人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 一週間もすれば身体に変化が現れだした。
 まだ微々たるものだったからか、最初の診断は様子見。
 
 一ヶ月経った頃には
 大学病院で精密検査を受けていた。
 僕としては" 願い "のおかげだと理解していたけど
 当然、両親はそうじゃなかった。
 
 原因不明の奇病と診断され ────
 父も母も驚き、悲しんだ。
 毎日、僕の身体の心配をするようになった。
 大丈夫だよと笑いながら返しても
 両親の不安は 顔に見てとれた。

 
 
(854) 2022/10/24(Mon) 23:26:56

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 それでも僕は" 願い "の事を両親に話せなかった。
 もう女の子の服なんかに興味が無い ────
 家では、そんな顔をして過ごしていたから。
 
 両親に心配される度、
 僕は心の中で" ごめんね "って呟くばかり。
 
 やっぱりね、奇跡のチカラなんかで願いを叶えると
 どこかで つじつま合わせのしわ寄せが来る。
 きっとこれを" 代償 "と呼ぶんだろう。
 
 
      せめて、大人になったら
      せいいっぱい親孝行しようと心に誓った。

 
 
(855) 2022/10/24(Mon) 23:26:59

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 原因も不明、対処法も不明。
 女性の身体へ変化していく以外は、至って健康。
 そんな状態だから、僕は入院する事も無く
 普段通りの学生生活を続けた。
 
 季節は味方をしてくれて。
 制服の上からセーターを着こめば、
 身体のラインはそれとなく隠すことが出来た。
 
 バスケも厚めのジャージを着て参加していたんだけど。
 ちょうど二ヶ月目 ─────
 男としての筋力が減ったのだろう。
 今まで片手で放っていた3Pシュートが
 ゴールに届かなくなった。

 それを機に、僕は冬休みを挟む形で
 一ヶ月間 学校を休むことにした。
 どうせ ここから先は
 セーターでも誤魔化せそうにないから。

 
 
(856) 2022/10/24(Mon) 23:27:01

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 もうほとんど女性の身体になっていた僕は
 この一ヶ月の間に色んな手続きをとった。

 ちゃんとした性別の変更は
 成人してからでないと出来ないらしいけど
 診断書を元に、学校と内密に連絡をとって
 女子生徒として在学できないか打診したり、とか。
 
 ここら辺の細かな手続きは、
 ほとんど両親が主導でやってくれて。
 僕は申し訳なさで、願いが叶いつつあるのに
 それを喜ぶ暇さえなかった。
 
 ようやく、嬉し涙が零れたのは
 女子用の制服が届き、鏡に映る自分の姿を見た時。
 もう三学期も始まる直前の事だった。

 
 
(857) 2022/10/24(Mon) 23:27:03

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 3ヶ月間を振り返り、はぁと息を吐く。
 これだけ猶予があったのに 慌ただしかった。
 
 だから正直、心の余裕はあまりない。
 いつもの椅子にスカートで座る ────
 そんな真新しい感触にも気付かないまま。
 
 周りから視線を受けるたび、愛想も笑みも減っていく。
 無意識に、ゆっくりと顔を振り向かせ
 細かな内情を知る 親友の顔をちらりと。

 他に内情を伝えたのは、
 秋緒ちゃんと叶冬ちゃんだったかな ?
 2ーCの2人はスラム街だから内緒にしてたかも

 
 
(858) 2022/10/24(Mon) 23:27:05

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 彼女は笑ってた ? 心配そうにしてた ?
 ううん、どっちだっていいんだ。
 
 
         うん、元気と勇気が湧いてきた。

 
 
(859) 2022/10/24(Mon) 23:27:07

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 授業が終わった後の休み時間。
 僕の前には、人だかりがぶわっと押し寄せて。
 
 「 うん、色々大変だった ! 」
 「 これからは女の子扱いでよろしくね ! 」
 
 飛び交う質問に、
 僕は僕らしく笑って答えていく。
 
 
         此処は" 夢の向こう " ─────
         僕が望んだ世界じゃないか

 
 
(860) 2022/10/24(Mon) 23:27:09

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 そして僕は、ついに女子だけになった料理部で
 せっせとお菓子を作っている。
 いつかの フリルのついたエプロンを身に着けて。
 
 バスケ部には
 マネージャーとして在籍出来る事になった。
 時々、こっちにもお菓子を差し入れしよう。
 
 
(861) 2022/10/24(Mon) 23:27:12

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 " 夢の向こう "にだって
 後悔や苦しみは きっと待ち受けているんだろう
 
 だけど ────
 " 本当の自分 "なら きっと乗り越えられる
              乗り越えてみせる
 

 だから僕は、まだまだ僕の目指す先へ ─────
 
 
(862) 2022/10/24(Mon) 23:27:14

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 
「 ねえ、アップルパイ焼けたよ! 食べる? 」

 
 
 
      鞄のユメリンが にこりと笑った**

 
(863) 2022/10/24(Mon) 23:27:17

【人】 大木慎之介

─ その後の日々 ─

[いつぞや放課後に千葉を訪ねて気が合うと感じて以来、
 大木はときどき放課後に千葉を訪ねるようになった。
 軽音楽部のライブにも可能な範囲で顔を出した。
 受験生だって息抜きは必要なのである。

 度々2-Cを訪れていれば、
 そのうち津崎に会うこともあるかもしれない。
 そのときには近況を尋ねるだろう、あの3日間のことや
 願い事の件は触れないかもしれないが。

 どんな願いを抱えていたにしろ、あの日々を終えて
 その続きを生きているというだけで、
 大木にとっては充分なのだから]
(864) 2022/10/24(Mon) 23:42:54

【人】 大木慎之介

[工藤とはその後会わず仕舞いだが、
 放送で声を聞く機会が多いせいか、
 あまり久しぶりという気がしないのが困りものだ。

 大木が2年の教室へ向かう機会が増えたため、
 廊下で出会うこともあったかもしれない。

 もし会ったときにあの3日間の話をするなら、
 似た祈りを抱いたことがあることにも
 気がつくのかもしれない>>3:92>>474
(865) 2022/10/24(Mon) 23:43:04

【人】 大木慎之介

[料理部室に大木が初めて遊びに行ったのは、
 三学期に入ってからやっとのこと。

 馴染みのない空間だが、
 見知った顔もいくらかはあるはずだ。

 その中に天ヶ瀬の姿があって、
 彼女の現状に驚くことになる。

 けれどそれが願いの結果だと知れば、>>538
 確かに『叶ってからがすんなりいかない』だろうと
 納得することになりそうだ。>>3:=46

 詳しい事情を知らせてもらえるなら、
 男子と思い込んでいたことも詫びるだろう。
 お菓子はもちろんご馳走になる。
 遊びに行った主目的を果たさないでどうする]
(866) 2022/10/24(Mon) 23:43:23

【人】 大木慎之介

[鈴掛は隣のクラスなこともあり、
 そこそこの頻度で顔を合わせるだろうが、
 あのメッセージへの苦情を聞くことはあるだろうか。>>724

 聞いたなら謝罪の後に
 「鈴掛はどんな言葉がよかった?」と尋ねてみるだろう。
 それは鈴掛に言うためではなくて、
 鈴掛のような感性の持ち主と関わるときの参考に、である。

 聞く以上は必然的に本人も含むだろうし、次の機会が
 あったとして、気の利いた言葉がかけられる保証もないが。

 もし屋上前の階段で話したときに>>3:547
 さすがに失礼だ等と言われていたなら、>>726
 当時の自分の動揺ぶりを実感することになっただろう。
 そういう出来事は無くていい……ような気がする。


 ともかく鈴掛との付き合いは卒業まで続くだろうし、
 卒業後もときどき連絡するだろう。
 鈴掛と共に生徒会で約3年一緒に過ごしたことが、
 大木にとってはそのぐらいの価値がある経験だったのだ]
(867) 2022/10/24(Mon) 23:43:37

【人】 大木慎之介

[白瀬の姿を見かけることがあったなら、
 片手を挙げて軽い挨拶に留めるだろう。

 夏実の日々が続いていることは、
 もうとっくに知っていた。

 だから大木としては、白瀬もまた日常を続けていると
 知れるだけで充分に満足である。

 けれど、もし白瀬が即立ち去る風でなければ、
 「その後、何か変わったか?」とは
 尋ねてみるだろう。何のことかは伝わると信じて。

 大木と夏実はよくも悪くも、雑談に
 花が咲くことがない仲。>>1:594
 姉妹仲のことも聞いていないほどである。
 姉妹のその後を尋ねるなら、白瀬になるのだ。

 白瀬と話して喧嘩になるかはともかく、
 白瀬の気分を害することは今後もやはりあるだろう。
 姿を見かける機会があるくらいは、
 卒業まで我慢してもらおう。学校が同じだから仕方ない]
(868) 2022/10/24(Mon) 23:43:49

【人】 大木慎之介

[記憶を失くしたと言った未國。
 それが本当に本当なのかは
 大木にとってはどうでもいいことで、
 それだけの出来事があったという事実のほうが重要だった。

 以前と変わらず振る舞う未國と、
 いつものように馬鹿話をして、
 あの日々には触れないままに卒業を迎えるだろう。

 その後もときどき連絡はするに違いない、
 くだらない会話に癒しを求めて。
 そういうなんでもない日々が
 支えになるのを知っているから。

 あの日病室を訪れていた金海とも、
 いつか心を繋げられるようにと祈り続けていた>>795
(869) 2022/10/24(Mon) 23:44:01

【人】 大木慎之介

[そして、前々から仲がよかった2人に
 突然加わった1人の、合計4人。

 昼食はいつも一緒とはならなかったかもしれないが
 時に集って息抜きしたり、勉強したり。
 そのうちにあの3日間のことも
 気軽に話せる話題になるだろうか。

 それでも全てを話すことは無いかもしれない。
 どうしたって友達同士には壁もあるもの。
 でも、全てを曝け出さなくても、友達は友達。
 それを実感できたのが、あの3日間だった。

 進路が全員同じなんてことはないだろうが、
 違ったとしても、それは連絡を絶つ理由にはならない。
 会える距離にいると知れば集うことが度々あっただろう。

 様々なものを得た高校生活だったけれど、
 その最大のものは人の繋がりだったのかもしれない]**
(870) 2022/10/24(Mon) 23:44:10

【人】 鈴掛 未早


 
―― それから


[ 長いような短いような三日が過ぎて、
 四日目が来ても聖奈はいなくて、
 えっ本当に生きてる…? って思ってたら
 突然「何も覚えてない!」とかメッセージが来て>>679
 いやどういうことなのか私も聞きたいが!?
 とか思いながら、お見舞いに行ったりして。

 期末やばいなって思ってる?>>752
 なら助ける気はあるよ、できる限り。
 だから戻ってきた聖奈を囲んで
 期末対策集中コースとか開かれたかもしれない。

 囲んでって? って思った?
 そこはほら、夏実とか大木とか巻き込んじゃえ。
 だって私一人じゃ手に負えないかもしれない ]
 
(871) 2022/10/24(Mon) 23:47:06

【人】 鈴掛 未早



[ 聖奈のように記憶が飛んでいるわけではないし
 突然ピアノの音が変わったということも――
 人前で弾く機会がないだけじゃなくないし

 きっと誰が見ても、
 何も変わっていないように見える。
 だって実際、何も変わってないし。

 それでよかった。
 私が欲しいものは、願って得るものじゃないから ]

 
(872) 2022/10/24(Mon) 23:47:29

【人】 鈴掛 未早


[ もしあの日の仲間に、
 何を願ったのかと問われることがあったなら
 きっと私はこう言うだろう。 ]


  秘密。

  まあ、ただのお守りだよ


[ いつ叶うのか、どんな形で叶うのか
 それは私でさえわからない。
 叶ったとしても私は自覚できないに違いない。
 でも、ちょっとした心の支えにはなる。

 だから、お守り。あるいは最低保障。>>=23 ]
 
(873) 2022/10/24(Mon) 23:47:51

【人】 ベーシスト 千葉郁也

[色んな思いで、その曲を聴いていた。>>847
お返しにと言われた好きな曲。>>848

選んだ理由はもう伝わっていたのだろうけど。>>844
だからこそ、最後までギターの音色も歌声も、
ひとつの音も聞き零さないように。>>849

一緒に歌うのは邪魔にならない程度に、
微かに旋律を口遊んで。>>846

歌う顔を見詰めるのは照れてしまいそうだったから、
あの日触れた指先より、努力の跡が残る指の動きを追った。]
(874) 2022/10/24(Mon) 23:48:13

【人】 鈴掛 未早



  [ 報われない、満たされない、
   渇望を抱えたままでいたって、
   私はそれでも生きていく>>725

   非凡な天才にはなれない、鈴掛未早のままで **]
 

 
(875) 2022/10/24(Mon) 23:48:15

【人】 ベーシスト 千葉郁也

[演奏が終われば拍手を送って。

工藤の目的は果たされたわけだけど、
約束を果たせたことは本当に嬉しかった。
一緒に喜んだ日のことも忘れない。>>840

この先もそばにいてくれることを知っているから。]


 最高の演奏だった。
 ありがとう、彩葉。


[感想を告げて向けた微笑みは、
きっと今までで一番うまく笑えていた。>>850]**
(876) 2022/10/24(Mon) 23:48:16

【人】 世良健人


[ 何事もなかったみたいに、朝が来る
  けれどいつもとは、今までとはきっと違う一日が続く

  朝起きて、トースターで焼いただけだけど
  一応朝ごはん食べて、
  余裕があったらメッセージアプリを開いて、
  『おはよう』とか他愛ないやり取りをしてみる

  やっぱり眠たい目を擦って
  教室でHRがはじまるまで二度寝して
  たぶんつつかれて起こされる
  4日目の朝だけは寝ないで屋上に向かった。

  期末近いなーなんて、
  あんまり出来ないお勉強に思いを馳せて
  散っていく葉を窓の外に眺めて
  季節の終わりと始まりを感じる。 ]
 
(877) 2022/10/24(Mon) 23:52:11

【人】 世良健人


[ 寒いのにアイスを渡した病室
  俺は深呼吸なんてものには気が付かなかった
  冷たかったから息一瞬止まっちゃった?
  そういうことにしとこうね。

  
  いつもの未國ちゃんだな、って思ったんだ、
  ピースサインから一本増えて綺麗な3。
  記憶喪失、なんて言っちゃう割には。
  俺とのあの会話も忘れてるかな
  そうだったら、いいね。


  でも、いつもの未國ちゃんは
  3日前の君は、それを知らないから。
  俺は少し驚いて、でもいつも通りに笑うんだ

  今度は肉まんでも食べ行きたいな
  サボり過ぎもよくないから放課後とかでもいいし。
  どうせなら俺は二人にも仲良くして欲しいな?
   
  なんてね。でも本気で思ってるよ。>>788 ]
 
(878) 2022/10/24(Mon) 23:52:13

【人】 世良健人


[ 名字でいいよってにっこり笑って
  多分3日前とはちょっと違う笑顔で。
  
  生きるのって、めんどくさくって、難しい。

  けれど、生きるために食べるものが、
  人と一緒に食べるご飯が、美味しい、って。
  そう思えたのが久しぶりで感極まっちゃったな。

  
  普通────それが一番難しいんだ。
  と、料理ポンコツな俺は申しておきます。

  本人曰く普通の卵焼きに
  慎之介…出来る奴だな…!?
  と謎の対抗心湧いたとか湧いてないとか。
  嘘です湧きました。

  美味しかったので争奪戦になったら頑張った。 ]
 
(879) 2022/10/24(Mon) 23:52:15

【人】 世良健人


[ 離れないで巻き込まれよう
  食らわされるのがダブルラリアットでも 甘んじて?
  ……直撃したね。


  俺はまた明日、って伝えられなかったから。
  昨日はありがと、と、おはよう、を一緒に。
  
  負けないジンクス、俺にも有効だったみたい。
  25%教入信しようかな。そういうもんじゃない?
  君の25%に助けられた誰かの1人になって、
  俺は空にもありがとうを溶かした。


  『今だけ』じゃない運も胸に抱えて、息を吸った。 ]
 
(880) 2022/10/24(Mon) 23:52:18

【人】 世良健人


[ 『今年の冬に 会おうか 4人で』
  まだ、上手くいくかは分からない未来の約束をした。
  でもきっと、どうにかなるんじゃないかって。

  大事なところで貸してくれる友達がいて、
  いつまでもと幸運を分け合った大切な人がいる
  
  風磨の怪我は治っているか───
  俺たちは新しい形でやっていけるか───
  うん、今回も25%だ。 >>=29

  大切なものが、形を変えた取り戻せることを願う。 ]

 
(881) 2022/10/24(Mon) 23:52:20

【人】 世良健人

 
[ 俺の幸せは家族が幸せになることだった。
  それだけで、俺に価値はなかった。
  …そう思い込んでいた。

  消えても良いとさえ思った、
  むしろ消えて解決するのだとさえ。
  そんな俺を求めてくれる君がいた。壮真。

  
  最初は少し歪だったのかもしれない
  それらが少しづつ形を変えて
  互いにいなければ 重ねなければ
  完成しないような形になって


  俺は壮真のために、幸せで笑っていたいと思う。
    
 ]

 
(882) 2022/10/24(Mon) 23:52:22

【人】 世良健人

 
[ いつまでも壮真の気持ちが欲しい
  離したくない 渡したくない

  ねえ、俺ももう迷わないよ
  強請るくらいで貰えるのなら
  俺は君の全てを貰えるまで甘えて強請ろう

  しばらく起き上がれなくたっていい
  どれだけ寒くても 暑くても
  耐えられないような地獄でも
  変えた未来の先に壮真がいてくれれば
  俺はそれだけで生きていられる気がするんだ


                    愛しい君へ ]

 
(883) 2022/10/24(Mon) 23:52:24