人狼物語 三日月国


7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】

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  んっ、そこ、なんかへんになる……っ


[ 大きな声を出さぬように片手を口に当てて
 片目を逸らし、快楽から逃れようとする

 ただ、彼が触れてくるどの場所も
 苛烈に己の欲を燃え上がらせるもので

 ――良い所なんて、全部としか言いようがない
 他者に、愛する者に大事な場所へと触れられことが
 こんなにも気持ちが良いなんて、知らなかったから

 緩やかに芯を得、屹立していく己自身と
 全身に走る甘やかな痺れ、脳の髄まで可笑しくなりそうだ ]



  し、シロさん!やだっ
  一回やめ、っあ。これ以上は、むり……!


[ やがて、完全に硬くなったそれを前に
 これ以上は決壊してしまうと、子どものように
 いやいや顔を振りながら、水を湛えた隻眼で
 彼に懇願の眼差しを向けた。が

 ――それは、獣の前では悪手でしかない 
*]

 
 
[ まるで、陽に泳ぐような夢を見ていた ]

 

 
[ 陽に透ける金の髪。
  生贄の意味も知らない子供の目の前で、
  柔らかな髪を風にそよがせて微睡む誰か。

  眩くて、遠い、鈴音を知っていた。
  誰もが厭った異色の瞳で見ても、
  ただ笑うだけだった変わり者の子供。

  売られた時から捧げられるためだけに生かされて、
  順番をただ待つ子供の中ではただひとりだけ、
  陽のように暖かく、眩かった誰かの夢を ]
 


[そんなものを
        持て余している]


  



[ けれど、もう。
  迂遠にするのは、ここらが
潮時 
  ]


 



  

  
   ……ああ、でも。


[ 夢だと知るふわふわした感覚の中、
  眩い誰かは唇を動かして己の記憶を刺激する。

  彼女がおかしそうに綴った言葉を艶やかに。
  何故か忘れるべきだと塗り潰していた思い出を鮮烈に。

  “ わたしたち おんなじね ”

  何が、同じだったのだろう。
  祝福されたかのような暖かい髪の色。
  空を映す瞳を持つ彼女が順番を迎える日に、
  届かないと知りながら手を伸ばし聞いたことがあった。

  笑い方を――心の動かし方を。
  周りの全てから気味悪がられてひとりきりの子供に、
  悪戯げに同じだといった、その真の意味を ]
 

 
[ ―――彼女の答えは聞けなかった。

  自ら探せと言い残し、
  順番を迎えた彼女が消えたあとはまたひとりきり。

  名か、境遇か、それとも他の何かだったのか、
  存在感だけが残ってその幻想は夢で語りかけてくる ]
 

[我慢して、我慢して―――我慢しきれず手を伸ばしてしまう程
嗚、とても、魅力的だ
君が絶望を抱いて死ぬことに心的外傷を、私が抱くならば
君の心的外傷は神話通りであるならば
容姿なので、あろうか

だったら、それごとひっくるめて、喰らうてやりたい
清廉な君を、欲深き己のところまで
引きずり落してしまいたい

三千世界の鴉を殺しても、未だ足りぬほどに
君との夜を、長々と紡いでしまいたい

恋が人を盲目にするというのなら
慾は抑えるほどに、燃え広がってゆくのだろう
君も願わくばその慾を知ってくれ
できれば、私に抱いて呉れないか

浅ましく願いながら、君に触れる]

 小説のひろいん?はとても
 気持ち良いというて、おったがな?

 どうも前立腺とやらを、責め立てれば
 とても気持ちよく、なるのだとか
 そうでなくば、戦国で衆道は流行すまいて。

 試してみる価値は、あろう?

[残念ながら薄い本に関しての知識もないし
男女構わずとっかえひっかえする希臘出身でもない
とはいえ、男同士であるがゆえに
何処を責めれば気持ちよくなれるのか、位は
何となしにわかるものだ

或いは、女体を知っているからこそ
男であっても、ここを触れれば喜ぶのではないか、と
考え、実行することもまた可であるのだ]

 気持ち悪い、にしては
 随分と気持ちよさそうな、声で鳴いているでは、ないか。

 我慢せぬでも、よいぞ?

[我慢しても色気が増すばかりよと
内心で呟き、胸の飾りがぷっくりと
形作られ、生娘の様に膨らむまで
執拗に弄べば、漏れ出る声を楽しんで

散々片方をいたぶった後、君の雄へと手を伸ばしかけ

――――のばしかけ
揶揄への返答を、聞くのだ]

 そうさな、ほかの者となど
 させは、せぬよ。

[これでも私とて、人並みに。嫉妬もする
独占欲を振りかざすつもりはないが
そう私に宣言する、気概があるというのなら
それに乗って、固く約を契らせてしまおうか]


 お前を暴くのは、私だけでありたいから。

 
[その体の奥まで触れるのも
お前の雄を弄び、このような色匂わす姿を見るのも

でなくば、きっと胸を焼くのだ
焼いて焼いて、清姫やら八百屋のお七の気持ちを
理解して、しまうのであろう

 大事だから大切にして
 君の気持だけを優先したいというのに

 抑えきれぬ、浅ましい己は
 君の言葉に歓喜して

手を伸ばすのだ]

[喘ぐ姿を眺めながら、圧や速度を変えて
君の雄を弄ぶ指が、鈴口を押えて、抉って
竿を掌が擦り上げるなら、
彼から甘い声の蜜が滴り、余裕が剥がれ落ちてゆくのがわかる

だが、それは戴けぬよ?]

  
 我慢するな、クガネ。
 変になってよいでは、ないか。
 それが、気持ち良いという、ものだよ。


[口に当てる、悪戯な片手
快楽から逃れようとする様がどうにも
愛らしく、悪戯心を刺激する
好いた相手を褥に押し倒し、急所を晒すさまを
じっくり眺めて、己の手の中で乱れてくれるのだ

私も男だ。喜びを抱かぬはずが、なかろうて

緩やかに昂ってゆくのがつぶさにわかるからこそ
余計に]

[ようやく口を開いたと思えば、
静止の声に惑いて、愛撫は止まる

懇願めいた涙の声に、ここで止めても
……と、言いかけて。これが心的外傷になって
二度と触れられぬのは、と葛藤する。

――それに、どうもここで終るのは
非常にとても。私の身にも苦痛ではあった

この痴態でお預けは、非常に苦しく
慾を解き放った獣の前では、
その姿はまさに、煽るものでしかない]


  “ 大切なものは、なに? ”


[ 幻想が織る、未来と過去と願望と拒絶の狭間で。
  掴めそうな何かに無意識に手を伸ばす ]
 

 —―- ”手”では一度、止めよう。
 だがそのままもつらかろう?

 出した方がすっきりするさ。 なぁ?

[囁けば、躊躇いなくその起立を口に含む
確か本によれば喉奥まで、だったか
包み込むと気持ちが良いらしい

雄の香が、鈴口にたまっているのであろう先走りの苦みが
口内に広がるが、太いそれを咥え込んだなら

 じゅぷ、り。と

自身の唾液と絡め、卑猥な音を奏でながら、
舌で陰茎をなめ上げ、喉や頬の肉で緩く締め付ける

今後女陰を味合わせてやれぬなら、
粘膜に包まれればそれに近くは、なろうてとばかりに
吸いつき舐める様は、普段の無表情よりも
多少崩れた、慾に頬をわずかに染めた
慾孕む男の顔になっていたことだろう]

 ― 翌日 ―

[ 陽が窓から差し込んで暫く。
  目許を濡らす舌に身動ぎを幾度か繰り返し、
  漸く眠りから浮かんだ意識で陽を眩しげに見る。

  眼が痛かった。
  寝際にカーテンを引いた記憶がなく、
  差し込む陽光に目の奥まで刺された痛みに蹲る。

  無意識に伸ばした手で目を覆えば少しは楽で、
  見守る狼に手を伸ばし頼りながら起き上がり、
  カーテンを引いて光を弱め、そこで漸く息を付く。

  淡い光源でなければ傷める眼は相変わらずで、
  こんな瞳のどこが特別なのか己では理解できない。

  陽で傷めるだけでなく焼かれてしまう主との差は、
  自分で思うよりかは深刻なのだろうとは思うけれど ]
 

 ほんほうに(本当に)
 
 やめへ、 よいの、か?

[男にこういったことを施すのは初心者のくせに
喉を巧みに使ったストロークを披露しつつ
舌で雁首をこすりながら、咥えこみつつ尋ねれば

君が視線をそらしていなければ、
緋色が未だ色薄いであろうきみのものに絡むさまが
まざまざと見せつけられることだろう*]

 
[ 誂えられた服に着替えて、
  その上に外套を羽織ってフードを目深に。
  髪も瞳も隠すそれは如何にも陰鬱そうだったが、
  今まではこれが己にとって身を護る盾だった。
  いまも、きっとそう。 ]


   きみもお腹がすくよね、
   ありがとう、夜に一緒にいてくれて。


[ 扉を開けて狼の自由を促して、
  用意されていた靴を履いて己も部屋を出る。
  空腹が胃を痛ませるが今更そんなものには慣れていた。

  麺麭のひとつやふたつ城の食料から貰っても怒られまい。
  主にとってこの身体は殺されるまで継ぐモノで、
  その価値が失われる日がくるまでは生かして貰える ]
 


[ こんな風に生きていられると、
  困ったような笑いを浮かべる主を思い出せば胸が痛んだ。

  いったい、どんな風に生きられるのだろう。

  憐憫を重ねて綴られた言葉に締め付けられた感情を、
  顔に映して聞いてしまった己はきっと、
  同じように困った表情をしていただろうに ]
 

 
[ 足は自然と、空腹の訴える先ではなく。
  広い城内でまだ点在する空き部屋のひとつ。

  鍵のかかっていないいくつかの部屋は、
  過去に訪れた子供たちの部屋でもあっただろうから。

  確かめたかったら探して見せろと
  まるで突き放すような彼の言葉通りに。
  ひとつひとつ、扉の中身を確かめて覗いていく。

  男、女、それぞれに価値を見出され、
  捧げられ続けた子供たちの、僅かに残る痕跡を。

  辿り着く先がどこかは既に知っている。
  これは時計の針が鍵となる部屋の向こう側にある答えを、
  覗く勇気が出るまでの梯のようなものだろう ]
 


   クー、……ぼく、ね。


[ 狼がいてもいなくても話し相手など彼だけで。
  背後に語り掛ける言葉の抑揚はなく、感情を殺したまま ]
 
 
   誰かが死んでもどうでもいいものだと思ってた。
   ……でも、きっと、違ったんだね。
 


[ 人を殺したことがないから違うと諭す彼が、$13
  己に殺してほしいと願う裏腹さに瞼を半ば閉じて。

  薄暗い部屋に馴染んだ視界は灯がなくとも部屋を見る。
  あてがわれた部屋と間取りはそれほど変わらず、
  家具も片付けられているだけの痕跡の消された部屋。

  ここにはなにもない。
  子供たちが残した何かがありはしたけれど、
  衣装棚の隅に宝物のように隠された金貨が1枚だけでは、
  何もしることはできないと苦笑して ]
 


[ これは返すべきだろうか。
  それとも貰っていいものなのだろうか。

  見た限りでは普通の金貨にしかすぎず、
  自分の物ではないそれを懐に入れる気もおきず。

  けれど、彼を訪ねる理由にはなった ]
 

[ こと、"キュクロプス"と"容姿"は切っては離せぬ関係だ。

 「神の息子」の側面としては
 正に親から捨てられる原因ともなった。
 同族のコミュニティしか無かった「怪物」についてだって
 物語にその浅ましさ、おぞましさを徹底的に
 書かれているのだから、自信を持てという方が無理である。

 ――だから、これは"クガネ"の根幹に刻まれた
 原初の心的外傷なのだろう

 巨体で、顔は傷だらけの隻眼
 身体も筋肉ばかりで硬くて

 ……怖いと、思っている。己の身なりが為に
 夜を共に過ごせない。そんな最悪のイフが

 だから、この恐怖ごと喰らってくれないか
 雑念も何もかもを引っぺがして、
 晒した全てを、貴方が燃やし尽くしてくれたなら――

 それは、これ以上ない幸せとなろう。
 ]



  う、それはわかった、けど
  痛くはしないでくれよ……


[ 気持ち良い、とは果たして本当なのか
 未知なる領域を想えば、少し怯えてしまうのも無理はなく。

 ……いずれにせよ、経験値も知識も
 彼には到底及ばなければ、身を任せる他無いのだが ]



  ちがっ、それは正直、嫌じゃないって思う、けど

  オレの声で、シロさんが萎えたら、やだって……



[ 彼のもたらす快楽が気持ち悪い訳ではないのだと
 施してくれるものを否定したくない一心でそう告げる。

 ――言外に「快楽は嫌ではない」と言っていることに
 焦る己は全く気付いてなかったが 


 ……それでも、彼がオレだけを求め、暴いてくれると
 熱宿した瞳でまっすぐに宣言してくれれば
 オレは呆気なくその言霊に心奪われてしまう

 嬉しい。嬉しい。心から歓喜する
 応えてくれる手が、愛おしくてたまらなかった ]



  んっ、これがきもち、い……?


[ このぞわぞわとした"変な気持ち"が
 "気持ち良い"ということなのだろうか


 だとしたら――嗚呼、余計に駄目だ


 オレはきっと、この渦に耐えられない
 一線を越えたら……きっと慾に呑まれてしまう


 快楽に従順な"怪物"の側面が、
 じわり、じわりと蝕んでゆく――― 
]



  あ、え……?


[ 慾高める手が止まったのは、その時だった
 やめてくれという己の言葉が生み出した結果だと
 そう気づくのは一拍後で


 ――正直、此処で止められるとは思わなかった


 彼は優しい。
 だから己の願いを率先して聞き入れてくれる。
 彼が時に慎重なまでに己を考えてくれるのだと
 どうして思い至らなかったのか ]


  ( どう、しよう…… )


[ 止めてほしくない
 でも、可笑しくなりたくもない

 その葛藤は焦燥へ
 不安げに彼を見つめて、いたが―― ]