人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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[ それから語られるのは、まず、貴方自身のこと。
  店員とお客様という立場の時は聞けなかった話だ。
 知りたくて、識りたくて、じっと貴方を見つめながら
  私は聞いていることを示すように頷きも時折挟む。

  父親と母親がいて。平凡な人生。
  大咲にはドラマ越しでしか知らない想像の世界。
  けれど、貴方のことなら何でも教えて欲しくって。
  "平凡な人生は笑顔になることがない"なんて
  そんな言葉に、ぽかん、と口を開けたりもしたかな。

  ……普通の人に憧れたことも、あったけれど
  彼らには彼らなりの悩みや人生や景色があるんだ。
  些細な、でも大事なこと。うん、と頷いた。 ]

 

 

  …………、


[ 写真が趣味の人なんだろうな、という大咲の認識は
  ここで大きくひっくり返されることになる。
  笑顔を学ぶため。
  常に楽し気にしているお店の貴方しか知らないから
  そんな理由も、想像なんて、していなくて。

  美味しいものを食べたら笑顔になるという言葉には
  「分かります」とばかり、瞳を輝かせた。
  フリーのグルメライター。SNSのご飯日記。
  だから昼夜問わず店へ来れて、融通も効くと言ったのか。

  ひとつひとつ、パズルのピースが嵌るような気持ちだ。
  他の誰でもない 特別な貴方 のこと
  耳に入る言葉はどれも新鮮で、知れることがうれしくて
  カメラを向けなくても、貴方がいるだけで笑えるんだ、と
  示すように私は自然と咲っていた。 ]

 

 

[ ──うさぎの穴を秘密にしている理由も。
  それだけ私が愛しているあの場所を、
  貴方も大事に想ってくれていることが分かるばかり。
  何故か業界人も多いとなればその配慮は有難い。

  …そういえばシャミ先輩、最近忙しそうだったな、と
  体調不良の理由を知っている大咲は
  シャミちゃんの、という話題で不意に思い出したけれど。

  そこは当人同士、或いは本人が糸を解くところだろう。
  故に察するに留め、ただの神田だよ、と言う彼に ]


  ────はい。


[ 勿論です、としっかり声を返した。 ]

 

 

[ じっと見つめられるなら、視線はそらさない。
  ……それ自体は結構大きな一歩なんですが、その、
  笑顔が分からない人の頬のゆるみ方じゃないですし
  そんな風に咲う理由も、あの、……自惚れでないなら。 ]


  ────── ……  っ


[ 聞かせてくださいと言った身で。
  愛されることに慣れない心は、降り注ぐ言葉に閾値を超え
  うさぎの目と同じように顔も耳も赤くした。

  「ナンパされても歓迎ですよ」なんて
  写真を貰った時、冗談めかして返したのを思い出す。
  あーあ、これ全然脈無しだ、と寧ろ思っていたのに
  ……私のこと。想ってくれてたんだ、とか。 ]

 

【人】 店員 チエ

[たけのことささ身のスープから遅れること暫し。
 高野さんの前に、赤いソースを纏った鰯がひと皿贈られる。]

……これ、約束の。
鰯のトマト煮です。

修行の成果、出てるといいな。

[ちょっぴり、ナギさんと高野さんの仲良しに割り入るようで申し訳ないけど。
 そっとサーブしたら、フライパンを洗いに向かおう*]
(302) 2023/03/08(Wed) 0:01:10
 


  ……あの時、ナンパして欲しかったんです、ほんとは
  今それ言うの、恥ずかしい…ですけど。
  神田さんの笑顔が好きだったから。
  高野さんと話してたこと、気にしちゃうくらい

  私を幸せプラスって言って幸せにしてくれた
  神田さんの笑顔も言葉も、全部、

  ────神田さんが好きです。わたし。
  今は、あの、……照れちゃって
  ぜんぜん……上手く言えないですけど

  隣で言い続けるから、神田さんからも、聞きたいです
  ……神田さんが好きでいてくれるなら
  私も、私のこと、ちゃんと大事にしたい。出来ます。


[ きゅ、と私から貴方を今度は抱き締めた。
  赤くなった顔も、感情が波打って潤んだ瞳も、
  隠すことなく体温を分かち合って。 ]

 

 

  はい。神田さん。
  "神田さんに"、全部全部、食べて欲しいです。

  ────そんなの、こっちのセリフですよ。
  好きになってくれてありがとうございます。
  ……好きを教えてくれたのも。


[ 初恋なんですよ、これ、と打ち明ければ
  全部ちゃーんと聞き届けた白うさぎの目に
  貴方はどんな顔で映っていたかな。

  へにゃへにゃ頬を緩める私は、春に浮かれたうさぎの顔
  先に立ち上がる貴方へ合わせて
  「送ってください」と頷き。

  そのまま、手を繋いで 穏やかな夜の帰り路
  春の訪れを感じながら、一緒に、帰りましょう。** ]

 

メモを貼った。

【人】 店員 チエ


[いま ボクは くうきです]
 
(314) 2023/03/08(Wed) 0:40:30

【人】 店員 チエ

[とでも言いたくなる気持ちを察していただけます? ねえ!
 いいですよ? ボクはね、ボクは、人と人とのつながりは自由だと思っています! 結局生まれ持った運なんかで、誰が好きとか決まらないとも思っていますけどね!

 渾身のトマト煮を届けた先から、好きなタイプを伺う声が聞こえ。しかも下心>>306とか言っちゃって!
 大丈夫ですかその後そのトマト煮味しますか? ていうかお邪魔じゃないですかね!? どうですかね!? ケイちゃんこの話叶うなら聞かないでいてお願い!
 葉月さんもなんか大河くんナンパしてるし>>309! 20代後半男性がついてくるのってデメリットなんだぁ……そっか……
 脳がキャパを超えてよくわかんないところで思考が止まりそうだよ。

 え〜ん助けて店長〜! とバックヤードに駆け込みたい気持ちでいっぱいだけど、そっちはそっちで貝沢さんがいるらしいし、ああなんかいい匂いするし>>267。シャミさん何か作ってるのかな。
 それに、こっちもお客様まだいるし。
 ぐっと堪えて、堪えて、堪え……]
(316) 2023/03/08(Wed) 0:41:38

【人】 店員 チエ

え〜ん助けてくださいよぉ栗花落さん……!
栗花落さんもトマト煮食べません? ボクの自信作。
ブロッコリーのトマト煮とか、胃に優しくていいかも〜!

[たくさん食べたい栗花落さんの胃袋に縋ることにした。
 黒板で使えるもの、何かあったかなと改めて見上げ。
 赤に緑が映えそうなブロッコリーをチョイス*]
(317) 2023/03/08(Wed) 0:42:33

【人】 店員 チエ

[あ、でも、ビールください>>315は、普通に嬉しかった。
 豚のときはボクは結構ご飯行けたけど、それはボクが白米党員なだけかもしれない。

 気に入ってお酒の注文につながってくれたのなら、いいな*]
(318) 2023/03/08(Wed) 0:45:18
店員 チエは、メモを貼った。
(a56) 2023/03/08(Wed) 1:37:05

店員 チエは、メモを貼った。
(a57) 2023/03/08(Wed) 1:38:08

[その傷を負うのは自分ではない。
これは彼女の痛みとは比べてはいけない程身勝手なものだ。

「傷ついた」と明かせる相手はこれまでにいたのだろうか。
一人で痛がっていたのかもしれないと思うと堪らなくなる。

腕の中に閉じ込めた真白がこれ以上誰かに傷つけられないように守りたい。
現実的にどんなに不可能であっても、そう思うばかりで。

高野とのやり取りではピンと来ていなかった台詞がストンと腑に落ちた。]



 バレたか。
 マシロちゃんも知ってたんだねアレ。
 あの時はまだ片想いだったからね、僕が真似しても浮いてたけど。
 今なら実感籠って言えるから。

 あんなにいい声じゃないけど、
 マシロちゃんにとって「こっち」を本物にして。

 「もう離さない」

 白うさぎの時間が終わったら、後は全部僕の。

[真白も見ていたなら、あの時は彼にドキドキしていたのかもしれないが。
本歌取りしてしまえとばかり真剣に想いを込めて告げた。]

[取り立てて面白みのない生い立ちは、苦労した人から見れば腹立たしいものかもしれない。
そんな思い込みや勝手な引け目でこれまで語っては来なかった。

お喋りなようでいて、その9割は料理の感想を言っているだけの男。
中身は随分つまらないと自分では思っている。

そんな話でも、彼女は静かに聞いてくれた。
自分のプロフィールをこんな顔で聞いてくれる子がいるなんて思わなかった。++66
その社会的立場は置いておきたいという我儘には、相槌だけではなくきちんと言葉で約束してくれた。

話しているのは自分なのに、たくさんの彼女の情報を自分がプレゼントして貰っている感覚。
想いはたくさんあるのに言葉にできるのはほんの一部。

自称「勘が良くない」君でも間違いようがないくらい、
「愛しい」っていう笑顔ができるのは他ならない君のおかげだと――

どうやら伝わっていたらしい。]


 耳まで真っ赤なの、ほんっと可愛い。


[ほら、言うのを控えたりなんて出来ない。]


 ええー全然気づいてなかった。
 「信用してる」みたいに言われたから、僕は君にとって「男」って思われてないんだな〜って内心ちょっとしょんぼりしてたよ。

 白うさぎさんの耳は、特に僕に対して感度が良好だったんだ?

[店内の注文や要望をよく聞いているから、耳が良いのは誰に対してもだと思っていたが、自分が自分の注文以外が向かう先に自然と視線を向けてしまっていたように、彼女もこっそり此方を気にしてくれていたという事実。
嬉しさに緩みっぱなしの口元が逆に真顔に戻れなかったらどうしようかと思うくらい。]

 じゃあこれからはずっと大事にできるね。

[もう離すつもりなんてないから。]

[真白の腕が背に回る。
預けられた体温が心地好い。

「これ以上ない」

そんな熱に浮かされて言葉を紡いでいけば、とんでもないものが返って来た。]


 っ!
 それは反則でしょう……。

 僕が幸せになることで、君に好きを教えてあげられた?
 ああもう、すごい殺し文句だ!

 初恋を僕がもらっちゃっていいの?
 絶対返さないよ!


[耳が熱い。
彼女を揶揄えない程に自分も今真っ赤になっている自信がある。]

[送ろうか、と立ち上がったのは、時間がもう遅いというのもあるけれど、
これ以上彼女の可愛さを摂取したら過剰摂取で倒れてしまいそうだと思ったからだ。]

夜は更け、人はよりまばらに。
彼女さえ体力が残っていれば徒歩で帰路につく。]

[公園から見える位置にあるマンションの5階が神田家。
一人暮らし、実家は他県。
客用布団もあるから、仕事帰りに体調が悪くなったら使って。

25歳、誕生日は冬。もう過ぎた。
A型。ご存じの通り身長も体重も顔も声もすべて平均的。

たくさん食べても太らないのは、健康で新陳代謝が活発なのと、多分趣味が登山だから。

今まで好きな色を聞かれたら、美味しい食べ物が多い「茶色」と答えていたけれど]

 ちょっと前から白が特別になったよ。

[車検ついでに秋に車を買い替えた。
前は何も考えずに黒に乗っていたけれど、どうしても白から目が離せなかった。

そんなことをつらつら話して。]


 休みって何してる?
  ――これはデート計画に関わってくるからね、好きなこといっぱい聞かせて。
 インドア?アウトドアもいけちゃう方?

[あまり質問攻めにしたくはないと思っていたけれど、しつこかったかもしれない。
この夜が最後ではなく、店でだって色々聞けるのに、「また今度でいいや」と自制できなくて。

明日は休みだと聞いたが、月にどのくらい休みがあるのか、とか。
旅行に行くとしたら休みは取れそう?とか。

一駅、ゆっくり歩いた筈なのに、あっという間に着いてしまって別れ際。]


 そうそう、さっき言えなかったけど。
 「全部全部、食べて欲しい」っていう言葉はね、
 ちょっとこう、一瞬別の意味に捉えちゃったよ、って懺悔しとくね。

 話の流れでご飯っていうのはわかっててもね!

 ……すけべ心があるっていうのは、憶えといて。

 
じゃ!おやすみ!


[顔を隠すように手を振って、踵を返す。
初恋だと言う彼女のペースに合わせるつもりだけれど。
信頼される男でいたいけれど。

ああ、Madam March Hareで理性に聞く料理を注文しなきゃ!**]

メモを貼った。

 

[ 一緒に痛がってくれるのが嬉しい、なんて言ったら
  貴方は果たしてどんな顔をするのだろう。
  同情でも何でもなく、あの日の傷を肯定してくれること。
  例え立場が違っていても その想いは確かでしょう?

  これから先、二度と傷付かないなんてことはきっとなくて
  でもその代わりに私の隣には貴方がいるし
  貴方の傍にも私がいる。
  ──守られるばかりじゃなく、一緒に、どんな痛みも傷も
  向き合っていきたいな …そう思えた。
  うさぎだって、いざという時はやるんですよ。 ]


  ……私が一番好きな声は、神田さんの声、ですよ
  だから、その
  …………あんまりドキドキさせないでください……


[  真剣な声音が本気なんだと教えてくれる。
  そろそろ本気で担当カラーを桃色にするべきか。 ]

 

 

[ 好きな人のことなら、どんな人生でも聞いてみたい。
  寧ろ貴方が私みたいな道を歩いていなくて良かった、と
  そんな風に想うのは 大咲のエゴだけれど。
  「取り立てて面白みのない生い立ち」と思っているなら
  今から私が色を付ける余地が幾らでもあるということ。

  カメラを向けなくても美味しいものがなくても
  目の前に貴方がいれば、私は自然と咲えるんですよ。
  ……なんて、それはきっと、未来で示していける筈。 ]


  ────……ぁぅ、……。


[ かわいくないです、と言葉を否定したくはなくて
  でもいつものように肯定で茶化せもしない。
  形にならない声が零れ、赤い耳を隠しかけるけれど。 ]

 

 

  ……だ、だって、脈無しだと思ってたんです
  ナンパでも歓迎ってうっかり言っちゃって、
  どう返せば気まずくならないかなって、その……

  信用してたのも、本心ですし……


[ 「言わないでください……」といよいよ顔を覆った。
  気になってつい貴方の声を聴いてしまうし、
  常に探していたのも事実であるだけに。
  本人から指摘が来ると、ほんとにもう、居た堪れない。
  恋は盲目という先人の偉大な言葉が頭を過る。

  正直、遠い世界の、違う感情なんだとさえ思っていた。
  誰かを好きになる。その人に好きになってもらう。
  ──どうやって? 抱えた答えは出ないまま。
  一生縁がないなと思っていたのに、
  気付けば林檎が落ちるように恋へ転がって。 ]

 

 

  返されても、受け取りません。
  私の初恋、ちゃんと、最後の恋にしてください

  ──わたしも、好きでいて貰えるように頑張る、ので。


[ 抱き締めた体温は春先の夜に負けない熱さで、
  お互い耳まで赤い、そんな一幕。

  帰ろうかという提案の真意は知らずとも
  これ以上可愛いを言われると死んでしまいそうなので
  私の命も無事に救出されましたよ、お揃いですね? ]

 

 

[ 帰り路では色々な話をした。
  お店にいる間は聞くに聞けないプライベート。

  一人暮らしはお揃いです。一駅先、女性向け物件。
  実家は……まだ同じ場所にあるのか分からない。
  23歳。誕生日は冬なのも、お揃い。
  何型なんだろう。教えて貰ったことはなかった。
  155cm、体重はトップシークレットです。女の子の秘密。

  あと、好きな色は白です。名前が真白だから。
  ──神田さんは? と聞けば ]


  ……ず、るぃ ひと、ですね……


[ そんな不意の、会心の一撃。
  一生勝てそうにないんですが、どうしましょう、神さま。
  脱兎しなくなっただけ大咲偉いと思いませんか。
  代わりに、きゅ、と手を繋ぐ。 ]

 

 

  休みの日は……んー。
  新しい服とか、仕事の時は使えないけど可愛いコスメとか
  買い物に行くことが多い、ですね。
  あ、流行りの曲を聞くのも好きです。

  好きなこと──料理とかわいいものと、後
  これは今日気付いた好きなこと、なんですけど
  好きな人のことをいっぱい知るのが、好きです。


[ だからインドアもアウトドアも両刀です。
  しつこいなんて全然思わなくて、寧ろ質問は嬉しくて。
  友達はいるけど、荒れていた頃の子ばかりだから
  遊びに出かけたこともあんまりないです。

  だからいっぱい教えてください。
  新しく出来た好きなこと、教え続けるので。
  そんな風に笑いながら。 ]

 

 

[ 月のお休みは大体これくらいです、と教えたシフト。
  多分、世間一般の会社員よりもぎゅうぎゅう詰めで
  欠勤が出たら増やすこともままあるけれども
  一人で家にいるよりは、と入れすぎた節もあり。

  今後はちゃんと出来る範囲で調整しますと宣言して
  旅行にいくとすれば、なんて未来予想図には ]


  ──取ります! 絶対!
  ……長くても三日とか、四日が限界、かもですけど


[ せめて新しい人が増えてくれたらなぁ。
  という期待は、意図せずして直近にて叶うことになるが。

  一駅分。いつもと変わらない距離のはずなのに。
  ゆっくり歩いても、どうして短く感じるんだろう。 ]

 

 


   ………………  ……   ぇ、


[ 固まった。
  一瞬別の意味。全部食べて欲しい。べつのいみ。
  ご飯以外? ええと、つまり、し、したごころ?
  ふと頭を過る、カウンター席、男性陣の恋愛話


  ち、ちが、ちがうんですいえちがうこともないんですが
  そんな そんな ……あの、その、
  確かに言われてみれば、主語が抜け落ちているような
  その意味を理解出来ないほどお子様ではない、ので。 ]