人狼物語 三日月国


7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 舞台役者 ヴィクトル

 
─ 回想・影を照らす光 ─


[ 友の姿を見たのは何日ぶりだろう。
 少なくとも一ヶ月、長ければ数ヶ月位は経過している筈。
 「久しぶり」という言葉に違和感を覚える。
 大学を卒業し、互いに別の道を歩むことになったが
 オフの日には定期的に会っていた。
 こんなに会っていなかったのは、初めてかもしれない。


 長期出張から帰還し、「久しぶり」に見た友の姿は
 一層輝きを増し…………酷く眩しく見えた。
 
──やはり、俺とつるむべき男では無い。
]
 

  
  ……頑張り、努力した結果がこれだ。
  ……今の俺は、一体何なんだろうな……?




[ 居場所の出所に関しては想定内>>1:177

 返答を否定したい訳では無い。
 気遣いで言ってくれたのだろうと、頭では理解出来ている。
 ただ、底へと堕ちたこの心は、肯定の言葉を
 素直に受け止められることすら出来なかった。 

 世界から取り残されたかのような静寂の地の中、
 時が止まったままの男の心は ──── 未だ癒えず。]
(0) 2019/04/15(Mon) 23:03:45
 
『そうか、残念だが仕方ない。
 リーも仕事大変だろうからな。

 俺もお前も同じ日に、ここ一番の大舞台とは。
 互いに頑張ろうな。
 帰ってきたら、どこかに食いに行こうぜ。
 普段よりも贅沢な処にな。』


[ リーも着実に先を進んでいる。友の躍進が嬉しくない訳が無い。
 この時は弾んだ声のまま、通話を切ったのだが。

 
この先起こる、残酷な現実を露にも知らぬ時のこと。
]
 

 
[ 意識を取り戻したのは、あの日から数日後。
 携帯電話に触れることが出来たのもその頃。
 
 リーの着信や、アプリのメッセージが何通か届いていたが
 既読のみ、返事をする気にはなれずにいた。
 それにまだ出張期間中の筈だ。仕事の邪魔する訳にもいくまい。
 
という建前。報告することが怖かった。

 後で報告すればいい。
出来るのか?

 
この哀れな男の現実を。


 リーが同僚の女団員から、執拗にアプローチを受けていたことは
 知っていた。
  

 
「ねえ、お友達次はいつ来るの?」
 「どの辺りに住んでいるの?」「趣味は?」

 

 などと質問攻めにされたこともあった。
 だが前者は冗談抜きで知らない、後者はプライベートにつき閉口。
 常々対応に面倒さを感じていたが、肝心のリーも余りにも
 興味が無さそうで、ある意味哀れんで見ていたのはある。
 ──とはいっても、役者としての才能があるのは事実。
 色々な意味で、彼女には嫉妬心のようなものを抱いていた。

 後にリーから真実を聞けば、主役を持って行かれた
 劣等感、迷惑を掛けた罪悪感に苛まれるが、
 同時に苛立ち、不快感も隠せずにいただろう。]
 

【人】 舞台役者 ヴィクトル

 
[ 今まで意地を張り、頑なに会おうとしなかったことが
 嘘のように、お高く止まったプライドとやらは
 砂のように音も立てず、地へと流れ堕ちた。
 
 止め処なく落ちる雫を、差し出されたハンカチで拭うが
 数秒で使い物にならなくなってしまう。

 追い打ちを掛けるかの如く、耳に入る声>>1:178>>1:179>>1:180
 には、時には頷き、時には首を振り
 言葉を発する事無く聞いていた。
 


 
 言葉を発せられる状態では無かった上、
 たとえ発せられたとしても、
 何を言えばいいのかが分からなかった。

 最適解な言葉が分からないのでは無く、
 純粋に、言葉が出なかった。
]
 
(1) 2019/04/15(Mon) 23:04:01

【人】 舞台役者 ヴィクトル

 
[ ただ、確実に感じ取れたことは。


  ──背を包む 硬くも柔らかい腕が。
  頭を埋めた先の 鼓動を感じる胸が。



       この温もりが、離れて欲しく無いと。



 自分を包み込んでくれることに、安堵を覚え
 一条の救いの光が、微かに見えたような気がした。




 
何故、リーベルトがずっと眩しく見えていたのか。
 今この瞬間、理由を全て理解できた気がした。 ]

 
(2) 2019/04/15(Mon) 23:04:06

【人】 舞台役者 ヴィクトル

 
[ 涙雨が止むまで、どれほどの時間が経過しただろう。
 ぐちゃぐちゃになった顔は短時間で戻らないが、
 やがて、幾らか話せるまで、落ち着くことが出来た。]


  ……ヴィクと、リー……勝利……か。
  上手いこと言うな。流石だぜ。


[ 先程、呟いていた言葉が頭から離れない>>1:180
 先の舞台はリーが不在だったから失敗した訳では無いが、
 次があれば、今度こそは再び足を運んで貰い


 
    ── 奴の為に、勝利を捧げることにしよう。
]


 
( ……はっ、また舞台に上がること考えちまってた。
   昔からの夢、やっぱ簡単に諦められねぇな……。 )




[ 己の往生際の悪さが、ここにきて顔を出してきたようだ。]
 
(3) 2019/04/15(Mon) 23:04:10

【人】 舞台役者 ヴィクトル

 
[ 差し出された南瓜コロッケを受け取り食すが
 奴がここに来て既に数時間が経過している。
 当然ではあるが冷え切っていた。
 温め直せば良いのだが、そのまま口にする。]


  ……ありがとう。うん、……やっぱ美味い。


[ 冷えた南瓜コロッケの味は、普段より数倍も美味に感じられ
 腹だけでなく、心までも充満された気がした。]


  
 …………。本当に、ありがとう……。
 


[ この日は、リーが多忙であると知りながら、
 結局長時間引き止めてしまった。
 家を出る頃にはすっかり暗く──日付は変わってない筈だが、
 もしかしたら変わっていたかもしれない。

 きっと、今まで会えなかった分の反動と、
 邪魔をしていたプライドが、消えてしまったこともあっただろう。]
 
(4) 2019/04/15(Mon) 23:04:16

【人】 舞台役者 ヴィクトル

 
 
─ それから ─


[ 翌日、逃げるように離れた劇場を、数ヶ月ぶりに再び訪れ
 団長、団員達の前で座り込み──頭を床に押し込んだ。]


  先日から今日までずっと
  身勝手な行動をして申し訳ありませんでした!
  私は私を育てて下さった団長に、皆に、
  何も恩返しが出来ていません。
  むしろ、恩を仇で返す行為をしてしました。

  ですから…… どうか一からやり直させてください!
  何でもしますから! 
 
  
[ 頭を上げ、宣言し終えれば再び床へと付ける。
 周囲のざわめきが聞こえるが、何を言われようが、
 どう思われようが関係ない。

 これは己にとってのけじめであり、一度全て捨て置いた故。
 己の愚行を許容しただけでは無く
 「いつでも戻って来るといい」と、居場所を残し、
 様々な物品を差し入れ援助してくれた団長の為。 ]
 
(5) 2019/04/15(Mon) 23:04:22

【人】 舞台役者 ヴィクトル

 
[ 頭を丸刈り──にはしなかったが
 ここから、俺の第二の人生──裏方生活が始まった。

 小道具作りに絵描き、楽器演奏、炊事洗濯、
一応
掃除。
 特に絵は昔から得意だった為、描くことも多かった。

 皆の為に汗水垂らし、働き続けた裏方生活は数年間──
 ほんの少し前まで続いていた。
 役者として汗水垂らし稽古に明け暮れていた数年、
 遠ざかっていた基本の基本。
 文字通りの一からのスタート。


 
──やがて、舞台に再び上がる日が、
   遠くない未来に訪れるのだが、それはまたの話。
]*
 
(6) 2019/04/15(Mon) 23:04:25
[心が通じ合ったと思ったらあわや破局の危機
わしららしいが、なんともはや
混沌となるところは未だ変わらぬ、らしい

だが、それでも最後にはきっと
”なんとかなる”ような気がするのだ

        私だけか?そう思うのは]


[次はちゃんと”むぅど”とやらがある中で
君と朝寝を迎えたいものである
―――そうなるように努力いたそう。あと
ちゃんとごむも、用意して

その方が君の負担も少なく、心の準備もできていようし
次はもっと、君の婀娜めく艶やかな姿が見れるのだろうか

そう思うと、”次”が楽しみで、あることよ]

[家に帰るまでが、遠足
後の処理をしてまでが、交わりである
なんだかんだ言って私が一番優先するのは
君のことであるのは変わりなく

 だからこそ、無垢に付け込むようなまねは
 私が、私を許さなんだ、それだけのことである

とはいえ、はっきり言えという君よ
それがしゅうちぷれい、であることは理解していようか
……していないであろうな、きっと

奥ゆかしい日本人なのだ、はっきり言うのは
羞恥以外何物でもないのだ

とはいえ、未だ賢者もぉどにはなれていない私は
頭の中の引き出しをひっくり返して最適解を探す
――このままでは、口淫をしてくれといいそうで、
非常にそれはいけない、まずいと探して、探して

素晴らしい案(当社比)を思いついたとばかりに
提案してみたのだが]

[羞恥は確かにない、ないが

       絶景かな?

形の良い、鍛えられた双丘
張りの良い太腿があられもない姿で晒されている
俯せになるときに、辛うじて腕に引っかかったままの
君の浴衣も取っ払ったことで
すらりとした背が惜しげもなく目の前に晒されている

正直これだけでおかずとやらにできそうな光景だが
更にを求めてしまうのが私の慾深き、ことだ

太腿を、両手でむんずと、つかむ
怒張が入る隙間を、得るために

程よい弾力の腿の合間に、未だ萎えぬそれを挟み
君の腸液と私の先走りで濡れたものをゆっくりと、
抽挿めいて動かせば、
ぬちゃり、と擦れる卑猥な音が君の耳にも届くであろう]

舞台役者 ヴィクトルは、メモを貼った。
(a0) 2019/04/15(Mon) 23:09:16



    
 お前が悪い


[機嫌の悪さを隠そうともしない、冷ややかな声]


  
 …だけどきっとぼくだって、悪い


[わかってはいた。
わかってはいたんだ。

次の街には。次の街では
────密やかに心に決めて


聞きあぐねていることは山ほどあった。
納得していないことも沢山あった、のに。]

(これはまずいな
 

       想定以上に、気持ち良い)

 —――違和感は、ないか?

[熱を帯びた声が、君へと注がれる
腰を持って、少しばかり君の尻を上に向かせ
何度も股の間のそれを出し入れするように、動かせば
未だ履いたままのズボンと君の肌が擦れることになろうか
――当然、着込んだシャツと、肌もである

肌同士が触れ合う感覚よりも
敏感になった肌なれば、そちらの方が酷かもしれないが
私にあまり余裕もなく

少しばかり荒げた吐息が、君の背に降ることだろう*]

[ オレらって、意外と破局の危機を迎えてる気がする
 しかも互いを嫌いあったからではなく、
 互いを想いやった結果の危機である。
なんで?


 ――でもまァ、嫌いになることなんてないんだ
 オレたちは何度すれ違ったとしても
 またここに戻ってくるんだろう

     オレだって、そう信じてる ]


[ むぅど、に関しては何となくわかる
 要は互いに準備が出来た甘々な空間だろう。
 ちゃんと共に溺れるには相応の準備が必要だ。

 ――そうしたら、貴方が理性溶かしオレだけを求める姿を
 見ることができるだろうか

 そう思うと、"次"が待ち遠しくなるというものだ ]

[ 羞恥を感じて自滅などオレだって望まない。
 だから、その良案?に訳知らぬまま
 乗った訳である。が ]


  ( ――なんか、むずむずする… )


[ 何故だろう。羞恥で言ったら
 さきの正面の方が断然恥ずかしいのだが、
 どうもこのうつ伏せ姿も落ち着かない

 ――見ることのできない彼が
 現在進行形で己の尻を凝視してる、とも知れれば
 それはもう盛大に、羞恥大復活をしていた訳だが

 あとやめてシロさん。マジマジとオレの尻とか身体を
 評価しないで。恥ずか死ぬ 
]



  えっと、シロさ……
ぁひっ!?



[ 反応途絶えた彼の様子を伺いかけた言葉は、
 いきなり太腿をつかまれたことで
 悲鳴に消されることとなる

 続き、股の間にぬるりとした灼熱を感じてしまえば―― ]



  え、シロさん何やって……んっ


[ 先ほどよりもダイレクトな快感ではない
 だが、散々暴かれたその付近を行き来されるのは
 ビリビリと背筋痺れさせる程の別の快感を
 呼び覚ますには十分だった。

 必死に腕に顔を埋め
 んっ、んっ、と途切れ途切れの嬌声を零す

 尻を上げさせられ、より明確に熱棒擦られれば
 落ち着いたはずの欲が顔を出す。
 若いことを象徴するかのように、己の雄も
 ゆるりと立ち上がる。

 背に感じる布の感触と擦れる音に頭がまたふやけてゆく

 耳元に降る、彼の乱れた吐息に
 ぞくぞくとした快感がこの身走った **]

 
   ……ん、わからないや。


[ 曖昧な笑いに曖昧な言葉で誤魔化して、
  優しい言葉に視線を落とし、震えを逃す。

  泣きたい夜があったかだなんて、
  そんなもの、無かったに決まっている。

  それは決して恵まれていたからではなくて、
  世界から爪弾かれた己が見出した唯一の自己防衛。

  自己を殺し何も感じないことに慣れさせて、
  夜に何かを想う時間があれば眠りに繋ぐ生き汚さは、
  ここまで生き残るに必要だった ]
 

 
   泣くのって、難しくって……。
   あんまり覚えてないんだ、泣いたこと。
   無意識にそうしたことはあったかもしれないね。


[ 故に、彼の綴る言葉は遠くて眩く、
  ただ沈んでいくだけの己に昏い影を滲ませる。

  それでも彼なりに沈む子供を掬おうとしたのだろう。
  他人を伺い生きて来た己の感覚はそれを嗅ぎ取り、
  嘘だけはつきたくなくて、曖昧さを再び強調しつつ]
 

 
   ぼくも世界に憎まれてるとしか思ってなかった。
   あなたはぼくは違うというけれど、
   周りから見ればぼくは化け物だったんだって。


[ 籠りかけた緊張を抜くように、
  灰の瞳だけを閉じ瞼を撫でながら細く息を吐く。

  陽に痛めた眼は未だじわじわと灼ける痛みが残り、
  一晩を越して休ませなければ明日も痛むだろう。

  他人からみたら化け物と評価される要素のひとつを、
  忌々しく思った記憶は実のところ、なかったのだけれど。

  このように生まれたから仕方ない――、

  諦めを土壌にした思考は深く根付いて寂寞の花となり、
  こうして夜の前で咲き、孤独だけが伴の過去を知らせて ]
  

 
   おんなじだからだよ
   貴方がひとりで飢えて苦しんでいたら、
   その痛みを思い出すから、悲しい。


[ これでは伝わらないだろうか。
  過去を想ってひとりぼっちの彼が苦しむのを、
  見ていて愉快であれば彼を昨夜で殺せている。

  だからこそ、価値の話に到れば単純に。 ]
 

 
   あなたに価値がなければ、
   セレスも、他の子どもたちも――…
   思い出のなかに後悔を残したりはしないよ?


[ きっと否定できないであろう価値を付け足した ]
 

[互いを思いやりすぎて、すれ違うというのが
私たちには多い気がする。言葉が足りず、
想いが伝わらずというやつだ
なにそれ、こわい

とはいえ、最終的には周囲の手助けもあり
なんだかんだでこうして今、触れ合えているのだから

どんなことがこれからあっても
私たち2人なら何とかなるのでは、なかろうか。
な?そうだろう――クガネ

などと言えば、楽観視だと言われるだろうか]


[互いに溺れあうには、彼の思う通り準備は必要だ
世の中には玩具を使ったあれそれがあるらしいので
(ちなみに戦国時代にも張り型等あった)
そういったものも併用してみるというのは如何か
――君がより気持ちよくなれば良い。
出来れば、互いに。

とはいえそれ(玩具)にたどり着くには
男性同士では初心者2人。今はただ互いを
重ね合わせ交わらせるだけではあるが

それもまた、幸せだと思うのだ]

[所謂素股というのは
体力の消耗は互いに抑えられるが
挿入りそうで挿入らないという、
受け手に不思議な感覚をもたらすもので、ある

慣れた人では自身の中に熱杭がないのに
物足りないと、腰を振るらしいのだが

慣れぬ彼が、自身を犯す者の顔見ぬ様子が
不安なのか、どこかそわりとした雰囲気なのは
何とも初々しく、映ることである

その様を眺めるのもまた、楽しみの1つだ

――評価されるのは嫌か?評価する方に関しては、
私は、好きだぞ。恥ずかしがる姿も含めてな]

[おや、不意打ちのその声
良いな。とこっそり胸の内で呟く

未だ熟れ、ひくつく尻穴も丸見えのこの体制
悲鳴も相まって大変にそそられる

が、そこに挿入するのはまた今度
今は君の負担にならぬよう
股に差し込む。己の慾よ]

[影法師となる前の、女と交わる時にせなんだこと
引き締まった尻や張りのある腿
それにこすり付ける絶え間ない刺激が気持ち良い
彼の中を蹂躙するのも良いが、
君の美しい肢体を眺めながら、扱くというのも
堪らないものなのだな、と内心で思う

腕に顔伏せているから、君がどのような表情かは見えないが
見えずとも、くぐもった途切れ途切れの声が
彼自身も悪くはないと、示しているのがわかる

嗚、何とも健気なことだ]


 ……なんだ。もう元気になった、のか?
 若いな。

[と、時折態と。 
ゆるく勃起した君の雄に己の物を触れさせて
擦り上げるのもまた、楽しみと知る

とはいえ、揶揄めいた自分の声に慾滲み
快楽に、果てそうであるのは容易に知れること
―――このまま何時までも、とはいかぬのが惜しいが、
どうせならばと、君の雄に手をやって
律動に合わせて手で肉筒を扱く]

 何、とは。
 ―― 先ほど、説明した通りのこと、だが。





 果てるなら共にが、よいだろう?


[気にしておった、みたいだしな。と
少しばかり楽しそうに君に告げ

君の鈴口に親指の先端を、ぐっ と
押し込むように刺激した**]


   なんでもいいよ、何でも答える。
   ニクスさまが望む限りは拒みはしない。

   聞いていて気持ちいいものじゃないと思うけど。


[ 視線が戻って紅眼に囚われて、
  またちりちりと焦がれる心悸に首を傾げつつ。

  己の過去に価値などない子供にとって、
  望まれれば呈するのはあたりまえの思考でしかなく。
  故に、恭順を誓うかのような言葉は、
  魔眼や教育で仕込まれたものではなく本心から。

  村のことを尋ねられると予想していたおかげで、
  ふるふると髪を揺らす仕草はとても自然だっただろう ]