人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 帰宅部 津崎絵音



[ ピアノ教室については真相を打ち明けども、
  家庭環境のことはこの時もまた語らなかった。>>189

  母に関してはもしかしたらあまり良くは思ってないのでは、と
  夏実への思いや教室の辞め方から考えているが
  それでも、長い間秋獅教えてきた先生で「絵音くん」の母
  あの人の現状は少なくとも今話すことではない。

  己に似ていて、未だ悩みの中にいる少女に
  此処にいない人間について余計な心の負担は与えたくなかった。

  話を聞く反応は落ち着いていて、
  あの時の自分のような余計なことも言わない秋氏B
  ただ、その表情は複雑に数多の感情の色を湛える。>>190

  かつてならそこから自己を傷つける要素だけを拾っただろう。
  今はただ、こちらとは違う思慮深さと
  彼女が抱えた苦しみの表出を感じるのみ。

  原因となるものを大きく違えてはいたが、
  姉との比較に苦しんだ彼女にとって
  他者の視線を気にする言葉に思うことがあったのではないか。

  それだけではないのかも、とは
  迎えられた時の一言が思わせたこと。 
(242) 2022/10/22(Sat) 23:11:38

【人】 帰宅部 津崎絵音



[ そんな想像より多くのことを
  元ただの話し相手、現友人との関わりにより
  秋獅ノ理解されてるとは知らず、推察の余地も無い。

  ただ、最初に礼を告げた時とは違う
  静かに告げた言葉の全てを受け入れるような反応に。>>191

  オレと呼べるのか分からないオレへと変わり果ててしまわなくて、
  本当に良かったなと感じていた。

  そうなれたのはやはり、秋獅フお陰だった。>>192
  彼女自身もそれを自覚してくれたのなら、嬉しい。]


……うん

秋獅フお陰で踏み出せて、
背中を押してくれる奴や助けてくれる奴もいて、
でも、最後にはオレが決めたんだ

[ 顔を合わせた最初に抱いた可能性が、確信に変わる。>>193
  だけどもう、戸惑うことも自己否定もしなかった。

  秋獅ェそうしてくれたように、向けられた言葉を受け入れて。
  自分なりに「苦しくても未来に生きる」覚悟を告げた。 ]
(243) 2022/10/22(Sat) 23:11:52

【人】 帰宅部 津崎絵音


[ そして、語り手と聞き手は入れ替わる。

  何かを躊躇うような、
  未だ整理出来てないことを口にしようとしているような
  そんな始まりから、秋獅フ話は始まった。>>194

  隣に座りながら彼女のほうを向いている表情が、
  最初少し驚きを見せ、瞬きを早めた。

  あの時の身勝手な祈りは全てを跳ね除けられたわけではなく
  少なくとも、思考は与えていたらしい。
  勝手に悪く考え、関わることを諦めていたなんて
  やはり少し情けなさを今も覚える。

  だけど驚きはすぐに失せ、憂いは表には出さなかった。 ]
(244) 2022/10/22(Sat) 23:12:04

【人】 帰宅部 津崎絵音


[ 自分のことばかりではなく、>>194
  沢山の惜しいものを抱え、>>195

  ──「絵音くん」の為だけではなく
  生きていたいと自ら口にした、白瀬秋獅ヘ>>196

  それが己にとって望ましい決断だからではなく、
  純粋に人間として、尊ぶべき存在に思えて。 ]

……秋

[ 思わず彼女を呼んだ声に顔に、喜色が滲む。
  しかし今はあくまで語り手に努め、
  続いた内容には真面目な表情に戻り頷いた。>>197

  そう、彼女は未だ迷っているし
  自分がかつて向けた祈りは
  遺言のようなものの為に、漠然としている。

  沢山やることが見えているか、そうではないか
  違いはあれどお互い生きると決めた未来の前に
  幾つも苦難は待っていた。 ]
(245) 2022/10/22(Sat) 23:12:15

【人】 帰宅部 津崎絵音


……ん?

    なに、言ってみて

[ 何を返せばいいのか自分でも悩んでいた時
  そこで名前が出るとは思わなかった。>>198

  不思議そうにしつつも、
  落ち着かせるように優しく返して言葉を待つ。
  過去の自分と生きる道を選んだからだろうか?
  今は秋資且閧ノは、自然とそうなるようだ。
  ]
(246) 2022/10/22(Sat) 23:12:25

【人】 帰宅部 津崎絵音



へ、……

[ それは多分兄らしい振る舞いだったのだが
  思わぬ言葉が更に出てきて、間抜けな声を漏らした。>>199

  ああ、うん。そうだね分かってるとも。>>200
  昔ならともかく、今のオレを好く女子とかいねーわ。

  それでもこっちからすれば驚きなんだけどな。 ]
(247) 2022/10/22(Sat) 23:12:35

【人】 帰宅部 津崎絵音

[ 自分を追いかけてくる忙しくも可愛らしい足音と
  こちらを見て輝きを強める涼やかな色の瞳が好きだった。

  例え本当の兄妹ではなくとも、
  例え彼女にはより相応しい姉がいても、
  可愛がることを止めないくらいには、
  共に過ごす時間が好きだったし、
  兄貴分であることに特別感を覚えていた。 ]
(248) 2022/10/22(Sat) 23:12:46

【人】 帰宅部 津崎絵音


[ そうか、オレ
  ずっとそんな子を

  避けていたなんて、なんて酷いことをしていたんだろう。 ]
(249) 2022/10/22(Sat) 23:13:02

【人】 帰宅部 津崎絵音

[ もしも、お前がそれでいいなら。>>203 ]
(250) 2022/10/22(Sat) 23:13:11

【人】 帰宅部 津崎絵音


こちらこそ、秋

[ また昔を失った呼び方に>>204少しの寂しさも抱かなかった。
  迷いのない返事は、オレの笑みは
  不安そうな顔を変えられたかな?>>205

  二人の関係は元通りにはならないだろう。
  だけど、それでいい。
  変わってしまった二人の中にはかつての
  「絵音くん」と「秋獅ソゃん」が生きていて、
  離れていた時の自分と混ざり合って、関わっていくんだ。 ]
(251) 2022/10/22(Sat) 23:13:23

【人】 帰宅部 津崎絵音

それで、お前の話を聞いて思ったことなんだけど……

あの時は随分勝手なことを言っちゃったけどさ、
あれはすぐにでも幸せになれってことじゃなくて

心が楽になる場所で、秋獅苦しめない人間と関わって
いつか幸せを掴んでほしいなってこと

[ それでも身勝手ではあったけれど、
  もし重荷に感じていたらと思いまずは意図を伝えた。 ]
(252) 2022/10/22(Sat) 23:13:58

【人】 帰宅部 津崎絵音



オレの場合は簡単に思いつく大きい問題があったけど、
多分さ、特別な願いじゃなくてもいいんだよ

ほんの少し、役立つことや
ちょっと自分が生きやすくなるようなこととかさ

例えば、思ったことを躊躇わずに伝えられるようになるとか、
もっと集中して勉強出来るようになるとか

好きなものを沢山食べたいみたいなのだって、
それで気持ちが前向きになるなら良いと思う

[ 本当は全てが解決する願いを挙げたほうが、
  助けにはなるのかもしれない。

  だけど、千葉とぶつかり合い分かりあった後だと
  願いそのものへの強い依存はオレの中で消えていて。
  あれこれとささやかな可能性を言葉にするに至る。 ]

大切なのは、願った先でオレ達がどう生きていくかだから

[ 彼女の役に立つかは怪しい。
  でも、せめて気負いは無くしてあげられたらと。

  最後の言葉だけは正しかったんじゃないかな。 ]
(253) 2022/10/22(Sat) 23:14:13

【人】 帰宅部 津崎絵音



今のオレは馬鹿だし、教師にも目をつけられてるし
これから友達と一緒に卒業する為に人一倍頑張らないといけないけど

そんな奴でも良いならいつでも連絡していいんだぞ、後輩

[ 手を差し出した意味は伝わるだろうか。
  今度はあの時と違う立場で、秋獅ゥら重ねてくれたのなら

  女子の華奢な手を痛めない程度に強く握って
  これからをオレ達の形で共に生きたい意思を示すつもり。* ]
(254) 2022/10/22(Sat) 23:14:30

【人】 未國 聖奈

 

── かなちゃんと ──


 あたしの足が旧校舎に向かうことはなかった
 かなちゃんが、その場で止まってしまったから>>227

 それからはじめて
 ── かなちゃんの主張を聞いた気がするの>>232

 そういう努力の部分が
 自分の力なんじゃないの?っていう指摘はさ
 きっと野暮だったから、そっと飲み込んだ。

 だって、この旧校舎に来るのだって、
 怖気づきながらも、それでも来たじゃない>>0:220
 それはかなちゃんの力だよ、って
 思ったけれど、続けなかった。


 
(255) 2022/10/22(Sat) 23:19:15

【人】 未國 聖奈

 


 全部の言葉を飲み込んだまま、
 あたしはかなちゃんの主張を聞いた

 だってそういう指摘に、きっと
 かなちゃんは否定の言葉を続けるんでしょう?

   そうじゃない、
   それは違う、
   ボクは、そう思わない、

   そんなの目に見えているもの。
   そのたびにかなちゃんが自分で自分を傷つけて
   またひとつ、気持ちがすれ違うことに、
   悩んで、後悔して、口を閉ざして

   それを今日は望んでるわけじゃない。


 
(256) 2022/10/22(Sat) 23:19:58

【人】 未國 聖奈

 


    ────── だけど。

    そんなことを、告げるなら。>>236



 
   昨日、大切な友人の前で見せた以上に、
   もっともっと、悲しい顔になったんだろうな


 
(257) 2022/10/22(Sat) 23:20:25

【人】 未國 聖奈

 


 「
違うよ



 ごめんね、かなちゃん
 あたしの口から出てきたのは、恐ろしく冷たい声
 きっとかなちゃんが好きなあたしの声じゃない


 「 かなちゃんは誤解してる。
   誰かのためにお願いしてるんじゃないよ 」


 かなちゃんのためにお願いするんじゃない。
 あたしが、あたしのためにお願いするんだよ。

 
(258) 2022/10/22(Sat) 23:20:53

【人】 未國 聖奈

 


 欲しいものはたくさんあったけれど
 叶えてもらう願い事はなかった
 あたしの少しのおせっかいは
 誰かのやさしさで、背負うことが叶わなかった

 だからせめて大切な幼馴染と、
                

 同じ願い事をしたい、同じようにいきたい
                


 そういう願い事だってこと、
 かなちゃんには伝わらないんだ、って
 ……こういうの、絶望っていうのかな。


 
(259) 2022/10/22(Sat) 23:21:27

【人】 未國 聖奈

 


 「 後悔しないわけないじゃん。
   でも消えるって、メッセージくれたから、
   じゃあ、一緒に消えたいと思ったの。

   どんな選択肢を選んでも後悔しないっていうのは
   そういうことだよ。分かってよ。

   誰かのために願ってるんじゃないの。
   あたしが、あたしのために願ってるの。

   一人は嫌だよ。
   かなちゃんと一緒に生きたいし、
   居なくなるならあたしも居なくなりたいよ
   ライブ一緒に行ってください、だったら
   布教されるよ、それでもいいよ

   あたしが生きて、
   かなちゃんが居なくなるなんて、
   後悔しかないから、こういう願い事にしたの。
   分かってよ。 」

 
(260) 2022/10/22(Sat) 23:21:57

【人】 未國 聖奈

 


 あたしの言葉が堰を切ったように流れ出す。
 あたしの想いが、願いが、本当の声が、

 ああ、そうか──
 もしかしてかなちゃんのお願い事は、
 幽霊さんに、届いているのかな>>239



 
(261) 2022/10/22(Sat) 23:22:10

【人】 未國 聖奈

 


 「 だからあたしの願いが変わることはない
   かなちゃんと同じ願い事を叶えてください。

   かなちゃんがやっぱりそれでも消えたいっていうなら
   あたしも一緒に消えるの。それがあたしの願いなの。

   かなちゃんがいっぱいしたいことがあるのなら
   あたしも一緒に、いろんなことをしたいの。 」

 
(262) 2022/10/22(Sat) 23:22:23

【人】 未國 聖奈

 


 「 かなちゃんの願いが ──────────
   本当のこえを聞かせてください、なら、 」


 
(263) 2022/10/22(Sat) 23:22:43

【人】 未國 聖奈

 


  ── 幽霊さん、今度こそ、聞いててね


 
(264) 2022/10/22(Sat) 23:23:13

【人】 未國 聖奈

 


 「 あたしも、お願いします。
   かなちゃんの、本当のこえを聞かせてください。 」 **


 
(265) 2022/10/22(Sat) 23:23:20

【人】 世良健人


[ 家族との関係を希薄にしてきたのは俺?
  何もかも諦めていたのは俺?

  分からない

  何も 考えたくない

  嫌いになりたくない
  きらいになりたくない

  元のようになれるなんて思っていないから
  そんな希望は望まないから

  どうか どうか    これ以上俺をころさないで ]



               ( いらない 感情なんてもの )

 
(266) 2022/10/23(Sun) 0:47:04

【人】 世良健人

 
[ 3年ってさ 長いよね
  赤子は歩き出して 中学生は高校生になって
  季節なんて12回も変わる

  それだけの年月、俺は父さんと会ってない。

  母さんと弟はさ 10年
  10年会ってない

  何が本当のことで
  何が俺の妄想なのかも もう分からない ]

 
(267) 2022/10/23(Sun) 0:47:40

【人】 世良健人


 母さんが抱きしめるのはいつしか風磨だけになった。

  心配してくれた母さんの顔を覚えている。


  父さんは何にも関心を示さなくなった。

  俺にサッカーを教えてくれたのは父さんだ。


  『兄ちゃんはオレのかっこいい兄ちゃんだよ』

  『またサッカーおしえてくれる?』

  『■■■■■』


  俺が‪×した 俺が 俺が俺が俺が俺が ]



           ( いまさら 聞けるわけない )

 
(268) 2022/10/23(Sun) 0:50:03

【人】 世良健人



  ─ 回想:2day 放課後(壮真) ─


[ 君の背に爪を突き立てた時
  酷く■■したのと同時に
  自分が何をしたのか一瞬分からなくなった。 ]



    …………………………ッ、


[ ……何も、言えなかった。>>210

  知ろうとしないからだ
  知ろうとしないから
  知ろうとしない、から


  それ以降の言葉だって全部聞こえているのに
  その言葉だけが異様に 耳の奥で渦を巻いている。 ]

 
(269) 2022/10/23(Sun) 0:50:44

【人】 世良健人



   ……わかるよ……わかってる

   俺だって 兄だ
   君が大切に思っているから
   君の弟だって助けたい
   けどその為に君が犠牲になるのは嫌だ

   同じだよ わかってるんだ……

   
   
[ ───…俺と君は違うって、ことも。


                    だから ]
 
(270) 2022/10/23(Sun) 0:51:27

【人】 世良健人



   …俺は消えるつもりは無いよ
   そんな地獄、生きていたくないから


   恨まないで
   壮真と生きる方法を 探したい


   俺もね、すごく、我儘なんだよ

   繋いでいるから
   俺の事も繋いで
   失いたくないのなら俺から目を離さないで



[ 君のせいで 一択に減ったのが二択に増えてしまった。
  俺は増えた先の茨に手を伸ばすべき、なんだろうか。


  わからない。
  けれど掴んだ腕は決して離したくはない。 ]

 
(271) 2022/10/23(Sun) 0:52:23