人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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  ペットなら従順な方が良いもの。
  いいえ、ペットだから従順な方が良いものよ。
  でも貴女はね、カザリ。
  ペットでも従者でもないって目をしてる。


[嗚呼、と唇で小さく漏らす。
 夢の中で見る家の猫もそう。
 猫なのに自分が主であるかのように振る舞うのだ。

 ...はそれを思い出して笑みを深めた]


  私は普通にお話できたら良いのよ。
  でもね、それは難しいの。
  みんな、みんな。
  最初から心が屈服しているのですもの。


[...はパンを口にすると咀嚼し始めた。
 柔らかいパンは美味である]


  ねぇ、そっちのパンはどうなのかしら。
  やっぱり固いのかしら?


[知識では知っている。
 けれども実際に試したことはない。
 そんなこと誰も許しはしないからである*]



 ────ぅ……


[柔らかく、優しく。

砂漠の如く乾ききった全身に、暖かな何かが流れ込んでくる]

[いや……

何か、など。

このぬくもりは。
このやさしさは。


 ────いつだって俺を癒やしてくれたではないか]



 おはよう、だ……


[やれやれ格好悪い所を見せてしまったと、
少しばかり困ったように薄く笑い。

猫耳ごと琴羽の頭を軽く撫でる。

よく、がんばってくれたなと。
自慢の妻を労うようにゆっくりと。


そうこうしていれば、周囲の状況も目に入ってきて]

[琴羽の霊力で灯った明かりなのだろう。

落ち葉の中に置かれた角灯を中心に、
無数の御霊が一つ一つ、天へと還っていく]


 これは……
 すごいな……


[その儚くも幻想的な魂送りの光景を、
琴羽に抱きかかえられながらしばし見詰めていたが。

流石にそろそろ重いだろうと身を起こす。

本当はこのもふもふにずっと包まれていたかったのは内緒だ]

―初めての―

[平日の夜、小包が届いた。
近々荷物が来る予定ではあったけど、
見知らぬ発送元からだと気付いたのは受け取った後で。

そう言えばカードの記載と発送先はフェイクが入ると
HPに書いてあったような、なかったような…
曖昧な記憶で早速開封してみる事にいた。

記憶は正しかったようで、
段ボールの中には納品書とさらに小さな箱があった。
露骨なシルエットのデザインされたパッケージ。
いわゆる大人のおもちゃである。

お手頃な値段で安っぽい物を想像していたけれど
露骨とは言え、全体的なデザインは洗練されていて
中の梱包も丁寧で関心して眺めてしまう。

中身――ディルド自体も細かい皺まで造形され
無駄と言っては何だが製作者のこだわりを感じる。
あまりに気合入れて作られているものだから
肌色の商品を選んだ事をちょっと後悔した。

ちょっとどころか、結構生々しい。]

[折角だから早速試してみるかとすぐに風呂を沸かし
一応ネットで情報を収集しておく。
使い慣れてはいるが道具使うのは初めてだし。

入浴してリラックスした状態でベッドに上がる。
ディルドと一緒に買ったローションを脇に置いて
まずは固くなった尻の周りの筋肉を指で解していく。

大股開いて指でふにふにと自分の尻穴を押していると
俺、何やってんだろって不意に正気に戻ってしまう。
目を開けてたってシュールな景色しか見えないし
心を無にして目を閉じてみたら何とか柔らかくなってきた。

セックスの時こんな面倒な事してたかな。
キスから終わりまで勢いでやってたから覚えてない。
そもそも見ているサイトが初心者向けなのだが
検索して一番上に出たのを開いただけなので気付く事はなく。]

…っ、ん

[箱から出しただけのディルドにローションをかけて
尻穴に押し当てたらずるりと簡単に先っぽがめり込む。
人肌とは違う冷たさに背筋が震えた。

久しぶりな割には案外簡単に入るもんだと
押し込んでいくけど頭は理性で支配されたままで
男とヤってる時の高揚感は全くない。
当然と言えば当然なのだけど、
圧迫感の方が強くて気持ちいいには達さなかった。

動かしたら何とかなるかって
ゆるゆると動かしてみるけど全然良くなくて、
最後に抱かれた時はどうだったかと思い出してみる。
髪の短い、逞しい身体の男だった、気がする。
顔ははっきり覚えていない。
何かスポーツをしていると言っていた気がする。

前立腺を探りながらディルドを抜き差しするけど
自分で腰を振るのと手を動かすのじゃ勝手が違い過ぎて
なかなかそこを見つける事が出来なくて段々焦れてくる。]

[手でやるより腰振った方が早いんじゃねーの。
何のためにこんな事やってんだって正気に戻りつつ
一旦ディルドを抜いて身体を起こしたら
それを上向きに立てて右手で根元を支えてみた。
これだったら騎乗位の感覚で出来るかも知れない。]

あ、は…っ こう、か。

[どうやら作戦は正解だったらしく
さっきより深く食い込んだ生々しいシリコンが
腰を動かせば容易に望んでいた場所へと触れた。

ベッドスプリングの反動を使って腰を揺すり
内壁を擦り上げながら前立腺を的確に抉っていく。
下半身に集まった熱が徐々に陰茎にも伝わり始めた。

少しずつ息が乱れ初めて、気持ちいいが強くなって
盛り上がってきたはずなのにそれでも何かが違う。
やっぱり生身と道具じゃ違うのか。
集中しようとして男の顔を思い出そうとしたけど
代わりに出てきたのはあの人の顔だったから
途端に血の気が引くような気がしてグラインドが止まった。]



 ……そういえば。


[とは言え、まだまだ全身の消耗は激しく。
琴羽を見やってにやりと笑った。

自らの口元を人差し指で引き上げて]


 この、衣装の。
 吸血鬼とやらは……

 美しい娘を捕らえ、その生き血を啜るらしいぞ?


[おやこんな所に美しい娘がと。

己の身体で、漆黒のマントで。
琴羽の身体を包み込む。

普段とは違うふわもこの感触を、全身で楽しんで。
悪戯な指先は、背筋からしっぽの付け根へと降りていこうか。


そうしてぺろりと彼女の細い首筋を舐めた次の瞬間────…]

[何だか急に悪い事をしているような気がして…って
男遊びするのが後ろめたくて道具買ったってのに
何で他の男の顔思い出しながらオナニーしてんだって
当たり前の事に気付いて、萎えた。

バカか。何やってんだ。

その後、ディルドはしばらく封印され
どうにも溜まって我慢が出来なかった頃
心を無にしてゲイビデオと併用する形で役目を全うするに至ったのだった。

この時はまだあの人を抱きたい一心だけだったから
尻のオナニーに使うネタを彼にする発想もなく。]*




   
…………!?



 

[何か、強烈な視線を感じた様な気がして
慌てて身を離したのだった。


まぁ、確かに。
よくよく周囲を見渡してみれば、
つい先程まで憑依されていたらしき
気絶した人々の姿があちらこちらに散見され。

そうでなくとも昇天待機中の死者の魂が
こちらを見ている気配もあって]



 琴羽の、母上が。

 予め幼い頃から角灯を与えていなかったのは……


[こほん、と、それなりにソーシャルディスタンスを保って
乱れかけていた上着のボタンを留め直す。

いやまぁ、俺自身は誰に見られていても平気なんだがな?]


 琴羽に、お化けと言えど
 必ずしも悪いものばかりではないと───…

 それを教えたかったのかも知れないな。

  琴羽と一緒で、優しい、母上だ。


[まぁ、俺自身も。
人からすればお化けの一種と言っても過言ではなく。

琴羽からお化けを遠ざけなかった、
忌むべきものとして教えなかったその教えに
感謝しなければならないだろう]

[────故に]


 ……帰り道を、探してくる。

 琴羽。
 そなたは俺が、一生大事にするから。
 安心して……、任せてくれ。


[そう告げると、地面を蹴って樹上へと飛翔する。

辺りを覆っていた霧は、
いつの間にやら随分と薄くなっていて。


そうして温泉街へ向かう方向を確認してしばらく。
別れを告げるには十分な程の時間の後に、
俺は琴羽の元へと戻っただろうか*]

――夜の街――


 ぅ、うぅ……。言っちゃ、だめぇ……
 もっと、したく、なっちゃう……っ。


[ ご主人さまが重ねる命令で排泄欲がかき立てられてしまう。
 がんばれ、って囃されてぶるぶる背筋を震わせながら先に立つ。
 私に気づいて取り巻くように眺める街の人達。
 でもご主人さまが命じてくれたおかげで手出しはされなかった。]


 はぁ……はぁ……っ……


[ 数回、試みる。欲求はあるのに出てこない。
 ご主人さまだけじゃなく他の人たちにも見られてるのに。
 視線をきょろきょろと動かして辺りを見回す。
 焦る気持ちと一緒に、見世物になっちゃってるって感覚が生まれる。
 きらきらとした蜜が零れ出てしまってるのに気づかれただろうか。
 そう自覚した一瞬後には、理性の枷を越えてしまってたのだけれど。]

[ 笑う声にきつく瞼を閉じた。
 恥ずかしくて情けないのに、達成感のような満足感が
 生まれてしまってるのを少しでも気づかれないようにしようと。
 頭を撫でられれば嬉しそうな表情を返してしまうのは止められず、
 それで悟られてしまったかもしれないけれど。]


 ……ぇ? 皆の前で……?


[ 命令は果たしたのだから散歩の続きに戻るものだと思っていた。
 そのどこかで可愛いがって貰えたら、って。
 けれどリードを引いてご主人さまが進んでいくのは酒場の中。
 私も連れられてついて行くしかなかった。]


 あぅ、ううぅ……っ。


[ 酒場の中、此方を見る客達の視線。
 目を逸らしてご主人さまを見ると、唐突に問われた言葉
 ぱちりと目を瞬かせた。]

 
 お、女、じゃない、の……?


[ 少なくとも私の知ってる範囲では。
 ふたなりにされたり自分で生やしたりすることはあっても、
 この世界のメイベルは女性体だと思っていた。
 でも眼前に現れたのは男性器そのもので。]


 ……あ……。っ、こく。


[ 知らず、唾を呑んでしまっていた。
 はぁっ、と吐いた息はあきらめでも後悔でもなくて期待からのもの。
 横に振ってしまいそうになる首を自らの意志で止めて、
 ゆっくりと頷いた。]


 
 はい……交尾……して、ほしい、です。
 皆の見てる前で、ご主人さまにだけ、
 私と……犬みたいな、ご褒美の交尾♡



[ たらり、腿を伝って愛液が滲み出る。
 物欲しげに口を開いて、床面に座ったままご主人さまと、
 その硬くそそりたった逸物を見上げた。
 辺りを視線で少し見回す。
 このままでというなら否やはないけど、
 テーブルか何処かに上がれと言われてもすぐに応じられるように。]*

 
[ 目が覚めた彼に頭を撫でられる。

  ああ、良かったと。
  少しばかり泣きそうな顔になりながらも
  ふにゃりと笑顔を作って。]


   おはようございます……あなた。


[ おはようという彼に優しく言葉を返し。

  彼を抱きしめ、暫し、角灯の灯りと
  天へと還っていく無数の御霊を見守っていた。]
 

 
[ ふと、彼が身を起こせば]


   もう、大丈夫なんですか……?


[ 不安げな顔をしながら彼の顔を覗き込む。

  にやりと笑う顔を見て、
  無理をしてはいないかと首を傾げつつ。

  口元を引き上げ、尖った歯を見せる仕草に
  一体何をしているのだろうと、目をぱちぱち。

  すると、彼の口から紡がれたのは
  何故か西洋の、吸血鬼と言う妖怪の説明。

  ぽけっと不思議そうな表情をしていれば
  身体が彼の身体とマントに包み込まれた。]
 

 
[ その温かさに、服を挟んで伝わってくる鼓動に
  胸にじーんとしたものが溢れつつ]


   もう……何言ってるの……。


[ 口では不満そうな言葉を並べつつ。
  浮かぶ表情は喜びに満ちていて。

  彼の手がしっぽの付け根に
  舌が首筋をぺろりと舐めれば]


   やんっ……。


[ 艶めかしい声が、ぽつり零れ
  思わず上半身をぴくりと震わせてしまった。]
 

 
[ そんな時。急に何かあったのか。
  彼は慌てて此方から身体を離す。

  どうやら周囲に何かを感じた模様。


  彼の視線の先には、気絶した人々。
  それに無数の御霊。

  ───そういえばそうだった。

  恥かしい。頬が熱を帯びてる気がする。
  堪らず、顔が下を向いてしまう。]
 

 
[ 小さく唇を尖らせて。

  文句の一つや二つでも言ってしまおうか。

  そんな事を考えていれば、
  角灯と、母の話が彼の口から飛び出す。

  そんな事を話した所ではぐらかされません!

  ムッとした表情を浮かべ、面を上げる。

  けれど、自分と一緒で、
  優しい母だなんて言われたら
  苦情なんて告げる気になれなくって。]
 

 
[ 眉尻を下げながら]


   えぇ……とっても優しくて、
    綺麗で……私の自慢の母でした。


[ 瞳を潤ませて、
  それだけを口にしたのだった。]
 

−恋人にはなり得ない彼女−


 「今度の彼女、嫉妬深いの。
  プライベートの連絡先、全部消されちゃって」


[それはもう束縛の域ではないだろうか。
そう思ったが口を挟むのも馬鹿馬鹿しい位
脂下がった顔をしていたから放っておいた。

昼間のファストフード店なんて場違いな場所に
突然拉致されて途端にのろけが始まったので
適当に頼んだ珈琲が不味い。
何時ものインスタントよりは余程旨い筈なのに。

きっと顔が良いんだろうな。
彼女は女に対してはクソ程面食いだ。
俺の姉も身内贔屓抜きに顔だけは良い。
男は若さ以外拘らないので
姉とは似ても似つかない俺に声が掛かった訳だが]



 「だから、連絡がなければ上手くいってると思って。
  祝福してくれるでしょ?」


[座席も絶妙な距離を保ったまま
それだけ一方的に言われて別れた。
YESともNOとも俺は答えなかったが
特に答えなんて必要としていなかったようだ。

店の外で待ち伏せていた若そうな女と腕を組んで……
というより、引っ張られるようにして
雑踏に紛れて行くのを
なんか犬みたいだと思いながら見送った。

ぼんやりと、自分の犬を思い浮かべて重ねてみたら
さっき見たのと同じくらい脂下がった顔で
引き摺られる男の顔が想像できて、少しだけ笑った*]

 

   時見、さま……?


[ 一体どうしたのだろう。
  任せてくれ、とは?

  疑問に対し、問いを投げ掛けるその前に
  彼はその背の大きな翼を羽ばたかせ
  天へと飛び立っていく。

  まるで、誰かに話し掛けているようだった。
  けれどそれは誰なのだろう。


  首を傾げ、思案に暮れていれば
  ふと、傍に近付く御霊があった。


    それは────……]
 

 


   おかあ、さん……?