![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
203 三月うさぎの不思議なテーブル
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
アンに1人が投票した。
タカノに10人が投票した。
タカノは村人の手により処刑された。
月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
タカノが無残な姿で発見された。
那岐が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、アン、ゲイザー、レイラ、葉月、シャミ、セロ 、クリス、チエ、ミスミの9名。
| (a0) 2023/03/09(Thu) 1:06:33 |
![](./img/madparty/203.png) | ……ぅん? なに? [弁解めいていたかもしれない。話している最中にチエが何か呟いた、と思ったので少し体を傾けて聞き直そうとしたが、 大きな声 >>3:522がそこに直撃した] えっ、ほんと (0) 2023/03/09(Thu) 1:11:16 |
![](./img/madparty/191.png) | ああ……早いところは、もうこんなのも出てるのね。 ええ、いただきます。
[魚介を専門で買い付けている店から、いいのが入ったと自慢気にされたのは、初鰹。 今日はあかあかときれいな海老を黒板に載せようと思っていたけれど、これが来てしまってはツートップにせざるを得ない。
本日は初鰹に牡丹海老、身の締まった鴨肉。 それからやわらかそうな春人参に、新じゃが。 フルーツは走りの小ぶりのメロンを添えて、本日のおすすめとしよう*] (1) 2023/03/09(Thu) 1:14:18 |
[ お茶をときどき、傾けては、
ふわふわのたまごの中、もぐる具材に
感動してみたり。
ちまちまと食べ進めていた炊き込みご飯は
じっくりと時間を掛けて、頂いた。
最後のひとくち、にたけのこが
残ったあたり、好きなものは最後に
食べる方、を体現していたことだろう。
それも食べ終わってしまったなら、 ]
……なくなっちゃった
[ 珍しく、さみしげな顔を見せただろう。
それくらい、美味しかったということで、
しかしそれも、タルトが差し出される
までのこと。 ]
[ その日、初めて俺は一言断りを入れて、
その皿に、スマホを向けた。
その時仕入れた最高の食材を使った
とっておきの料理を食べる、がこの店の
最大の、目玉と思っている。
いつ頼んでも作ってもらえるかどうかは
素材の機嫌次第と、知っていたからこそ、
約束を意味するように、飾られた
その皿を、今日の日という日付とともに、
残しておきたくなってしまったから。 ]
……誰かのこと、何も言えないな
泣いてしまいそうだ
[ 守れた約束が在る、
守れなかった約束も在る。
これから先も、叶えたい約束がある。
叶えて欲しい、約束がある。 ]
[ それを思えばこそ、写真に残したいし、
食べるのを躊躇う気持ちを払拭したかったから。
いついつまでも眺めているなんて、
作った側の本望ではないだろう。
それでも、やっぱりどうしても
最初の一口は、描かれた四葉を避けて
フォークを入れた。
いつだって思えばそう、口にしていたけれど
それでも今日ほどの、熱量はなかっただろう。 ]
……幸せの、味がする
[ ゼラチン質の白と、瑞々しいマンゴーのオレンジ
クコの実の赤がまた、彩り華やかで。
それを囲う甘い茶色が、額縁のように、
そのタルトを飾っていた。
マンゴーの香りに、さっぱりとした杏仁豆腐の
甘さが心地よく調和して、くどさを感じさせないまま
最後の一口まで、導かれていくようだった。 ]
[ タルトの生地に絡むチョコレートがまた、
絶品で。胃袋だけじゃ飽き足らず、
心まで掴まれているというのに、
これ以上どうしろというのか。
名残惜しい最後の一口をゆっくり運び、
少しぬるくなったお茶を流し込む頃、
諸事情によって、席を立つことになっただろうか。 ]
また。
[ 店に足を運ぶことの意味も込めて。
そして、待ち合わせの日の意味も同時に。
急になにか変わることも、変えられることもないので
いつも通りに、会計へと向かっていった。* ]
![](./img/madparty/230.png) | あっ!? おま、こらぁ! [ >>3:522手掴まれて持ち上げられたら抗議の声は上げるけど、てへぺろ顔にサムズアップされたら返す言葉はない。 さっき似たようなことしてつついてた罰が当たった。 口から出た言葉は返らないし、でっち上げでもないものだから困る。] ……嘘、ではない、 です。 [ >>0ほんと?と聞かれてしまったら、そう言う他ないんだよなぁ。] (2) 2023/03/09(Thu) 1:31:17 |
![](./img/madparty/230.png) | や、でも、貴重な枠はもっと有用な人材で埋めたほうがいいと思うし? 無理やり乗り込もうなんてそんな魂胆じゃないんで……えっと、ご安心ください?
[本音は本音なんだけど、何言ってるんだボク。 突然槍玉に挙がって、今こそ今日イチ助けてほしいよ!*] (3) 2023/03/09(Thu) 1:34:20 |
―― 約束の日まで ――
[ 仕事帰りの日、いつも世話になっている
バイク用品店に顔を出した。
――タンデムシート、持ってなかったもので。
たしか三代目の愛車を購入したときに、
勧められたのだが、
乗せる相手いないんで、とざっくり
断ったため、改めて探しに来たというところ。
一時間半は決してバイク乗りにとって
長い時間ではないけれど、初めてなら
なるべく衝撃の少ない方が楽しめるだろうし
……これから何度も、使うだろうし。
メットは予備というか気分で変えてる
うちのどれか、で良いだろう。
――と、思ってたんですけどね ]
なにこれいいじゃん
[ 強度も問題なさそうな、ネイビーのそれ
バックの留具付近にはウサギのマークが
散っている。 ]
これもください
[ 即決だった。
――相当浮かれてんだよ、俺。
決して現役時代のような、年収ではない。
それこそ、週に二度、好きなものを好きなように
外食できて、年に何回か愛車のメンテするのを
全く戸惑わず行える程度、それってほぼ一般の方と
変わらないと思うのだが。
反響に寄る臨時収入が、浮かれた俺を
後押ししたもので。
結局、新品のヘルメット一つ、
俺より愛車に詳しい店主に寄って選ばれた
シートを購入し、その場で取り付けてもらう
ことにした。
ついにお前も女乗せるのかと揶揄う店主に
うっせーよ、と笑って、店を後にする。
約束の日までは、あとどれくらいだっただろうか。** ]
[炊き込みご飯を出した後は、少し話せたかどうか。
一皿ずつ味わうように食べていく所作を
時折視界の端に入れながら、
『お父さんごっこ』を続けていたかもしれない。
連絡先の話が出た後は、
妙に口数が少なくなったような気がするのは
気のせいだろうか?
やっぱり撤回とか、言い出したら。
ああ、そうだったのか。と返す他ないけれど。
そう、考えた時。
ちくんと、どこかが針を指すような感覚。]
……――?
[胃の辺りを抑えて、小さく首を傾げる。
痛みの原因は、目が充血したときのように。
何が起因か解らなくて。]
![](./img/madparty/203.png) | ええ……ほんとに? [パッと笑ってしまってから、貴重な枠だとかなんだとか >>3] 有用な人材って。何だいそれ (4) 2023/03/09(Thu) 2:11:44 |
[一瞬感じた痛みはすぐに消えていく。
慣れないイヤーカフのせいかもしれない。
気を取り直して、デザートを差し出した。
写真の有無を聞かれたから。]
どうぞ。
[神田は毎回のように撮っているし、
同じようにSNSが当然の社会になっている今、
写真に撮りたがる人は多い。
ただ、高野がカメラを向けるのは少し珍しい気がした。
プレートに描いたクローバーに落ちる視線。
料理の下に隠したものを見透かされたようで、
少し居た堪れなくなってしまう。]
[泣いてしまいそうだと零した音は、
微かに震えたような気がした。
その音に、ぎゅっと心臓を掴まれたような。
そんな心地がした。
先程感じた微かな痛みよりも確かな痛み。
なのに。
それを皮切りに、――――鼓動が跳ねる。]
[描いた四葉はほんの思いつきだった。
そのとき、無意識に頭に浮かんだものを。
ただ、良いことだと思って、描いて。
喜んでもらいたくて、提供しただけ。
だけど、妙に心が騒がしい。
フォークをタルトに差し込む姿に
思わず視線を外してしまう。
イヤーカフで隠れた耳朶が熱を持って、
うまく呼吸が出来ないみたいに、
隙間を作って、解けた唇が酸素を求めるみたいに。
ほつりと落とされた感想が。
また、胸を苦しくさせるから。
カッと熱に染まっていく頬を腕の甲で表情を隠した。]
![](./img/madparty/203.png) |
[調理スタッフの腕の話をしていると理解すれば、眉を寄せるよりない]
あのね ……包丁の扱いは十分。どこに出したって恥ずかしくないよ。最近魚もずいぶん捌けるじゃないか 素材を前にしての発想も、実現力もある。何がだめなの
[そもそも、うさぎと同じだ。ケータリングは会場のセッティングから提供までの包括的なものなのだから、]
もしチエがまだ厨房に入れなくたって、ホールスタッフとしてだけでも折り紙付きの有能さなのに
(5) 2023/03/09(Thu) 2:14:08 |
[そう、顔を隠したまま。呟いて。
逃げるみたいにオープンキッチンから離れた。
胸が焼けるように熱い。
急に沸騰する湯沸かし器みたいに。
店内でこんな動揺を見せたのは、初めてかもしれない。
どうして。急に。
こんな。知らない。
何。
纏まらない思考が落ち着かない。
さっきまで普通に話せていたはずなのに。
]
[その後は、彼から距離を取るように。
厨房の仕事を進んで選んでいたかもしれない。
同じ頃に来店した葉月の酔いが回って
彼の対応する高野が退店間際にも。
挨拶のために待っていてくれた時も。
妙に、視線が合わなかったかもしれない。]
……また、お待ちしています。
[絞り出せたいつもの挨拶。
それが、出来ただけでも褒めて欲しい。]
[それから、少しだけ時間は掛かったけれど。
『約束』を交わした住所は、
無事、高野のもとに、送られることになる。**]
![](./img/madparty/203.png) | [少し怒ったような声になってしまっていたことに気付く]
とにかく 手伝ってくれる人が欲しいのは 誰かそばにいてくれれば、……また気持ち的にしんどい仕事があっても負荷が軽くなりそうってだけだし
為人のわからない子じゃだめだから、外に求人かけたりはしないつもり
[このMadam March Hareで推定できる募集要項より、 縁故重視の狭き門という意味では貴重な枠と言えないこともない**] (6) 2023/03/09(Thu) 2:30:28 |
![](./img/madparty/230r.png) | う。 ……そう、なの、 かな。 [ >>5窘めるような声の響きに、声が詰まって、言葉尻が細る。 包丁の扱いは十分、と言われたって。 そりゃあ切ることはできるけど、今日だってナギさんに切り方を確認して、その通りに揃えただけ。 魚は確かに練習したが、いつかうさぎの厨房に立つなら出来るようになっておきたいと思ったまでで、鯛はまだ早いと言われてからひと月も経ってない。 千尋の谷底に落とされたからどうにか形になりつつあるけど、その底で何年も包丁振るってきた人と比べたら、力不足は事実でしょ、と思ってしまう。 外に求人かけないなら、なおさらだ。 ……なおさら、なんだけど。] (7) 2023/03/09(Thu) 2:36:48 |
![](./img/madparty/202h.png) | -そのお酒をひとくち飲んだらあら不思議- お、おお……! すげえ!船だ! [まるで夕焼けに染まる海のような色合いの水面に、船がぷかりと浮かんでいる。 ちょっと前までならスカしてカッコつけながら受け取っていたかもしれないけれど、今の俺はもう赤ちゃんみたいなものなのでめちゃくちゃに喜びます。 こういう遊び心、すごくうれしい。 きっと美味しいんだろうな、これ。 甘そうだし、 度数もあんま強くなさそうな気がする ] (8) 2023/03/09(Thu) 2:48:50 |
![](./img/madparty/202h.png) | フルーティーでめっちゃ美味しそう! ありがとね大河くん、いただきます!
[そう言って、俺は彼が作ってくれた酒をぐいっとあおった。 ちなみに、マンゴーで出来た船はなるべく沈没させないように気をつけながらだ。 ……俺こういうの最後まで崩せないタイプなんだよ。
そして、結果はご存知の通り]
おー甘くて美味し……あれこれ結構強いね?頭くらくらする。
いやでも俺わりと酒強い方だしいけるいける、てか美味い!
フルーティーで……あれ、船二隻に増えてない?気のせい?いやでも美味いねこれすっと入ってきて、
……あー……。
[以上、ダイジェストでお送りしました] (9) 2023/03/09(Thu) 2:49:27 |
![](./img/madparty/202.png) | -そして俺の家へ- [……そのあとのことは、ずっと記憶があやふやだ] 「おら、しゃっきりしろ」 >>3:508[そんな声が聞こえた。 低くて良い声。ラジオのパーソナリティーとかやったら似合いそうだな。 ふわりと地面が遠くなる。 何これ飛んでる?俺は重力を超越したのか?(※担がれています) 住所を聞かれてふわふわした気持ちのまま答えたような気がする。 ドアの前で鍵を出したような気がする。 出て行った元ルームシェア相手が自分用にカスタムしていたクソ広キッチン……なんだっけ、フリースタイル◯ンジョン? >>3:486みたいな名前のやつの前を横切って、自室へ。 二つある部屋のうち手前側に俺のネームプレートがあるから、そのへんは分かりやすかっただろう。 ふかふかのベッドの上に転がったときには、おおよそ意識は戻っていた気がする。 多分明日はエグい二日酔いだ。ちくしょう] (10) 2023/03/09(Thu) 2:50:02 |
![](./img/madparty/230.png) | うん……だよね。 ボクも、もしそれが分け合えたらいいな、って、その。 ていうか、ちょっとその負荷寄越せよ、って感じだし。 だから、そこに立てる人はいいな、って思ったん、だけど…… [ >>6気分的にしんどい仕事、負荷が軽くなる。 そんなの、肩代わりできるならしたいに決まってる。 まだそれだけの力はないと思っていたから、いいな、って言葉になったんだ。 なったんだけど。 だからもっといい人置いてよ、と言うつもりが、自己評価を叱られてしまえば、そう締めくくるわけにも行かず。 かと言って自分からその立場を求めるほどの図々しさもなくって、何も言えずに口ごもる**] (11) 2023/03/09(Thu) 2:50:48 |
![](./img/madparty/202b.png) | 「──頑張ったな、いい夢みな」 [そんなことを言ってくれる相手に >>3:509、] ( やっぱ長男ってよりお母さんじゃね???? ) [なんて軽口を叩く余裕もなかったので] ……ありがとな。 [そんな純粋な感謝の言葉だけを投げた。 多分そんな縁巡りなんだろうな。 >>3:500今後ともよろしく。 幸せになれよ。 ] (12) 2023/03/09(Thu) 2:50:53 |
![](./img/madparty/202b.png) | [一人になった部屋の中で、思う]
(……今日、静かだな)
[いや、一人なんだから当たり前だけれども。 元ルームシェア相手が出て行ったときには思わなかったことだ。
……理由なんて、分かりきっている。 好きな子に告白して、振られた。
言葉にすればただそれだけで、世の中の何処にでもあるような話だ]
(嗚呼) (ひとりは、さみしいな)
[薄暗い部屋の中でぽつりと呟く。 次第に、意識は微睡の中へと溶けていった**] (13) 2023/03/09(Thu) 2:51:22 |
| (a1) 2023/03/09(Thu) 3:00:31 |
| (a2) 2023/03/09(Thu) 3:00:41 |
| (a3) 2023/03/09(Thu) 3:01:15 |
![](./img/madparty/260b.png) | ― 過日 ―
[結論から言うと――。 フラれて、フってきた、あの夜営業の後。 帰宅後の速崎璥は、アパートの自室でひとしきり泣いて、寝込んだ。] (14) 2023/03/09(Thu) 7:42:19 |
| (a4) 2023/03/09(Thu) 7:48:58 |
![](./img/madparty/92.png) | ── うさぎの穴 ──
[『うさぎの穴でX日にご飯を食べましょう。』との約束は良い。 良いんだけど…… 待ち合わせとかどうする物なの??? 流石に佑一や、神田さんにこれ以上頼るのも憚られて。 俺は一人で、うさぎの穴を潜った。]
ただいまー。
[その日は珍しくテーブル席に足を運んで。]
今日は待ち合わせなので。 ここで待ってて良いですか?
[店員さんにそう尋ねると。 特に何かするわけでもなく、のんびり店内を見回した。**] (15) 2023/03/09(Thu) 8:02:44 |
| (a5) 2023/03/09(Thu) 8:04:05 |
| (a6) 2023/03/09(Thu) 8:05:03 |
[誰かと付き合ったことがない、訳じゃない。
告白されて、付き合ってくださいと言われて。
じゃあ、と付き合ってきた子たちは、
俺よりも背が低い女の子だった。
学生時代を経て、社会に出てからもそれは変わらない。
いつか男から男への告白のシーンを見た時も、
そういう対象の人もいるのか、と。
どこか他人事のように思えていた。
あれは、結局俺の勘違いだったようだけど。
『デート』と銘打った次の約束。
家の住所と、最寄り駅を送ったメッセージ。]
[彼が誘った意味には、
俺が女性に抱いてきたような。
『抱きたい』とか、もしくは。
『抱かれたい』とか、
そういう感情が含まれているのだろうか。]
[ベッドに転がって、スマホの液晶画面を撫でる。
指紋を認証して開かれる画面。
いくつか、操作をすれば。
やり取りしたいくつかのメッセージが並ぶ。
あの時、感じた熱みたいな感情。
数日、時間が経てば落ち着いてきたけれど。
ああ。
もし、それを言葉にするなら――、]
…………――――、
[ぱたり、スマホをシーツの上に落として横になる。]
―― ちなみに、 ――
[俺に大きな息子ができて、
胸が妙に騒がしくなったあの日、
何やら物言いたげな大咲を見つけたなら、]
……大咲も混ざりたいの?
[可愛い妹のような大咲が、
それはまた可愛らしいヤキモチを焼いているとは、
気づけなかったけど。
聡い彼女に機嫌がいい理由を指摘されていたら、
それはとても動揺しただろうから、
口に出されなくて良かったと思う。**]
![](./img/madparty/203.png) | ……ああ [言葉尻の否定系の接続 >>11に頷いた。 心配してくれたんだ。それをタイガが手伝いたい >>3:522と表現した] 良いんだよ気が進まないんなら 優しいねチエ ほんとに大丈夫だから。無理はしないし疲れてもここに来たら癒されるし 今きてる新規の依頼者様も一通り体験いただいたら、相性の合う固定客に絞られていくと思う この店で一緒にやっていこう ね [手伝って欲しい、も事実だったけれど、一人でもなんとかなる。 そして隣に立つチエを空想した直後には、他の皆に声をかけてみようという気は萎み] ……で、タイガ (16) 2023/03/09(Thu) 9:07:24 |
![](./img/madparty/203.png) |
カクテルはしばらく、真白にみてもらって いなかったら私か、とにかく誰でも良いから。 アルコールの分解能は東アジア人は低いことが多いんだよ
とりあえず……甘いリキュールを割り材なしで提供した場合、日本では性犯罪者の疑いを受けるリスクがある
今日はそれだけ覚えて帰ってください
[自分基準で考えずに人に聞いて。ともう一回念を押した**]
(17) 2023/03/09(Thu) 9:07:53 |
![](./img/madparty/122.png) | ― 過日:うさぎ穴からの帰宅 ― ……そ、っか。 ならいいんです。うん。 無理とかしてないなら…… [ふいに抱いた懸念はどうやら杞憂であったらしい。 >>3:510彼女の胸に過ったいつかの出来事は知らずとも 笑みに少し安心したように表情を緩めた。] ちなみになんですけど、私はシャミさんのこと好きですよ! こうやって話してると落ち着く所も、 それでいてちょくちょく見せてくれる可愛げも。 お友達になれたらいいな、って結構前から思ってます。 [そしてこの際だから伝えておこう。 恋ではなく、愛と言うには大袈裟なような。 でも、そこに確かに想いはあること。 言語化するなら大事なもの。 このうさぎ穴が好きだ。それを囲む人々も。] (18) 2023/03/09(Thu) 10:03:22 |
![](./img/madparty/122r.png) | [そうして遠藤に別れを告げて、 え?私がスペードで君がハートだからですが? >>1:571…と言うだけにしては聊か意味深なスタンプを送り。 既読がつくのを確認した後に 明るい月をぼんやり見上げながら歩いていた。] (………いろいろあったな〜……) [酔いは醒めたつもりなのに、 何だかいろんな感情が入り混じって、 足取りがふわふわして現実感がない。 ――今、君はどんな顔をしているんだろうか。 >>3:518願わくば私のことを考えてくれているといいな。 ] (19) 2023/03/09(Thu) 10:07:36 |
![](./img/madparty/122.png) | [家に帰って口にしたマンゴータルト >>3:87瑞々しく鮮やかな黄色のマンゴーは 何だか見ているだけで前向きな気持ちになる。 一かけら口にすれば口の中でほろほろ解けるタルト生地と 杏仁と果実の甘さに優しく癒されるようながした。 半分に割って食べ、翌日に残りを食べるつもりで。 その日は眠りについたことだろう。**] (20) 2023/03/09(Thu) 10:11:36 |
![](./img/madparty/122.png) | ― 現在:Xday −
[ところで約束はしたものの、 ちゃんと待ち合わせ場所を決めていなかったのである。
…いや、普通にこの間と同じように ディナータイム時に店に集合だろうと思っていたからだけれど。
その日の玲羅は普段の地味なスーツの代わりに 黒のジャケットにシックな色合いのワンピース。 普段は後ろで一つ結びにしているだけの髪を 三つ編みでお団子にしてシュシュでまとめた。
職務に支障があるほど派手ではないが、 普段よりも気合が入ってるなと言うのはきっと分かる格好で。 前からこの日は定時で上がるので!!と職場に申告し、 何を言われても貫くつもりでいた。
…ら、当然のように貝沢さんデートでしょ〜と 後輩からにやにや指摘されたりはしたが まあ、いいのだ。別に。
しっかり整えたナチュラルメイクの上に、 退勤前にパールピンクのリップグロスを引いて にこやかに職場を後にした。] (21) 2023/03/09(Thu) 10:52:36 |
![](./img/madparty/122.png) | [そうして彼宛に「今から向かうね」と連絡を一つ飛ばし。 駅前までの慣れた道を歩き、 ドア前で一度自分に気合を入れて 元気な声と共にうさぎ穴を潜る。] こんばんは〜!! 今日は待ち合わせなんですけどー… [きょろ、と店内を見回し。 既にテーブル席に彼が着いていたならば >>15ぱ、と顔を明るくし。手を振って笑いかけようか。**] (22) 2023/03/09(Thu) 11:00:03 |
| (a7) 2023/03/09(Thu) 11:06:02 |
![](./img/madparty/92.png) | [貝沢さんから連絡があって >>22、少し落ち着かないような。 心が浮き立つような気持ちになる。 鐘の音が鳴って、そちらを見れば貝沢さんの姿。 わ。大人っぽい。 思わず鼓動が跳ねた。 正直に言おう。俺は人の容姿を褒めるのが苦手だ。 相手から求められた時に、なんとか感想を返すが、どうにも容姿や服装、性別等に触れるのに苦手意識や躊躇いが生じてしまう。 でも、その……] (23) 2023/03/09(Thu) 11:35:55 |
![](./img/madparty/92.png) | [俺は立ち上がって、小さく手を振った。]
こんばんは。貝沢さん。
俺のために着飾ってくれたの? ……綺麗。
[頭のお団子も可愛いと思う。 微笑んで迎えたら、一緒に席に着こう。] (24) 2023/03/09(Thu) 11:37:03 |
![](./img/madparty/92r.png) | 今日はお誘いに応じてくれてありがとう。
何食べる?
貝沢さんはお酒も頼むかな。
[ボードのお勧めを見ながら、貝沢さんを振り返って微笑みかけた。**] (25) 2023/03/09(Thu) 11:38:05 |
![](./img/madparty/155.png) | ―過日 Madam March Hare―
[お腹いっぱい食べてお酒も楽しんで、お会計時に値段をみて酔いが覚める。わかってはいたが。]
ごちそうさまでした。
そうだ、ゲイザー。この間のサキサキコンビのクッキー、おいしかったよ。
[本人にも伝えるとマシロと約束した感想を伝え、暖かな店を出た。
忘れていたわけではないです、ちょっとタイミングがなかっただけです。]* (26) 2023/03/09(Thu) 12:32:59 |
![](./img/madparty/155.png) | ―帰路にて―
[帰り道、ぼんやりと今日の出来事を振り返る。
涙を流すゲイザーの姿と、まっすぐに気持ちを伝えた葉月の姿が忘れられない。]
(私は、あそこまで必死になれるような人ができるのかな……)
[羨ましいなんて、口が裂けても言えない。 誤魔化すように、家までの道を走り抜けた。]** (27) 2023/03/09(Thu) 12:33:52 |
| (a8) 2023/03/09(Thu) 12:36:26 |
[ 送られて来た住所。
家の近くでも、近くのコンビニとかでも
良かったわけだけど。
自分を狙ってる男、すくなくともそう取れる
言葉だったと思うし、彼も承知してるだろう。
に、無警戒に住所、送ってくるの
少し驚いた。
たしかにあの時住所とは言ってたけれど
最寄り駅でもコンビニでもわかりやすい
目印があれば事足りたのに。
調べれば自分の家からはバイクで
二十分程度、と言ったところか。
送られたら送り返す、って決めていた
わけではないけど、いつもそうしていたから
自分の住所も送り、ついでに
『機会があったら遊びにきて
何も楽しいものはないかもしれないけど』 ]
[ と添えておいた。さすがにここに下心の文字はない。
あまりにも直球なので。どうみてもそうにしか
見えないので。
ないかあるかでいえば。
そら、なくはないのだが。
ルームシェアをしているような家と比べれば
狭いだろう俺の住処は、
住宅の多い地域の駅近くのマンション。
現役時代から使っている部屋。 ]
[ 思いを告げたとはとても言えない、
お粗末な言葉を投げかけた日、
沈黙が多くなってしまったのは、
照れていた、というのがまずいちばん。
そして過ごした中で一番、
愛おしい夜だったから。
その日の食事の内容は
忘れることはないだろう。
どれも、本当に美味しかった。
常ではない相手の姿に、
戸惑う気持ちもあったのだが。 ]
[ もし、よく考えた結果、
これから先、何かを変えるのも
俺が変わってしまうのも、嫌になって
しまったとしても、
この日のことが、嫌な思い出だけに
なってしまわないよう、振る舞った。と思う。
でもきっと、そういう類のものではない。
それはただの勘とか、予感めいたもの。
あの言葉の意味と、
逃げるように去っていったことについては
わからないままだった。
帰り際、いつものように、またと
言われた時、目線が合わなかったことには
残念に思ったけれど ]
………男から好意寄せられてますって
だいぶ、あれだろうし
[ そうやって自分を納得させることにした。 ]
[ それからいくらかメッセージのやり取りは
あったし、一度くらいは、
お店で会うことも、あったはず。
ところで、俺は諸々開き直っているので、
迷惑にならない範囲で――
あの彼、男に言い寄られてるわ、
迷惑してるのかしら
と思われない程度に
――好意も隠さなかった。
『楽しみだね』
『天気予報では晴れるみたいだ、嬉しい』
『眠れなくてぐだぐだしそうだから
いっそ、さっさとベッドに入ることにする』
等々。まだいくらもあるかもしれない。
それが単なる友人に向けたものじゃないことは
君だけが、知ってくれればいいので。 ]
―― 遠乗り日和 ――
日頃の行いかな
[ それはどちらの、か。
『時間通り到着しそうだよ』の連絡は既にした。
約束の時刻は午前中。
シートに加えて二人乗りに必要なものは
すべて揃えてあるが、それでも少し緊張しつつ
グローブを外し『着いたよ』の文字を打ち込む。
如何にも、なライダースタイルよりかは
幾分か、軽装で。
持ち物は、財布、スマホ、それから
安全運転に気をつける心。
目的地までのルートは頭に入っている。
もう何度も通っている道だからね。
愛車も昨日念入りに、磨いてある。
黒の、アドベンチャー。
スズ○の隼に近いもの
――あんなに高級車ではないけどね。
]
![](./img/madparty/203b.png) | [愛している。大袈裟なつもりではなく。 それは随分前に自覚したもの >>0:47で 同僚と上司が好き。お客様が好き。 この店を構成するものたちは救いで、拠り所で、宝物。 けれど好かれたいとはたぶん思っていなかった。 そんな──そんなこと、願うのは苦しいから、困る。 自分には好かれる価値がないと思ってる? そう、なのかも。 もちろん懐いてくれれば嬉しい。 気遣ってくれてありがとう。優しいね。 愛して欲しいと思っているのはひとり] (28) 2023/03/09(Thu) 13:11:33 |
おはよう
……なんかこの挨拶、新鮮。
体調、万全?
[ やがて待ち合わせの相手が現れたなら
挨拶と、体調の確認を。 ]
いい天気だよね
メット、つけたことある?
[ 問いながら、新品のヘルメットと、グローブを
手渡し、装着方に難色を示すようなら
手伝いを申し出て、 ]
不安があったら教えてね
声は、聞こえないかもしれないから
どっか叩くなりして。
[ 乗り方もわからないようなら指南して、
準備ができたなら、 ]
……わりと夢だったんだよな
いこうか。
[ そう声を掛けて、出発しよう。* ]
![](./img/madparty/122.png) | [余談ではありますが。 玲羅は普段甘々ガーリー♡みたいな恰好より カジュアル系の装いを好む方ではあるが >>0:57基本的には可愛いものが好きな嗜好をしているため、 別段フェミニンな恰好が嫌いなわけではない。 (そも嫌だったら最初からアイドルなんぞ目指さないと言う話ではある) しいて言うなら自分の琴線に刺さるものが好きだ。 可愛い系も、かっこいい系も、大人びた系も。 その日の気分と見せたい自分に合わせて装いを変えるのが好きだ。 なので、今の気分は。 元アイドルの"ローレライ"ではなく。 けれど飾った、大人の女性としての。 貝沢玲羅を見てほしかった。そんな感じです。] (29) 2023/03/09(Thu) 13:12:33 |
![](./img/madparty/203h.png) | [過日のこと] 私もレイラさんが好きだよ [可愛げ? ほんと? 可愛げある? と顔の前で掌を合わせて確認した後にだけども、そう言った >>18嬉しい、友達になろうね、愛しているよ] 目下、恋敵になる予定は微塵もないのだけど でももし私が作る誰かのための料理が、レイラさんを不安にさせたらごめんね それだけはやめられない [本当に、例の厄介な男の胃袋掴んでその先どうにかしてやろうとかは微塵も思ってないから。愛してるけど。 できれば、敵ではなく、味方だと思ってくれたらいい**] (30) 2023/03/09(Thu) 13:12:40 |
![](./img/madparty/122.png) | [店に入って出迎えてくれたのは誰だっただろう。 店内を見回して姿を探していれば 彼が立ち上がって手を振ってくれたので >>24笑顔でそちらに歩み寄った。] や、こんばんは。 ふふふ。そうなんですよ〜。 今日は一味違う貝沢さんなんですよ〜。 [やっぱり褒めて貰えると嬉しい。 にこにこと上機嫌に微笑んで、 席に着く前に軽く栗栖の袖を引き。] (31) 2023/03/09(Thu) 13:14:18 |
![](./img/madparty/122h.png) | 君に綺麗とか可愛いとか、思われたかったんだ。 だからね、嬉しい。 ……少しはドキッとしてくれた? [照れくさそうにはにかんで、顔を覗き込み。 袖を離し、向かい合ってテーブルに着こうか。] (32) 2023/03/09(Thu) 13:16:32 |
| (a9) 2023/03/09(Thu) 13:18:30 |
![](./img/madparty/122.png) | ううん、こっちこそ誘ってくれてありがと。 実はあんまりガンガン誘っていいもんなのかな〜って 迷ってたからさあ。嬉しかった。
[本心ではあるが、努めて軽く。 メニューボードを覗き込み、何にしようかと考える。 お肉とデザートをシェアすることだけは決まっているが あとは実質フリーである。]
ふふふん。 今日はお腹いっぱい食べるつもりで来たんだよね〜!
うん、とりあえず一杯貰おうかな。 カクテル、今日もオススメでお願いしまーす。
[と、店員に頼もう。**]
(33) 2023/03/09(Thu) 13:18:42 |
―― ラジオ局 ――
こんばんは、高野景斗です。
少し暖かくなりましたね。
そうそう、今日誕生日のスタッフがいるんです。
音響の牧野さん、それから今日お誕生日の皆さん
おめでとうございます。
ケーキとか食べるのかな?いいね。
私も最近、一生忘れないだろうなってくらい
おいしいタルトを頂きました。写真はあるけど
見せません、私だけの宝物です。いいでしょ。
この時間に食べ物の話って、NGかもしれないけど
たまにはいいんじゃないって無責任なこと
言っておきますね。
最近ずいぶん暖かくなり
梅の花が見頃らしいですね、
もう少しで、桜も見頃でしょうか。
[ 今日も今日とて、恙無く仕事は進行している。 ]
はい、皆さんお待ちかねのコーナーですね………
なんで待ちかねてるんだろうね………
毎週たくさんのお手紙!ありがとう!ね!!!
届いたお手紙、もちろん私も拝見させて
いただいてるんだけど、一つ紹介していい?
「毎週、運転中に聞いていますトラック運転手です
運ちゃんって呼んでください」
うん、運ちゃんありがとう。今夜も聞いてくれてるかな
運転気をつけて、頑張ってね。
「……――というわけで、年下の部下に慕われたい
気持ちでいっぱいです。嘘でもいい俺を好きだと
言ってくれ。」
仕事大変だよね、運ちゃんの気持ちが痛いほど
分かるのか、同世代の構成作家が張り切っちゃったみたいです。
僕、まだまだ先輩には敵わないけど
いつか、……いつか見合う男になります!!
いつも僕に優しく厳しく、してくれる先輩のこと
尊敬してるんで。
だから それまで、……それまで待っててください!
絶対、絶対ですよ!!!
[ そして件のコーナーは、いつも通り。
苦笑いを一つ、合図のジングルが流れれば、
表情、声色、はスイッチが入るように切り替わる。 ]
懐かしいなぁ、昔はこういう役も
やらせていただいたな、覚えてる人いるかなぁ。
運ちゃん、喜んでくれているかな。
どうぞくれぐれも、運転気をつけてね。
それではまた来週、お相手は高野景斗でした。
[ その放送は、デートの二日ほど前に
放送されることになった。** ]
![](./img/madparty/92h.png) | [ただでさえ自分の心に戸惑っているのに、裾を引かれた。 >>31しかも囁き声で問いかけてきて、顔覗き込んでくるし。 >>32] ………… したぁ。 [こんなん真っ赤になって白旗揚げるしかないでしょう。 ずるい。貝沢さんずる。 俺はちょっぴり悔しくて、貝沢さんをジト目で睨んでやった。 なお、迫力などない。] (34) 2023/03/09(Thu) 14:57:58 |
![](./img/madparty/92.png) | [貝沢さんは誘って良いか迷ってたらしい。]
そうなんだ。
…………ごめんね?俺が誘い辛くさせた?
あのね。神田さんに教えてもらったんだけど。 この近くの散歩道に桜が咲き始めてたの。 梅の花も綺麗だったよ。
もし良かったら、帰りに隣駅まで一緒に歩かない? お花見しながら帰ろ。
[微笑んで。自分からお誘いしてみる。] (35) 2023/03/09(Thu) 14:59:31 |
![](./img/madparty/92r.png) | [貝沢さんのお腹いっぱい食べる宣言 >>33いいとも。俺はそのために、前回一品でセーブしたんだ。 いくらでも付き合うぞ。そう心から思ったら笑ってて。] 貝沢さん。 俺、いつも店員さんのお勧めで料理してもらってるんだけど。 今日のお勧め食材の鴨肉。 貝沢さんの好きな食べ方とかある? もし良かったら俺に教えて。 それ注文してみるから。 食べてみたい。 [目を細めて微笑みかけて。 自分には牛以上に馴染みの無い鴨肉について尋ねてみた。**] (36) 2023/03/09(Thu) 15:01:06 |
| (a10) 2023/03/09(Thu) 16:18:23 |
![](./img/madparty/260.png) | ― 過日:再起動後の営業中 ― [栗花落 >>3:440の返答は拗ねたようでいて、けれどもそこまで深刻な腹ペコにも見えないもの。速崎が再起動を掛ける前に、遠藤や瑞野、美澄がたくさん作って届けてくれていたからだろう。 (サーブのタイミングはこれより後になるが、トマト煮込みを手掛けてくれた嘉数もいる)] ……あっはは、そうですね。 有名人とかだとつい完璧に見えたり〜とか 思っちゃいますけど……。 うん、誰にだって、いろんな顔がある。 [至って軽い調子で笑い声をあげながら、「私みたいに」と栗花落が口にしたことについては直接は触れなかった。 直接触れないなりに、「そうなんだな」と内心で受け止めて、笑顔のままうんとひとつ頷いた。 再び調理作業に就いてからも、あっつあつのお花畑……もといブロッコリーの香草焼きを、まだ全然いけそうなくらいな調子で食べてくれている栗花落を見て、カウンター越しににっこり笑う。 火傷とかしてないかな……と少しだけ気に掛かったのは内緒にしておこう。気にしすぎだ。 遠藤からのマンゴーのカクテル >>3:433>>3:441でちょっとでも口の中が冷めたなら、きっと大丈夫。] (37) 2023/03/09(Thu) 17:24:58 |
![](./img/madparty/260h.png) | [その少し前に、フラれた速崎が葉月をフる、という出来事があった訳で――。 今や「かっこいい恩人」である、誇るべき人からの「ありがとう」。 最初のそれ >>3:445>>3:446は笑顔ながらも、多分、堪えてるんだろうなと想像できた。けれども、思い切り涙を零してからもう一度伝えられたお礼 >>3:448>>3:449に、暖かな安堵を胸に抱く。] ( ……ちゃんと、伝えられて、良かった。 私も、ハヅキんに会えて、良かったよ。 ) [自分からもその言葉を返してしまえば、なんだかドラマの中の永久の別れみたいな気がしたから、胸の内で呟くに留めて。 「どういたしまして」を笑顔に籠めて、その時は一度離れていた。] (38) 2023/03/09(Thu) 17:29:30 |
![](./img/madparty/260b.png) | [……なおその後、『Mr Moonlight』がかけられていた >>3:366この店の中で、月と星輝くうさぎの船を浮かべた水面によって 大変な事態 が発生した >>3:503>>8>>9>>3:454。] …………、……。 [あれ以来葉月からのオーダーが来ていないからというのもあり >>3:308、あの爽やかな振り方をした手前……とはいえ生命に関わる事態なら流石に放置できなかった訳だが、遠藤と高野がすぐに気付いてくれた >>3:462>>3:464>>3:483ことに甘える形で、この件に関しては自分からは手を差し出さなかった。] (39) 2023/03/09(Thu) 17:29:51 |
![](./img/madparty/260h.png) | [さて、瑞野からは「たまには任せてもらっても」 >>3:489と言われ、少しほっとしてはいたのだが。 断りを入れた上でイヤーマフを外された時 >>3:497>>3:499>>3:501はぽかんとして、されるがままになっていた。 泣き腫らした目の所為で >>3:494、とまではすぐには気付けぬまま。] ……うん。 じゃ、時々でいいから、愚痴付き合ってよ。 [以前、瑞野からキャスケットが消えて眼鏡が現れたあの日、花粉症の心配しか見せなかった速崎だったけれども(花粉症だって深刻な問題だが)。 逆にこの時は、瑞野の方から一歩踏み込んで心配してくれている、と。 その厚意に甘えながら、トレードカラーを交換しながらの僅かな休憩時間に与ることに。] (40) 2023/03/09(Thu) 17:30:10 |
![](./img/madparty/260.png) | [バックヤードの椅子に腰を下ろして、一息つく。 目深に被せられたキャスケットが視界を遮る。 その暗さがこの時は少し心地良く、張り詰めていた気持ちが、少し、緩む。]
( 頑張りすぎてたんだな、私。 ……うん。今だけは、ちょっと、休んじゃおう。 )
[期間限定の紺色うさぎは、先取りした10分休憩の中で笑顔を解く。 笑みはしなかったけれど、赤いままの目が少し癒される気がして、頬は緩んでいた。] (41) 2023/03/09(Thu) 17:30:26 |
![](./img/madparty/260h.png) | [そしてこの「うさぎ」は、再び表に顔を出す。 ところで先ほどの葉月との話は、栗栖も含め、他に誰が近くにいたって構わなくて。 かといって、誰かさんに対して 「かっこいい」押ししないのかよ と特に思った訳でもなく >>3:422――閑話休題。 コロネーション・チキンのカレーの香りは栗栖をしっかり覚醒させた >>3:493。この時点で、鶏むねの疲労回復成分は特に仕事しなくてもいいものになったのかもしれない。 ともかく、栗栖が笑って、ちゃんと手を合わせてからこの一品を食べてくれる >>3:495のを、速崎も笑って見詰める。] いや、 女王様 になるんだぜ、あんた。 [「王様」の語に対しては、良い笑顔でそうさくっと訂正しながら(最初にそう説明しなかった速崎が悪いのだが)。 美澄 >>3:513であれば、すぐにこの言葉の意味するところは解ってくれるだろう。 つまるところ、今は亡き英国女王陛下の、その戴冠式の際に考案された料理と言うだけの話である。] (42) 2023/03/09(Thu) 17:31:35 |
![](./img/madparty/260h.png) | [この時は相席もなく、栗栖に独り占めしてもらう形となったコロネーション・チキンだったが >>3:496。 速崎が最初にわざわざ「シェアして食べても」と口にしたのには、それなりの考えがあってだった。] ( カッチ……かどうかは、まあ分かんないけど。 あんたの女王様にも、食べてもらえたらいいよ。 ) [一時の言語野バグレベルのバグはもう修正されていたから、多分そうなのかなあと思い直した名前をひとつ頭の中に浮かべた。無論確証はなかったから、女性以外の誰か、という線も速崎の中では残っている。 いずれにしても、誰が栗栖の「特別」なのかは、この時の速崎にとっては特に問題ではなかった。] (43) 2023/03/09(Thu) 17:31:56 |
![](./img/madparty/260h.png) | [フラれたりフッたりの後で綺麗さっぱりしたかのような心地もあり、またキャスケットに守られた10分休憩のお陰もあり。 この時の速崎は、至って和やかに穏やかに――偽りなく幸せそうに、「ご馳走様」を見届けた。] ね? めっちゃ美味しかったでしょ? こっちこそ、ありがと。 またたらふく食べに来なよ、ダチ! [本当に嬉しそうに笑ってこの一品だけを食べていった栗栖に、速崎は笑顔でその退店を見送った。 なお、栗栖へのこのサーブの際、速崎は頭に紺色のキャスケットを浅めに被っている。 瑞野と交換中のそれ >>3:501は、けれどもこの時ばかりは目元を隠してしまわないように、ひさしをくいっと上に上げて。 赤いままながら憂いの色もない両目を、栗栖の前で隠さずに見せ続けていた。] (44) 2023/03/09(Thu) 17:39:58 |
![](./img/madparty/260.png) | [栗栖より先にか後にか、栗花落が退店した際に >>26。 あの晩の「サキサキ」のクッキーの感想を伝えられた時、速崎は確かに「良かったです〜!」と笑っていた。 あの夜こそ、苦しい思いもあったけれど。未だに「もうひとりのサキ」に抱える思いもあれど。 それでもこうして直に伝えて貰える感想には、率直な嬉しさが零れていた。 こうして、閉店後の後片付けも終われば、制服を着替えて帰路について――] (45) 2023/03/09(Thu) 17:40:32 |
![](./img/madparty/260b.png) | [自室に入って扉を閉めた途端に、その場にしゃがみ込んだ。
ピーコートもローファーも脱がずに、鞄を膝に抱くような格好で蹲る。 今まで張り詰めていたものが一気に緩んで、壁に倒れ込んで。 涙が滲んで、泣いて、声を上げて、泣いた。]
( ……私にも、あったの、かな。
応えて、ほしい、気持ち。 一緒に、なりたい、気持ち。 )
[ひとしきり泣いて落ち着いてから、ローファーを脱ぎ捨てて、這うように廊下を進んで。 うがいをして、手を洗って――それから急に、何をしたらいいのか判らなくなって。 ぼんやりと、仕事用の鞄を開いて、その中身に目を落とした。] (46) 2023/03/09(Thu) 17:47:54 |
![](./img/madparty/260b.png) | ……そうだ、これ。 [鞄の一番上に詰めていた、栗花落からのプレゼント >>3:79>>3:171。 その場で紙袋を開けてみれば、二種のシュネーバルが目に入る。2枚のチケットもあったけれど、まず手に取ったのは、粉砂糖の掛かった方の雪玉のお菓子。 一口かじれば、さくりとした食感が歯に伝う。 粉砂糖の鮮烈な甘さがじわりと口内に広がり、小麦と油の香ばしさが鼻を通る。 ひも状の生地を丸めて形作られた雪玉の欠片が、不器用にぼろぼろと膝の上に落ちていく。] (47) 2023/03/09(Thu) 17:57:55 |
![](./img/madparty/260b.png) |
おいしい。
[今日というなんでもない日に、一体どれだけ涙したことだろう。 この部屋に帰ってきた時に、こみ上げてくるものは全部涸れはててしまったと思っていたけれど――。 どうしてか、ひどく、目頭が熱い。*]
(48) 2023/03/09(Thu) 17:59:01 |
![](./img/madparty/260.png) | ー 現在:通常営業のオレンジうさぎ ー [過日 >>14のことはともあれ、あれから日を隔てた今日、速崎はいつも通りの明るい笑顔のゲイザーとして夜の勤務に就いていた。 冷蔵庫のストックを確認しにバックヤードに行っていた間に、スタッフの誰かが来店者 >>15への応対に当たっていたらしい。 速崎がキッチンに戻ってきた頃には、テーブル席に既にふたりの客がいた。その顔ぶれは―― >>33>>36] ちっす。 [とてもフランクな声色と気楽な笑顔で、まず栗栖へと挨拶を。 それから貝沢に顔を向け、至って屈託なくにっと笑う。 速崎はまだ、あの夜の告白を貝沢に聞かれていたこと >>3:234>>3:240を知らなかった、けれど] カッチもいらっしゃい! まずはカクテルおまかせ、かな。かしこまり〜! [以前に店で顔を合わせた時よりも、何故かこちらも微妙にフランクな口調になっていた。] (49) 2023/03/09(Thu) 18:09:33 |
![](./img/madparty/92.png) | ── 過日:戴冠式の料理 ── [カレー味の美味しい鶏肉を食べていたら、衝撃の一言 >>42] 女の子にされちゃう?!! [Q.アホですか? A.アホです。] ……ああ。そっか。イギリス料理? ローストビーフもイギリス料理だっけ。 アレもめっっっっっちゃうまかった…… THE!肉!! って感じだった。 これもうまい。カリカリで柔らかでうまい。 うまい。 [ここら辺から意識が肉に向きました。 文字通り反芻してます。幸せ……] (50) 2023/03/09(Thu) 18:21:07 |
![](./img/madparty/92.png) | [ゲイザーの1品だけを完食した後。 会計で見送ってくれたのも、ゲイザーだった。 >>44紺のキャスケットは瑞野さんの物。 その下に覗く目は澄んでいて。] ご馳走様でした。美味しかった。 また来る。 [俺も笑って、そう告げた。*] (51) 2023/03/09(Thu) 18:21:16 |
![](./img/madparty/260.png) | [今目の前にいる二人に限らず、客の出で立ちについて(余程のことがない限りは)特に自分からは何も言わない速崎だったが、今日の貝沢の髪型や服装の変化 >>21には気が付いている。 気が付いてはいるけれど、だから何か茶々を入れるということもないまま。] ( メロンのカクテル、とかいけるかな? 今日は、マシロは―――… ) [ブラックボードに記載された、今日のオススメ食材のひとつ >>1を思いながら。 ついでに以前の事件からの注意事項 >>17も脳裏に過らせながら。 本当に何の負い目も憂いもなく、オープンキッチンからオーダーに耳を傾ける。**] (52) 2023/03/09(Thu) 18:23:48 |
| (a11) 2023/03/09(Thu) 18:24:50 |
| (a12) 2023/03/09(Thu) 18:27:30 |
![](./img/madparty/203.png) | ─ 自宅:ピンクベージュの日 ─
[生ハムの色。美味しそう。 見ているとお腹が空いてくる。
真新しい靴箱から取り出して、玄関の土間に置く。 ピンクベージュの春のサンダル。
愛用の耐滑、耐油のコックシューズは全部黒だから、それ一足で急に華やいだよう]
……大丈夫かな (53) 2023/03/09(Thu) 18:31:42 |
![](./img/madparty/203.png) | [足を入れてみる。 踵3cmの長時間でも歩きやすいウェッジソール、と説明されたが、靴のどういう特徴をもってして歩きやすいと評価したのかわからなかった。
足首を支えるストラップが幅の広めなゴムで、前のところでさり気ないリボン結び風にしてあるのが可愛いな、と。 でも実際に履いてみると、足の甲が露出しているのがなんとも心許ない]
(靴下履いても良いんだっけ、サンダル)
[玄関の狭いスペースに立ったまま、スマホをいじる]
(サンダル 靴下 デート)** (54) 2023/03/09(Thu) 18:33:08 |
![](./img/madparty/122.png) | へへへ。やったぁ〜。 [真っ赤になって白旗をあげる栗栖に こんなんニヤニヤするなって方が無理でしょう。 >>34ジト目で見られても何のその、 嬉しそうににこーーっと満面の笑みを浮かべ、 裾から指先を離したのでした。] (55) 2023/03/09(Thu) 18:40:40 |
![](./img/madparty/122.png) | …いや? 誘い辛くしたとかそんなんじゃないよ〜。 ほらあ、あんまりガツガツして引かれたらヤだなあとか 考えちゃう繊細な乙女心なわけよ。 [別に彼の行動に何か問題があったわけではない。 (罪づくりなのはまあさておき) どちらかと言うと己の心の問題であるからして。] ……うん。勿論いーよ。 そっかあ、もう桜の季節だもんねえ。 ついこないだまで寒かったのに、早いね。季節が巡るのは。 [勿論誘いを断る理由などないわけで。 微笑む彼に目を細めながら承諾を。] (56) 2023/03/09(Thu) 18:41:53 |
![](./img/madparty/122r.png) | [さて。そんな中で。 気安く声をかける速崎の姿に 一瞬だけ肩を揺らした。 >>49……どう、なったのかな。 あの日から意識的に隅に避けていた思考が、 どうしても頭に昇りそうになる。 もちろん速崎とて仕事中の身。 屈託のない笑顔からは内心までは読み取れない。 向こうだって聞かれたい話ではなかっただろうし……。 そわ、としてしまいそうになるのを押しとどめ、 元気よく迎えるオレンジのうさぎに笑顔を向けた。 アイドル時代に培った表情筋は健在である。 カクテルのオーダーを承り、去っていくその背を少し見つめ。] (57) 2023/03/09(Thu) 18:45:11 |
![](./img/madparty/203b.png) |
[先日、紺とオレンジのカラーチェンジには気づいたけれど特にコメントはしなかった。
いや、 休憩から戻ったキャスケットのゲイザーに「ナギ」と呼びかけ、イヤーマフをしたナギを「ゲイザー」と呼ぶバグが発生した。 やめてほしい、いいまちがえるから]
ぬぅ
[3回目のミスでバッターアウトとなった沙弥は、次回早出してエアコンフィルターの洗浄と店前の掃除をすることを約束した。 みんな花粉症だからね。 この店に花粉症に抵抗できる村人は残っていな──まだいる*]
(58) 2023/03/09(Thu) 18:45:21 |
![](./img/madparty/122.png) | [ひとまず一旦思考を戻すことにした。 二人の顛末がどうなっていようと、 それは脇に置いて今日は楽しむと決めてここにきた。 あ、お肉は貰うけど 自分で注文した分は自分で払うつもりで お腹いっぱいって言ってはいるからね一応ね。] え。えーー…そうだな。 鴨…ならローストかなあ? 前にお店で食べた時に美味しかった記憶がある! [いつも決まっておススメを頼むと言う栗栖が 自分に判断を委ねてくれている。 >>36これはなかなか責任重大なのでは!?と思うと同時に それを許されている距離感が何だかこそばゆくて。] (59) 2023/03/09(Thu) 19:15:12 |
![](./img/madparty/260.png) | [いつもと違う出で立ちの貝沢が、いつもと違うような調子で一瞬肩を揺らした >>57が、速崎はすぐにはその心当たりに思い至らないまま。 貝沢が普通に(そう、速崎には見えた)笑顔を見せたのを見れば、一瞬浮かんだ疑問符もすぐに消えてしまい。 そのまま、カクテル作りに向かおうとして――。] っと、クリリン。 [オーダー急がなきゃとは思いながらも、思い出したように振り返り] また来てくれて、ありがと。 今日は鴨で美味いもん作るよ。 [あの日の帰り際 >>51を思いながら他愛なく笑った。 ここで鴨をピンポイントで挙げたのは、単にオススメ食材だったからというだけだったが] (60) 2023/03/09(Thu) 19:20:43 |
![](./img/madparty/122.png) | それなら私もデザートは、 栗栖くんの食べてみたいものを頼もうかな〜。 好きなお菓子とかある?
[そう聞いてみる。]
あ、メイン料理は海老にします! あとねー、新じゃがで何か!料理法はお任せしまーす!
[と、オーダーを。**]
(61) 2023/03/09(Thu) 19:21:27 |
![](./img/madparty/260.png) | っと、鴨ローストでいいのかな? おっけい! [貝沢 >>59のリクエストが聞こえれば、笑顔で調子よくそう言ったのだが――。] (62) 2023/03/09(Thu) 19:26:46 |
![](./img/madparty/260b.png) | [ここで今一度、貝沢のお団子頭からシックなワンピースまで、観察するように真顔で見つめ――。 あの時の栗栖の アホな回答 >>50を、本気っぽい格好の彼女の目の前でバラすのはとりあえずやめておこうと決めた。 何も言葉にしないままじっと視線を向ける様は、貝沢にどう受け取られるかは判らなかったし、気にもしていなかったのだけれど。 それから一連のオーダー内容をキッチンに伝え、今度こそはとカクテルづくりに奔走しはじめる。*] (63) 2023/03/09(Thu) 19:27:01 |
――たけのことアスパラの日――
[まずはいつものように撮影する。
最初こそ店長に許可を取ったが、そこからは自由に撮っている神田である。
自分の行動を見て「良いんだ」と解釈した客が撮る姿も何度か見かけたが、高野が撮っているのは珍しいので「へえ」と思わず見てしまった。
自分より早く来店していた彼のオーダーは既にデザートの段階。
タルトに添えられた装飾が「彼への特別」であることは他の皿を見ればわかる。
それを見た高野の顔が――
(あっ これは僕見ちゃ駄目なやつ)
察して目を逸らした。]
[さて自分の目の前にある二皿だ。
どちらから食べようかと思案して、まずはてんぷらからにする。
箸で摘まめば、さく、と音を立てる揚げたての衣。
穂先多めのリクエストに応えて貰ったから、細長くて食べやすい。
強く噛まなくても柔らかく歯が通るたけのこには下味がついていて、後から天つゆにつける必要がない。
衣のさくさく感が好きだからこれはありがたい。
使われているつゆは店のオリジナルらしい。
今度はそのつゆを出してもらってそばをリクエストすることを決意した。
だから仕入れておいてください、店長。
対して横の大葉は水気を纏っていたらしんなりしてしまいきれいに葉を広げた状態で揚げるのが困難になる。
だから味はついていないと判断し、少し塩を振らせて貰った。]
僕、大葉の天ぷらも大好き……無限にさくさくしたい……
ポテトチップスと同じ棚に袋で売ってないかなっていつも思ってる。
[恐らく時間が経つとさくさく感が失われてしまうので今後も商品としてスーパーのお菓子売り場には並ばないとは思う。]
[鶏肉で巻かれた野菜の色どりが目にも美味しい。
ごぼうは冬の煮物でも太目が活躍するが、春先に出回る春ごぼうは柔らかくて甘味があるのが特徴だ。
アスパラとにんじんを一緒に巻いていても、噛みにくいということはない筈だ。]
あっ好きこの味付け。
[思わず声が零れた。
天ぷらでふんわりと上品な味を楽しんだ後にやってくる、日本人のDNAに刻まれたみりん醤油砂糖酒の黄金カルテット。
鶏肉にはしっかりその味が浸みこんでいるが、中身の野菜には到達していないから、野菜の旨味も損なわれることなく感じられる。]
しいたけ途中で食べるとまた煮汁がガツンと来て食感も違っていいな。
いや〜それにつけてもアスパラは流石おすすめ食材!
レストランで食べてもアスパラって繊維が気になることがあるけど、
新鮮だから?それとも調理法?
ぜんっぜん気にならないや。
[ゆっくり食べないと真白の退勤までただ座席を温めるだけの客になってしまうのだが、食べ始めるとそんな当初の予定は忘れてしまう。
これはデザートまでにまだ何か頼まないと。
鶏のにゅうめんだって?!
麺は控え目でスープ多めで貰おうかな!]
[そして見事にお腹がいっぱいになってしまったので、タルトは持ち帰る羽目になる。
真白がまかないをパスするなら、彼女の分も二切れ。
店内で食べるなら神田ブレンドのコーヒーがお供になるが、家の場合ティーバッグになる。
もう少し良いものを買っておくんだったと少し後悔した。*]
![](./img/madparty/260.png) | 鴨じゃなかったね!! メイン海老、新じゃがお任せ、で合点承知! [慌てて、貝沢からのオーダー内容メモを修正 >>61。 別に栗栖があれから本当に女の子になったっぽい訳でもないのに何かがバグっていた模様。 なお、トレードカラーを入れ替えて業務連携を妨害した >>58所為で発生したバグでは、多分、ない。 ないのだが、遠藤に三回くらい間違われたことで若干「私=ナギ」がインストールされかけたのはここだけの話。 教訓。 トレードカラーの魔力は強い。 *] (64) 2023/03/09(Thu) 19:32:30 |
![](./img/madparty/122r.png) | あ、ううん、鴨ロースト食べるよ!! それはそれとして私は海老も食べるよ!! [ところでなんだかちょっと混乱していそうな速崎に訂正はしよう。 >>64**] (65) 2023/03/09(Thu) 19:36:58 |
| (a13) 2023/03/09(Thu) 19:37:43 |
![](./img/madparty/260h.png) | おっけい!! [鴨ローストも注文リストにメモ >>65。そしてサムズアップ。 あまりにも混乱しすぎた所為か、ひどく爽やかな笑顔になった。*] (66) 2023/03/09(Thu) 19:39:41 |
![](./img/madparty/92h.png) | [ジト目には満面の笑み >>55が返されました。完敗です。] (67) 2023/03/09(Thu) 19:39:50 |
![](./img/madparty/92.png) | 乙女心って繊細なんだ?
[悪気はない。]
ああ。いや。俺があんまり金が無いって言ってるから。 誘い辛くさせちゃったかなって。
ふふっ。そうじゃないなら、良かった。
うん。桜は満開にはまだかかりそうだけど。 お花見しよ? 貝沢さんと一緒に見たいなって思ったんだ。
[了承の言葉に嬉しそうに笑って。] (68) 2023/03/09(Thu) 19:40:10 |
![](./img/madparty/92.png) | [ゲイザーがバックヤードから顔を出して、挨拶した。 >>49] ゲイザーちっす。 [俺も何時ものように笑顔で挨拶して。 それから視線を戻して、貝沢さんを見た。 貝沢さんはしばらくゲイザーの背を見送った後。 俺に鴨のお勧めの食べ方を教えてくれた。 ロースト >>59ってどんな料理でどんな味すんだろ? うまそう。 そしたら振り返ってゲイザーが鴨の話しをするから。] 鴨はね!ロースト!! [親指を立てといた。知らない料理なのに自慢気だ。 ゲイザー >>62。お前悪い顔 >>63してんぞ。] (69) 2023/03/09(Thu) 19:40:26 |
![](./img/madparty/92h.png) | [好きなお菓子 >>61と聞かれて。 一瞬ぶわっと顔が赤くなった。 なんでもない。なんでもない。本当になんでもないんだ。 今日は突然春の陽気になったのかもしれない。] (70) 2023/03/09(Thu) 19:41:03 |
![](./img/madparty/92r.png) | [息を整えて考え始める。 このお店で出してくれそうな好きなお菓子……] 赤い苺がのった、ショートケーキ。 [小さくぽそりと呟いて。 それから少し恥ずかしそうに貝沢さんを見た。*] (71) 2023/03/09(Thu) 19:41:37 |
| (a14) 2023/03/09(Thu) 19:42:00 |
![](./img/madparty/260h.png) | おうよ!! [栗栖 >>69からも確り鴨ローストでサムズアップを貰ったので、良い笑顔で承った。 さっきの悪い顔も見られた気がしたが、 まあいいや と特に気にしないことにした。テーブル席のお二人が『鏡の国』のごとくダブル女王様になってしまうよりはいいんじゃないかな。 ……いつも通りの変わらぬ挨拶は確かな安堵を齎すもので。 そして今は、泣きたくなるような気持ちも特に強く自覚しないまま。 各種のオーダーの段取りと分担とを、キッチン内で共有しようと。] (72) 2023/03/09(Thu) 20:01:05 |
― 白うさぎと紺色うさぎの幕間 ―
[ 大咲が神田からオーダーを受け取り、
横を通り過ぎる際にも、つい。
物言いたげな視線を向け、かつ、それを拾われるなら
]
…………混ざりたいというか。
私、三年目じゃないですか。瑞野さんと。
……知らないうちに瑞野さんに息子が出来てて、
ちょっと、複雑な気持ちなだけです
[ もうちょっと可愛い妹扱いしてくれても良いんですよ?
大咲はいつでも歓迎ですよ?
息子もいいけど妹も良いと思いませんか〜!?
…なんてことは言わないが。
男同士の気安さとかもあるかもしれないし、
仲良きことは美しきかな、ここは譲ってあげ── ]
( いやちょっと待って
原酒と原酒のカクテル!?
作ったの? そんで
出したの!?
)
[ 葉月が酔い潰れた原因の事実を後程知れば、
いややっぱ譲れませんけど!? と思う羽目になる。
……無事の帰宅(?)が叶って何よりだ。
本当に。いやマジで。* ]
― 引き続き、白うさぎの夜 ―
[ そんな閑話休題と指導計画はともかくとして、
種類は違えど大咲のやきもちは彼に見えていたか。
あの日、しれっと過去の交際経験を仄めかされ
ちょっとだけもやもやしていたことは内緒である。
いや、嘘だ。大分気にした。
元恋人たちとどんな風に感じていたかどうかは二の次で、
"どんな人で、どうして付き合ったのか"は気に掛かった。
好きだから? なんとなく?
その人にも、かわいいって言ったのかな。
そりゃいたよね、神田さんなら。と思う反面
いや私の受け取り違いなら良いのになぁ、とか。 ]
たけのこと言えば、和食が多いかなぁと思って。
他には応用しづらいけど、案外何とかなりますよ。
[ まあそれでも余れば賄いになるだけである。強制的に。
多くは用意していないし、実際出たから問題ない。
小さな拍手には、ちょっとだけ気恥ずかしげに笑って ]
……………… あの、
[ い、意地が、わるい。
分かっていて作ったことまで理解されている笑顔だ。
小声で問われて、思わず頬を赤くし、
それから同じだけの声量で答えを返した。 ]
……呼ぶのは、二人の時が良いです
[ しれっと料理名で呼ぶことも考えはした、けど。
そんな風に思ってもいたことだから
この場は貴方に折れて貰おう。
白うさぎはそのままお泊りの許可を取り付け
一転して穏やかな笑顔で「おいで」と言ってくれた彼の
浮かれた言葉と約束へ、ふにゃり、咲い
幾分か軽くなった心を弾ませた。 ]
[ 彼のことを知る前は豊富な語彙力程度に捉えていた感想も
知った後ならなるほど納得の言葉遣いだ。
作った人を自然と嬉しい気持ちにさせてくれる、
そんな非凡ではない確かな才能。
プライベートの神田として来店していると言っていたし
実際そうなのだとは分かるけれども。
美味しいを、言動にしてちゃんと伝えてくれる
そんな貴方だからこそ、好きになったことを実感して ]
ふふ。アスパラの繊維は、ちょっと分かります。
店長の仕入れ先か調理法かは企業秘密ですけど。
……しいて言うなら、神田さんへの想いの量かな。
あ、瑞野さんが作ったスープ、美味しいですよ!
[ すっごく丁寧に仕込んでたので、と笑いかけ
オーダーが入るならその通りにご用意を。
そんな風に、三月うさぎの店の夜は更けていく。 ]
[ 賄いは、今日は食べずに帰ろう。
彼が持ち帰るタルトが二つに増えるなら、一つ分の代金は
「一緒に食べたいです」と伝票から引いておいて。
じゃあ今度は、二人で茶葉でも見にいきましょうか。
家にティーバッグしかないことを知れるなら
そんな未来の約束も出来ますね。
クローズ作業を終え、制服から私服へ着替え直す。
モカブラウンのだぼついた袖口がお気に入りのニットと、
オフベージュのアシンメトリーフレアスカート。
ウエストをリボンできゅ、と結んで、髪を直し、
桜のようなピンクのリップを薄く塗って。
少し迷った末、二つ結びを解き
低めの位置でゆるくポニーテールへ結び直した。
白いリボンは、今からは後頭部にひとつだけ ]
神田さん、お待たせしました
……手。繋いでいいですか?
[ どうしても待たせてしまうのは申し訳ないけれども
出来る限り可愛い私で、いたいので。
今からは巣穴を飛び出し、ただの私と貴方になる
手を繋ぐのはその合図。
単に繋ぎたいだけ? ……言わないでください* ]
![](./img/madparty/203.png) | ─ Madam March Hare ─ おかえりなさい [珍しくカウンター席に座らず >>15そして珍しくもすぐに注文しないクリスさんへお茶とおしぼりをお出しした] 待ち合わせ? もちろんどうぞ [ゲイザーはバックヤードへストックの確認 >>49そして、この日テーブル席にはもう1組客があった。 カウンターメインのこの店に家族連れは珍しい。 父子らしきおしゃまなアリスと青年の客は開店直後に店を訪い、ちょうど一皿きりのプレートディナーを食べ終わるあたり] そろそろデザートをおもちしますね、小姫様 (73) 2023/03/09(Thu) 20:18:23 |
![](./img/madparty/203.png) | [待ち合わせ相手が店を訪ったのは >>22少女にサーブした「にんじんのケーキ」から、ろうそくを回収したあたり ──この時バースデーソングはホールで手の空いたスタッフを招集したとかしないとか] いらっしゃいませ、レイラさん [珍しい、ワンピース姿に目尻を下げ、 人を探す素振り >>31に小さな握り拳を作ってみせた。 待ち合わせ相手はすぐに立ち上がって手を振ったのだろう。 オーダーを伺うのはゲイザーとバトンタッチ >>49] (74) 2023/03/09(Thu) 20:27:31 |
![](./img/madparty/260.png) | [まずは、カクテルのオススメ。 カクテル作りの腕前でいえば速崎は大咲や遠藤程ではなかったが、美澄に対しアドバイスができる程度の素養はある。 これは食前酒になるから、さっと出せるものを。
走りのメロンの実の一部を用いて、デザートやドリンク向けにソルベを予め仕込んでいる。 実をすり下ろしたものにシュガーシロップを入れ、ミキサーにかけて。 それにリキュールを混ぜて凍らせたもの……の他に、シャンパンを加えたソルベも。 今回用いるのは、シャンパンを加えている青肉のメロンソルベ。
シャンパングラスの細身の器にメロンソルベを入れてから、そのグラスにシャンパンを満たしていく。 半ば溶けたシャーベット状の果肉と繊細な泡がグラスの中で触れ合う一杯。] (75) 2023/03/09(Thu) 20:37:31 |
![](./img/madparty/260h.png) | お待たせ〜! まずはこちら、 今日のメロンのシャンパンソルベから、どうぞ。 [テーブル席の貝沢へと、変わらぬ笑顔でサーブする。 この頃は花開き、気温も上がってきた頃。 冷え込みもそれなりに和らいだ夜に、ひんやりとした爽やかな一品を。] それじゃふたりとも――ごゆっくり、ね? [何かを小さく呟いていた時の栗栖 >>71の表情を特に伺うことはせず。 それでも二人の様子はちゃんと見ながら、ウィンクひとつ残してキッチンへと。**] (76) 2023/03/09(Thu) 20:39:49 |
![](./img/madparty/122b.png) | そこ疑問抱くう...? そうです。繊細なのです。 気丈に見えても色々考えてるのですよ。 [まあそれは別段乙女に限らん話ではあるが。 >>68それはさておき。] あー…そっちか。 いや、気にした方がいいならするけど。 [あまり誘って負担になったら悪いな、 とかもまあ思考のうちにあるにはあったけど。 どっちかと言うと急に距離を詰めすぎて 鬱陶しがられたりはしないか、という方向の不安だったので、 彼がそんなことを考えもしていなさそうなことにほっとして。] (77) 2023/03/09(Thu) 20:40:32 |
| (a15) 2023/03/09(Thu) 20:42:23 |
![](./img/madparty/203.png) | 鴨ローストと海老のメイン それに新じゃがで何か、ね Okey ゲイザーどれやるの? [どれでもいけるよ、と、テーブルのお客様の対応が終わったことを告げ] 多めに引き受けることもできるけど [スタッフ同士だけの声で。 先日は終始くうきに徹したとはいえ。愛するゲイザーが無理をして料理をするなんて嫌。 カクテルを作る手元の様子からは、たぶん大丈夫じゃないかと漠然とは思うけど] (78) 2023/03/09(Thu) 20:42:34 |
![](./img/madparty/122h.png) |
……、うん。する。
[そして最後にさらりと付け足された台詞に じんわりと顔が熱くなるのを感じつつ。 俯きがちに頷いた。]
(79) 2023/03/09(Thu) 20:43:01 |
![](./img/madparty/155.png) | ―その日の仕事終わり―
[その日はお洒落をした。否、させられた。
とある雑誌に掲載される、『いまアツい若手声優特集!』のインタビューとグラビア撮影(なんで?)と読者プレゼント用のブロマイドの撮影(なんで??)があったためだ。 声優自体(所謂中の人)に興味を持つ層がいることも、そこに一定の需要があることもわかっている。それでもビジュアルを出すことには抵抗がある。マネージャー曰くこれでもだいぶこの手の仕事を削ったらしいが。
右サイドを短く編み込み、残りはアイロンでゆるくウェーブをかけている。なんならメイクもされているので、まぶたがきらきらしている。]
(つかれた……)
[慣れないことをしたからか、体が重い。すぐにでも帰りたいが、家でご飯を作る元気もない。 こんな日に行く場所は、決まっている。]* (80) 2023/03/09(Thu) 20:43:57 |
![](./img/madparty/155.png) | ―Madam March Hare カウンター こんばんは。 [店内を軽く見渡して、二人の席から離れた >>22カウンターの隅に座る。 そしてゲイザーの姿があることに、安心する。 あの告白大乱闘事件(と勝手に呼んでいる)のあと店に来る時間がなかったので、クビにでもなっていたらどうしようと心配だったのだ。] 牡丹海老…!鴨肉も美味しそう…うーん… 牡丹海老、お任せでお願いします。 [まずは様子見。うん。全部盛りは今日はしない、しないとも。]* (81) 2023/03/09(Thu) 20:45:08 |
| (a16) 2023/03/09(Thu) 20:47:45 |
![](./img/madparty/122.png) | [ところで少しばかり時を戻しまして。 遠藤の密やかなガッツポーズはちゃんと受け取りました。 >>74あとこないだLINEも交換したことだし もしデートコーデで悩んだらいつでも聞いてね! サンダルに靴下は結構上級者向けだよ! >>54速崎がこちらをじっと窺う視線には >>63何となく気づいてはいたけれど。 それがどういう感情のものかもわからなかったので 取りあえずはあまり深く考えないように努めて。 (ちなみに珍回答をばらされていたら お、おう…?とやや困惑顔をしたと思う)] (82) 2023/03/09(Thu) 20:51:06 |
― 巣穴を出る前に ―
[ 速崎から視線を向けられることは、無かった。
或いはタイミングが悉く合わないだけなのか。
失恋の瞬間と葉月との会話にも鉢合わせた大咲は、
尚更なんと声を掛ければいいか分からなくて
結局その日も、後ろ姿へ指先を伸ばしかけるばかり。
バックヤードの事務用品置き場から紙とペンを拝借し
置手紙を書き記す。
まるでいつかの再来だ。
今度は此方から送る番。
店長へ「けいちゃんが大丈夫そうな時、渡してください」と
言付けてから、しっかり預けた。 ]
『 けいちゃんへ
ちゃんと話し合えたの、見てたよ
私も一度、けいちゃんと話したいことがある
でもまだ少し整理できないんだ。
言葉を押し付けることはしたくないから
整理してから、話したい。
避けないし、離れないって約束する
だからちょっとだけ、待ってて
真白 』
[時間配分も満腹具合も見誤る。
酔いつぶれた葉月を笑えない体たらく。
会計後にタルト1つ分の計上がされていないことに気づいて「あっ」と声を上げたが、もうひとつ分払うとレジ前でごねるのもみっともないか。
真白の方が上手だった。
苦笑してレシートを畳み、「彼女の分も払う男」になる機会は次に持ち越すことを内心誓う。]
![](./img/madparty/122r.png) | [そして、メイン料理のオーダーを通し。 カクテルを待ちながら栗栖にお菓子の好みを窺えば。 みるみるうちに赤く染まる顔。 >>70] …? [はて、何かそんなに照れるようなことを聞いただろうか。 不思議そうに彼を見つめ、黙って答えが返って来るのを待つ。] (83) 2023/03/09(Thu) 20:54:47 |
……ちょっと動こ。
[クローズから彼女が出てくるまでの間、腹と胸を落ち着かせる為に近くをうろついた。
もう何度かこうして彼女が上がるのを待って一緒に彼女の家まで歩いたり一緒に電車に乗ったりしているが、いまだに待つ間にドキドキしてしまう。
これが初恋という訳でも初交際という訳でもない。
過去には恋人もいたが、こんなに強く求めてしまう想いが自分の中にあることを今初めて経験している。
そのことを彼女に話す機会があるかどうか。
言葉端に滲んだ過去にもやもやしてしまう程に自分の言葉に敏感でいてくれる彼女を安心させるには、話すのと話さないの、どちらが良いのだろうか。
不安を感じる隙も無いくらいに愛を実感してもらいたい。
今のところ、自分が負けっぱなしな気もするが。]
[今日、これから、彼女が泊りに来る。
焦らすつもりがあったのかなかったのか、
二人きりになって、名前を呼ばれることを想像しただけでじっとしていられない。
あまり激しく動き回ったら、ナギのスープや想いで繊維質を消すマジックのかけられたアスパラが勿体ないことになりそうなので、あくまでウォーキングレベル。
しかし、店から出て来た彼女が疑問に思う程度には、出迎えた自分は息が上がっていたことだろう。]
お疲れ様。
タルト、冷蔵庫借りててごめんね、持つよ。
……うん、僕も繋ぎたい。
[同じ気持ちだとはっきり言葉に出して手を差し出す。
繋いだら、そこからはもう白うさぎを独り占めする時間。]
この服袖が広いんだ?
手首まで掴めちゃいそ。
[繋いだ手から指を伸ばして少し悪戯。
ふふ、と笑って見下ろした彼女の唇の美しさに動揺したのは指の跳ね方で伝わるか。]
今日のスカートも可愛いな〜
このまま誰にも見せずに僕の家に連れて帰りたいけど、
お泊りセット、買うでしょ?
[営業時間がうさぎよりも長いドラッグストアは駅前にある。
店に来る前から泊りを計画していたなら持っているかもしれないが、恐らくそうではないだろう。
布団はあるし寝る時の服は貸せるけれど、その他今の自分の家には女の子に必要な諸々は何もないので。
茶葉はさすがに置いてなさそうなので、大人しく次のデートを待ちます。*]
![](./img/madparty/122.png) | [数拍の間を置いて。 小さな声で呟かれたリクエスト。 >>71どこか恥ずかしそうな視線にきょとん、と瞬きをした後 にかっと良い笑顔を浮かべた。] オッケー!ショートケーキね! そういえば私も何気にうさぎで スタンダードなケーキ食べたこと今までなかったかも〜!! [了承し、手が空いてそうな店員を捕まえて。] (84) 2023/03/09(Thu) 20:59:54 |
[白状しよう。
住所をそのまま伝えたのは、
伝えたところで自宅に押しかけるような
人柄ではないことぐらい、十分に理解していたからだ。
男の一人暮らし。
誰かが押しかけてきたとてそれなりの重さの鍋と、
毎日厨房に立つ立ち仕事。
ジムに通っていなくても、
刃物など振り回されない限りはなんとか出来る心持ちはある。
魅せる為の身体をしているか、といえば別の話だが。
高野の知り合って見てきたものの中で、
そういった行動に出ることは微塵も思いつかなかった。
まあ、それはそれとして。
自宅に来る、というのなら。
断る理由もないか、と思ったのも一つ。]
[寧ろ、後日返信で送られてきた住所に、
真顔で首を傾げたものだった。
少なくとも『芸能界』に携わる人間が、
そんなにあっさりと住所を渡してもいいんですか。
……俺が流出したら、
どうするつもりだったんだろう、この人。
行けなくはない距離の地名を見ながら、
小さくため息をつく。そんなつもりは毛頭ないが。
だけど。
自身も、同じように信用されているのだとしたら、
悪い気はしなかった。]
[胸が火傷したような熱さを覚えたあの日以降も。
メッセージのやりとりは続いた。
待ち合わせの場所、時間。
もう一度、シフトの確認。
短いやりとりの中に挟まれる、
期待が滲んでいる言葉。
遠足を前の日にする子供のようだな、と。
微笑ましくなって液晶を撫でる。
時間が経つとともに火傷は落ち着いて、
そんな日々を重ねながら、
一度店に高野が来店した時には、
いつものように接することが出来ただろう。
――そのラジオを聞くまでは。]
![](./img/madparty/122.png) | すみませーん! デザートに赤い苺のショートケーキと、 もう一個何かオススメでケーキください! [と、追加のオーダーをしようかな。 ちょうど速崎がカクテルを運んでくれれば >>76ありがとうと礼を言って受け取りながら。**] (85) 2023/03/09(Thu) 21:03:36 |
[いつもの深い夜、風呂上がりの缶一本だけのビール。
同じ時間にAIに呼びかけられば、
部屋にサウンドが流れ始める。
タオルで濡れた髪を拭き取りながら、
今日も始まったラジオ。
その日は誰かの誕生日を祝うメッセージから始まった。
そういえば、速崎もそろそろ誕生日の時期で。
あれから、彼女を祝うミニパーティの話は、
進んでいるような、いないような。
速崎から直接聞いた大咲との話。
口を挟まないと決めたからには、
大咲に振るわけにもいかず。
二人の間がぎこちないまま過ぎていく今では、
その話題も立ち消えになっていくのだろうか。]
[そんな考えを巡らせていた時に、
不意に聞こえたタルトのキーワードに
ラジオに意識が引き戻された。
一生わすられない味。
写真にも残した、宝物。]
…………、
[忘れもしないあの日の。]
![](./img/madparty/230.png) | ――うさぎ穴に波乱が起きた日―― あ……いや、 [ >>16気が進まない、とかじゃない。 立たせてほしい、立たせてほしいんだけど。 くだらない意気地無しが、一歩引きたがったんだ。 だけど、躊躇った途端急に『大丈夫』の線が引かれた気がして、もう踏み込めなくなる。 この店でやっていこう、と話を締められたら、追いすがろうとした手は空を切った。] (86) 2023/03/09(Thu) 21:04:07 |
……ふ、
[吐息を吐き出すように、笑いが零れた。
今までとは違う一人称の原因は、それだろうか。
妙に畏まっているような。
なのに、心踊っているような。
天気予報を度々見るほどに。
楽しみにしているというのは嘘じゃないらしい。
ラジオは今日は生放送なのか。
この前のように録音なのか。
ベッドに投げたスマホを手にとり、
メッセージアプリを開く。]
![](./img/madparty/230r.png) | (優しいのは どっちだよ) [忙しいからスタッフ募集って、言ったくせに >>3:514。 しんどい仕事の負荷を分けたいって、言ったくせに >>6。 大丈夫、と全部引き取ろうとする。 こちらに負担をかけさせまいとして。 わかってる。今そうさせたのはボクだ。 ボクが今、線を引かせた。] (87) 2023/03/09(Thu) 21:04:28 |
![](./img/madparty/230b.png) | [ほんの数分前の、ぱっと咲くみたいに笑った顔 >>0を思い出す。 喜んでた。ボクが手伝おうとしたこと。力不足なんて、言ってなかった。 どころか、自己評価を叱られまでしたのに。 ……あんなに、ボクでいいって、伝えてくれたのに。] (ばかやろう。馬鹿。馬鹿チエ) [自分の浅はかさが、じくじくと全身を蝕んでいく気がした。 苛立ちと、後悔と、自虐が身体の中で渦巻いて、それからどんな風に仕事をしていたか記憶にない。 賄いでトマト煮は、出したんじゃないか。 だけど、何を、食べたんだっけ。] (88) 2023/03/09(Thu) 21:04:53 |
![](./img/madparty/230b.png) | [自分が人形になったみたいな錯覚。 何をしても空虚な、からっぽ野郎みたいだ。]
(89) 2023/03/09(Thu) 21:05:15 |
![](./img/madparty/230.png) | [ちゃんと帰ったかどうかの記憶もないけど、目が覚めたらベッドの上だったから、帰巣本能ってやつを褒めたい。 といっても、着替えも何もかも放り出して、そのままヤケで寝たっぽいけど。 夜シフトだけの日で助かった。 シャワー浴びて、着替えて、顔手入れして、トーストを焼く。 バター塗ってぼんやり齧りついて――……]
……
[はぁ。重めのため息をつく。 馬っ鹿じゃないの。昨日より少しは冷静になった自分が、昨日の自分に怒る。 パソコンを、つける。] (90) 2023/03/09(Thu) 21:05:29 |
![](./img/madparty/230r.png) | [いったい、何が違うというんだろう。 かわいいものが好きだからと、着たい服を着ているのと。 作り方も知らないで、やってみたいからと見様見真似でボア地に針を通すのと。
スタート地点は、それよりずっと前に出てこれているはずなのに。] (91) 2023/03/09(Thu) 21:05:43 |
―― サクラサク ――
[指定したのは自宅から徒歩で行ける公園の入り口。
入り口の防護柵に腰を掛けて待っていれば、
もうすぐ着くというメッセージが届いた。
寒くない格好で、と言われて結局選んだのは、
白地のトレーナーの上に、
オフホワイトのパーカー付きボアフリース。
更に紺のマウンテンパーカージャケットを着込んで。
下はよく分からなかったから、
いつものように黒のジーンズという出で立ち。
到着したというメッセージに腰を上げて
交通量の多い道の方へと向かっていく。
背丈からすぐにその姿は見つけられたので。
ゆっくりと、向かって。]
おはようございます。
そうですね、この時間に会うのは。
[いつもとは違う挨拶を交わして、
体調の確認には軽く頷いて応える。]
![](./img/madparty/155.png) | ―Madam March Hare 料理を待ちながら― [全部盛りをした翌日、体重計に乗って頭を抱えた。さすがに食べ過ぎたことを反省する。 その日から地獄の筋トレマシマシ期間を設け、なんとか撮影日までに体重を戻した。 まあ、そんなこともあったわけで、今日はセーブをしながら食べようと思う。 フラグではないです。でも鴨肉美味しそう……。] [なんだか今日は珍しいお客さんもいるようだ。 >>73 可愛らしくお洒落をした女の子と親らしき男性。お祝いだろうか。 こちらから声をかけることはしないが、もし目が合うようなら笑顔を返そうか。]** (92) 2023/03/09(Thu) 21:05:51 |
![](./img/madparty/230b.png) | [3日後に、店長に少し無理を言って、一日休みたいという話をした。 事前連絡だから、もしかするとうまく誰かと変われただろうか。 その場合、必ず埋め合わせはするからと再三頭は下げた。
三号機は型紙も決まっていたし、少し慣れも出てきて、まる一日あればひと通りの形を仕上げるくらいは、できるようになっていた。 でも、今回は店休日一日だけでは、足りなかった。] (93) 2023/03/09(Thu) 21:05:58 |
[彼が報告してくれていた通り、
天気は晴れやかな日が射していて、
着込んでいたら、少し暑いぐらいだ。
渡されたヘルメットとグローブ。
触れるのは初めてだが眼にしたことはあるから。]
ないですけど、見様見真似で。
[そうして視線を手元に落とせば、
ヘルメットにはうさぎのマーク。
カラーが眼についたのは、
自身がよく見ている色だからか。]
これ、元からですか?
[トン、と指でうさぎを指して、問いかけて。]
![](./img/madparty/230b.png) | [薄手の布をぐるり巻きつけて、大きさを確かめる。 それの大きさ違いを、あと2枚。 重ねて縫い合わせて、ボタン……はうまくいかなかったから、マジックテープ。 幅の広いレースリボンを折り畳んで、こっちも左右と後ろを縫い止める。 細長い端切れを、くるくる巻いて――
丸2日使って、うさぎ1羽。 神田さんに撮ってもらいたいくらいには気合を入れた仕上がりにはなったけれど、仕事休んで作りました、って雰囲気にしたくなかったから、まだこの子の話は誰にもしていない*] (94) 2023/03/09(Thu) 21:06:33 |
[グローブを装着して、帽子より窮屈なヘルメットを被る。
確かに外の音は、ぼわっとしていつもより聞き取りづらい。
先に慣れた仕草でバイクに跨るのを見て、
真似るように高野の肩に手を添え。
捕まるようにして後ろに跨る。
小さな声は聞き取れなくて、]
…………?
どこ、掴まったらいいですか?
[指定があるなら、その場所を。
ないのなら、腰元に手を回すつもりで。*]
| (a17) 2023/03/09(Thu) 21:10:18 |
| (n0) 2023/03/09(Thu) 21:13:43 |
| (n1) 2023/03/09(Thu) 21:14:02 |
| (n2) 2023/03/09(Thu) 21:14:14 |
| (n3) 2023/03/09(Thu) 21:14:27 |
![](./img/madparty/92.png) | [そこに疑問抱いちゃったんです。 >>77なんでか?] 俺の中の貝沢さんは、自分から声かけてくれて。 何時も朗らかに笑ってくれてたから。 ごめんね?甘えてたかな。 でもそういうとこ、すごく素敵だと思ってたから。 お金のことは気にしないでくれると嬉しい。 見栄をはらずに、無理な時は無理だと言うから。 ガンガン誘ってくれた方が >>33嬉しいよ。 [目を細めて首を傾げて。 お花見のお誘いに、俯きがちに頷く彼女 >>79に。 自分の胸にも、じんわり熱が灯るのを感じた。] (95) 2023/03/09(Thu) 21:15:45 |
| (a18) 2023/03/09(Thu) 21:15:59 |
![](./img/madparty/92.png) | [赤い顔は流してくれてよかった >>83。なんでもないの。 ショートケーキに快諾する。元気な声 >>84思わず小さな笑い声を零して貝沢さんを見た。 小さなアリスのバースデーソング >>74俺は自分の席に座ったまま。 スタッフさんと一緒に大きな声で歌って拍手した。 俺にとって今日はなんでもない日。 3月のパーティーは『なんでもない日おめでとう』のパーティーらしい。 >>2:293でも苺のショートケーキは、俺にとって特別なお菓子だ。] (96) 2023/03/09(Thu) 21:17:56 |
![](./img/madparty/92.png) | [元気よくオーダーする貝沢さん >>85に習って。] 俺も。お肉料理。店員さんのお勧めでもう1品お願いします! [貝沢さんを見て、笑いかけて。] お腹いっぱい食べるんでしょ? >>33[お金はもちろん。自分の注文分だけ払う心算だけど。 >>59それとは別に、俺がこの店でマジのガチで『お腹いっぱい』食べたら、どれくらいかかるか俺は知ってるからね。経験者は語る。前回一品に抑えた俺の行動は、経験に裏打ちされた行動なのだ。備えあれば患いなし! なんてね。*] (97) 2023/03/09(Thu) 21:18:14 |
![](./img/madparty/203.png) | いらっしゃいませ、ツユリさん あれ、今日は── [なんだかキラキラしているね? そう言おうとしたが その表情があまりキラキラではなかったので] ……雰囲気が違うね お腹すいてる? そうでもない? [今日は全部盛りはしない注文 >>81ににっこりする。 口元はたいてい、無表情にしていても笑みの形をしたままだけど] 今日の海老、大きくてぷりぷりで美味しそうだよ 少々お待ちくださいね、こちらサービスのお茶です [温かい梅昆布茶をどうぞ*] (98) 2023/03/09(Thu) 21:23:50 |
![](./img/madparty/191.png) | ――丸鶏のスープが芳しかった日――
ねえ、ちょっといい?
[何がどうしてそうなったのやら、ネイビーのキャスケットを被った速崎を、呼び止める。 当日その場で渡すのは、ちょっと酷かしら。 でも、そうね。 ひとつ言うなら、お客様の前で気もそぞろだったお叱りの代わり。 ちゃんと受け止めるのも、仕事のうちよ。]
これ、あなたに。
[その場で読む、読まないは自由だけれど。 一通の置き手紙を、折りたたんだまま渡す。] (99) 2023/03/09(Thu) 21:27:13 |
| (n4) 2023/03/09(Thu) 21:27:24 |
![](./img/madparty/202.png) | -回想/次の日の話- [意識が浮上して、最初に感じたのは締め付けるような頭の痛みだった] お゛っ……あー……。 [ベッドの上でこめかみを押さえながら丸くなる。 体が重い。お酒でふわふわした気持ちは反転し、なんだか俺の周りだけ重力が5倍くらいになってるみたいだ。 枕に顎を埋めながら、スマホを見遣る。 時間的にはまだ大丈夫だ。俺は寝過ごしていない。 LINEの通知は数件。仕事用と、送ってくれたのだろう友人からのメッセージ >>3:509] (100) 2023/03/09(Thu) 21:27:27 |
![](./img/madparty/202.png) | 『送ってくれてありがとう。マジごめん。 今度なんか奢らせてくれ』 [お察しの通り、酒の失敗は翌朝めちゃくちゃ引きずるタイプです。 >>3:484打ち込んだあと、送信。 溜め息を吐いて天井を仰ぐ。 これから先、確か一週間ほどはあの店に行けない。 取材に執筆。いくつかの仕事が重なって、食事はイコール栄養補給の手段でしかなくなることが確定している] (……あ、そうだ) [もう一度LINEを開き、ポッケの中をがさごそと探す。 LINEIDの書かれた紙を見つけて >>3:487片手で見ながらIDを打ち込んだ] (101) 2023/03/09(Thu) 21:28:13 |
![](./img/madparty/202.png) | 『昨日は迷惑かけてごめんね。 お酒の引き際は自分で見極めるべきだった。 せっかく作ってくれたのに申し訳ない。
ルームシェアの件、もしアレなら全然断ってくれて大丈夫なんで! またお店行ったときはよろしくね』
[実際まだお酒の経験もそんなにないだろうあの子に注文したのは俺なので、大体の責は俺にあります。
打ち込んで、送信。 重たい体に鞭を打って立ち上がる。 まずは鍵を取りに行って、次に仕事の準備だ。フリーランスに定休日はない。
またあの店で美味しいご飯を食べるためにも、仕事を頑張らないと**] (102) 2023/03/09(Thu) 21:28:35 |
| (a19) 2023/03/09(Thu) 21:30:41 |
| (a20) 2023/03/09(Thu) 21:31:26 |
私服、見るの初めてだ。
いいね
[ トレードマークの帽子はなく、
もちろん眼鏡もない。
いつもの姿を見慣れていても
近づく姿はすぐに見つけることが出来た。
天気良好、体調良し、を確認できれば
装着具を渡す。 ]
そんなに難しいものでもないから
大丈夫だと思う
[ 見様見真似、それが出来るのって
センスと能力でも在ると思う。
それなら、と見守るだけに留めて ]
……特にカスタムはしてないよ。
[ はしゃいで買いました、はちょっと
言いづらく。なので、その問いには
そう答えた。 ]
一応ベルトで留めるけど、
どこでもいいよ この辺とか。
[ 見様見真似にしては、まごつかず、
グローブとメットを被り、シートに乗り込む君に、
どこ>>と聞かれたら、腰のあたりを
叩いて教えた。 ]
[ ………自分の体に回される手に、
一瞬言葉を失うも、地面を軽く蹴り、
バイクは走り出す。
寒くないように、とそういったのは
立ち止まっているなら、暑く感じても
ずっと風を浴び続けるとそれなりに、
寒く感じるから。
理想的と言えるスタイルをしてくれたと思う。
目的地まで、危険な道はない。
山を一つ通るけど、行きも帰りも緩やかなものだ。
中心部を抜ければ、穏やかな田園地帯が続く。 ]
ああ、 最高
[ 故に信号もそれなりに少なくなる。
余暇にバイクを走らせることも、
それを共有できるのも。
思わず漏れた声は、漏れたにしては
それなりに大きな声。
本音を言うと、叫びたいくらいには、
そんな気持ちだったんだ。* ]
―― 友人へ ――
『いーよ、体調平気なら』
[ そのメッセージに気づいたのは
お使いに出た時のこと。
メッセージからは声色は測れない、
が、この分ならただの二日酔いだろう。
頼まれれば買い出しくらいは
引き受ける所存だが、いい大人だし
大丈夫だろう。
そのうち、もしかしたら同居人も
増えるかもしれないし、それなら尚更。
次に会う時には、遠慮なくご馳走になるとしよう。
酔っ払いって重たいし、そもそも成人男性だし
貸し借りは頻繁に作るもんじゃない
友達なら、尚更ね。* ]
[
「 ねえ、恋ってどんな感じだと思う? 」
あれは確か、高校三年生の冬。
家のことで同じように荒れていた友人から不意に問われ、
大咲は「んー……」と思い悩んだことがある。
恋。誰かを想って、その人の特別になりたがる感情。
関係が壊れることを恐れることがあってもなお
「特別同士になりたい」と思う、こころ。暖かい春。 ]
分かんないよ、そんなの
……恋人いる子に聞きなよ。
[ 遠い世界のことだな、と思った。
自分にとって恋やら愛だのといったものは種類が無くて
漫然と、親の手料理くらい、遠いものだった。 ]
[ それがまあ、今となっては。
一言一句聞き逃さないよう、常に神経を張り巡らせたり
滲んだだけの"可能性"に一喜一憂したりとか。
スマホの通知音が鳴ると、真っ先に名前を見てしまって
貴方からなら嬉しくなるような。
勝てないなあ、と思っているのがお互いさまなんて
知らないまま、少しずつ、雪が解けていく。 ]
……?
[ 名前の件は、焦らす魂胆なんて全然なかったから
出迎えた彼の息が何故か上がっているのを見れば
なんで……? と疑問符を頭に浮かべ、首を傾げた。
彼氏の家に、彼女が泊まる。
それも、初めてそこで名前を呼ぶという約束付きで。
大咲はその緊張感を察せるほど、慣れてはいないのだ。 ]
[ 同じ言葉で返してくれる彼へ、頬を緩めて手を繋ぐ。
タルトの箱はお言葉に甘えて持って貰うことにして、
……繋いだ手から悪戯に伸ばされた指先の感覚へ
「ひゃぅ、」と油断しきっていたが故の声を零した。 ]
い、悪戯禁止です!!
[ 赤い顔で見上げる先、月明かりに照らされる彼の顔。
その瞬間に何故か自分の肌の上で跳ねた貴方の指が、
"動揺"という心のゆれを教えてくれた。
あ、もしかして今、思惑は成功しましたか。
リップを塗り直した時の、ほんのすこしの狙い撃ち
ふふ と笑い、お泊りセット購入には
「買いたいです」と頷いて。 ]
神田さんにしか見せない格好も、ありますよ
……寝る時のとか……?
[ デート服は流石にだって、デートなので。
お家デートの時も、家へ来るまでに誰かには見られる。
となれば必然的に寝る前の姿しかない。
今度お気に入りのブランドでパジャマを新調しよう、と
密かに誓って駅前のドラッグストアへ寄り道だ。
お泊り用に小分けされたスキンケアセットや歯ブラシ、
その他、必要なものを籠へ入れていく。
女子は急遽のお泊りに必要なものが多いので
暇をさせたり、神田にも買い足すものがあるのなら
いったんは別行動で。 ]
[ 買い終えた必要なお泊りセット一式を手に、
桜を眺めながら手を繋いで歩く帰り路。
ポニーテールに纏めた髪がふわふわ揺れていくのも
まるで少し浮かれた心を表しているみたいだ。
それはきっと、貴方の家へ到着する間際。
不意にちらりと伺うように瞳を見つめ、問いかける。 ]
……この家に泊まるの、何番目ですか?
[ 恋人として。と、付け加え。
初めてなら満足したように笑うだろうし
そうじゃないなら
次からはちょっと、何か置いて帰ってやろう、なんて。* ]
―― うさぎのじゃれ合いは続く ――
[同僚になって三年、仲が悪いわけではない。
たまには同僚同士で飲みに行くこともあれば、
大咲とも店のグループチャットで
やりとりすることもあっただろう。
なんというか。
時折、彼女から感じていたのは。
背伸びをしたい妹のような。
どこかに必死さと焦燥が見え隠れしていたけれど。
複雑だと、珍しく素直に心情を吐露されれば。
おや、と数度瞬いて彼女を見つめた。
何の心境の変化があったのか。
数週間前に慌てて早退して以降の大咲は、
少し、雰囲気が柔らかくなったような気がする。]
[彼女の変化の元となったのが神田であることは、
その時はまだ知らなかったので。
神田が腹ごなしに歩いているのを横目に、
大咲へと視線を戻す。
……やっぱり混ざりたかったんだろ?
そんな言葉を飲み込んで、いつかのように。
ぽんと、大咲の頭に手を置く。]
大咲も、何かあったら
オニイチャンを頼っていいよ。
話を聞くぐらいしかできないけどさ。
[父子のような実際のつながりはなくても、
三年紡いできた絆があるように。
速崎からも話を聞いていたから、
彼女にも同じように。聞き役として。]
まあ……、
俺にもできることとできないことがあるけど。
[大咲につられるように流した視線の先、
何やら店員の視線が新人のカクテルに集中しているが。
俺はあまりカクテルには詳しくないので。
そこは可愛い妹に頼るところ。**]
![](./img/madparty/230.png) | [今日は待ち合わせ >>15。 そう言って店にやってきた栗栖さんのテーブルに、お手拭きを置きつつ。 待ち合わせならご注文後にされます?と念の為。 普段だったらほら、ね。お肉、おまかせだから。 さて、仲のいい人が多く見える栗栖さんの今日のお相手はいったい誰だろ、なんて思ってたんだけど。] いらっしゃいませー。 あ、今日すっごいかわいい。ワンピ、似合ってますよ。 [ドアを開けて入ってきた貝沢さん >>22を見た瞬間、疑問はすっかり解けた。 待ち合わせ、とテーブルに向かっていく。 これ以上の褒め言葉は栗栖さんのセリフ >>24だ。 仲良きことは美しきかな、とふくふく笑いながら、貝沢さんにもお手拭きとお水出しますね*] (103) 2023/03/09(Thu) 21:54:38 |
![](./img/madparty/230.png) | [鴨のロースト、海老と新じゃが。 栗花落さんのほうは、牡丹海老で何か。 伝票に書き付けて、キッチンに見えるように引っ掛けておく。]
ボクは海老とじゃがいもなら、オーブン焼きが好きだなぁ。
[キッチンに向けて、半ば独り言。 引き受ける人のヒントになればいいし、そうならないなら賄いのヒントになってほしいな?] (104) 2023/03/09(Thu) 21:57:42 |
![](./img/madparty/203.png) | [苺のショートケーキや、店員おすすめ、お肉料理もう一品のオーダーが通ってきたなら、にわかに活気がでてくる雰囲気]
今日は中華の気分かな エビフライ、天ぷらも捨てがたいけど
[今日は揚げ物担当はやめとこう、と心窩部を撫でる。 自己管理は大事。人参のケーキを少し味見したから今の調子はグリーン、いける]
ああーオーブン焼きもいいね フィエ、スポンジ焼ける? 任せた (105) 2023/03/09(Thu) 22:00:25 |
![](./img/madparty/203.png) | ─ 注文外・お通しです ─
[春の牡丹海老はオス。 殻を剥いて、鯛よりは浅めに昆布締めしたものを3人分、3尾用意する。
トロっと旨味が強くてうんと甘い、新鮮な海老だから、是非ともお刺身は味わって欲しい。
一皿目、先付けはジーマーミ豆腐。 生の落花生をペーストにして滑らかに濾し、葛粉を加えて火にかけてよく練ったもの。 冷やしてもっちもちに固まった状態で、ひとくちサイズのダイスに切ったもの。
同じ皿に牡丹海老の昆布締めと盛って 醤油、抹茶昆布塩のどちらかでどうぞ。
薄い黄色の平皿は縁に緑のラインが入っていて。 海老は艶やかな白と桃。豆腐は白。 ピンク色のひらひらしたトサカノリを、つまに振り添えればお花見模様]
皆様に春のお通しです ピーナッツ豆腐と、牡丹海老のお造り
この2品のアレルギーはなかったでしたよね? (106) 2023/03/09(Thu) 22:08:52 |
![](./img/madparty/230.png) | 赤いショートケーキと、その他にもなにかケーキ。 このお肉料理もう一品、鴨じゃないほうがいいやつです? [テーブルからは追加注文が入る。 誕生日祝いのテーブルに負けず劣らずの元気良さ。 栗栖さん >>97には念の為、確認を。 普通にうちのうさぎたちは、鴨のローストとの被りを考えるだろうけれど、それでもね。 鴨を重ねて食べたいこともあるかもしれないし、そこも含めておまかせって言われるかも、だし*] (107) 2023/03/09(Thu) 22:09:35 |
| (a21) 2023/03/09(Thu) 22:11:04 |
寒くないようにって聞いたんで。
春先にはちょっと、暑いかと思ったんですけど。
[私服を指摘されたら、何となく自身を見下ろした。
パーカーはフリースとジャケットで二重になっている。
持っている服は、大体、黒とか白とか、紺とか。
トレードマークにした紺のキャスケットも。
新しく新調した訳じゃない。
自宅であまり使われずに埃を被りそうに
なっていたものを使うようにしただけ。
オシャレ、というより無難な感じ。
一方、軽装でも着こなしている彼は、やはり。
人の目を引いていただろうか。]
[カスタムはしていない。
ということは、元から持っていたものか。
あまり普段見慣れないものだから、
新品かどうかも分からない。
けれど。]
……俺と同じだ。
[偶然か、必然か分からないけれど。
彼の持ち物の中にあるうさぎに、少し目を細めた。]
[二輪のバイクは四輪の車よりも
バランスを取るのが難しい。
今は彼の足が支えているけれど。
叩かれた腰元に両手を回せば、自然と距離も近づいて。
背中に身を寄せて、これでいいかというように、
振り返る視線と目を見合わせた。
体格はあまり変わらないだろうか。
いや、背丈がある分、彼のほうが締まっているか。
肉付きは、俺のほうがいいかもしれないけれど。
ヘルメットを被った高野が前を向けば、
ゆっくりとバイクが走り出す。
風が、当たる。
そよぐ風が、強くなり、駆けるように。]
[時折、かかる声は前と後ろの距離と。
ヘルメットを被っているせいで少し大きい。
最高、と零す声に、静かに笑った。
同じように声を張ることはないけれど。
緑が増えてきた風景を抜けていく中で、
早咲きの桜を見つけたら。
コン、とヘルメット同士をぶつける。
腰に回した手を一瞬外して、桜の方を指せば。
彼も気づくだろうか。
そんな、やりとりを挟みながら。
見慣れない道路を進んでいく。*]
| (a22) 2023/03/09(Thu) 22:21:20 |
[ドラッグストアの明るい光が眩しくて眇になる。
照らされてしまうと自分の姿も彼女の姿もはっきりして、歩いている内に落ち着き始めた心臓が忙しなくなる。
繋いだ手から伸びた指はきちんと収めた。
先程何気なく悪戯して返って来た反応に蹲りたくなる程の衝撃を受けたので、後は帰るまでの我慢です。]
うん、それは本当、そうして。
友達とお泊り会とかあったら違うパジャマにして。
[
寝る時のとか!
この子は僕の理性を試すのが本当に上手いなと脳がグラグラする。
彼女の友人関係は尊重したいから、今後泊りや旅行があっても反対はしない。
けれど、自分にだけ見せる姿を作ってくれるなら、違うパジャマを持って行くか旅先のホテルナイティにしておいて、自分の前で着るものとは別にして欲しい。]
あー……
うん、ゆっくり見ておいで。
僕は入口で待ってるね。
[買い物につきあうのは好きだけれど、つきっきりで買いにくいものがあるかもしれないので見送った。
店内の照明に照らされた項を直視出来ないなんて、中学生かよ、と苦笑する。
ポニーテールが揺れて角を過ぎるのを待って、自分も簡単に買い物を済ませる。
別行動の流れになって良かったね僕!
]
![](./img/madparty/155.png) | ―Madam March Hare カウンター―
[言われて気づく、そう言えば髪を直していなかった。]
仕事の関係で、ちょっと。 こういうの、あんまり似合わないんですよね。
[なんでもない風に言って、梅昆布茶をいただく。]
お腹、空いてます。ぷりぷりの海老楽しみです。
[酸味のあるお茶が、疲れを癒してくれるようだった。] (108) 2023/03/09(Thu) 22:35:28 |
[彼女の袋は彼女に持ってもらう。
タルトの箱で片手が埋まっているもので。
そうして手を繋いで歩く道には、既に桜が綺麗に咲いている。]
あー……
[鍵を取り出したところで目が合う。
過去を気にしているのだなと知れば、誤魔化したり嘘を言ったりはしない。]
ここに住んで1年くらいなんだよね。
「彼女」が来てくれるのは、マシロちゃんが初めてです。
[「泊まり」ではなくその前段階の「来訪」も含めて。
1年くらいは相手がいないというのも伝わるか。
何でも置いて帰っていいよ。
引っ越す時には一緒に持って行くから。]
![](./img/madparty/155.png) | [ピーナッツ(!)の豆腐はもちもちで、抹茶昆布塩をつけた牡丹海老は甘さがひきたって]
おいしい!
[やはり刺身、新鮮な海老は刺身だ。 もちもちとぷりぷりに夢中になってしまったが、ハッとする。 そうだ、今日ここに来たのはご飯だけではなかった。]
あの、ここってランチタイムの予約ってできますか?
[まだ先になるが、ドイツに住んでいる祖母が遊びに来ること、今年で喜寿になること、そのお祝いをこのお店でしたいことを伝える。 断られたら他の場所を探さなければいけないが、はたしてどのような返事が帰ってくるだろうか。]** (109) 2023/03/09(Thu) 22:35:45 |
[散らかってるけど、と前置きをした。
私物がそうある訳ではないけれど、職業柄雑誌やアルバムの類は森のように大量に置かれた突っ張り本棚にびっしり詰まっている。
小さなテーブル、仕事に使うのでPCのスペックは高性能のもの。
デュアルモニター。
辛うじてバストイレは別だけれど狭い。
寝室は和室。
客間はない。]
荷物、好きなとこに置いといて。
タルトは一旦冷蔵庫、と。
湯、沸かすね。
[自分のリュックも無造作にPC机前の椅子に投げ、ジャケットも背凭れにかける。]
| (a23) 2023/03/09(Thu) 22:37:06 |
[そうして、彼女の荷物の置き場所が決まったなら、腕を広げた。]
ぎゅってしていいですか?
[今日、予定外に自分との夜を求めてくれた彼女の内心を思う。
言うか言わないかは彼女に任せる。
彼女が自分の腕を必要としているのはきっと読み違いではないと思うから、まずはその心が甘える場所をあげたくて。*]
![](./img/madparty/122r.png) | ...そっか。ありがと。 [彼が抱いた疑問について。 解が返ってくればやや苦笑した。 >>95明るいね。さっぱりしてるね。いつも元気だね。 そういう感じのことは実際よく言われる。 アイドルをやめても尚。] 積極的で、朗らかで、いつも笑顔で。 それもそりゃ私の一部だけどさ。 ビビる時も、凹む時も、ドロドロして笑えない時だって そりゃ全然あるよ。人間だからね。 [少ししんみりと語り。] (110) 2023/03/09(Thu) 22:48:58 |
![](./img/madparty/122.png) | 素敵なだけの私じゃなくて、幻滅したらごめんだけどさ。
...そうじゃなければ、また誘わせてよ。 それに、また誘ってくれたら嬉しい。
[どこかくすぐったいような空気が流れるなか、 お花見のお誘いにはにかんだ。]
(111) 2023/03/09(Thu) 22:51:38 |
![](./img/madparty/203.png) | 昼の予約、かい? いたしますよ [いつもはふらっと現れる印象の強いツユリさんが席の予約というので、それも仕事 >>108の一環かと思ったのだけど] お祖母様が? それはおめでとう ランチは軽食やパスタがメインだけど……ある程度ならリクエストにも応えられると思うよ ツユリさん、ドイツにルーツがあったんだね [ドイツのレストランで修行してたことがあるよ、などと話して。 海老やじゃがいもの詰め込まれたバットをオーブンの方へ] (112) 2023/03/09(Thu) 22:52:06 |
![](./img/madparty/122.png) | [デザートのオーダーを通し。 負けじともう一品追加する栗栖を見て。 >>97お腹いっぱい食べるんでしょと尋ねられ ふふ、と目を細めて元気よく頷いた。] うん! 張り切って食べちゃうよ〜! [おすすめ、何が来るかなあと楽しみにしながら 運ばれてきたカクテルを口に運べば メロンの爽やかな風味が広がる。] (113) 2023/03/09(Thu) 22:54:37 |
![](./img/madparty/122.png) | ...それで? 栗栖くんは苺のショートに何か思い入れあるの?
[流してくれると思った? 流さないんだな〜!
いやだってあんな顔されたら気になるじゃんね。 勿論無理には聞きませんけども。
片手で頬杖をつき、 ん?と小さく首をかしげて彼を見つめた。**]
(114) 2023/03/09(Thu) 22:56:18 |
うん、ちょうどいいよ。
走ると風浴びるからね。
気温高くても、思ったより寒いから。
[ 柔らかそうなボアフリースに、ジャケットは
は立ち止まっていれば暑いくらいだろうけど
散策する際には脱げばいいだろうし。
こちらも決して重装備ではないが、
レザーパンツに、ロングTシャツ、
黒のライダースジャケット。
なので、防寒性は似たようなもの。
人の目はどうだったかな。
少なくとも声を掛けられることは、なかったけれど。 ]
ソウダネ。
気に入った?
[ 同じだと気づかれたら。
いやそもそも気づかれるとは思ってたんだけども。
どうしてだろうか、私服という見慣れない
姿だからか、その表情に、どきっとしてしまって。
声が少々ぶれてしまった。それが更に、
動揺に拍車を掛けたが、出発前に
長話をするのも、なんなので、
誤魔化すように、微笑んで見せる。 ]
[ 一度振り返り、目を合わせる。
頷いて、再び前を向き、ゆるやかに
バイクを走らせる。
たった一度だけ、人の運転する
バイクの後ろに乗ったことが在るのだが
後ろの方が、思いの外衝撃や揺れが
ダイレクトに伝わるもので。
不調が出るようなら、と気遣ったが
今のところ、それらしい合図はない。
背中に感じる体温に、表情が緩むのは
どうしようもなく。
いやだって、好きな人乗せてるんですよ。 ]
あっちいくと、海の方に出る
ここのラーメン、旨いよ、たまにいく
[ いつものルート。いつもの余暇が
こんなにも、楽しい。 ]
[ コン
、とヘルメットが鳴る、
どうした、と問おうとすれば、
指先が左前方を指差した。
早咲きの桜を目に入れて、
うなずくと、またヘルメットが触れ合い、
コン、と音が鳴る。
田園風景の緑に、その色は
とても目立つ。春の訪れを知らせる
色を横目に、田園地帯を抜け、
山に向かう緩やかな上り坂を、バイクは駆ける。
幸運にも、渋滞にも飲まれず、
一つ目の目的地まで到着できそうだ。
対抗道路から降りてくる、ライダーに
知った顔が居れば、挨拶代わりに
ピースサインを作って応える。
――どういう意味に捉えられるかは別として
いつもしている、文化なもので。
あいつ中指立ててなかった?野蛮だな。
]
[ そうして走らせること、一時間程。
大型トラックが数台止まっている、
駐車場へと入り、エンジンを停止、
とんとん、と腰に回った手に合図をし ]
先に降りてね ゆっくり
[ 声を掛けた、無事彼が降りたのを確認してから
自分もバイクを降り、ヘルメットを外す。 ]
どうだった?初バイク。
[ 次の目的地まではあと三分の一程
あるのだけれど、沢の音が心地よい
このドライブインで、暫し、休息を取るつもり。
どきどきしながら、聞いて。
山の中でしか味わえない空気を、
ぐっと吸い込んだ。* ]
![](./img/madparty/92.png) | [なんで幻滅するのか分からないけど。 >>111俺は笑ってた。] いや。何で幻滅すんの? 俺だってあるよ。 皆あるでしょ。 ただそんな中でね…… 貝沢さんは、自分の足で、一人で立ってる感じがする。 そんなとこがさ…… [ああ。なんでだろ。 何時もだったらさらっと出る言葉が、うまく出て来ない。 普段全く気にならない人目が気になるきがする。 本当に言いたい言葉は『素敵』では無かった。でも……] (115) 2023/03/09(Thu) 23:22:37 |
![](./img/madparty/122.png) | [そんな会話の中、どこかでお通しが運ばれてきた。 >>106アレルギー、ないです!大丈夫!と元気に答え 視線を落とせば華やかに彩られた春模様の皿。 真四角の可愛い一口サイズに切られた豆腐は 頬張ればピーナッツの風味ともっちもちの食感が広がる。 牡丹海老の昆布締めは抹茶昆布塩で頂こう。 ぷりっとした海老の甘味の中に香る、 昆布と抹茶の風味。] 私ピーナッツ豆腐の食感好き! 海老もぷりっぷりですね〜! [これは注文した海老料理も楽しみだと 舌鼓をうちながら前菜を堪能し。**] (116) 2023/03/09(Thu) 23:22:55 |
![](./img/madparty/92.png) |
貝沢さんは『乙女』って言うより、『良い女』て感じがする。
[俺は逃げました。ええ。逃げました。ごめんなさい。 でも今ここでは言いたく無かったんだ。少なくとも今はね。]
また誘うよ。
[だからそれだけ口にして。]
(117) 2023/03/09(Thu) 23:23:20 |
![](./img/madparty/92.png) | [メロンのカクテルに口をつける貝沢さんを見ながら。 >>113笑ってたら、質問された。 >>114なにそのポーズ。頬杖ついて。] 苺のショートケーキは…… 俺が誕生日の時にだけ食べられた、特別なお菓子。 今日は別に誕生日じゃないけど。 3月のパーティーは『なんでもない日おめでとう』のパーティーだそうだから。 苺のショートケーキ。シェアしてくれたら嬉しいかな。 [笑って。笑ってね?ここで終わらせることも出来たんだよ。 実際誤解されてそうだし。このまま流す事もね。 でも俺はもう1回逃げたし、あんな顔 >>110させたしな。] (118) 2023/03/09(Thu) 23:24:18 |
![](./img/madparty/92.png) | [とりあえず。あの顔 >>110をさせたいわけじゃなかった。 詫びになるかも分からないけど。 くっそ恥ずかしいなこれ。] 好きなお菓子を聞かれて………… …………ポッキーを思い出しただけ。 [すいません。ごめんなさい。許してください。 俺は真っ赤になった顔を片手で覆って。 テーブルに肘を着いた。**] (119) 2023/03/09(Thu) 23:25:33 |
![](./img/madparty/92.png) | [ちょっっっと今のこの顔、人に見られたく無いです。 でも全員にお通しくれるって。 >>106俺。お茶しか飲んで無いのに。 ……美味しそう。] ありがとうございます。遠藤さん。 [頑張れ俺。俺はなんとか持ち直した。 アレルギーは幸いありません。] いただきます。 [手を合わせて。海老をお塩でいただいてたら、貝沢さんもお塩を選んでたから。『同じだね』と笑った。 ピーナッツ豆腐はもちもちで美味しくて。 思わず口元に笑顔が浮かんだことだろう。**] (120) 2023/03/09(Thu) 23:30:52 |
[指先で紺のうさぎを撫でる。
愛でるように優しく。
そうしてヘルメットを被ろうとして
気に入ったか、と聞かれたなら。
被る前に応えただろう。]
うん。
[店では使わない敬語の取れた頷き。
気の緩みからか、春の空気がそうさせたのか。
意識したものではなかったから、
自分では気づけないまま、無自覚のうちに
彼に気を許していることが一つ、増えていく。]
[風に流されながら交わす会話は、
時折、聞き漏らしそうになりながら耳を傾けた。
運転に慣れているからか、
気を回してくれているのか、
ときどき緩まるスピードが衝撃を和らげる。
景色を通り過ぎていく度に、
投げかけられる声に、声で応える代わりに
頷いたり、首を振ったりすることで応えながら。
彼のルーツを知っていくようで、面白い。]
[ヘルメットの合図は伝わったようで、
彼の首が桜の方向に向いた。
返すみたいに、コン、とまた一つ鳴ったから
指し示した指先を下ろしていく。
再び腰元に戻っていく腕は、
彼の胴に周った後、先程より少しだけ。
抱きつく腕に力を篭めた。]
綺麗だ。
[遠くの桜を眺めながら、そう呟いた。
こんな景色を彼は普段から知っているのか。
顔見知りと交わす挨拶を横目に見ながら
俺にも手を上げてくれるから。
応えたいけれど、腕は腰に回したまま。
また、頷くことで応えて。]
[やがて、辿り着いた目的地は話していたドライブイン。
スピードが緩やかに落ちていく。
腕を叩かれたなら、頷いて。
バイクを倒さないように
気をつけながら、足に地を着けた。
ヘルメットを脱げば塞がっていた耳が
解放されて外気にホッとする。
少し、癖づいた前髪を弄りながら。]
車や電車より、景色が近い感じがしますね。
……あと、思ったより寒かった。
[後者は我慢できない程じゃないけれど、
そんな冗談も交えながら、固まった身体を伸ばす。]
[少し休んで、旨いと言っていたうどんを食べたなら、
本来の目的地まで、もう少し。*]
![](./img/madparty/203.png) | ─ 海老の焼いたやつ ─
[海老マヨが、食べたいの。 でも衣をつけた揚げ物の中華料理ではなく。オーブン焼きにしよう。
牡丹海老は尾を残して下処理したものをたくさん。 さっきから頭と殻がでている。全部残してある。美味しい味噌を啜りたいね。
皮付きのまま、よく洗った新じゃがはレンジで予め加熱しておく。 ヤングコーン、にんにく、アボカドとプチトマトを海老と共にバットに敷き詰めた。 挽いた岩塩、オリーブオイルとローズマリー、オレガノ、ディルを全体にかけて、150度のオーブンへ] (121) 2023/03/09(Thu) 23:42:22 |
![](./img/madparty/203.png) |
[ソースはマヨネーズ! マヨネーズ3に練乳を1。生クリームを1。 お酒はジンを少々、酢は白ワインビネガー。
塩味を確かめたら、さっきもつかったディルと、エストラゴンをフレッシュなまま刻んで混ぜ合わせる]
鴨の方はどうなってる?
[そろそろ、だろうか。 オーブンから一度出して、一人前ずつスキレットに盛り付け直した。 ごろごろじゃがいもに、ぷりぷり海老もたっぷり。 そして野菜とにんにく、ハーブで香りもいい。
全部マヨネーズと合うチョイス。 ここでブラウンマッシュルームとカチョカバロチーズも加えて、高温にあげたオーブンに入れ直す。220度で数分。
焼き上がったらマヨソースを真ん中に乗せた]
(122) 2023/03/09(Thu) 23:43:11 |
![](./img/madparty/197.png) | [女王様になるんだぜ >>42という速崎の言葉に思わず笑ってしまったのは、ちゃんと意味を理解しているからですよ。 そんな遊びのある言葉にのんきに笑っていた時間が今となっては懐かしい] …そうします…。 [父親もばあちゃんも潰れているのを見たことがなかったので、多分自分もその血筋なのだろう。 あれよあれよという間に酩酊の世界に漕ぎ出す葉月 >>8>>9を高野氏が介抱しながら去っていくのをこの店に来て一番の落ち込みぶりとともに見送った。 そんなおっかない脅し文句 >>17一生忘れるはずがない。 というか脅しじゃなくてそうなんだろうな、日本って。 深いため息とともにもう今日はクローズまで皿洗いに徹したい気分だった。 まあ、賄いのお時間になればちゃんと作りましたよ、フリットミスト*] (123) 2023/03/09(Thu) 23:46:12 |
![](./img/madparty/203.png) |
お待たせしました、海老とじゃがいものオーブン焼きです 味変はマヨネーズソースと和えてどうぞ スキレットは熱いので気をつけてね
もし炭水化物も入りそうなら、このあと海老出汁の麺類が出てくるけど……?
(124) 2023/03/09(Thu) 23:46:31 |
![](./img/madparty/203b.png) | [鴨のローストが出るのと近い提供時間で、お届けされたと思う*] (125) 2023/03/09(Thu) 23:48:18 |
![](./img/madparty/230.png) | [今日の先付は、なんとも豪勢な。 実は生の海老ってあんまり得意じゃなくって、いつもみたいにねだったりしてないのだけど。 それでも、ピーナッツ豆腐とひとつに並べて彩られるのを目で追えばきれいだな、と思うし、食べてみたいとすら感じる。 意識すら変えるひと皿は、魔法みたいだ。 お客様それぞれ >>109>>116>>120、喜んでいただいてるし。 あ、海老のオーブン焼き、いー匂い >>122。 そっちはほんとに、食欲をそそる。] (126) 2023/03/09(Thu) 23:50:29 |
![](./img/madparty/230b.png) | (……やっぱり、) [そんな魔法使いが、心身疲労で十全に動けないのは、心苦しい。 シャミさんには自由に、こうして料理していてほしい。 その補佐に立てるか、と言ったらまだ半信半疑なんだけど。 でも、求められるなら。 そんなことを考えていたら、つい、じっと作業する姿 >>122を見つめてしまった*] (127) 2023/03/09(Thu) 23:54:44 |
![](./img/madparty/203b.png) | [ジーマーミ豆腐、胡麻豆腐の落花生バージョン。 つまり、醤油で食べても良いのだけど、蜜をかけてもちもちスイーツにもなるよ。 大好き。ひとくちサイズだから賄いにだそう] (128) 2023/03/09(Thu) 23:55:58 |
![](./img/madparty/197.png) | ……はぁ。 [青少年の溜息は深い。 件の翌日、スマホに届いていたLINE >>102は返事をしていいのか、するならどうするのか迷って結果的に既読スルー状態だ。 ドリンクづくりは今のところ自主的に休業している。 でっかいはづきさんをべろんべろんに酔い潰してしまったあのお酒、ちゃんと計算したら18度弱ぐらいのカクテルらしい。 18度ってどのくらいだと思ったら清酒が平均15度で赤ワインだと12~16度らしいので、そこまで強くはないんじゃないか。 いや、この発想がいけないのだ。 自分のアルコール許容量は、血統譲りの規格外なんだと肝に改めて命じながらさっきまで人参ケーキの乗っていた皿を洗うしグラスも洗う。 この間のやらかしが包丁を握る手にもちょっとだけストップをかけてしまっている、そんな自覚はまああります*] (129) 2023/03/09(Thu) 23:56:46 |
| (a24) 2023/03/09(Thu) 23:59:43 |
| (a25) 2023/03/10(Fri) 0:00:02 |
[ 愛車もヘルメットも、ジャケットも
気づくと選び取る色は黒だった。
手帳も、スマホも。ついでに言えば
家具類なんかも。
そこに一つ増えた紺色を、彼は気に入って
くれたようで、ほっとした。
身の回り、実は黒じゃない色を
選び取ることも、最近は増えていることは、
まだもう少し、言わないまま。 ]
[ 好きなことをして過ごしていた人生の中、
欠けていたものの存在に、気づいた。
これをして、あれをして、あれを買って。
望まれるままに、していたと思う。
それなりに相手のことだって、好きだった筈なのに。
言えないこと、――例えばあの日の気持ちだとか
見せたくないもの、――例えば火傷の痕残る体とか
そういうものを求められる度、辟易していた。
欲しがられる言葉を言うのは簡単だけど
いつだってそこに熱はないし、指先は冷えてた。
結局俺はほんとうの意味での特別も、
好きも、恋も知らなかった。 ]
[ 淡い桜色が視界を通り過ぎた頃、
指差すために動いた腕が再び、腰に回る。
先程より、少しだけ強く。
気の所為かもしれない、でも少しくらいなら
浮かれてもいいのかもしれないな。
呟きは自分の耳には届かない。
誰かと何かしたいと思うことも、
誰かに何かを望むことも、初めてのこと。 ]
生きててよかったな
[ いつか友人から送られたメッセージに
応えるような、呟き。
――あの事故の現場を通り過ぎたあたりで
呟いた言葉はこの速度では君には聞こえまい。 ]
![](./img/madparty/203.png) | ……どうしたの? チエ [視線に気づいて手を止める >>127] ハンバーグ一緒に作るかい? [玉ねぎと長ネギを炒める手を少し止めて火を弱めた] (130) 2023/03/10(Fri) 0:04:41 |
そうだね、風とか匂いとか
そのまま感じるれるから、好きなんだ。
[ ドライブインに着いて、バイクを降り、
那岐のヘルメットを預かり、バイクに固定しながら ]
あったかくしてきて、良かったでしょ
[ 思ったより寒かったと言われれば
声を上げて笑って、答える。
食事をしながら、話すのはこのあたりの
観光地の話とか。
目的地よりもう少し走ると、温泉宿があり
いつか行きたいと思っているのだが
まだ行けていない、とかそんな事も話した。 ]
急カーブはないけど、
一応山道だから、さっきまでより
もっと揺れるかも。
[ そうしてまた、愛車に乗り込み
車道へ出る。
こちらに取っては当然なのだが、
今日、財布出させること、ありませんのでよろしく。
デートなのでね* ]
![](./img/madparty/122h.png) | [何で幻滅するのかって? まあ、色々あるんですよ。 言い寄られて付き合ってみたはいいけど 面倒な所出すと重いって振られるとか、そういうこととかね。 今はあえて語らないけれど。 でも、本気で気にした様子もなく あっけらかんと笑う彼を見て。] ……君ってさ〜… ちょくちょくやたら男前だよねえ。 [なんて感想がしみじみ出てしまう。 >>115でも、出会った最初からずっとそうだった。 屈託なくて、免疫なくて、揶揄うと可愛い顔する癖に。 それでいて自分の中に一本譲れないものがあって。 自分にも他人にもまっすぐで。] (131) 2023/03/10(Fri) 0:06:04 |
![](./img/madparty/203.png) |
それとも
[ちょっと視線を下げる]
私に似合いそうな服、見つけてくれた? 自分でもみてみたけどなんだか……ファッションの世界がひろすぎて途方に暮れてしまって
(132) 2023/03/10(Fri) 0:08:37 |
![](./img/madparty/122.png) | ……ふふふ。「良い女」か。 それならまあいいかな。 [あ、今。何か言いかけて止めたなって。 >>115その気配には気づいたけれど、 その場で深くは追及しなかった。 また誘うよという約束に頷き、目を細め。 代わりに話題を向けるのは苺ショートについて。] (133) 2023/03/10(Fri) 0:08:42 |
は、はい……それは、もちろん……?
[ 彼とのお泊り用のパジャマを新調するつもりだったから、
全く問題はないのだけれども。
予想外の反応につい語尾に疑問符がついて、
友達とお泊り会、という言葉に、ふと速崎が思い浮かぶ。
……話し合って 仲直りしたら。
そんな未来もあるだろうか。
少しの感傷を抱いたまま、見送られては買い物を済ませ
こんな時間でもそこそこ客で溢れた店内を出る。
集中してスキンケアのブランドを吟味したのもあり
神田が買い物をしていたことは全く気付かなかった。
]
![](./img/madparty/202.png) | -というわけで、今夜- (仕事、ようやく終わった……) [調べ物取材執筆の連続で休む暇のなかった仕事がようやく終わり、一時的に自由の身となった。 とはいっても明日からまた仕事なんだけど。 フリーランスに定休日なんて概念はないので。 いつものように、そのドアを開ける。 黒板の内容もしっかりと見て、メニューを選ぶ。 ……今日は魚系が強いな。 栄養補給のジャンクフードで荒れがちな胃にはありがたい。ナイスタイミング俺。 カウンター席に座って、オープンキッチンの向こうにその姿を見つけたなら >>129] (134) 2023/03/10(Fri) 0:11:05 |
[ 手は繋ぎたいし、何でも持って貰うタイプでもないので
お互い片手を埋めたまま、もう片方を繋ぎ合う。
咲いた桜を眺めながら
そういえば、まだ教えていない好きと嫌いがあることを
ぼんやり思い出していた。
好きな季節は冬。 一人の寂しさを寒さのせいに出来る。
嫌いな季節は春。 暖かいのに、ずっと寒いままだった。
でも貴方のおかげで、四季の美しさを知れたから
今は春も好きになれそうです、って。 ]
……ん。
なら、良いです。……うれしい。
[ 嘘や誤魔化されるかもなんて不安は最初からないので
回答へ満足そうに微笑み、「来訪」も初めてと悟れば
尚更心は浮き立つものだ。 ]
[ 前置きには「急にお願いしたのは私なので」と答え、
けれど言葉のように物が多いわけではない室内を見渡す。
取り立てて目に入るのは本棚に隙間なく詰まった、
雑誌と──アルバム? だろうか。
彼の職業を思い出し、なるほど、と一人納得して。
いかにも性能が良さそうなPCと一枚ではないモニター。
凄い。絶対大咲には使いこなせない。
二枚以上のモニターなんてドラマ以外で初めて見た。 ]
あ、はい!
ありがとうございます。
[ 無造作に椅子へ投げられたリュックと、
ジャケットを背もたれへ掛ける動作があまりにも自然で
今更ながら、ここが彼の家だと実感を覚えては
意識しすぎないよう、邪魔にならない場所へ荷物を。 ]
![](./img/madparty/122.png) | へえ、そうなんだ。 うん、勿論シェアするよ。 なんでもない日のお祝いに。
[彼にとって特別な日のケーキ。 それはわかったし、ほほえましいけど、 それであんな顔するなんて、 よほど良い思い出なのだろうか。 なんだかこどもみたいで照れ臭いとか?
そんな風に、考えていたから。 続いた言葉は完全に予想外からの方向で。]
(135) 2023/03/10(Fri) 0:11:37 |
[ それから広げられた腕と、掛けられた甘やかしの言葉へ
一も二もなく抱き着いた。 ]
ぎゅって、してほしいです
……その。色々ちょっと、考えて、疲れちゃって……
[ ぶわ、と桜が散る時のように
大咲の頭を悩ませ続けている速崎との記憶が蘇る。
抱いていた一度目のクッキーの否定理由は
ただ、大咲が「私が知っているけいちゃんなら」という
思い込みに過ぎない。
大咲の知っていた速崎。あの時確かに聞こえた失言。
傷付く権利があるのは当事者二人でしかないのに。
恋の実が落ちて、それでも最後まで逃げなかった、
彼女の姿もちゃんと見たのに。 ]
![](./img/madparty/202.png) | お、大河くんだ。まあまあ久しぶりだね。 今日初鰹入ってるんだよね確か。タタキにして食べたいんだけど、頼んでいい?
[そんなふうに声をかけるだろう。 ついでに、]
あ、そうそうLINEでも言おうとして忘れてたんだけどさ。
あのカクテル、すげー美味かったよ。 度数はアレだったけど、そこは成人男性の俺の自己責任だし。
だからさ、気にしないでね。
[そう言って、申し訳なさそうに笑った。 いや、大河くんももう成人男性なんだけどね] (136) 2023/03/10(Fri) 0:11:45 |
![](./img/madparty/230.png) | あ、 [ >>130手、止まってた。] ……うん、何やればいい? [ここでなら、まだ素直に手伝いを申し出られる。 何が違うの、と言われたら――ボクにもまだ、わからない*] (137) 2023/03/10(Fri) 0:11:46 |
私なりに解決出来たら、全部、ちゃんと言います
──ううん。聞いて欲しいです。
突き詰めれば多分 私の自業自得なところもあるんです。
だから今日お店に来てくれた時、ほっとしました
──自分で自分を責めて、嫌いになっちゃったら
それこそ全部終わりだって気付いたから。
その、……神田さんの、顔を見たときに。
[ 全部自分が悪い、なんてことはないし
全部向こうが悪い、なんてことも、きっとない。
少なくとも この二人の間なら。
大咲はそれ以上、これに関しては語らなかった。
話した内容も相談というよりは独白めいて、
少しずつ、彼を寄る辺に、心を整理していくような。 ]
[ 全部自分が悪いと思う癖があった。
遠藤には「残されたご飯」を怒って良いと言ったのに
自分は最後まで、母へ怒る権利もないと思っていた。
だって、大咲から見れば、母もある種の被害者だ。
お金を渡すだけの、関心もない存在。
母の日のケーキを捨てるくらい嫌いな存在。
そんな子供を高校まで行かせて、お金を渡し続けて。
でも、心のどこかで怒りたかった。
怒ることも一種の甘えなのだと知らなくて
壊したくないから、自罰で流し続けて。 ]
[ 料理を謙遜しないのは、
美味しいと食べてくれる人を否定することになるから。
自分自身となるとどうにも難しいその考えは
けれど、貴方のおかげで、一歩ずつ変わっている。
甘えたいと示せるようになっただけ、大きな変化。
貴方が好きでいてくれる私自身を
私も、自分なりに、大事にしていきたいから。 ]
…………ん。よし、リセットできました。
あの、後一個、今のうちにお願いして良いですか?
[ とはいえまだまだ遠慮も線引きも探してしまうので、
一緒に手を繋いで、付き合ってくださいね。
面倒な性格の自覚はあるけど、それさえ受け入れてくれた
貴方じゃなきゃ駄目になってしまったみたいです。 ]
![](./img/madparty/202h.png) | それで、もしよかったらなんだけど。 今日もなんかお酒作ってもらえたら嬉しいなって……あっもちろん、大河くんが嫌じゃなかったらで!
[慌てて付け足しながら、相手の表情を伺う。
ルームシェアをするにせよしないにせよ、再び会えたこの縁だ。
彼のことをもっと知りたいと、今の俺は思っているので**] (138) 2023/03/10(Fri) 0:12:45 |
今日、一緒に……んと、くっついて、寝たいです
──夜綿さん。
…………だめ ですか?
[ これは大咲の想定では、友人同士のお泊り会のような
そんなお気楽なお願いだったのだけれども。
ぽん と咲いた、約束通りの名前呼び。
お願いと言いつつも「イエス」以外を想像していない顔で
へにゃりと頬を緩め、小首を傾いだ。** ]
![](./img/madparty/122r.png) |
......へっ、
[ぽかん、と口を開けてしまう。 目の前でみるみるうちに赤くなっていく彼を 目を丸くして見つめ。
一拍置いてぶわ、とこっちにまで熱が移った。] (139) 2023/03/10(Fri) 0:14:46 |
[ 緩やかな山道を抜けるまでの間に、
自然公園へ向かう道と、
観光牧場に向かう道、
そして湖に続く道へと、行き先が分かれる。
ほとんどが前者二つへ向かう道に
流れるので、自然と前後の車両は減る。
ここまで来たら、あと十分程。
申し訳程度のやや整備が雑な駐車場には
今日は、トラックが一台。
カーテンを引くように、運転席が隠れて
いるので、お休み中だろう。
自販機が二台、公共トイレの設置もあるが
他にはなにもない。それを気に入っている。
自分の、とくべつな場所。 ]
何か飲む?
[ 問いかけて、自分は水を一つ買い、
ジャケットの前を開いて、湖の方を指差した。 ]
なんもないでしょ
[ 湖の近くに行っても、なにもないことは
変わらない。昔はボートのレンタルなんかも
やってたのかなって思えるような小さな小屋、
ベンチもたった一つだけ。かなりボロいやつ。 ]
俺のお気に入りの場所へようこそ
[ あの日、夢想した、
この景色の中に佇む君、という絵が
今完成した。ときどき、跳ねる水の音。
鳴くような虫はまだ居ないだろうけど、
ひらり、と目の前を名前も知らない蝶が横切った。* ]
| (a26) 2023/03/10(Fri) 0:18:35 |
![](./img/madparty/122h.png) |
...えっ、あっ、あ〜〜〜〜...
[なるほど。なるほどね??
彼に負けず劣らず顔を耳まで真っ赤にして 言葉にならない声を発していたので。 残念ながら笑ってくれという願いは 叶えられなかっただろう。**]
(140) 2023/03/10(Fri) 0:19:31 |
![](./img/madparty/197.png) | [洗い物が一折片付いたタイミングでドアが開いた >>134ものだから思わず顔を上げてしまった。 アッ、これ逃げられないやつじゃん] …お、お久しぶりです。 この間は無茶なもの出してしまってすみませんでした、 [LINEで送りそびれていた謝罪も、当人 >>136が目の前に現れてしまえばもう逃げ場もなくて、カウンターから出ると座るその人の前で頭を下げた。 味は悪くなかったらしいが、遠藤さんの脅し文句がまだ喉に引っかかった魚の骨のようにぐいぐいとハートを抉ってくる。 気にしないでと言われても、流石にそれはちょっと無理だ] はい、初鰹です。 …タタキですね、かしこまりました。 えーと、今日の気分は和食ですかね?洋食っぽいタタキとかもできますけど。 ……えっ、俺ですか?……俺かぁ… [予想外のオーダー >>136にうーん、とオーダーをとるペンがくるくると回ったり、それを握ったり。 いくら落ち込んでいるとはいえ、それでも練習はしたしレシピも色々調べたりはしている。 それでもつい、ちらりと真白さんのほうを見てしまうのは、どう思います?っていう無言の確認*] (141) 2023/03/10(Fri) 0:32:31 |
![](./img/madparty/230.png) | あ、葉月さんだ。 いらっしゃいませー。なんか久しぶり。 来てくれてうれし。 [手を洗いながら迎え入れてたら、本人もそんなこと言ってる >>136。 それを聞いて、ちょっとほっとした。 お仕事の都合か、しばらく姿を見かけていなかったので。 あれで懲りて来てくれなくなったとかだったら寂しいなと思っていたのだ。 大河とも特にわだかまりなく話してるようだし、一安心。] (142) 2023/03/10(Fri) 0:40:33 |
![](./img/madparty/230.png) | 洋風のタタキってどんなのだろ。おいしそ。 [ >>141葉月さんの思考を左右するつもりはないが、興味あったので聞いてみちゃう。 賄いのおねだり? いやいやそんなつもりじゃないとも。] 大河ってさぁ、お酒強いの。 [この間の様子からすると、強そうなんだけど。 何せその日はボクに余裕がなくて聞いてられなかったのだ。 余裕がなかった理由は聞いてくれるな。] (143) 2023/03/10(Fri) 0:46:18 |
![](./img/madparty/203.png) |
一緒にね 今日はちょっと目先を変えて、豆腐を入れてみようと思って
[谷底に突き落とす系の獅子ではないので、”一緒に” 葉月さんが来店したら、いらっしゃいませの声を]
これは玉ネギと長ネギ、いつもよりも細かくみじん切りにしたやつ
じゃあ、冷蔵庫に牛と豚の合い挽きがあるから、塩を加えてよく練……あ、チエはホール対応あるからベトベトに手が汚れない方がいいのかな じゃあこっちの炒めるのを代わる? 水気を飛ばすようなつもりで。透明になったら氷に当てて冷やして欲しい
(144) 2023/03/10(Fri) 0:51:06 |
![](./img/madparty/230b.png) | [ちなみに自分はといえば、普段から飲む習慣がなくてわからないのが本音。 まだたいしてアルコール自体をおいしいと思ってもなくて、甘いカクテルなら、という具合。
だから最初、この前のカクテルも甘くておいしそうだなと思ったくらいだ。 危険性は充分、充分認識したけど。] (145) 2023/03/10(Fri) 0:52:55 |
![](./img/madparty/202.png) | [カウンター越しに目が合った、その表情を見て思う >>141。 ……さてはまあまあ怒られたな? いや、店的にはそりゃそうか。客がぶっつぶれたわけだしなあ。 飲みたいって言ったのは俺だし、酔いたい気分でそれを求めたのも俺だからほんとに気にしてないんだけどね] お、チエちゃんも久しぶりだ。 ……洋風のタタキ、俺も気になるわ。じゃあそっち頼んでいい? [彼が包丁を握る手を止めてしまっていることまでは流石に察せていないから >>129、気軽にそれを頼んでしまう。 彼の料理が美味しいことを、俺はもう知ってしまっているので。 彼の目がちらりとマシロちゃんの方を見る。 先輩に判断を仰ごうとしている後輩の顔だ >>141。偉いね、仕事覚えるの早そう。 ダメと言われれば客の俺にはどうにも出来ないけれど、どうせなら良い思い出を更新したいなあなんて思っている**] (146) 2023/03/10(Fri) 1:00:41 |
![](./img/madparty/230.png) | あ、うん。 そっちでいいなら、一応そっちのほうがいいかな。 豆腐ハンバーグ、いいね。 [ >>144そんなこと言ったらシャミさんだって、サーブくらいはするだろうけど。 呼ばれるタイミングはお客様次第なこともあるから、すぐ動けるのはありがたい。] 水気を飛ばす感じ、広げるみたいってことでいい? [透明になったら冷やす、透明になったら冷やす。 頭の中で唱えながら、玉ネギ長ネギを炒めていく。] (147) 2023/03/10(Fri) 1:01:28 |
| (a27) 2023/03/10(Fri) 1:03:01 |
[互いに。
溶けるような呟きは、風の中に消えていく。
俺がラジオを聞き始めた頃には、
既に彼がよくメディアに
駆り出されていた頃ではなかったから。
深夜のラジオ。
パーソナリティとリスナー。
最初は顔も知らなかった声だけの存在。
こんなに身近なところで知り合うとは
思ってもいなかった"別世界の人"。
ファンという程には深くない。
彼がトレードカラーは今も根強く残っているけれど、
『帰ってきた』と言われる理由の原因を語られる頃には、
彼を知るには遅すぎた。
今も調べれば出るかもしれない情報を、
自らの手で調べることがないのは。
彼本人が、――そのことを語ることをしないから。]
[ 彼のトレードカラーの下に隠された
傷の名残を知らないまま、通り過ぎていく。 ]
ああ、身体で感じるから。
[好きな理由を耳にしたなら。
体験を元にすれば、理解できる気がした。
時期は選びそうだけれど。
声を立てて笑う様子に、双眸を緩めて頷く。
目的だったうどんは、
オーソドックスにきつねうどんにした。
厚揚げに染み込む薄い色のつゆは、
この辺りでは珍しく西寄りのものだろうか。
つゆを染み込ませるように沈めてから、
箸でつまんで齧れば、甘い味が口内に広がる。
麺は細打ち、添えられた青ネギを絡ませて。
二枚だけ添えられたかまぼこは、桜色。
この近くに温泉宿があることは知らなかったから、
行ってみたいですね、なんて相槌を打って。
自分で払うつもりだった会計を、
すっと先に伝票を取り上げられたから
帰りのガソリン代はこちらが払うつもり。]
[宣告通り、ドライブインを抜けた後は、
少し道が悪くなったのか、揺れるようになった。
落ちないようにと、また回す腕に力が籠もる。
道が別れていく度に、
後ろから追いかけてくる車や、
前に見えていたトラックが見えなくなっていく。
溢れ返る程の緑を抜けて、
少し視界が開けた場所に出たと思えば
砂利道で出来た駐車場だった。
申し訳ない程度の、自販機と公共トイレ。
木々の先には水の気配がする。
凝り固まった身体を伸ばしたら。
飲み物のリクエスト。]
じゃあ、コーヒーを。
……これくらいは自分で。
[今度は先手を打たれないように。
先にICカードを使おうか。]
[駐車場から少し歩けば、一面に湖が広がって。
さわさわと風と水が音を立てていた。
街から余り出ることがないから、
自然に触れるのは久しぶりなような気がする。
お気に入り、その言葉に振り返って笑って。]
……いいですね、空気が新しく感じる。
[目を閉じて、音を聞いたなら。
深く、鼻から吸い込んで、口から吐き出した。
風に流された蝶が眼の前を泳いでいくのを、
何気なく、視線で追いかけて。]
連れてきてくれて、ありがとうございます。
[彼だけの特別な場所。
踏み込むことを許されたなら、まずは感謝を。*]
![](./img/madparty/197.png) | 洋風のタタキは…うーん、洋風のタタキです…。 [別に意地悪を言っているつもりはないのだが、いろいろありすぎて一概には言えない、というのが実際のところ。 ちえさん >>143の言葉を察するに、やっぱりタタキは土佐風のにんにくに生姜と玉葱が中心で、あとは茗荷なんを合わせるのが世の中一般的なのだろう。 でも、はづきさん >>146も洋風が気になるようなので、かしこまりましたの一言共に今日は初鰹の洋風タタキからスタートです] 俺が強いかどうかはううん…まあ、弱くはないんだと思いますけど [オーダー用のペンをにぎにぎしながら、返す言葉は苦い。 自分基準で18度のカクテル出した人間が弱いだなんて謙遜でも言えるわけがなかろう。 うーんうーん、出してもよさそうなカクテルレシピはあるけれど。 だいじょぶ?俺が出してもほんとに大丈夫ですかね、真白さぁん] …わかりました、ちょっと、頑張ります。 [少なくともリキュール一本勝負なんてヤバい酒を錬成しなければいいだけだ。 そう、きっとね**] (148) 2023/03/10(Fri) 1:11:41 |
| (a28) 2023/03/10(Fri) 1:14:24 |
![](./img/madparty/203.png) | うん、クリスさんのお肉の一品。 [手を氷水で冷やして、冷たい挽肉の脂が溶けないように念入りに練っていく。 ねっとり粘りが出るまでだから結構時間がかかる] そうそう、上手。飴色は目指してないけど焦げは少しできちゃっても大丈夫 [チエにイメチェン服について聞いてみるのはこの時間 >>132になるか。 タイガが先日の件で思いの外落ち込んでいることに、慰める言葉は思い浮かぶのだけど。 ダメ出しをした立場なので言いにくい。本人がフォローしてくれるのはありがたかった >>136酒を出すなと言ったつもりはなくて、真白に確認してもらえば大丈夫だ、イケイケ] (149) 2023/03/10(Fri) 1:16:58 |
![](./img/madparty/230.png) | 説明になってないなあ〜! 一応、説明はちゃんとできたほうがいいと思うよ。 それでオッケーしてくれる人だけじゃないしね。 [ >>148笑う。笑うけど、大事なことだよ。 この場でボク相手だから許されたことで、意地悪のつもりがなくてもさっきの返答では後々、大河が困ることもあるかもしれない。] とか言って。 先輩風吹かしたけど、ボクもたいして説明できるわけじゃないや。 ま、たぶんおいしけりゃセーフ。 [あとはアレルギーとかね。 その辺は十分注意してるって知ってるから、いまさら突っ込まない。] (150) 2023/03/10(Fri) 1:41:52 |
![](./img/madparty/230.png) | ボク未だにお酒飲み慣れないんだけど、大河はどこでそんなに覚えたのさ。 あれか、イギリスの教え?
[日本と外国じゃ、成人年齢もアルコールに対する認識も違ったりする。 それこそ、大河が認識違いでこの前やらかしたようにね。]
お酒飲めるの、なんかかっこいいな。
[言いつつ、手はネギたちを炒めるまま。] (151) 2023/03/10(Fri) 1:44:13 |
![](./img/madparty/230.png) | あ、栗栖さんのか。 『お肉のおすすめ』だ。 [ >>149それはそれは、気合を入れないといけない相手ですね。 いいや、もちろん誰相手だって、手を抜いちゃ駄目だけど。] 飴色は目指さない、ちょっとは焦げが出ても大丈夫…… [そうだ、玉ねぎ炒めるって言うと飴色のイメージあったけど、今回は透明まで。 改めて手元のフライパン意識。――まだ少し白い。セーフ。] (152) 2023/03/10(Fri) 1:47:37 |
![](./img/madparty/230.png) | あ――服の話、してたね、そういえば。 [手を止めてしまってたことに我に返ったら、返事を忘れてた >>132。] うん、なんかさ。んん…… シャミさんの言ってたエプロンドレスじゃ、ないんだけど。 地雷系とも違うし、王子系でも、立て襟フリルでひらひらでもないんだけど。 [そう。求めてたもの、探してたものとは違う。 クラシカルで、キュート。どこかの枠にはめるなら、シンプルで控えめなロリータ。] (153) 2023/03/10(Fri) 1:57:13 |
![](./img/madparty/230r.png) | ――でも、似合いそうだなって、着てみてほしいなって思うのは、あったよ。 フィッティングしてないから、実際どうなるかわかんないけどさ。
[どれだけ探し直そうと思っても、頭から離れない一着がずっとある。 気づけばあのグリーンを着ている姿を、幻視している*] (154) 2023/03/10(Fri) 1:58:13 |
いいのに。
[ それくらい。とは思うものの、
先程のドライブインでは、さらっと会計を
させてもらったし、自分で、と言うなら
それ以上の問答はしなかった。
帰りのガソリン代を払うつもりなのは、
まだ知らないが。
はた、と、ああそうかこれが当たり前
ではないのがと思い当たる。
デートであることと、自分が会計を持つが
イコールでないのだ。
一人勝手に思い当たると、ペットボトル片手に、
湖へ向かう道を進む。 ]
![](./img/madparty/202.png) | なるほど、洋風のタタキなのか……。 [いや分かんないけども。 >>148分かんないけど、大河くんが作ってくれるんなら多分美味しいでしょう。 チエちゃんと大河くんのやり取り >>148>>150を見て、やっぱここいい店だなあなんてしみじみ思う。 みんな仲良くて、けれど言うべきことはちゃんと言ってもらえるのはいい関係性の証だ。 俺なんかちょっと前まですーぐ人(特にイケメン)に突っ掛かってたしな。 それが原因で敵作りまくってたし。 この店でもそうだった。周りがいいやつばっかだったから逆に縁が増えたりもしたけれど。 ……そう。ここで巡り合った縁は大事にしたい。 だからそんな自分も変えていきたい。現在進行形] (155) 2023/03/10(Fri) 2:12:54 |
[ 振り返る彼に返したのは、微笑みだけだった。
言いたいことや、聞きたいこと
まだいくらもあるけれど、どうにも、
君のその、笑顔を見ると、
胸が詰まって、一つも出てこない。
君は、初めてばっかり、教えてくれる。 ]
こちらこそ、来てくれてありがとう。
[ いつもの余暇のように、なにもしないを
するつもりだった。けれど、
それはどうにも、できそうにない。
いつの日かになら、これもまた
普通になるのかもしれないが、
今はまだ、君がいるだけでこの時間は
特別で代え難いものだから。 ]
![](./img/madparty/202h.png) | おっ、作ってくれるの。嬉しい。 [ペンを持ったまま、どことなく不安そうな瞳を見せる相手に笑って見せる >>148大丈夫だよ、作ってくれる気持ちが嬉しいから。 ……ちょっとは不安を取り除けたらいいんだけど、難しいかな**] (156) 2023/03/10(Fri) 2:13:17 |
結構美味しかったでしょ
[ 寄ったドライブインで、自分はいつも
天ぷらの乗ったうどんを食べる。
エビと、紫蘇と、茄子の乗っている
シンプルなもの。
やっぱり今日も妙に美味しかったし、
カウンター越しじゃなく、
向かいの席で食事しながら、した会話もまた、
楽しかった。
温泉宿いってみたいと言われた時、
自然といいでしょ、だとか返しながら、
少し引っかかるものも、あった。
良い意味でも、悪い意味でも。 ]
[ 昼食はうどん。
いつもの食事量を思えば、
腹ごなしが必要な程ではないから
座って、君を見ていた。 ]
少し、話さない?
あ、いや、話したい、が正しいな。
これでも結構緊張しているから、
わからないことがあったら、聞いて。
[ 時折、目を合わせながら。
また居心地悪そうに視線を反らしながら
少し長い、ひとり語りが始まる。 ]
この話をするのは、それを知らないままでは
言いたいことを、言えないからなんだけれど。
常連客で、好き嫌いはほとんどなくて、
趣味はバイクで、よく食べる。
それ以外のこと、ほとんど知らないよね俺のこと。
名前、検索ボックスに入れると、
わんさかあることないこと、出てくる人種……
昔、俳優やってたんだ。
最近また、そちらの仕事を請け負ったんだけど
7年ぶりくらいに。
離れた理由は、怪我で
今日、通ってきたとこなんだけど。
下り坂で、スピード殺しきれなかった
トラックが衝突してきて、運悪くて炎上しちゃって。
このあたり、から膝のあたりまで
大きく痕、残ってて。
[ 左脇腹を指差して、笑う ]
バイク乗ってりゃそんなこともあるし、
生きてるし、俺自身はあんまり気にしてなかったんだけど
その瞬間、俳優高野景斗の席はなくなって
今は細々と、所属してた事務所の
雑用とか、養成所の研究生に、
指導とか、してるんだ。
あとは、ラジオ聞いてるって言ってたから
言いにくかったんだけど、ラジオ番組を二つ持ってる。
[ 何か聞かれるようなことがあれば、都度
答えつつ、話はまだもう少し続く。 ]
そういう生活、結構気に入っているし、
自分を不幸と思ったことはないんだ。
バイクも変わらず大好きだし……
ってそれは今日、伝わったかな
ここまでの通り道も、そういやここで
転がったな、とか思うくらい。
でも、君のことを意識しはじめて
少し、考えたんだ。
――俺は、俺はね
好きな人が幸せなら別に隣にいるのは
自分じゃなくてもいいってずっと思ってた
[ ペットボトルの蓋を空ける音。
静寂の中では、大きく聞こえる気がする。
ひとくち、冷えた水を流し込んで ]
これからもそうなんだろって思ってた。
けど、どうもそうじゃないみたいだ。
君がもし、好きな人がいるんだと
そう言ったら、俺はきっと、それを
応援することも、祝福することも、
できないと思う。
誰かの幸せより、自分の欲を優先する
っていうのかな、今ちょっと実感してる。
なので、こういうことも込みで
[ 跳ね除けられることがなければ、
君の手を取って、隙間なく、握り ]
![](./img/madparty/203.png) | うん…… [頷きながら聞く >>153捏ねた肉だねは滑らかになってくる] それ、着てみたいな 似合いそうって思ってくれるの [冷やした手が痺れるほど] (157) 2023/03/10(Fri) 2:16:18 |
君の隣にいる権利が欲しい。
これを言うには、どうしても
昔のこととか、知っておいてもらわないと
フェアじゃないよなって思って。
あと今少し話題になってるから、
迷惑もかかるかもしれないし。
――あと今更だけど、男の子に
そう思うのは初めて。
俺も自分で戸惑ってるんだけど。
[ じ、っと君の顔を見る。 ]
最初は、良い顔みたな得した
笑顔いいな、とかそんな普通の気持ち
だったんだけど。
あと胃袋掴まれてるからか?って
思ってた時期もある。
おいしいんだもん、那岐くんの作るご飯。
そのうち、後輩の面倒見てるの
優しいなぁとか、食べ終わったのよく
気づくなぁとか。よく目で追うようになって。
名前、教えてくれたときに確信した。
[ 繋がれたままならその手を、
そうじゃなければ自分の手を、
忙しい音を鳴らす、心臓の上に。
肉と血とそれを通しても、生きてる
音
は
伝わるだろう。 ]
もっと知りたいと思うこれが、
恋なんだなって。
今すぐ俺を好きになって欲しいとは
言わないけど、少し意識してくれないかな。
言って良いなら言うけどね
ああでも、……こないだ店いった時
帰り際、困らせたかなって少し、思った
それは本意じゃない。
俺の好き、は那岐くんの迷惑になるかな。
もしそうなら遠慮なく。
それで消えやしないけど、
役者だからね、上手に
演じて見せるよ。
[ 長い話はこれで終わり。
最後に向けたのは、
役者らしからぬ、弱々しい笑みだった。** ]
| (a29) 2023/03/10(Fri) 2:18:30 |
| (a30) 2023/03/10(Fri) 2:19:21 |
| (a31) 2023/03/10(Fri) 2:19:46 |
![](./img/madparty/230.png) | ……ほんと? [ >>157着てみたい、と言われれば、探したくせ思わず呆気にとられる。 要件を満たしてない。服自体も見せてない。 いや、要件自体は満たしているのかもしれない。ボクがかわいいと思うイメチェン服。 ただ、着てみたいという話で上がったジャンルとか、似合いそうと事前に話したジャンルから外れるから、イメージと違うかもしれないじゃないか。 それでいいの、っていうのが、表情からぽろぽろこぼれていた。] (158) 2023/03/10(Fri) 2:45:25 |
![](./img/madparty/230.png) | や、ううん、全然ダメとかじゃないんだけど。 見てから考えなくて平気? 後で見せる。ブックマークしてある。
[未練たらしくスマホに転送したURL。 探し直そうとしていたくせ、いつでも出せる。
それに。]
……それとは別に、あとでちょっと話したいことある、から。 あとで。服と一緒に。
[うん、服と一緒に。 それならきっかけにして、動ける気がした**] (159) 2023/03/10(Fri) 2:48:18 |
![](./img/madparty/92.png) | [もし他の人に言われたなら やったー!! と、大きく笑って流しそうな一言。 今はそれが酷く照れ臭くて、嬉しい。] ありがと。 [だから小さな声で、ポツリと言葉を戻して。] (160) 2023/03/10(Fri) 7:35:41 |
![](./img/madparty/92.png) | [苺のケーキは仕方無いだろー? シェアしてもらえるなら、苺のケーキが良いし。 ちょっと口尖らせてたら、貝沢さんにも俺が伝染した。 >>140] も〜〜〜〜〜。 2人して撃沈してたら、ご飯食べられないでしょ? 食べる。俺は食べるよ!! [俺は無理矢理復帰いてお通しを食べた。 食べながらふと。] 食べ終わったら、お花見しよ。 そこで俺、言いたい事あるから。 [囁いておきました。これでもう逃げ場はないぞ。 頑張れ栗栖瑛斗。俺は心の中で己を応援した。 海老と鴨らしい。相変わらず綺麗だ。 >>124>>125*] (161) 2023/03/10(Fri) 7:36:01 |
![](./img/madparty/92.png) | た、食べよ?!
[伝えた俺の言葉には、ほんの少しの戸惑いが見え隠れした。*] (162) 2023/03/10(Fri) 7:36:14 |
![](./img/madparty/260.png) | [注文内容の共有後、遠藤 >>78から聞かれたことには] 鴨、やらせてよ。 [にっと屈託なく笑って、ローストを請け負う 自ら請け負う形での返答にはなったが、瑞野や大咲の手もここで借りることになろう。 それから小声で伝えられたことにはたと瞬いて――] ありがと。 じゃ、お言葉に甘えて、鴨以外はひとまず シャミーやみんなに引き受けてもらおっか。 [それで結果的にこちらの手が空くことになったなら、他のオーダーの助力にも回る心算で。] (163) 2023/03/10(Fri) 8:48:55 |
![](./img/madparty/260.png) | [と、ここで、わざわざ遠藤がスタッフ内だけの小声で訊いてきた訳を察して苦笑いをひとつ。] こないだは色々アレだったけど……、 今はもう、そんなに無理とかないから、大丈夫。 それより私こそ、シャミー調子悪そうだった時に あんなドタバタやらかしたりして、ごめん。 [法事の後から今まで伝えそびれていた謝罪をそっと添える。 あの時点で >>2:209遠藤の具合に微かに勘付いてはいたのだが、きちんと振り返れることができたのは、大分後になってから。] (164) 2023/03/10(Fri) 8:49:31 |
![](./img/madparty/260.png) | あ、ツユりん……いらっしゃいませ〜! [栗花落 >>81の来店の際、挨拶の言葉をかけるまでに僅かに間が空いた。それでも、ゃんと、いつも通りの明るいゲイザーの笑顔を向ける。 シュネーバルの感想のこと、2枚のチケットのこと、それにサキサキのクッキーの感想を貰った時のこと……一気に脳裏に押し寄せてきたそれらは、一旦頭の片隅に追いやった。 応対は遠藤が承ってくれた >>98ので、速崎は鴨のローストのほうに専念する。] (165) 2023/03/10(Fri) 8:50:11 |
![](./img/madparty/260.png) | [イチゴのショートケーキとオススメケーキのオーダー >>85も、貝沢にカクテルを届けた際にきっちり聞いていたが、そちらはフィエらの担当になろう >>105。 嘉数 >>104の呟きも、後々のことも鑑みて、自分の意識の中にも留めておく。] チエりんも、作る方、板についてきてるかな。 [この前のブロッコリーのトマト煮込みのことも思い出しながら、ぽつり。 とはいえ、今はお喋りよりもオーダーの方が先。 栗栖からの追加のお肉もう一品 >>97も把握してはいたが、そちらは他のスタッフに任せて、まずは鴨のローストを仕上げてしまう。 進捗を問う遠藤 >>122には、「あともう少し」と短く返答を。 実際、もう少しで出来上がり、といった調子で順調に進んでいる >>124>>125。] (166) 2023/03/10(Fri) 8:50:30 |
![](./img/madparty/260.png) | [鴨を手掛ける間にも、新たにお客様が『うさぎ』の穴を潜るのは把握している。 いつかの日と違って、その程度の余裕はちゃんと持てていた。] いらっしゃいませ、ハヅキん! [気まずいことなんてない、といった明るい笑顔で葉月 >>134に挨拶を。 泥酔事件があったゆえに、告白絡みの件とは別の意味で気掛かりもあった訳だが――仕事疲れはともかくとして、アルコールの件では一先ず大丈夫だったようで >>136、ほっと一息。] (167) 2023/03/10(Fri) 8:50:54 |
![](./img/madparty/260b.png) | [で、その葉月の、美澄宛てのオーダー >>138に、イヤーマフの下の耳がぴくりと動いた。 端から聞いている立ち位置の速崎まで若干神経質になっていたのは――まあ、そういうこと >>17である。] タイガー。 監修ちゃんとやってもらえば大丈夫。 Okay? [美澄 >>141を軽く睨んでから、大咲にも目配せを。 先ほどのメロンシャンパンソルベはつい率先して自分が作ってしまったが、大咲の手に余裕があるなら、監修役は率先して引き受けて貰おうと。 イギリス帰りのアリスブルーの新人の葉月への応答 >>146>>148を見るに、調子には乗らないだろうとは思えたけれども。] (168) 2023/03/10(Fri) 8:56:23 |
![](./img/madparty/260.png) | [さてこの通り、大咲とはこの日きっちり厨房で顔を合わせられた訳なのだが、交わすのはキッチンの応答と連携。 飛び出したあの夜に残した気掛かりのことは、無し。 何故、今こうなっているのか。それは暫し時を遡り――。]
(169) 2023/03/10(Fri) 8:56:56 |
![](./img/madparty/260b.png) | ― 過日:置き手紙 ― [瑞野と速崎のトレードカラー交換に、店長は惑わされなかった。流石だ。 ともあれ、呼び止められて託されたもの >>99を手に取り、キャスケットを被ったまま頭を小さく下げた。] ……ありがとう、ございます。 [折りたたまれた手紙の中身はその場では見えなかったから、お客様からの何かしらのクレームの可能性も頭には過った。 法事前日の一件といいこの日の業務態度の危うさといい、最悪クビでも文句は言えない。 この呼び止めも店長からのお叱り、の心算で、手紙を受け取った。 この置き手紙は、まだ業務が残っていたこの時には開かず、バックヤードに置いておくことにした。] (170) 2023/03/10(Fri) 8:57:16 |
![](./img/madparty/260b.png) | [終業後のバックヤードで、後片付けを終えた後にその手紙 >>n4を開いた。] ――――…マシ、 [思わず名を紡ぎかけた口を止め、文面を読み進める。 話し合えたのを、ちゃんと見ていてくれたこと。 その人からも、話したいことがある、と。 けれども、まだ、今はその時でないということも。 綴られた文字の、そのひとつひとつに―― 記された約束に、目を落とす。 璥は、長く、長く息を吐いた。 その溜息は罪の意識のようでもあり。 けれども、確かな安堵もあった。 簡易なメモ用紙なんかではないレターセットは、この時、速崎の手に届くところには無かった。 だからこの手紙への返答は、文字通り、一旦家に持ち帰る。] (171) 2023/03/10(Fri) 8:57:47 |
![](./img/madparty/260h.png) | ― 過日:置き手紙の翌朝 ―
[アパート自室の小さなちゃぶ台の上に、空になったシュネーバルの包装がひとつ。 卓上に不格好にぼろぼろと零してしまっていたチョコレートがけの雪玉の欠片はちゃんと払い落し、卓上の油痕も綺麗にふき取ってから。 レターセットから一枚の便箋を取り出し、ペンを手に取る。]
『 マシロ
ありがとう。 待ってる。ゆっくり、待ってるよ
ケイ 』
[B5サイズの便箋に綴るにしては、あまりにも短すぎる文面。 それでも、あの手紙をくれた今の真白を受け止めていることを示そうと、きちんとした手紙に返事を書いた。] (172) 2023/03/10(Fri) 8:58:21 |
![](./img/madparty/260.png) | [この便箋は四つ折りにし、次の『うさぎ』への出勤時に携えていった。 大咲本人の手で手紙が届いてこなかったことも鑑みて、速崎もまた、バックヤードの御堂にこの置き手紙を託すことにする。]
店長。この前はお手紙の件、ありがとうございました。 その、また店長にはお手数掛けさせちゃいますが、 この手紙、マシロに渡していただけますか。
それと……、もう次からは、お客様の目の前で あんな風に取り乱したりはしません。
[今の自分はもう大丈夫、と示すように口角を上げてみせてから]
だからこれからも、私をここに、居させてください。
[いつものオレンジのイヤーマフを被った頭を下げて、願い事、ひとつ伝えた。**] (173) 2023/03/10(Fri) 8:58:42 |
![](./img/madparty/203.png) |
えっ、うん あれ
[見てみたいではなく着てみたいと言ってしまった。 おかしかったか、と思うけれど]
だってチエの見立てなら 絶対 まちがいない もの
[肉を見つめ、ボウルの縁に飛んだミンチを内側に寄せる。 もうそろそろ良さそう]
(174) 2023/03/10(Fri) 8:59:26 |
![](./img/madparty/203.png) |
見るよ、見せて 着れるサイズがなかったら大変だし
[着丈も含めて探していてくれたことは知らない。知らないけど想像していた。 フィッティングしてみて、思ってたのと違ったってチエが思ったら……そうしたらまた違うのを探してくれるかもしれない。
店で一緒にいない時間に、私のことを考えている。その時間を想像する]
……話したいこと? わかった、後でね
[服と。なんだろう**]
(175) 2023/03/10(Fri) 8:59:42 |
[「荒れていた」と彼女自身がまとめた時代に彼女にどんな経験があったのかは知らない。
友達はその頃からの子が多いらしいが、どういった会話をしていたのかも知らない。
恋を知らずとも、誰かと過ごす夜は、と気になった一瞬もあったけれど。
どうやらその心配はしなくて良さそうなのかなと思うことが時々ある。
「全部食べて」もそう、
「寝る時」も、純粋に何の計算もなく言っているのだろう。
これまで実は危険だったことも結構あったのでは?
これから他の人がその無防備な可愛さを知る機会は全部自分が摘み取ることにする。]
[季節それぞれにおいしいものはたくさんあるから、食べ物に紐づいた好みで言えば、好きな季節は「全部」となる。
敢えて言うなら冬には自分の誕生日があるものの知り合いから忘れられがちなところもあるので、後で気まずい空気になるくらいなら誕生日はなくても良いかなと思っているので冬はなくて良いかもしれない、くらい。
店で誕生日を祝われる人がいればいつだって周りと一緒ににこやかに歌う自分の誕生日は、彼女以外はスタッフも客も誰も知らない。
けれど彼女の誕生日も冬ならば、これからは冬がたくさん来ても良い。
祝いたい。
祝われたい。
好きな人が出来て、好きなものが増えるのが――
相手の好きなものを増やせるのが自分であることが嬉しい。]
[胸板に彼女の身体が飛び込んでくる。
眼下でポニーテールがふわり揺れ。
その身体をぎゅっと抱き締めた。]
うん、お疲れ様。
……うん。
うん。
[零された言葉は具体的な内容ではない。
「私なりに解決出来たら」という言葉に強い意思が籠る。
解決したい、
解決するために頑張りたい。]
応援してる。
[腕に力を込めた。
どういうことかよく知らないのに、頭から「自業自得じゃないよ」なんて全肯定する言葉は出さない。
彼女にとって自分が自罰感情の沼から救う存在と認識されている、その信頼が嬉しい。]
疲れたらこうしてぎゅっとして、
「大丈夫」に戻してあげる。
踏み出す足が震えそうだったら思い出して。
「マシロちゃんが好きだよ」
[頑張りたい時にも頑張れない時にも傍に居る。
話すこと、また話さないことで「壊れたりしない」。
この腕は物理的には特別強くはないけれど、
彼女にとって一番最適な止まり木だという自信がある。]
[ケトルの中で湯が湧きたつ音がし始める頃、真白が「リセット」と言葉にした。
それを合図に少し腕の力を緩めて、少し下にある彼女の顔を見る。
お願い?と小首を傾げて]
[ケトルより先に、自分の体温が沸点に達した。
ここで!
名前呼びは!!
ずるい!!!!!]
[今日だけで何度この無防備な可愛さにやられたことか。
ああもう同じ角度に首傾けちゃって!!
かわいい!!!!!!!!!!
]
だめなわけないでしょ。
布団くっつけて、くっついて寝よ。
――ずっと手繋いでる。
[その想定が友人同士のお泊り会の感覚だということはわかってはいるんだ。
今から食べるマンゴー杏仁タルトに、理性を強く保てる材料は入っていますか、ねえナギちゃん―――――*]
| (a32) 2023/03/10(Fri) 10:52:39 |
![](./img/madparty/122h.png) | かっこいいよ。栗栖くんは。 [どこか照れ臭そうに見える栗栖に >>160今度はちゃんと目を見て告げて。 そして先程の種明かしと、真っ赤になる彼に こちらまで被弾してしまって。 >>161拗ねた顔を揶揄う余裕もなかった。] いや、その、だ、だってさあ!不意打ちはずるいじゃん! た、食べるよ!私だって!! [恥ずかしいなあもう!! 真っ赤なまま言い返し、釣られるようにお通しを食べる。おいしいね!!! そんな中でふいに告げられた言葉に 一度、ぱちりと瞬きをして。 >>161] (176) 2023/03/10(Fri) 11:18:31 |
![](./img/madparty/122.png) | ………うん。
実を言うとね、私も今日は 君に伝えたいことがあって来たんだ。
[あの泣いてしまった日から色々考えて。 前に進みたいな、と思って。 気合を入れた格好で今日は来た。
そして玲羅は別段この手の機微に鈍くはない。 だから、――さっきは一回流したけれど この雰囲気から出てくる「言いたいこと」が何かって… 考えればどうしたって期待して、浮ついてしまうけれど。
でも、それは彼の口からはっきり聞きたいことだから。]
(177) 2023/03/10(Fri) 11:28:28 |
![](./img/madparty/122h.png) | ……君の話。私と同じだといいな。 あとで答え合わせさせてね。 [内緒話をするように囁き返し。 まだ頬を染めたまま、微笑んで。] (178) 2023/03/10(Fri) 11:30:26 |
![](./img/madparty/122.png) | うん、食べよ食べよ! [予感は一旦胸に留め。 ぱん、と軽く手を叩いて 運ばれてきた料理に手を付けようか。 良い匂いを漂わせる海老とジャガイモのオーブン焼き >>124を マヨネーズソースと共に小皿にとりわけ、栗栖に渡す。 そして炭水化物イケます!と、 シャミさんにグッと親指を立てるなどした。 海老出汁、絶対美味しいじゃん。だって。**] (179) 2023/03/10(Fri) 11:31:55 |
| (a33) 2023/03/10(Fri) 11:35:13 |
![](./img/madparty/230h.png) | 信頼が重いなあ? [ >>174自分の服の好みはわかるし、マシロちゃんと買った服の話とかはするけど。 だからって、何でもかんでもわかるわけじゃない。 そんなに全幅の信頼を寄せられてしまうと困る……けど、面映ゆい。 重いと言いながら、顔は笑ってた。] ん、あとで。……あとで。 あ、これくらいでいい? [透き通ったネギ炒め。OKが出るなら氷で冷やす。 せっかく練った肉だねがダレてしまわないように、だ。それくらいは、ちゃんと理解してますとも。] (180) 2023/03/10(Fri) 11:37:48 |
![](./img/madparty/230.png) | ね、そういえば、見てたよ。オーブン焼き。 おいしそうだったなー? エビじゃがマヨ。 [ >>122自分のつぶやきを拾ってもらったものなのかは、知らない。 ボクが思いつくものなら、シャミさんが想像するのはすぐだろう。 だから、わからないけど。 おいしそうだったな?って、物欲しげ*] (181) 2023/03/10(Fri) 11:41:26 |
| (a34) 2023/03/10(Fri) 11:43:05 |
| (a35) 2023/03/10(Fri) 11:43:15 |
| (a36) 2023/03/10(Fri) 12:21:58 |
![](./img/madparty/92.png) | [目を見て、かっこいい >>176なんて言われたら。 そりゃぁ、嬉しい。 じわじわと身体が熱くなって。笑みが零れた。] ありがとう。 [今度こそしっかり目を見て、俺もお礼を。 貝沢さんはやっぱり良い女だなって思う。 笑みを浮かべる目を、うっすらと細めた。] (182) 2023/03/10(Fri) 12:44:02 |
![](./img/madparty/92.png) | [不意打ちはずるい >>176って言うけど。 聞いてきたの貝沢さんじゃん!] 聞いてきたの貝沢さんじゃん。 [俺は言い返しました。 でも瞬きの後、伝えられたこと >>177。 囁かれた言葉 >>178。 答え合わせってなんだろう。 いくらどんなに鈍い俺でも、想像出来ないなんて言いやしない。] (183) 2023/03/10(Fri) 12:45:36 |
![](./img/madparty/92r.png) | (184) 2023/03/10(Fri) 12:46:54 |
![](./img/madparty/92.png) | [囁きを返したら、食事をしよう。 >>179海老も美味しそう。さっきのお通し美味しかった。 そう思っていれば、当たり前のように取り分けてくれて。 俺はめちゃくちゃ嬉しくなる。 自分の鴨のローストも、相沢さんに取り分けて。 味の感想はまた今度。肉はいつだって人を幸せにする。 そのうち豆腐ハンバーグとかもきたかな? 俺は笑いながら我が家のハンバーグの話しなんかもしただろう。 楽しい時間はあっと言う間だなって。 後から思い返してもきっと、楽しい時間だった。**] (185) 2023/03/10(Fri) 12:48:17 |
![](./img/madparty/203.png) | 信頼してるとも 全体重をかけてると言ってもいいね [それにチエが選んだ服なら、少なくともチエは好きでしょう] いいね、ありがとう [伝えたとおり冷やしてくれるのに礼を言う >>180そう、せっかく塩で乳化させた脂が溶けたらダレてしまうから] (186) 2023/03/10(Fri) 12:53:48 |
![](./img/madparty/197.png) | 説明ヘッタクソですみません…。 なんていうんですかね…イタリアンっぽいのもあるし、フレンチっぽいのもあるし…みたいな…全部ひっくるめて洋風ってだけなんですけど [ちえさん >>150の言葉に、まあそりゃそうだなと納得しながら少しだけ補足をした。 味はまあ、店に来る前から作っているレシピなので大丈夫だろう] かっこいいんですかね? 俺の場合はまあ…血な気もしますけど、カレッジのときの同級生が割と飲むの好きな人多かったんでそのせいかな…。 [同級生=同学年でないあたりがミソだが、おそらく酒のあれこれを学んだのはその時の飲みに違いない] (187) 2023/03/10(Fri) 12:53:49 |
![](./img/madparty/203.png) | [肉がこね上がったら豆腐を混ぜながら練り込んでいく。
豆腐は水切りした後、塩麹に4日漬け込んだ木綿豆腐。 クリームチーズみたいに変化するから、そのまま前菜にも出せるのだけど。 豆腐を見ていたら今日はジーマーミ豆腐を食べたくなってしまったのだ。
塩と豆腐で十分につなぎとして機能していて、 塩麹の甘みや酵素で調味料としても物足りないことはない。 ナツメグだけは欲しいので入れておく] (188) 2023/03/10(Fri) 12:54:18 |
![](./img/madparty/197.png) | はい、そういうわけで洋風のタタキです。 [彼 >>155が過去に食べていたメニューは何だったか。 ちゃんと覚えていれば味の傾向もわかるのだが、はてさて。 今不安なのは料理よりも正直アルコールである] …大丈夫です、今回はちゃんと割るんで! [前回学んだ、とっても大事なことだ。 速崎 >>168にペンを握りしめながら返せば、カウンター内に引っ込めば探し物。 お目当てを探し当てると、きゅっと口元を絞って頭の中のレシピを反芻する。 本日の助っ人は酢橘と桜の塩漬けであります**] (189) 2023/03/10(Fri) 12:54:55 |
![](./img/madparty/203.png) | エビマヨしたくて 良いよね、オーブン焼き [視線を感じて >>181きゅっと笑う] さっきの、海老の身は出しちゃったけど、バットの残りを寄せてあるよ [提供用にスキレットに綺麗に盛り付け直したあと、バットに残ったもの。 崩れたアボカドや、じゃがいも。にんにく。 それにトマトの果汁や海老の味、ヤングコーンの出汁が染み込んでいる] 海老の殻でチップス作って賄いにしようか (190) 2023/03/10(Fri) 12:58:57 |
[微笑みを交わして、返ってきたのは同じ言葉。
行きたいと言ったのはこちらの方。
だから、ゆっくりと首を振り返して湖へと視線を移す。
海よりも穏やかな波。
漢字は違えど、凪とはこういうものかと感じながら。
昼食の話になれば、同意するように一度、頷いて。
彼が座れば、水際から戻って隣へ並ぶように腰を落ち着けた。
話を切り出す声に、視線を一度交えた後に、また湖へ。
隣合うから、自然と同じ方向を向いた。
聞いて欲しいという時だけは目を見合わせてまた頷きを。
ゆっくりと紡ぎ出される話に、耳を傾けていく。]
[メッセージで聞いたような
自己紹介から始まったその話は、彼の過去。
改めて彼の口から語られる職業と事故の話。
知っていたことと、初めて耳にすること。
先程、通ったばかりの道で
彼の人生を変えてしまうほどの
出来事があったと聞いた時には、
目を瞠り、思わず指を指し示した身体を見つめて
顔を見合せた。]
[バイク事故に遭った人の話を聞いたことがある。
その人は、バイクの怖さを知って、
もう二度とハンドルを握ることは無くなったけれど。
彼と同じように九死に一生を得たのだと言っていた。
今でもバイクに乗る彼は、
恐れよりも愛しさの方が勝ったのか。
幸か不幸か、まだハンドルを握っているようだけれど。
身体で感じれる風の気持ちよさを、
教えてもらったばかりだから。
否定することも危険だと伝えることもしない。
それは、彼自身が誰よりも知っていることだろう。]
[不意に、話の質が変わる。
ペットボトルの開封の音が妙に響いて、
水を嚥下する横顔を見つめて。
遅れるようにしてつられるように、缶を開けて。
コーヒーを一口。
砂糖もミルクも入っていないコーヒーは、
彼を同じブラック。
苦さを口に含んで、腹の底に押し込んで。]
[俺の好きな人を気にするように、伺う視線。
伸ばされた指が、自身の手に触れ、捉えられた。
少し、冷たい中に、確かに伝わる温度が残っている。
彼が、生きている証。
熱がゆっくりと覆われた掌から
伝わってくるのを感じながら。
向けられた視線を受け止めるように、
手元に落とした視線を上げる。
自身と同じように異性が好きだった人。
戸惑う心に、少し共感するように微かに微笑んで。
やがて彼の視点から話される自身の話になれば、
少し面映ゆかったが、
握り込まれたままの手を振り払うことはしない。]
[改めて告げられた、彼の願いは、
先程、誰にも奪われたくない欲を口にした時より、
幾分かは控えめなものだった。
強引さはない、その優しさに思わず目を細めた後。
話題が、あの気まずい日に変われば
思わず視線を伏せたけれど。
それから、ゆっくりと口を開いた。]
あれは……、高野さんが悪いわけじゃなくて、
戸惑ったんです。
向けられた好意にじゃなくて。
タルトを食べた高野さんに。
[視線を上げられないまま、
重なっていない方の手の甲で口許を隠して。]
食べたのを見た時、
フォークで身体を暴かれたみたいに、
心臓が、
熱
くなったから。
[あの熱を伝えるには言葉で表現するには拙いけれど。
それすら伝えるのも、恥ずかしさで。
耳朶も、頬も熱くなるのを、隠し続けたまま。]
[たったそれだけ伝えるのに唇が乾くのを覚えて、
湿らせるように一度、唇を噤んで。息を吐き出す。
腕を下ろす頃には少し、熱は引いただろうか。]
事故のことは初めて聞きましたけど、
高野さんの仕事のことは、少しだけ。
……知っているんです。
決まった曜日の、深夜。
仕事が終わった後に、
いつも、あなたのラジオを聴いていたから。
[今度こそ、目を見合せたなら。
ずっと伝えたかったことを、口にする。]
俺は女性としか付き合ったことがありません。
でも、ラジオから聞こえる
高野さんの柔らかな声に惹かれた。
好意を伝えてくれたことには、
嬉しくは思っても、嫌悪は感じません。
[温度を分ける手を裏返して、掌を合わせる。
彼に応えるように、少し力を込めるのは。
バイクに乗った時に、回した腕の力と同じくらい、強く。]
まだ、知らないことは多いけど、
これから、時間をかけて。
あなたに応えられるように、
好きになっていきたい。
[目を見合わせて、微笑みを浮かべたなら。
重ねた手の隙間に指を絡めて、
トン、と隣合う肩を寄り添うようにぶつけて。
肩口に頭を預けるようにして、視線を向ける。]
恋人には甘えたい方なんですけど、
それでも、いいですか?
**
![](./img/madparty/203.png) | [熱の取れた、長ネギと玉ネギの炒め。 それも肉だねにしっかり混ぜ込んでいく。 滑らかでふわふわだけど、肉の美味しさがしっかり。 という具合が今日の到達目標。カサ増しだけが豆腐ではない] たねができたら、しっかり空気を抜きながら……今日は俵型に成形してみるね ハンバーグはどれでも、表面がツルツルの滑らかになるように、亀裂があったらきちんと埋めておく 中の食感を均一に柔らかくしたから、表面をカリっとさせたい──小麦粉を全体に薄くまぶして フライパンに牛脂を熱して、中火でハンバーグに焼き目を [声が聞こえる位置にいるなら解説しながら。 俵型なのでひっくり返すというよりはそっと転がし。 香ばしい焼き目がついたら火を弱めて芯まで熱を行き渡らせる。 ビーフ100でミディアムレアに仕上げたり、網の炭火でじっくり、もいいな。 でも今日はなるべく、家庭でも作れそう、というギリギリの懐かしさを覗かせるように >>0:448>>185] (191) 2023/03/10(Fri) 13:28:00 |
![](./img/madparty/203.png) | ─ お肉2品目 ─
どうぞクリスさん。お豆腐入りハンバーグです 付け合わせは春にんじんのグラッセ
横のソースは、それぞれ大根おろしとポン酢、中濃ソース、ワサビです
[円形のお皿の上には、白いご飯。ハンバーグが二つ。 そして横を向いたウサギの絵付けの、口元に握っているような位置にグラッセをおいた。 カタカナの意味を聞かれたなら、バターでツヤツヤに煮た甘いにんじんです、と*] (192) 2023/03/10(Fri) 13:30:09 |
![](./img/madparty/202.png) | [目の前に差し出された料理の皿を見て、ほう……と溜め息を零す]
おお……確かに和風のやつとは雰囲気違うな。 けどすげえ美味そう!
[日本人らしくいただきます、と手を合わせて言ってから箸をつける。 口の中に広がる魚の旨味] (193) 2023/03/10(Fri) 13:34:26 |
![](./img/madparty/202h.png) | うんっま……。 [思わずそんな言葉が漏れてしまう。 ライターのくせに語彙力のないダメな大人だけど、俺はグルメライターじゃないからいいのだ。 幸せそうに頬を緩ませたまま、カウンター内に引っ込む彼の姿を見送る >>189きっとこれからカクテルを作ってくれるのだろう。 楽しみだ。タタキが美味しいお陰でお酒もよりいっそう欲しくなっちゃったから余計に**] (194) 2023/03/10(Fri) 13:34:47 |
![](./img/madparty/203.png) | 海老出汁の麺、どうしよう [炭水化物、いけなさそうならたっぷりの海老の頭と殻を使ったビスクになったのだけど。 いけちゃうなら嬉しい。いってほしい >>179海老スープカレーのカレーうどん……と思ったけどカレーうどんはダメだよね、TPO] 何が良いと思う? パスタ? フォー? 海老味噌ラーメン [キッチン内のご意見募集**] (195) 2023/03/10(Fri) 13:37:11 |
| (a37) 2023/03/10(Fri) 13:41:35 |
| (a38) 2023/03/10(Fri) 13:42:22 |
| (a39) 2023/03/10(Fri) 13:43:56 |
![](./img/madparty/230.png) | ――洋風論争―― じゃーせめて今から出すのは何を使うとか、こういうアレンジどうですか、とか? ほら、あるじゃん、オリーブオイルで仕上げるから洋風なんですよーとか、トマトと合わせるとイタリアンぽくーとかさ。 ま、とりあえず今日のはサプライズでお楽しみってことで! デキる男の料理楽しみにしてて。 [ >>187大河のアレンジは幅広いらしい。 期待大だねと葉月さんにはウインクひとつ。 常連さんならきっと、大丈夫大丈夫。まだね。 面白そう、で受け止めてくれるって信じてる。 ボクがお客さん側でも、たぶんそうなるし。] (196) 2023/03/10(Fri) 13:45:12 |
![](./img/madparty/230b.png) | [本当は、ボクこそこんな風に大口叩ける立場じゃない。 "洋風"の解釈が、ひとつにまとまると思ってる。 真実お客様に合わせた提供ができてるのは――大河の方だ。] (197) 2023/03/10(Fri) 13:48:27 |
![](./img/madparty/260.png) | [まず準備するのは、赤ワインと無花果の甘めのソース。 鴨のローストの注文を見越して、干し無花果を午前から赤ワインに浸しておいている。
最初に、みじん切りにした玉ねぎをオリーブオイルで炒め、追ってにんにくのみじん切りを加える。 それから無花果のワイン漬けを刻み、漬け汁の赤ワインと共に追加し、煮込んでいく。 この状態ではソースは未完成。この後の工程は、鴨肉を焼き上げてから。] (198) 2023/03/10(Fri) 13:52:42 |
![](./img/madparty/230.png) | えー? かっこいいと思うけどな? ボクもそうなってみたいけど、血なら敵わないか……
[別に原酒のカクテルを出したいって話じゃないよ? でも何に置いても、舌の幅、身体が受け入れる幅が広いのは、料理する人間に有利に思う。]
今度ボクもなんか飲んでみよっかな。 店に迷惑かけない範囲で。
[言うは言うけど、特に予定もない。] (199) 2023/03/10(Fri) 13:52:42 |
![](./img/madparty/260.png) | [身の締まった鴨のむね肉は、仕込み時に薄膜は取り除いているものの、皮はつけたままの状態で。
皮には格子状の切り込みを入れ、肉全体に塩と胡椒で下味をつけておく。 それから、フライパンに皮側を下にして置き、ローズマリーとタイムも入れて強火にかけていく。 加熱するにつれてしみ出して溜まってきた脂を、肉全体に何度も掛けながら、皮がパリッパリになるまで焼き上げる。
こうしてフライパンから一度取り出した鴨肉は、今度は皮側を上にして、予熱していたオーブンへ。
さて、ここで用いたフライパンの中に残っている鴨脂に、オリーブオイルととろみの小麦粉を入れて混ぜ合わせる。 さらに先ほど煮込んだ赤ワインと無花果のソースを入れ、混ぜ合わせてさらに煮込んで――これで漸くソースは完成!] (200) 2023/03/10(Fri) 13:53:42 |
![](./img/madparty/260.png) | [ロースト作業と並行して、付け合わせの方も準備を。
ここで使うのはオススメ食材にも挙げられてた春人参と、パースニップ――「白人参」とも呼ばれるこの根菜は、セリ科ではあるが、実際はニンジンとは異なるもの。 この食材は、以前、速崎が店長に「もし出回っていたら仕入れて欲しい」と頼んでおいたもの。丁度ここでタイミング良く出すことができた巡り合わせと、店長の厚意には感謝しなければならない。
予め皮をむいて芯を取り除いたパースニップはぶつ切りにし、春人参も同様に皮をむいてからカット。 ごろごろしたこの状態でソテーにしても良いけれども、ここは鴨肉を引き立たせる意味でも、やわらかくなめらかなマッシュにしておこう。 人参とパースニップをやわらかくなるまで茹でてから水気を切り、再度鍋に入れて、細かく刻んだチャイブとバターを加えて、混ぜ合わせながら火にかける。 あとは全体が滑らかになるまで潰して、潰して……。 これにさらにバターを加え、さらっと塩と胡椒で味を調えればできあがり。
赤白の根菜の混ざり合った淡黄色のマッシュには、微かな星々の如きチャイブの緑色が散っている。] (201) 2023/03/10(Fri) 13:55:22 |
![](./img/madparty/260h.png) | [オーブンから取り出してから休ませ、余熱で十分に火が通った鴨肉。 スライスした切り口は、淡くやわらかな紅色に染まっている。 こうして焼き上げた 二人前分の 鴨のローストのスライスを、大皿の中央に重ねて並べていく。真っすぐにではなく、ゆるくS字を描くように。 鴨肉の載っていない皿の余白部分には、対称形になるように、人参とパースニップのマッシュを。 それから暗紅色のソースを螺旋を描くようにかけて、完成。 ちなみに、鴨肉によって隠されている皿の中央部分には、赤いハートが四つ描かれている。 その形は丁度、赤色をした四葉のクローバー。 見ようによって、幸運のクローバーとも愛情のハートとも取れる、そんなデザインだ。] (202) 2023/03/10(Fri) 13:57:29 |
![](./img/madparty/260.png) | [海老とじゃがいものオーブン焼きの到着 >>124>>125からほんの少し遅くして、速崎はテーブル席のふたりへと >>179>>185、鴨のローストの大皿 >>200>>201>>202をサーブする。 大皿をテーブルに置いた後に、シェア用の小皿も共に差し出す。 2枚の白い小皿にはそれぞれ、チェスのキングの駒とクイーンの駒のシルエットが描かれている。 駒の色はどちらもピンク。赤でも白でもなく、その二色を合わせた色だ。] クリリン、カッチ、お待たせ。 こちらロースト・ダック、 赤ワインと無花果のソース和えに 紅白にんじんのマッシュを添えて、召し上がれ! (203) 2023/03/10(Fri) 14:08:30 |
![](./img/madparty/230.png) | ――シャミさんと―― 全体重〜? 乗せてくるねぇ…… クローゼットの中ボク好みの服しかなくなるかもよ? [ >>186それは困るでしょ、のつもりで言った。 人の好みは千差万別、自分で選ぶのは楽しいよ。 そのきっかけを作るくらいの考えだったから。 ネギたちが肉ダネの中に向かったら、洗い物にシフトチェンジしよう。] (204) 2023/03/10(Fri) 14:12:35 |
![](./img/madparty/230h.png) | あーん、絶対おいしいやつだ。 大好き。天才。
[野菜のところだけでも、旨味はたっぷり入ってる。 それに海老のチップスつくなら、充分どころか最高になっちゃう。 甘え満点の猫撫で声で寄り添いながら、ハンバーグを成形するのを目で覚える。] (205) 2023/03/10(Fri) 14:12:53 |
![](./img/madparty/230.png) | 表面つるつる、亀裂は埋める…… あ、外カリカリおいしそう。 [言葉で聞いたりレシピの文字だけより、こうして目で見たり、理由を聞いたりするほうが頭に入る。 なによりおいしそうだなってなると、実感が伴うし。 焼いてる間はオーダー取りに離れたりもしたけれど、音と匂いは伝わってくるから、栗栖さんの喜ぶ顔がすでに目に浮かぶ。 ちらとそちらを見てみたけど、いい雰囲気 >>182。お邪魔はできませんね。] (206) 2023/03/10(Fri) 14:13:08 |
![](./img/madparty/230.png) | ん、その並びならフォーがいいなぁ。 それでなくてもさっぱりつるっと系がいい。細うどんとか。 [ >>195海老出汁って言うと、なんとなく和かエスニックのイメージ。 並んだ中で合致するのはフォー。それ以外の選択肢で和に寄せた。 ビスクって先に聞いてたら、エビトマトクリームパスタって言ってたかもね。 言葉のイメージって不思議*] (207) 2023/03/10(Fri) 14:17:47 |
――朝ごはん――
[昨晩、小鍋に昆布と煮干しと水を入れて冷蔵庫に入れておいた。
それに新じゃがのくし切りを入れて火をつける。
沸いてから新玉ねぎも少し入れて、味噌を溶く。
朝は最近マーマレード消費の為にパンやホットケーキの事が多かったが、今日のように白米の時には予約炊飯をすることにしている。
炊飯完了の音楽の後、しゃもじでほぐして蒸らしておく。
きゅうりは斜め薄切りにして塩昆布とごま油で和えて白ごまを振る。
本当は焼き魚が欲しいところだが、最近はマーマレード(以下略)で冷蔵庫に買っておく習慣がない。
少し考えて、冷蔵庫から卵を取り出した。]
マシロちゃん、起きれそう?
ごはんできたけどもうちょっと寝る?
[揃いの食器はない。
どれも一人暮らし用の1つきりしかないから、テーブルに並んだ時に統一感は出せないが、「お揃い」を増やす楽しみがあるということで。
自分のスウェットを着た真白の起床を待って一緒に手を合わせよう。]
[『スターゲイジー味噌汁』
『カニカマの淡雪仕立て』
今日の更新に、
#独身男性の優雅な朝食というハッシュタグはついていない。
スターゲイジーパイの中身をイメージして作った味噌汁と、ふわふわの真っ白な卵白が特徴の皿。
一緒に食べて「おいしい」と思えば縁起を担げる気がして。
#信じてるそれだけをタグづけした。**]
![](./img/madparty/260h.png) | [さて、調理の合間に、速崎はカウンター越しにテーブル席の様子を見守っていた。 交わされる囁き声までは届かずとも。 肘ついた両手で顔を隠す様だとか >>119、零れた笑みの形だとか >>182。 相手だってはにかんだ調子だったり >>111、耳まで赤らめていたり >>140>>176で(多分、あのシャンパンソルベ >>85>>113の所為ではない)まんざらでもなさそうで。 ここまで見たらもう、「誰と恋人になりたいのか」の答え合わせの必要はないだろう。] (208) 2023/03/10(Fri) 14:34:47 |
![](./img/madparty/260h.png) | 幸せになれよ、ダチ。 [先ほどまでのバースデー >>73>>74のように予め祝福を求められていない限り、自分からいきなり「お二人様」にこんな祝福を掛けることはないのだけれど。 今回は栗栖に対し、「応援させろ」 >>3:404……もとい「応援してる」 >>3:353を暗に伝える意味で。 そして貝沢にも聞こえるように、はっきりとした声色で。 心からの笑顔でこう告げた後、キッチンへと戻っていった。 ――私、綺麗さっぱりフラれてきたから、安心してね。 そこまでのネタバレは、そもそも貝沢が例の告白の件を知っているのか否か判らなかったが故に、ここで速崎から告げることはなかったのだけれど。*] (209) 2023/03/10(Fri) 14:36:08 |
| (a40) 2023/03/10(Fri) 14:41:17 |
![](./img/madparty/260.png) | [さて、海老出汁の麺について―― >>195。 嘉数からのフォーへの一票 >>207が入ってから、速崎も少し考える。 カレーうどんは危険だ。とても危険だ。専用の装備がなければおしゃれ着が死ぬ。] その中なら私も、チエりんに同意して、 あっさりめのフォーかな〜。 トマトクリームパスタ……とかも考えたけど、 鴨脂と海老マヨでもうだいぶ油多めだし。 [体重云々ではなく胃的な意味で、あっさりめを推し] フォーならパクチーめっちゃ欲しい気もするけど…… パクチーがダメなら細うどんかなーという感じ。 (210) 2023/03/10(Fri) 15:05:50 |
![](./img/madparty/122h.png) | それはそうだけどさあ〜…… [言い返す栗栖にむう、ともの言いたげにし、 でも何だかそれもおかしくて笑った。 >>183向けられる言葉と柔らかな笑みが心地よくて。 >>184冷めてしまわないうちに 運ばれてきた料理を分け合って口をつける。] (211) 2023/03/10(Fri) 15:21:12 |
![](./img/madparty/122.png) | [まずは海老ジャガマヨから。
先程もお通しで食べたぷりぷりの海老。 まずは何もつけずに口にしてみる。
塩とガーリック、ハーブで味付けされ こんがり焼かれた旨味たっぷりの海老は 素材の良さが引き立っており、 このままでも香ばしくて美味しいけれど。 野菜と一緒にマヨネーズソースをつけて食べれば これまた相性抜群で食が進む。
あつあつほくほくのジャガイモを やけどしないように頬張りながら目を細め。] (212) 2023/03/10(Fri) 15:21:34 |
![](./img/madparty/122.png) | うわーー、すごい綺麗! [程なくして鴨ローストが運ばれてくれば >>203その豪勢さに思わずおお〜〜!!と目を輝かせた。 >>202ピンクのクイーンが描かれた皿に 栗栖が鴨のローストを取り分けてくれたなら その下に隠れる綺麗な赤色のクローバーが覗いただろうか。 紅白のニンジンで彩られた皿は、まるでそう、祝福のようで。] (213) 2023/03/10(Fri) 15:22:19 |
![](./img/madparty/122r.png) | ―――、 [どのタイミングだったか。 ふいに声を掛けられた。 >>209明朗に栗栖に向けられる応援の言葉は 玲羅の耳にもしっかり届く。 「幸せになれ」と。「ダチ」と。 多くをネタバレはされずとも、 それだけで過日の告白に対して 彼がどう答えたのかは察せた。 速崎の涙も。 >>46胸に秘めた願いも。 >>3:414勿論自分が知ることはないけれど。 その痛みを察することくらいはできる。 内心がどうであれ、 こうして今、笑顔を浮かべられる強さも。] (214) 2023/03/10(Fri) 15:26:11 |
![](./img/madparty/122.png) | …ありがとう。ゲイザーさん。 [だから。最大限の敬意と誠意のつもりで。 栗栖がどう答えたにせよ、その後で 速崎の目をまっすぐ見て玲羅はそう返しただろう。 君は恋敵かもしれないけれど、 真の敵ではなければ嬉しい。 >>30いつも明るく、時々そそっかしく この店を駆け回るオレンジのうさぎのことも、 やはり玲羅は好きだから。*] (215) 2023/03/10(Fri) 15:31:32 |
| (a41) 2023/03/10(Fri) 15:37:05 |
[ 武勇伝でもなんでもない、
けれど、人によっては自分語りとか
そういう類の長い、話。
思えば過去、誰にも
こういう話はしたことがなかった。
例えばうさぎの穴でも。
肩書を知らず、自分の名前も知らず
そんな女の子から声がかかる事はあった。
テレビもラジオも、昨今は避けられがちな
傾向があるから。
彼女はいるんですか いないよ
じゃあ――…… そんな風に知り合うことは
あっても、そのうち、縁は遠くなっていった。
それは女の子のせいだけじゃなく、
自分のせいも大いにあろう。
知らなかったと大騒ぎされることもあれば、
知れば、心配している健気な私の皮を被り
根掘り葉掘り、聞こうとされる事もあった。 ]
[ 自分の欠点を晒すことも、傷痕を晒すことも
したことがなかったから。
話の順序が合っているかどうか、
時々反応を伺いながら。
事故の話の後、火傷痕のある所を
見つめられたら ]
もう痛くはないんだよ
少しみっともないけどね。
[ そう言いながら小さく笑う。 ]
[ 振り払うようなことはないだろう、という
確信はあった。その後のことを予見していた
わけではなくて、
お客さんのことを、よく覚えていて
『今度は是非、デザートもどうぞ。』
『お祝いデザート、何か考えるんで。』
ただのお客さんとのやり取りを、忙しいからと
切ることなく、続けてくれて、
仲間の異変に気づき、手を差し伸べる事を厭わず
好意を寄せられてると知って尚、今日この場に
来ることを選んでくれた、君だから。 ]
[ 繋がれた手は、振り払われる事がないままで
こちらの話は一旦、終わる。
今じゃなくてもいい、いつかきっと、
だとか、そんな不確かなものでも良かった
性別の壁は、大きい。
理解が深められて来ているとは言え、
男女のカップルが当たり前に、やれることを
戸惑う場面や、人目を避ける場面は多いだろう。
――相手が好奇の目で見られるような職種なら
なおさら。
特に自分たちは、今までそれを
考える必要のなかった、二人だから。
わかるよ、と言いたげな微笑みが
それを決定づけているようだった。 ]
……俺に?
[ 口元を手の甲で隠した君が
顔を隠したまま、言葉を続ける。
暴かれたみたいに、
熱くなったから、
それを聞くとこちらも僅かに、恥ずかしくなる。
そうなの、と言いながらも
熱が上がっていくようだった。 ]
[ 息を吐き、腕をおろして続けられた言葉には
正直、すごく、驚いて ]
え、あ、深夜の方の、
[ 少しだけ知っているんです
そこまでは範疇内だった。MVの人気は
衰えることなく加速しているし、
それに伴うように、公開録音の事は
記事になるし、友人も外で見ていたし、
その話を店内でもしていたから。 ]
[ 深夜の方、つまり
アレ
とかコレとか
ソレとか、聞かれていた、と。
………マジで?????
驚きはわかりやすく表情に出ていた。 ]
うん、
[ 合わされた手に、力が籠もる。
続けられる言葉に、一つ一つ頷いて
君がくれる言葉を、大事なものを
抱えるような気持ちで、聞いた。 ]
[ 心のどこかで。
だけどお客さんとしては大事です、だとか
友達として、お友達から、とか
そんな言葉が返ってくるのではないかと
思っていた。それが正しいとも。
指が絡み、
とん、と肩がぶつかる。
『好きになっていきたい。』
――今、なんて言った? ]
はい……大歓迎です……
[ ぶつかる視線。
驚きすぎて、呼吸するのをわすれるくらい。
なんとか言葉を返すも、あまりの距離の近さに
気の利いた事を言えるでもなく。
いや、近いな!? ]
[ 何もされないと思っているのか、
されてもいいと、思っているのか。
どっちだって、いい。もう手遅れなので。
絡まる指ごと持ち上げて、顎に触れ、
僅かに向きを変える。
君の瞳に映る自分の姿ったら、ない。
ぐずぐずに煮溶けた果実よりも、甘そうだと
他人事のように、思ったのはひととき。
すぐに見えなくなってしまったので。 ]
こんなに距離縮められると、
何されても文句言えないと思う。
[ それこそこのまま攫われてしまっても。 ]
それでも文句あるなら、聞くけどね。
[ これ以上ないくらい、そう例えば
一生忘れないだろうなと評する、タルトを
食べた時のような、幸せな顔でわらう。
特別な時間、特別な場所、
特別な景色の中に、君がいる。
――そういえば肉食だとか、誰かが言ってたな。
]
そういえば、アレ聞いてて、
普通に接してくれてたの……。
めっちゃくちゃ恥ずかしいな
[ 特に第一回のアレ。
彼女に言ってみました、とかいうお便りもくるアレ。
実践したカップルが
(大変身近に)
居たらしいが
それは俺の預かり知らぬところ。 ]
一枚だけ、いいかな記念に
ここ、来たときはいつも一枚だけ撮ってるから
[ それからしばらく、なにもしないを満喫したか
ぽつぽつと話をしたか、どちらにしても
夕方になる前には、帰り支度をしようと
したはずで、その前に、スマホ片手に問いかける。
――いつもは自分、映さないんだけどね。
叶うなら、湖を背景に、君と二人、顔を並べて。** ]
| (a42) 2023/03/10(Fri) 16:07:56 |
![](./img/madparty/260h.png) | [綺麗、の歓声が鴨のローストに向けられる >>213。 貝沢が目を輝かせる様に――声まで輝いて聞こえた――ふっと目元が緩む。 栗栖が鴨を取り分けた後の、皿の下の模様が表れていくのも目にしながら――。 真っ直ぐにこちらの目を見て伝えられた、貝沢からの「ありがとう」 >>215に。] どうしたしまして。 [変わらぬ笑顔で、そう告げた後――] (216) 2023/03/10(Fri) 16:32:22 |
![](./img/madparty/260h.png) | [少しだけ顔を貝沢の方に近づけて、囁く。 別に栗栖に聞かれても問題はなかったのだが、なんとはなしに、ふたりだけの秘密にしておきたくなったのだ。] あいつのこと、頼むよ。 幸せにしてあげて。おひめ…… [まるで戴冠式の場かと言わんばかりに、おどけて「女王様」と言おうとしたのだけれど――何故かふっと口をついて出たのは、「お姫様」。] (217) 2023/03/10(Fri) 16:32:44 |
![](./img/madparty/260.png) | ( ――――…あ、 そっか。 多分、 きっと、そうだ。 ) [ストリーミング >>1:79の中でだけ聴いていた「ピュアマーメイド」のトラックの中で、一番に上手かった声 >>1:610。 アイドルとしてのその歌の抑揚と「可愛らしさ」は、この店の他愛ない日々の中で響く「可愛い」声 >>0:375とは勿論、違って聞こえたけれど >>1:51>>1:470。 ここで漸く心当たりの点と点が線で結ばれたのは、日々が積み重なった結果だったのかもしれない。] (218) 2023/03/10(Fri) 16:33:09 |
![](./img/madparty/260.png) | [ファンとか、推しとか、成長や頑張りを見守りたいとか、そういう形ではなくて。 本当に、ただ単に、音だけを追い掛けていた、ある意味とても残酷な耳。 そんな耳で気に入ってマイリストに入れていた、作り物の恋の歌 >>2:113。歌詞すらも録に確かめずにトーンの心地良さに浸っていたのだけれど――。] ( ……………キミは、お姫様じゃなくていい。 ) [その業界なら「仕方ない」で片づけられてしまいそうな出来事 >>3:71>>3:73>>3:76にも、特に関心は抱いてこなかった、けれど。 アイドルに恋愛禁止の制約や、制約未満の圧力がしばしばあることくらいは、速崎も認識している。] (219) 2023/03/10(Fri) 16:45:58 |
![](./img/madparty/260h.png) | ……お姫様じゃなくってもいいから、ね。 [囁き声のまま言い直して、にっと笑ってから、顔を離した。 それから一度、オープンキッチンに引き返して――。] (220) 2023/03/10(Fri) 16:46:26 |
![](./img/madparty/260b.png) | [程なくして再び、テーブル席のもとに戻ってくる。] ところでなんだけど。 カッチ。 キミは、パクチーは嫌いかい? [言葉遣いは少しおどけて、しかし声色と顔色は至って真剣に。 先程までの空気は一体なんだったのか。 これまでの日々、貝沢のオーダー内容はどうだったかなと記憶を探りつつ、問う。 海老出汁の麺 >>195>>207>>210の運命は、ここでの貝沢玲羅の返答に掛かっている――かもしれないし、掛かっていないかもしれない。*] (221) 2023/03/10(Fri) 16:48:03 |
| (a43) 2023/03/10(Fri) 17:02:28 |
![](./img/madparty/203.png) | ─ クローゼットの中身 ─ 良いね クローゼットの半分以上は着なくなったのに置いてある服だし、新しい服を増やしてそろそろ処分しようかと思ってた [古い貰い物のパンク・ファッション。 リサイクルに出して貰い手がつくのだろうか。なにしろ赤いトゲが生えてたり、スタッズと用途不明のベルトが付いていたりボロボロに破れていたりする。 以前はお世話になったけど、あまり手にとらなくなったと言うことは、今は好みではないんだろう。 仕事着ばかり残したら、クローゼットは白いワイシャツとモノトーンの地味な服しかなくなる。 そこがカラフルな、お砂糖とスパイスと素敵な何かでできた服で埋め尽くされたなら >>204] チエの色に染まっちゃうな [それは困ら ない] (222) 2023/03/10(Fri) 17:16:00 |
![](./img/madparty/203.png) | でしょう、絶対美味しいから楽しみにしてて [おねだり上手におだてられる。餌を見せたらべったり甘えて懐いてくる現金な猫を思い浮かべる >>205猫撫で声の猫とはこれいかに] チエは? 今日何作ってくれるの [以前のブロッコリーのトマト煮も美味しかったのだけど、ブロッコリーはなんだかクッタクタになっていて、チエも浮かない顔をしていた。 真白は割と堂々と食べ専を標榜する >>1:585し、そういうのも良いのだけど*] (223) 2023/03/10(Fri) 17:16:19 |
![](./img/madparty/203b.png) | ─ アイルランドの星 ─
[ゲイザーの鴨のローストは盛り付けにもセンスが光る。 美味しいものは美しい、のだけど、沙弥は絵画的な表現にはなかなか身が入らない。 ので、ついついこっちの方が美味しいのではみたいな理由でうさぎを焼いたりする]
あのマッシュいいな
(パースニップ深掘りしてみたい)
[その提供をするゲイザーの様子からしても、大丈夫、なのだろう。 愛嬌の塊のような子の笑顔は輝いている] (224) 2023/03/10(Fri) 17:38:15 |
![](./img/madparty/203b.png) | [謝罪 >>164を受けたときは、首を傾げ] ドタバタ? いつ……ああ、いいよ 本来なら休んだっていいところ、早退にしてギリギリまで働いてくれてたんでしょう [ゲイザーが早退してアイルランドまで帰ったと思っている。 むしろ翌々日に帰ってきたと言うのはとんでもないトンボ返り、というかもはや時刻表ミステリばりのアリバイトリックを用いなければ往復できないのではないか。 向こうの星は綺麗だったのだろうか。 航空機の中で魚の気持ちになって星空を見たのかは定かでないけども**] (225) 2023/03/10(Fri) 17:38:38 |
![](./img/madparty/155.png) | ―Madam March Hare カウンター― よかった、ありがとうございます。 まだ詳しい日程は決まってないので、わかり次第お伝えします。 [予約は出来るようなので、ひとまず安心。これで2つめのミッションも完了だ。 リクエストもできるなら、魚介料理を頼もうか。] 向こうでは肉料理ばかりだからって、日本に来たときはいつも魚をたくさん食べるんです。 [「日本の魚は美味しい!」とはしゃぐ祖母の姿を思い出す。] サヤさん、ドイツにいたことあるんですか。 [なるほど、どおりで。お任せでたまに出てくるドイツ料理に納得する。] フランスやイタリアに行く人の話はよく聞きますけど、ドイツは周りにいないんですよ。どの辺りに行ってたんですか? [ぷりぷりの海老やあつあつのジャガイモたち(とても美味しい!)を食べながら、修行時代の話をきかせてもらえただろうか。 >>4:124] (226) 2023/03/10(Fri) 17:44:44 |
![](./img/madparty/155.png) | 海老出汁、私も、食べる。 >>210[力強く宣言する。パクチーは苦手なので、フォーにするなら抜いてもらおう。] あと、新人さんの彼……ミスミさん?に鴨肉で何か作ってもらいたいな。 この前のリゾット。おいしかったから。 >>3:230[ちなみにお肉はしっかり火を通したものが好きです。 忙しそうであれば、無理は言わないが。]** (227) 2023/03/10(Fri) 17:46:48 |
| (a44) 2023/03/10(Fri) 17:52:09 |
| (a45) 2023/03/10(Fri) 17:53:18 |
![](./img/madparty/260.png) | [遠藤の呟き >>224がちらと聞こえて、速崎は一度、マッシュを潰していた鍋 >>201に視線を遣る。] マッシュ、ちょっとだけ余ってるけど――… 他に欲しいってお客さんがいなかったら 食べちゃう? シャミー。 [春人参は兎も角、パースニップのストックは本当に限られていたので、賄いとして新たには作れないかもしれない。 いずれにしても、乾燥を避ける意味でも、マッシュの残りは一度別容器に取っておくことになる。] (228) 2023/03/10(Fri) 18:26:25 |
![](./img/madparty/260.png) | [先ほどの謝罪に対しても、いいよ、と言って貰えた >>225。 その時にはほっと顔を緩めて、「ありがと」の一言を返していた。] あの時は夜便にしたおかげで、向こう到着してから 久々にオリオンじっくり見たりはできたなー。 [ややあってから、零す呟き。 暗に、飛行機の中では星が見えなかったことを示すもの。 静かな機内から覗く真っ暗な空については――当時の心境に今は浸らぬように、とひとまず口にしないことにした。] アイベラ半島の星空も綺麗だよって、 あっち(地元)のお店の人に言われたけど……。 どこかで休み取って行けないかなー、アイルランド。 [果たして、この他愛ない一言で――速崎は特に意図した訳ではなかったが――遠藤の勘違いは解けるだろうか。 決死の弾丸乗り継ぎ(アイルランドと日本の間に直行便はないらしい)と華麗なる時刻表トリックの駆使は、残念ながら、現実にはなっていなかったようだ。*] (229) 2023/03/10(Fri) 18:37:57 |
![](./img/madparty/122.png) | [速崎に礼を告げれば どうしたしましてと笑顔を向けてくれる。 >>216こそりと囁かれ、なんだろうと耳を寄せた。 >>217] ……? [速崎の気づきにも、その内心にも。 >>218言い直された言葉の真意も、きっと本当の所は分からない。 >>220でも、速崎から確かに、「やさしさ」のようなものを感じて。 ぱちぱちと瞬きをした後、 答える代わりに にっと笑みを返した。] (230) 2023/03/10(Fri) 18:46:21 |
![](./img/madparty/203.png) | それなら、リクエストは「日本の美味しいお魚」ですね ツユリさんの親戚で貸切にしたいとかでなければ、数日前に連絡いただければ大丈夫 [ドイツの話には少し身を乗り出す >>226フランスではなかったのは、フランスのワーキングホリデーの申請は通らなかったのだ。狭き門] 南の方だね はじめはミュンヘン。その後はハイデルベルクにしばらくいたよ [どちらも有名な観光都市、かつ大学には留学生も多いので異国人にフレンドリーで言葉も通じやすい。 地元だけでなく各地の料理も流入していて、それこそイタリア料理やフランス料理、あとは中華のレストランで勉強もさせてもらったのだと話す。 ドイツ、中華、美味しい] Weißwurstはこっちで食べようとしても同じ味にならないんだ…… [多分、料理には空気も大事と言うこと*] (231) 2023/03/10(Fri) 18:47:26 |
![](./img/madparty/122.png) | [ところで。 >>221] パクチー、好きです!! [再び戻ってきた速崎には前のめりに返す。 ついでに言うとエスニック料理も割と好きだ。 しかし、好き嫌いが分かれる香菜ではある。 栗栖くんはどう?と尋ね。 もし苦手そうな反応が返ってきたら 彼の分だけ先に分けて抜いてもらえたりとかします…?と 一応お願いしてはみる。] (232) 2023/03/10(Fri) 18:48:50 |
![](./img/madparty/203.png) | タイガ、ご指名ー [アリスブルーの彼に、鴨肉の注文を >>227] じゃあ炭水化物は無理のない量で。お待ちくださいね (233) 2023/03/10(Fri) 18:50:09 |
![](./img/madparty/122.png) | [さて改めて赤いソースがかかった鴨のロースト。 皮はパリパリ、中はやわらかくてしっとりジューシー。 噛むと口いっぱいにじんわり肉の旨味が広がっていく。 付け合わせのマッシュはよく見れば お洒落に緑色が散っており 一緒に頬張れば鴨の美味さを引き立てるようだ。 混じる白は芋か何かなのかと思ったけれど 食べるとニンジンの甘味がして―― パースニップと言う野菜の事も玲羅はここで初めて知った。] は〜〜美味し〜〜〜。しあわせ〜〜〜〜。 ね、ね、どう?鴨ロースト。 [鴨肉に馴染みがないと言う栗栖に感想を聞きつつ。 前後して二品目の豆腐ハンバーグも届いたろうか。 >>192] (234) 2023/03/10(Fri) 18:50:42 |
![](./img/madparty/122.png) | [うさぎがニンジンを食べているような絵面の 微笑ましさに目を細めつつ。 栗栖がハンバーグを一つ皿に取ってくれたなら こちらにも口をつけよう。 お豆腐混じりならではのふわふわ軽い食感。 でも、お肉の肉汁もしっかり感じるハンバーグは どこか家庭的な懐かしい味わいがした。 >>191色んなソースを少しずつつけて食べながら 栗栖家のハンバーグの話など聞き。 >>185ハンバーグにワサビってつけたことなかったけど、 私これ好きかも!栗栖くんはどの味好き? [なんて尋ね、箸を進めていったことだろう。**] (235) 2023/03/10(Fri) 18:59:23 |
![](./img/madparty/260.png) | [さて、海老出汁の麺は貝沢だけでなく、栗花落からもオーダーが入った >>227。力強く。] りょっかーい! っと、ツユリんは、パクチーはダメかな? [麺の種類をどうするにせよ、一先ず事前にそう訊ねておいた。 パクチーが苦手との旨が聞けたなら、パクチー抜きのフォーのレシピを頭に浮かべて――] (236) 2023/03/10(Fri) 19:06:22 |
![](./img/madparty/260h.png) | よし。 じゃあパクチー盛りのフォーで行こっか。 [貝沢からの前のめりの返答 >>232に、勢いで言った。 言ってから、「これ本決定みたいな言い方だな……」と、これでいいかとちらっと遠藤に伺うような視線を一つ。 嘉数からはフォーへの賛同 >>207が出ていたが、美澄はどうだったか。瑞野や大咲、フィエの顔も見やりつつ――。 貝沢への栗栖の返答がどうであれ、既にパクチー抜きの希望が出ている中、先に手掛けるのはそうしたパクチー抜きのフォーからになる。] (237) 2023/03/10(Fri) 19:07:38 |
![](./img/madparty/203.png) | [素材が余らないなら仕方がない、賄いには登場しないと言うことで] じゃあそれを味見しちゃう [やったぜ >>228] オリオンって星座の そういえばこの辺に住んでると、星の形とかよく見えないね [そしてゲイザーのヒント >>229に、首を傾げた。 あれ、行ってないの? 行ってないけど現地のお土産は買った? やはりアリバイトリック……] アイルランドって自然が綺麗なイメージ。やっぱり星も綺麗なんだ? あとお酒が美味しそう (238) 2023/03/10(Fri) 19:09:22 |
![](./img/madparty/203.png) |
さらっとフォーで本決定だね
パクチーは選択制?
[うんうん、いいと思うよ。 ちょうど手が空いたから、海老の殻を綺麗に洗うのはお任せを**]
(239) 2023/03/10(Fri) 19:11:41 |
![](./img/madparty/122.png) | ― そしてもう少し後のこと ―
[デザートまできっちり食べて、 会計を済ませたのは きっとそれなりに遅い時間。 二人で一緒に店を出る。宣言通り沢山食べた。]
あ〜〜おいしかった!!
[満足そうに言いながら、歩き出すのは隣駅の方向。
まだ咲きかけの夜桜が並ぶ散歩道に向けて のんびりと歩き出そうか。**] (240) 2023/03/10(Fri) 19:12:18 |
| (a46) 2023/03/10(Fri) 19:15:21 |
| (a47) 2023/03/10(Fri) 19:24:09 |
| (a48) 2023/03/10(Fri) 19:30:18 |
![](./img/madparty/230.png) | ――ハンバーグが生まれるさなか―― ええ? いいの。 [ >>222新しい服を増やして古いのを処分。 その手伝いができるのは悪くない気分で、冗談交じり受け止めたけど。] いいの……? [間を空けてもう一度聞いてしまった。 チエの色に染まっちゃうな、とか、なんかすごいセリフじゃないか? 服の話だから、まだいいけど。 照れるような困るようなで、指先がくるくる髪をいじる。 ああ、手、洗わないと。] (241) 2023/03/10(Fri) 20:02:32 |
[ 荒れていた頃の話は、特段面白いものでもない。
少し夜遅くまで行き場所も居場所もない者同士、
友人たちと他愛ない話を交わしていただけだ。
そんな誰かと過ごす夜も特に心震わせるなにかもなく、
ただ、ぼんやり生きているなあ、と思う程度の。
好意を寄せられたことがない、……と嘘は言えまい。
が、当時は「友達として好きだよ」だとか。
店員になってからは、お客様、と敢えて呼んだりとか
そんな手段で回避してきた。
だから彼の内心の心配事は無用だったりするのだけれども
例えそれを知っても大咲は
彼が抱えてくれる独占欲に、擽ったそうに笑うだけだ。 ]
[ 誕生日を祝うという習慣がない大咲でも、
これから先、彼の誕生日は忘れまい。
うさぎの穴で「ハッピーバースデー」もしっかり覚えた。
祝うなら。せっかくなら、二人きりがいい。
"特別な人"に祝われる未来は薄らとしか想像出来ないけど
きっと泣きたいくらい素敵な日になるのだろう。
好きなものが少しずつ増えていく。
してみたいこと、知りたいこともそれ以上に溢れて
両腕だけじゃ抱えきれないかもしれない。
始まりたての今でさえ、そんな風に考えてしまって
──でも、生まれて初めて
誰かとの未来を考えるのが楽しくて、胸がきゅ、となる。
これが恋
なんだなぁって
いつかの日、投げられた問いへの答えを
大咲はようやく得られたような気がした。 ]
![](./img/madparty/230.png) | や、でも、やっぱ欲しい服買うのがいいと思うよ? せめて最初はさ、最初はボクが選んでもいいけど。
ボクだって、シャミさんが自分で欲しいって思って買う服、見たいし。
[今までが全部そう? そう言われちゃったらそうかもしれない。 でも、きっと違う世界があると思う。 そういう風に気持ちを変える手伝いが、したい。] (242) 2023/03/10(Fri) 20:03:10 |
[ 飛び込んだ先で零した拙い話を
彼は抱き締める腕に力を込めながら、ただ聞いてくれた。
そうして紡がれた「応援してる」という言葉へ
うん、と確かに頷いて返す。
速崎を理解出来ていなかったなら、また知り直したい。
あの日どうして自分まで傷付いたのか。
きっとそれは、何てことはない出勤途中の雑談の最中
彼の親へ抱いた想いが大咲の本心だったからだ。
お金が無くても子供がお腹を空かせることがないように、
そうやって大事にされてきたことを、知っていたから。
自分の目には些か眩しい、素敵な家族。
内心抱いた親への共感と 彼への羨望。
「かわいそう」が、羨ましがった自分への刃に聞こえて ]
[ でもあの日、栗栖が言っていたように
速崎は一線を超えないことが出来る人だ。
そしてそれをちゃんと言葉にした栗栖も、
大咲にはやっぱりあの日と変わらず強く映る。
だから。大咲も、頑張りたい。
──結局、クッキーの連作も実質未完成なのだし? ]
……ふふ。ありがとう、ございます。
私も、そうやって傍にいてくれる
神田さんのこと、…すき、です…。
[ 少しの間、安心出来る腕の中で言いたいことを整理して。
抱き締めたまま傍で待ってくれる彼を、
ようやく整え終えたこころのまま、見上げてから。 ]
[ 無防備に見えるのならそれはきっと
向ける相手が貴方だからなのでは、ないだろうか。
二人して同じ角度に首を傾いでいることへ気付けば
お揃いですね、と囁くように、仕草を示し。
それから──
ケトルのお湯よりも先に熱くなった体温に
「不意打ち成功」とばかり、わらって ]
約束、しましたからね。
[ 夜綿さん。
──と、もう一度、形を得るように名前を呼び。 ]
手、繋いでてくれるんですか?
うれしい。
[ 断られる想定をしていないのに敢えて問いかけるのは、
ちょっとだけ狡かったかもしれないけれど。
目論見通り返ってきた了承へ、はにかんで。
それから、それから。
二人で食べた瑞野の杏仁マンゴータルトは美味しくて、
タルト生地はフィエのだな、と気付いたり。
艶を与えるナパージュがフルーツを傷めていないから
そんな情報だけで、瑞野の掛けた手間が伝わってくる。
食べ終えれば、お風呂と──彼の服を貸してもらった。
薄付きのメイクを落とし、スキンケアと髪を乾かし終え
不意に はた 、と気付いたのは ]
![](./img/madparty/230r.png) | ……え。ボク? そーだな、水切りヨーグルト凍らせてあるから、メロンと合わせて、蜂蜜とかかける? 甘いのもあっていーでしょ。 [ >>223食べ専じゃだめですか、と一瞬表情に浮かぶ。 手伝ってと言われれば手伝うし、教えてもらえることは吸収しようと目で意識で受け止めるけれど、ここ暫くの間、賄い等々に置ける積極性はやや下がっていた。 作っても、本当に簡単なもの。さらっと、誰でも出来るようなものだけ。 理由を聞かれても、きっと怒られるから秘密。 ちょっと疲れててさ、なんて誤魔化していた。 ほら、本来そっち側の人間じゃないからさ。] (243) 2023/03/10(Fri) 20:03:53 |
( ……いやちょっと待って、 あの、
これ冷静に考えたら結構すごい状況では…? )
[ 今更か。今更ですごめんなさい夜綿さん。
少し前の別れ際に告げられた懺悔を思い出し
自分の今の状態を振り返って考えてみる。
彼氏の家。今夜は一緒に寝たいと言い出した自分。
お風呂上がり、借りたスウェットは当然大きくて、
上だけでワンピースのようになるから、と
それだけ着ている。所謂これ、彼シャツですか? ]
[ 約20cmの身長差、平均より華奢な骨格の大咲。
普段好んでいるだぼついた袖も今だけは気恥ずかしく、
何食わぬ顔でお風呂を借りた礼を言おうとしたのに
いざ対面した時の大咲は、
風呂上がりとは言い訳出来ない顔の赤さ。 ]
…………ぁ、あの、……
まだあります、か。
……したごころ……
[ 声は紡ぐにつれか細くなっていく。
いやでは、ない。こわいとも思わない。
ほんとに自分と「そういうコト」がしたいと考えているのか
窺うようにちら、と見上げて。 ]
……その。
なんだろう、えっと、…夜綿さんになら わたし
別に、どんなことされても、いいんですけど。
[ 寧ろそんな欲を抱くくらい好きでいてくれているなら、
うれしいとも、思うのだけど。
せっかくなら 最高に可愛い自分でデートして
その思い出のまま、とかは、贅沢でしょうか。
そんな風に言葉を途切れ途切れ、続けてから。 ]
![](./img/madparty/230b.png) | [いっそ、そんなに料理しない人間になったら。 別の人を手伝いに雇う気になってくれないかな、なんて。
たぶん多方面から怒られるので、絶対に言えない*] (244) 2023/03/10(Fri) 20:04:34 |
![](./img/madparty/260.png) | [マッシュの残りはひとまず遠藤のために取っておくことになった >>238。 仮にオーダーが来たとしても、味見程度の量なら残せるはず。 星座の、と聞かれれば >>238うんと頷いて] そうだなー。お店の外出ても、ビルとかで 星座って見えづらいよなーって大学の時もよく言って…… …… うん? [何故か、遠藤に首を傾げられた。 もしかしてアイベラの地名間違えた? もしかして実はアイルランドって星見えない??……というアイルランドに対して大変失礼な疑問は、遠藤が続けた言葉のお陰で払拭された。] お酒は美味しい! この前作ったシェパーズパイでも、 ギネスが大活躍したしなあ。 [法事帰りの日にハヅキんも美味しそうに食べてくれたな、なんて思い出しながら、まずお酒のことが口をついて出た。 それから、自然のイメージ、星の綺麗さにも、うんと他愛なく頷きながら――。] (245) 2023/03/10(Fri) 20:05:18 |
![](./img/madparty/260h.png) | [やがて本決定 >>239を受けて、キッチンに、パクチーのあの独特の芳香が出現することになる。 苦手なお客様がカウンターにいると判っているので、パクチーの調理はなるべくキッチン奥のほうで。] (246) 2023/03/10(Fri) 20:05:49 |
[ 近寄って、くい、と控え目に彼の指先を引いた。
乾かしたばかりの髪がさらりと肩から流れて
微かにシャンプーの甘いにおいがする。 ]
…… "すこしだけ"、は、だめですか。
[ キスしたいですと、明け透けに言えない代わり。
リップが落ちてもなお薄桃に色付くくちびるを、
そ と貴方へ指し示したけれど。
……果たして、結果は。* ]
![](./img/madparty/260h.png) | [遠藤が洗っておいてくれた海老の殻を軽く煎ってから、水と料理酒を入れた鍋で煮だしていく。 この時、前日の営業時にストックされた鶏ガラスープも一緒に注ぎ込んで。 その間にレッドオニオンを薄切りに、小葱も短めにカットしておく。 出汁が十分に出た辺りで海老の殻を取り出し、ナンプラーと塩、胡椒を加えてひと煮立ち。 フォーの米麺は別の鍋で茹でておき、湯切りしてから麺用の白いどんぶりに移す。その上にレッドオニオンと小葱を載せてから、海老出汁と鶏ガラの効いたスープを注ぐ。 これにライム果汁を搾って入れれば、まず、栗花落の分の一杯ができあがり。] よっし、ツユリんおまたせ〜! シンプルに玉ねぎに小葱だけのフォー、 タイガーの鴨のリゾットのほうもあるから、 さっぱりとした一杯で仕上げちゃいました。 [以前には栗花落がめっちゃ全部盛りで食べてくれた日もあったが、遠藤の一言 >>233も受けて、麺の量は僅かに少なめに。] (247) 2023/03/10(Fri) 20:12:56 |
![](./img/madparty/92.png) | ── 咲き始めの桜並木で ── [美味しく楽しく幸せな食事について語るのは、少し後で。 たとえ今日語れなくても、青い世界に必ず残すね。 でも今は、目の前の大切な人について語りたい。 美味しい食事をたくさん食べて。 腹ごなしに散歩道をお散歩。 >>240約束したお花見。梅は見頃だけど。桜は満開にはまだ遠い。 のんびり2人で歩いて。 川沿いにベンチもあるから、少し座らないって誘った。] 言いたい事があるって話し。 >>161聞いてくれる? [別に立ったままでも良いんだけどさ。 それは君に任せよう。 川沿いの風は夜は少し肌寒い。 貝沢さんが寒く無いと良いんだけど。] (248) 2023/03/10(Fri) 20:18:06 |
![](./img/madparty/92.png) | [何から話すか迷って。 結局素直に話すことにした。]
俺ね。貝沢さんが好き。
言い辛い事を、きちんと口にしてくれるところ。 微妙な空気の中で、背中を叩いてくれるところ。 恋人よりお肉が大切だって言ったら。 お肉をライバル認定してくるところ。 ライバルを超えようって発想に至るところ。 俺がお肉が大好きって知っててなお。 遠慮なく海老やパクチーを頼んでくれるところ……
本当に極論しちゃうと。 俺も相沢さんも、一人で生きていけちゃうよね。
[小さく笑って。] (249) 2023/03/10(Fri) 20:18:44 |
![](./img/madparty/92r.png) | 俺は、相沢さんのそういうところが、本当に 好き 。 [本当に大切な物を口にするように。ゆっくりと。話して。] (250) 2023/03/10(Fri) 20:19:14 |
![](./img/madparty/92.png) | そんな相沢さんだから。
好きになってもらえたら。選んでもらえたら。 最高だと思う。
最高に幸せで。嬉しいだろうって。
[相沢さんに笑いかけて。] (251) 2023/03/10(Fri) 20:19:44 |
![](./img/madparty/92.png) | 俺は貝沢さんが好きだよ。 貝沢さんも俺を好きになってよ。 恰好悪いところも一緒に笑い合いたい。 >>1:418本当に時々になるかもだけど、背伸びしたり、ちょっと頑張ったりしたい。 俺スタンプ初めて買ったんだよ? めちゃくちゃ恥ずかしかった。 怖い時も、凹んだ時も、ドロドロした時も。 >>110出来れば貝沢さんの隣に居たい。 見せたくない時は、見ないふりするから。 貝沢さんは一人で平気かもしれないけど、一緒に居たい。 ダメって言われたら、大人しく待つよ?……たぶんね。 [最後の一言は自信が無かったからね。正直に付け加えて。] (252) 2023/03/10(Fri) 20:21:41 |
![](./img/madparty/92r.png) | だからね。貝沢さん。
俺の恋人になってよ。
[貴方を思うと胸がいっぱいで熱いけど。 俺は目を細めて、貝沢さんに笑いかけた。**] (253) 2023/03/10(Fri) 20:22:10 |
| (a49) 2023/03/10(Fri) 20:24:12 |
![](./img/madparty/260.png) | [それから、貝沢と栗栖の分のフォーも仕上げていく。 もし栗栖からパクチー抜きの要望があったならば、まず彼の分から作ることにして――。] ( うーん…… ) [このシンプルなフォー、鶏ガラスープこそ入っているが、具材としての肉類はない。 少しだけ考えてから、栗栖の分に特に何かしらの具材を追加する、ということはしないことにした。] ( お前まだ気があるのかよ…って見えてもアレだし。 カッチと一緒のやつ、食べてもらいましょっと。 ) [あの時の貝沢の感謝に滲んでいるようにみえた、敬意と誠意。 この目で間近に見た、にっとした笑み >>230。 それを裏切ってしまう敵にならぬように、と。] (254) 2023/03/10(Fri) 20:25:56 |
![](./img/madparty/260h.png) | [そして、キッチン奥で、とても良い顔で。 多めに用意したパクチーから茎を切り落とし、数多の葉をボウルに積み上げていく。 何なら余った分は賄いにでもしようという勢いで。]
(255) 2023/03/10(Fri) 20:29:02 |
[痛みはなくとも、一生残るであろう傷跡は。
見る度に過去を思い出させるだろう。
それは、例え今の生活を気に入っているとしても。
途切れた輝かしい未来の先を、
きっと一度は想像しただろうから。
みっともないとは思わない。
けれど演じる者としては、
役を制限されてしまうであろうこと。
その言葉を選んだことから、分かる。
負い目と感じていること。
今も演技に関わる仕事を続けているのだ。
出来ることなら、消したいだろうに。]
[その場では掛ける言葉が見つからなくて、
押し黙ってしまった。
彼のように言葉を尽くせるような俺じゃない。
言葉にするにはどうしても時間が掛かってしまう。
だから、代わりに。
先に伝えたかったリスナーであることを話せば、
僅かに見開かれた目に笑った。
微かな動揺が、はっきりと見えるぐらいに。
徐々に見えていたとしても。
今は、それよりも。
掌から伝えられる温度を分け合いたかったのと、
此方からも言いたいことがあったから。
揶揄うこともなく、目を細めただけ。]
[一瞬だけ、時を止めたように落ちた沈黙。
彼との間の沈黙が苦しくないことは、
今までにも何度か経験したから知っている。
問い掛けに返された応えは、
何故か、敬語だったから。
ふ、と息を吐き出すようにまた、笑って。
顎に指をかけられたなら、見上げる角度が変わる。
瞳に相手の姿しか映らない程の距離。
身を引くことはしないまま。
溜息にも似た吐息と共に零された言葉に、
小さく歯を見せたなら。]
文句はないですけど、
[春を運ぶ風が吹く。
さらりと揺れた前髪は、彼のものと重なって。]
さっき言いかけたこと、言っていいんで。
ちゃんと、聞きたいです。
[数多のリスナーに向けてではない。
誰かにリクエストされた訳でもない。
他の誰にも真似できないものを。
彼自身が選んだ言葉で。俺だけに。
文句の代わりに、まずは最初のおねだりを一つ。]
[吐息が掛かるほどの距離。
囁く声は、甘く蕩けるデザートのように。
いつもの優しくて落ち着いた声を待ちながら。
視界を黒
に、染めていった。]
[写真は普段から映る方ではなかったけれど。
記念、と言われたら応じただろう。
静かな湖畔は、
ゆっくりとオレンジに移り変わっていく。
手先が器用なことを昔、褒められたこと。
その従姉妹が杏であること。
彼女を慕って、Madam March Hareを選んだこと。
好きなものはサーモンと苺だということ。
少しずつ、自身のことを話して。
互いを、知っていく。
これからまでも。そして、これからも。 **]
![](./img/madparty/260h.png) | はい、お待たせ〜。 さっぱり風味のシンプルなフォー、二丁上がり! [貝沢と栗栖へのサーブは同時に。 どちらも中身は栗花落に出したもの >>247と同じだが、 その上に、少なくとも貝沢の方のフォーには、瑞々しく芳香強いパクチーの葉がこんもりと盛られている。 流石にパクチーがフォー全体を覆い隠していることはなかったが、それでも、上面の4割くらいの面積は占めるくらいの多さだった。*] (256) 2023/03/10(Fri) 20:36:27 |
| (a50) 2023/03/10(Fri) 20:38:51 |
![](./img/madparty/92.png) | ── 愛すべきうさぎの穴で ── [言い返したら、貝沢さんはむくれて。 >>211でもやっぱり笑ってくれた。 そこに齎された鴨肉 >>203。 めちゃくちゃ綺麗だ!!肉の色が!!! コンソメスープの金色は特別枠として。 俺は肉の赤い色がこの世で一番綺麗だと思って居る。 先日の牛カツしかり。目の前の鴨肉しかり。] ……無花果のソース? 果物のソースと肉って美味しいよね!! [それは俺がうさぎの穴で初めて知った食べ方だ。] (257) 2023/03/10(Fri) 20:58:57 |
![](./img/madparty/92h.png) | [しかし明らかに肉の量が多い。 取り分けようとしたら、なんか聞こえた。 >>209待って?!!俺とゲイザーは確かにダチだ。 しかしダチだからこそめちゃくちゃ恥ずかしく無いか?!! 俺明らかに普段と態度違うもん!!!] 幸せになるけど!!! [なんなら俺は一人でも幸せになる自信あるけど!!! それはそれとして。うわあ……] ………… 恥ずかしい。死ぬ。 ありがとう。 [俺は羞恥で殺されそうになった。死ぬ。 なので貝沢さんと何か話してても全く感知できないね。**] (258) 2023/03/10(Fri) 20:59:14 |
― そして、朝 ―
[ 仕事柄、朝には強い──つもりだったのだけれども。
急遽の休日出勤や速崎への蟠りへの疲労ゆえか
それとも好きな人と手を繋いで眠ることへの、安心感か。
今日も夜シフトだということもあって
結論を言えば、大咲は盛大に体内時計が狂っていた。
起こしてくれる声がする。
夢心地の中──というか実際に夢だと思い込みながら
寝ぼけた顔でのんびりと起き上がった。 ]
……ん、む……?
[ 無意識に繋いで寝たはずの手の温もりを探し、
数瞬だけ指先を彷徨わせ。
あれ、私今起こされた? と思い至った瞬間
大咲の意識はすぐさま覚醒した。 ]
── … お、はよ、ございます
ぇと もう起きます……。
[ お願いしてお泊りしたことは覚えている。
だから思わず声に滲んだ戸惑いは、この状況にではなく
誰かが一緒にいる朝の慣れなさへ。
顔を洗い、まだ眠りたいと訴える頭も起こし
朝食が並べられたテーブルを見ては、ぽかん、と。 ]
…………作ってくれたんですか?
私のために、……一緒に食べるために……?
[ 結んだ約束がまたひとつ、叶えられていく。
朝起きた時、ひとりじゃなくて。
昨日作ったままの状態で残されたご飯ではない、
特別な人が、自分の為に用意してくれた、温かいご飯。 ]
はじめて、です
朝起きた時ひとりじゃないのも、朝ごはんがあるのも
一緒に食べてくれる人がいるのも。
……それが、夜綿さんで、うれしい……。
ありがとうございます、夜綿さん。
[ 気付けば目元が熱くなって、頬が濡れていた。
揃いではない食器が何故か逆に愛おしく映って
そこからは少しだけ、泣き止むのを待ってもらう時間。
彼の家、彼のスウェット、彼が作ってくれたご飯。
程無くして泣き止んだ大咲は照れたようにはにかみ
いただきます、と一緒に手を合わせた。 ]
─────── …おいしい、
[ いつもの、静寂で空虚な味ではない。
玉ねぎと新じゃがという素材に、春、を感じたり。
……それに、いつか聞いた速崎の
スターゲイジーパイ伝説が頭を過るお味噌汁。
敏い彼にはきっと何かしら悟られている、と分かっては
けれど"料理"で示すことへの心遣いも理解っている。
ふわふわの、真っ白な卵白も用意されているとなれば。
──導かれた脳内での答えに、また滲みかけた涙を
さっぱりとした味付けのきゅうりを噛んで、
どうにか泣かないよう努め また「おいしい」と咲った ]
[ 彼のように豊富な語彙も、表現する言葉もない。
何せ自分の感じていたことさえ碌に形作れない体たらくだ。
代わりに、彼の想いとこころと温もり
全てを受け取るように、愛おしさを声音に込めて。
今日の更新されたSNSのことは知らずとも
目に見える今が、大咲にとっての全てだ。 ]
……好きな人がいて、美味しいご飯を作ってくれて。
なんか、そんなの一度経験しちゃったら、
帰りたくなくなっちゃいそうです。
[ なんて。
でも、いつか、帰る場所が同じになればいいだとか。
そんな話は気が早いと思われてしまうでしょうか。 ]
![](./img/madparty/92.png) | [ところでパクチー食べた事ありません。]
パクチー食べた事ないなぁ。 貝沢さん好きなら、俺も食べてみたい。
[因みにこの後初めて食べたパクチーについて。 俺は感想を述べなかったし。完食した。 もしも感想を求められたら『次は抜こうかな。』とだけ答えただろう。*] (259) 2023/03/10(Fri) 21:05:58 |
[ けれども今日は夜からシフトがあるし、
フリーのライターとはいえ彼にも納期やらがあるのでは?
突然我儘で泊まらせて貰ったのもあって
あんまり長居するのも気が引けた。 ]
夜綿さん、あの
一着だけ……スウェットとか、貸してくれませんか。
家で、ひとりで寂しくなった時とかに
……夜綿さんを感じられたら、いいな、とか……
その あの 思っちゃった、というか……
[ もちろん、余裕があればで良いんですけど!!
……そんな必死の補足は
照れ隠しなのは、多分、もうきっとバレてしまうかも。* ]
![](./img/madparty/260.png) | [3人前のフォーをサーブして落ち着いたところで、そのフォーのオーダー主のひとりたる栗花落をカウンター越しに見遣って――。 いつも通りのゲイザーの明るい笑顔のまま、話を切り出す。] あのさ、ツユリん。 この前貰ったシュネーバル、どっちも美味しかったです。 チョコレートのほうも美味しかったし、 スタンダードのやつも――…うん、好きな味。 [粉砂糖がけの方の感想を告げようとした時、少しだけ言葉に詰まってしまったけれど、なんとか胸中の平静を保つ。 それを口にした時の記憶 >>47>>48が過るも――。 たとえ栗栖の目の前で泣き出した時程にならずとも、客の目の前で「あんな風に取り乱したり」しない、と店長に告げたことは守ろうと意志した。] (260) 2023/03/10(Fri) 21:09:11 |
![](./img/madparty/260h.png) | ツユリんにも、うちらのクッキー 美味しく食べて貰えましたし、 なんだか、美味しいものシェアし合ったみたいで 嬉しいですね〜、なんて。
[お代の有り無しや、自家製か市販品か、といった相違はあったわけだが、それは置いて。]
チケットのほうも、ありがとうございます! あの監督の最新作めっちゃ見たかったんですよね〜。 公開期間過ぎちゃわないうちに、なんとか観に行きます。 そうだ、チケット2枚、貰ったから―――…
(261) 2023/03/10(Fri) 21:12:19 |
[二人きりの部屋にケトルが沸騰間際にがたがた揺れる音。
駅にも程近い自宅には、遠く電車の音も聞こえる。
それよりも小さな筈の彼女の呼吸音が耳に絡んでくらくらする。
「神田さん」と呼ばれた時には、名前呼びの約束のことは頭から抜けていた。
だから完全不意打ちで、心の準備もあったものでもない。
身体の内側に真っ白な閃光が走り抜ける。]
……心臓、もたないから、不意打ちは控え目で。
[此方がこんなお願いをすることになろうとは。
大げさではなく早鐘を打つ鼓動は、離れ切っていない胸板から伝わるだろう。]
[懺悔しよう。
杏仁マンゴータルト、食べた筈なのに味を殆ど覚えていない。
カメラロールを見返してみたら写真は残っているから食べたのは確かなのだけれど。
薄い素材は心許ないだろうと自分にも少しオーバーサイズのスウェットを準備したら、入浴後の彼女はワンピース姿だった。
狙った訳ではないとわかっていても、余った袖や裾から伸びた足にぐっときてしまうのは赦してほしい。
真っ赤な顔、ああ漸く気づいたのかな、と苦笑する。]
「まだ」って何?
今日だけでもー何回も理性ごりっごりに削られてるよ。
[リュックからはまだドラッグストアの不透明袋を取り出していない。
一応、と自分に言い訳をして買うくらいには、抑えておく自信なんてなかった。
けれど。]
……すっごい殺し文句だなぁ。
うん、そう思ってくれてるの、嬉しい。
[続いた言葉の最初は、とんでもなく煽られるものだったけれど。
「それ」を前提として、彼女には希望があって。]
僕はね、マシロちゃんを幸せにしたいんだ。
[自分を一番幸せにしてくれる彼女に、一番の幸せを。]
![](./img/madparty/260b.png) |
( 2枚貰ったから、……どうする? )
[言い出してから、急にその先の言葉が出て来なくなった。]
( どうしたいん、だろ。私。 2枚。 誰に。 誰と。 …… )
[招待券という形でチケットをくれた、その映画の出演者である「セロ」を目の前にして――「出演されてるんですよね」とも言えぬまま。 栗花落を見つめたまま、一瞬だけ、迷いを示すように笑顔は弱まって――]
(262) 2023/03/10(Fri) 21:14:58 |
![](./img/madparty/260.png) |
―――とにかく、観ちゃいますね!
[ぱっといつも通りの明るい笑顔に戻してから。 チケットの託し先をごまかす形で、これだけの返答に留めた。**]
(263) 2023/03/10(Fri) 21:15:28 |
![](./img/madparty/92r.png) | [海老とジャガイモのオーブン焼き。 マヨネーズの味が美味しい!! マヨネーズって魔法の調味料だよね? 幸せそうに顔が綻んで。 鴨のローストはねぇ。 もう本当にねぇ。ねぇ。 感想を求められたら? >>234] うまい。幸せ。 ……今ね。俺の中で戦いが勃発してる。 牛肉と鴨肉どっちが一番うまいか戦争。 ……どうしよう? [いや本当に困った。どうしよう。 俺はアホな悩みを吐露して。 それから幸せそうに肉を食んだ。*] (264) 2023/03/10(Fri) 21:16:39 |
今日が「その時」じゃないって思ってること、
教えてくれてありがとう。
割と、こう、ぶっちゃけ、
今の格好だって最高に可愛いから正直グラグラしてるけど、
僕が君を一番幸せにする日は今日じゃないって、
ちゃんと言ってくれたからね。
嬉しいよ。
[所謂「据え膳」のシチュエーションであることに気づいても、「嫌われたくないから」と男の意のままになることを選ぶ子ではなくて良かった。
「今は違う」と言っても、自分が彼女を嫌わないと信じていなければ出ない言葉だと思う。
こんな甘え方を彼女が他ならぬ自分にしてくれるのが嬉しい。]
[宣言通り手を繋いで寝ようと手を差し出そうとしたところで、指先が引かれる。
ああその「少しだけ」で終われると思われている自分の信頼が首を絞める音がする!]
ああもう、敵わないな。
なんでこんな可愛いかなあ?!
[勇気を長引かせるつもりなんてない。
瞼を軽く伏せながら顔を近づける。
シャンプーの香りに喉が鳴ったのは気づいても気づかない振りをしていてほしい。
合わせた目線でそっと同時に閉じるように合図をして。]
![](./img/madparty/203.png) | [自分で欲しいと思う服を >>242言われて考える。 お下がりでなく自分で買ってきたもの。 最低限顧客の目に適う清潔感があり、何より動きやすく、できれば丈が寸足らずでない服。──そう言うことじゃない気がする。 パーカーは好きだ。少しゆったりとしたフォルムだけど、袖丈がちょうどなのにダボダボではないお気に入り。 急いでいる時はフードをかぶってマスクをしていれば殆ど誰にも話しかけられずに街を踏破できる。 そう言うことでもないのかも知れない] あ。 [考えていて気づいた。 見てもらいたいものがあったのを] 見せるね、後で。 服じゃないんだけど 組み合わせとかあると思う、し [写真撮ってある、と頷いた] (265) 2023/03/10(Fri) 21:18:35 |
![](./img/madparty/203.png) | …… [これ、食べ専のつもりだったな >>243バックヤードの方へ視線をやり、戻して、少ししてから微笑う] 水切りヨーグルトのシャーベット? 蜂蜜って、冷えるとシャリシャリしていいよね メロンは余るかな、どうかな (266) 2023/03/10(Fri) 21:18:58 |
[触れた先の柔らかさを、自分はきっと一生忘れないだろうと思った。]
……マシロちゃんのうさぎクッキー、
粉砂糖が白くて、「白うさぎさん」だなって思ったら、
キスしたくなったこと思い出した。
[触れ合わせた後の空気がくすぐったくて、くつくつと笑ってしまう。
数秒触れていたのに離したら寂しくて、何度かつい啄んでしまった。
先程より赤味が増した唇に、「味見が大口でごめんね?」と親指で触れて艶を拭う。
おやすみ、と手を繋ぎ直して布団に入った。
眠れたかは、自分だけの秘密だ。*]
| (a51) 2023/03/10(Fri) 21:22:36 |
![](./img/madparty/203.png) | ─ ピンクのサンダル ─ [その写真を見せたのは『Madam March Hare』のクローズ後。 ブックマークしてあるというチエおすすめの服を見せてもらう前か、後だったか] この靴なんだけど…… [履いた状態で、鏡越しに撮影した画像。 サンダルの全景がわかるように脚の角度をずらしているけれど、肉付きの薄い脛の上方に部屋着のハーフパンツが見切れていて、背景は玄関。 靴下は履いてない。散々検索したけどアリと言う意見もダサいと言う意見もあってわからなかった >>53>>54] デートにも履いていっていいと思う? [とりあえず、試しに歩いてみた感じ靴擦れはしなさそうだった。と報告**] (267) 2023/03/10(Fri) 21:24:05 |
― ところでうさぎのじゃれ合いは続く ―
[ アリスブルーの新人うさぎと事故物件(疑惑)の話は横目。
すみません白状します、混ぜてほしかったです。
だって私、そんな風に言われたことないもん!
とは、問われない限り出て来ない本音だが。
時折スタッフ同士で飲みに行くことも、
グループチャットで会話することもあった三年間の中。
茶化さず、素直に心情を吐露したのは
そういえばこれが初めてのような気がした。
数度瞬いて自分を見つめる瑞野に返す視線は、
完全に兄を取られた妹気分の拗ねた色。
じきにその対象はひとり増えることになる。
]
[ ぽん、と置かれた手の先は。
あの騒動の時みたいに肩ではなく、今度は頭。 ]
……えへ。
はぁい、瑞野お兄ちゃん。
代わりに妹の大咲にも、相談とか
してくれていいんですからね?
例えば…………恋とかの……?
[ 速崎から既に話を聞いているとは知らないけれど。
「オニイチャン」という自称へ満足げに笑い、
お返しとばかり投げた言葉は
つい、MVを何気なく見せた時の瑞野の顔を思い出して。
言い詰まったのは、わざとじゃないです、本当に。
大咲はしれっとした顔を貫き通しました。えらい。 ]
[ 続けられた言葉と、流された視線の先。
入社早々、既にある意味大物の気配がする新人うさぎ。 ]
……もしかして、カクテル教育係、私ですか?
ちょっと……いや、うん、頑張りますけどね……?
[ 足すか掛けるかじゃなく割ることを覚えて頂きたい。
早速頼られますよ、ええ、任せてくださいお兄ちゃん。
しかし大咲も谷底に子ライオンを落とす親ライオン。
教育方法はしっかり兄の背を見て育つので
後日、 徹底指導した後輩くんの縋りには
にこにこ、教育の成果を見せて貰うことになった。* ]
![](./img/madparty/92.png) | [遠藤さんのお料理は。なんでいっつも胸が熱くなるんだろ。 豆腐のハンバーグ。でも我が家のとは少し違う。 表面がカリカリだし。可愛いうさぎは家では出ない。 喜ぶ貝沢さんに目を細めて >>235。] 俺の家で、ハンバーグって言えば、豆腐だったんだ。 ……これも美味しい……。 作り方聞いたら、教えてくれるかな? [コンソメスープの作り方を教えてくれた。 同じ味が作れるなんて、全く思わないけど。 母親からも聞くつもりだけど。 ……お弁当 >>2:237>>2:324にさ。入れて見たいって思った。] (268) 2023/03/10(Fri) 21:39:45 |
![](./img/madparty/92r.png) | [全部のソースを食べて見て。 貝沢さんと笑い合った。 >>235] 俺も山葵が一番好き!! 美味しいね。 [こんなことで嘘を吐いても仕方ないから。 きっと本当に食の好みが合ったんだろう。 彼女は良く魚貝を食べていて。 自分とは異なる事も多いから。 こういう些細な『同じ事』が嬉しかった。*] (269) 2023/03/10(Fri) 21:39:52 |
![](./img/madparty/203.png) | ─ イチゴのショートケーキ ─
[フィエが焼いて、寝かせておいてくれたふわふわのスポンジ。 ナッペを行ったのは誰だったろう。真白だったとしたら、それはうさぎ達にとって嬉しい出来事なのだけど。
どこまでも正統派の、イチゴショートと聞いて誰もが思い浮かべるだろうあの形。 スポンジにしっとりとアンビベしたシロップは、バニラエッセンスのあの香り。
少し違うのは、水切りヨーグルトがホイップクリームに加わっていて、 少しだけ後味の甘さ控えめ、さっぱりしていることくらい。
乗せてあるのは中央の艶やかな宝石のようなイチゴに、小さなスミレの花の砂糖漬け。 後は挟んであるイチゴでいっぱい楽しんでね**] (270) 2023/03/10(Fri) 21:40:07 |
![](./img/madparty/92.png) | [ところでさぁ…… 佑一。俺に一切話しかけて来ないよね。 こりゃ。ゲイザーとの会話聞かれたかなぁ。 初めて佑一にやらかした日の事を思い出す。 『オレ、オマエ、キライ』 >>0:329だったっけ? こりゃまた嫌われたかね…… しかしまあなんだ? 嫌われて妬まれて恨まれるくらいされてやるよ。 俺が佑一を好きなのは変わんねーしな。 気が向いたら、話しかけて来てくれりゃぁいい。 それまでまた、笑って手を挙げるくらいしよう。 俺の方が気が向いたら、また俺から話しかけるかもしれないしね。 店を出る時、一瞬だけカウンターの佑一を見て。 もし目が合ったら、小さく笑って手を振って。 それから貝沢さんと店を出た。**] (271) 2023/03/10(Fri) 21:50:45 |
| (a52) 2023/03/10(Fri) 21:51:20 |
![](./img/madparty/92h.png) | ── 苺のショートケーキ ── [そのケーキ >>270を見た瞬間。目が輝いた。] お花だ!!!!! わぁ………… 可愛い。 [真っ赤な苺と、菫色のお花。可愛い。可愛い。 本当に、特別な日のケーキみたいだ。 ……可愛い物好きな貝沢さんも、こう言うの好きかな? 『可愛いね』と笑いかけて。 出来ればこのお花は。貝沢さんが食べてくれたら嬉しいなぁ。なんて思ったりした。だって可愛いお花似合うでしょ?**] (272) 2023/03/10(Fri) 21:59:49 |
[ 傷も過去も、あるから今がある。
なかったことにするなんて、
自分で自分を恥じているようで、
嫌いになってしまいそうだったから。
自分自身がそこそこ気に入っている
俺という人間を、選んでほしかった。
見てくれとか、よそ行きの大人ぶった
気さくな青年、ではなく。
言葉をかけられることはなくとも
がっかりしているようでなければ、良かった。
代わりに返された情報については
後ほど、詳しく聞くとしよう。
言葉を交わし合うように、
触れ合った指先から熱が伝わり合えば
目を細める君につられ、微笑んだ。 ]
――「いただきます」――
あは。ちょっと寝惚けてる?
初めて見る顔だ。
可愛いけど、顔は洗いたいよね?
行っといで〜。
[朝からハイなのはお察しというやつだ。
彼女の方は初めての家の慣れない布団でもぐっすり眠れたようで良かった。
来客用の布団、浮かれて買った甲斐があった。
洗面所に彼女が向かう間にお茶を入れる。
湯呑はないのでマグカップだ。]
[ 肝心なときに、決まらない俺を
君が笑う。
格好付かないけれど、君が笑うなら
今はそれでよかった。
のに、な。
逃げも止めもしないばかりか、
小さく歯を見せて
ねだるように言葉を口にする
鼻先が触れ合うほどの距離、
囁く声が、鼓膜を震わせ、心臓まで
蕩かせそうに、甘く。 ]
すきだよ 那岐くん
ずっとずっと、俺の隣にいて。
友達じゃなくて、恋人として。
[ 紡ぎ終わると同時に、
二人の距離はゼロになる。 ]
[二人分の朝食を作ることは、彼女のお泊りが決定した時から決めていた。]
明日二人で何食べようって考えるの楽しかったよ。
[呆気にとられたような彼女に向かって微笑む。
約束したから、というのもあるけれど。
約束がなくても、こうしたかった。
彼女が自分の目の前で「いただきます」と同時に手を合わせるのを、恥ずかしながらずっと妄想していたもので。]
ありがとう、これも宝物にする
[ 応じてくれたなら、最高の一枚を
スマホで撮り、嬉しそうにスマホを
仕舞い込んだ。 ]
じゃ、帰ろうか
夜はもっと冷えるから。
今朝さ、聞こえなくてもいいやって
思ったんだけど。
夢、今日一つ叶ったんだ。
好きな子、乗せて走って見たかったんだ。
だから今日、……今、すげー、最高の気分
[ 帰り道も安全運転を約束し、
走り出す。――行きと同じ道、
夕日に照らされて、また違う景色に見える
いつもの道が、夢見るように、鮮やかだった。 ]
うん。
朝ごはんは自分で作る主義だけど、
こんなに喜んでもらえたの、初めて。
あー……やばい僕、すっごい浮かれてる。
[夜が過ぎ、朝となっても真白は自分を名前で呼んでくれる。
それだけでなんだか胸がいっぱいで頬が緩みっぱなしで。
彼女が泣き止むのを待つ間、自分もゆっくり表情筋を躾けていった。]
[ 帰りはドライブインには寄らない代わりに、
コンビニに一度バイクを止めて、 ]
予約はしてなかったけど、
夕飯もどっかで、って思ってたんだけど
離れ難いんで、ウチ、来ない?
[ そう問いかけたが答えはどうだったか。
君の職場に行くルートも少し、考えてたんだけど ]
もう少しだけ、独り占めさせてよ
[ あそこ行ったら、皆のお兄ちゃんに、
なっちゃうからね。* ]
[出汁に使った昆布は途中で取ったが、煮干しは入れたままだ。
そもそも煮干しは出汁に使うなら頭とワタを取った方が良いのだろうが、これはスターゲイジーパイを模しているので。]
インパクト重視で一旦そのままにしたけど、
煮干しは食べにくいから取っちゃうね。
[手を合わせる前に彼女の器から顔を出していた煮干しを抜き出す。
言わなくてもきっと意図は伝わっているし、
そもそも自分の推察が的外れだった場合は、単に「味噌汁おいしいね」で済ませれば良い話だ。
「いただきます」と声を重ねて向い合せで箸を持つ。]
おいしい?良かった。
好きな子が料理人だと緊張すんね!
[そっと零された言葉に身体を振るわせて安堵の溜息を吐く。
勿論味見はしたし、自分の舌には自信があるが、それとこれとは別の話だ。
メインも芙蓉蟹のジェネリックとばかりカニカマを使っている。
次に作る時には鮭とか鯖とかを用意しておこうと思うが、食卓に込めた願いを思えば今日はこれで良いと自分に言い聞かせた。]
帰んなくていーよ。
[思いの外真剣な響きになってしまった。]
ていうか、「ここ」に帰っておいでよ。
[言ってから、それを切望している自分を実感する。
単なる徹夜ハイの譫言ではなく]
住んでみて窮屈だったら別の部屋探すから、
完全な「お引越し」はちょっとだけ待ってもらうことにして。
[気の早さを競おうか。]
今日は昨日買ったお泊りセットの残りを置いて帰って、
それがなくなる前には「いつもの」をこっちに持ってきてもらって。
新しい衣装ケース……クローゼット?は
次の休みにでも。
[彼女がもし「ちょっと言ってみただけ」なら、引かれてしまうだろうか。
使われないなら衣装ケースは新しい本棚として使おう。
そんな計画。]
[夜から仕事だという彼女を車で送っていくことにした。
少しでも独り占めの時間を長引かせたくて。
荷物を纏めて出ようとしたら、彼女から思いもよらないお願いが。
]
へっ?!
ス、スウェットでいいの?
寂しくなったら僕がいるけど、 って自分のスウェットに嫉妬してどうする僕、
えーと、
[ちゃんと毎回洗濯はしているけれど、臭くないかな。
少し焦る。
夜に着ていたものをそのまま持って帰る?
いやそっちは僕が欲しいな?!
えーと、
えーっと、]
じゃあ、選ぶ……?
[てんぱった結果、変なことを口走った気がする。
彼女に二択を迫るのか?!*]
![](./img/madparty/202.png) | -ところでさあ- [なんで一切話しかけてないのかって。 そりゃね、何を話したらいいのか分かんないからだよ。 >>271お前と顔を突き合わせて、俺がどうなるかなんて分からない。俺はまだそこまで自分のことを信じられないんだ。 だからこそ、もう大丈夫だって自分で思えるまでは話しかけられない。 もう二度と同じ過ちは繰り返したくないので。 ……まあ、それはつまり裏を返せば。 俺はまだ全然あの子のこと、] (273) 2023/03/10(Fri) 22:33:29 |
![](./img/madparty/202.png) | [美味しい鰹のタタキを頬張りながら、時折視線は明後日の方へと向かう。 あの子はどうやら他のお客さんと話しているらしい >>260他のお客さん、といっても名前は知っている。一方的に、だけども。 セロ──新進気鋭の若手声優。 彼女の出演作はチェックしているし、出演した舞台のレポート記事を作成したこともある。 そしていつだったか、彼女が出すらしい写真集に載せるロングインタビューの依頼を受けたこともあった >>0:178。 一報を受けたきり話が進んでいないので、内々でポシャっているのかもしれないけれども] (274) 2023/03/10(Fri) 22:35:03 |
![](./img/madparty/202b.png) | [その彼女は、ゲイザーちゃんにプレゼントを渡したらしい。 >>260>>261シュネーバル、というのがどんな食べ物なのかは分からない。 けれど、「あの監督の最新作」の方ならなんとなく分かった。 「ラスト・サマー」の監督の最新作に、彼女の名前がクレジットされているのを見たことがあったから。 >>3:79そのチケットを、プレゼントとして渡したらしい。 そりゃきっと喜ぶだろう。話題作だし。 ……ひょっとしたら、二人で行くのかな。 そんなことを考える] (275) 2023/03/10(Fri) 22:36:09 |
――鴨肉の日――
[ひとつの恋が成就しようとしている時、「やあ、空いてる?」と来店する。
テーブル席は良い雰囲気。
「えっあの二人まだつきあってないの?」なんて、空気の読めないことは言わない。]
店長、こないだそば入れといてって頼んでたからあるよね?
あるでしょ?!
鴨!と来たら!
鴨南蛮そば!!くださいな!!
![](./img/madparty/202b.png) | (……いや、何考えてるんだ。 ゲイザーちゃんが誰と映画に行こうが勝手だろ? 俺の恋はもう終わったんだから) [そうだ、俺の恋はあのとき終わった。 丁寧な言葉と誠実さで、ゲイザーちゃんは俺の恋心に終止符を打ってくれた。 >>3:413>>3:415あの子がくれた言葉は、恋が成就することよりも俺にとって大事な宝物になった。 だからそれで、よかったはずで──] (276) 2023/03/10(Fri) 22:36:40 |
![](./img/madparty/202.png) | ねえ、ゲイザーちゃん。
[気付いたら、体が動いていた。
カウンター席から立ち上がり、二人の元へ。 会話に割り込んだ形になってしまった。きっと二人とも驚いただろう]
よかったらそれ、俺と一緒に観に行かない?
[何言ってるんだ俺、という気持ちがないわけじゃない。 心臓が、ばくばくと音を立てている。 けれどあくまで顔には出さない。出てないはず、たぶん] (277) 2023/03/10(Fri) 22:37:10 |
![](./img/madparty/202.png) | 聞き耳立ててたみたいになっちゃってごめんね、ふたりとも。 「ラスト・サマー」の監督のやつでしょ?俺もそれ気になってて。
[こういうとき、女癖最悪のカス男をやってた経験も捨てたもんじゃないなと思う。 頭が全く別のことを考えていても、口は動いてくれるので。
彷徨うように表情を曇らせるゲイザーちゃんの横顔を見て、自然と体が動いていたのだ。
それはつまり俺がまだ、全然、全く、この子が好きだって気持ちを消せていない証拠なんだけれども──どうか顔には出ていませんように] (278) 2023/03/10(Fri) 22:37:51 |
―― 初鰹の日 ――
鰹かぁいいね
え?鴨肉もあるの?
鴨、好きなんだよなぁ
[ 珍しく、悩んでしまったので、
注文はまだしていない。手元には
とりあえず、の定番ビールがあるだけ。
なにやら春めいた匂いのするテーブルには
顔見知りの姿
ああ、デートってお肉の彼だったの
ふぅん、って楽しげな視線と、会釈だけは
投げた。
だってずいぶんめかし込んでいるからね。
気づいちゃってもしょうがないでしょ。 ]
ロースト、……南蛮……
[ まさに今来た彼の言うように、
南蛮そばにも心惹かれる俺はまだ、
メニューを悩んでいる。* ]
![](./img/madparty/202b.png) | (「他に好きな人がいる私は」 >>3:413、 ──なら、俺のことを好きになってもらえるように頑張れば。 ──ああ、なんて無様な男の悪あがき!)** (279) 2023/03/10(Fri) 22:38:27 |
やだ、……って言ったら、どうします?
[ 少し遠くに、まだ終電を迎えていない電車が走る音
帰れない時間ではないことを今更実感したけれど
その時はまだ お泊りへの情緒は中学生より下だった。
だからかもしれない。
早鐘を打つ心臓に気付いていながら、
差し出されたお願いへ、そんな意地悪を言えたのは。
杏仁マンゴータルトの味もしっかり記憶でき、
お風呂を上がるまでは至って普通の顔で過ごしていたが。
恋と女心というものを知れても、
彼の理性を己が危ぶませていることは分からなかった。
何せこちらは初恋で、初めてのお付き合いなので。
]
[ 浮かべられた苦笑に、いよいよ顔が沸騰しそう。
手を頬へ宛がい、うさぎ林檎のような顔を隠そうとして、
ろくな言葉も出て来やしなかった。 ]
り、りせい、
[ 削ってるんですか。私が。一体なにで。
あ、いえ答えなくていいんです、しんでしまう予感がする。
理性が何を言わんとしているかくらいは分かります。
でも、私、やっぱり少しおかしいかもしれません
……理性を削られてくれるくらい、
好きでいてくれるのがうれしいと 思ってしまう、ので ]
| (a53) 2023/03/10(Fri) 22:43:09 |
[ でも、彼からの言葉は、きちんと聞き続けた。
いやじゃない。こわくもない。
そういうコトを、したくないってわけでも、ない。
自分から据え膳のお皿へ乗っかりに行ったようなものなのに
彼は肝心なところで鈍感な自分の、
我儘を「嬉しい」と言ってくれる。
他の誰でもない、"大咲真白"を幸せにしたいから、と。 ]
……ううん。私の方こそ、ありがとうございます。
その……全然、気付いてなくて
本当に脈無しだと思ってた分、夜綿さんが
私をそう見てくれる実感がなかった、と、いうか……
[ 寧ろ、恋にケリをつけるくらいの気持ちだったから。
うさぎのクッキーを「美味しい」とさえ言って貰えれば
この恋が結ばれなくても、前を向いて生きていけるって。
いつの間にか心に住んでいた、特別な人
──ああ、恋ってほんとうに私をばかにするのかも。 ]
[ 仕事終わりの──連勤明けで疲れた私じゃなくて
お休みの日に、最高に可愛い私を見せたいんです。
髪型もメイクも服もちゃんと納得行くまで仕上げてから
胸を張って 貴方の彼女です、と言えるように。
私だって他の子を牽制したい気持ち、あるんですよ。
そんな我儘は、貴方だから自然に出てきたこと。
きっと嫌いも面倒くさがったりもしないって分かってる。
ちゃんと言わせてくれる優しさが、あたたかい。 ]
……店長に、近いうちに二日間、お休み貰います。
それまでは……その
ぐらぐらして、私のことばっかり考えててください
その代わり、……というとアレかもしれませんけど…。
[ 上手く言葉が出てくれなくて、でも、
精一杯、精一杯。
指先を引く前に。 ]
わがままで、今日は待たせちゃうので
……一番幸せにしてくれる日は
夜綿さんの すきに して、ください
私も、それがいちばん、しあわせ です…。
[ 言いたいことはちゃんと言いましょうって
私も過去に散々教訓は得ていますからね!
……キスしたいですとか、そういう率直な物言いは
経験不足なので代わりの仕草でどうにか、こうにか。
今はまだ、ご勘弁願えればと思いますが。
指先を引いてお願いした「少しだけ」の信頼ひとさじ、
なぜか貴方の"かわいい"のコップが溢れたらしい
]
…………私のことかわいく見えるのは
夜綿さんと過ごす私だから……かな……?
[ 好きな人を好きだと思っているだけなので。
でも、よく言うじゃないですか。
人が一番きらきらしたり、輝く時って
好きなものを見つめている時なんだよ、って。
あれ、わりと真理かもしれません。
桃色に染め上げた私の顔に影が差す。
合図を受け取り、桜が落ちる時のように穏やかに瞼を閉じ
聞こえてしまう喉の音が、我慢を示すようで。 ]
[ 初めてのキスはレモンの味がするという噂話は、
どうやら嘘の様子。
耳まで真っ赤になった私は、彼がくつくつと笑う声へ
満足に反応も出来ないまま。 ]
……白って、何色にも染まるんです、よ
[ 今は貴方のおかげでまっかです。
しかも何度か甘さとやわさを教えられてしまえば
最後はつい、「ぁ…」と寂し気な声さえ零れ落ちるのに。
親指が私の唇へ触れれば、もう、大咲は敗北です
──ほんとに理性とやらはぐらついてるんですか?
全然余裕ありげに見えて、なんだか悔しいような
味見だけにさせたのは私なのに
…………最後まで食べて欲しいと思う、のも、ああもう ]
……お、おやすみなさいっ!
[ 恋って滅茶苦茶な感情ばっかり!
変なことを口走らないよう、手を繋いで布団へ潜り込む。
疲れ切った体は少しの間の後
静かな寝息を立てて、眠りの海へ。* ]
![](./img/madparty/122.png) | ― 桜並木 ― [退店前にいつもの籠からガムを貰ってうさぎの穴を辞した。 流石にこの季節まだ夜は少し寒くて、 けれどお酒でほんのり酔った頬には心地よかった。 >>248まだ咲き始めの桜を見上げながら 並んでのんびりと散歩道を歩く。 ベンチを促されたからうん、と頷いて。 隣に腰かけ、じっと彼を見つめて話を待つ。] (280) 2023/03/10(Fri) 22:46:09 |
![](./img/madparty/122h.png) | [ひどくストレートに切り出される言葉を聞く。 ひとつひとつ。彼が語る貝沢玲羅の事を。 時々そのやり取りのことを思い出して ちょっと笑ってしまいそうになって でも堪えて、ただ黙って聞いていた。] ………うん。 [あのうさぎの穴で屈託なく口にしていた好き、とは違う。 想いを込めて口にされるその言葉に、ひとつ頷いて。 >>251私としたいこと。私にしたいこと。 とくとくと早い鼓動を感じながら 全部、全部最後まで聞いた。 >>252柔らかく笑いかける君の顔を見て。 >>253何だか胸がいっぱいになる。] (281) 2023/03/10(Fri) 22:47:46 |
![](./img/madparty/122h.png) |
……私も。栗栖くんが好きだよ。
[まっすぐその顔を見つめ返して。 口にしながら、自然と微笑みを浮かべていた。]
(282) 2023/03/10(Fri) 22:48:16 |
![](./img/madparty/122.png) | からかったら真っ赤になっていい反応するところ。 心から美味しそうにお肉を食べるところ。 お肉が大好きだけど、出されたら他のものも ちゃんと食べてみようとするところ。 でも口に合わなかったら嘘つけないところ。 自分の中に大事なものを持ってて 思ったこと何でもはっきり言うけど、 その分誠実なところ。 >>1:296それでいて自分が悪いことしたなって思ったら すぐに謝れるところ。 >>1:212その人の自身のことをしっかり見て、 向き合おうとするところ。 >>1:575[ひとつ、ひとつ。 自分もまた指折り数える。 あのうさぎ穴の中で見てきた彼のこと。 自分が惹かれた彼のことを。] (283) 2023/03/10(Fri) 22:50:44 |
| (a54) 2023/03/10(Fri) 22:53:40 |
| (a55) 2023/03/10(Fri) 22:53:59 |
![](./img/madparty/122.png) | 君が好き。
恋人として、彼女として。 もっと君のことを知りたい。 私のために時々はカッコつけてほしいし、 私が弱った時は側に居てほしい。
君にとっての特別になりたい。 君を愛したいし、愛されたいの。
[確かに私たちは君の言うように 一人でも生きていけるかもしれないし 一人でも幸せにはなれるかもしれないけれど。
でもね、二人じゃなきゃ得られないものもきっとある。
それはたとえばご飯を一緒に食べる幸せだったり。 たとえば触れ合う喜びだったりするかもしれない。 ポッキーゲームだって、きっと一人じゃできないでしょう?]
(284) 2023/03/10(Fri) 22:56:26 |
![](./img/madparty/122h.png) |
……だから、こちらこそ。 どうぞよろしくお願いします。
[頬を上気させ、幸せそうに微笑んで。 小さく一度頭を下げて、答え合わせを締めくくった。**]
(285) 2023/03/10(Fri) 22:58:09 |
[ ――ところで。
別に態度をいつもとなにか
変えているわけではないのだけど、
杏の姿を見かけたら
いや、見かける度、
ちょっと落ち着かない表情をしていた
男が一人、居たそうな。
あちら、ご存知なのでしょうか。
ご存知でしたら挨拶すべきでしょうか。
そんな風にそわそわしているの
どう見られていただろう。* ]
― いただきますと、それから ―
ぅ……ちょっと、ねむくて
かお、あらいます……
[ 自宅なら二度寝を決め込んでいるかもしれない。
しかしここは彼の家だし、起こして貰った立場なので
朝から元気な彼に後押しされ、顔を洗う。
尚、テンションの理由は「朝に強い」と思い込んでいた。
徹夜してもペースが変わらないタイプである、
……それも想像に至らない理由のひとつかもしれない。
初恋の大咲には。
据え膳を前にしても人は別に眠れるという
考えがまだ、堂々頭の中に存在するのだ。 ]
浮かれてるのは、私もです
──……うれしい。好きです。
[ 自然と、好き、が零れ落ちた。
泣き止むのを待ってくれる彼に甘え、少しの時間を貰い
一緒に手を合わせてからご飯を食べる。
インパクト重視。
そんな優しい嘘をつけるところが、すきです。
まだ言わない私と、尊重しながらも示してくれる貴方
──私、ちゃんと向き合っていきたいです。
けいちゃんにも、自業自得の私自身にも、
こうやって道をそっと照らしてくれる貴方にも。 ]
[ 料理人だと緊張する、と言われれば
ふふ と微かな笑い声を零し ]
特別な人が作ってくれたものなら、なんだって。
美味しくないわけ、ないですよ
[ それに、料理人の自分も二回目のうさぎクッキーは
情けないくらい緊張して震えてしまったのだし?
うさぎの穴の先輩面子に比べればまだまだひよっこ。
カクテル作りは自信ありますけどね!
思わず言ってしまった「帰りたくなくなる」という言葉へ
返って来たのは、存外、真剣な響き。
ぱちぱちと瞳が瞬いた。 ]
──い、いいんですか?
[ いつか一緒に住もうね、とか。
そういう未来の約束が結べたりするのかもと
期待していなかったといえば噓になるが。
気の早さ選手権、エントリーは二名、敗北者は大咲。 ]
私、ご存知の通り仕事も夜遅くまでだし……
コスメとか服とか、かわいいアクセサリーとか。
つい集めちゃうから 場所も取ってしまうかも、ですよ?
[ いや、そうなったら彼が言う通り
一緒に"お引越し"の物件を探せば良いだけなのか?
幸い買い物以上に仕事の時間が多いから
貯蓄はあるし、家具の買い足しも余裕だけれど。 ]
えっと、その、
とりあえず今日は、お泊りセットの残り…置いていきます
……私 本気にします、よ?
[ 大咲のスキンケアやコスメはいわゆるライン使いだ。
薄桃にオフホワイトカラーのパッケージに
リボンやクリスタルが飾られた、
百貨店のコスメ売り場で人気のブランドのひとつ。
結構、その、お部屋をメルヘンに変えてしまいそうですが
本当に良いんですか、と確認して ]
[ 車で送ってくれるという提案は、有難く受け取った。
もう少しだけでも二人でいたくて。
下地だけでも持ち歩いておくんだった…と後悔しつつ
家を出る前に、お願い一つ。
何故か二択を迫られた。
選ぶ? 偉ぶってなにをですか!? わたしが!?
スウェットか夜綿さんかを!? ]
え、え、あの
それは両方欲しいので、選べないです……?
[ 動揺が伝染してなぜか語尾に疑問符がつきましたが
こちら、大咲の本音です。* ]
![](./img/madparty/122.png) | ― 話は少し巻き戻り、うさぎで ― [牛と同じくらい鴨気に入ったなら良かったーとか、 ハンバーグレシピ教えて貰えたらいいねえとか そんな話をしているうちにフォーが運ばれて来た。 >>256海老の良い風味とほんのり香る鶏ガラ。 タマネギと小葱だけのシンプルなフォーはあっさりしていて こってり続きだった食事の箸休めに有難い。] 私、フォーのぷるぷるした麺、好きなんだよね〜 ラーメンとかうどんとかともまた違ってさ。 [器に もっっさり 盛られたパクチーと共に つるりと麺を啜っていく。 ちなみにパクチーを食べてみたいと言った栗栖は 言葉少なに黙々と完食していた。 >>259うん、何だ。感想に察してそれ以上は触れなかった。 合う合わないがあるよね。] (286) 2023/03/10(Fri) 23:32:26 |
![](./img/madparty/122.png) | [そしてデザートに運ばれてきた苺のショートケーキ。 >>270これぞ苺ショート!と言うべき ベーシックな生クリームとたっぷり挟まれた苺。 菫色の花を模した砂糖菓子に 栗栖と一緒に目を輝かせ。 彼が自分にお花をくれると言うのなら有難く受け取ろう。 代わりに。] じゃあ、はい。 栗栖くんには上の苺をあげよう。 [味は中に挟んでるのと変わらないんだろうけど。 なんだかショートケーキの上にまるまる乗った苺って 主役の象徴みたいな、特別な気持ちになるよね。 にこにことケーキを口にすれば クドくないさっぱりした甘さに頬が緩んだ。] (287) 2023/03/10(Fri) 23:33:13 |
![](./img/madparty/122.png) |
[おめでとう、何でもない日。 でも、私たちにとっては特別な日。**]
(288) 2023/03/10(Fri) 23:34:27 |
![](./img/madparty/230.png) | ――逃げそこねた食べ専は >>266―― どうだろ? 数はそんなに出てないけど、もともと入ってる数次第かな。 ま、なくなったらなくなったで、フローズンヨーグルトの蜂蜜がけってことで。 [結晶化した蜂蜜と、ぽってり冷えたヨーグルト。 充分おいしいよ、きっと。 それくらいで、許してよ。 ] (289) 2023/03/10(Fri) 23:43:42 |
![](./img/madparty/197.png) | [カツオのたたきの基本は、炙りにするべきそのさくをよくよく冷やしておくことだ。 血合いを綺麗に取り除いておいてくれたのは誰の仕事か。
浮いた水分をきっちりとペーパータオルで取り除いてから、皮目の側に粗塩を振って串を打ったそいつを、藁には及ばないけれどフライパンよりは火力の高い業務用のそれで皮目から焼いていく。 それから、その皮目に焼き目が付き始めれば身のほうを炙るようにひっくり返す。
たたきの神髄は、薄く香ばしく熱の通った焼き目と中のもっちりとしたレア感。
それを損なうことがあってはならないのは重々承知なので、焼きあがったさくが水っぽくなりすぎないないように、よく堅く絞ったキッチンペーパー越しに保冷剤をあてて冷やして粗熱をとったら、さてここからが洋風アレンジのスタートだ] (290) 2023/03/10(Fri) 23:48:50 |
![](./img/madparty/230r.png) | ――閉店後―― [ >>267ピンクベージュは、こっちの抱えてたワンピースより、先に見た。 見て、そして。] んー…… [ほんのり、難しい顔。 すらりと長い脚がきれいだ。ヌーディなカラーは、素肌に馴染んでよく映える。 映えるからこそ――少し悩んだ。 あのワンピースを着ていたモデルを、思い描く。 彼女が履いていた黒のローヒールパンプス。白い肌にスカートのグリーン、パンプスのコントラストがとてもきれいだった。 でも。でもこのサンダルを履きたいという気持ちを、失くしたくない。 これを履いた姿を、見たい。 ワンピースを変える? ……いや、ボクはボクで、意識を変えられるかどうか。 そうしたらこのサンダルを活かす方向で――うん。よし。] (291) 2023/03/10(Fri) 23:50:13 |
![](./img/madparty/197.png) | (…えーと)
[まず薄めのタタキにまず必要なのは旨味を出すための少し醤油。 それに香ばしく炙ったスライスガーリックとオリーブオイル、ブラックペッパーとバルサミコでカルパッチョのように。
その次に程よい厚みのタタキを綺麗にうず高く盛り付けた上に細かく刻んだバジルとパセリ、フライパンで乾煎りした渋皮付きのクルミを砕いて、最後に風味付けの粉チーズとほんのり絞ったレモン。 イメージするのはジェノベーゼ。
最後に用意するのは太白胡麻油。 豆板醤をベースにコチュジャンとポン酢。 ごくごくわずかに黒蜜を足したら、最後によくさらした粗みじんの玉ねぎと一緒にダイスのタタキを和えた上に白のすり胡麻。
日本人おなじみのにんにく生姜醤油に茗荷と玉葱を添えたベーシックなカツオのたたきも口休め的に合わせ盛りにした大皿の中、小鉢へと寄せて] (292) 2023/03/10(Fri) 23:51:02 |
![](./img/madparty/197.png) | お待たせしました、メニュー名はうーん…タタキ世界一周?ですかね? [少なくとも和風ではないカツオのたたき達だが、イタリア、イタリア、その次に韓国からの日本なのでメニュー名を伝えた本人すら世界一周した気はしていない。 洋風のタタキに興味があるらしい彼 >>193>>194の口に果たして合うのだろうか。 それが終われば、塩抜きしていた桜の塩漬けと巣立ちの出番*] (293) 2023/03/10(Fri) 23:51:45 |
![](./img/madparty/230h.png) | いいと思うよ。 シャミさんの肌の色に、似合う。 [それは本音。 本当にきれいだなって思うから、似合わないだなんて絶対思ってほしくない。] ボクはさ、このワンピース。 どうかな。……嫌いじゃない? かわいい系、イメチェン、似合うと思う。 シャミさん色白いし、これくらいコントラストのはっきりしたワンピース、いいと思うんだ。 [どうかな、って。 サンダルとの相性の話はしない。モデルが黒い靴を履いていることも、触れない。 どこがかわいいか >>3:82っていう話だけ、しよう。 色も好き。シルエットが好き。少し重みがでるくらいたっぷり布量のあるサーキュラースカートがきれいに広がるのが好き。 胸元の刺繍が好き。襟のフリルが好き。モデルが持ってるモノトーンのスカーフもかわいい。 好き、がいっぱいあふれて止まらない。自然と顔は緩んでいた。] (294) 2023/03/10(Fri) 23:51:53 |
["恋人"を始めるための最初の願いは、叶えられる。
いつか耳にした台詞よりも、
ずっと身近に感じられるような。
純粋で素直な言葉に。
また一つ、ラジオでは聴けない彼を知る。
最後まで言葉が紡がれたか、どうか。
語尾は掠れて――……、]
……――――、
[掌とは違う柔らかさを唇に感じたなら。
ゆっくりと瞬きを一つして。
ふわりと、同じくらいの柔らかな笑みを浮かべる。
僅かに苦味の走るブラックのコーヒーの味は、
自身だけではなく、彼の唇にも残して。]
[彼の手元には宝物がまた一つ、増える。
俺もくださいね、とさらりと共有を申し出て。
落ちてきた夕陽が湖に溶けていく。
その頃には、風も少し出てきていただろうか。
帰ろうの、一言に。
少し名残惜しさを感じながらも、後に続く。
砂利を歩きながら、夢と語る内容に。
最高だと、笑う横顔に。
小さく、息を呑んだのは。
その横顔に少し見惚れたから。]
……一度だけじゃないんでしょう?
[息を吐くように、そう相槌を返す。
叶えた夢は、これからは二人の現実にして欲しい。
一度じゃなく、何度でも。
紺色のうさぎのヘルメットに埃が被らないように。]
![](./img/madparty/230.png) | ……で、それで、さ。 話したいことの方なんだけど。
[ロッカーから引っ張り出すのは、ピンク色のうさぎ。 名前は……恥ずかしいから、つけてない。 幅広レースのブラウス、ひらひらのティアードスカート。 それからおそろいの、ピンクの花の、髪飾り。] (295) 2023/03/10(Fri) 23:53:46 |
[バイクに二つ並ぶように備え付けられた、
黒のメタリック、紺のうさぎのヘルメット。
これからは、もっと活躍を目にすることだろう。
四季を巡って、来年の同じ時期にもまた。
道々で桜を探しながら、此処へ訪れられるように。
]
[陽が落ちてくれば温度も下がる。
来た時よりも腰に回す腕に躊躇いはなくなっていた。
コンビニに立ち寄った時には、
頬が風に当たりすぎて少し冷えていただろうか。
照明の明るさで表情を確認しながら、
夕飯と誘いの声。
その後に、少しだけ独占欲が見えたらなら。
また、ついと笑みが零れてしまう。
どうやら彼と居ると表情筋が緩むらしい。]
![](./img/madparty/230.png) | この前、ふたりきりだとしんどい……っていうか、緊張するってときに。 うさぎ連れてきてって、言ってたでしょ。
だから、その。せめてさ。 向こうの仕事しんどいときに、この子いたらどうかな、って…… それで、遊び行くときも連れてきたらいいよ。
[そこまでは、言えた。 何をモチーフにしたうさぎかバレバレで照れくさいは照れくさかった、けど。] (296) 2023/03/10(Fri) 23:54:38 |
![](./img/madparty/230b.png) | この子、シャミさんに――あげる、
[ぽってりしたおなかを両手で包み、差し出す。 瞬間、薄暗い感情が全身を駆け巡った。 シャミさんの目を見られなくて、俯いて。
あげる、と言ったくせ。 なかなかその手を、離せない。]
(297) 2023/03/10(Fri) 23:55:21 |
いいですけど。
飯、どうします?
キッチン借りれるなら、何か作りましょうか?
コンビニで揃えられるものなら、
少し手を抜いたものになりますけど。
[昼食を食べて以降食事はしていないから。
そろそろ美味しいものが恋しくなる頃。
ああ、今日のうさぎたちは
どう過ごしているだろうか。
紺のキャスケットは今日は出番がない。
その代わりに、出来たばかりの恋人に。
胃袋を掴んだという手料理を、ご馳走しようか。*]
![](./img/madparty/203.png) | [クリスさんに豆腐ハンバーグのレシピを聞かれたら >>268いいよって、紙に書いたものを帰り際のキャンディと一緒に。 用途を知るなら、冷めても美味しい工夫を追加したかもしれないが。 コツはさほど難しくない。 長ネギも使って香りを足すこと。肉は冷たくして、粘りが出るまで練ること。空気をしっかり抜くこと。 豆腐はしっかり水切りをして、できれば塩麹漬けもやってみること。 やってみようと思ってくれるのは嬉しい。 料理の。私の世界の。私の世界の一部に触れてくれること] ありがとう。またのお越しを ハンバーグ、もし作ってみたら教えてね (298) 2023/03/11(Sat) 0:03:07 |
![](./img/madparty/197.png) | [桜の塩漬けからどれぐらい塩を抜くかはニュアンスのラインなのだが、塩が多すぎてはいけないのは事実だ。 ごく薄くスライスした酢橘まで準備できたら、コリンズグラスに氷を少なめに積み上げたあとバースプーンで一回、二回、くるくるとグラスと氷を馴染ませる。 程よく冷えたそのグラスに注ぎ入れるのは香りの柔らかなスコッチウイスキー、バースプーンで今度はうウイスキーと氷を馴染ませてその上に注ぎ足すのは濃いピンク、桜のエクストラクト。
春っぽい色目が重要なのでいまは馴染ませることなくうえから静かにソーダを足して、ソーダがグラスの3/5を満たしたら、そこに塩を抜いた八重桜をそっとスプーンで押し込み、グラスの淵へとスライスした酢橘をひと回しさせて酸味のアクセント付けと薫りづけ。 それが終われば、酢橘も八重桜と同じくグラスの中へ。 琥珀色の上に濃いピンクが重なるそのグラデーションがぐちゃりと崩れないように慎重にステアは縦にバースプーンを動かして二回だけ] (299) 2023/03/11(Sat) 0:06:56 |
![](./img/madparty/197.png) | ………お待たせしました。 [お客様 >>194へと久しぶりにお出しした一杯は、桜と酢橘のハイボール。 どうだろう、と思っている間にご指名 >>227のオーダーが聞こえて息をついている暇もない] 鴨!? [はい、でもJa!でもない。 その響きは、雛を呼ぼうとして鶏がコケと啼いた、それくらいの間抜けさがあった*] (300) 2023/03/11(Sat) 0:07:10 |
| (a56) 2023/03/11(Sat) 0:09:49 |
![](./img/madparty/230b.png) | (――悔しい。 なんで) ――………… [声が出ない。 何も、言えずにいる*] (301) 2023/03/11(Sat) 0:09:53 |
![](./img/madparty/197.png) | [かも。カモ。鴨。 鴨は何と啼くのだったか。 鴨が啼かない代わりにレシピが泳ぐ。 ちなみに俺、パクチー >>237爆盛でもいいんですけど一回スープかけて半分火を通してくれたらいいなって思ってます。 沢山食べたいってだけですよ、他意はないです。 ご指名 >>233、という遠藤さんの声で改めて鴨の飛ぶ速さで現実に戻ってきたが] 鴨、かも。 カモ…うーん……。 [いくらか唸り倒した後、名指しでオーダーしてくれたその人にちょっと暑苦しい勢いで確認する] あの、和食お好きですか。 あともう一つついでにお伺いしますが、もちもち食感はどうでしょう。 今めっっちゃめちゃ作りたい鴨料理があるんですけど、それに苦手なものが入っていたら大変なので、食べたくないものと体質的に食べられないものがあればお伺いできると助かります。 [鴨といえばジビエのイメージが強いが、あの鳥は古くから愛されてきた数少ない和食に縁深い食肉でもある。 前回はリゾットをお出しした記憶がある美声のその人 >>227に当社比控えめに確認した。 まあ、他者比ちょっと食い気味である点は認めよう*] (302) 2023/03/11(Sat) 0:22:22 |
| (a57) 2023/03/11(Sat) 0:23:42 |
![](./img/madparty/203.png) | ─ 閉店後 ─ …そ、そう? 良かった [生ハム色のサンダルを見て長考に入るチエ >>291に、赤点の試験結果を受け取る学生のような面持ちで肩を丸めて待っていたが、] 良かった…… [そして、示された商品画像を一緒にみる] わ (303) 2023/03/11(Sat) 0:31:54 |
![](./img/madparty/203.png) | [青っぽいグリーン。ワンピースだ。着たことなかった。 黒い大きな襟にフリル。 キュートで、幼いアリスの年齢が着るようなと言うよりは、大人っぽい可愛さなのだとはわかる。甘すぎないホイップクリームのような。
白っぽいブラウスは、いつも自分が着ているシャツよりもずっと柔らかく広がって、確かにそのまま料理はちょっと気が引ける。 靴は黒を履いていた。
モデルが脚を捌いて歩き出すような姿勢のショット、布の重なりが多い裾がふわりと広がっている]
──素敵
[息の抜けるようなため息]
似合うかな……? (304) 2023/03/11(Sat) 0:32:13 |
| (a58) 2023/03/11(Sat) 0:38:28 |
![](./img/madparty/202.png) | -料理で世界一周- 世界一周……。 [瞳をきらきらと輝かせながら、大河くんの告げたメニュー名を繰り返す。 なにこれめっちゃ美味しそう。 それぞれ厚みと味付けの違うタタキは見てるだけでもテンション上がるし >>292、 料理のことは全然分かんないけど、国三つもあったらもう世界一周でよくない?いけるいける] めっっっっちゃ美味そう。いただきます! [素直な感想とともに手をぱんっと合わせて。 箸をつければ、口の中には旨味が広がる] (305) 2023/03/11(Sat) 0:40:33 |
![](./img/madparty/202h.png) | ほあ……うま……。 [溜め息とともに言葉を紡ぐ俺の顔は、そりゃもう緩んでいただろう。 そうして幸せな気持ちに浸りながら、カクテルが作られてゆくさまを見る] ふお……めっちゃ綺麗。 [まるで冬から春に変わりゆく姿を映したような薄ピンクのグラデーションに、思わず溜め息を漏らす。 >>299お待たせしましたという言葉とともに差し出されたそれを見て、思わずスマホを構えた >>300。 俺食べものや飲み物の写真とかあんまり撮らないけど、これは撮りたい。 iPhoneの標準カメラを起動しかけて、思い直してカメラアプリを開いた。 食べもの用の鮮やかなフィルター、確かこれだっけ? 同業者ならもっと上手くこういうの使いこなすんだろうか。いやそもそもあいつはこういうの使わなくても美味そうに撮れるのかな。 そんなことを考えながら一枚撮って、ついでにグループLINE──「三兄弟(グループ名)」宛に投下しておく] (306) 2023/03/11(Sat) 0:41:06 |
![](./img/madparty/202.png) | 『大河くんが作ってくれたやつ』 『どう?美味そう?俺もグルメライターいける?』
[文章をたたたっと打って、最後に]
『あ、二人ともデート中だったら返信不要でーす』 『特に肉大好き男の方』
[そんな揶揄い混じりの言葉も添えておこうか**] (307) 2023/03/11(Sat) 0:41:49 |
![](./img/madparty/203.png) | あ、うん。なぁに [ワンピースをずっと見ていたけど、話したいこと >>295に名残惜しげに視線を上げる。 ロッカーから出てくるピンク色の] ……! (308) 2023/03/11(Sat) 0:47:38 |
![](./img/madparty/155.png) | ―Madam March Hare カウンター―
連れてくるのは祖母だけなので、貸し切りにはしませんよ。
[オーマだけは、私の声を綺麗だといってくれた彼女には、このお店を知ってもらいたいと思った。 仮に親戚一同連れてきたら、席が足りなくなってしまうだろう。
シャミの話を聞きながら、お皿を空にしていく。 ミュンヘンもハイデルベルクも美味しいお店が多い。観光客向けの店はもちろんだが、地元民がいくようなお店が案外穴場だったりする。]
お水が違うと味も変わるっていいますよねぇ。
[確かに、専門店のそれと祖母の家に行ったときに食るものとは味が違う気がしていた。プロがそういうならやはり違うのだろう。]* (309) 2023/03/11(Sat) 0:47:46 |
![](./img/madparty/203.png) | [服を着ていた。 ひらひらの、布を重ねたようなスカート。長い耳。ピンクの花のコサージュ]
えっ可愛い、可愛いね
[茶色の子も可愛かったのだけど、これは]
すごい、これ服もしかして手作り? わあ ……しんどい?
[何が? と一度目を上げて、緊張すると言い直されると曖昧に頷いた。 確かに言ったと思う。ヒトシちゃんかパンちゃんを一緒に連れてきてもらってもいいかって] (310) 2023/03/11(Sat) 0:48:13 |
| (a59) 2023/03/11(Sat) 0:48:23 |
![](./img/madparty/203.png) | [ただの綿ではないという、ぽてんとした重みのある長い手足。 それを垂らしたピンクのうさぎのお腹を抱いて、差し出される >>297] あ ……え、くれる の? 私に? [差し出されたうさぎの額を撫でる。 生地の柔らかさが指に伝う。 手のひらを広げてスカートの上からうさぎのお尻を支えたけど、チエの手はすぐに離れてはいかず] (311) 2023/03/11(Sat) 0:48:40 |
![](./img/madparty/203.png) |
いいの?
[なんだか、ぬいぐるみを介して手を握っているみたいだなと考えた]
いいの、私が この子のことは 独り占めにしても……?
(312) 2023/03/11(Sat) 0:50:13 |
![](./img/madparty/203.png) | [ぬいぐるみを引き寄せる。 チエの手が離れないならそれごとになるけど。
愛らしいボタンの眼をしたピンクのうさぎの顔に、額を押し付けた*] (313) 2023/03/11(Sat) 0:54:36 |
![](./img/madparty/155.png) | ―Madam March Hare カウンター― [次に運ばれてきたのは出汁の香りがすでにおいしそうなフォー(パクチーなし)。 あっさりとしたスープが、疲れた体に染み渡る。] おいしい〜 [つるつるの麺を堪能していたところで、ゲイザーからプレゼントの感想を聞けば、] うん、美味しいでしょ。あそこのお店おすすめ。 [気に入ってもらえたようでよかったと、続けようとしたところで彼女の顔が、くもる。 >>262 その一瞬を、セロは見逃せなかった。 (ああ、やっぱりタイミング、悪かったなあ……。)] (314) 2023/03/11(Sat) 0:55:04 |
![](./img/madparty/155.png) | [特に深い意味はなかった。好きな作品を何度も見る人もいると聞いたことがあったから。彼女がそうでなくとも、友達や家族を誘ってもらえればいいと思っていた。 なんと言えばいいのか、言ってもいいのか、わからずに曖昧に笑顔を返そうとして ] >>277[彼がいつの間にか近くにきていたことに驚いた。 (映画、知っているのか、それもそうかライターなんだし、でも、ゲイザーと?) 彼の噂が脳裏によぎる。しかし、告白大乱闘事件のときの彼はとても必死で、誠実に見えた。だから、私から口を挟むことはしない。 決めるのは、彼女だ。]* (315) 2023/03/11(Sat) 0:56:18 |
[どんどん自分の心臓と理性を摺りつぶすのが上手くなる彼女に負けないように理性を鍛えるにはどうすれば良いのか。
「やだ」って!!
言われたら勿論、漏れなく僕が握られたゴムのアヒルみたいな声を出すだけです。
君への恋心の大きさ以外は何もかも平均的な平凡な男でも、大好きな子には格好いいと思われたいというささやかな願いはある訳で。
それを言ってしまう時点で格好良さから離れているのは気づかない振り。]
[なにで、って――
言葉にしてしまえばそれこそそれを聞いた彼女の反応で此方が削られ切ってしまうのがわかりきっているので、ぐっと堪えましたとも。
無防備に無自覚に煽っておいて、
いざそれを自覚すると急にもじもじするところとか、
(臨界点越えると少し舌足らずになるの堪んない)
自分が必死に直接ぶつけないように抑えている慾を
向けられそうでも寧ろ嬉しそうなところとか、
(「嫌じゃない」って顔に出てるんだもんなぁ)
それをそもそも風呂上りの乾かしたての髪
(下ろしてるのも似合う。可愛い)
自分のスウェットを上だけ着て
(ちょっとよろけたらうっかり見えてしまうのでは?)
湯上りの肌を真っ赤に染めて
(化粧落とした顔にも惚れ直しちゃう)
脳内で挙げているだけで、血液の流れが偏ってしまいそうなので、深呼吸。]
僕、結構わかりやすく恋してたと思ってたんだけど、
マシロちゃんに気づかれないくらい隠せていたんなら、
こんなにマシロちゃんが欲しくて堪んないって顔、
ちゃんと君にだけ見せられてるってことだね、
[彼女自身が恋を知らなければ、向けられる感情を受け取る心の器を持っていなければ、どんなに強く想っても零れていくばかりだっただろう。
受け止めてほしいと願いながら視線を向けていたら、彼女が自身の器を手に取ってくれた。
だから今、自分はこうして受け止めてもらえている。
持ってみたら彼女もそろそろわかってきた頃だろう。
注ぐ想いに慾に、器はどんどん重さを増すばかり。
彼女が自分を好いてくれている限り、きっと器は増えていき、
いっぱいになった器は落として壊れてしまう前に、
自分達の「テーブル」を彩るように置いていこう。]
[ 欲しがられるまま。
脚本を与えられ、演じるように吐く台詞、
仕草ではない。
剥き出しの、心ひとつの受け渡しは
水の跳ねる音と共に行われた。
瞬き、いくつか分の時を経て、
もう一度、君の瞳に自分が映る。
そこに写ったのは、ただ幸せそうに笑う男が一人。
少し遅れて、やってきた苦味は
癖になってしまいそうな、味がした。 ]
[ これからきっと、積み重なっていく宝物達。
その二つ目は、すぐに君の宝箱にも入るだろう。 ]
そう甘やかすと、毎度、ドライブデートになるかも
しれないよ。
でもそうだな、連休取れたらいこうか温泉。
[ 一度だけじゃないと君が言う。
甘えたいタイプ、という割に、そう
甘やかすような事を言うから。
新品のヘルメットが、替え時を迎えるくらい
これから何度も、活躍してもらうとしよう。 ]
[きちんと言葉にしてくれるところ、本当に大好きなんだけれど。
焦らしている自覚があるならこれ以上煽らないで!
と悲鳴のような声を上げつつも、キスだけで止まれた自分はそろそろ表彰されても良いと思う。
寂しげな吐息を食べたら、一晩中甘
さに苛まれる羽目になった。*]
[ 行き道と同じく、すれ違うライダーに
挨拶をする、親指を立てられたら、同じように
返して。
行きにも眺めた桜を、
行きとは少し変わった気持ちで、眺めた。
夏にはあの辺り、確かひまわりが咲く。
秋には色付いた赤が、あった。
それも一緒に、見れたら良いとか
行きには"
きっと
"の遠い夢だったものが
帰りには"つぎの"という近い現実となる。 ]
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