人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 微睡む揺籃 アリア

――寝所にて――
>>0:257>>0:258>>0:259

[ この年齢になって隠れんぼの真似事をするとは思わなかった。
 昼間、メイベルの姿を見失ってしまって、>>0:257
 どこー!って大声で呼びながら探し歩いたりしてたのだ。
 やっと見つけた彼女はずいぶん面白そうな顔をしていた。

 年齢と立場に見合わず子供っぽいところがあるんだと思う。
 そういえば彼女を扱った薄い本でも、
 妙なものに手を出してはひどい目に――発情させられたり、
 触手に絡まれたり、一時的に力を失ったり――遭ってたっけ。

 いっぺんそうしてあげようか。
 肘おきに裸身を凭れさせるメイベルを見て>>0:258
 ちらっとそんな事を考える。

 組まれた脚はすらりと長く、腰はほっそりとしていて、
 背は低くても均整の取れたスタイルの彼女。
 見つめ返す視線に気づいて、ふいと目を反らした。]
(23) 2020/10/21(Wed) 19:21:17

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 ……ぅ。


[ ベッドの上に立ちあがり、近づいてくる姿>>0:259
 見れば目を反らした。
 思わずじぃっと眺めてしまいそうになっていたから。

 メイベルに言いたいこと、望みたいこと――は
 確かにあるのだけれど、それを言うのは
 なんだか負けを認めてしまうみたいに思えて。
 思考の奥の方に仕舞いこんでいたんだ。]


 ……?  ん、っ……。


[ 視野の横で彼女の爪先が持ち上がる。
 疑念を抱く間もなく私の顎と抱えたクッションの間へ
 入り込んでくる。


 軽く押され、反動で見上げるように細い脚の先を見返した。
 くっと言葉に詰まりつつ、頬を膨らませて。

 嗜虐的なその表情に、ぞくりとしたものが伝う感覚を覚えた。
 冷たい氷とも熱い石ともつかない何か、お腹の中に現れたような。]
(24) 2020/10/21(Wed) 19:23:56

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ 奇妙な感覚を抑え込んで私は口を開く。
 メイベルの顔を見ないようにすればその裸身を
 見つめずにはいられない。
 だから、瞳まではなるべく目にしないよう、
 彼女の口元に視線を据えた。]


 ……お、女同士だからって。
 ……その、はしたないよ。
   誰か入ってくるかも知れないんだし。


[ 取って付けたような理由だったかも。
 私は瞳を揺らしながら続ける。
 内心をそのまま言葉に変えるみたいに。]


 ……私だって、目のやり場に困る、よ……。
 ……くっつかれたり、する、のも。


[ いつも抱き枕にしているクッションをぎゅっと抱いた。
 現実でも使っていたからと持ち込んだ物だけど、
 それは理由の半分だけ。
 もう半分は、眠っている間にメイベルに抱きついてしまったり
 しないように、という理由。

 顎下に添えられた彼女の足を退かそうともせず、
 白い足の甲を見つめて小さく息を吐いた。]*
(25) 2020/10/21(Wed) 19:25:37

【人】 魔砲少女 シオン

―― 躾タイム ――


  いいえ?


[...は頭を振るう。
 口角をあげたままに唇を薄く開き白い歯を浮かばせ、
 羽付きネズミの雨あられを撃ち込みながら顎をあげて
 >>21長い尻尾で器用にネズミを弾く雌猫へと見下ろすように視線を向けた]


  飼い猫はじゃらしてあげるものよ。
  丁度……そうね、貴女みたいに嬉しそうにするもの。


>>20上手にじゃらしてあげれば掌の上で転がるが如し]


  吸いたいか吸いたくないかで言えば場合によるわ。
  ああ――でも……。


[...は羽付きネズミの弾幕を濃くしていく。
 それは避けられては雷を呼び、音と光で空間を支配する。

 ...は右手に持つ棒の緑の穂先を器用に振るう。
 それは視界を妨げ翻弄し意識を向けさせるものだ]
(26) 2020/10/21(Wed) 19:50:57

【人】 魔砲少女 シオン

  お代なんてあげないわ。
  だって猫は飼われているのですもの。
  ご飯だけで我慢なさい。

  だから代わりに――毎日洗ってあげるわ。


[...は楽しそうに笑みを浮かべて目を細めた。
 洗ってあげた後の猫は良い香りがするものだ。

 ...は左手を密かに後ろへと引く。
 同時に右手の棒で地面を叩いた]


  へぇ……そうなの?
  だったら何も獲れないのは、何と言うのかしらね?


[...は挑発するかのように緑の穂先を揺らした。
 蹴り返されたネズミの軌道すらもその要素に取り込み、
 振っておいでとそれはまるで誘うかのような動きであった**]
(27) 2020/10/21(Wed) 19:51:03
―― ウィンドラース修道院 ――

[...が目覚めれば其処は何時もと変わらぬ光景であった。
 部屋の壁は全てが剥き出しの石。
 床には辛うじてふわふわした絨毯が敷かれているが、
 修道院全体が石造りであるために何処を歩いても固い足音が聞こえる。

 カーテンの隙間から差し込む光は朝を告げるものだ。
 窓の外からは相変わらずの風音と空高くから猛禽類の鳥の声が聞こえてくる]


  ……いつもの夢、ね。
  何も変わらないわ、何も……。


[...は頭から布団を被り込んだ。
 視界は再び闇の中であるが夢で見た光景は見えないでいる。
 魔砲少女も、魔法猫も、全ては夢だった。
 領地から遠い峻峰の地は年中怒ったかのように強い風の吹きすさぶ要害の地である。
 壁に囲まれた修道院には各地から曰く付きの子女が送られ、
 子女を世話する者たちが一緒に住んでいる。
 修道院の大きさに比べて人数は余り多くはないのは、
 今現在帝国内は絶賛内乱の最中にあるからだ]

  お父様は今日も無事……ね、きっと。


[でも兄や姉はどうだろう。
 思い浮かぶのは殺しても死ななさそうな面々の顔であった]


  フッ、馬鹿らしい。


[...は瞼を閉じた。
 スピネル選定候の末娘は一等可愛がられた末に、
 元々仲の良かった家に政略結婚に送られた。
 そこまでは良くある話だ。
 ただ、結婚相手がナイチチは嫌だと浮気をし、
 それを知ったスピネル王が激怒した。
 そこまでも良くある話だ。
 普通はその後落とし前をつけさせて解決を図る。

 普通ではなかったのはスピネル王がシオン可愛さに
 相手の領土に攻め入り滅亡させて併合してしまったことにある。
 皇帝は慌てたが時既に遅し。
 報復だなんだのと戦火が広まり今に至る]

  お父様に勝てる相手なんて少ないのにね。
  選定候でも数人……あとは隣の王様くらいか。
  ああ……どうでも良いこと考えたらお腹空いた。
  あの子早く起こしに来ないかしら。


[...は溜息をついた。
 修道院では良家の子女――ここでは王族や貴族だが、
 は自分から起きることはない。
 起こしにくるまでは待つのがシキタリというものだった。

 だからあの子が来るのを待つのだ。
 夢の中でもずっと逢っているあの子を**]

【人】 在原 治人

 
[予想通りなのに
 そうだよ、と聞こえた時には>>0:274
 視界が白み、くらりと
 後ろに倒れ込みそうな感覚に陥った。

 そうならずに済んだのは
 続く言葉に可能性を見い出せたからだ。>>0:275



   (俺が望まないなら、
         踏み留まってくれる…?)
 


 そういえば
 出逢って変わった、とも言ってくれていた。>>0:274
 ”少し”とか、”つもり”とか
 微妙なニュアンスが影を落とすけれど
 もし気持ちを動かせるのなら
 最悪な未来を回避できるかもしれない、────と。]
 
(28) 2020/10/21(Wed) 20:27:40

【人】 在原 治人

 
[扉の向こうの死人よりも死にそうに
 色を失った男の顔へ
 ぬくもりがふたつ添えられて>>0:275

 外側から届けられた熱と
 内側に灯った希望が
 じわじわと体全体へ広がっていく。

 徐々に生気を取り戻していく その最中、
 願ったり叶ったりの言葉を
 あなたが口にした。>>0:276



   (元々、帰りたくないって
    ずっとアクスルの傍に居たいって思ってた俺に
    謝る必要なんて微塵も無いのに。

    けど…、   
    口外されたら困ると思ってくれてる間は
                傍に、居られる…?)



 それは、とても名案なような気がした。]
 
(29) 2020/10/21(Wed) 20:31:23

【人】 在原 治人

 

   (ずっと目を離さなければ
    あなたを失ってしまうことも無いし、
    その間に気持ちを動かすことができれば…!)

 
(30) 2020/10/21(Wed) 20:33:06

【人】 在原 治人

 
[力なく垂れていた両腕を持ち上げ、
 感覚の戻ってきた指で
 頬に掛かるあなたの手の甲を撫ぜて下り
 袖口を軽く引き下ろすと、細い手首を枷ごと握る。]



   心配なら、繋いでしまえばいいよ

     ────あなたと俺を 鎖で、



[心配しているのは、俺の方。

 片時も離れられないようにしてしまえば
 少しは安心を得られるのではないか、と
 解けぬ戒めを、自ら欲した。]*
 
(31) 2020/10/21(Wed) 20:34:48

【人】 アクスル

 
[貴方を監視下に置くのは
 致し方無く……、なのだけれど

 目覚めたらすぐ隣に貴方が居る朝を
 目を閉じる前に貴方が居る夜を
 想像したら思いの外胸が躍った。

 貴方が僕を殺してくれない事へ
 存外、ショックを受けていない自分にも気が付いた。
 ずっと楽しみにしてたのにね。]
 
(32) 2020/10/21(Wed) 22:20:25

【人】 アクスル

 
[目下の心配事と言えば
 彼が滞在できるのは
 今日から最大90日間という事だ。

 たったそれだけなのだ、
 いまのままでは。]
 
(33) 2020/10/21(Wed) 22:21:37

【人】 アクスル

 
[思考を巡らせていると、手に温もりが。>>31
 はっと見開いた目は直ぐに細められる。

 本当にどうして貴方の掌って
 こんなに気持ちが良いのだろう。]


   ん……っ、……
はぁ
 鎖……?


[熱っぽく息を吐き、首を傾げた。

 貰った日からお気に入りの首輪の如く
 毎日付けている枷ごと手首が握られている。

 そこに付けられていた鎖は貴方が外してくれた。
 あれはきっと、信頼の証。]
 
(34) 2020/10/21(Wed) 22:22:11

【人】 アクスル

 

   そこまではしないよ
   ……、でも、そうだな……


[鎖についてだけきっぱりと否定した。
 あんなものをつけていなくても
 いつでも貴方のことは独りにしてあげないから。
 僕が気にするのは矢張り、滞在期間のこと。]
 
(35) 2020/10/21(Wed) 22:22:43

【人】 アクスル

 
[少し考え、名案が浮かんだとばかり
 ぱっと笑みを咲かせた。

 貴方に拘束を嫌がる素振りがないから
 こんな手はどうだろう。]


   鎖で縛ることはしないけれど
   誓約で貴方を縛ろうかな

       治人、僕と結婚してくれる?


[この国は同性婚が可能だ。
 貴方に配偶者になって貰えたら
 滞在期間の制限をなくしてずっと一緒だ。]
 
(36) 2020/10/21(Wed) 22:23:28

【人】 アクスル

 
[────そんな風に合理的に強引に
 進めようとしてはいるけれど
 彼に
しているのは事実なのだ。
 ただ自覚がないから、順序も滅茶苦茶だ。*]
 
(37) 2020/10/21(Wed) 22:23:38

【人】 微睡む揺籃 アリア

――浴室にて(1週間後・その1&その3)――
>>>1>>2
[ 考え込む様子のメイベルは>>2、やがて
 当然とも言える質問を投げかけてきた。
 それはそうだろう、私だって突然未来人が現れたら
 これから先に何が起こるか聞いてみたいと思うもの。

 だけど、私の口から教えるには気が引ける事柄でもあった。
 だから代わりに右手を軽く握って前へ出し、意識を集中させる。かすかな煌めきが生まれ、強まっていく。]


  「現れなさい。私の記憶の断片」



[ 手首を反転させて上向かせた。
 親指と人差し指でつまむ形。
 虹色に光る粒子が集い、やがて一枚の紙片を形作った。]
(38) 2020/10/21(Wed) 22:34:53

【人】 微睡む揺籃 アリア

 

 これ。この世界の事を書いた――『原作』の一部分。
 予言書、みたいなものって言えるかもね。


[ 原作、なんて呼ばれるのは、彼女でなくてもこの世界の住人ならば気に食わないかもしれない。だけど私にとってはそれが事実なのだ、仕方ない。
 メイベルへ差し出した紙片の記述>>0:a13には、
 『原作』での彼女の最後が描かれている。

 自らが産み出した最強の魔物、主人公パーティーの最後の敵となる 『黒龍』にメイベルが取り込まれてしまう場面だ。彼女の描写はそこで最後となり、エピローグでも行方が語られることはない。

 でも、この世界にやってきてからの短い期間で私が見聞きした限り、目の前のメイベルはまだ『黒龍』を産み出そうとはして居ないように感じていたが。]
(39) 2020/10/21(Wed) 22:36:06

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 ここに書いてあるとおりにあなたが行動したら、
 たぶん、この世界の出来事は
 ここに書いてあるとおりに進むんじゃないかな。

  逆に言えば、この記述通りの行動をしなければ、
 この“予言”は無効にできるのかもね。


[ といっても、あくまでも予想にすぎない部分。
 そこの検討はひとまず彼女に委ねることにしよう。
 何より本人の未来に関わることなのだし。

 そう切り替えて、ぱさりと服を脱いでいく。
 ここはこのお城で唯一の浴室>>0:206なのだ。
 泉の水は冷たいし、露天風呂みたいになってるけれど。]
(40) 2020/10/21(Wed) 22:39:19

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ 泉から湧き出る清水は止むことなく流れ出つづけている。
 つま先をちゃぷ、と浸けるとひんやり冷たくて、きゅっと
 お尻の筋肉が引き締まってしまう。

 文句を言うことはなくなったけど、その気にならないとなかなか全身浸かってしまうことはできないのだった。

 一方でまったく冷たさを気にしてない様子のメイベル>>1
 ざばっと立ち上がる裸の彼女に、小さく頷いた。] 


 少しは、慣れてきたかな。
 お風呂じゃなくてプールみたいなもの、って思ったら。
(41) 2020/10/21(Wed) 22:47:42

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ それでも少し冷たいめなのだけど、文句を言うより慣れたほうが早かった。……だけど、やっぱり慣れないことはあるもので。]


 うぅ……メイベルが裸なのも、私が裸なのも、
 ちょっと……まだ。


[ だってプールだと思うなら、裸で入ってるのっておかしいじゃない。そう主張はしたのだ。したのだけど――現実世界でだって、ヌーディストと呼ばれる人々が居ることを、うっかり口を滑らせてしまっていたのだった。]


 ねえ……水着、着ちゃだめ?
 出してくれない?


[ 先日も却下された主張を試みる。
 きっとだめって言われるかな、と半ばはあきらめ気味に。]**
(42) 2020/10/21(Wed) 22:49:20

【人】 怪物皇女 メイベル

──1週間後・その2・寝所──

[>>23私は勿論私の二次創作がどんなものかは知らない。
しかし子供っぽいところがある、と言われれば
概ね間違っていないだろう。

大人と言うものに接することなく生きてきたメイベルは
自分の思うままに生きて来たのだから。
それを咎めるものも、教えようとするものも居ない。

その意味で、注意されるという事を
アリアが来て初めて経験する事となり
その事を楽しく思っている節はある。
つまり、メイベルはアリアを揶揄うことをやめないのだ。]


  
  ……誰か?
  この城で私の許可なしに誰が寝所に入ってくると?


[>>25彼女の言葉を一蹴する。
彼女自身、あまり自分でも納得するような理由では
なさそうだし。]
(43) 2020/10/21(Wed) 23:01:08

【人】 怪物皇女 メイベル



  目のやり場に困るの?
  どうして?

  私は「見るな」と言ってないわ。
  どうして困るの?アリア。

  
「私の身体を見たくないの?」



[顎に触れていた足を
つつ、と下におろし、喉を通り
彼女の胸の辺りで軽く留めて、つま先で軽く押す。]*
(44) 2020/10/21(Wed) 23:01:24

【人】 琴羽の天狗 時見

─兎に角可愛い─


 …────ッ……!


[>>19前々から思っていたのだが……

うちの妻は。琴羽は。
無防備が過ぎるのでは無いだろうか。


いや、もちろん俺とて
普段とは違う琴羽の艶姿を
見てみたくなかったかと言えば嘘になる。

嘘になるのだが、その……]
(45) 2020/10/21(Wed) 23:09:05

【人】 魔法猫 カザリ

── じゃらしタイム ──

[ネズミを獲るのが『ネコ』鳥を獲るのが『トコ』蛇なら『ヘコ』では、何も獲らないのは>>27]


  ざーんねんっ♡
   何も獲れないのはニンゲンぐらいにゃ

  あとはにゃあ
   獲れないんじゃなくて獲らないだけ
     無駄に動くとエネルギー使うしにゃ♡


[蜘蛛一匹にへっぴり越しになる下僕とは大違い。
 にゃー達の仲間なら最低限、昆虫ぐらいは捕まえられる。
 下僕を持ち、室内に入り込む虫を追わなくなった仲間であっても、狩りをしないのは単にその必要がないから。
 だから、本当に必要ならばきちんと獲物を捕らえることができる。
 ──そのために生まれついての武器、爪と牙があるのだから。

 蹴り飛ばしたネズミが地面に当たり、紫色の雷が土に穴を開ける。
 数を増したネズミ達は今や避けるのが困難なほど、ならば一気に処理してしまおうかと鋭い爪で横一文字に切り裂き]
(46) 2020/10/21(Wed) 23:15:04

【人】 魔法猫 カザリ


  お風呂は却下!にゃ!
    シャワーも、ドライヤーも論外にゃ!

  にゃーは断固、おやつを要求するにゃ!!


[お風呂。にゃー達にとって謎でしかないもの。
 拷問器具のようなそれに、なぜ人間は自ら入りたがるのだろう。

 濡れて体が冷えれば、その分エネルギーが消費され命に関わる。
 それだけじゃない、石鹸──あの妙な匂いがするもので擦られれば、自分の香りが消されてしまう。
 良い匂いだと人間は言うけれど、にゃーにとっては迷惑甚だしい。
 しかもそれを毎日だなんて、冗談ではない。

 せっかくならば下僕にと思ったのは間違い。
 やっぱりこいつは敵だ、と喉の奥から唸り声を発し]


  遊びはこれまで!にゃぁぁぁ!!!


[ふりふり揺れる緑の穂先へまっしぐら。
 爪と牙、両方で奪い取ろうかと襲いかかる*]
 
(47) 2020/10/21(Wed) 23:15:27
── 修道院 ──

[至る所、灰色だらけの世界。
 壁も、窓の桟も、空さえも灰色い。

 焼かれた日記帳のページの色。
 はたまた、主人を失った蜘蛛の巣の色。

 世界はこんなにも灰色に覆われているのに
 どうして、夢の中はあんなにも色鮮やかなのだろう]