196 【身内】迷子の貴方と帰り道の行方
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[ネリリさんが今幸せかどうか、
迷いなく
"Yes"
が返ってくれば、
影の差した表情にまた光
が差します。]
(幸せの形は人それぞれ。
紛うことなく幸福であるのならば、
他者が口を挟むのは無粋というものです)
―
庭
―
[鋏の音に気が付き、庭を進めば目当ての人が。
ハンカチを差し出されれば、素直に受け取ります。]
有難う御座います。
これは、初恋の相手の持ち物なのです。
お相手のことは、ここに記された
"ルイ"という名前しか存じませんが。
[今度は決して無くさぬよう、
ポケットにしっかりと納めます。]
実を言いますと、もうわたくしの心は決まっております。
ですがそのお話は、
貴方とネリリさんと3人揃った場で致しましょう。
単刀直入にお聞きします。
ここに居る魔法使いはネリリさんではなく、
貴方なのではないですか?
それも名前を名乗れない程の、高名な魔法使い。
[合っているかどうかは置いておいて、
わたくしの中では、随分はっきりと想像図が描けています。]
今に至るまで、
どれほど多くの来訪者がいたのか存じませんが、
その始まりが、ネリリさんなのではないでしょうか?
ネリリさんがご自分のしていることに疑問を持たないのは、
それによってネリリさん自身が、救われたからなのでは?
[迷いなく幸せだとネリリさんは言いました。
人は当たり前の様に自分の基準を、
普通だと思う生き物です。**]
[初恋の、と聞けば
何とも言えない顔をした。
なにせ僕には恋愛というのが遠すぎたから。]
そう…なんだね。
大事にしているんだね。大切な思い出?
[相手の心を問う側に回れば
踏み込むような質問もしていく。
そうする事で、僕自身も納得をするため。]
……そう。
僕はね、君がどっちを選ぶか
なんとなく分かってると思う。
外れていたらビックリしそうだな。
そうだね。それは三人の時に。
……そうか。そこまで気付いたんだね。
エルメス嬢。君は賢い人だ。
きちんと考える頭があるし
それにのっとって行動できるだけの冷静さもある
[ふぅ、と息を吐いて
鋏を置いて相手とちゃんと向き合う。]
高名もそうだね。
ま、それだけが理由じゃないんだけど……
その理由と名を聞くならその時は
帰るならその時は君に口封じの魔法をかける事になる。
それでいいならになるかな。
[続く言葉に感心した。
この状況でそこまで考えて辿りつけるなんて。
最後
のお客様は随分賢しい子だね。
僕はネリリが話を盗み聞き出来ないようひっそり
バレないよう魔法を使った。
僕と違って聞きたい欲に素直だからね、彼女は。]
そうだよ。
あの子が迷い込んだことから始まった。
本当はずっと一人で朽ちるまで過ごすもりだった
ネリリはね……酷い虐待を受けてたんだ。
なぜかここに迷い込んできた。
ぼろぼろだったよ。今にも死にそうだった。
……魔法使いだって万能じゃない。
だから今の状態にするのが精一杯だった。
[遠くを見るように過去を懐かしむ。]
彼女はね、同じように迷う子を救いたいんだ
僕もね、それに賛同した。
さて、
ここから先は有料だ。
口封じの魔法をかけられる覚悟と
そうだね、君の話が対価。
さて、どうする?
何も知らないままの方が人生 生きやすいと思うよ?
[そう言いながらも選ぶのは彼女だ。
ここでは今、彼女の決定こそが一番重要だ。]**
[大切だからこそ、未だにこんなものを持ち歩いている。
縁談を受け入れると言っておきながら、不実な事です。]
ええ、時間にすれば僅かですが、
それでもとても大切な思い出です。
わたくしの婚約者に出会ったのも、この時なのですよ。
侯爵家の嫡男は子爵家の令嬢に目を付け、
子爵家の令嬢は彼の従者と思しき方に惹かれた……。
とてもドラマティックでしょう。
[美しい物語というよりは、
その後の展開次第では昼下がりに
マダムが好んで読むような物語になりそうですが。]
[わたくしが彼らの事情を察するのと同じよう、
彼は彼でわたくしの答えを察している様子。
花がざわりと震え、花弁が散る。]
口封じですか。
家に帰るとしても他言するつもりはありませんが、
信用できるものでもないでしょう。
構いませんわ。その時はお好きになさって?
[まぁ、聞いてみるまで分からない事ではありますが、
恐らく他言などした所で、誰の為にもならないでしょう。]
成程。
ネリリさんは実体がない方が
都合が良さそうでした。
そういう事情でしたら、それも当然のことだと思います。
[虐待……。子供を愛せない夫妻に、
酷く嫌悪感を持っている様子でした。
それもご自身の経験から生まれた感情だったのですね。]
先に前置きしておきますが、
わたくしは貴方方を責めるつもりはありません。
迷い人を匿うのは、救済でもありますもの。
実際ネリリさんは、
今がとても幸せだと言っていました。
それに最終的には、
本人の意思を尊重してくださいますしね。
[もっと説明は丁寧にした方が、
後々クレームが発生しづらいとは思いますけどね。
みんながみんな、あれだけのヒントで、
真相に辿り着けるわけではありません。]
わたくしの話ですか?
そちらほど大層なものはないと思いますけれど、
別に知られて困るやましいこともありませんので、
ご随意にどうぞ。
聞いてどうすると言われると答えに詰まりますが、
ここまできて何も聞かないのも居心地が悪いので、
お話を聞かせてくださいませ。
口封じの魔法は構いませんわ。
[ここの悪い噂などが立たないのは、
この口封じの魔法の所為だったのですね。
正直記憶を消されるくらいのことは覚悟しておりましたので、
口封じの魔法など優しいものだと思います。
それに、帰るか否かをお話しした後に、
一つお願いしたいことがあります。
口封じの魔法だけなら、それにも支障はないでしょう。
叶えてくれるかどうかは、お二人次第ですけれど。**]
[思い出を捨てる必要なんてない。
大切は大切にしておく方がずっといい。
僕はそう思うから大切に相手に渡すんだ。]
そう。大切があるのはいい事だよ。
へぇ、そうなんだ。
……それはまた、なかなか難儀だね
[大衆向けの物語なら従者と駆け落ちしそうだね。]
しないと困るからね。
人間性の信頼があろうとも
何もないなんて保証はどこにもないからね
[子爵令嬢の言葉一つくらいもみ消せるけど
万が一がないよう手を打つ方が楽だ。
ネリリの過去の話題は面白いものじゃない。
彼女の返答に相槌をうって
そういうこと、と返した。]
おや、そうくるか。
お菓子の家に来たら魔女がいた
君からみればそういう状況だと思ったんだけど
ネリリはね。あの子は特殊だから。
あの状態で幸せになれる人はそういないよ。
[別に真相にたどり着く必要なんてない。
衣食住が保証される館に残るか帰るか
それだけ判断出来れば十分なんだから。
ネリリが取り込むようなってからは
その点については言っているよ。
まぁ僕について全部を話さないのはずるいだろうけど
知らないでいてほしいんだから仕方ない。
本当は魔法使いなことだって知らないでほしい位だ。]
そう? なら遠慮なくこっちも聞くよ
ま、ここまで来たなら知りたいよね。
基本教えないんだけど今回はサービスかな
[人柄によっては記憶を封じた事もある。
ただ、記憶というのを消すのは繊細な事だ。
ここでの出来事一つだって簡単に消していい訳じゃない
だから極力取らないようしている。]
じゃあまずエルメス嬢、君からだ。
婚約者殿が君の帰りにくい理由でいいのかな?
他の人に懸想しているからってこと?
それとも他にも理由がある?
親に不安をちゃんと相談した?
迷った事について自分でどう思った?
このあたりを聞きたいかな。 **
[問答無用で館に取り込まれるようでしたら、
お菓子の家は罠だった……となりますけれど。
あの物語では、兄妹に処遇を選ぶ権利はありませんでした。
今置かれている状況とは、明確に異なります。
本来は教わることのない事情にまで踏み込んでいます。
破格の待遇なのでしょうけれど、
この点に関しても、とても親切だと思います。]
そうですね。
わたくしの結婚に関しての事柄が、
家に帰りにくい理由です。
不安の核となっているのは、
"不可解"
。
人は未知のものに恐怖するよう、
本能的に作られていますから。
[一つ一つ思い起こしながら、慎重に情報を落とします。]
[まず、わたくしとルイ様の出会いを説明します。
ここへ来る前と同じように、森で歌を口遊みながら、
花冠を編んだこと。
そこへやってきて、声を掛けて下さったのがルイ様でした。
見目は麗しく、気性は穏やか。
荊で怪我をしたわたくしを案じて、
手早く手当てをしてくださったこと。
そこへ現れたのが、後の婚約者。
彼が発した言葉はルイ様に向けた、ただ一文のみ。
「私を差し置き下民にかかずり合うとは何事か」
たったこれだけ。
その後、
直ぐに彼の家から縁談の書状が我が家に届きました。]
一体「何事か」はこちらの台詞です。
ただの庶民の娘と断じた女が、
子爵の娘と分かったからとて、
そこに縁談の話を持っていくことなどあるでしょうか?
[
ツンデレですか!?
これが俗にいうツンデレという概念ですか???]
相手は侯爵家の嫡男ですよ。
あちらからすれば庶民の娘とそう大差はないでしょう。
[その後に届いた手紙や贈り物を見ていると、>0:L0
より一層、
何故初見であのような態度だったのかが謎過ぎます。]
ルイ様に関しても、
状況から判断して婚約者の従者だと予想しておりますが、
それだって判然としません。これも
"不可解"
の一つです。
[彼と結ばれて駆け落ちするような展開などを夢見ようにも、
正体の分からない相手ではお話しになりません。
本当に従者だったら、現実では成立しない展開です。]
このことはどなたにも相談はしておりません。
知っているのは、わたくしと貴方がたのみ。
話せると思いますか、これを!?
[もしかしたら思えるのかもしれませんが、
少なくともわたくしは、
あまりにも頭が悪そうな話だと思っておりますので、
とても人様にお話しすることなど出来ません。
(※今は例外です)
]
迷ったことについて、思ったことですか……。
確認をとろうにも、婚約者は他国に留学中。
なす術はない。ということでしょうか。
[これに関しては、
きちんと質問に答えられているのか自信がありません。
質問の意図をはき違えているような気もします。**]
[彼女の言葉にしっかり耳を傾ける。
やはり帰りにくい理由は婚約だった。そこは納得。
不可解な事があるから不安。
それに納得して頷いて話を促す。]
……成程ね。それは確かに不可解だ。
この世に一目ぼれって言葉があるのは否定しないし
男って素直になれない生き物としてもなぁ……
ないなぁ
双方の家の利益が大きかったりする?
[双方にメリットがあるから縁談は結ばれる。
それならまだ政略結婚としてわかる。
そういうツンデレが皆無とは言わないけど
女性に言わせればはた迷惑なんじゃないかな。]
ひとまず、なんで話せないか
そっちの方が理解出来ないかな?
君の親は話を聞く限り、いい人だという印象だ
なら下民と言われた事を相談しない理由は
一体どこにあるっていうんだい?
君はここに迷い込んだ。即座に帰ると言わなかった。
君の心は思う以上に惑ってると言えるんじゃないかな?
親への恩義で我慢や遠慮をする限度を超えてると
まず自覚したほうがいい。
優しい親がいるのは恵まれていることだ。
言葉が届く相手がいるなら頼るべきだ。
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