人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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視点:


カウスは、力で捩じ伏せる。
(a207) 2021/04/26(Mon) 19:18:08

サダル

「なんの話ですか?」と、首を傾げてあなたを見上げるのは
ただただ子どもの無垢な瞳だった。
気付いていないとも、そもそも知らないとも見える様子。

影はここでは生前の様子と何も変わらない。

「……真面目というよりは
 今のぼくに他にできることがありません。
 あなた以外誰にも認識されず、物にも触れられない。

 死の先というのは意外とつまらないんですね
 こんなところでも舞台に立つことはできるのか
 特訓する意味はあるのか、わかりませんけど

 まあ、何もしないよりは、いいです」

ただ、ひとりでなくてよかったと
あなたの心情など知らず、淡々と語る。



「 
Sorry, Brachi.
 」


おや、リリス。はい、問題ありません。
貴女は謝らなくって良いのです。

当方、リリスが此方へ至れない事は知っていました。

当方は兎も角、
リリスがカウスの“スキル”から
逃れられるとも考えていなかったので。

カウスは鼻が利きますよ、
面白い子だと当方は感じます。

リリス、謝らなければならないのは当方の方です。

当方はゲイザーを守れませんでした。
当方、彼女の真っすぐな想いに
感銘を受けてしまって。

彼女は“愛”の為に、
己の為すべき事を為すそうですよ。

当方は彼女を見送ってしまいました。
ソーリー、リリス。そして、

おやすみなさい!
 

カウスは、震える吐息に気付かない。
(a208) 2021/04/26(Mon) 19:21:29

サダル

「……………」


そして、運動部のような
特訓メニューを聞いて一瞬固まった。

「それを全部やったら……
覚醒
、できますか……?」

ギルドでもそこまでやったことない気がする。
そもそも才能があった故か
せずとも済んでいたのかもしれなかった。無情。

「星の練習は、したいですね。
 ぼくがやるとなんか、黒い星ができるんですよ……

 
よし、じゃあ、これからがんばりますっ!


いつでもいい?今でしょ!と
言わんばかりに準備運動が始まったのだった。

ブラキウムは、床に背を打ち付けました。
(a209) 2021/04/26(Mon) 19:25:40

ここが死の先だと信じて疑わない。

ブラキウムは、囁きを聞きました。
(a210) 2021/04/26(Mon) 19:28:01

知らない。

ルヴァは、(カウスちゃんも何やってんの💢💢💢💢💢)(泣いてるが!?!?)
(a211) 2021/04/26(Mon) 19:28:42

ルヴァは、泣きすぎて独り言ミスった。
(a212) 2021/04/26(Mon) 19:29:25

ゲイザーは、(ちょっとルヴァさん!私という加害者がいながらいったいどこの誰のほう見てるんですか!!)
(a213) 2021/04/26(Mon) 19:34:27

【人】 人形 ラサルハグ

>>144 ヌンキ

「キファから。親しい間柄ではないのか?」

 まさかのキファからだ。
 平然とした顔で尋ねる様子に嫌味も揶揄もない。
 ──第三者が見る限りでは。

「用意してる間に姿は見えなくなったから
 忙しくしていたかもしれない」

 言葉に嘘偽りはない。
 ラサルハグは常に死者が見えるわけではない。
 目の前にいたと思えば不意に認識外へ移行し、
 また唐突に視界に移る。
 そして
一連の挙動に違和感を持つこともない。

 
代弁する言葉はシステムから悪意の干渉を受ける。


「人形は嫌いか。ならば悪かった。
 あなたと先の二人の関係は知らないが、
 やはりキファとは親しかったのだろう。

 俺は親しい人と別れた時、人形になりたかった。
 だから……────?」

 だからといって『悲しむ本人』を模すなど
 まずありえない。
 あなたが苛立っていることに気づきながら、
 その原因の一端であると思いもしないようだ。
(145) 2021/04/26(Mon) 19:35:35
人形 ラサルハグ(匿名)は、メモを貼った。
2021/04/26(Mon) 19:36:09

壊れた時報 キュー(匿名)は、メモを貼った。
2021/04/26(Mon) 19:37:51

宝物庫 カウス(匿名)は、メモを貼った。
2021/04/26(Mon) 19:40:26

ゲイザーは、頭に響く声を無視した。悲しい=B苦しい=B分からない=B
(a214) 2021/04/26(Mon) 19:42:31

ルヴァにドンマイを送った

"舞台"が見えている

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>145 ラサルハグ

「……キファから、だって?!」

心のどこかで、キファはもうこの世にはいないものだと思っていた。
それでもどこかからひょっこり出てくるのではと思いたかった。
死していたとしても、せめて遺体をみつけてあげたかった。
サダルの傍に連れて行ってあげたかった。

だけど、キファからの伝言だと、この男は言う。

「キファは、キファは生きてるっていうんだな?
 どこに行ったか知らないかな。
 会いたいんだ、例え探してもいないと言われたって」

伝言を預かったということは生きてるということだ。
何らかの理由があるのかもしれないが、彼女は俺に会いたくないらしい。
もしかするとサダルにも。

だけど、会って話したい。
一度だけでもいいから。

貴方の肩を掴むようにして、問うた。

「人形は別に嫌いじゃない。俺がいいたいのはそういうことじゃなくて……ああ、もう!
 それはいいから、キファのことを教えてくれないか!」
(146) 2021/04/26(Mon) 19:45:25
ブラキウムは、声を上げて泣き出しました。
(a215) 2021/04/26(Mon) 19:47:41

ブラキウムは、生まれて初めての絶望≠ェ苦しくて仕方ありません。
(a216) 2021/04/26(Mon) 19:48:50

貪食 ブラキウムは、メモを貼った。
(a217) 2021/04/26(Mon) 19:51:18

カウスは、悪役である。
(a218) 2021/04/26(Mon) 20:02:40

カウスは、絶望≠見下ろしている。
(a219) 2021/04/26(Mon) 20:03:17

【人】 人形 ラサルハグ

>>146 ヌンキ

「知らない。俺が頼まれたのは言伝までだ」

 必死な感情を無碍にする、冷たい答えだ。

 ラサルハグは、キファの生死を知らない。
 キファの居場所を知らない。
 キファがヌンキへ向ける想いを知らない。

「『諦めろ』。
 それが彼女のことばだ」

 人形は言われたことしかできない。
(147) 2021/04/26(Mon) 20:06:23
!error! !error!


繧ゅ≧繧?a縺ヲ縺上l遘√?隱ー縺ョ豁サ繧りヲ九◆縺上↑縺


ノイズが一層強くなりました。
数秒後、再びブラキウムの声が響きます。

「……そ、うか。きっとサダル縺ョ繧うに、ゲイ繧カーも謌舌@驕げたいん縺?縺ェ縲
成し遂げ偵k縺薙→は喜びだとラス繧りィ?縺」縺ヲ縺た。」

「……窶ヲ…おやす縺ソ縲√くュー。」


遘√′髢馴&縺医↑縺代l縺ー縺薙≧縺ェ繧峨↑縺九▲縺



!error! !error!


大きなノイズの後、ブラキウムの声はプツリと途切れました。

ブラキウムは、責任≠見上げています。
(a220) 2021/04/26(Mon) 20:07:21

人形 ラサルハグは、メモを貼った。
(a221) 2021/04/26(Mon) 20:07:53

星集め メレフ(匿名)は、メモを貼った。
2021/04/26(Mon) 20:10:21

ルヴァは、   =B
(a222) 2021/04/26(Mon) 20:22:45

ルヴァは、   =B
(a223) 2021/04/26(Mon) 20:22:50

ルヴァは、   =B
(a224) 2021/04/26(Mon) 20:22:54

ルヴァは、   =B
(a225) 2021/04/26(Mon) 20:23:00

ルヴァは、   =B
(a226) 2021/04/26(Mon) 20:23:04

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>147 ラサルハグ

「……っ、」

頼むよ、と続けようとしたが言葉を失った。

諦めろと。

それほどまでに拒絶するなにかが、彼女にできてしまったということだろう。
サダルを、護ることができなかったからだろうか?
考えても考えても、それくらいしか出てこない。

気がつけば手紙を握りしめていて、ぐしゃぐしゃになっていた。

「そうか……すまなかった」

ふぅ、と大きく息をついてあなたの肩から手を離す。
うつむき加減に貴方をちらりと見たが、表情のなさに何も読み取ることはできない。

彼は、貴方のどこが好きなのだろう。

ふとそんな言葉が頭をよぎったが、言ってはならないことだと頭を振った。
(148) 2021/04/26(Mon) 20:24:57
宝物庫 カウスは、メモを貼った。
(a227) 2021/04/26(Mon) 20:27:11

そこにしか居ない ルヘナは、メモを貼った。
(a228) 2021/04/26(Mon) 20:29:40

【人】 人形 ラサルハグ

>>148 ヌンキ

 人形は頷く。
 先の件も今のあなたも気にした様子はなさそうだ。

 人ならば、心配することばのひとつはかけたろうに。

 ラサルハグはこの数日でシステムの干渉を大きく受けた。
 『サルガス』の意思の片鱗のもと、行動した。
 その結果として今のラサルハグに個人としての意思は、
 ほとんど見受けられない。

 ──強く感情を揺さぶる『ひと』の名でも
   出されない限りは。
(149) 2021/04/26(Mon) 20:36:33
 ニア

少女の白い指先が首の傷を辿る。
自分のした行動をなぞるような仕草に首を傾げた。
ニアは、誰かと同じ行動を選ぶことは少ない。

「──ニア?」

“なにか”に霞む紫を見下ろして、青年は名を呼ぶ。
少女の首から指を離し、頬を辿る。
青年が、いつも──口付けの前にする動作。
少女の瞳が下りたなら、許される合図。

彼女はいつも、言葉で答えを与えてくれないから。

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>149 ラサルハグ

「…………。君のほうが、俺よりよほど”人形”みたいだ」

いつも父の命を、人の指示を聞く動く人形だと。
そんな風に人に言われていた。
自分の意志など必要なかった。

そう、目の前の貴方のように。

メレフ
は、俺に愛する権利も愛される権利も教えてくれたよ。
 ……君は、彼に答えることができているのかな」

これが同族嫌悪というやつなのだろうか?
少しだけ、言葉をかけてみる気になった。

――それは、悪趣味な人形の礼なのかもしれない。
(150) 2021/04/26(Mon) 20:42:14
ゲイザーは、ルヴァの唇に口づけを落とした。
(a229) 2021/04/26(Mon) 20:49:37

ゲイザーは、気分を奪い取ることができない。
(a230) 2021/04/26(Mon) 20:49:48

ゲイザーは、何も分からなかった。
(a231) 2021/04/26(Mon) 20:50:01

ルヴァは、動かない。
(a232) 2021/04/26(Mon) 20:53:18



「見た目に拘るなら買い替えてやってもいいぜ?
 “お前の為”を思って唯一造ったヤツなんだが」

そう言わないと分かっていて、あえて告げる。
ラスだ。自分の知ってる、彼がいる。

呪術ギルドの『ギルドマスター』が、幼子を思って、
変に気に病まない様に“みんなそうだから”と渡した、
世界でたった一つの魔法が込められた指輪だ。

「言っとくが俺は、決めたら一途だぞ。
 離さないし、死んでも世界に喧嘩を売る男だ。」

 けど、……別に心がない訳でもないし、
 こう言うのは俺も初めてだから、……ちゃんと言えよ。」

そう言って、自分の指輪を、薬指に付け替えた。
本来着ける必要は無い。全て自分に届くようになっている。
だからこれは、本当にただの『証』でしかない。

「何度も間違えて生きて来たし、間違えないって自信もない。
 だから、これからも傷付くし傷付かせるかもしれない。

 でも、信じてくれ。俺はお前を信じ続けるから。
 俺はお前を愛している。その事は、ずっと。」

ゲイザーは、森から離れて街を目指した。
(a233) 2021/04/26(Mon) 21:10:13


占い先は「ルヴァ」
投票先は「ランダム」にしてるわ
という報告を忘れていたわ

ルヴァは、森の中に置いて行かれたまま。
(a234) 2021/04/26(Mon) 21:19:16

【人】 人形 ラサルハグ

>>150 ヌンキ

 人形と揶揄されても「そうか」と肯定するだけであるが、
 続いて出された名に、はじめて意思をもった瞳が、
 あなたに向けられた。

「どういう……」

 メレフとの付き合いは長い。
 彼が
いくら軽薄で軟派な男
であったとしても、
 
これ身内匂わせ+気安い関係だから使える暴言っていうあたしの萌えポイント

 『愛』なんて気安く振りまく男に思えなかった。
 
思いたくなかった。


「あなたは、彼と関係をもったということか?」

 声は静かながら語調は強い。
 胸に渦巻くものが怒りか落胆か、あるいはその両方か。
 経験の少ない身は振り回されるしかできない。

「メレフとなにがあった。
 いいや、彼の方からしたということか……。
 答えてくれ、ヌンキ」
(151) 2021/04/26(Mon) 21:21:12
ラサルハグは、薬指に指輪をつけている。
(a235) 2021/04/26(Mon) 21:22:52

ハマルは、ゲイザーの作ったハマルのためのご馳走を口にしていた。
(a236) 2021/04/26(Mon) 21:23:22

ハマルは、誰かと一緒に食べたかった。
(a237) 2021/04/26(Mon) 21:24:08


「 
Never mind, Brachi.
 」

「 
It's not your fault.
 」


「 
...It's true.
 」


/*耳にだけ音が届きました。脳に届く声はありませんでした。
届くべき者にきちんと届いたかは、定かではありませんが。

メレフは、ハマルとヌンキに「まだ空けられない」手紙を送った。
(a238) 2021/04/26(Mon) 21:28:35

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>151 ラサルハグ

「……やっとこっちを見た」

そうだろう、そうでなくては。
自分がキファの名前に揺さぶられるように
彼もメレフの名前で揺さぶられてくれなくては

でなければ、自分が
デッドラインを一歩踏み出す意味がない。


「なんでそんな事教えなくちゃならないかな。
 俺だってあまり言いたくない事のひとつやふたつくらいある。
 それとも……
 
君は、彼のことを何も信用してはないということかい?


 まぁ……君がキファのこともう少し詳しく教えてくれるなら、教えてもいいけど」

真剣な目を貴方へ向けた。
(152) 2021/04/26(Mon) 21:30:02
メレフは、その手紙に「自分が死んだら開けてくれ」と差出人欄の名前と共に書き添えている。
(a239) 2021/04/26(Mon) 21:30:52

【人】 黒い羊 ハマル

>>133 ラサルハグ
 [ピャッ][少しだけ肩が跳ねた]
 [しかしすぐに貴方の青を見つめ返す]

「そうだ。ハマルはサダルに家族たちを見せた」

 [解かれる]
 [ひょこり][顔を覗かせたのは]

「……あ」

『ラサルハグに頼もうかな ひつじのぬいぐるみ ちょっとだけ 離れがたくなってきた』
『!! ハマルもひつじのぬいぐるみが欲しい。
毛を持っていったら、ラサルハグは作ってくれるだろうか……?』


 [ほんの2、3日前のこと][羊と戯れた後の会話を思い出す]
 [程よい大きさの羊をじっと見つめる]

「そうだ。
 ハマルはサダルと友達だ。親しかったぞ。
 ……ラサルハグは、親しかったのか?」
(153) 2021/04/26(Mon) 21:32:02
ゲイザーは、街に戻ってきた。
(a240) 2021/04/26(Mon) 21:33:29

ゲイザーは、街の中を隠れるように歩く。
(a241) 2021/04/26(Mon) 21:33:42

サダル

 少女の小さな唇が、塞がれる。

 
「──馬鹿みたいだ」
 
 

サダル

「……馬鹿みたいだ。吾を幾つだと思っている?
 こんな、年端も行かぬ少女みたいに、キスひとつで」

 恨みごとを放つその間際。
 少女の頬を、熱い、熱い涙がこぼれ落ちる。
 大粒の涙がこぼれ落ちる。

「こんな、甘ったるいラヴストーリーみたいなキスひとつで!」


 →

サダル
(ニアの『ニ』が漢数字の二になってるわよ…!)


「……知ってるわ」

 そっぽを向いて、つんと澄まして。
 いつもの態度を装いながら、慣れないことを口にする。
 ――今なら、ちょっとだけ。素直になってあげてもいい。

「あんたがわたしの味方だってことくらい、とっくに。
 ……寂しがりなのは今、知ったけれど」

 それに、あんたわたしに特別甘すぎると思うわ。
 呆れたようにそう言って、寂しがりは自身の殻を少し破る。

 腕を持ち上げ、タオルに手を伸ばした。
 自分のとよく似た黒髪を拭いてやろうと思って。

(→)

ブラキウムは、誰かに慰められた気がしました。
(a242) 2021/04/26(Mon) 21:40:52

ゲイザーは、なりふり構わず逃げ出した。
(a243) 2021/04/26(Mon) 21:41:58

ゲイザーは、人々に噂される。「……、…………、……」
(a244) 2021/04/26(Mon) 21:42:39

サダル

 逢瀬を交わして、手を繋いで。
 そんな長ったらしい時間は必要ない。
 少女の熱を呼び覚ますのも、
 彼女を人間としての心の形に引き摺り落とすのも。

 たった、キスひとつで十分なのだ。

「──あ、あ……!
 なんでこんなに、切なくて胸が熱くなる?
 吾はまたおかしくなってしまったのか?」

 サダルの胸に顔を押し当てる。

「いや、違う──」

 
だって。だってあなたに恋をしていた。

 
例え造られたものでも、あの気持ちは嘘じゃない!


 →

ゲイザーは、視線の雨に晒される。
(a245) 2021/04/26(Mon) 21:43:06

ブラキウムは、守れませんでした。
(a246) 2021/04/26(Mon) 21:44:25

/*
 ゲイザーが去ってから暫く。
 キューはルヴァの死体の傍らに立っています。


「…… ……」

 キューは、ルヴァの死体のそばにかがんだ。


「……、…、……」

 キューは、何かを言いかけて、口を噤んだ。
 少しの間の後、小さな小さなアイテムボックスを取り出す。


「……
ありがとう
、ルヴァ」

 キューは、アイテムボックスに死体を収納した。


 キューは、森を立ち去った。


/*
 死体は生物ではありません。


/*
 キューは、何かをルヴァに問いたかったようです。
 ですが、答えが返って来ないことは分かり切っています。

 無駄な事はしない方が賢明ですね。

ブラキウムは、“また”守れませんでした。
(a247) 2021/04/26(Mon) 21:44:54

ゲイザーは、走る、走る。
(a248) 2021/04/26(Mon) 21:46:19

ブラキウムは、あの視線から彼女を守りたかっただけなのです。
(a249) 2021/04/26(Mon) 21:46:25

ゲイザーは、もう好きな人を連れ出すどころじゃない。
(a250) 2021/04/26(Mon) 21:46:33

サダル

 避けられなければ髪を拭いてやる。
 きっとその動きは、拙い。

「わたし、優しくなんてないわ。
 優しいっていうのは、あんたみたいなひとのことを言うのよ」

 ひとり、ぽつんと座っている女の子を気にかけて。
 会議の内容をまとめた資料を作ってやって。
 抱えているものはないかと、話しやすいように呼び出して。

 そういう優しさが大嫌いで、疎ましくて、
 ……けれどたしかに、嬉しかった。嬉しいから、遠ざけた。

「どんな場所でだって、求められるわ。
 ……だから、嫌いなのよ」

ブラキウムは、みんなが好きですから。
(a251) 2021/04/26(Mon) 21:47:09

ゲイザーは、小さな箱を落とした。
(a252) 2021/04/26(Mon) 21:47:33

ルヴァは、森から連れ出された。
(a253) 2021/04/26(Mon) 21:47:52

ゲイザーは、魔法の矢で足を貫かれる。
(a254) 2021/04/26(Mon) 21:48:35

ゲイザーは、地面に転がった。
(a255) 2021/04/26(Mon) 21:49:20

ゲイザーは、騒ぎを利用してやってきた復讐者たちに囲まれる。
(a256) 2021/04/26(Mon) 21:50:30

サダル

 キファは、確かに一度死んだ。
 この世界の真実が、どのように在ろうとも。

 ……彼女の死生観は、そう定義する。

 あなたはもしかすると、
 悲しみが連鎖する”あの場所ではないどこか”へ、
 辿り着きたかったのかもしれない。

 あなたはいつか二人でこうして真に出会うために、
 一時恋心を売ってでも、逃避行をしたのかもしれない。

 だがこれらは全て仮定であり、
 それはあなたが語らぬ限り、キファは知る由も無いのだろう。


 →

ゲイザーは、前髪を掴まれる。
(a257) 2021/04/26(Mon) 21:51:47

ゲイザーは、平手打ちをされる。
(a258) 2021/04/26(Mon) 21:51:53

ゲイザーは、平手打ちをされる。
(a259) 2021/04/26(Mon) 21:51:59

サダル

 ──二人は、最早舞台から降りた。
 これは誰かを感動させる為の演劇じゃない。
 ロミオとジュリエットでも、サロメでもない。

 二人が紡ぐ、二人の為の、物語だ。


 これにて、ヌンキの”はじめの祈り”は、
 真に叶えられたのだろう。

 紆余曲折こそありはしたけれど。
 でも、序破急のない物語なんて退屈だろう?
 神様が、笑った気がした。

 唯、残されたヌンキは──
 それはまた、別のお話。



ゲイザーは、平手打ちをされる。
(a260) 2021/04/26(Mon) 21:52:06

ルヘナは、ハマルの胸を借りた。
(a261) 2021/04/26(Mon) 21:53:13

キューは、
おほしさま
と、飴玉たちと、うれしいを   。
(a262) 2021/04/26(Mon) 21:53:19

ブラキウムは、泣いています。
(a263) 2021/04/26(Mon) 21:53:46

カウスは、何も知らない。
(a264) 2021/04/26(Mon) 21:54:29

カウスは、見下ろしている。
(a265) 2021/04/26(Mon) 21:54:37

【人】 人形 ラサルハグ

>>152 ヌンキ

 挑発に顔をしかめ、舌打ちする。
 
「あなたがメレフの名を出したんだろう。
 俺は、あいつのことを……ッ!」

 胸元を掴む、その眼差しは鋭い。
 裁縫師の腕では騎士を持ち上げることはできない。
 
「キファについては先に話したことがすべてだ。
 この会議場で指示されて、あなたに渡せと。
 
 それ以上は知らない。
 ただあなたを心配していた、それだけは確かだろう。
 わざわざ親しくない俺に言伝を頼むくらいだから」
(154) 2021/04/26(Mon) 21:54:53
ヌンキは、何故か、ひと雫の涙を流した。
(a266) 2021/04/26(Mon) 21:55:35

サダル

 サダルの胸から顔を離す。
 涙を拭った。

「迫った体を拒否したな。
 口づけをねだる吾を制しただろう。
 調子が悪いことを理由に、
 随分とほったらかしにしてくれたな」

「……許容するのは、今日までだ。
 吾は男を尻に敷くのが趣味が故。

 ──覚悟せよ?」

 くつり。
 いたずらっぽく、笑って見せた。

ひそひそ

ひそひそ

 [噂話は広がる]

「ほら、あの子もそうだよ」

「あの牧場の子?」

「でも、あの子はあまり変な噂は」


「あそこ、以前なにかなかった?」


「あー、何年か前に聞いたな。水の事故だっけ?」

「聞いたことある。子供が流されたんだよ」

「でも、結局無事だったんじゃなかった?」


「二人流されてひとりは助からなかったって聞いたような」

「いやいや!ひとりだけですぐに救助されたんだろう?」

「流されたのは三人じゃなかった?」


「子供といえばさぁ」


「あそこって双子がいなかったっけ?」

「大きくなってたら、丁度あの子ぐらいかな?」


 [噂話というものは大抵根も葉もなくヒレがつく]
 [なにがあっても『ハマル』は、『ハマル』だ]

ルヘナは、やっと涙を流せた。
(a267) 2021/04/26(Mon) 21:58:24


 愛されている。
 それは安らかな福音の言葉だ。

 ラサルハグはメレフを愛している。
 家族の情ではない、芽生えつつある強い感情を向けている。

 愛されることを心から受け入れるには、
 まだ時間が足りない。

ゲイザーは、悲鳴を上げながら領収書の上に覆いかぶさった。
(a268) 2021/04/26(Mon) 21:59:06

ハマルは、ルヘナの背を優しく撫でた。
(a269) 2021/04/26(Mon) 21:59:13

ゲイザーは、叫ぶ。「何も得られなかった私から、たった一つの『幸せ』を奪うな!」
(a270) 2021/04/26(Mon) 21:59:46

ゲイザーは、人々に殴られる。殴られ続ける。
(a271) 2021/04/26(Mon) 22:00:00