった箇所をぐりぐりと押し付ける]
これを下剋上という?
それとも、自分の騎士にご褒美にする?
[お姫様を蹂躙する行為をどう名づけようか。
何度でも自分は彼に恋をする。
自分に組み伏せられて、体に力が入らない瞬間を狙って襲われて。なすすべもなく啼いているような姿に、凝りもせず欲情してしまって。
彼がもう許して、と言っても許さずその姿にすら煽られるような男だ。
そんな男を騎士に選んでしまった彼の見る目のなさを憐れみつつ、姫に刃を向ける騎士は、彼の中を容赦なく熱で焼いていく]
もう、ぐっちゃぐちゃですね。
薫のケツマンコ、いい具合になってます。
[腰から尻を両手で掴み、相手のことを考えずに自分だけの欲望を押し付けるセックス。乱暴だと彼に後でなじられるかもしれないけれど。でも]
好きなんだ……貴方が……
[その言葉で許されるとは思っていないけれど、いつだって崩せなかった“貌”が、彼の前では崩せる気がして。そんな自分も彼は許してくれる気がして。
だから思うまま我儘に、彼を抱いた。
スピードより強さを。一回ずつ重く彼の中を抉るように犯して。
息もたえだえといったような彼を嬉しそうに見て、薫、と囁くと]
ぁっ!!!!
[彼の中に劣情を放ち、そのまま崩れ落ちる。
その白い肌に浮き上がる赤い痣。それを見て、幸せそうに微笑んだ*]
| でも、折角の門出なんだし…… 考えておくよ。 [ 卒業式の話を振られると、 スーツを着て普通に、と写真を探してみせるはず。 その中には、バーバリーチェックのベージュスーツに 身を包んだもう少し若い彼がいたと思う。 叔父から譲られたスーツだと、 彼女に説明をしたことだろう。 食事が終われば、次の約束を 耳にして彼は顔を明るくした。 ]
(38) 2021/03/28(Sun) 11:43:39 |
| …………アンジー。 すごく言ってること二転三転するけど、 本当に帰る? [ 駅に戻って、彼女を見送らなきゃ。 そう思っていたのに、彼女を抱きしめた。 未練がましいことを聞いているのは 彼もわかっていた。 後ろ髪を引かれてしまったからか。 ] もう少し、一緒にいたい。 ……疲れてるなら、うちで休まない? [ 何もしないから、と付け足して。 いやだ、と言われたら 好きだよ、と呟いて腕の中から解放したはず。 ]*
(39) 2021/03/28(Sun) 11:44:09 |
[可愛いという言葉に
ひくっと目蓋を動かした。可愛いよりも美人だと色っぽさを言われたい。のだが、彼の言葉になら可愛いという言葉もいいものだと思えた。不思議な感覚だった。純愛というにはあまりにも性的だ、けど何処か甘酸っぱい。初恋のような初々しさを孕み、額のキスにうっすらと笑み。
彼の少し砕けた言葉に瞳を向けた。
先輩後輩、それこそお姫さまごっことも違う関係なのだと
二人の関係を意識させるようで。胸の音に少し惑い。
シーツの上に倒れ込む]
……ぁ
[下克上、それともご褒美。
そんな問いに、見上げか細い声を震わせた。未だ繋がった場所を押し付けられて、その上雄めくように舌を嘗める姿を見せられて、蹂躙されている。抵抗するにも力がはいらず、指は唇にと向かい。
呼吸を助けるように、触れて。]
……やぁ … ん
ぁ っ … … ぁ
[焼かれる気持ちよさに喘ぐ声は弱く]
…きもち …ぇぇ からっ
[下克上でもご褒美でもない。
自ら望んで彼の姫になったのだと綴るが届くだろうか。びゅびゅっと力を失った熱源が残滓のように液体を飛ばす。果てて力つきた肉体、その蜜壺はじゅくじゅくに濡れて、彼の肉杭を飲む。出し入れされる其処はどんな形に満ちただろう。与えられる快感は呼吸すら奪い。
自分だけの欲望を押し付けられる事を
まるでそういうもののように
扱われる事を歓喜して]
…… ぁ
いいっ、まんこぃぃ っ
おちんぽっ ん
[そんな中でも彼の優しさが感じられる。
――大事にしてくれる、大切に思ってくれている
そんな彼が一等愛おしく]
…… ん、俺も
好いとうよ
[息も絶え絶え、
喘ぐ声も、切れ切れのなか。そう告げて、一層強まる思いにのぞけり。力のない躰は、劣情の中におちる。びくっと震え悶える体は、精を吐きだすことよりも体内に吐き出される事を歓喜として受け取り。
赤い痣を浮かばせる。
――視界に、うつる笑みに手を伸ばし
緩やかに撫でようとしたが
其れが叶ったかは、意識を使い果たした身には分からない*]
……は ぁ ん
ぁ ーおいしぃ …
[おいしい、けどと
半分を齧った唇は紡ぎ。片手は彼の内腿を撫で。
少しばかり意地悪な顔をして。なあ。
期待しとたやろと含みの視線]
…おいしいけど、
寿のおちんぽミルクあったら
――もっと美味しいんやろなぁ
[練乳ミルク。なんて少し
親父くさいやろうか。なんて煽るように
舌を出して、飲むように苺の残りを食そうか*]
[手招きされてベッドに座れば膝の上に腕をのせてくる、お行儀が悪い先輩にため息をつく。
しかもからかうように煽ってきて。
バスローブは簡単に裾が割れるというのに、下着を着けていない内腿まで手を入れてくるとはとんだセクハラだ]
おちんぽミルクは、要さんの違うお口からたっぷり食べさせてあげたでしょう? それとも、そのいちご、下のお口から食べさせてあげましょうか?
[彼の舌の上で、転がされるようにあるイチゴの赤に目を奪われるようで。
彼の口の中に吸い込まれている苺を見つつ、そのまま、がしゃん、とうつ伏せている彼の背中に皿をのせてしまう]
動いちゃダメですよ?
動いたらケーキが落ちてしまいますから。
[そう言って、そのまま彼の傍から立ち去ってしまう。
もちろんそのままにするわけではなく、戻ってくるのだけれど。
戻ったその手に持っているのはティラミスで]
要さん、口開いて?
[彼の背中から皿を取り上げて、サイドテーブルに置いた後は、自分のオーダーしていたティラミスを切り分けて。
それを問答無用で彼の口に突っ込んだ]
エッチな要さんなら知ってるでしょう? このケーキの意味。
単に俺はこのケーキが好きで頼んだんですけれどねえ。
要さんが求めているものとかち合うなんて偶然ですね。
[貴方も食べたかったんですね、と笑顔で自分の方も一口ぱくりと食べる。
卵、チーズと使用されているものにカロリーが高くて、病人食ともいわれるティラミス。
それくらい“元気になれる”ケーキ。]
天国に連れていってほしいんでしょう?
それならこれを食べて元気になってくださいね。
―――俺が抱きつぶしてあげますから。
[元々要さんは小食ですしねー、さっきも最後ばてて意識飛んでたでしょう?俺の体力についてこれなくて倒れるのそっちですよ?と言いながら、パクパクとケーキを食べていく]
俺、結構負けん気強いですよ?
まだ足りないなんて言われたら、頑張らなきゃね。
[まだボロネーゼとカルボナーラを食べてないけれど、もっと食べたいと欲しがる彼のために先に頑張らなければ、と。
恋人に爽やかな笑顔を見せながら、ベッドの上に膝をのせた*]
[ふふふっと笑う声は毛だるげだ。
身体も碌に動かせないのについ煽ってしまうのは彼の反応が可愛いせい。違う口から、それとも苺を下の口へ。やぁ恐ろしいわぁなんて笑い。それから、ひっそりと声を低くして]
こっちのお口はあかんの?
…下の口なぁ。
[唇を指先で彩り、片手は太腿を滑る。
転がす苺は甘酸っぱく、恋のよう。そのまま悪い笑みを浮かべていたら、どうやら遊び過ぎたようだ。がしゃんと背中に皿を乗せられ、動きを封じられれば少し残念そうな顔をして]
やーいけず
動かれへんかったら何もできへんやん。
[去っていく彼を見送っただろう。
少し揶揄いすぎたやろか、なんて思うものの。戻ってきた彼はティラミスを持っていて。――嗚呼、違う意味で揶揄いすぎたかもしれない。口の中にと広がるチョコレート味。問答無用で押し付けられた其れは、夜の遊びの前に食べるもの。
笑顔で笑う彼に、はふっと息をして]
…なんやろう?
わからへんなあ、ティラミスの意味なんて。
[わざと、そう答え。]
教えてくれるん?
…俺の身体で、その意味を。
[きっと倒れてしまうんやろな。
なんて思いながら、其れを望んでいた。倒れた後は、どないしよ。きっと彼が何となくしてくれるやろ。とおんぶ抱っこ。恋人の特権やと甘え、ベッドの上に膝を乗せる彼に少しずつ、ケーキを落とさぬように這うように近づいて、すっかり定位置になった膝の上へ。
顔を乗せて]
…なあ、ケーキどけてくれへん?
俺の下の口、苺食べれるか見たいねん。
ほら
[いっぱい、食べてもて
お口、真っ赤になってへんかな。なんてクスクス。膝上から指を滑らせ、つんっと彼の雄を突いた*]
| [
卒業式の写真には叔父がいた。 少し誇らしげに、彼の肩に手を置く人。 彼女の表情が意図するものは 彼にはわからなかったけれど、 あまり気にしない方向で。
]
なら、後で卒業式の日程と場所、教えてね。 ここでまたね、の代わりに。 それと、おうちに着いたら 着いたよ、って連絡頂戴?
[
彼女が了承してくれれば、 そっと離して、彼女が改札を通り過ぎるまで 彼女をずっと見つめていただろう。 そして、彼女が見えなくなれば 彼は歩いて自宅へと戻るのだ。 彼女からの連絡をチラチラと 確認してしまったかもしれない。
その前に、彼女の前ではつけなかった あのカルティエの時計を腕につけて。
]*
(51) 2021/03/28(Sun) 20:46:37 |
| [ 寂しかったかと言われると、 寂しかった。 けれど、彼女の言った言葉は嘘ではない。 そう信じた彼は彼女を見送った。 連絡して、と言ったのは 過保護故に心配しすぎたから。 でも、きちんと帰ってきたと連絡があれば おかえりなさい、と返事をしたはず。 ] …………あ。 [ 卒業式の日程が送られてくると、 彼はどこかに電話をして、 その日を楽しみにすることにした。 白いわんこが、彼女のそばにいたから。 ] もう少し、頑張れそうです。
(75) 2021/03/28(Sun) 23:23:21 |
| [ ラフな姿の彼女と一緒にいる その白いわんこに少し嫉妬しつつ、 帰宅した彼は着替えて 彼女同様に寛ぐことに。 彼女への返事は、こう。 ] 『寂しがり屋は、 少しだけ元気になりましたが、 少し嫉妬しました。 卒業式が楽しみですね。』 *
(76) 2021/03/28(Sun) 23:24:34 |
| ────── [ それから、数日後だったか。 彼女が教えてくれたところに、 彼は卒業式で着たバーバリーチェックの ベージュスーツに身を包んで、 手には花束を持って彼女を待っていたと思う。 どこの学部かまでは聞いたかどうか おぼえがないので、 卒業式会場の入り口で、 終わる頃を見計らって待っていた。 もし、彼女がどこかのタイミングで 見つけられたなら、 手に持っていた合計18本の様々な 薔薇の花束を彼女に渡したはず。 ]
(77) 2021/03/28(Sun) 23:25:35 |
| [ 1本の薔薇の花言葉は一目惚れ。 3本の薔薇の花言葉は告白。 5本の薔薇の花言葉はあなたに出会えた喜び。 9本の薔薇の花言葉はいつも貴方を思っています。 1本の薔薇は青。 3本の薔薇は赤。 5本の薔薇はピンク。 9本の薔薇は白。 喜んでもらえたら、彼にとって この上なく嬉しいことだろう。 ] 卒業、おめでとうございます。 これはオレからのお祝いです。 *
(78) 2021/03/28(Sun) 23:26:16 |
[送った写真は、襟もとを捲り
少し薄れた赤色を白い肌に見せたもの。顔が映らず、口元の笑みだけを浮かべ。背景はトイレの中。
―――わざとらしいほどの誘い罠。
メッセージひとつもないのは
見つけてみいや。と
大学の奥、あまり人のいない場所で待ち。
彼が来るまで少しずつ、服を捲る場所を増やしていこか。まずは襟元、手首に、腹部。胸の部分が見えるか見えないかの、位置で見せびらかし。薄れた赤い紐痕をみせて
次は、ズボンへ。
チャックを下ろした写真を送る悪戯を*]
| 色の意味と、本数の意味、… ちょっと調べて、相談しながら決めたんだ。 気に入ってくれたなら、 オレも計画した甲斐があったと思う。 ……すごく、綺麗だよアンジー。 [ 花束を持つ彼女はとても綺麗だった。 他の女性たちとは比べ物にならないほど。 勿論、彼の中の話なので、 一般論なんかではない。ド偏見である。 見つめていると、うちが楽しみ、と聞こえた。 夢だったか、と一瞬彼は考えた。 しかし、嘘ではないらしい。 何故なら、彼女が少し力を入れて 腕を組み一緒に写真を撮ったから。 ] このスーツ着てきて良かった… なんだか、一緒に卒業したみたいだ。
(102) 2021/03/29(Mon) 22:10:17 |
| [ 彼女のお家訪問は、勿論OKを出す。 今日は少し汚くなっている部屋を 帰宅次第片付けようと心に決めて、 彼女の方をまたみた彼は、 小さな深呼吸をした。 ]
(103) 2021/03/29(Mon) 22:10:56 |
| [ そう言ってそのあとは一緒にご飯を食べたか、 彼女を待つ友達のほうへと押したか、 記憶に薄いところ。 でも、次の日から彼女を家へ招いたなら、 一回一回、彼女の新しい情報を得ようと 彼は努力したはず。 好きな人に、好きになってもらうため。 ]*
(104) 2021/03/29(Mon) 22:12:39 |
―――この、いたずらっ子。
[息を切らして全ての個室を見て回り、ようやく見つけた彼に微笑んで。
汗をハンカチで拭ってから、半ば半裸になっている彼に手を差し出す]
いらっしゃい………薫。
[彼のために格好よく次のデートのプランを考えようとしていたのだけれど、もうダメだ。
本当にこの人は、この人だけは自分を自然に翻弄する。
そしてそれに抗えない。
誰かに見られたらどうするの。
お仕置きしますから、と彼を抱きしめて耳元で囁いて。
笑みを浮かべたその唇を、ペロリと舐めた*]
やあ、見つかってもうた。
[汗をハンカチで拭う彼の微笑みに返す笑みは
ご満悦といった処だった。脱ぎ掛けの身にと差し出された手は、騎士の手というには強く、彼の言葉は恋人へ向けたものだった。後輩と先輩の響きではないそれに満足し、身をゆだねるように寄りかかり。
耳元で囁く声に、わぁとわざとらしく返して]
…どんな事されるんやろか。
[どんなお仕置きやろ。やなんて
期待と欲望を目に宿し、唇を舐める舌を追いかけるようにちゅっとキスをして、そうして此方からトイレの扉を閉じ、鍵をかけよう。デートプランを彼が考えてくれていると知れば喜ぶのだが。
今は、睦み合い、お仕置きを受けながら
秘め事のように声を落とし]
でも、これって
お姫様を救出するみたいやったやろ?
[囚われのお姫様が、
つかまって、助けを求める。そんな遊びだと笑いかけ、舌で唇を啄みながら、なあと肩に指を滑らせた。最も、彼以外に肌を晒す気はないのだから自作自演になるのだが。自らの唇で彼に何度も触れ。
愉しげに、滑らせた手で抱きしめる手を導き
自らの臀部へと誘う。
ズボンの中、――下着を纏わぬ其処へ]
なあ、ちゃんと縛っとかな
どこか行ってしまうかもなあ
[自分やったら見つけてくれるやろけど。
何処にも行けないぐらい惚れぬいている癖に、そんな事を口にして緩やかに彼の指先を臀部の奥、蕾の部分にと導く。流石に彼にSMSを送る前に脱いだのであってずっと中に下着を着てなかった訳ではないが。
そんな事など露も知らぬ彼はどう思うだろう。]
はしたない姫様はお仕置きやっけ
―――なら、恋人に も?
[はしたない恋人は嫌いやろか。と首傾げ。
近距離で囁くように問い。それから、好きやろう。と勝手に結論づけて、蠱惑の笑みを浮かべれば、またキスを繰返そう。何度だってキスをしたい。其れは彼とのキスが特別な証。
ぎゅっと片手で背中に皺を作り]
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