【人】 三谷 麗央――廊下―― [>>48 指摘する一言に、仕方ないと笑いを返す。たしかに随分楽しんだものの、あくまで一夜の愉しみでしかなく、後に引きずる事でもなかったから。 それは玲と名乗った彼女も同じか。 くすくす笑う様子が可愛らしい、と―― そう、一年前に感じたことを思い出した。] 思い出した。 名前なんて要りますか? って言わなかったかな。 それでこっち、言いそびれたんだ。 [玲が黒髪を揺らす様子もまた同じく。 長さもあの時と変わらずに見えた。] 俺は、麗央だよ。 今日は一人で来たんだけどね。 機会があれば、また、よろしく。 [名を告げて、玲の返事を待つ。 再会といえ、所詮はゆきずりの相手。 深く尋ねるつもりは今のところ、無かった。]* (52) 2020/08/08(Sat) 20:48:44 |
三谷 麗央は、メモを貼った。 (a11) 2020/08/08(Sat) 20:56:23 |
【人】 空閑 千秋─ラウンジ─ 男だと想って口説かれて、違うならと 処女より先に後ろを奪われる女ですよ。 ……彼方としては妥協案だったんでしょうが。 [服も脱がせず、己が欲望ばかりを押し付けられた 苦い初回の思い出。 しかしそれを拒絶したりあしらったり、 そんな事すら出来なかった自分も悪い。 その後も処女の相手は面倒だと それをやっと散らせることができたのはいつの事か。 誰かの手か。それとも自身の手か。 どちらにしろなんとか自分の形を確認できた この宿泊の二回のうちではあるが。 思い出せばやはり苦い記憶に 知らずのうちに笑みもまた苦く染まる。] (53) 2020/08/08(Sat) 20:58:29 |
【人】 空閑 千秋……一体どんな欲望かしら。 [スティンガーのグラスを受け取る。 ペパーミントリキュールの涼やかな香りがしても それは私の中に生まれた熱を冷やしてはくれない。 スティンガーで湿らせた唇を少し舐めて。 首を傾げて彼の瞳の奥を見つめた。 グラスを両手に包み込んだまま、 ただ、静かに。]* (55) 2020/08/08(Sat) 20:59:01 |
【人】 恋塚 暎史恋人なんていらない、なんてな。 [ そんな彼の口癖が漏れる。 面接で呟いた一言。 それを耳にする人は、彼の近くにいただろうか。 ホテルで言うベルマンのような仕事と、 ラウンジでのバーテンの仕事を任されている彼。 今日も、またこの宿は密になる。 そんなことを思いながら動き出す。 ]** (56) 2020/08/08(Sat) 21:44:27 |
【人】 卯月 侑紗……うう、ん。 [「出来たて!さつま揚げ」の旗上りにつられて ついつい食べ過ぎてしまいました。 食べ歩きの旅もそろそろ潮時でしょうか。 私はバックパックを背負い直すと 山奥にある宿の方へと歩き出すのです。 誰か同行者がいる訳では無いので 私の表情を窺い知る者はおりませんでしょう。 消して晴れやかな気持ちでも もし、誰かと同意の上で、 閨を共にすることになるのなら、と 夜を夢想して唇を歪めるのでもなく。] (57) 2020/08/08(Sat) 21:47:00 |
【人】 卯月 侑紗『処女はさぁ……なんて言うか、 「重い」じゃん、ねえ。』 [佐々木先輩は私のバイト先で働く、3つ上の院生。 中高一貫の女子校から出て、 女子大へと進学した私は 殆ど父以外の男性と接する機会がありませんでした。 ファミレスのバイトで出会って 気さくに接してくださる彼のことが好きになって でも、いきなり好意を伝える勇気もなくって。 だけど、ある日休憩中に聞いてしまったのです。 「処女は重くて嫌だ」って。 好きな人に合わせて髪を伸ばすとか メイクを変えるのとは訳が違う。 だって、本当は、心を許した方に 身体を預けるものだと思ってましたし。] (58) 2020/08/08(Sat) 21:47:40 |
【人】 卯月 侑紗[でも、可能性があるなら、 賭けたいじゃないですか。 何もしないで、ただ嫌われて 何も進まないまま終わるなんて、嫌。 そうして、大学で聞いた噂話に あの宿の話を聞いて…… いても立ってもいられず 私は一人、宿に向かうのです。] (59) 2020/08/08(Sat) 21:48:08 |
【人】 卯月 侑紗[途中、着物を着た女の人が>>41 うさぎの温泉まんじゅうを買っている 後ろ姿を見かけましたか。 温泉街に、お着物でしょうか? いいですね、情緒です、情緒! ついでにその温泉まんじゅう、可愛いですよね。 ちんまり、手のひらサイズの可愛いうさぎさんが お行儀よく並んだご当地おやつは 帰りに友達に買って帰ろうと思ってました。 こういうのって 「食べちゃヤダよぅ」 って声が聞こえそうで 食べるの、躊躇っちゃったりしませんか? ……まあ、私さっき丸ごと口の中に 放り込みましたけどね! なんて、心の中でお姉さんにサムズアップ。 勝手に分かりみしてみたりして。] (60) 2020/08/08(Sat) 21:50:07 |
【人】 卯月 侑紗[そんなこんな、大学生の身分で タクシーを捕まえる財力もなく バスを乗り継ぎ、歩いて やっとのこと、お宿へ辿り着いたのです。] すみませーん! 向日葵の部屋予約しました、卯月です! [なんて、女将さんに声を掛けた頃には 多少顔に疲労も滲んでいたでしょうか。 いや、今日だけで多分二万歩は 歩いた気がしますので。 とりあえず部屋に荷物を置いて ひと風呂軽くシャワーを浴びたら…… 館内をちょっと探検してみましょうか。 旅行なんて、高校の修学旅行ぶりですし。]* (62) 2020/08/08(Sat) 21:54:27 |
天のお告げ(村建て人)只今より、誰歓に切り替えをいたします。 現状偶数ですので、もし参加者が増えても増えなくても、と言うところかと。 それでは、村開始まで暫しご歓談を。 (#1) 2020/08/08(Sat) 22:28:42 |
【人】 美雲居 月子 ───宿にて おおきに、ありがとう [ タクシーの運転手に柔らかく微笑みを返し、 ゆっくり自動で開いたドアから降りる。 結局あのあともタクシーを探す名目で のんびり辺りを散策していた。 目ぼしいものは買っておいて、 参考参考、と鞄の中に放り込んだ。 下駄を鳴らし、ゆっくりとした動作で 一泊分の荷物の入った小さめのボストンバッグ 片手に向かった旅館は、そう豪奢な 作りではない。なるほど、ひっそりと佇む、 という言葉がよく似合っている。 迎えてくれたのはえらく若く、美しい女将。 うちの女将とはまたえらい違うなあ、などと 考えながら三つ指をついたまま頭を上げた 彼女の風貌をしっかりと瞳に収めて。] (65) 2020/08/08(Sat) 23:03:20 |
【人】 美雲居 月子百日紅のお部屋を予約させてもろてた 美雲居、です。よろしゅう。 [ と人好きのする笑顔で答えた。 手荷物をお願いして、案内された客室は 随分広く、古いながらも綺麗に整えられている。] ええお宿やねえ [ と褒め言葉を落として。 一通りの説明を終えて出て行くのを 「おおきに」と見送ってから、 客室内を見て回ろう。] (66) 2020/08/08(Sat) 23:03:40 |
【人】 美雲居 月子[ 客室露天風呂のついた少し豪華な部屋。 リサーチも含んでいるのだから当然、と 最上の部屋を即決で選んだ。 ベッドも気にはなったが、実家の旅館は 備える予定はないため、敷布団のみ。 よく整えられていて、不満は全くなかった。 ───さて。では、もう一つのW噂Wについては どうなのだろうか。はてさてあれは本当か。 女はゆっくりとした動作で再び部屋を出る。 向かうのは、ラウンジ。 軽く結い上げた髪が一房、耳の縁に 落ちるのがわかった。]* (67) 2020/08/08(Sat) 23:03:55 |
【人】 美雲居 月子───「恋人なんて」? えらい寂しいこと言わはるなあ 恋愛はお嫌いですか [ と余計なお世話と一蹴されても おかしくない言葉を投げてみる。]* (69) 2020/08/08(Sat) 23:04:40 |
美雲居 月子は、メモを貼った。 (a12) 2020/08/08(Sat) 23:09:58 |