［店を見ていた訳でもなく、きちんと食事もとっていない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　>>8>>42
　余程心配をかけていることを、再認識した。］


　　オレだってあの状況で
　　胃の心配をするほど肝は据わってないよ。


［ここが地元であるのか聞かれれば、>>43
　長くはないがそうだと答える。
　道を逸れそうになったら、慌てて止めた。
　迷子を見つける自信が持てるほど、土地勘はない。
　彼女の注文はやはり少なくて、
　「デザートは良いのか？」と一応言った。］
　

　
［今更であろうと、こうして食事を共にできるのも、
　手を繋いで街を歩けるのも、デートが出来るのも、
　一緒に眠ることが出来るのも……

　苦しみを乗り越えて、
　幸せに生きる選択をした人間にだけ許された特権だ。］
　

　
［思わせぶりな灰色の空は、
　未だに変わることはなかったけれど、
　帰るくらいまではもつだろうか。
　行きたい場所があるなら、喜んで付き合おう。>>44
　空が曇り空な分、
　花の輝きが増しているように感じられた。>>45

　ここでシオン以外の人間に出会ったことはオレにはない。
　
　今ここは、一人の場所ではなくなった。
　
　

　
［懐かしいやり取りが、思い出された。>>46］


　　インパクト強かったからな。


［「知らない人に物を貰ってはいけません」
　というのは全国共通の一般常識だと思っていたが、
　そういう訳でもないらしいという
　カルチャーショックは受けた。］


　　


［オレとクマの攻防戦はどうなっただろう。
　
　

　



　いつもなんだ。まめな人なんだね
　見た事ないんだ？　謎の人だね


［余程恩がある人なのか
　それとも近しい血縁なのかな。
　なんだか物語がうまれそうなシチュエーションだね。］
　

　

　そっか。それもそうだよね。


［私の方がわたわたしてたけど
　当の本人が一番重圧と戦うよね、当たり前だ。>>52



　デザートを聞かれれば首を振った。
　パスタを残さないだけで精一杯だったんだ。］
　

　


　ここはね、とっておきの場所だから
　秘密ってのをもってみたくて一人で来ていたんだ。
　一人の場所じゃなくなった時ビックリしたけど


　そうなんだ？
　普通に声かけたと思ってたけど


［
　折角の出会いなんだから
　神様の声がなかったとしてもきっと
　私の方があれこれアルカ君を構ったよ、絶対に。］
　

　

　むぅ。


［ちょっとムキになってほっぺにちゅーと
　クマで攻撃？をしておいた。
　いつもそう、こうやって根負けしてくれる。］
　

　
［風が騒いで花を揺らす。光が揺蕩う。
　目が眩みそうだ。


　　他に夢なんて要らない。>>59


［それならもう、間に合っている。
　クマの攻撃は甘んじて受けた。**］
　

　

　アルカ君お金持ちになりたいんだ？


［言葉をその通りにとって首を傾けた。
　別にダメなんてことは無いよ。
　何事もお金があってこそだしね。］
　

　

　───── 私ね、自分の事ちゃんとしたいんだ

　だから相談させて。
　私の事、心の事を……ここのままにしたくないんだ



　

　





　

　




　　　　　　だからこそ、手を伸ばし続けなければいけない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　

　
［ポタリと雨粒が落ちた。>>63
　虹は雨が降らなければ、決して見ることは出来ない。］


　　
　　寧ろ、今までもそのつもりだったんだけどな。


［頼りにならないと言われたら、否定はできないけれど。**］
　

　

　うんっ
　そっか…、うん。そうだよね





　今日は帰ろうか
　雨降ってきたし、疲れただろうし

　その話はまた日を改めて


［雨は強くなってきた。
　行こう？　って手を引っ張ろうとする。
　雨の中でも、自然と笑みが浮かんでいた。］