【食堂】
[アマノとの会話の様子を側で聞いてはいたが、やはりあまり精神状態は芳しくなさそうだ。
何を思ってアンテナが彼女を残しているのかというなら、今日はまだ管制官としての役目の部分で理解できなくもないのだが]
……俺の言葉はさすがに届きはしないだろうが。
[というより、実際に話しかけてもみたのだが、やはりさすがに側にいるとは言え、聞こえはしないようだった。]
どちらにしても、もうじき分かることか。
いいさ、何があっても俺はお前の側に最後までついていよう。
仮にもう一度会えたなら、その時はきちんと迎えてやろう。
その決意も、今は聞こえてはいないんだろうが。
[一人そう決意し、スピカの向かう先に向けてふっと消えた*]