人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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[人を自分のものにしたいとか、オレも考えたことはなかったよ?

自分を理解して、寄り添ってくれる誰かがいつか現れたら良いとは思っていたけど。

こんなにも強く何かに執着するような心が自分にあるとは思ったこともなかったし。

オレの口にする言葉なんて大抵が思い付きなのだから、聞かないでもいいのにと思うことは多々あっても、叶えてくれようとするのが嬉しいから、なかなか反省する機会もないくらいには、甘やかされてる自覚はある。

もし浮気したら、なんてことはあり得ないとは思いつつ、殺すとか監禁するとか、互いに随分と物騒なことを口にしても、それだけ思ってくれてるんだなと嬉しくなったし、引かれもしないことがありがたかったのだから、微笑ましい話なんじゃないかな。]


 っ……、ゆずき、かわい……、

[柚樹の好きなとこは全部覚えてるから、問わなくても中の挙動や溢れてくる液でそれは伝わりはするのだけど、確認してしまうのも癖のようなもので、声を殺して頭を縦に振る様子に薄く笑んで。

耐えきれずに漏れ出した風な嬌声があがれば窘めるように舌を軽く押したけれど、堪えきれないほどの快感を拾っている様子に興奮してしまうところもあって、深くを暴いて揺さぶるような挙動を止める気にはなれずに腰を打ち付けた。

早々に達するのを堪えようとするのは無理そうだというのは、促すように締め付けてくる中と、深くへと誘導して揺らされる腰に昂りが増してしまうと理性の箍は完全にどこかへ行ってしまった気がする。

もし夢の中じゃなかったら、あの時みたいに窘めることはできたか自信はあまりない。

むしろ抱き潰したいと思ってしまうくらいだから、あの時も大変だったという感覚はなくて、直接中へと注ぎたい欲求を堪える方がつらかったくらいで。

意識がなくなったら起こすから、とまではいかなくても。]


 ……っん……、いっぱい呼んで……、

[幾度も名前が呼ばれるのに内壁を押し上げる質量が増すのを感じながら、胎内を全て満たしてしまいたいと深くまで幾度も突き上げる。

絶頂の兆しを伝える蠕動と、譫言めいて零される声に、限界を訴えて膨らんだ雄芯が大きく脈打って。

イッてと告げる代わり、項垂れて差し出された形になった頸に犬歯を食い込ませた。

最奥で熱が爆ぜる感覚と共、ビクビクと跳ねるように脈動する雄芯から勢いよく吐き出された精を胎内の奥の奥に注いで。

柚樹の全部を貰うから、孕んで、と薄く開いた口から脳直に溢れてしまうくらいには、思考が溶け切っていた。]

 っ、ぅ……、やば……、

[さっき一回出したばかりだというのに、多量に吐き出され続ける胤が胎の中を満たしていく感覚に背を震わせる。]


 ……ふ………、柚樹……、
 いっぱいになってるの、わかる……?

[下腹に手を伸ばすと指先でなぞる。

腹の上から中に埋まったものを辿るように指を滑らせると結合部に辿り着く途中、膨れた陰核をぐり、と指先で押して。

膝が崩れそうになるようならばそれを支えて抱き抱える腕に力を込める。

いよいよ立っていられなくなったらしい柚樹の体が崩れるように腕にかかる重みが増すのに合わせて床へとそっと下ろした。

ずる、と抜け落ちた陰茎からぼたりと白が石の上に落ちるのも気に留めずに膝をつけば、目線を合わせて広げられた両腕の間に体を寄せる。]


 ん……、
 
[背中に腕を回すと体を引き寄せて腰に辿らせた手で尻の下から持ち上げるようにすれば、太腿の上に柚樹の脚が乗るようにしながら抱き寄せた。

顔を上げて少し上に来た顔に唇を寄せると、幾度か顎や口端に唇を付けて唇が重ねられるのを待って。

重なった唇を甘く噛んで、熱い吐息を口内に注いだ。

胸を合わせて身を寄せると、腹の間に挟まった冷めやらない熱の先端からどろ、と溢れた残渣を下腹に擦り付ける。]

 柚樹……、好きだ。
 愛し……、てる、よ。

[口付けの合間、言いつけない言葉に微かに笑んでみせた。

いつでもさらりと言うのは難しくても、言いたいとは思ってるんだよ、オレも。]*

【人】 鈴木 深江

[海までは持ってこれない。その通りだ。小さく笑いながら引っ越し先の条件の話に頷く。いっそ、山のある離島なんかいいかもしれない、と言ってみたが、コミュニティが狭ければ不都合も増えるか、と思い直した。
 成長期を疾うに終えていたのは幸いだ。成長を怪しまれる度合いが減っているため。それでも長くて十年かそこらだろう。自分たちにとっては短すぎる。
 ── けれど、そのたった十年の間。
 また、世間や技術は目まぐるしく変わってゆくのだろうと思う。昔の、何百年も変わらぬ穏やかな山の生活が少し恋しくなることもある。もうそんな山が残ってないとは言わないが、下手な場所に家でも建てようものなら航空写真などでバレてしまうのが世知辛い。

 狐の視線がみみずに向いた時には笑った。食うか?と訊ねても拒否が返ってくるだろう。面白い。狐なのに。
 川の魚捕りでも狐の姿でばしゃばしゃやってもよかったんだが、ちゃんと釣り竿を使うあたり、人の姿になじんだなあ、と思う。ペースはこちらの半分くらいだが、きちんと釣れているし、何より食べるのは二人だ。帰って処理して冷蔵庫にいれるとはいえ、冷蔵庫に肉も野菜もある。ほどほどなくらいが丁度いい。]
(54) 2023/03/10(Fri) 14:15:55

【人】 鈴木 深江

[釣果対決はこちらの勝ちで終わったけれど、別にどちらにも不利益はない。勝ったと思う、負けたと思う、おいしい魚が食べられる、それだけだ。
 悔し気で、でも楽し気な顔が見れたのは嬉しかったが。]
(55) 2023/03/10(Fri) 14:16:07

【人】 鈴木 深江

[コテージに帰り処理をして、はらわたをゴミ箱に捨ててよい事に何となく感心する。山の中なのに。頭を落とし腹をわる。わたを洗って除き水気をとる。慣れに慣れた作業はさくさく終わり、肉や野菜も出してきて、予定通りのバーベキューだ。]

 やっぱり塩焼きが一番うまい。

[醤油も好きだがやはり塩。用意しながら野菜を確認。大根おろしがほしくなるが、さすがにバーベキューの品揃えの中には見当たらなかった。
 色々出して盛った皿は贅沢で、なんかの祭りでもやるんかと笑う。調整してもごちそうに変わりはなく、豪華な宴会が始まった。二人だけど。]
(56) 2023/03/10(Fri) 14:16:24

【人】 鈴木 深江

[しゃくしゃくした焼き野菜、釣りたての魚の身はしまっていて弾力がある。ふくよかな塩気に酒精の香りがよくあって、炭が焼けるにおいも音もまた食欲をそそる。改めて便利な世の中に乾杯だ。]

 冷やいのもらおか。
 天美も飲むやろ。

[上機嫌な狐に笑い、こちらもほろ酔い気分はいい。
 ここに来てよかった、とのんびりする。食うものはいっぱいあるから、食べたり胃を休ませたり焼き直したり飲んだりとしていたら、あっという間に夜は更けた。
 酒にそんなに強くないのは化生だからか個人差か。
 個人差かもな。食い終わるころには満足気な眠気がこちらにもあるが、それを上回りふわふわとしている様子の天美がのしかかってくる様子に不快感もなく、ただただ今が心地よい。

 火の始末、ごみの処理だけ最低限終わらせて、
 残りの掃除や片づけはまた明日。*]
(57) 2023/03/10(Fri) 14:16:40
[甘えてくる体重に感じるのは、言葉にするならば愛しさだ。
 運ばせる気しかないその様子に、お前なあ。と笑うものの嫌がるそぶりは何一つない。そのまま担いでベッドの方へと運ぶ。
 そこに乗せて自分も横になるかと思っていたら離れるのを許されず、もう一つの食事が行われた。]


 ……酔っとるなぁ。

[小さく笑う。表情、仕草、髪の先への口付けは酔いもあり、少し。ねだられるままもうひとつ、満足するまで飯をやった。食い終わっても上機嫌、くさいのはお互い様だろうに、と笑う。
 今日はちょっと理性がない。
 別に我慢する理由もない。]

 天美、…

[名を呼んで、満腹の狐にもう一つおかわりをくれてやる。
 朝まで離れる気がないというならば、それに応えるだけの事。*]

[突然抱き寄せられて、言葉に詰まる。

 このまま黙って消えるべきだったはずなのに。ずっとそうするべきだと思っていたし、死ぬのは当然の報いだ、怖くはない。

 人のように生きろ、という願いは椿にとっては呪いにも似たものだった。その言葉に縛られて、死ぬことも、生きることもできなくて、ただ蹲っていた。

 本当は殺されたかったのだろう。
 自分よりも強いものに。
 けれども、彼はそうしなかった。
 生きていてほしいと言い、そして、殺さなかった。

 自分が生きていてもいい、とは、やはり思えない。
 はじめから“いらないもの”であった椿には、それはどれだけ時間をかけても、経験を重ねたとしても理解できないことだ。]

(正しいかどうかが道を選ぶ理由になるのか?)

[彼の言葉を思い出す。
 正しくても、間違っていても、ただ心のままに。

 今の自分は、差し出されたその手を取りたい、と思った。たとえ短い間でも。その先、彼を傷つけることになったとしても。]

[自分はヒトではないと言いながら、ヒトであることに縋り続けていた。ヒトとしての規範でもって、自身を断罪しつづけてきた。その思いを捨てることはきっとできないけれど、それでも、違う道を歩いてみたい。

 だから、彼女は狼の声で、囁く。]**

【人】 鈴木 深江

[朝。二日目である。
 今日は湖に行く予定だが、昨日の釣果の残りもありそんなにたくさん釣らずとも良いなという判断だ。けれどしっかりと準備はする。実際、魚の種類はそんなに変わらないだろうとも思うし。
 単純にロケーションを変えたいだけのただの釣り好きだった。

 酒盛りで夜更かししたため、また今日も起きたのは昼前だが問題ない。軽く湯浴みをしたのちに、残しておいた野菜や魚を焼いて朝食にし、昨日の片づけを終えてから準備をする。湖へ歩くまでの準備運動になって良い。

 湖に着くと思ったよりも整っているなという感想を抱く。船着き場が見える。ボートもあるらしい。街灯もそろっており、これなら夜に来てもよかったなと話した。]

 おお、船が、…船か?

[いわゆるスワンボートだ。
 普通の手漕ぎボートもあるようだが、スワンボートを見てほうほうと興味をひかれた。永い人生、以前にも見たことはもちろんあったが乗る機会はどうだったか。]
(58) 2023/03/10(Fri) 14:52:38

【人】 鈴木 深江

[せっかくだからこれに乗って釣りがしたいというくそ無謀な事を言い出した。絶対に危ないし無理げなことは解っているのだが。一応。一応な。
 実際乗った後に立ち上がろうとし、うまく立ち上がれず、屋根のせいで竿も触れず、おそらく魚がかかっても竿を立てられないだろう事が早々に解りあっさり諦め、足漕ぎボートで遊覧するに鞍替えした。
 いくら不死といえども水に沈んで上がってこれなければ、永遠に死に続けるだけである。天美がいるため救出はされるだろうが、ボートがひっくり返れば天美も巻き込むし、さすがにごめんこうむりたい。

 しかし手漕ぎボートならば専門である。
 やはり海と勝手は違うものの、いろいろと思い出す事はあった。さすがに投網で漁はやらないが、自分の原点はこれである。
 船釣りだ、と笑いながら手漕ぎボートの上で釣りをした。
 そしてキャンプから帰ったら、ちゃんとした海釣りに行こうと決心する。海が恋しい。

 なんだかんだのんびりと湖を堪能し、
 あとはボートが来ないだろう端っこで釣り糸を垂らした。
 今日の釣果は数字にすると24くらいだった。]
(59) 2023/03/10(Fri) 14:53:00

【人】 鈴木 深江

[きちんと手加減できていてえらいとこれは褒められるべき。

 夕暮れまでのんびりして、
 陽が落ちたら街灯の明かりをぼんやり眺める。
 夜釣りも楽しいのだが、もうそろそろ魚はいっぱいだ。
 そちらは次に行く予定の海でやる事にした。]


 …… いい場所だなあ、ここは。
 海が近ければ、この辺に住むのにな。

[そう笑った。]
(60) 2023/03/10(Fri) 14:53:50

【人】 鈴木 深江

[今日は魚を煮つけにでもするか。釣りたての魚は煮崩れしやすいが身離れがよいため、みそ汁にするのもありかもしれない。米はまだあるから炊いて、野菜も炊こうか。焼いてもいいな。なんにしろ、今日の夕食も豪勢になるだろう。]


 明日はもう一回、川にでもいかんか?
 泳いではおらんかったからなぁ、
 川遊びして、温泉にでも。どうだろう。

[夕食の席でそんな話をする。
 煮魚にもまた酒はあうため、今日も飲んだが昨日よりも控えめだ。*]
(61) 2023/03/10(Fri) 14:54:04
[名を呼んで、呼び返されて。乞うて、噛まれて。

繋がった下肢だけじゃなく、心や、触れた背や鼓動、色々全部が一つになった充足感のなか、武藤を受け止めていた。

食い込む歯の甘い痛みが脈打つ風にずっと続いていたから、"全部を貰うから"、"孕んで"という言葉 は、私の耳ではなく、頭に流れ込んできた言葉だったのかなと思ったほど。いや、それを疑問に思う余裕は無かったな?]

 …………ぅ……、い、ぱい……?

 ……ッうぁ……ッ!?

[溶けたような頭の中は容易には動き出してくれなくて、武藤の言葉を鸚鵡返しして。

いっぱい貰った、でも……とぼんやりゆっくり考えているうちに、足の間の肉芽にいたずらな手が滑っていき、盛大に背を跳ねた。

もう既に頼りなかった膝は、それで完全に役目を放棄してしまい、私はずるずると床に座り込む。]
 


[だらしなく開いた足の間、白濁が石に丸い染みを広げていくのだけど、それも今はどうでも良くて。

招くまま応えてくれた武藤の腕に収まり、武藤の太腿の上に乗り上げた。

最初の頃は、重いよ?武藤とそう変わらない体格だよ?と躊躇する気持ちばかりだったのだけど、武藤はこう見えて力持ちで、驚くことに私をお姫様抱っこをしたりもする。

いや、私も武藤のこと、お姫様抱っこできると思うけどね?いつでもするけどね?

漸く視線を合わせられたことに安堵して、ふふ、と笑う。

じゃれるように私は武藤の額や目縁に、武藤からは顎や口端に唇が寄せられて、くすくす笑いながら唇を重ね合わせた。

舌を軽く触れあわせたり、唇を唇で挟むように吸い付いたり、そのまま深く吐息を溶かしたり。]

 ………………、

[柚樹、と 呼びかけられた声に真剣な色を拾って首を傾げれば、"好きだ"、"愛してる"と。]
 


["好き"を出すことすら難しくて、ぜんぶ、"かわいい"にすり替えて伝えてくる、愛しい人。

"大好き"も"愛してる"も滅多に言えないその理由を私は理解しているし、言って欲しいとねだったこともない。

言葉になんてしてくれなくても、武藤はいつだって、行動で、他の言葉で、私にたくさんの事を伝えてきてくれるもの。

あの美術館での出来事の直後、まだ病院にいて日常に戻れてもいない状況下でプロポーズじみたことを告げられていたことには、後になって気付いて早いよ、と笑ってしまったのだけれど。]

 …………ん。大好き。大好き、だよ。

[この姿勢でぎゅう、と抱きつくと、私のささやかな胸が武藤の喉元あたりに押し当てられることになるんだろうか。まあいいや、とぎゅうぎゅうしてしまう。]

 とら。愛してる。

[囁くように耳元に告げて、はむりと耳朶を小さく噛んだ。

記憶を失ったままでもいいと一度は思ったけど。やっぱり私は"この武藤"が良いよ。
自らの意思で踏み出し歩み寄って、私に"愛してる"と言ってくれるようになった武藤が。]
 


[相変わらずぴたりとお互いひっついてはいるのだけれど、下腹に当たる固いものと濡れた感覚があることには気付いていて。

そろりと片手を伸ばし、雄芯をそろりと撫でてみた。

話に聞く"賢者タイム"は、都市伝説だったのかな。それとも武藤が都市伝説級の生き物なのかな。正答を知る機会はそう訪れない気がするけれど。]

 ────とら。

 もっとほしい。

[挿れていい?と尋ねる端から、固さを確かめ育てるように指を動かしてしまっているのだから、私も大概強引だと思うのだけど。

くちゅ、ぐじゅ、と肉茎に絡む残滓が淫靡な音を立てる中、その滑りを借りて手のひらごと擦り付けるようにして。

先端、刺激に応えてこぷりと浮かんだ水滴に満足した私は、指先でそれをすくい取って、武藤の眼前、ぺろりと舐めて見せたのだった。*]
 

 



(つばきがたべたい)

[彼女を抱き寄せてみれば、どうしても浮かぶ思いがある。

 単なる食欲とは似ていても違い、
 他の人に抱いたのとも似ていても違う、
 彼女にだけ抱く思い。

 彼女の死を望んでいない。
 殺したいとは思わない。
 それなのに“食べたい”と感じる。

 この思いがなんなのか、彼は未だに掴めてはいない。
 けれど突き詰めずにおくことにした。
 彼女が特別な存在なのは確かなことだから]

[彼女が囁く声が聴こえる。

 “ここにいてほしい”
 そう望まれても誰にでも応えられるわけではない。特に、人間相手なら楓の躊躇いも大きいだろう。

 けれど彼女に望まれると、楓の心には素直な喜びが宿った。これから進もうとする道を認めてもらえているようで。

 彼女の髪へと指を通し、ゆっくり丁寧に撫でていく。受けた言葉への、あるいは彼女への思いを表すように]

[微笑みを浮かべて静かな囁きを返し、彼女に唇を寄せた。
 今度は傷つけるためでなく、唇を重ね合わせるために。

 こうして穏やかに触れ合ううち、時も流れていくだろうか]**

[柚樹と体を重ねるうちに気づけば持ち上げられるくらいにはなっていたけど、重いと思ったことは特にないよ?

柚樹にお姫様抱っこされるような機会はあるんだろうか。
持ち上げてみたいと言うなら構わないけど。

触れた肌の熱さを確かめるように胸元を腹部の辺りに重ね合わせると安堵を覚えて、抱き寄せて脚の上に乗った重みもどこか懐かしく感じた。

少し上から落とされる唇に目を細めて、見上げた先に唇を触れさせると、互いの唇を甘く食んで。

全部あげるから全部貰うなんて衝動的に繋がった余韻が残る中、甘いばかりの雰囲気に若干擽ったい気持ちになる。

愛おしさが込み上げてくるのが抑えきれずに溢した言葉は、熱に浮かされて垂れ流したものとも違って、頬がじわりと熱くなるのを感じた。

行為の最中にいろいろと柚樹には恥ずかしいだろうことを言ってしまう癖、こういった言葉を上手く出せないのは自分でもどうかと思うのだけど。]


 うん……、

[大好きと返されるのに照れくさいのと嬉しいので、喉の辺りに押し付けられた胸に、ぐり、と顔を押し付けて擦り寄せる。

聞こえる鼓動の音と確かに感じる柔らかさに心地良さを感じていると、不意に耳に走った甘い痺れと注がれた言葉に、心臓がひとつ大きく跳ねた。

密着した体の間にある屹立がひくりと跳ねてしまったことも、伝わっていることは明白だったけれど。]

 っ……、柚樹……、
 また、したくなるから……

[“愛してる“も“とら“も嬉しくはあるのだけど、今ばかりは煽ってる?とは聞けないまま、胸元に軽く唇を押し当ててから顔を上げると、下肢へ伸ばされた手に、僅かに肩を跳ねさせる。]

[挿れたいと告げる前に、“挿れていい?“と問うのに頷けば、手の伸ばされた先に視線を落とした。]

 ……ふ……、っ……、大きくしてくれる……?

[いくらか芯を失いかけていた雄芯が滑る指に合わせて固く張り詰めていくのに、若干の羞恥を覚えれば頬が余計に熱くなる。

充分な硬さを伴えば、跨ぐように促そうと腰に手をかけようとした……、のだけど。]


 ……ッ………、

[新たに滲んだ液を掬った指先を赤い舌が拭うのが視界に映ると、腰を掴んで固く勃ちあがった屹立の上に引き寄せていた。

濡れた切っ先を白い筋を零す脚の間に押し付けて腰を突き上げれば、柚樹の側からも腰が落とされたろうか。

根元まで突き刺さって肌がぶつかるのと同時、ばちゅ、と重い粘質の音が響いた。

電気が走るような刺激が背を駆け抜けるのに堪えるように背を掻き抱く。]

 ……あんまりえろいことされると、困る……、

[詰めていた息を吐くと、胸元に顔を押し付けて刺激の余韻が去るのを待って。

止められないかも、と小さく囁いて顔を上げれば視線を合わせて、噛みつくようなキスをした。

そのまま緩く腰を突き上げれば、重い水音が響いて深く埋まった肉茎が脈動する。

荒い息を吐きながら口内を貪ると、腰に手をかけて持ち上げると下へと押し付けるのを幾度か繰り返して。]