人狼物語 三日月国


153 『Override Syndrome』

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視点:


【人】 女子大生 マユミ

 
[ 私の行いを否定する訳でも、
  不用意にその先に踏み入ろうとするでもなく。
  話の矛先を逸らされれば、>>29
  私にとっては、ただただ有り難いだけのものだから、
  姉の勝手な都合についての話は、一先ず止んだ。

  今度は先生の事情を引き出す私の手番。
  少しの逡巡の後に切り出された内緒話は、
  同じく、家族の問題だったようで……。>>32
  いつしか見なくなったという母親か、
  或いは難儀な嫡男か。
  両方……という可能性もあるけれど。


  それについての話も、それで終わり。
  ここではその話題は禁忌だったものね。
  先生も必要以上
  こちらを踏み荒らそうとはしなかったのだし、
  私もそこまで追求する気はない。 ]

 
(37) 2022/06/16(Thu) 20:22:32

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 病気について、
  そして治療についての説明を受ければ、>>33
  未だ少し鈍ったままの頭を可能な限り働かせた。 ]


   私がどちらかを選んで良いというなら、
   ここへ通う方を選びます。

   今まで精神科にお世話になることは
   ありませんでしたから、
   新しい病院で姉妹の込み入った事情を
   説明するのは気が進みませんね。
   それに見合う成果が期待出来るなら兎も角、
   治療法がそんな不確かなものとなると……。


   それにしても、
   疑似体験に頼らず幸福感を得るとは、
   何とも因果な話ですね。


[ 治療法のことまでは知らなかったので、
  その内容を聞いて思わず嘆息した。 ]
 
(38) 2022/06/16(Thu) 20:23:36

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 真結実には幸せになる義務がある。
  亜結実には幸せになる権利がない。

  この国にはLH法……通称『幸福追求法』が存在する。
  国民は皆、幸福であるべきとされている。
  でもそれは、今を生きる国民に対して与えられた権利。
  既に鬼籍に入った"船越亜結実"は対象外。


  このまま放置していれば、
  アタシは病が進行し廃人と化すだろう。
  そんなことがあってはならない。
  しかしそれを治すためには、
  私が幸せにならなくてはいけない。

            
この皮肉な矛盾は天罰だろうか? ]

 
(39) 2022/06/16(Thu) 20:24:29

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 先生はそんな私の道化のような生き方に、
  特に意見をする気はないようで、
  純粋に応援してくれているらしい。>>34 ]


   火事以降、私の記憶は不十分でした。
   最初はそれを補おうとして、
   以前にアップロードした幸福体験を、
   聞いていただけだった。
 
 
(40) 2022/06/16(Thu) 20:24:51

【人】 女子大生 マユミ

 
 
   あれがどういう仕組みなのかは分かりませんけど、
   現実で疑似体験で聞いたものと
   同じものと相対しても、
   
同じような幸福感を得られなかったんです。


   次第に気が急いてしまって、
   もっと私の心に幸福感が定着すれば、
   感じ方も変わってくるのではないかと。
   そう思って、何度も聞いている内に
   疑似体験に依存してしまったようです。



[ エデンに没頭するようになった理由を、
  ぽつぽつと説明した。
  その間もどこか落ち着かず、目は頻りに泳いだ。 ]
 
(41) 2022/06/16(Thu) 20:26:06

【人】 女子大生 マユミ

 
[ 一緒に行けば、チケットをくれた人への
  面目も立つと思って提案した選択肢。
  最初に見て取れたのは、困惑。>>35 ]


   
何か問題が起こるような外出になるとでも?



[ それは参加者の心がけ次第。
  であれば、問題などある筈がない。
  人の多いテーマパーク内で、
  知り合いに見つかることも普通はないのだし。

  アプリのIDを封筒に書いて返されれば、
  バッグにしまった。
  今日はこの後、
  両親に病気のことを説明しなければいけないし、
  遊びに行くならもう少し元気にならないとね。

  それでも、お誘いの連絡が行くのに、
  そんなに時間はかからないと思う。 ]**
 
(42) 2022/06/16(Thu) 20:27:12

【人】 会社員 ツグアキ



[ 思考がまだ、まともに働く僅かな時間には
  時々、考えることがある。

  あの時の自分が
  持ち得る側の人間だったとして
  誰からも何からも
  邪魔されなかった未来があったとしたら

  俺も
   誰かを────── >>27
 
 
(43) 2022/06/16(Thu) 20:36:51

【人】 会社員 ツグアキ




[ 例えばそうだとしても
  俺が生きるために何かを必要としていたか

  そんなものがあったかどうか。>>28



 
(44) 2022/06/16(Thu) 20:37:31

[ 嫌悪、拒絶、どちらも。
  そうだな、そして、きっと恐怖。
  素直な謝罪に辛うじて頬を歪めた。

  ハーブティーが癒すもので
  コーヒーがそうではないもの

  ただの色の着いた液体に
  ヒトが勝手に乗せた種分け、期待、願望。

  さながらあなたはハーブティーだと?
  そんな気の利いた?クソみたいな?
  言葉が出てくるなら、この場はナンパ足り得た?

  はは、馬鹿馬鹿しい。
  あの時、手にできなかったのは
  ハーブティーではなくて
  コーヒーだったんだ。
 


[ ぴき、ぴし、と
  氷や鏡のようなものにヒビが入る音がする。]


   ずいぶん、上からだね。
   ……大学の時、
   俺が無理しているか否かを判断できるほど
   あなたと親しかった記憶は俺にはないけれど。


[ くす、と笑んで見せた。
  上手く出来たかは置いておいて。 ]
 



   俺は、学生でいた頃に
   大変だと思ったことはある。
   ……けれど大変だったことはないよ。
   そして、それは、
   今も、かわらない。


[ ゆっくりと首をぐるりと回した。
  ばき、ぼき、と骨が鳴る音が響いてくる。
  ぐらりと回る世界。歪む。

  吐き気と、吹き出す汗、
  そして恐らく蒼白になっているであろう顔色が

  今自ずから口にした言の葉が
  正直なものでないことのあからさまな証拠。

  そうさもちろん自覚はある。

  ただしそれを認めるわけにはいかない。  ]
 


[ しかしながら薄く脆く、ヒビが入った硝子は、
  指先でそっと触れるだけで砕けてしまうもの。
  あなたが意志を持って砕こうとしたのなら
  なおさら簡単に。
  そうだねあなたも優秀な学生だったのだから。

  彼女の手の中にある紙の束
  表面に、己の名前。
  塗りつぶされた持つ側の者の名前と
  手書きで足された見慣れた文字列。

  それを見た瞬間、ぶつん、と脳の扉を
  絡めた鎖が引きちぎれる。  ]



   ……なぜ、

 



[ 込み上げる嘔吐感と悲鳴。
  飲み込もうとすれば、
  喉からは車に轢き潰された蟾蜍の声。 ]


   やめ、ろ

 


[ 乾いた笑いが、溢れて。 ]


   お前の心残りなんて知らない。


[ ハーブティーの香りが満ちる診察室が
  狂ったOS罹患者に相応しい
  けたたましい笑い声で埋まる。 ]


   古森さん……あぁ、違うな先生
   前言撤回するかも知れないんだけど、
   大変、だと認めれば、さ